JPH0513534B2 - - Google Patents

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JPH0513534B2
JPH0513534B2 JP12412486A JP12412486A JPH0513534B2 JP H0513534 B2 JPH0513534 B2 JP H0513534B2 JP 12412486 A JP12412486 A JP 12412486A JP 12412486 A JP12412486 A JP 12412486A JP H0513534 B2 JPH0513534 B2 JP H0513534B2
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JP
Japan
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alloy layer
substrate
choline
layer
corrosion
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Moritaka Nakamura
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 アルミニウム(Al)合金層、例えばアルミニ
ウム銅(Al−Cu)合金層のパターニングに際し、
通常Al単体のときと同様に塩素(Cl)系ガスを
用いたドライエツチングを行うが、このときCuX
ClYの形で塩素分が残りその除去が困難であり、
Al−Cu合金層のコロージヨン(腐食)が発生す
る。その抑止のために、Al−Cu層をパターニン
グした後、コリン、もしくはその誘導体中に浸漬
する方法を提起する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はコロージヨンの発生を抑制した、Al
合金層、例えばAl−Cu合金層のエツチング方法
に関する。
一般に半導体デバイスの配線層にはAl層、ま
たは珪素(Si)を数%混入したAl−Si合金層が
用いられているが、エレクトロマイグレーシヨン
により配線層を消滅することがある。
これを抑止するため、バイポーラデバイス、と
くに高速ロジツク用大電流デバイスの配線層に、
Cuを2〜4%混入したAl−Cu合金層が用いられ
るようになつた。
〔従来の技術〕
Cl系ガスを用いたAl、またはその合金のドラ
イエツチングにおいて、残留塩素分によるAl、
またはその合金のコロージヨンが問題となつてい
る。
つぎに、参考のためにコロージヨンの発生機構
を考える。
いま、エツチングガスのプラズマにより生成し
た塩素ラジカルをCl*で表すと、次式のように、
AlはCl*と反応してAlCl3、あるいはAl2Cl6とな
つて昇華することによりエツチングは進む。
Al+Cl*→AlCl3↑、Al2Cl6↑. このとき生じたAlCl3等がエツチングされたAl
層の側壁やレジスト表面に付着したまま大気中に
取り出されると、大気中の水分と反応しての次式
ように塩酸(HCl)等を生じる。
AlCl3+H2O→HCl、Al(OH)3. そうすると、次式のようにHClはAlと反応し
て、またAlCl3を生ずる。
Al+HCl→AlCl3+H2↑. このようにして反応は循環的に繰り返して行わ
れ、コロージヨンは際限なく進行してゆく。
そのため、通常のAl、Al−Si合金、アルミニ
ウムチタン(Al−Ti)合金では、これらのドラ
イエツチング後、つぎのような対策を行つてい
る。
エツチング後、真空を破らないでレジストを
剥離する。
とくに、酸素(O2)と四弗化炭素(CF4)を
用いたμ波ダウンフローアツシングが有効であ
る。
これは、プラズマ発生室でμ波によりO2
CF4のプラズマをつくり、活性種を試料室に導
入してアツシングを行うもので、試料室には通
常のリアクテイブイオンエツチング(RIE)の
ようにイオンや電子を含まない。従つて被エツ
チング物のこれらの衝撃による損傷がなく、純
粋に活性種によるアツシングのみが行われる。
熱窒素(Hot N2)でブローした後、水洗す
る。
水洗後、O2中で350℃でベーキングする。
CF4、SF4、CHF3等の弗素系ガスでプラズ
マ処理をする。
この場合は、弗素プラズマにより生じた弗素
ラジカル(F*)がClと置換し、Al表面に安定
なAlFが生成する。
AlFはAlF3の完全な形になるまで反応が進
まない途中の組成でも、水分と反応しない。
H2でプラズマ処理をする。
以上のような処理により、安定してコロージヨ
ンを防ぐことができる。
しかしながら、Al−Cu合金、Al−Cu−Si合金
等のエツチングではCuXClYの形で塩素分が残り、
その除去が困難で、上記の処理を行つてもコロー
ジヨンが発生することがあつた。
そのために、パターニング後、硝酸(HNO3
中に基板を浸漬して残留塩素分を除去していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
エレクトロマイグレーシヨン防止のためにCu
等の重金属を少量混合したAl合金のパターニン
グでは残留塩素分の除去が困難で、コロージヨン
が発生することがあつた。
また、そのためパターニングの終わつた基板を
HNO3中に浸漬する方法があるが、HNO3は強酸
であるためプロセスの自動化が困難である等の問
題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図1〜3は本発明を工程順に説明する基板
断面図である。
上記問題点の解決は、基板1上にアルミニウム
合金層2を被着し、その上にレジストパターン3
を形成し、該レジストパターン3をマスクにして
該アルミニウム合金層2を塩素(Cl)系ガスを用
いてドライエツングして該アルミニウム合金層の
パターン2Aを形成し、該レジストパターン3を
除去後、該基板1をコリン、もしくはその誘導体
中に浸漬することを特徴とするエツチング方法に
より達成される。
〔作用〕
本発明者は、前記のコロージヨン防止のため
種々な方法を実験したが、本発明の方法がとくに
顕著な効果があることを見出した。
すなわち、重金属を少量混合したAl合金層、
例えばAl−Cu合金層をパターニングした後、基
板をコリン、もしくはその誘導体中に浸漬する
と、残留塩素分が極めて少なくなることを螢光X
線測定を用いて確かめ、かつコロージヨンが発生
しないことを実験的に確かめた。
コリンの構造式を第2図に示す。CuXClY
Cu+Cl-の形で結合しており、Cl-はコリンのOH-
より電気的陰性度が強いためOH-に置換される
ことにより、CuXClYがコリン、もしくはその誘
導体中によく溶解されると考えられる。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図を用いて説明する。
第1図1において、基板1として表面に燐珪酸
ガラス(PSG)層等の絶縁層を被着した珪素
(Si)基板を用い、この上にAl合金層2として厚
さ8000ÅのAl−Cu(4%)層をスパツタ法で被着
し、この上に通常のリングラフイを用いてレジス
トパターン3を形成する。
第1図2において、RIE法によりレジストパタ
ーン3をマスクにしてAl合金層2をパターニン
グしてAl合金層のパターン2Aを形成する。
RIEは、エツチングガスとしてCl2(24SCCM)、
SiCl4(40SCCM)を用い、これを0.02Torrに減圧
して周波数13.56MHzの電力を250W5分間印加し
て行つた。
第1図3において、基板1を真空を破らないで
搬送してμ波ダウンフローアツシヤ中に置きアツ
シングした。
アツシングは、基板温度は室温で、反応ガスと
してCF4(100SCCM)、O2(1500SCCM)を用い、
これを1Torrに減圧して周波数2.45GHzのμ波電
力を1KW2分間印加して行つた。
つぎに、基板を大気中に取り出し、そのままの
ものと、HNO3に5秒浸漬したものと、コリンの
5%の水溶液(商品名 TMK、関東化学製)に
30秒浸漬したものについて、つぎのテストを行つ
た。
この後、基板を大気中で7日間放置してコロー
ジヨンの発生を観察し、また、螢光X線分析で残
留塩素量を測定した。
これらの結果をつぎに示す。
(a) 処理方法 (b) コロージヨン発生の有無 (c) 残留塩素量(cps、count per sec.) とすると、 (a) 処理なし HNO3浸漬 コリン浸漬 (b) あり なし なし (c) 141.1 11.8 1.7 上記の結果より、HNO3浸漬処理より残留塩素
量が減少し、勿論コロージヨンの発生は認められ
なくなる。
実施例ではコリンを用いたがこれの代わりに、
コリンの誘導体、例えば第3図にその構造式を示
すTMAHO(テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイド)を用いてもコリンと全く同等の効果
が得られる。
TMAHOの2.5%水溶液として、 関東化学の TMA、 東京応化工業の NMD、 長瀬産業の932デイベロツパー、 シプレイ・フアーイーストのマイクロポジツト
MF314デイベロツパー、MF312デイベロツパー 等がある(以上いずれも商品名)。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、エ
レクトロマイグレーシヨン防止のための配線層で
あるAl−Cu層等のAl合金層のパターニングにお
いて、残留塩素分を除去し、配線層にコロージヨ
ンが発生することを抑止する。
また、本発明の処理を採用することによりプロ
セスの自動化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図1〜3は本発明を工程順に説明する基板
断面図、第2図はコリンの構造式を示す図、第3
図はTMAHOの構造式を示す図である。 図において、1は基板、2はAl合金層でAl−
Cu層、2AはAl合金層のパターン、3レジスト
パターンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基板1上にアルミニウム合金層2を被着し、
    その上にレジストパターン3を形成し、該レジス
    トパターン3をマスクにして該アルミニウム合金
    層2を塩素(Cl)系ガスを用いてドライエツチン
    グして該アルミニウム合金層のパターン2Aを形
    成し、該レジストパターン3を除去後、該基板1
    をコリン、もしくはその誘導体中に浸漬すること
    を特徴とするエツチング方法。
JP12412486A 1986-05-29 1986-05-29 エツチング方法 Granted JPS62281332A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12412486A JPS62281332A (ja) 1986-05-29 1986-05-29 エツチング方法

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JP12412486A JPS62281332A (ja) 1986-05-29 1986-05-29 エツチング方法

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JPS62281332A JPS62281332A (ja) 1987-12-07
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JPS62281332A (ja) 1987-12-07

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