JPH0513430A - 半導体素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体素子およびその製造方法

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JPH0513430A
JPH0513430A JP19073291A JP19073291A JPH0513430A JP H0513430 A JPH0513430 A JP H0513430A JP 19073291 A JP19073291 A JP 19073291A JP 19073291 A JP19073291 A JP 19073291A JP H0513430 A JPH0513430 A JP H0513430A
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JP
Japan
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region
semiconductor substrate
source
gate electrode
drain region
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Pending
Application number
JP19073291A
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English (en)
Inventor
隆行 ▲とみ▼永
Takayuki Tominaga
Nobuyoshi Sakakibara
伸義 榊原
Yuji Hasebe
裕治 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、素子の微細化が進んだ場合にも十
分に電界を緩和することが可能で、信頼性の高い半導体
素子を得るものである。 【構成】 本発明の半導体素子は、一導電型の半導体基
板1表面に、所定間隔をおいて形成され、上記半導体基
板1とは逆の導電型を有するソースおよびドレイン領域
7、8と、これらソース領域7およびドレイン領域8間
の上記半導体基板1上にゲート絶縁膜2を介して形成さ
れたゲート電極3を具備する。上記ソース領域7とドレ
イン領域8の間には、これら領域に隣接するとともに、
隣接するソースまたはドレイン領域7、8から離れるに
従って不純物濃度が連続的に変化して低くなる低濃度領
域91を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子、特に、微
細化に適したMIS型トランジスタの構造とその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MIS(金属−絶縁膜−半導体)型トラ
ンジスタの微細化が進むに従い、ドレイン領域のゲート
電極近傍で発生するホットエレクトロンによる諸特性の
劣化が問題となってきた。このホットエレクトロンを制
御するために、近年、図5に示すLDD(低濃度ドレイ
ン)構造を有するMIS型トランジスタが提案されてい
る。
【0003】図6で上記MIS型トランジスタの製造工
程を示すと、まず、P型半導体基板1上に酸化シリコン
膜からなるゲート絶縁膜2とポリシリコン膜からなるゲ
ート電極3を順次形成する。(図6(a))。次に、図
6(b)で上記ゲート電極3をマスクとしてリン(P)
イオンを低ドーズ量でイオン注入し(図中矢印参照)低
不純物濃度のソース領域5とドレイン領域6を形成す
る。続いて基板1表面全面に酸化シリコン膜4を形成し
(図6(c))、これをゲート電極3側側面部を残して
異方性エッチングする(図7(a))。その後、ゲート
電極3および側面部のシリコン膜4をマスクとしてヒ素
(As)イオンを高ドース量でイオン注入し(図7
(b)中矢印)、高不純物濃度のソース領域7とドレイ
ン領域8を形成する。しかる後、注入不純物の活性化処
理を行なって、図5のMIS型トランジスタとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このLDD構造のMI
S型トランジスタは、高不純物濃度のソースおよびドレ
イン領域7、8とチャネル領域の間に形成した低不純物
濃度のソースおよびドレイン領域によって電界を緩和
し、ホットエレクトロンの発生を抑制することができ
る。
【0005】しかしながら、上記従来の構造では、素子
の微細化がさらに進んだ場合、特にゲート長をハーフミ
クロン以下とした場合には十分な電界緩和効果が期待で
きず、より信頼性を高めるにはドレイン領域にかかる電
界をさらに緩和する必要がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、ゲート長をハーフミクロン
以下としたときにも十分に電界を緩和することが可能
で、信頼性の高い半導体素子を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体素子の構
成を図1で説明すると、一導電型の半導体基板1表面
に、所定間隔をおいて形成され、上記半導体基板1とは
逆の導電型を有するソースおよびドレイン領域7、8
と、これらソース領域7およびドレイン領域8間の上記
半導体基板1上にゲート絶縁膜2を介して形成されたゲ
ート電極3を具備し、上記ソース領域7とドレイン領域
8の間に、これら領域に隣接するとともに、隣接するソ
ースまたはドレイン領域7、8から離れるに従って不純
物濃度が連続的に低下する低濃度領域91を設けてあ
る。
【0008】また上記した半導体素子は、一導電型の半
導体基板1上に、ゲート絶縁膜2を介してゲート電極3
を積層する工程と、このゲート電極3をマスクとして上
記半導体基板1の基板構成元素または基板構成元素に対
し電気的に不活性な元素をイオン注入して損傷を与えら
れた領域とする工程と、ゲート電極側壁に側壁絶縁膜を
形成する工程と、上記ゲート電極3および側壁絶縁膜4
をマスクとして上記半導体基板1と逆の導電型を有する
不純物をイオン注入し、ソースおよびドレイン領域7、
8を形成する工程と、熱処理を行なって不純物を活性化
するとともに、上記絶縁膜4下方の、元素をイオン注入
して損傷された領域9に不純物を拡散して、ソースまた
はドレイン領域7、8から離れるに従って連続的に不純
物濃度が低くなる低濃度領域91を形成する工程により
製造される。
【0009】
【作用】上記構造の半導体素子において、低濃度領域9
1の不純物濃度は、ソースおよびドレイン領域7、8か
らチャネル領域に向けて連続的に低減しており(図4参
照)、ほぼ一定の濃度を有する従来のLDD構造の素子
に比べ(図8参照)、チャネル領域近傍での電界の大幅
な緩和を可能にする。これにより、ホットエレクトロン
が抑制され、素子性能が向上する。
【0010】また、このような低濃度領域91は、予め
基板構成元素もしくは基板に対して不活性な元素をイオ
ン注入した後、ゲート電極3側面の絶縁膜4をマスクと
して不純物を導入し、さらに熱処理を行なうことにより
容易に形成される。イオン注入により該当領域には格子
間原子が形成され、熱処理によってソースおよびドレイ
ン領域7、8から横方向に不純物が増速拡散して、緩や
かな濃度勾配を持った低濃度領域91が実現できる。こ
のとき、格子間原子によりイオン注入領域9にのみ不純
物が増速拡散し、それ以外の領域では不純物の横方向拡
散は無視できるため、横方向拡散長の制御性においても
優れている。
【0011】
【実施例】図1には、MIS型トランジスタの一種であ
るMOS型トランジスタに本発明を適用した例を示す。
図2を参照して製造工程を説明すると、まず図2(a)
において、P型シリコン基板1上面の所定位置に、酸化
シリコン膜からなるゲート絶縁膜2とポリシリコン膜か
らなるゲート電極3を順次形成する。次に、このゲート
電極3をマスクして、図2(b)に矢印で示すように、
シリコン(Si)イオンを、例えば加速電圧60ke
V、ドーズ量1013cm−2 でイオン注入し、シリコンイ
オン注入領域9を形成する。ここでは基板1の構成元素
であるシリコンイオンを注入したが、基板構成元素に対
し電気的に不活性な他の元素を使用することもできる。
【0012】続いてシリコン基板1の表面全面を覆うよ
うに、絶縁膜として酸化シリコン膜4を形成する(図2
(c))。これを異方性エッチングを用いて、ゲート電
極3側面部分だけに酸化シリコン膜4が残るようにエッ
チングする(図3(a))。
【0013】その後、ゲート電極3および側面部の酸化
シリコン膜4をマスクとして、ヒ素(As)イオンを例
えば加速電圧60keV、ドーズ量1015cm−2 でイオ
ン注入し、高不純物濃度のソース領域7とドレイン領域
8を形成する(図3(b))。
【0014】しかる後、熱処理を行なって、注入不純物
の活性化処理および不純物の横方向拡散を行なう。具体
的には、例えば800〜1000℃で所定時間熱処理す
ればよく、酸化シリコン膜下方のイオン注入領域9に高
不純物濃度のソース領域7またはドレイン領域8から不
純物が増速拡散し、これら領域7、8から離れるに従っ
て不純物濃度が連続的に低くなる低濃度領域91が形成
される。この不純物拡散は、イオン注入によって形成さ
れた格子間シリコンによる増幅拡散を利用しており、イ
オン注入のない領域では拡散速度が極めて小さいため、
制御性に優れ、チャネル領域の寸法精度も高い。なお、
熱処理は、不純物拡散工程(900℃以下で所定時間熱
処理)と、シリコンイオン注入によって導入された格子
欠陥の消滅工程(900℃以上で所定時間熱処理)の2
段階とすることもできる。
【0015】このようにして得られたMIS型トランジ
スタ(図1)の、A−A´断面における不純物濃度の横
方向分布を図4に示す。図8に示す従来のLDD構造の
不純物濃度分布と異なり、本発明ではドレイン領域から
チャネル領域に向けて徐々に不純物濃度が低下する連続
的な濃度勾配を有することがわかる。
【0016】なお、上記実施例ではnチャネル絶縁ゲー
ト(MOS)電界効果半導体素子について述べたが、本
発明では、p型基板をn型基板あるいはn型ウエルに変
更し、ソース・ドレイン領域に注入するイオンをn型不
純物であるヒ素からp型不純物であるボロンイオンに変
更することにより、pチャネル絶縁ゲート(MOS)電
界効果半導体素子を製造することもできる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体素子は、
ソースまたはドレイン領域に隣接してこれら領域から離
れるに従って連続的に不純物濃度が低くなる低濃度領域
を設けたので、電界の緩和がより促進される。従って、
素子をさらに微細化した場合にも、ホットエレクトロン
等による不具合は生じず、素子の信頼性を大きく向上さ
せる。しかも、本発明の製造方法は、不純物拡散時の制
御性に優れるので、高性能かつ寸法精度の高い素子を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体素子の全体断面図である。
【図2】半導体素子の製造工程を示す図である。
【図3】半導体素子の製造工程を示す図である。
【図4】図1のA−A´断面における不純物濃度の横方
向分布図である。
【図5】従来の半導体素子の全体断面図である。
【図6】従来の半導体の製造工程を示す図である。
【図7】従来の半導体の製造工程を示す図である。
【図8】図5のB−B’断面における不純物濃度の横方
向分布図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板(半導体基板) 2 ゲート絶縁膜 3 ゲート電極 4 酸化シリコン膜(絶縁膜) 7 ソース領域 8 ドレイン領域 9 イオン注入領域 91 低濃度領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8617−4M H01L 21/265 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板表面に、所定間隔
    をおいて形成され、 上記半導体基板とは逆の導電型を有するソースおよびド
    レイン領域と、これらソース領域およびドレイン領域間
    の上記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成された
    ゲート電極を具備し、上記ソース領域とドレイン領域の
    間に、これら領域に隣接するとともに、隣接するソース
    またはドレイン領域から離れるに従って不純物濃度が連
    続的に低下する低濃度領域を設けたことを特徴とする半
    導体素子。
  2. 【請求項2】 一導電型の半導体基板上に、ゲート絶縁
    膜を介してゲート電極を積層する工程と、このゲート電
    極をマスクとして上記半導体基板の構成元素または基板
    構成元素に対し電気的に不活性な元素をイオン注入して
    損傷を与えられた領域とする工程と、ゲート電極側壁に
    側壁絶縁膜を形成する工程と、上記ゲート電極および側
    壁絶縁膜をマスクとして上記半導体基板と逆の導電型を
    有する不純物をイオン注入し、ソースおよびドレイン領
    域を形成する工程と、熱処理を行なって不純物を活性化
    するとともに、上記絶縁膜下方の、元素をイオン注入し
    て損傷された領域に不純物を拡散して、ソースまたはド
    レイン領域から離れるに従って連続的に不純物濃度が低
    くなる低濃度領域を形成する工程とからなることを特徴
    とする半導体素子の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09135025A (ja) * 1995-11-10 1997-05-20 Nec Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09135025A (ja) * 1995-11-10 1997-05-20 Nec Corp 半導体装置の製造方法
US5915196A (en) * 1995-11-10 1999-06-22 Nec Corporation Method of forming shallow diffusion layers in a semiconductor substrate in the vicinity of a gate electrode

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