JPH05137544A - 粘性食品の成形方法 - Google Patents

粘性食品の成形方法

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JPH05137544A
JPH05137544A JP3326364A JP32636491A JPH05137544A JP H05137544 A JPH05137544 A JP H05137544A JP 3326364 A JP3326364 A JP 3326364A JP 32636491 A JP32636491 A JP 32636491A JP H05137544 A JPH05137544 A JP H05137544A
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JP
Japan
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viscous
raw material
molded body
air
molding
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Pending
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JP3326364A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Fukuma
敬一郎 福間
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  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形体の内部に空気が溜らないようにするこ
とで、加熱処理時の空気の膨張による割れや破裂を防止
する。又、空気による変質や腐敗を防止すると共に、加
熱性に優れた成形体を成形できるようにする。 【構成】 粘性原料3を所定形状の成形体6に成形する
粘性食品の成形方法であって、前記粘性原料3を真空脱
気すると共に、前記成形体6を真空雰囲気下で成形す
る。あるいは、粘性原料3を真空脱気したのち、この粘
性原料3を衣材付着用の粘着液中に押し出しながら成形
体6を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリームコロッケ等の
粘性食品を成形するときの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘性食品の成形方法は、原料素材
(例えばバター、ミルク、小麦粉等)を原料混練機によ
り所定の条件で混練して粘性原料を作り、この粘性原料
を成形機にかけて所定形状の成形体を成形するもので、
その後、成形体の表面にバッタ液と呼ばれる粘着液を介
してパン粉等の衣材を付着させる場合もある。
【0003】ところで、原料素材を原料混練機により混
練して粘性原料を作る場合、その過程で粘性原料の内部
に空気が混入してしまことになるが、従来の成形方法で
は、混入した空気を粘性原料の内部に残したまま粘性原
料を成形機にかけて、成形体を成形するようにしていた
し、又、粘性原料を成形機で成形体に成形する場合、そ
の成形を空気中で行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、粘性原料の内部に空気を残したままで、その粘
性原料を成形機にかけて成形体を成形すると、この成形
体の内部に空気が溜ったままの状態となるし、又、成形
体を空気中で成形すると、この成形時に成形体の内部に
空気が侵入してしまうことになる。
【0005】そして、この成形体は加熱処理を施こされ
て食に供されるが、その加熱処理に際し、成形体の内部
に溜った空気が膨張するため、成形体が割れたり、甚だ
しい場合には破裂してしまうという問題があった。
【0006】又、成形体の内部に空気が溜っていると、
空気による酸化や空気に含まれた雑菌によって変質や腐
敗が生じやすく、日持ちが悪いという問題があったし、
又、加熱処理に際し、空気によって熱の伝達が遮られる
ため、加熱処理が不十分になったり、加熱時間を長くと
らなければならないなど、加熱性が悪いという問題があ
った。
【0007】本発明は、上記の問題点に着目し、成形体
の内部に空気が溜らないようにすることで、加熱処理時
の空気の膨張による割れや破裂を防止し、又、空気によ
る変質や腐敗を防止すると共に、加熱性に優れた成形体
を成形できるようにした粘性食品の成形方法を提供する
ことを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載の粘性食品の成形方法で
は、粘性原料を所定形状の成形体に成形する粘性食品の
成形方法であって、前記粘性原料を真空脱気すると共
に、前記成形体を真空雰囲気下で成形する構成としてい
る。
【0009】又、請求項2記載の粘性食品の成形方法で
は、粘性原料を所定形状の成形体に成形すると共に、こ
の成形体に粘着液を介して衣材を付着させる粘性食品の
成形方法であって、前記粘性原料を真空脱気したのち、
この粘性原料を前記粘着液中に押し出しながら成形体を
成形する構成としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の粘性食品の成形方法では、粘性
原料を真空脱気して内部の空気を除去したのちに成形体
を成形するもので、いいかえれば、成形体を成形する段
階では既に粘性原料の内部の空気は除去されているし、
又、成形体を真空雰囲気下で成形するため、この成形時
に成形体の内部に空気が侵入することがない。
【0011】又、請求項2記載の粘性食品の成形方法で
は、粘性原料を真空脱気するため、成形体を成形する段
階では既に粘性原料の内部の空気は除去されているし、
又、成形体の成形に際し、粘性原料を粘着液中に押し出
すため、この押し出しと同時に粘性原料の外周に粘着液
が付着し、粘性原料の全周面が粘着液によって覆われる
ことから、この粘着液がバリヤとなって成形時に成形体
の内部に空気が侵入することはない。尚、粘着液中に押
し出された粘性原料は、外周に粘着液を付着した状態で
所定形状の成形体に成形され、その成形体の外周に粘着
液を介してパン粉等の衣材を付着することになる。
【0012】従って、上記した請求項1及び請求項2記
載の成形方法によって成形された成形体は、その内部に
空気が溜るといったことはなく、成形体の内部に空気が
溜ることによる弊害、即ち、加熱処理時の空気の膨張に
よる割れや破裂を防止することができるし、又、空気に
よる変質や腐敗を防止することができると共に、加熱性
を向上することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明実施例の粘性食品の成形方法を
示すフローチャート図で、以下、この実施例の成形方法
を工程順に説明する。
【0014】まず、食品原料1となるバター、ミルク、
小麦粉等を原料混練機2の内部に投入し、これを所定温
度で所定時間混練して粘性原料3を作るものである。
【0015】そして、前記原料混練機2により作られた
粘性原料3は、引き続き連続して搬送ポンプ4により成
形機5に送られ、この成形機5によって所定形状の成形
体6に成形される。
【0016】次に、前記成形体6は粘着液付け機7に送
られ、ここで成形体6の表面にバッタ液(小麦粉等を溶
いて液状にしたもの)と呼ばれる粘着液を付着したのち
衣材付け機8に送られ、ここで前記粘着液を介して成形
体6の表面にパン粉等の衣材が付着される。
【0017】上述のようにして、衣材が付着された成形
体6は、フライヤー9で加熱処理されたのち予冷却機1
0で冷却され、その後、フリーザ11で冷凍されたのち
包装機12で包装され、加熱済粘性食品13として市販
に供され、あるいは、フライヤー9及び予冷却機10を
通さず、衣材付け機8からの成形体6をフリーザ11か
ら包装機12を経て未加熱粘性食品14として市販に供
するものである。尚、粘性食品の中には、衣材を付着さ
せないものもあり、このような粘性食品にあっては、上
記した粘着液付け機7及び衣材付け機8は必要でなく、
成形機5で成形された成形体6は、成形後、フライヤー
9又はフリーザ11に送られる。
【0018】そして、上記した成形工程において、前記
原料混練機2には、真空ポンプ15が接続されており、
この真空ポンプ15により原料混練機2の内部を真空に
した状態で混練が行なわれるもので、これによって、粘
性原料3の内部から空気が脱気される。
【0019】このようにして、粘性原料3の内部から空
気を脱気したのち、この粘性原料3を成形機5で成形す
る際にも、成形体6の内部に空気が侵入しないようにす
るもので、その方法を以下に説明する。
【0020】まず、前記成形機5、粘着液付け機7、衣
材付け機8を真空チャンバー16の中に設置する方法が
あり、この場合、成形工程、粘着液付け工程、衣材付け
工程を真空雰囲気下で行なうため、成形時における成形
体6内部への空気の侵入を防止することができる。尚、
衣材を付着させない粘性食品にあっては、成形機5だけ
を真空チャンバー16の中に設置すれば足りる。
【0021】又、真空チャンバー16を用いない方法と
して、粘性原料3を粘着液中に押し出しながら成形体6
を成形する方法があり、この場合、粘性原料3を粘着液
中に押し出すため、この押し出しと同時に粘性原料3の
外周に粘着液が付着し、粘性原料3の全周面が粘着液に
よって覆われることから、この粘着液がバリヤとなって
成形時に成形体6の内部に空気が侵入するのを防止する
ことができる。
【0022】従って、本実施例の粘性食品の成形方法で
は、原料混練機2により粘性原料3を作る段階で真空脱
気し、この粘性原料3の内部から空気を除去するため、
成形体6を成形する段階では既に粘性原料3の内部の空
気は除去されているし、又、成形体6を真空チャンバー
16内で真空雰囲気下で成形し、あるいは粘性原料3を
粘着液中に押し出しながら成形するため、この成形時に
成形体6の内部に空気が侵入することがない。
【0023】従って、上記した成形方法によって成形さ
れた成形体6は、その内部に空気が溜るといったことは
なく、成形体6の内部に空気が溜ることによる弊害、即
ち、加熱処理時の空気の膨張による割れや破裂を防止す
ることができるし、又、空気による変質や腐敗を防止す
ることができると共に、加熱性を向上することができ
る。
【0024】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、例えば、粘性原料の真空脱気は、必ずしも原料混練
機による混練中に行なう必要はなく、原料混練機から粘
性原料を取り出し、これをバッチ方式で真空脱気装置に
入れ、粘性原料の内部から空気を除去するようにしても
よい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、請求項1及び請求項2記載の粘性食品の成形方法の
いずれについても、粘性原料を真空脱気すると共に、成
形時に成形体の内部に空気が侵入しないように構成した
ので、加熱処理時の空気の膨張による割れや破裂を防止
することができるし、又、空気による変質や腐敗を防止
することができると共に、加熱性を向上できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の粘性食品の成形方法を示すフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
3 粘性原料 6 成形体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性原料を所定形状の成形体に成形する
    粘性食品の成形方法であって、前記粘性原料を真空脱気
    すると共に、前記成形体を真空雰囲気下で成形すること
    を特徴とした粘性食品の成形方法。
  2. 【請求項2】 粘性原料を所定形状の成形体に成形する
    と共に、この成形体に粘着液を介して衣材を付着させる
    粘性食品の成形方法であって、前記粘性原料を真空脱気
    したのち、この粘性原料を前記粘着液中に押し出しなが
    ら成形体を成形することを特徴とした粘性食品の成形方
    法。
JP3326364A 1991-11-14 1991-11-14 粘性食品の成形方法 Pending JPH05137544A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3326364A JPH05137544A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 粘性食品の成形方法

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JP3326364A JPH05137544A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 粘性食品の成形方法

Publications (1)

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JPH05137544A true JPH05137544A (ja) 1993-06-01

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ID=18186977

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JP3326364A Pending JPH05137544A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 粘性食品の成形方法

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JP (1) JPH05137544A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020130006A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 日本水産株式会社 小麦粉を含有するバッターを用いた食品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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