JPH0513385B2 - - Google Patents
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- JPH0513385B2 JPH0513385B2 JP60026964A JP2696485A JPH0513385B2 JP H0513385 B2 JPH0513385 B2 JP H0513385B2 JP 60026964 A JP60026964 A JP 60026964A JP 2696485 A JP2696485 A JP 2696485A JP H0513385 B2 JPH0513385 B2 JP H0513385B2
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- substrate
- capacitor
- insulating film
- element isolation
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
- H10B12/01—Manufacture or treatment
- H10B12/02—Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
- H10B12/03—Making the capacitor or connections thereto
- H10B12/038—Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- Element Separation (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はMOSダイナミツクRAMの製造方法に
関するものであり、特にMOSキヤパシタ及び素
子分離領域の高密度化を達成することができる半
導体装置の製造方法に関する。
関するものであり、特にMOSキヤパシタ及び素
子分離領域の高密度化を達成することができる半
導体装置の製造方法に関する。
従来の技術
ダイナミツクRAMは、大容量・高集積化への
要望が強く、メモリーセル面積の縮小が最重要課
題となつている。
要望が強く、メモリーセル面積の縮小が最重要課
題となつている。
1ビツト当りのメモリーセル面積は256Kビツ
トDRAMでは50〜70μm2であるが、1Mビツト
DRAMではチツプ面積を同一に保つには20〜30μ
m2以下にする必要がある。しかし、ソフトエラー
対策やノイズマージンなどから、メモリーセルを
構成するキヤパシタ容量は小さくできない。メモ
リーセル面積を縮小し、メモリーセル容量を保つ
には、キヤパシタの絶縁膜の実効膜厚を薄くする
ことや、実効面積を大きくすることが必要とな
る。前者は絶縁膜厚10nm程度が実用上の限界で
ある。実効面積を大きくする方法としては、半導
体基板に数ミクロンの深さの溝を掘り、この内壁
にキヤパシタを形成する方法が、例えば1984ア
イ、イー、イー、イー、インターナシヨナル ソ
リツドステート サーキツト コンフアレンス、
ページ282〜283 キヨ イトウ、リヨウイチ ホ
リ、ジユン エトウ、シヨウジロー アサイ、ノ
リカズ ハシモト、クニヒロ ヤギ、ヒデオ ス
ナミ、“アン イツクスペリメンタル 1 メガ
ビツト デーラム ウイズ オン−チツプ ボル
テージ リミター”(1984 IEEE International
Solid State Circuits Conference、P282〜283
Kiyoo Itoh、Ryoichi Horl、Jun Etoh、
Shojiro Asai、 Norikazu Hashimoto、
Kunihiro Yagi、Hideo Sunami、“An
Experimental 1 Mb DRAM with on−chip
Voltage limiter”)に示され、キヤパシタを利用
することが報告されている。これは従来の平面型
キヤパシタにかわり、キヤパシタ領域の基板に溝
を掘り、この溝内壁に絶縁膜を形成し、さらに溝
にメモリーセルキヤパシタの電極となる多結晶シ
リコンを充填し、電極形成と同時に溝を埋めるも
のである。溝の深さは、約4ミクロンであり、空
量値は60fFである。この従来例技術では溝型キ
ヤパシタを利用し、高密度化を図つている。以
下、図面を参照しながら、前記従来例の詳細につ
いて説明する。第4図に前記文献に係るダイナミ
ツクRAMのメモリーセルの部分構造断面を示
す。第4図は素子分離領域を挟んで2ビツトのメ
モリーセルが配置された部分を現している。図中
の符号1はP型シリコン基板、21は選択酸化法
により形成された素子分離領域である。4はシリ
コン基板1に反応性イオンエツチングなどの異方
性エツチングにより形成された溝であり、約4ミ
クロンの深さである。この溝の内壁にMOSキヤ
パシタが形成され、22が絶縁膜、7が多結晶シ
リコンであり、絶縁膜22の実効厚みが12nmの
とき、このキヤパシタの容量は60fFとなる。ア
クセス用トランジスタはゲート電極10、低抵抗
メタル電極101、ゲート酸化膜8、ソースドレ
イン拡散層11からなり、低抵抗メタル電極10
1はアクセス用トランジスタのゲート電極10と
直結したワードラインであり、層間絶縁膜9を介
して多結晶シリコン膜7と多層構造となる。12
は層間絶縁膜、13は拡散層11からの電極取り
出し口であり、ビツトラインを構成するアルミニ
ウム配線14によつて接続されている。この従来
例ではMOSキヤパシタを基板に溝を掘ることに
より、この内壁に三次元的に形成し、容量の拡大
を図り、素子面積の縮小を図つている。
トDRAMでは50〜70μm2であるが、1Mビツト
DRAMではチツプ面積を同一に保つには20〜30μ
m2以下にする必要がある。しかし、ソフトエラー
対策やノイズマージンなどから、メモリーセルを
構成するキヤパシタ容量は小さくできない。メモ
リーセル面積を縮小し、メモリーセル容量を保つ
には、キヤパシタの絶縁膜の実効膜厚を薄くする
ことや、実効面積を大きくすることが必要とな
る。前者は絶縁膜厚10nm程度が実用上の限界で
ある。実効面積を大きくする方法としては、半導
体基板に数ミクロンの深さの溝を掘り、この内壁
にキヤパシタを形成する方法が、例えば1984ア
イ、イー、イー、イー、インターナシヨナル ソ
リツドステート サーキツト コンフアレンス、
ページ282〜283 キヨ イトウ、リヨウイチ ホ
リ、ジユン エトウ、シヨウジロー アサイ、ノ
リカズ ハシモト、クニヒロ ヤギ、ヒデオ ス
ナミ、“アン イツクスペリメンタル 1 メガ
ビツト デーラム ウイズ オン−チツプ ボル
テージ リミター”(1984 IEEE International
Solid State Circuits Conference、P282〜283
Kiyoo Itoh、Ryoichi Horl、Jun Etoh、
Shojiro Asai、 Norikazu Hashimoto、
Kunihiro Yagi、Hideo Sunami、“An
Experimental 1 Mb DRAM with on−chip
Voltage limiter”)に示され、キヤパシタを利用
することが報告されている。これは従来の平面型
キヤパシタにかわり、キヤパシタ領域の基板に溝
を掘り、この溝内壁に絶縁膜を形成し、さらに溝
にメモリーセルキヤパシタの電極となる多結晶シ
リコンを充填し、電極形成と同時に溝を埋めるも
のである。溝の深さは、約4ミクロンであり、空
量値は60fFである。この従来例技術では溝型キ
ヤパシタを利用し、高密度化を図つている。以
下、図面を参照しながら、前記従来例の詳細につ
いて説明する。第4図に前記文献に係るダイナミ
ツクRAMのメモリーセルの部分構造断面を示
す。第4図は素子分離領域を挟んで2ビツトのメ
モリーセルが配置された部分を現している。図中
の符号1はP型シリコン基板、21は選択酸化法
により形成された素子分離領域である。4はシリ
コン基板1に反応性イオンエツチングなどの異方
性エツチングにより形成された溝であり、約4ミ
クロンの深さである。この溝の内壁にMOSキヤ
パシタが形成され、22が絶縁膜、7が多結晶シ
リコンであり、絶縁膜22の実効厚みが12nmの
とき、このキヤパシタの容量は60fFとなる。ア
クセス用トランジスタはゲート電極10、低抵抗
メタル電極101、ゲート酸化膜8、ソースドレ
イン拡散層11からなり、低抵抗メタル電極10
1はアクセス用トランジスタのゲート電極10と
直結したワードラインであり、層間絶縁膜9を介
して多結晶シリコン膜7と多層構造となる。12
は層間絶縁膜、13は拡散層11からの電極取り
出し口であり、ビツトラインを構成するアルミニ
ウム配線14によつて接続されている。この従来
例ではMOSキヤパシタを基板に溝を掘ることに
より、この内壁に三次元的に形成し、容量の拡大
を図り、素子面積の縮小を図つている。
発明が解決しようとする問題点
前述の従来技術ではシリコン基板に溝を掘り、
この内壁にキヤパシタを形成することにより、メ
モリーセル面積の縮小を図つている。しかし素子
分離に選択酸化法が用いられており、高集積化に
限界がある。素子分離幅の縮小が必要であるが、
同素子分離幅を小さくすると隣接するキヤパシタ
間でパンチスルーが起り易くなり、分離幅を縮小
することにも限界がある。例えば、P型(100)
で比抵抗が4Ω・cmの基板を用いた場合、溝間距
離2.5μmでは基板バイアス−3Vの条件で測定す
ると、パンチスルー電圧20Vであるが、2.0μmと
なると約2Vまで急激に低下する。基板濃度を高
くすることにより向上するが、1Ω・cm基板を用
いても1.5μm間隔で1〜2Vまで低下し、溝間距
離を2μm以下に小さくすることは困難である。
この内壁にキヤパシタを形成することにより、メ
モリーセル面積の縮小を図つている。しかし素子
分離に選択酸化法が用いられており、高集積化に
限界がある。素子分離幅の縮小が必要であるが、
同素子分離幅を小さくすると隣接するキヤパシタ
間でパンチスルーが起り易くなり、分離幅を縮小
することにも限界がある。例えば、P型(100)
で比抵抗が4Ω・cmの基板を用いた場合、溝間距
離2.5μmでは基板バイアス−3Vの条件で測定す
ると、パンチスルー電圧20Vであるが、2.0μmと
なると約2Vまで急激に低下する。基板濃度を高
くすることにより向上するが、1Ω・cm基板を用
いても1.5μm間隔で1〜2Vまで低下し、溝間距
離を2μm以下に小さくすることは困難である。
以上のように、メモリーセル面積の縮小によ
り、高密度化を図るには、素子分離幅の縮小が必
要である。
り、高密度化を図るには、素子分離幅の縮小が必
要である。
本発明はかかる従来方法でのメモリーセルキヤ
パシタを用いたダイナミツクRAMの製造におい
て、素子分離幅の縮小を図り、高密度化を可能と
する半導体装置の製造方法を提供するものであ
る。
パシタを用いたダイナミツクRAMの製造におい
て、素子分離幅の縮小を図り、高密度化を可能と
する半導体装置の製造方法を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段
本発明は半導体基板の主面に第1の溝を形成
し、この溝の内壁を絶縁膜で覆つた後、絶縁体又
は半導体材料で溝内部を充填して素子分離領域を
形成する工程と、この素子分離領域の側壁と接
し、かつ前記分離領域を挟んで向い合う前記基板
領域に第2の溝を形成する工程と、この第2の溝
の内壁の基板表面に薄い絶縁膜を形成する工程
と、この薄い絶縁膜上に導電性を有する多結晶シ
リコンを充填し、前記薄い絶縁膜を介して前記基
板と前記多結晶シリコンでキヤパシタを形成する
工程とをそなえた半導体装置の製造方法である。
これにより、従来技術における問題点の解決を可
能にするものである。
し、この溝の内壁を絶縁膜で覆つた後、絶縁体又
は半導体材料で溝内部を充填して素子分離領域を
形成する工程と、この素子分離領域の側壁と接
し、かつ前記分離領域を挟んで向い合う前記基板
領域に第2の溝を形成する工程と、この第2の溝
の内壁の基板表面に薄い絶縁膜を形成する工程
と、この薄い絶縁膜上に導電性を有する多結晶シ
リコンを充填し、前記薄い絶縁膜を介して前記基
板と前記多結晶シリコンでキヤパシタを形成する
工程とをそなえた半導体装置の製造方法である。
これにより、従来技術における問題点の解決を可
能にするものである。
作 用
本発明はMOSダイナミツクRAMの製造におい
て、素子分離に溝型分離を用い、かつ溝型キヤパ
シタを分離溝に接触させることにより、同溝に充
填された絶縁体によつて、キヤパシタの溝間耐圧
の低下を防止し、素子分離幅を縮小しメモリーセ
ルの高密度化を可能にした。
て、素子分離に溝型分離を用い、かつ溝型キヤパ
シタを分離溝に接触させることにより、同溝に充
填された絶縁体によつて、キヤパシタの溝間耐圧
の低下を防止し、素子分離幅を縮小しメモリーセ
ルの高密度化を可能にした。
実施例
次に本発明に係るMOSダイナミツクRAMの製
造方法について図面を参照しながら説明する。第
1図は本発明に係るMOSダイナミツクRAMのメ
モリーセルの構造断面図である。1はP型シリコ
ン基板、2は溝型素子分離領域、3は素子分離領
域2の下に形成されたチヤンネルストツパー領域
を示し、反転防止用のP+拡散層である。MOSキ
ヤパシタは溝4の中に形成され、溝の内壁の基板
側にN+拡散層5、内側には絶縁膜6が形成され、
溝に埋め込まれ導電性の多結晶シリコン7が
MOSキヤパシタの電極となる。アクセス用トラ
ンジスタはゲート酸化膜8、タングステンからな
るゲート電極10、タングステンからなりワード
ラインとなる低抵抗メタル電極101、ソースド
レイン11からなり、9,12は多層配線の層間
酸化膜である。13は拡散層11からの電極取り
出し口であり、アルミニウム配線13に接続さ
れ、ビツトラインを構成する。(図中、保護膜略) 第2図にはMOSキヤパシタの形成において、
溝の内壁の基板側にN+拡散層5のない場合の構
造断面を示した。この例では、第1図に示した例
の場合にくらべて、キヤパシタ容量は約10%減少
するが、MOSキヤパシタとして使用することが
可能であり、製造の容易さから判断し、有用であ
る。
造方法について図面を参照しながら説明する。第
1図は本発明に係るMOSダイナミツクRAMのメ
モリーセルの構造断面図である。1はP型シリコ
ン基板、2は溝型素子分離領域、3は素子分離領
域2の下に形成されたチヤンネルストツパー領域
を示し、反転防止用のP+拡散層である。MOSキ
ヤパシタは溝4の中に形成され、溝の内壁の基板
側にN+拡散層5、内側には絶縁膜6が形成され、
溝に埋め込まれ導電性の多結晶シリコン7が
MOSキヤパシタの電極となる。アクセス用トラ
ンジスタはゲート酸化膜8、タングステンからな
るゲート電極10、タングステンからなりワード
ラインとなる低抵抗メタル電極101、ソースド
レイン11からなり、9,12は多層配線の層間
酸化膜である。13は拡散層11からの電極取り
出し口であり、アルミニウム配線13に接続さ
れ、ビツトラインを構成する。(図中、保護膜略) 第2図にはMOSキヤパシタの形成において、
溝の内壁の基板側にN+拡散層5のない場合の構
造断面を示した。この例では、第1図に示した例
の場合にくらべて、キヤパシタ容量は約10%減少
するが、MOSキヤパシタとして使用することが
可能であり、製造の容易さから判断し、有用であ
る。
次に第3図a〜hに本発明実施例の製造工程順
断面図を示す。
断面図を示す。
第3図aに示すように、P型シリコン基板1
に、二酸化珪素膜15を形成し、素子分離形成領
域16を写真食刻法により開口する。次にbのよ
うに、二酸化珪素膜15をマスクとして、四塩化
炭素、酸素混合反応ガスにより反応性イオンエツ
チング法を用い、基板1に溝17を形成する。溝
の深さを5μmとし、底部にはイオン注入法によ
り、ボロンイオン2×1013/cm2を注入し、P+拡散
層を形成し、チヤンネルストツパー領域3を設け
る。次にcのように、溝17に絶縁物などを埋め
込み、分離領域を設ける。本実施例では、まず、
同溝17の表面を水蒸気雰囲気で酸化し、二酸化
珪素膜18を0.2〜0.3μmの厚さに形成し、残り
の溝内空洞部にリンドープ多結晶シリコン19を
埋め込む。多結晶シリコン19を堆積し、溝を埋
め込んだ後、プラズマエツチング法により、溝外
の基板表面に堆積した多結晶シリコンのみ除去す
る。次にこの多結晶シリコンの表面を酸化し、多
結晶シリコン19を埋め込んだ形状とする。次に
dのように、写真食刻法により二酸化珪素膜15
をマスクとして、基板に溝20を形成する。図示
した断面では分離領域を挟んで深さ4μmの溝を
両側部に形成する。紙面に直交する方向では基板
に形成された溝20は、溝17に二酸化珪素膜1
8と多結晶シリコン19が埋め込まれた分離領域
に接し、同分離領域が2つの溝で挟まれた状態に
なつている。この溝20の形成におけるマスク合
せ精度は、合せずれが0.5μm程度であつても、容
量への影響は少なく、さらに窓幅は3μm程度で
あり、容易にパターニングできる。
に、二酸化珪素膜15を形成し、素子分離形成領
域16を写真食刻法により開口する。次にbのよ
うに、二酸化珪素膜15をマスクとして、四塩化
炭素、酸素混合反応ガスにより反応性イオンエツ
チング法を用い、基板1に溝17を形成する。溝
の深さを5μmとし、底部にはイオン注入法によ
り、ボロンイオン2×1013/cm2を注入し、P+拡散
層を形成し、チヤンネルストツパー領域3を設け
る。次にcのように、溝17に絶縁物などを埋め
込み、分離領域を設ける。本実施例では、まず、
同溝17の表面を水蒸気雰囲気で酸化し、二酸化
珪素膜18を0.2〜0.3μmの厚さに形成し、残り
の溝内空洞部にリンドープ多結晶シリコン19を
埋め込む。多結晶シリコン19を堆積し、溝を埋
め込んだ後、プラズマエツチング法により、溝外
の基板表面に堆積した多結晶シリコンのみ除去す
る。次にこの多結晶シリコンの表面を酸化し、多
結晶シリコン19を埋め込んだ形状とする。次に
dのように、写真食刻法により二酸化珪素膜15
をマスクとして、基板に溝20を形成する。図示
した断面では分離領域を挟んで深さ4μmの溝を
両側部に形成する。紙面に直交する方向では基板
に形成された溝20は、溝17に二酸化珪素膜1
8と多結晶シリコン19が埋め込まれた分離領域
に接し、同分離領域が2つの溝で挟まれた状態に
なつている。この溝20の形成におけるマスク合
せ精度は、合せずれが0.5μm程度であつても、容
量への影響は少なく、さらに窓幅は3μm程度で
あり、容易にパターニングできる。
次にeのように、PSG(リン珪酸ガラス)を用
いた固相拡散法により、溝20の基板側にN+拡
散層5を形成する。次に、二酸化珪素膜15を除
去する。PSG膜を除去する工程において、すで
に二酸化珪素膜15の一部は除去されている。次
にfのように、MOSキヤパシタの絶縁膜6を実
効酸化膜厚12nm形成する。この上に電極となる
リンドープした多結晶シリコン7を堆積する。約
500nm堆積すると、溝はほぼ埋まり、一部残つ
た溝は酸化により埋めることが可能である。電極
7のパターン形成後、hのように、アクセス用ト
ランジスタのゲート酸化膜8、層間酸化膜9、ゲ
ート電極10、ワードラインとなる低抵抗メタル
電極101を形成した後、ソースドレイン11を
形成する。次に、層間膜12の堆積後、電極取り
出し口13を開孔し、アルミニウム電極14を設
ける。保護膜を堆積すると、素子は完成する。か
くして、第1図に示すものと同等の断面構造を有
する半導体装置が得られる。
いた固相拡散法により、溝20の基板側にN+拡
散層5を形成する。次に、二酸化珪素膜15を除
去する。PSG膜を除去する工程において、すで
に二酸化珪素膜15の一部は除去されている。次
にfのように、MOSキヤパシタの絶縁膜6を実
効酸化膜厚12nm形成する。この上に電極となる
リンドープした多結晶シリコン7を堆積する。約
500nm堆積すると、溝はほぼ埋まり、一部残つ
た溝は酸化により埋めることが可能である。電極
7のパターン形成後、hのように、アクセス用ト
ランジスタのゲート酸化膜8、層間酸化膜9、ゲ
ート電極10、ワードラインとなる低抵抗メタル
電極101を形成した後、ソースドレイン11を
形成する。次に、層間膜12の堆積後、電極取り
出し口13を開孔し、アルミニウム電極14を設
ける。保護膜を堆積すると、素子は完成する。か
くして、第1図に示すものと同等の断面構造を有
する半導体装置が得られる。
本実施例で示される溝の内壁の基板側に形成さ
れたN+拡散層5を除いた第2図に示した構造に
おいても、キヤパシタ容量が約10%減少するなど
の影響はあるが、同様なメモリーセル面積の縮小
効果が得られる。このようにして形成されたメモ
リーキヤパシタは、キヤパシタ溝幅1μm、奥行
き(図中紙面に垂直方向)3μm、深さ4μmとす
ることにより、容量値40fFのものが得られ、分
離幅の縮小が図られた。溝キヤパシタ1個当りの
基板平面の占有面積は8μm2(分離領域を含む)
となつた。さらに、溝間距離を2μm以下にして
も、パンチスルーは起らず、実例では、溝間隔
1μm、基板比抵抗4〜5Ω・cmで溝間耐圧20Vの
ものが得られ(基板バイアス−3V)、実用上の問
題を解決できた。
れたN+拡散層5を除いた第2図に示した構造に
おいても、キヤパシタ容量が約10%減少するなど
の影響はあるが、同様なメモリーセル面積の縮小
効果が得られる。このようにして形成されたメモ
リーキヤパシタは、キヤパシタ溝幅1μm、奥行
き(図中紙面に垂直方向)3μm、深さ4μmとす
ることにより、容量値40fFのものが得られ、分
離幅の縮小が図られた。溝キヤパシタ1個当りの
基板平面の占有面積は8μm2(分離領域を含む)
となつた。さらに、溝間距離を2μm以下にして
も、パンチスルーは起らず、実例では、溝間隔
1μm、基板比抵抗4〜5Ω・cmで溝間耐圧20Vの
ものが得られ(基板バイアス−3V)、実用上の問
題を解決できた。
発明の効果
以上のように本発明によれば、深い溝型分離領
域に隣接して、溝型キヤパシタを形成し、キヤパ
シタの溝間距離を1μm程度にまで近接すること
が可能となつた。この分離幅の縮小により、メモ
リーセル面積の縮小が可能となつた。
域に隣接して、溝型キヤパシタを形成し、キヤパ
シタの溝間距離を1μm程度にまで近接すること
が可能となつた。この分離幅の縮小により、メモ
リーセル面積の縮小が可能となつた。
第1図は本発明に係るMOSダイナミツクRAM
の構造を示す部分断面図、第2図はその一部変更
した一実施例を示す部分構造断面図、第3図a〜
hはその製造工程順断面図、第4図は従来の
MOSダイナミツクRAMの構造を示す断面図であ
る。 2……溝型分離領域、3……チヤンネルストツ
パー領域、4……シリコン溝、5……N+拡散層、
6……絶縁膜、7……多結晶シリコン。
の構造を示す部分断面図、第2図はその一部変更
した一実施例を示す部分構造断面図、第3図a〜
hはその製造工程順断面図、第4図は従来の
MOSダイナミツクRAMの構造を示す断面図であ
る。 2……溝型分離領域、3……チヤンネルストツ
パー領域、4……シリコン溝、5……N+拡散層、
6……絶縁膜、7……多結晶シリコン。
Claims (1)
- 1 半導体基板の主面に第1の溝を形成し、この
溝の内壁を絶縁膜で覆つた後、絶縁体又は半導体
材料で同溝内部を充填して素子分離領域を形成す
る工程と、この素子分離領域の側壁と接し、かつ
前記素子分離領域を挟んで向い合う前記基板領域
に第2の溝を形成する工程と、この第2の溝の内
壁の基板表面に薄い絶縁膜を形成する工程と、こ
の薄い絶縁膜上に導電性を有する多結晶シリコン
を充填し、前記薄い絶縁膜を介して前記基板と前
記多結晶シリコンとでキヤパシタを形成する工程
とからなることを特徴とする半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60026964A JPS61187263A (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60026964A JPS61187263A (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61187263A JPS61187263A (ja) | 1986-08-20 |
JPH0513385B2 true JPH0513385B2 (ja) | 1993-02-22 |
Family
ID=12207838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60026964A Granted JPS61187263A (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61187263A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2608054B2 (ja) * | 1986-10-20 | 1997-05-07 | 三菱電機株式会社 | 半導体記憶装置の製造方法 |
US4870029A (en) * | 1987-10-09 | 1989-09-26 | American Telephone And Telegraph Company, At&T-Technologies, Inc. | Method of forming complementary device structures in partially processed dielectrically isolated wafers |
-
1985
- 1985-02-14 JP JP60026964A patent/JPS61187263A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61187263A (ja) | 1986-08-20 |
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