JP7313140B2 - 成形済み冷凍パン生地の解凍・発酵方法 - Google Patents
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Description
上記解凍工程において、
上記収納庫内の雰囲気温度を解凍開始の初期温度T0から20℃を経て略一定の解凍保持温度Tkになるまで昇温し、該解凍保持温度Tkを解凍終了まで維持し、
上記解凍保持温度Tkを、20℃<Tk≦35℃に設定し、雰囲気温度が、20℃になるまでは、絶対湿度Hが、H<15g/m3になるようにし、雰囲気温度が、20℃を超えて解凍保持温度Tkになってから解凍終了まで、絶対湿度Hが、15g/m3≦H≦30g/m3になるようにし、
上記ホイロ工程において、
上記収納庫内の雰囲気温度を発酵開始の解凍保持温度Tkから略一定の発酵保持温度Thになるまで昇温し、該発酵保持温度Thを発酵終了まで維持し、
上記発酵保持温度Thを、Tk≦Thに設定し、
上記発酵開始の解凍保持温度Tkから発酵保持温度Thになるまでの昇温時間Mhを、Mh<20minにした構成としている。
また、上記解凍工程において、
上記雰囲気温度が、20℃になったときから解凍終了まで、絶対湿度Hが、15g/m3≦H≦25g/m3になるようにしたことが有効である。
上記発酵保持温度Thを、25℃≦Th≦35℃に設定したことが有効である。ホイロ工程への移行が速やかに行われ、発酵をスムーズに行うことができるようになる。
また、上記解凍開始から解凍終了までの時間を、90min~150minにしたことが有効である。
生地の性状,大きさ,初期温度等によっても解凍時間は異なるが、通常の成形した冷凍パンでは、概ねこの範囲で処理することができる。
実施の形態に係る成形済み冷凍パン生地の解凍・発酵方法は、穀粉を主原料として作成したパン生地で内包材を包んで成形した後に冷凍した冷凍パン生地をドゥコンディショナ(図示せず)の収納庫内に入れて処理する。本発明における成形済み冷凍パン生地は、穀粉を主原料として作成したパン生地で内包材を包んで成形した後に冷凍したものである。具体的には穀粉としては、小麦粉、大麦粉、米粉、ライ麦粉などが挙げられ、これらのうち、1又は2以上を組み合わせて用いてもよい。また、パン生地の作成方法は特に問わず、直捏法(ストレート法)、中種法、湯種法(湯捏法)、ノータイム法、小麦粉液種法(ポーリッシュ法)でもよい。また、例えば、この場合の内包材を包んで成形したパン生地としては、つぶあんを包んだあんパン生地,コロッケを包んだコロッケパン生地,カスタードクリームを包んだクリームパン生地,ウインナーを包んだウインナーロール生地などが挙げられる。
ホイロ時間は、生地の性状,大きさによって適宜に定められる。具体的には、ホイロ中の生地の大きさが大きければホイロ時間は短縮され、ホイロ中の生地の大きさが小さければホイロ時間は延長される。
実施例においては、予熱工程を設けないで上記実施の形態で示した条件になるように、ドゥコンディショナの収納庫の雰囲気温度及び絶対湿度設定を行った。また、比較例においては、予熱工程を設け、従来の条件に近似した条件になるようにドゥコンディショナの収納庫の雰囲気温度及び絶対湿度設定を行った。条件設定を図4に示す。
そして、外観,内相及び食感について比較した。結果を図5に示す。この結果から、比較例に比較して実施例が優れていることが分かった。
Claims (5)
- パン生地で内包材を包んで成形した後に冷凍した冷凍パン生地をドゥコンデショナの収納庫内に入れ、該収納庫内の雰囲気温度を0℃以下の所定の初期温度T0から昇温して解凍する解凍工程と、その後、該収納庫内で発酵させるホイロ工程とを備えた成形済み冷凍パン生地の解凍・発酵方法であって、
上記解凍工程において、
上記収納庫内の雰囲気温度を解凍開始の初期温度T0から20℃を経て略一定の解凍保持温度Tkになるまで昇温し、該解凍保持温度Tkを解凍終了まで維持し、
上記解凍保持温度Tkを、22℃≦Tk≦32℃に設定し、雰囲気温度が、20℃になるまでは、絶対湿度Hが、H<15g/m3になるようにし、雰囲気温度が、20℃を超えて解凍保持温度Tkになってから解凍終了まで、絶対湿度Hが、15g/m 3 ≦H≦25g/m 3 になるようにし、
上記ホイロ工程において、
上記収納庫内の雰囲気温度を発酵開始の解凍保持温度Tkから略一定の発酵保持温度Thになるまで昇温し、該発酵保持温度Thを発酵終了まで維持し、
上記発酵保持温度Thを、Tk≦Thに設定し、
上記発酵開始の解凍保持温度Tkから発酵保持温度Thになるまでの昇温時間Mhを、Mh<20minにしたことを特徴とする成形済み冷凍パン生地の解凍・発酵方法。 - 上記解凍保持温度Tkを、23℃≦Tk≦28℃に設定し、
上記発酵保持温度Thを、25℃≦Th≦35℃に設定したことを特徴とする請求項1記載の成形済み冷凍パン生地の解凍・発酵方法。 - 上記解凍開始の初期温度T0から解凍保持温度Tkになるまでの昇温時間Mkを、Mk≦40minにしたことを特徴とする請求項1または2記載の成形済み冷凍パン生地の解凍・発酵方法。
- 上記解凍開始から解凍終了までの時間を、90min~150minにしたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の成形済み冷凍パン生地の解凍・発酵方法。
- 解凍開始から雰囲気温度が20℃になるまでの所要時間を、解凍開始から解凍終了までの解凍時間全体の1/12~1/5になるようにし、雰囲気温度が20℃になったときから解凍終了までの所要時間を、解凍開始から解凍終了までの解凍時間全体の4/5~11/12になるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の成形済み冷凍パン生地の解凍・発酵方法。
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JP2018237552A JP7313140B2 (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | 成形済み冷凍パン生地の解凍・発酵方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2000125747A (ja) | 1998-10-19 | 2000-05-09 | Ajinomoto Co Inc | 多種類のパンの焼成方法 |
JP2001078657A (ja) | 1999-09-17 | 2001-03-27 | Ajinomoto Co Inc | ドウコンディショナー |
JP2016067335A (ja) | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 日清製粉株式会社 | 揚げパン類の製造方法 |
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2018
- 2018-12-19 JP JP2018237552A patent/JP7313140B2/ja active Active
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JP2001078657A (ja) | 1999-09-17 | 2001-03-27 | Ajinomoto Co Inc | ドウコンディショナー |
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