JPH05134284A - 画像振れ防止装置 - Google Patents

画像振れ防止装置

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JPH05134284A
JPH05134284A JP3323999A JP32399991A JPH05134284A JP H05134284 A JPH05134284 A JP H05134284A JP 3323999 A JP3323999 A JP 3323999A JP 32399991 A JP32399991 A JP 32399991A JP H05134284 A JPH05134284 A JP H05134284A
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JP
Japan
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panning
axis
speed
lens group
mode
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JP3323999A
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Inventor
Yoshikazu Nishikawa
嘉一 西川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影者の意図に従った構図でパンニングの操
作を簡単且つ自然に行わせることが可能となる。 【構成】 相対位置検出手段30〜33内に、補正光学
手段3とその支持体である鏡筒との間の相対的な速度成
分を検出する速度検出手段を具備し、該速度検出手段に
て所定の値以上の相対速度情報が検出されることによ
り、パンニング状態と判別するパンニング状態判別手段
522と、該パンニング状態判別手段にてパンニング状
態であることが判別されている際には、通常の防振動作
時とは異なる駆動力を駆動手段41、42、53に発生
させたパンニング時動作を行わせる動作制御手段とを設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鏡筒に保持された固定
レンズ群と鏡筒に対し2軸で相対可能に支持された可動
レンズ群とから成る補正レンズ群を有し、画像の振れを
補正する慣性振り子型式の補正光学手段を有し、該補正
光学手段により手振れ等により生じる画像の振れを防止
する画像振れ防止装置に関し、特にパンニング動作時に
適した装置に関するものである。
【0002】なお、前記パンニング動作には、チィルテ
ィング動作をも含むものとする。
【0003】
【従来の技術】従来より、手振れ等により生じる画像の
振れを防止する為の機能を具備した光学機器は知られて
いる。
【0004】実例を上げると、例えば米国特許第295
9088号や同第2829557号等では、補正光学系
を可動に配し、その慣性によって画像振れを防止するも
のが開示されている。
【0005】図12はこの種の画像振れ防止装置の全体
構成を示すもので、図12において、焦点面14上に画
像を結像する為のレンズ鏡筒(以下単に鏡筒と記す)4
に固定された主レンズ12,13に対し、レンズ1,2
が画像振れを補正するための補正光学系である。これら
補正光学系の焦点距離は鏡筒4に固定された負のパワ−
を持つレンズ1の焦点距離をf1 し、可動支持部材3に
支えられている正のパワ−を持つレンズ2の焦点距離を
f2 とすると、 f1 =−f2 の関係を満足する様に設定されている。
【0006】前記可動支持部材3は、2軸可動の支持を
行う為のジンバル5によりレンズ2の像側主点から、該
焦点距離f2 (=−f1 )の位置で鏡筒4に支持されて
いる。
【0007】図13は、このジンバル5の2軸可動支持
の構成を示すもので、レンズ2を保持する可動支持部材
3はy軸回りの自由度を有する支持部材5yに支持さ
れ、支持部材5yはy軸方向とは垂直のx軸回りの自由
度を有する支持部材5xに支持され、更に該支持部材5
xは鏡筒4により支持されて、2軸の回転自由度を有す
る補正光学系を構成している。
【0008】図12において、10は可動支持部材3の
釣合いが取れるようにする為のバランサ−としてのカウ
ンタ−・ウエイトで、ジンバル5を挟んで可動支持部材
3のレンズ2とは反対側に取付けられて、ジンバル5に
対しレンズ2とのバランスが取れるようにしてある。
【0009】そして以上の構成により、所謂慣性振り子
式の防振光学系が実現できる。つまり、図12の構成に
よれば、以下に示す様にして画像振れが防止される。
【0010】例えば、図12に示す構成が望遠鏡だとし
て、目標物に向けられた鏡筒4の内部では、主レンズ1
2,13及び補正光学系1,2により該目標物の光学像
が焦点面14上に結像されている。拡大率の高い望遠鏡
では、手持ちでの使用の場合、特に手振れ等により該鏡
筒4に0.1 〜10Hz程度の範囲の周波数成分を有する振
動が発生し、この振動により画像振れが生じる。
【0011】ところが、上記光学機構によれば、この振
動に対し可動支持部材3の慣性によりレンズ2とレンズ
1との間に相対的な変位が生じ、レンズ2とレンズ1と
の相対変位により上記画像の振れが抑制されることにな
るのである。
【0012】図12において、更に、可動支持部材3に
取付けられた部材9はアルミ片等の非磁性体の導体で、
鏡筒4に固定されたマグネット6及び7にて形成される
磁気的効果により、前記鏡筒4の振動速度に応じた抑制
力(ダンピング・フォ−ス)が発生する。これは、例え
ば構図を変えるために鏡筒4を急激に変位させた様な場
合に、可動支持部材3が鏡筒4の内壁に突き当たるのを
防止するためのダンピング作用を発生させるためのもの
である。
【0013】具体的には、図14にその拡大図が示され
るマグネット6,7に対し導体9により発生する渦電流
がレンズ2の光軸と主レンズ12,13の光軸(主光軸
15)とが一致する可動中心位置からの可動支持部材3
の変位量を小さくする方向に力を発生し、ダンピング効
果を得る。
【0014】なお、マグネット6,7は図14上では鏡
筒4の上部のみに取付けられているが、これは説明の便
宜を図る為の省略であり、鏡筒4の下部及び左右にも同
様のマグネットが設けられて2軸制御が行われることは
言うまでもない。
【0015】又、図12において、11は可動支持部材
3に前記カウンタ−・ウエイト10と一体的に取付けら
れた磁性体であり、鏡筒4に固定されたマグネット8と
の間で構成される磁気的効果によりレンズ2の光軸が主
光軸15に一致する可動中心位置に可動支持部材3を戻
すセンタリング動作を行う。このセンタリング動作は、
振れの無い場合にはレンズ2の中心部を用いた方が光学
的特性が良好であるので、製造誤差や上記変位の周波数
成分で直流成分に当る変位の除去を行い、レンズ2の光
軸を主光軸15に一致させるようにするためのものであ
る。
【0016】具体的には、図14にその拡大図が示され
るように磁性体11とマグネット8とが互いに同極(N
極同士)の磁極を面しており、互いに磁気的に反発する
様に構成されている。そして、該マグネット8の中心が
主光軸15と一致しているので、レンズ2の光軸を主光
軸15に一致させる様な求心力(センタリング・フォ−
ス)が発生することになる。
【0017】以上の様に、上記ダンピングの構成や上記
センタリングの構成は慣性振子方式による画像振れ防止
装置の特性を向上させることができるものである。
【0018】ところで、実際の撮影時には被写体を追跡
したり被写体を変えるため、パンニング(構図を変える
ために鏡筒4を水平方向に動かすこと)やチルティング
(構図を変えるために垂直方向に動かすこと)等の動作
を行うことが頻繁に行われる。
【0019】前述の方式は防振動作のみのシステムであ
り、手振れ等の振動については防振効果を有するが、一
方向に連続して移動する現実的なパンニング、チルティ
ング動作時の挙動に関し防振効果が低下したり、補正光
学系が大きく一方向に移動したままになったり、鏡筒4
の内壁に衝突したりして、不自然な画像の動きになるこ
とがあった。
【0020】そこで、前述の画像振れ補正系において、
パンニング、チルティング対策を可能とする装置とし
て、本願出願人より先願(特願平1−109501号
等)されている。
【0021】図15はこの画像振れ防止装置の構成を示
すもので、該装置は前記図12の画像振れ防止装置と同
様の慣性振り子方式によるものであり、図12と同じ部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0022】図15において、主撮像光学系が前玉レン
ズ91、変倍レンズ92、結像用の固定レンズ93,9
4により構成されており、変倍レンズ92は可動の移動
環96により焦点距離変化の為に移動可能に配設されて
いる。該変倍レンズ92の移動位置は変倍エンコ−ダ
(以下ENCと記す)95により検出可能で、このEN
C95の出力により撮影光学系の焦点距離がどの様な状
態にあるかを把握可能である。因に図15においては、
ENC95は2bit の光学反射式を例示している。
【0023】鏡筒4の内壁及び可動支持部材3にセンサ
手段(30,31,32)が、その軸対称部にトルク発
生手段(41,42,43)が配設されている。又、x
軸とy軸は各々同様の構成で、かつx軸とy軸とは直交
する位置に配設される。
【0024】前記センサ手段の構成を図17に示す。
【0025】この手段は、鏡筒4の内壁に取付けられた
LED等の発光素子30、該発光素子30の為の電源3
4とこれを受光するPSD等の一次元受光位置検出素子
32と、可動支持部材3に取付けられたスリット幕31
とから成っている。
【0026】発光素子30と一次元の受光位置検出素子
32の間に設けられたスリット幕31は補正光学系であ
るレンズ2を保持する可動支持部材3の移動に伴い図の
矢印方向に動くので、受光位置検出素子32からその振
れ角に応じた信号が検出され、それがセンサアンプ33
から可動支持部材3の鏡筒4に対する変位信号として出
力される。
【0027】次に、前記トルク発生手段の構成をボイス
コイル型の構成とした場合の例を図18に示す。
【0028】この手段は、鏡筒4の内壁に取付けられた
ボイスコイル42と可動支持部材3に取付けられたマグ
ネット41とから成る。
【0029】入力端子43に制御信号が入力されると、
その電流量と極性に応じボイスコイル42とマグネット
41の間で磁気的結合力(或は磁気的反発力)が発生
し、図18の矢印方向にトルクを発生させることが出来
る。
【0030】前述した様に、センサ手段(30,31,
32)とトルク発生手段(41,42)はx軸とy軸を
直交させた配置と成しており、ジンバル支持と相まり、
可動支持部材3の移動をダンピング及びセンタリングす
べく可動支持部材3をx軸回り及びy軸回りにトルク制
御出来る。
【0031】図16は、上記センサアンプ33の出力を
入力し、可動支持部材3の鏡筒4に対する変位状態に応
じてボイスコイル42の駆動を制御し、可動支持部材3
の前記x軸回り及びy軸回りに対するトルク制御を行う
為の制御系を示すブロック図である。
【0032】図16において、前記可動支持部材3のx
軸回り及びy軸回りに対するセンサアンプ33(図16
において可動支持部材3のx軸回りに対するセンサ手段
(図16では30〜33の他、34をも含める)は、3
0x,31x,32x,33x,34xで示し、y軸回
りに対するセンサ手段は、30y,31y,32y,3
3y,34yで示してある)からの可動支持部材3の鏡
筒4に対する変位信号は、マイコン等により構成される
制御回路50内のA/D変換器511によりディジタル
・デ−タに変換され、該制御回路50により処理され
る。
【0033】上記のようにしてA/D変換され、後述す
るように処理された信号はD/A変換器519にてアナ
ログ・デ−タに変換され、制御回路50より出力され
る。そして、このアナログ・デ−タに基づいて駆動回路
53x,53yにより前記トルク発生手段41,42
(図16では前記可動支持部材3のx軸回りに対するも
のを41x,42xで示し、y軸回りに対するものを4
1y,42yで示してある)が駆動制御される。
【0034】以上の制御回路50による制御の基本は、
防振と、パンニングやチルティングに関するレンズ部の
過度な動きの防止、という相反する2つの要素を満足さ
せる為に、慣性振り子である可動支持部材3の鏡筒4に
対する変位に対して、トルク発生手段41x,42x及
び41y,42yにダンピング及びセンタリングの為の
非線形な制御トルクを発生させる。
【0035】この制御トルクの特性例を図19に示す。
【0036】図19の制御トルクの特性によれば、可動
支持部材3が可動中心付近に位置する場合は、慣性振り
子による防振作用を妨げないようにトルク発生手段41
x,42x及び41y,42yにはダンピングの為のト
ルクを殆ど発生させない。
【0037】一方、パンニング(構図を変える為に鏡筒
4を水平方向に動かすこと)やチルティング(構図を変
えるために鏡筒4を垂直方向に動かすこと)の様に鏡筒
4をある方向へ大きく動かした様な場合等、可動支持部
材3が慣性振り子の作用によって可動中心から大きく変
位すると、その変位量が大きくなるに従いトルク発生手
段41x,42x及び41y,42yに可動支持部材3
を可動中心に引き戻す為の急激に増大するセンタリング
及びダンピング力を発生させ、可動支持部材3が鏡筒4
の内壁にぶつかるのを防止する。
【0038】図19のトルクカ−ブを振り子の主光軸1
5の方向から見ると、図20の様なイメ−ジに成る。
【0039】一つの同心円が一定量のトルク変化を示し
ているので、外周つまり鏡筒4の端に近付くにつれ、同
心円の間隔が密になり、可動支持部材3が可動中心から
変位するに従ってトルク特性の傾きが急になることが分
る。即ち、図19で言う非線形カ−ブを描いてトルクが
上昇する様子を示している。
【0040】このようにセンタリング及びダンピングト
ルクを制御することにより、可動支持部材3が鏡筒4に
近接した時点でセンタリング及びダンピング作用を大き
く働かせて該可動支持部材3が鏡筒4の内壁にぶつかる
のを防止し、それ以外では、このセンタリング及びダン
ピング作用を極力少なくし、慣性振り子による防振作用
を妨げないようにしている。
【0041】図19の制御特性を実現するために制御回
路50では、例えばセンサアンプ33x,33yより入
力される可動支持部材3の変位量(振れ角θ)に応じて
図19のトルクカ−ブが得られる様な係数K1 ,K2 を
制御回路50内のメモリに格納されたルック・アップ・
テ−ブル(以下LUTと記す)513,514より選択
して、制御関数 DATA=K1 *θ+K2 *dθ/dt+K3 *∫θdt を演算し(但し係数K3 は一定の小さな値であり、又*
は乗算を意味する)、このDATAを制御トルクとして
トルク発生手段41x,42x及び41y,42yに発
生させるようにする。
【0042】上記制御関数において、「K1 *θ」の項
は、図16のLUT513,合成器520,乗算器51
6により求められ、これは可動支持部材3の可動中心か
ら変位量に応じたセンタリング・フォ−スを発生させる
スプリング項として作用し、「K2 *dθ/dt」項
は、ダンピング項で、図16のLUT514,合成器5
21,乗算器517,微分器515により求められ、急
激なパンニングやチルティング等に対する抑制効果を有
し、「K3 *∫θdt」項は、センタリングの為のもの
で、積分器512内にて求められ、蓄積誤差や量産時の
製造誤差等の各種要因にて発生する誤差をキャンセルし
て可動支持部材3を可動中心位置に復帰させる効果を有
する。このような積分行為は、制御系に対する影響度を
低く設定するので、他項のような非線形処理は行わな
い。
【0043】そして、前記それぞれの項が図16の加算
器518にて加算され、次段のD/A変換器519にて
アナログ・デ−タに再び変換されて駆動回路53x,5
3yを介してトルク発生手段42x,42yへ出力され
る。
【0044】なお、図16の制御回路50内の点線5
1,52で示した枠内の構成は上記LUT513,51
4内の係数デ−タを除き同一構成であるので片側(点線
52の枠内)は簡単の為、図示を省略してある。又、点
線51の枠内の構成のうち積分器512から加算器51
8までの部分は制御回路50の処理内容をハ−ド的に示
したものである。
【0045】この例では、変倍エンコ−ダ(ENC9
5)の出力に応じて前記制御トルクの与え方を望遠時に
対し、広角時を強くするようにしている。この様子を図
示したのが図22であり、撮影光学系の焦点距離が望遠
(長焦点距離)端から広角(短焦点距離)端へ変化する
につれて制御トルクカ−ブを(c)→(b)→(a)の
様に、より強いトルクの与えられる非線形特性となるよ
うに変化させる。
【0046】その為、制御回路50内では、LUT51
3,514に広角端のトルクカ−ブ(a)を与える為の
可動支持部材3の振れ角θに応じた前記制御関数の係数
K1,K2 と望遠端時のトルクカ−ブ(c)を与える為
の可動支持部材3の振れ角θに応じた前記制御関数K1
,K2 が設定されており、これら係数を可動支持部材
3の振れ角θに応じて選択し、ENC95の値に応じて
上述の様なトルクカ−ブが得られる様に合成演算して前
記制御関数の係数K1 ,K2 とするようにしている。
【0047】これは、通常、望遠での手持ち撮影では広
角撮影時に比べ手振れが目立つ事が知られているので、
パンニングの様な大きな動きへの対策であって、防振と
いう本来の目的にとってはマイナス作用である制御トル
クを光学機器の使用状況に合せ、望遠撮影時の特性を広
角撮影時に比べ弱くして防振効果に適したものとしてい
る。
【0048】これにより、望遠端付近での防振特性を損
なうことなく、防振光学系全体の小型化と軽量化を達成
することができる。
【0049】次に、以上の図16の画像振れ防止を行う
制御系の動作を図21のフロ−チャ−トにしたがって説
明する。 「ステップ1」 焦点距離の検出の為にENC95の値
(ENCデ−タ)を取り込む。 「ステップ2」 可動支持部材3のx軸回りの制御トル
ク信号を演算する処理の為にモ−ドiをxと指定する。 「ステップ3」 LUT選択モ−ドj=1に設定し、上
記制御関数の係数をメモリしたLUTのどれを使用する
かを選択する。 「ステップ4」 可動支持部材3のx軸回りの振れ角θ
(以下θxと記す)に応じたセンサアンプ33xの出力
をA/D変換器511よりディジタル・デ−タとして取
り込む。 「ステップ5」 ステップ3のLUT選択モ−ドj=1
の設定に従い、可動支持部材3のx軸回りに対して図2
2に示すような広角端時の制御トルクカ−ブ(a)及び
望遠端時の制御トルク(c)の得られる上記制御関数の
係数K1 をメモリしたLUT-1x -W及びLUT-1x -
Tから前述の振れ角θxに対応した係数K1W及びK1T
読み出す。 「ステップ6」 現在の焦点距離に対する上記制御関数
の係数K1 を、前述の係数K1W及びK1Tに対する前述の
ENC95の値に応じた合成演算により求める。
【0050】この合成演算の一例をハ−ド的に示したも
のを図23に示す。
【0051】図14において、合成器520(合成器5
21も同様)では、ENC95の分解能に応じた係数e
を発生する係数発生器81と1の補数(1−e)を発生
する演算器82と「K1T*e」及び「K1W*(1−
e)」を演算する乗算器83と84を有し、該乗算器8
3,84の出力を加算演算する加算器85により焦点距
離に応じた係数K1 を出力する。
【0052】なお、ENC95の出力に対応し、ENC
のステップ数(分解能)と同数のLUTを用意し、この
合成器を省略するようにしても良い。 「ステップ7」 LUT選択モ−ドjが1,2の設定に
対し、共に処理が終了したか否かを確認する。もし、終
了していない場合(j=2)は、ステップ8へ進む。 「ステップ8」 ここではLUT選択モ−ドj=2と設
定し直してステップ5へと戻り、LUT選択モ−ドj=
2の設定に従い、可動支持部材3のx軸回りに対して図
13に示すような広角端時の制御トルクカ−ブ(a)及
び望遠端時の制御トルクカ−ブ(c)の得られる上記制
御関数K2 をメモリしたLUT-2x -W及びLUT-2x
-Tから前述のθxに対応した係数K2W及びK2Tを読み
出し、ステップ6にて前述の合成演算により上記制御関
数の係数K2 を求める。 「ステップ9」 前述のθxを微分(dθx/dt)し
てデ−タΔとする。 「ステップ10」 前述のθxを積分(∫θxdt)し
てこれに係数K3 を乗算し、デ−タd1とする。
【0053】この係数K3 は、前述したように制御系に
対する影響度を低く設定すべく一定の小さな値とし、他
の係数K1 ,K2 のような非線形処理は行わない。 「ステップ11」 前述のθxに先に求めた係数K1 を
乗算し、これをデ−タd2とする。 「ステップ12」 前述のデ−タΔに先に求めた係数K
2 を乗算し、これをデ−タd3とする。 「ステップ13」 上記デ−タd1,d2,d3を加算
し、これを“DATA”として一時格納する。
【0054】つまり、ここで DATA=d1+d2+d3 =K1 *θx+K2 *dθx/dt+K3 *∫θxdt により前記制御関数の演算結果が得られる。 「ステップ14」 現在の処理モ−ドiが可動支持部材
3のx軸回りに関するものかを判別する。奇数回目であ
ればx軸回りに関するものであり(NOの場合)、ステ
ップ15へ進み、偶数回目であればy軸回りに関するも
のであり(YESの場合)、ステップ17へ進む。 「ステップ15」 演算結果の“DATA”をx軸回り
に対する制御トルクデ−タとしてDxに格納する。 「ステップ16」 処理モ−ドiをyに変更し、ステッ
プ2へ戻り、次に可動支持部材3のy軸回りの制御トル
ク信号の演算の為の処理を上記x軸回りの場合と同様に
行う。
【0055】但し、この場合、ステップ5では、可動支
持部材3のy軸回りに対して図22に示すような広角端
時の制御トルクカ−ブ(a)、及び望遠端時の制御トル
クカ−ブ(c)の得られる上記制御関数の係数K1 をメ
モリしたLUT-1y - W及びLUT-1y - Tから可動支
持部材3のy軸回りの振れ角θ(以下θyと記す)に対
応した係数K1W及び係数K1Tを読み出すと共に、図13
に示す様な広角端時の制御トルクカ−ブ(a)及び望遠
端時の制御トルクカ−ブ(c)の得られる上記制御関数
の係数K2 をメモリしたLUT-1y - W及びLUT-1y
- Tから前述の振れ角θyに対応した係数K1W及び係数
1Tを読み出すことになる。 「ステップ17」 演算結果の“DATA”をy軸回り
に対する制御トルクデ−タとしてDyに格納する。 「ステップ18」 制御トルクデ−タDxとDyをD/
A変換器519によりアナログ・デ−タに変換し、これ
を振れ角デ−タ(トルク制御信号)として駆動回路53
x,53yへ出力し、可動支持部材3のx軸回りのトル
ク制御を行う。 「ステップ19」 画像振れ補正(防振)動作を終了し
てよいか否かを判断する。終了ならば(YESの場合)
一連の動作を終了し、継続ならば(NOの場合)ステッ
プ1へ戻り、上述の処理を終了するまで繰り返し行う。
【0056】この様にして、焦点距離が望遠から広角側
になるに従って強いトルクを与える前記制御関数のトル
クカ−ブに従い、可動支持部材3がパンニングやチルテ
ィングの動作等によって鏡筒4の内壁に近付くにつれ
て、x軸回りのトルク発生手段(41x,42x)及び
y軸回りのトルク発生手段(41y,42y)に可動支
持部材3を可動中心位置へ戻す為の非線形に急増するト
ルクが発生し、これにより可動支持部材3は可動中心方
向へ効果的に戻される。
【0057】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昨今の
ビデオカメラ、特にアマチュアユ−ザ−向けのビデオカ
メラは、より軽量化の傾向にあり、ホ−ルドの方法も肩
に乗せる型から、手持ちの型へ、さらに片手だけで保持
できるような形態が主流となりつつある。
【0058】このようなビデオカメラをアマチュアユ−
ザ−が使用した場合、パンニングやチィルティングとい
った動作はカメラを振り廻すが如く激しく行われる場面
がしばしば生じ、振り子状の補正光学系の相対速度は極
めて大きくなる。
【0059】この様な場合、前記従来例では、振り子状
の補正光学系は、鏡筒の内壁に近づかないと強力なダン
ピング力及びセンタリング力は発生しないため、前記補
正光学系は簡単に鏡筒の内壁付近に移動する。この位置
では、強力なダンピング力及びセンタリング力が発生す
るため、補正光学系は可動中心へと戻されるようにな
る。そして、可動中心付近では防振効果を高めるため、
ダンピング力は殆ど加えずにセンタリング力を加えて可
動中心に補正光学系を戻そうとするため、補正光学系は
加速しながら可動中心へ向かう。そして、可動中心に到
達したときにはダンピング力もセンタリング力も殆ど加
えていない為、補正光学系は反対側の鏡筒の内壁付近ま
で一気に移動してしまう。
【0060】また、例えパンニング(やティルティン
グ)といった動作をゆっくりとした動きで行ったとして
も、途中で急に停止したりした時には、慣性振り子方式
の為、補正光学系は鏡筒の内壁付近に移動してしまう。
【0061】この現象を画面上で見ると、撮影者のカメ
ラのパンニング(やティルティング)の方向とは相反す
る方向に被写体が移動したように見えてしまうという問
題点が生じる。
【0062】本発明の第1の目的は、撮影者の意図に従
った構図でパンニングの操作を簡単且つ自然に行わせる
ことができる画像振れ防止装置を提供することである。
【0063】本発明の第2の目的は、パンニング動作終
了と同時に自動的に通常の防振動作へと切り換え、画像
の振れを適正に抑制することのできる画像振れ防止装置
を提供することである。
【0064】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対位置検出
手段内に、補正光学手段とその支持体である鏡筒との間
の相対的な速度成分を検出する速度検出手段を具備し、
該速度検出手段にて所定の値以上の相対速度情報が検出
されることにより、パンニング状態と判別するパンニン
グ状態判別手段と、該パンニング状態判別手段にてパン
ニング状態であることが判別されている際には、通常の
防振動作時とは異なる駆動力を駆動手段に発生させたパ
ンニング時動作を行わせる動作制御手段とを設け、ま
た、パンニング状態か否かを判別するパンニング状態判
別手段と、該パンニング状態判別手段にてパンニング状
態であることが判別されている際には、通常の防振動作
時とは異なる駆動力を前記駆動手段に発生させたパンニ
ング時動作を行わせる動作制御手段と、前記2軸それぞ
れの方向の相対速度が所定値以下になることにより、所
定時間が経過することにより、或は、2軸それぞれの方
向の相対速度が所定値以下になることにより、前記動作
制御手段によるパンニング時動作を停止させる停止手段
とを設けている。
【0065】
【作用】補正光学手段と鏡筒との間に所定の値以上の相
対速度が生じている際にはパンニング状態であるとし
て、通常の防振状態の時とは異なる駆動力(ダンピング
力及びセンタリング力)を発生させて前記補正光学手段
を強力に抑制するようにしている。
【0066】また、その相対速度が十分遅くなった頃、
つまり2軸それぞれの方向の相対速度が所定値以下にな
ることや、パンニング時動作を開始してから所定時間が
経過することにより、パンニング動作が終了したとして
通常の防振動作に復帰させるようにしている。
【0067】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0068】図1は本発明の各実施例に係る画像振れ防
止装置の主要部構成を示すブロック図であり、図16と
同じ部分は同一符合を付してある。
【0069】図1において、522は「防振」か「パン
ニング」かの撮影モ−ドを判別するモ−ド判別器、52
3,524は撮影モ−ドが「パンニング」である際の可
動支持部材3の相対速度(鏡筒に対する)に適した(速
度をパラメ−タとした)トルクカ−ブが得られるような
係数KP1,KP2を格納したLUT−P1,LUT−P2、5
25,526は前述と同様の合成器、527,528は
加算器である。
【0070】図1と図16との相違は、ダンピング力及
びセンタリング力を求める際に、撮影モ−ドが「防振」
であるか「パンニング」であるかによって、異なるLU
Tを参照する点にある。
【0071】つまり、モ−ド判別器522によって可動
支持部材3の相対速度が所定の値以下であれば、LUT
−1 , LUT−2 を参照する図21と同じステップを進
行し、可動支持部材3の相対速度が所定の値以上になる
と「パンニング」動作時であるとして、その速度に応じ
たLUT−P1,LUT−P2よりダンピング力及びセンタ
リング力を参照して各軸(x,y軸)のトルク制御を行
うものである。
【0072】図2は図1の画像振れ防止を行う制御系の
動作を示すフロ−チャ−トであり、以下これにしたがっ
て説明する。なお、図21と同じ部分は同一のステップ
番号を付すと共に、その説明は省略する。 「ステップ20」 撮影モ−ドフラグを参照し、「防
振」モ−ドならば図21において説明したステップ5へ
進み、「パンニング」モ−ドならばステップ21へ進
む。 「ステップ21」 ステップ3のLUT選択モ−ドj=
1の設定に従い、可動支持部材3のx軸回りに対してこ
のパンニング時における焦点距離情報及び可動支持部材
3の相対速度(鏡筒に対する)に適した制御トルクの得
られる制御関数の係数KP1をメモリしたLUT-P1 x -
W及びLUT-P1 x -Tから振れ角θxに対応した係数
P1W 及びKP1T を読み出す。 「ステップ22」 現在の焦点距離に対する上記制御関
数の係数KP1を、前述の係数KP1W 及びKP1T に対する
ENC95の値に応じた合成演算によって求める。 「ステップ23」 LUT選択モ−ドjが1,2の設定
に対し、共に処理が終了したか否かを確認する。もし、
終了していない場合(j=2)は、ステップ24へ進
む。 「ステップ24」 ここではLUT選択モ−ドj=2と
設定し直してステップ21へと戻り、LUT選択モ−ド
j=2の設定に従い、可動支持部材3のx軸回りに対し
てこのパンニング時における焦点距離情報及び可動支持
部材3の相対速度(鏡筒に対する)に適した制御トルク
の得られる制御関数の係数KP2をメモリしたLUT-P2
x -W及びLUT-P2 x -Tから振れ角θxに対応した
係数KP2W及びKP2T を読み出し、ステップ22にて前
述の合成演算により上記制御関数の係数KP2を求める。 「ステップ25」 前述のθxを微分(dθx/dt)
してデ−タΔとする。 「ステップ26」 前述のθxを積分(∫θxdt)し
てこれに係数K3 を乗算し、デ−タd1とする。
【0073】この係数K3 は、前述したように制御系に
対する影響度を低く設定すべく一定の小さな値とし、他
の係数KP1,KP2のような非線形処理は行わない。 「ステップ27」 前述のθxに先に求めた係数KP1を
乗算し、これをデ−タd2とする。 「ステップ12」 前述のデ−タΔに先に求めた係数K
P2を乗算し、これをデ−タd3とし、ステップ13へ進
む。
【0074】以下の動作は図21と同様である。
【0075】図3は、本発明の第1の実施例に係る、図
2におけるステップ20での撮影モ−ド判別時の動作を
示すフロ−チャ−トである。
【0076】この第1の実施例での撮影モ−ド判別のア
ルゴリズムは、補正光学系の鏡筒に対する相対速度の総
和がどちらかの軸一方でも所定の値以上が検出され、且
つその時の速度が「5」以上の場合に「パンニング」モ
−ドへ移行し、両軸が所定の速度以下になった時に「防
振」モ−ドに移行するものである。
【0077】図3は説明の都合上、x,y軸の速度の総
和が「20」を超え、且つその時の速度が「5」を超え
ている場合にパンニングモ−ドに移行し、x,yの両軸
とも一度は速度「0」になるまでパンニングモ−ドを継
続した後、防振モ−ドに移行する場合で説明する。 「ステップ121」 x軸の速度の前回までの総和の方
向と今回の速度の方向に変化があったか否かを判別し、
変化があった場合(YESの場合)はステップ122へ
進み、変化がなかった場合はステップ124へ進む。 「ステップ122」 x軸の速度をx軸の速度の総和
(レジスタ)に入れ、初期化する。 「ステップ123」 x軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ124」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ125」 y軸の速度の前回までの総和の方
向と今回の速度の方向に変化があったか否かを判別し、
変化があった場合(YESの場合)はステップ126へ
進み、変化がなかった場合はステップ128へ進む。 「ステップ126」 y軸の速度をy軸の速度の総和
(レジスタ)に入れ、初期化する。 「ステップ127」 y軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ128」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ129」 x軸の速度の総和が「20」より
大きいか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ132へ進み、「20」より大きければス
テップ130へ進む。 「ステップ130」 x軸の速度が「5」より大きいか
否かを判別し、「5」以下であれば(NOの場合)ステ
ップ132へ進み、「5」より大きければステップ13
1へ進む。 「ステップ131」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ132」 y軸の速度の総和が「20」より
大きいか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ137へ進み、「20」より大きければス
テップ133へ進む。 「ステップ133」 y軸の速度が「5」より大きいか
否かを判別し、「5」以下であれば(NOの場合)この
ル−チンを終了し、「5」より大きければステップ13
4へ進む。 「ステップ134」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ135」 どちらかの軸の速度の総和が「2
0」以上であるので、パンニングモ−ドフラグをセット
する。 「ステップ136」 防振モ−ドフラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。 「ステップ137」 既にパンニングモ−ドであるか否
かを判別し、そうであればステップ138へ進み、そう
でなければ(NOの場合)、このル−チンを終了する 「ステップ138」 x軸の速度が「0」か否かを判別
し、「0」でなければ(NOの場合)ステップ140へ
進み、「0」であればステップ139へ進む。 「ステップ139」 x軸の速度が「0」になったこと
を示すx軸速度0フラグをセットする。 「ステップ140」 y軸の速度が「0」か否かを判別
し、「0」でなければ(NOの場合)ステップ142へ
進み、[0]であればステップ141へ進む。 「ステップ141」 y軸の速度が「0」になったこと
を示すy軸速度0フラグをセットする。 「ステップ142」 両軸とも速度が「0」になったか
否かを判別し、「0」になっていなければこのル−チン
を終了し、「0」になっていればステップ143へ進
む。 「ステップ143」 両軸とも速度が「0」になったこ
とから、防振モ−ドフラグをセットする。 「ステップ144」 パンニングモ−ドフラグをクリア
する。 「ステップ145」 x軸速度0フラグをクリアする。 「ステップ146」 y軸速度0フラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。 この実施例によれば、振り子状の補正光学系が所定値以
上(総和の加算値が「20」を超え、且つ速度が「5」
を超えている)の相対速度を持ったまま移動している場
合にはパンニングモ−ドとして、通常防振状態の時とは
異なるLUTによりダンピング力及びセンタリング力を
設定して前記補正光学系を強力に抑制し、その速度が十
分遅くなった頃(両軸の速度が共に「0」となった時)
に防振モ−ドに復帰するようにしている為、撮影者の意
図に従った構図でパンニング(ティルティング)の操作
が簡単且つ自然に行える画像振れ防止装置を実現するこ
とができる。
【0078】(第2の実施例)図4は、本発明の第2の
実施例に係る、図2におけるステップ20での撮影モ−
ド判別時の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0079】図4は説明の都合上、x,y軸の速度の総
和が「20」を超え、且つその時の速度が「5」を超え
た場合にパンニングモ−ドに進み、n回パンニングモ−
ドを継続して防振モ−ドに移行する場合で説明する。 「ステップ221」 x軸の速度の前回までの総和の方
向と今回の速度の方向に変化があったか否かを判別し、
変化があった場合(YESの場合)はステップ222へ
進み、変化がなかった場合はステップ224へ進む。 「ステップ222」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ223」 x軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ224」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ225」 y軸の速度の総和の方向と今回の
速度の方向に変化があったか否かを判別し、変化があっ
た場合(YESの場合)はステップ226へ進み、変化
がなかった場合はステップ228へ進む。 「ステップ226」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ227」 y軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ228」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ229」 x軸の速度の総和が「20」を超
えたか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場合)
ステップ232へ進み、「20」を超えていればステッ
プ230へ進む。 「ステップ230」 x軸の速度の総和が「5」を超え
ているか否かを判別し、「5」以下なら(NOの場合)
ステップ232へ進み、「5」を超えていればステップ
231へ進む。 「ステップ231」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ232」 y軸の速度の総和が「20」を超
えているか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ237へ進み、「20」を超えていればス
テップ233へ進む。 「ステップ233」 y軸の速度の総和が「5」を超え
ているか否かを判別し、「5」以下なら(NOの場合)
このル−チンを終了し、「5」を超えていればステップ
234へ進む。 「ステップ234」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ235」 どちらかの軸の速度の総和が「2
0」以上であるので、パンニングモ−ドフラグをセット
する。 「ステップ236」 防振モ−ドフラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。 「ステップ237」 既にパンニングモ−ドであるか否
かを判別し、そうであればステップ238へ進み、そう
でなければ(NOの場合)、このル−チンを終了する 「ステップ238」 パンニングモ−ドカウンタに
「1」を加える。 「ステップ239」 パンニングモ−ドカウンタが
「N」に達したか否かを判別し、達していなければ(N
Oの場合)このル−チンを終了し、達したならばステッ
プ240へ進む。 「ステップ240」 所定の時間パンニングモ−ドを行
ったので、防振モ−ドフラグをセットする。 「ステップ241」 パンニングモ−ドフラグをクリア
し、このル−チンを終了する。
【0080】この第2の実施例によれば、振り子状の補
正光学系が所定値以上(総和の加算値が「20」を超
え、且つ速度が「5」を超えている)の相対速度を持っ
たまま移動している場合にはパンニングモ−ドとして、
通常防振状態の時とは異なるLUTによりダンピング力
及びセンタリング力を設定して前記補正光学系を強力に
抑制し、その速度が十分遅くなった頃(パンニングモ−
ドカウンタが「N」に達した、所定の時間経過後)に防
振モ−ドに復帰するようにしている為、撮影者の意図に
従った構図でパンニング(ティルティング)の操作が簡
単且つ自然に行える画像振れ防止装置を実現することが
できる。
【0081】(第3の実施例)図5は、本発明の第3の
実施例に係る、図2におけるステップ20での撮影モ−
ド判別時の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0082】この実施例での撮影モ−ド判別のアルゴリ
ズムは、補正光学系の鏡筒に対する相対速度の総和のど
ちらかの軸一方でも所定の値以上が検出され、且つその
時の速度が「5」を超えている場合にパンニングモ−ド
へ移行し、両軸が同時に所定の速度以下になったときに
防振モ−ドに移行するものである。
【0083】図5は説明の都合上、x,y軸の速度の総
和が「20」を超え、且つその時の速度が「5」を超え
た場合にパンニングモ−ドに移行し、x,y軸の両軸と
も速度「0」になるまでパンニングモ−ドを継続した
後、防振モ−ドに移行する場合で説明する。 「ステップ321」 x軸の速度の総和の方向と今回の
速度の方向に変化があったか否かを判別し、変化があっ
た場合(YESの場合)はステップ322へ進み、変化
がなかった場合にはステップ324へ進む。 「ステップ322」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ323」 x軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ324」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ325」 y軸の速度の総和の方向と今回の
速度の方向に変化があったか否かを判別し、変化があっ
た場合(YESの場合)はステップ326へ進み、変化
がなかった場合はステップ328へ進む。 「ステップ326」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ327」 y軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ328」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ329」 x軸の速度の総和が「20」を超
えているか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ332へ進み、「20」を超えていればス
テップ330へ進む。 「ステップ330」 x軸の速度が「5」を超えている
か否かを判別し、「5」以下なら(NOの場合)ステッ
プ332へ進み、「5」を超えていればステップ331
へ進む。 「ステップ331」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ332」 y軸の速度の総和が「20」を超
えているか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ337へ進み、「20」を超えていればス
テップ333へ進む。 「ステップ333」 y軸の速度が「5」を超えている
か否かを判別し、「5」以下であれば(NOの場合)こ
のル−チンを終了し、「5」を超えていればステップ3
34へ進む。 「ステップ334」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ335」 どちらかの軸の速度の総和が「2
0」を超えているので、パンニングモ−ドフラグをセッ
トする。 「ステップ336」 防振モ−ドフラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。 「ステップ337」 x軸の速度が「0」か否かを判別
し、「0」でなければ(NOの場合)このル−チンを終
了し、「0」であればステップ338へ進む。 「ステップ338」 y軸の速度が「0」か否かを判別
し、「0」でなければ(NOの場合)このル−チンを終
了し、「0」であればステップ339へ進む。 「ステップ339」 両軸とも同時に速度が「0」なの
で、防振モ−ドフラグをセットする。 「ステップ340」 パンニングモ−ドフラグをクリア
し、このル−チンを終了する。
【0084】この第3の実施例によれば、振り子状の補
正光学系が所定値以上(総和の加算値が「20」を超
え、且つ速度が「5」を超えている)の相対速度を持っ
たまま移動している場合にはパンニングモ−ドとして、
通常防振状態の時とは異なるLUTによりダンピング力
及びセンタリング力を設定して前記補正光学系を強力に
抑制し、その速度が十分遅くなった頃(両軸の速度が同
時に「0」になった時)に防振モ−ドに復帰するように
している為、撮影者の意図に従った構図でパンニング
(ティルティング)の操作が簡単且つ自然に行える画像
振れ防止装置を実現することができる。
【0085】(第4の実施例)図6は、本発明の第4の
実施例に係る、図2におけるステップ20での撮影モ−
ド判別時の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0086】この実施例での撮影モ−ド判別のアルゴリ
ズムは、補正光学系の鏡筒に対する相対速度の総和のど
ちらかの軸一方でも所定の値以上が検出された場合にパ
ンニングモ−ドへ移行し、両軸が所定の速度以下になっ
たときに防振モ−ドに移行するものである。
【0087】図6は説明の都合上、x,y軸の速度の総
和が「20」を超えた場合にパンニングモ−ドに移行
し、x,y軸の両軸とも速度「0」になるまでパンニン
グモ−ドを継続した後、防振モ−ドに移行する場合で説
明する。 「ステップ421」 x軸の速度の総和の方向と今回の
速度の方向に変化があったか否かを判別し、変化があっ
た場合(YESの場合)ステップ422へ進み、変化が
なかった場合はステップ424へ進む。 「ステップ422」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ423」 x軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ424」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ425」 y軸の速度の総和の方向と今回の
速度の方向に変化があったか否かを判別し、変化があっ
た場合(YESの場合)ステップ426へ進み、変化が
なかった場合はステップ428へ進む。 「ステップ426」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ427」 y軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ428」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ429」 x軸の速度の総和が「20」を超
えているか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ431へ進み、「20」を超えていればス
テップ430へ進む。 「ステップ430」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ431」 y軸の速度の総和が「20」を超
えているか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ435へ進み、「20」を超えていればス
テップ432へ進む。 「ステップ432」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ433」 どちらかの軸が速度の総和が「2
0」以上であるので、パンニングモ−ドフラグをセット
する。 「ステップ434」 防振モ−ドフラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。 「ステップ435」 既にパンニングモ−ドであるか否
かを判別し、そうでなければ(NOの場合)このル−チ
ンを終了し、そうであればステップ436へ進む。 「ステップ436」 x軸の速度が「0」か否かを判別
し、「0」でなければ(NOの場合)ステップ438へ
進み、「0」であればステップ437へ進む。 「ステップ437」 x軸の速度が「0」になったこと
を示すx軸速度0フラグをセットする。 「ステップ438」 y軸の速度が「0」であるか否か
を判別し、「0」でなければ(NOの場合)ステップ4
40へ進み、「0」であればステップ439へ進む。 「ステップ439」 y軸の速度が「0」になったこと
を示すy軸速度0フラグをセットする。 「ステップ440」 両軸とも速度が「0」になったか
否かを判別し、「0」になっていなければこのル−チン
を終了し、「0」になっていればステップ441へ進
む。 「ステップ441」 両軸とも速度が「0」になってい
るので、防振モ−ドフラグをセットする。 「ステップ442」 パンニングモ−ドフラグをクリア
する。 「ステップ443」 x軸速度0フラグをクリアする。 「ステップ444」 y軸速度0フラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。
【0088】この第4の実施例によれば、振り子状の補
正光学系が所定値以上(総和の加算値が「20」を超え
ている)の相対速度を持ったまま移動している場合には
パンニングモ−ドとして、通常防振状態の時とは異なる
LUTによりダンピング力及びセンタリング力を設定し
て前記補正光学系を強力に抑制し、その速度が十分遅く
なった頃(両軸の速度が「0」になった時)に防振モ−
ドに復帰するようにしている為、撮影者の意図に従った
構図でパンニング(ティルティング)の操作が簡単且つ
自然に行える画像振れ防止装置を実現することができ
る。
【0089】(第5の実施例)図7は、本発明の第5の
実施例に係る、図2におけるステップ20での撮影モ−
ド判別時の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0090】この実施例での撮影モ−ド判別のアルゴリ
ズムは、補正光学系の鏡筒に対する相対速度の総和のど
ちらかの軸一方でも所定の値以上が検出された場合にパ
ンニングモ−ドへ移行し、両軸が同時に所定の速度以下
になったときに防振モ−ドに移行するものである。
【0091】図7は説明の都合上、x,y軸の速度の総
和が「20」を超えた時にパンニングモ−ドに移行し、
x,y軸の両軸とも同時に速度が「0」になるまでパン
ニングモ−ドを継続した後、防振モ−ドに移行する場合
で説明する。 「ステップ521」 x軸の速度の総和の方向と今回の
速度の方向に変化があったか否かを判別し、変化があっ
た場合(YESの場合)はステップ522へ進み、変化
がなかった場合はステップ524へ進む。 「ステップ522」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ523」 x軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ524」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ525」 y軸の速度の総和の方向と今回の
速度の方向に変化が圧高いなかを判別し、変化があった
場合(YESの場合)はステップ526へ進み、変化が
なかった場合はステップ528へ進む。 「ステップ526」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ527」 y軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ528」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ529」 x軸の速度の総和が「20」を超
えているか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ531へ進み、「20」を超えていればス
テップ530へ進む。 「ステップ530」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ531」 y軸の速度の総和が「20」を超
えているか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ535へ進み、「20」を超えていればス
テップ532へ進む。 「ステップ532」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ533」 どちらかの軸が速度の総和が「2
0」を超えているので、パンニングモ−ドフラグをセッ
トする。 「ステップ534」 防振モ−ドフラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。 「ステップ535」 x軸の速度が「0」か否かを判別
し、「0」でなければ(NOの場合)このル−チンを終
了し、「0」であればステップ536へ進む。 「ステップ536」 y軸の速度が「0」か否かを判別
し、「0」でなければ(NOの場合)このル−チンを終
了し、「0」であればステップ537へ進む。 「ステップ537」 両軸とも速度が同時に「0」なの
で、防振モ−ドフラグをセットする。 「ステップ538」 パンニングモ−ドフラグをクリア
し、このル−チンを終了する。
【0092】この第5の実施例によれば、振り子状の補
正光学系が所定値以上(総和の加算値が「20」を超え
ている)の相対速度を持ったまま移動している場合には
パンニングモ−ドとして、通常防振状態の時とは異なる
LUTによりダンピング力及びセンタリング力を設定し
て前記補正光学系を強力に抑制し、その速度が十分遅く
なった頃(両軸の速度が同時に「0」になった時)に防
振モ−ドに復帰するようにしている為、撮影者の意図に
従った構図でパンニング(ティルティング)の操作が簡
単且つ自然に行える画像振れ防止装置を実現することが
できる。
【0093】(第6の実施例)図8は、本発明の第6の
実施例に係る、図2におけるステップ20での撮影モ−
ド判別時の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0094】この実施例での撮影モ−ド判別のアルゴリ
ズムは、補正光学系の鏡筒に対する相対速度の総和のど
ちらかの軸一方でも所定の値以上が検出された場合にパ
ンニングモ−ドへ移行し、所定時間が経過したときに防
振モ−ドに移行するものである。
【0095】図8は説明の都合上、x,y軸の速度の総
和が「20」以上の時にパンニングモ−ドに移行し、n
回パンニングモ−ドを継続した後、防振モ−ドに移行す
る場合で説明する。 「ステップ621」 x軸の速度の総和の方向と今回の
速度の方向に変化があったか否かを判別し、変化があっ
た場合(YESの場合)ステップ622へ進み、変化が
なかった場合はステップ624へ進む。 「ステップ622」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ623」 x軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ624」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ625」 y軸の速度の総和の方向と今回の
速度の方向に変化があったか否かを判別し、変化があっ
た場合(YESの場合)ステップ626へ進み、変化が
なかった場合はステップ628へ進む。 「ステップ626」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ627」 y軸の速度の方向フラグを反転す
る。 「ステップ628」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
加算する。 「ステップ629」 x軸の速度の総和が「20」を超
えているか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ631へ進み、「20」を超えていればス
テップ630へ進む。 「ステップ630」 x軸の速度をx軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ631」 y軸の速度の総和が「20」を超
えているか否かを判別し、「20」以下なら(NOの場
合)ステップ635へ進み、「20」を超えていればス
テップ632へ進む。 「ステップ632」 y軸の速度をy軸の速度の総和に
入れ、初期化する。 「ステップ633」 どちらかの軸が速度の総和が「2
0」を超えているので、パンニングモ−ドフラグをセッ
トする。 「ステップ634」 防振モ−ドフラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。 「ステップ635」 既にパンニングモ−ドであるか否
かを判別し、そうでなければ(NOの場合)、このル−
チンを終了し、そうでなければステップ636へ進む。 「ステップ636」 パンニングモ−ドカウンタに
「1」を加える。 「ステップ637」 パンニングモ−ドカウンタが
「N」に達したか否かを判別し、達していなければ(N
Oの場合)このル−チンを終了し、達することによりス
テップ638へ進む。 「ステップ638」 所定の時間パンニングモ−ドを行
ったので、防振モ−ドフラグをセットする。 「ステップ639」 パンニングモ−ドフラグをクリア
し、このル−チンを終了する。
【0096】この第6の実施例によれば、振り子状の補
正光学系が所定値以上(総和の加算値が「20」を超え
ている)の相対速度を持ったまま移動している場合には
パンニングモ−ドとして、通常防振状態の時とは異なる
LUTによりダンピング力及びセンタリング力を設定し
て前記補正光学系を強力に抑制し、その速度が十分遅く
なった頃(パンニングモ−ドカウンタが「N」に達し
た、所定時間経過後)に防振モ−ドに復帰するようにし
ている為、撮影者の意図に従った構図でパンニング(テ
ィルティング)の操作が簡単且つ自然に行える画像振れ
防止装置を実現することができる。
【0097】(第7の実施例)図9は、本発明の第7の
実施例に係る、図2におけるステップ20での撮影モ−
ド判別時の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0098】この実施例での撮影モ−ド判別のアルゴリ
ズムは、補正光学系の鏡筒に対する相対速度のどちらか
の軸一方でも所定の値以上が検出された場合にパンニン
グモ−ドへ移行し、両軸が所定の速度以下になったとき
に防振モ−ドに移行するものである。
【0099】図9は説明の都合上、パンニングモ−ド移
行は速度「5」以上、防振モ−ド移行は速度が「0」と
限定して説明する。 「ステップ721」 既にパンニングモ−ドであるか否
かを判別し、そうであれば(YESの場合)ステップ7
26ヘ進み、そうでなければステップ722へ進む。 「ステップ722」 x軸の速度が「5」を超えている
か否かを判別し、「5」以下ならば(YESの場合)ス
テップ724へ進み、「5」を超えていればステップ7
23へ進む。 「ステップ723」 y軸の速度が「5」を超えている
か否かを判別し、「5」以下ならば(YESの場合)こ
のル−チンを終了し、「5」を超えていればステップ7
24へ進む。 「ステップ724」 少なくとも片軸の速度が「5」を
超えているので、パンニングモ−ドフラグをセットす
る。 「ステップ725」 防振モ−ドフラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。 「ステップ726」 x軸の速度が「0」であるか否か
を判別し、「0」でなければ(NOの場合)ステップ7
28へ進み、「0」であればステップ727へ進む。 「ステップ727」 x軸の速度が「0」になったこと
を示すx軸速度0フラグをセットする。 「ステップ728」 y軸の速度が「0」であるか否か
を判別し、「0」でなければ(NOの場合)ステップ7
30へ進み、「0」であればステップ729へ進む。 「ステップ729」 y軸の速度が「0」になったこと
を示すy軸速度0フラグをセットする。 「ステップ730」 両軸とも速度が「0」になったか
否かを判別し、「0」になっていなければこのル−チン
を終了し、「0」になることによりステップ731ヘ進
む。 「ステップ731」 防振モ−ドフラグをセットする。 「ステップ732」 パンニングモ−ドフラグをクリア
する。 「ステップ733」 x軸速度0フラグをクリアする。 「ステップ734」 y軸速度0フラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。
【0100】この第7の実施例によれば、振り子状の補
正光学系が所定値以上(「5」を超える)の相対速度を
持ったまま移動している場合にはパンニングモ−ドとし
て、通常防振状態の時とは異なるLUTによりダンピン
グ力及びセンタリング力を設定して前記補正光学系を強
力に抑制し、その速度が十分遅くなった頃(両軸とも速
度が「0」になった時)に防振モ−ドに復帰するように
している為、撮影者の意図に従った構図でパンニング
(ティルティング)の操作が簡単且つ自然に行える画像
振れ防止装置を実現することができる。
【0101】(第8の実施例)図10は、本発明の第8
の実施例に係る、図2におけるステップ20での撮影モ
−ド判別時の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0102】この実施例での撮影モ−ド判別のアルゴリ
ズムは、補正光学系の鏡筒に対する相対速度のどちらか
の軸一方でも所定の値以上が検出された場合にパンニン
グモ−ドへ移行し、両軸が同時に所定の速度以下になっ
たときに防振モ−ドに移行するものである。
【0103】図10は説明の都合上、x,y軸の速度が
「10」以上の時にパンニングモ−ドに移行し、x,y
軸とも速度が同時に「0」になるまでパンニングモ−ド
を継続した後、防振モ−ドに移行する場合で説明する。 「ステップ821」 x軸の速度が「0」であるか否か
を判別し、「0」でなければ(NOの場合)ステップ8
25へ進み、「0」であればステップ822へ進む。 「ステップ822」 y軸の速度が「0」であるか否か
を判別し、「0」でなければ(NOの場合)ステップ8
26へ進み、「0」であればステップ823へ進む。 「ステップ823」 両軸とも速度が「0」なので、防
振モ−ドフラグをセットする。 「ステップ824」 パンニングモ−ドフラグをクリア
し、このル−チンを終了する。 「ステップ825」 x軸の速度が「10」に達してい
るか否かを判別し、「10」に達していなければ(NO
の場合)ステップ826へ進み、「10」に達していれ
ばステップ827へ進む。 「ステップ826」 y軸の速度が「9」以下なら(N
Oの場合)このル−チンを終了する。 「ステップ827」 どちらかの軸が速度「10」に達
しているので、パンニングモ−ドフラグをセットする。 「ステップ828」 防振モ−ドフラグをクリアし、こ
のル−チンを終了する。
【0104】この第8の実施例によれば、相対速度が極
めて大きい場合(「10」に達している場合)にはパン
ニングモ−ドとして、通常防振状態の時とは異なるLU
Tによりダンピング力及びセンタリング力を設定して振
り子状の補正光学系を強力に抑制し、その速度が十分遅
くなった頃(両軸の速度が同時に「0」になった時)に
防振モ−ドに復帰するようにしている為、撮影者の意図
にしたがった構図でパンニング(ティルティング)の操
作が簡単且つ自然に行える画像振れ防止装置を実現する
ことができる。
【0105】(第9の実施例)図11は、本発明の第9
の実施例に係る、図2におけるステップ20での撮影モ
−ド判別時の動作を示すフロ−チャ−トである。
【0106】この実施例での撮影モ−ド判別のアルゴリ
ズムは、補正光学系の鏡筒に対する相対速度がどちらか
の軸一方でも検出された場合にパンニングモ−ドへ移行
し、所定時間経過後に防振モ−ドに移行するものであ
る。
【0107】図11は説明の都合上、x,y軸の速度が
「1」以上の時にパンニングモ−ドに移行し、n回パン
ニングモ−ドを継続して防振モ−ドに移行する場合で説
明する。 「ステップ921」 既にパンニングモ−ドになってい
るか否かを判別し、そうであるなら(YESの場合)ス
テップ927へ進み、そうでなければステップ922へ
進む。 「ステップ922」 x軸の速度が「1」以上か否かを
判別し、あれば(YESの場合)ステップ924へ進
み、なければステップ923へ進む。 「ステップ923」 y軸の速度が「1」以上か否かを
判別し、あれば(YESの場合)ステップ924へ進
み、なければこのル−チンを終了する。 「ステップ924」 どちからの軸が速度「1」以上な
ので、パンニングモ−ドフラグをセットする。 「ステップ925」 防振モ−ドフラグをクリアする。 「ステップ926」 パンニングモ−ドカウンタをクリ
アし、このル−チンを終了する。 「ステップ927」 パンニングモ−ドカウンタに
「1」を加える。 「ステップ928」 パンニングモ−ドカウンタが
「N」に達したか否かを判別し、達していなければ(N
Oの場合)このル−チンを終了し、達することによりス
テップ929へ進む。 「ステップ929」 所定の時間パンニングモ−ドを行
ったので、防振モ−ドフラグをセットする。 「ステップ930」 パンニングモ−ドフラグをクリア
し、このル−チンを終了する。
【0108】この第9の実施例によれば、相対速度の或
ることが認められた場合(「1」以上の場合)にはパン
ニングモ−ドとして、通常防振状態の時とは異なるLU
Tによりダンピング力及びセンタリング力を設定して振
り子状の補正光学系を強力に抑制し、その速度が十分遅
くなった頃(パンニングモ−ドカウンタが「N」に達し
た、所定時間経過後)に防振モ−ドに復帰するようにし
ている為、撮影者の意図にしたがった構図でパンニング
(ティルティング)の操作が簡単且つ自然に行える画像
振れ防止装置を実現することができる。
【0109】(変形例)以上の各実施例においては、パ
ンニングモ−ドを1種類に限定しているが、本発明はこ
れに限定されるものでなく、パンニングモ−ドに移行す
る速度と防振モ−ドに移行する速度を何点か選択して、
パンニングモ−ド1モ−ド、パンニング2モ−ドと、条
件によって細かく制御できるようにしても良いことは云
うまでもない。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至3記
載の本発明によれば、相対位置検出手段内に、補正光学
手段とその支持体である鏡筒との間の相対的な速度成分
を検出する速度検出手段を具備し、該速度検出手段にて
所定の値以上の相対速度情報が検出されることにより、
パンニング状態と判別するパンニング状態判別手段と、
該パンニング状態判別手段にてパンニング状態であるこ
とが判別されている際には、通常の防振動作時とは異な
る駆動力を駆動手段に発生させたパンニング時動作を行
わせる動作制御手段とを設け、補正光学手段と鏡筒との
間に所定の値以上の相対速度が生じている際にはパンニ
ング状態であるとして、通常の防振状態の時とは異なる
駆動力(ダンピング力及びセンタリング力)を発生させ
て前記補正光学手段を強力に抑制するようにしている。
よって、撮影者の意図に従った構図でパンニングの操作
を簡単且つ自然に行わせることが可能となる。
【0111】また、請求項4乃至6記載の本発明によれ
ば、パンニング状態か否かを判別するパンニング状態判
別手段と、該パンニング状態判別手段にてパンニング状
態であることが判別されている際には、通常の防振動作
時とは異なる駆動力を前記駆動手段に発生させたパンニ
ング時動作を行わせる動作制御手段と、前記2軸それぞ
れの方向の相対速度が所定値以下になることにより、所
定時間が経過することにより、或は、2軸それぞれの方
向の相対速度が所定値以下になることにより、前記動作
制御手段によるパンニング時動作を停止させる停止手段
とを設け、その相対速度が十分遅くなった頃、つまり2
軸それぞれの方向の相対速度が所定値以下になること
や、パンニング時動作を開始してから所定時間が経過す
ることにより、パンニング動作が終了したとして通常の
防振動作に復帰させるようにしている。よって、パンニ
ング動作終了と同時に自動的に通常の防振動作へと切り
換わり、画像の振れを適正に抑制することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例装置における主要部分の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の各実施例装置における動作を示すフロ
−チャ−トである。
【図3】本発明の第1の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図4】本発明の第2の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図5】本発明の第3の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図6】本発明の第4の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図7】本発明の第5の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図8】本発明の第6の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図9】本発明の第7の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図10】本発明の第8の実施例における主要部分の動
作を示すフロ−チャ−トである。
【図11】本発明の第9の実施例における主要部分の動
作を示すフロ−チャ−トである。
【図12】従来の画像振れ防止装置の構成を示す断面図
である。
【図13】図12のジンバル支持の構成を説明するため
の部分拡大図である。
【図14】図12の構成の部分拡大図である。
【図15】本願出願人が先願した画像振れ防止装置の一
例を示す断面図である。
【図16】図15の画像振れ防止装置の電気ブロック図
である。
【図17】図15に示したセンサ手段の具体的な構成例
を示す斜視図である。
【図18】図15に示したトルク発生手段の具体的な構
成例を示す斜視図である。
【図19】図16の制御系の基本となるトルク特性図で
ある。
【図20】図19のトルク制御を主光軸側から見た場合
のイメ−ジ図である。
【図21】図16の制御回路の動作を示すフロ−チャ−
トである。
【図22】図16の制御回路において行われる焦点距離
に応じてトルク特性を異ならしめた場合のトルク特性図
である。
【図23】図16の合成器の具体的な構成を示す回路図
である。
【符合の説明】
3 可動支持部材 30x,30y 発光素子 31x,31y スリット幕 32x,32y 受光位置検出素子 33x,33y センサアンプ 41x,41y マグネット 42x,42y ボイスコイル 53x,53y ドライバ 50 制御回路 522 モ−ド判別器 LUT-1,LUT-2 ルック・アップ・テ−ブル LUT-P1 ,LUT-P2 ルック・アップ・テ−ブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒に保持された固定レンズ群と鏡筒に
    対し2軸で相対可能に支持された可動レンズ群とから成
    る補正レンズ群を有し、画像の振れを補正する慣性振り
    子型式の補正光学手段と、前記可動レンズ群の前記固定
    レンズ群に対する相対位置を検出する相対位置検出手段
    と、該相対位置検出手段の出力に基づいて前記可動レン
    ズ群の前記固定レンズ群に対する相対変位を規制する駆
    動力を発生する駆動手段とを備えた画像振れ防止装置に
    おいて、前記相対位置検出手段内に、前記補正光学手段
    とその支持体である鏡筒との間の相対的な速度成分を検
    出する速度検出手段を具備し、該速度検出手段にて所定
    の値以上の相対速度情報が検出されることにより、パン
    ニング状態と判別するパンニング状態判別手段と、該パ
    ンニング状態判別手段にてパンニング状態であることが
    判別されている際には、通常の防振動作時とは異なる駆
    動力を前記駆動手段に発生させたパンニング時動作を行
    わせる動作制御手段とを設けたことを特徴とする画像振
    れ防止装置。
  2. 【請求項2】 パンニング状態判別手段は、速度検出手
    段よりの相対速度が一定値以上である場合にパンニング
    状態と判別する手段であることを特徴とする請求項2記
    載の画像振れ防止装置。
  3. 【請求項3】 パンニング状態判別手段は、速度検出手
    段より同一方向の相対速度の加算値が所定値以上である
    場合にパンニング状態と判別する手段であることを特徴
    とする請求項1又は2記載の画像振れ防止装置。
  4. 【請求項4】 鏡筒に保持された固定レンズ群と鏡筒に
    対し2軸で相対可能に支持された可動レンズ群とから成
    る補正レンズ群を有し、画像の振れを補正する慣性振り
    子型式の補正光学手段と、前記可動レンズ群の前記固定
    レンズ群に対する相対位置を検出する相対位置検出手段
    と、該相対位置検出手段の出力に基づいて前記可動レン
    ズ群の前記固定レンズ群に対する相対変位を規制する駆
    動力を発生する駆動手段とを備えた画像振れ防止装置に
    おいて、パンニング状態か否かを判別するパンニング状
    態判別手段と、該パンニング状態判別手段にてパンニン
    グ状態であることが判別されている際には、通常の防振
    動作時とは異なる駆動力を前記駆動手段に発生させたパ
    ンニング時動作を行わせる動作制御手段と、所定時間が
    経過することにより、前記動作制御手段によるパンニン
    グ時動作を停止させる停止手段とを設けたことを特徴と
    する画像振れ防止装置。
  5. 【請求項5】 鏡筒に保持された固定レンズ群と鏡筒に
    対し2軸で相対可能に支持された可動レンズ群とから成
    る補正レンズ群を有し、画像の振れを補正する慣性振り
    子型式の補正光学手段と、前記可動レンズ群の前記固定
    レンズ群に対する相対位置を検出する相対位置検出手段
    と、該相対位置検出手段の出力に基づいて前記可動レン
    ズ群の前記固定レンズ群に対する相対変位を規制する駆
    動力を発生する駆動手段とを備えた画像振れ防止装置に
    おいて、パンニング状態か否かを判別するパンニング状
    態判別手段と、該パンニング状態判別手段にてパンニン
    グ状態であることが判別されている際には、通常の防振
    動作時とは異なる駆動力を前記駆動手段に発生させたパ
    ンニング時動作を行わせる動作制御手段と、前記2軸そ
    れぞれの方向の相対速度が所定値以下になることによ
    り、前記動作制御手段によるパンニング時動作を停止さ
    せる停止手段とを設けたことを特徴とする画像振れ防止
    装置。
  6. 【請求項6】 停止手段は、2軸それぞれの方向の相対
    速度が同時に所定値以下になることにより、動作制御手
    段によるパンニング時動作を停止させる手段であること
    を特徴とする請求項5記載の画像振れ防止装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7593038B2 (en) 2004-10-15 2009-09-22 Nikon Corporation Camera enabling panning and moving picture editing program product

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7593038B2 (en) 2004-10-15 2009-09-22 Nikon Corporation Camera enabling panning and moving picture editing program product

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