JPH05134445A - 電子写真用現像剤 - Google Patents

電子写真用現像剤

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JPH05134445A
JPH05134445A JP3323707A JP32370791A JPH05134445A JP H05134445 A JPH05134445 A JP H05134445A JP 3323707 A JP3323707 A JP 3323707A JP 32370791 A JP32370791 A JP 32370791A JP H05134445 A JPH05134445 A JP H05134445A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 金属が担持したn型半導体微粒子を含有する
トナーからなる電子写真用現像剤およびこの現像剤を用
いて静電潜像を顕像化させる画像形成方法。 【効果】 本発明のトナーは複写機やプリンターから発
生するオゾン量を低減させることができる上、有機光導
電体より構成される感光体を用いる電子写真プロセスに
おいては、その有機光導電体の高耐久性が達成できる。
またアモルファスシリコンからなる感光体を用いる電子
写真プロセスや表面保護層を有する感光体を用いる電子
写真プロセスにおいては、高湿時の像流れの防止が図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機内部で発生する
オゾン量を低減する効果のある現像剤に関するものであ
る。また、有機光導電体より構成される感光体を用いる
電子写真プロセスにおいて、その有機光導電体の高耐久
化をはかる画像形成方法に関するものである。さらに、
アモルファスシリコンからなる感光体を用いる電子写真
プロセスや表面保護層を有する感光体を用いる電子写真
プロセスにおいて、環境安定性をはかる画像形成方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機・プリンターなどのOA機
器が普及するにつれ、それらが発生するオゾンやNOx
などの有害ガスが問題となっている。最近、特に多く使
用される有機光導電体より構成される感光体において
は、一般的にホール輸送型でありオゾン発生量の多い負
帯電で使用されるため、オゾンやNOxなどの有害ガス
の発生が重大な問題となっている。さらに、有機光導電
体は発生したオゾンやNOxなどにより静電特性が劣化
することが知られている。これを解決するために、特開
平2−135365に酸化防止剤を含有するトナーと有
機光導電体を組合せた特許が出願されているが効果は充
分ではない。また、アモルファスシリコンからなる感光
体や特開昭53−3338や特開昭57−30846に
示される表面保護層を有する感光体は高耐久性であるこ
とが知られているが、多数枚複写を行うとその表面にオ
ゾンやNOx由来の硝酸イオンやアンモニウムイオンが
付着し高湿環境では表面抵抗が下がり画像流れが生じる
ことが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した技
術的背景に基づいてなされたものであって、その目的は
オゾン発生量を低減させることができる現像剤を提供す
ることにある。また、有機光導電体より構成される感光
体を用いる電子写真プロセスにおいて、その有機光導電
体の高耐久化を目的としている。さらに、アモルファス
シリコンからなる感光体を用いる電子写真プロセスや表
面保護層を有する感光体を用いる電子写真プロセスにお
いて、高湿時の像流れの防止を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも結着樹脂と着色剤を含有するトナー中又は外添剤と
して金属が担持したn型半導体微粒子を含有することを
特徴とする電子写真用現像剤が提供される。本発明に用
いられるn型半導体微粒子としては、酸化チタン、酸化
亜鉛、水酸化チタン、水酸化亜鉛、酸化錫、硫化カドミ
ウム、酸化タングステンなどが使用できるが酸化チタン
が好適である。
【0005】本発明に用いられる酸化チタンとしては、
硫酸法と塩素法により製造されたものがあり、ルチル
型、アナターゼ型、アモルファス及びその混合型全てが
使用可能である。酸化チタンの例としては、P−25
(Degussa社製);IT−S、IT−PB、IT
−PC(いずれも出光興産社製);R−820、R−8
30、R−680、CR−50、CR−60、A−10
0、A−220(いずれも石原産業社製);JA−1、
JA−2、JR、JRNC、JR600E、MT−15
0W、MT−500B、MT−600B(いずれもテイ
カ社製)等がある。担持される金属としては金や銀、プ
ラチナなどが好適である。担持方法としては機械的に付
着させてもよいが、J.Chem.Soc.,Fara
day Trans.1,79,2685(1983)
に示される光触媒法が好適である。これは、金や銀、プ
ラチナなどの金属イオンを含む水溶液中に酸化チタンな
どのn型半導体微粒子を分散させ、少量のアルコールを
添加した後、紫外線を照射して微粒子上に金属を担持さ
せるものである。これらは、担持した金属の部分でオゾ
ンなどを還元し、半導体表面でアンモニウムイオンなど
の有機物を酸化分解することが知られている。また、こ
れらは暗所においても効果があるが、転写前露光など光
照射をおこなうとさらに高い効果が有ることが知られて
いる。
【0006】次に本発明のトナーに用いられる他の材料
について説明する。本発明で用いられる結着樹脂として
は、これまで、トナー用結着樹脂として使用してきたも
のの全てが適用できる。具体的には、ポリスチレン、ポ
リクロロエチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン
及びその置換体の単量体;スチレン−Pクロロスチレン
共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−
ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン
共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル
酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重
合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレ
ン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリ
ル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニル
メチルケトン共重合体、スチレン−ブタジェン共重合
体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸
共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体など
のスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポ
リブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
ポリビニルブチルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロ
ジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂
肪族または、脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、
塩素化パラフィンワックス、パラフィンワックスなどが
あげられ、これらは、単独で或いは2種以上混合して使
用してもよい。
【0007】また本発明で用いられる顔料及び染料は、
従来から使用されてきた顔料、染料、極性制御剤の全て
が適用できる。具体的には、群青、ニグロシン染料、ア
ニリンブルー、カルコオイルブルー、デュポンオイルレ
ッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フ
タロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ローダ
ミン6Cレーキ、キナクリドン、ベンジジンイエロー、
マラカナイドグリーン、ハンザイエローG、マラカイド
グリーンヘキサレート、オイルブラック、アゾオイルブ
ラック、ローズベンガル、モノアゾ系染顔料、ジスアゾ
系染顔料、トリスアゾ系染顔料、4級アンモニウム塩、
サリチル酸及びサリチル酸誘導体の金属塩、及びそれら
の混合物が挙げられる。
【0008】離型剤としては、低分子量のポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の合成ワックス類の他、キャンデ
リラワックス、カルナウバワックス、木ロウ、ホホバ油
などの植物系ワックス類、ミツロウ、ラノリン、鯨ロウ
等の動物系ワックス類、モンタンワックス、オゾケライ
トなどの鉱物系ワックス、硬化ヒマシ油、ヒドロキシス
テアリン酸、脂肪酸アミド、フェノール脂肪酸エステル
などの油脂系ワックス類などが挙げられる。また、本発
明のトナーには、上記成分の他に必要に応じてトナーの
熱特性、電気特性、物理特性などを調整する目的で価格
手の可塑剤(フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルな
ど)、抵抗調整剤(酸化スズ、酸化鉛、酸化アンチモン
など)等の助剤を添加することも可能である。
【0009】
【実施例】以下に本発明で使用される微粉末の処理方法
及び、それを用いた現像剤について製造例、実施例によ
って具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。なお、部数はすべて重量部である。
【0010】製造例1 100mlのフラスコ中に、110℃で24時間乾燥さ
せた0.5gの酸化チタン(テイカ社製MT−150
W)を50mlの硫酸銀水溶液に分散させ、さらにイソ
プロパノールを0.3g加えた。得られた懸濁液を30
分アルゴンガスでパージし、5時間紫外線を照射した。
その後、懸濁液を吸引濾過し、濾過物を希硝酸で洗浄
し、110℃で4時間乾燥を行なった。それをメノー乳
鉢で粉砕し粉末状物質を得た。
【0011】製造例2 100mlのフラスコ中に、110℃で24時間乾燥さ
せた0.5gの酸化チタン(日本アエロジル社製P−2
5)を50mlの硫酸銀水溶液に分散させ、さらにイソ
プロパノールを0.3g加えた。得られた懸濁液を30
分アルゴンガスでパージし、5時間紫外線を照射した。
その後、懸濁液を吸引濾過し、濾過物を希硝酸で洗浄
し、110℃で4時間乾燥を行なった。それをメノー乳
鉢で粉砕し粉末状物質を得た。
【0012】製造例3 100mlのフラスコ中に、110℃で24時間乾燥さ
せた0.5gの酸化チタン(テイカ社製MT−150
W)を50mlのヘキサクロロ白金酸水溶液に分散さ
せ、さらにイソプロパノールを0.3g加えた。得られ
た懸濁液を30分アルゴンガスでパージし、5時間紫外
線を照射した。その後、懸濁液を吸引濾過し、濾過物を
希硝酸で洗浄し、110℃で4時間乾燥を行なった。そ
れをメノー乳鉢で粉砕し粉末状物質を得た。
【0013】実施例1 スチレン−n−ブチルメタアクリレート共重合体 100部 カーボンブラック 10部 ボントロンE−84(荷電制御剤、オリエント化学製) 3部 をヘンシェルミキサー中で充分攪拌したのちロールミル
で130〜140℃の温度で約30分間加熱溶融し、こ
れを、室温まで冷却した。この混練物を粉砕分級し5〜
10μmの粒径のトナーを得た。本トナー100重量部
に対して、製造例1の酸化チタン微粉末0.5重量部お
よび疎水性シリカ微粉末H2000(ヘキストジャパン
製)0.5重量部を添加してトナーとした。アルミ素管
に以下に示すCGM(化1)2.5部とブチラール樹脂
1部を約0.1μm、以下に示すCTM(化2)1部と
ポリカーボネート樹脂1部を約20μm積層させた感光
体をリコー社製LP1060に装着し、排気ファンを止
め上記トナーを用いて5000枚通紙を行なったが、地
汚れもなく高濃度の画像が維持できた。また、プリンタ
ー内部のオゾン濃度は1150ppbであった。
【化1】
【化2】 本トナー3部に対し、シリコーン樹脂を被覆した100
〜250メッシュのフェライトキャリア97部とをボー
ルミルで混合し、2成分系現像剤を得た。アルミ管に5
0μmのセレン砒素蒸着膜と酸化錫が分散した硬化性ポ
リウレタン樹脂5μmを積層させた感光体をリコー社製
リコピーFT7370に装着し排気ファンを止め上記ト
ナーを用いて5000枚通紙を行なったところ、内部の
オゾン濃度は750ppbであった。さらに、このまま
30℃、90%の環境下で画像を出したが、画像流れな
ど生ぜず鮮明な画像が得られた。表面にa−Si:H
(i)層を有する10μmの厚みを持つa−Si:H
(P)感光体をリコー社製リコピーFT7370に装着
し排気ファンを止め、上記トナーを用いて5000枚通
紙を行なったところ、内部のオゾン濃度は800ppb
であった。さらに、このまま30℃、90%の環境下で
画像を出したが画像流れなど生ぜず鮮明な画像が得られ
た。
【0014】実施例2 ポリエステル樹脂(数平均分子量Mn=5000,重量平 均分子量Mw=55000,ガラス転移点Tg=62℃) 100部 カーボンブラック 6部 ボントロンE−84(荷電制御剤、オリエント化学製) 3部 よりなる組成の混合物をヘンシェルミキサーで充分混合
したのち、2本ロールで80〜90℃の温度で約40分
間加熱溶融、混練し、室温まで冷却した。得られた混練
物を粉砕、分級して粒径5〜10μmのトナーを得た。
本トナー100部に対して、製造例2の酸化チタン0.
5部及び疎水性シリカ微粉末H2000(ヘキストジャ
パン製)0.5重量部を添加してトナーとした。実施例
1と同様にLP1060で評価したところ地汚れもなく
高濃度の画像が維持できた。また、プリンター内部のオ
ゾン濃度は1150ppbであった。トナー3部に対
し、シリコーン樹脂を被覆した100〜250メッシュ
のフェライトキャリア97部とをボールミルで混合し、
2成分系現像剤を得た。実施例1と同様に表面保護層を
有する感光体を、リコー社製リコピーFT7370に装
着し評価を行なったところ、内部のオゾン濃度は850
ppbで、30℃、90%の環境下で画像も画像流れな
ど生ぜず鮮明な画像であった。さらに、実施例1と同様
にアモルファスシリコンからなる感光体を、リコー社製
リコピーFT7370に装着し評価を行なったところ、
内部のオゾン濃度は900ppbで、30℃、90%の
環境下で画像も画像流れなど生ぜず鮮明な画像であっ
た。
【0015】実施例3 スチレン−アクリル系重合体 95部 低分子量ポリプロピレン 5部 カーボンブラック 8部 ボントロンS−34(荷電制御剤、オリエント化学社製) 3部 よりなる組成の混合物をヘンシェルミキサーで充分混合
したのち、2本ロールで80〜90℃の温度で約40分
間加熱溶融、混練し、室温まで冷却した。得られた混練
物を粉砕、分級して粒径5〜10μmのトナーを得た。
本トナー100部に対して、製造例2の酸化チタン0.
5部及び疎水性シリカ微粉末H2000(ヘキストジャ
パン製)0.5重量部を添加してトナーとした。実施例
1と同様にLP1060評価したところ地汚れもなく高
濃度の画像が維持できた。またプリンター内部のオゾン
濃度は1250ppbであった。本トナー3部に対し、
シリコーン樹脂を被覆した100〜250メッシュのフ
ェライトキャリア97部とをボールミルで混合し、2成
分系現像剤を得た。実施例1と同様に表面保護層を有す
る感光体を、リコー社製リコピーFT7370に装着し
評価を行なったところ、内部のオゾン濃度は800pp
bで、30℃、90%の環境下で画像も画像流れなど生
ぜず鮮明な画像であった。さらに、実施例1と同様にア
モルファスシリコンからなる感光体を、リコー社製リコ
ピーFT7370に装着し評価を行なったところ、内部
のオゾン濃度は850ppbで、30℃、90%の環境
下で画像も画像流れなど生ぜず鮮明な画像であった。
【0016】実施例4 ポリエステル樹脂(数平均分子量Mn=5000,重量平 均分子量Mw=55000,ガラス転移点Tg=62℃) 100部 カーボンブラック 6部 TP−302(荷電制御剤、保土ケ谷化学製) 3部 よりなる組成の混合物をヘンシェルミキサーで充分混合
したのち、2本ロールで80〜90℃の温度で約40分
間加熱溶融、混練し、室温まで冷却した。得られた混練
物を粉砕、分級して粒径5〜10μmのトナーを得た。
本トナー100部に対して、製造例1の酸化チタン0.
5部及び疎水性シリカ微粉末HVK21(ヘキストジャ
パン製)0.5重量部を添加してトナーとした。さらに
トナー3部に対し、シリコーン樹脂を被覆した100〜
250メッシュのフェライトキャリア97部とをボール
ミルで混合し、2成分系現像剤を得た。表面保護層を有
する感光体を帯電部などを改良したリコー社製イマジオ
420に装着し評価を行なったところ、内部のオゾン濃
度は750ppbで、30℃、90%の環境下で画像も
画像流れなど生ぜず鮮明な画像であった。
【0017】比較例1 製造例1の添加剤を省略した以外は実施例1と同一のト
ナーを作成し実施例1と同一の評価を行なったところ、
LP1060では2700枚で地汚れが発生し、画像濃
度の低下も見られた。また、プリンター内部のオゾン濃
度は2500ppbであった。表面保護層を有する感光
体を、リコー社製リコピーFT7370に装着し評価を
行なったところ、内部のオゾン濃度は2050ppb
で、30℃、90%の環境下では画像流れが生じ文字の
判読はほとんど不能であった。さらに、実施例1と同様
にアモルファスシリコンからなる感光体を、リコー社製
リコピーFT7370に装着し評価を行なったところ、
内部のオゾン濃2100ppbで、30℃、90%の環
境下では画像流れが生じ文字の判読はほとんど不能であ
った。 比較例2 製造例2の添加剤の代わりに以下に示す添加剤を加えた
以外は実施例2と同一のトナーを作成して実施例1と同
一の評価を行なったところ、LP1060では7500
0枚で地肌汚れが発生し、画像濃度の低下も見られた。
また、プリンター内部のオゾン濃度は2300ppbで
あった。表面保護層を有する感光体を、リコー社製リコ
ピーFT7370に装着し評価を行なったところ、内部
のオゾン濃度は1900ppbで、30℃、90%の環
境下では画像流れが生じ文字の判読はほとんど不能であ
った。さらに、実施例1と同様にアモルファスシリコン
からなる感光体を、リコー社製リコピーFT7370に
装着し評価を行なったところ、内部のオゾン濃度は18
00ppbで、30℃、90%の環境下では画像流れが
生じ文字の判読はほとんど不能であった。
【化3】
【化4】
【発明の効果】本発明のトナーは複写機やプリンターか
ら発生するオゾン量を低減させることができる上、有機
光導電体より構成される感光体を用いる電子写真プロセ
スにおいては、その有機光導電体の高耐久性が達成でき
る。さらに、アモルファスシリコンからなる感光体を用
いる電子写真プロセスや表面保護層を有する感光体を用
いる電子写真プロセスにおいては、高湿時の像流れの防
止が図られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂と着色剤を含有する
    トナー中又は外添剤として金属が担持したn型半導体微
    粒子を含有することを特徴とする電子写真用現像剤。
  2. 【請求項2】 有機光導電体上に静電潜像を形成し、少
    なくとも結着樹脂と着色剤を含有するトナーと金属が担
    持したn型半導体微粒子を含有する電子写真用現像剤で
    該静電潜像を顕像化することを特徴とする画像形成方
    法。
  3. 【請求項3】 アモルファスシリコン感光体上に静電潜
    像を形成し、少なくとも結着樹脂と着色剤を含有するト
    ナーと金属が担持したn型半導体微粒子を含有する電子
    写真用現像剤で該静電潜像を顕像化することを特徴とす
    る画像形成方法。
  4. 【請求項4】 表面保護層を有する感光体上に静電潜像
    を形成し、少なくとも結着樹脂と着色剤を含有するトナ
    ーと金属が担持したn型半導体微粒子を含有する電子写
    真用現像剤で該静電潜像を顕像化することを特徴とする
    画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005173048A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Ricoh Co Ltd トナー、半導体のパターン形成方法、半導体のパターン形成装置、電子素子、電子素子アレイ、表示デバイス、電子機器
JP2005288429A (ja) * 2004-03-11 2005-10-20 Japan Vilene Co Ltd オゾン分解材、オゾン分解材の製造方法及びオゾンの分解方法、並びにオゾン分解材の再生方法

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