JPH05132162A - 原稿分離装置 - Google Patents
原稿分離装置Info
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- JPH05132162A JPH05132162A JP29612091A JP29612091A JPH05132162A JP H05132162 A JPH05132162 A JP H05132162A JP 29612091 A JP29612091 A JP 29612091A JP 29612091 A JP29612091 A JP 29612091A JP H05132162 A JPH05132162 A JP H05132162A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、分離ローラの分離ベルトとの接触
部に溝を形成し、又は、その接触部近傍に原稿加圧手段
を設けることにより、分離ローラが汚れ難く、十分な分
離搬送力を維持できる原稿分離装置を提供することを目
的とする。 【構成】 分離ローラ43の分離ベルトとの接触部に、周
方向の所定間隔を隔てて複数の溝48を設けられている。
溝48は、分離ローラ43の回転方向前方側と後方側とで切
り込み角度の異なる側壁面48a、48bを有し、分離ロー
ラ43の任意の横断面上において、各側壁面48a、48bと
そのローラ外周面との交点P1、P2を通る接線L1、L2
との挟角は、回転方向前方側のαが大きく、後方側のβ
が小さくなっている。また、分離ローラ43と分離ベルト
の接触部に近接して、原稿を分離ローラ43に加圧する加
圧手段を設けることができ、その加圧手段は分離ローラ
43と分離ベルトの接触部又はそれより上流側で原稿を加
圧するのが好ましい。
部に溝を形成し、又は、その接触部近傍に原稿加圧手段
を設けることにより、分離ローラが汚れ難く、十分な分
離搬送力を維持できる原稿分離装置を提供することを目
的とする。 【構成】 分離ローラ43の分離ベルトとの接触部に、周
方向の所定間隔を隔てて複数の溝48を設けられている。
溝48は、分離ローラ43の回転方向前方側と後方側とで切
り込み角度の異なる側壁面48a、48bを有し、分離ロー
ラ43の任意の横断面上において、各側壁面48a、48bと
そのローラ外周面との交点P1、P2を通る接線L1、L2
との挟角は、回転方向前方側のαが大きく、後方側のβ
が小さくなっている。また、分離ローラ43と分離ベルト
の接触部に近接して、原稿を分離ローラ43に加圧する加
圧手段を設けることができ、その加圧手段は分離ローラ
43と分離ベルトの接触部又はそれより上流側で原稿を加
圧するのが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿分離装置に関し、
特にその分離のために分離ローラと原稿を分離ローラに
加圧する分離ベルトとを併用する原稿分離装置に関す
る。
特にその分離のために分離ローラと原稿を分離ローラに
加圧する分離ベルトとを併用する原稿分離装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿分離装置は、例えば複写原稿
を複写機のコンタクトガラス上に自動給送し、露光済み
の複写原稿を再度原稿テーブル上の原稿束の上に返送す
るようにした循環式の自動原稿送り装置に多用されてい
る。この種の原稿分離装置では、原稿載置台の前方側に
分離ローラとこれに接触する原稿阻止部材とが設けられ
ており、その原稿阻止部材として、例えば分離ローラに
所定の巻付け角で圧接する無端の分離ベルトが採用され
ている。この方式の装置では、分離ローラを原稿載置台
上の原稿束のうち最下の原稿に当接させて搬送方向に回
転させ、分離ローラと共に移動する前記最下の原稿に分
離ベルトを所定圧で接触させるとともに、この原稿より
上に積載された後続原稿が分離ベルトと分離ローラの間
に進入するのを防止して、最下原稿のみを分離するよう
にしている。
を複写機のコンタクトガラス上に自動給送し、露光済み
の複写原稿を再度原稿テーブル上の原稿束の上に返送す
るようにした循環式の自動原稿送り装置に多用されてい
る。この種の原稿分離装置では、原稿載置台の前方側に
分離ローラとこれに接触する原稿阻止部材とが設けられ
ており、その原稿阻止部材として、例えば分離ローラに
所定の巻付け角で圧接する無端の分離ベルトが採用され
ている。この方式の装置では、分離ローラを原稿載置台
上の原稿束のうち最下の原稿に当接させて搬送方向に回
転させ、分離ローラと共に移動する前記最下の原稿に分
離ベルトを所定圧で接触させるとともに、この原稿より
上に積載された後続原稿が分離ベルトと分離ローラの間
に進入するのを防止して、最下原稿のみを分離するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の原稿分離装置にあっては、コピー原稿の通紙
を重ねていくと、原稿画像面が分離ベルトによって擦ら
れ、分離ベルトにコピー原稿のトナーおよび汚れ等が付
着してしまうため、このトナー及び汚れ等が分離ベルト
に転写されて分離ローラの原稿に対する摩擦係数が極端
に低下し、不送りが発生し易くなっていた。このため、
不送り防止のために頻繁に清掃作業する必要があった。
うな従来の原稿分離装置にあっては、コピー原稿の通紙
を重ねていくと、原稿画像面が分離ベルトによって擦ら
れ、分離ベルトにコピー原稿のトナーおよび汚れ等が付
着してしまうため、このトナー及び汚れ等が分離ベルト
に転写されて分離ローラの原稿に対する摩擦係数が極端
に低下し、不送りが発生し易くなっていた。このため、
不送り防止のために頻繁に清掃作業する必要があった。
【0004】これに対し、例えば図10に示すように複数
の略V形の溝2を形成してローレット状にした分離ロー
ラ1(転写紙の給紙機構等に多用されるローラ)の採用
が考えられる。しかし、このような分離ローラ1を採用
すると、図11に示すように、給紙部に原稿が進入する
際、原稿先端が溝2間の山3(溝2の側壁面)に突き当
たって座屈したりカールしたりし易いという問題が残
る。また、前記溝2の側壁面2a、2bの切り込み角度
を単に緩くすると、前記突き当りによる座屈は防止でき
るものの、搬送時に分離ローラの溝2間の山3が後方側
に変形すると同時に半径方向内方にも変形し、搬送力の
低下を招いてしまう。したがって、このようにしても使
用できる原稿の種類が制限されることになる。
の略V形の溝2を形成してローレット状にした分離ロー
ラ1(転写紙の給紙機構等に多用されるローラ)の採用
が考えられる。しかし、このような分離ローラ1を採用
すると、図11に示すように、給紙部に原稿が進入する
際、原稿先端が溝2間の山3(溝2の側壁面)に突き当
たって座屈したりカールしたりし易いという問題が残
る。また、前記溝2の側壁面2a、2bの切り込み角度
を単に緩くすると、前記突き当りによる座屈は防止でき
るものの、搬送時に分離ローラの溝2間の山3が後方側
に変形すると同時に半径方向内方にも変形し、搬送力の
低下を招いてしまう。したがって、このようにしても使
用できる原稿の種類が制限されることになる。
【0005】一方、原稿阻止部材が分離ベルト方式でな
い他の方式にあっても、同様に分離ローラの汚れが進む
と不送りが発生し、低摩擦係数のまま阻止部材の分離ロ
ーラへの圧接力を高めると、重送が発生するという問題
がある。そこで、請求項1記載の発明は、分離ローラに
原稿の進入を妨げないよう溝を形成することにより、汚
れ難く十分な搬送力を確保することができ、しかも、原
稿の座屈を生ずることのない原稿分離装置を提供するこ
とを目的とする。
い他の方式にあっても、同様に分離ローラの汚れが進む
と不送りが発生し、低摩擦係数のまま阻止部材の分離ロ
ーラへの圧接力を高めると、重送が発生するという問題
がある。そこで、請求項1記載の発明は、分離ローラに
原稿の進入を妨げないよう溝を形成することにより、汚
れ難く十分な搬送力を確保することができ、しかも、原
稿の座屈を生ずることのない原稿分離装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】また、請求項2、3記載の発明は、分離ベ
ルトの近傍で原稿を分離ローラ側に加圧することによ
り、不送りを防止するとともに、分離ベルトと原稿が擦
れ難いようにして、汚れ難く十分な搬送力を確保するこ
とができ、しかも、原稿の座屈を生ずることのない原稿
分離装置を提供することを目的とする。請求項4記載の
発明は、分離ローラに溝を形成するとともに、該ローラ
の幅方向で常に円周面の一部が原稿先端に当接するよう
にして、原稿が溝部に入り込むことによる原稿先端の座
屈を防止することを目的とする。
ルトの近傍で原稿を分離ローラ側に加圧することによ
り、不送りを防止するとともに、分離ベルトと原稿が擦
れ難いようにして、汚れ難く十分な搬送力を確保するこ
とができ、しかも、原稿の座屈を生ずることのない原稿
分離装置を提供することを目的とする。請求項4記載の
発明は、分離ローラに溝を形成するとともに、該ローラ
の幅方向で常に円周面の一部が原稿先端に当接するよう
にして、原稿が溝部に入り込むことによる原稿先端の座
屈を防止することを目的とする。
【0007】さらに、請求項5記載の発明は、分離ロー
ラの外周部のうち分離ベルトとの接触部に溝を形成して
汚れ難くするとともに、その接触部間には原稿加圧手段
を設けて搬送力をより高めることを目的とする。
ラの外周部のうち分離ベルトとの接触部に溝を形成して
汚れ難くするとともに、その接触部間には原稿加圧手段
を設けて搬送力をより高めることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、原稿載置台の前方側に設けられ、
該原稿載置台上の原稿束のうち最下の原稿に当接して搬
送方向に回転する分離ローラと、分離ローラ又は該分離
ローラ上の前記最下の原稿に所定圧で接触し、前記最下
の原稿より上に積載された原稿が分離ローラとの間に進
入するのを防止する分離ベルトと、を備えた原稿分離装
置において、前記分離ローラの分離ベルトとの接触部
に、周方向の所定間隔を隔てて複数の溝を設け、該溝
が、前記分離ローラの回転方向前方側と後方側とで切り
込み角度の異なる側壁面を有し、該分離ローラの任意の
横断面上で、各側壁面とその分離ローラ外周面との交点
を通る接線との挟角が、前記回転方向前方側で大きく、
後方側で小さくなっていることを特徴とするものであ
る。
求項1記載の発明は、原稿載置台の前方側に設けられ、
該原稿載置台上の原稿束のうち最下の原稿に当接して搬
送方向に回転する分離ローラと、分離ローラ又は該分離
ローラ上の前記最下の原稿に所定圧で接触し、前記最下
の原稿より上に積載された原稿が分離ローラとの間に進
入するのを防止する分離ベルトと、を備えた原稿分離装
置において、前記分離ローラの分離ベルトとの接触部
に、周方向の所定間隔を隔てて複数の溝を設け、該溝
が、前記分離ローラの回転方向前方側と後方側とで切り
込み角度の異なる側壁面を有し、該分離ローラの任意の
横断面上で、各側壁面とその分離ローラ外周面との交点
を通る接線との挟角が、前記回転方向前方側で大きく、
後方側で小さくなっていることを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2記載の発明は、原稿載置台の前方
側に設けられ、該原稿載置台上の原稿束のうち最下の原
稿に当接して搬送方向に回転する分離ローラと、分離ロ
ーラ又は該分離ローラ上の前記最下の原稿に所定圧で接
触し、前記最下の原稿より上に積載された原稿が分離ロ
ーラとの間に進入するのを防止する分離ベルトと、を備
えた原稿分離装置において、前記分離ローラと分離ベル
トの接触部に近接して、原稿を分離ローラに加圧する加
圧手段を設けたことを特徴とするものであり、請求項3
記載のように、前記加圧手段が、前記分離ローラと分離
ベルトの接触部又はそれより上流側で原稿を加圧するの
が好ましい。
側に設けられ、該原稿載置台上の原稿束のうち最下の原
稿に当接して搬送方向に回転する分離ローラと、分離ロ
ーラ又は該分離ローラ上の前記最下の原稿に所定圧で接
触し、前記最下の原稿より上に積載された原稿が分離ロ
ーラとの間に進入するのを防止する分離ベルトと、を備
えた原稿分離装置において、前記分離ローラと分離ベル
トの接触部に近接して、原稿を分離ローラに加圧する加
圧手段を設けたことを特徴とするものであり、請求項3
記載のように、前記加圧手段が、前記分離ローラと分離
ベルトの接触部又はそれより上流側で原稿を加圧するの
が好ましい。
【0010】また、請求項4記載の発明は、原稿載置台
の前方側に設けられ、該原稿載置台上の原稿束のうち最
下の原稿に当接して搬送方向に回転する分離ローラと、
分離ローラ又は該分離ローラ上の前記最下の原稿に所定
圧で接触し、前記最下の原稿より上に積載された原稿が
分離ローラとの間に進入するのを防止する分離ベルト
と、を備えた原稿分離装置において、前記分離ローラの
外周部に所定の溝部と周壁面部とを形成し、該溝部と周
壁面部とは該分離ローラの周方向何れの箇所でも軸線方
向に隣接していることを特徴とするものであり、請求項
5記載の発明は、原稿載置台の前方側に設けられ、該原
稿載置台上の原稿束のうち最下の原稿に当接して搬送方
向に回転する分離ローラと、互いに離間して分離ローラ
又は該分離ローラ上の前記最下の原稿に所定圧で接触
し、前記最下の原稿より上に積載された原稿が分離ロー
ラとの間に進入するのを防止する複数の分離ベルトと、
を備えた原稿分離装置において、前記分離ローラと分離
ベルトの接触部にそれぞれ周方向の所定間隔を隔てて複
数の溝を設けるとともに、該接触部間の円周面に対向し
て、前記複数の分離ベルトの間に位置して原稿を該円周
面に加圧する加圧手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
の前方側に設けられ、該原稿載置台上の原稿束のうち最
下の原稿に当接して搬送方向に回転する分離ローラと、
分離ローラ又は該分離ローラ上の前記最下の原稿に所定
圧で接触し、前記最下の原稿より上に積載された原稿が
分離ローラとの間に進入するのを防止する分離ベルト
と、を備えた原稿分離装置において、前記分離ローラの
外周部に所定の溝部と周壁面部とを形成し、該溝部と周
壁面部とは該分離ローラの周方向何れの箇所でも軸線方
向に隣接していることを特徴とするものであり、請求項
5記載の発明は、原稿載置台の前方側に設けられ、該原
稿載置台上の原稿束のうち最下の原稿に当接して搬送方
向に回転する分離ローラと、互いに離間して分離ローラ
又は該分離ローラ上の前記最下の原稿に所定圧で接触
し、前記最下の原稿より上に積載された原稿が分離ロー
ラとの間に進入するのを防止する複数の分離ベルトと、
を備えた原稿分離装置において、前記分離ローラと分離
ベルトの接触部にそれぞれ周方向の所定間隔を隔てて複
数の溝を設けるとともに、該接触部間の円周面に対向し
て、前記複数の分離ベルトの間に位置して原稿を該円周
面に加圧する加圧手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、分離ローラの分離ベ
ルトとの接触部に設けられた複数の溝のそれぞれが、分
離ローラの任意の横断面上で分離ローラの回転方向前方
側の側壁の切り込み角より後方側の側壁の切り込み角の
方が小さくなっている。したがって、分離ローラ上への
原稿先端の送り込み時に原稿先端部が座屈するのが防止
されるとともに、汚れに強い分離ローラとなり、しか
も、前記溝の回転方向前方側の側壁の切り込み角が大き
くなっていることで該溝間に形成された山の内方側への
逃げが抑制され、搬送力の低下が防止される。
ルトとの接触部に設けられた複数の溝のそれぞれが、分
離ローラの任意の横断面上で分離ローラの回転方向前方
側の側壁の切り込み角より後方側の側壁の切り込み角の
方が小さくなっている。したがって、分離ローラ上への
原稿先端の送り込み時に原稿先端部が座屈するのが防止
されるとともに、汚れに強い分離ローラとなり、しか
も、前記溝の回転方向前方側の側壁の切り込み角が大き
くなっていることで該溝間に形成された山の内方側への
逃げが抑制され、搬送力の低下が防止される。
【0012】請求項2記載の発明では、分離ローラと分
離ベルトの接触部に近接して、原稿を分離ローラに加圧
する加圧手段が設けられる。したがって、分離ローラに
よる搬送力が高められるとともに、原稿と分離ベルトと
が擦れ難くなり、原稿先端部の座屈もないことから、汚
れに強く、不送り等も無い搬送力の高い原稿分離装置と
なる。さらに、請求項3記載の発明では、前記加圧手段
が、前記分離ローラと分離ベルトの接触部又はそれより
上流側で原稿を加圧するから、原稿にカール等のダメー
ジを与え難くなる。
離ベルトの接触部に近接して、原稿を分離ローラに加圧
する加圧手段が設けられる。したがって、分離ローラに
よる搬送力が高められるとともに、原稿と分離ベルトと
が擦れ難くなり、原稿先端部の座屈もないことから、汚
れに強く、不送り等も無い搬送力の高い原稿分離装置と
なる。さらに、請求項3記載の発明では、前記加圧手段
が、前記分離ローラと分離ベルトの接触部又はそれより
上流側で原稿を加圧するから、原稿にカール等のダメー
ジを与え難くなる。
【0013】また、請求項4記載の発明では、分離ロー
ラの周方向何れの箇所でも軸線方向に隣接するように溝
部と周壁面部とが形成される。したがって、原稿先端を
常に周壁面部に当接させて先端部の座屈を防止すること
ができる。請求項5記載の発明では、分離ローラと複数
の分離ベルトの接触部にそれぞれ周方向所定間隔で複数
の溝を設けるとともに、該接触部間の円周面に対向して
原稿加圧手段が設けられる。したがって、分離ベルトと
の接触により汚れ易い部位には複数の溝による汚れ防止
と加圧手段による汚れ防止が図られ、しかも分離ベルト
と接触しない部分で加圧手段を効かせることにより充分
な搬送力を確保することができる。
ラの周方向何れの箇所でも軸線方向に隣接するように溝
部と周壁面部とが形成される。したがって、原稿先端を
常に周壁面部に当接させて先端部の座屈を防止すること
ができる。請求項5記載の発明では、分離ローラと複数
の分離ベルトの接触部にそれぞれ周方向所定間隔で複数
の溝を設けるとともに、該接触部間の円周面に対向して
原稿加圧手段が設けられる。したがって、分離ベルトと
の接触により汚れ易い部位には複数の溝による汚れ防止
と加圧手段による汚れ防止が図られ、しかも分離ベルト
と接触しない部分で加圧手段を効かせることにより充分
な搬送力を確保することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図4は本発明に係る自動原稿給送装置の第1実施例
を示す図である。まず、構成を説明する。図1および図
2において、10は複写機の本体(詳細は図示していな
い)、11はこの複写機本体10のコンタクトガラス12上を
覆うように配設された循環式の原稿送り装置であり、原
稿送り装置11は複数の原稿よりなる図示しない原稿束を
載置(セット)する原稿載置台21と、原稿載置台21上に
セットされた原稿束の最下の原稿を順次コンタクトガラ
ス12上に送り出す給紙部22と、給紙部22から送り出され
た原稿をコンタクトガラス12上に搬入・搬出する搬送部
23と、搬送部23によって搬出された原稿を反転させる反
転部24と、反転部24からの原稿を原稿載置台21上の原稿
束の上に戻すリターン部25と、これらを制御する図示し
ない制御部とを具備している。
1〜図4は本発明に係る自動原稿給送装置の第1実施例
を示す図である。まず、構成を説明する。図1および図
2において、10は複写機の本体(詳細は図示していな
い)、11はこの複写機本体10のコンタクトガラス12上を
覆うように配設された循環式の原稿送り装置であり、原
稿送り装置11は複数の原稿よりなる図示しない原稿束を
載置(セット)する原稿載置台21と、原稿載置台21上に
セットされた原稿束の最下の原稿を順次コンタクトガラ
ス12上に送り出す給紙部22と、給紙部22から送り出され
た原稿をコンタクトガラス12上に搬入・搬出する搬送部
23と、搬送部23によって搬出された原稿を反転させる反
転部24と、反転部24からの原稿を原稿載置台21上の原稿
束の上に戻すリターン部25と、これらを制御する図示し
ない制御部とを具備している。
【0015】原稿載置台21は、一対のサイドフェンス31
と、切欠部(欠円部)を有する複数の呼出コロ32A、32
B)とが設けられており、呼出コロ32A、32Bは回転時
にその円周部を間欠的にテーブル21上に突出させて原稿
の下面と摩擦当接する。また、原稿載置台21の前方側に
は原稿ストッパ33が設けられており、このストッパ33の
先端部は自重により原稿束の上面に当接する。このスト
ッパ33は、後述する循環経路を一巡して後方から返送さ
れる原稿のシートS(以下、単に原稿Sという)を、折
曲されたその先端部で衝止し、最初に原稿載置台21上に
セットされたままの原稿束に対しリターン部25によって
その原稿束の上に返送された返送原稿束を仕切るととも
に、これらの原稿Sのスキュウーを矯正する。なお、図
1において、36は可撓性シート(例えばマイラ)からな
る押え板で、ストッパ33と同様に図示しないソレノイド
によって上下に駆動され、下降時に撓みながら原稿上面
を所定圧で押圧する。また、原稿載置台21上の原稿セッ
トの有無は、原稿セットセンサ34によって検知される。
と、切欠部(欠円部)を有する複数の呼出コロ32A、32
B)とが設けられており、呼出コロ32A、32Bは回転時
にその円周部を間欠的にテーブル21上に突出させて原稿
の下面と摩擦当接する。また、原稿載置台21の前方側に
は原稿ストッパ33が設けられており、このストッパ33の
先端部は自重により原稿束の上面に当接する。このスト
ッパ33は、後述する循環経路を一巡して後方から返送さ
れる原稿のシートS(以下、単に原稿Sという)を、折
曲されたその先端部で衝止し、最初に原稿載置台21上に
セットされたままの原稿束に対しリターン部25によって
その原稿束の上に返送された返送原稿束を仕切るととも
に、これらの原稿Sのスキュウーを矯正する。なお、図
1において、36は可撓性シート(例えばマイラ)からな
る押え板で、ストッパ33と同様に図示しないソレノイド
によって上下に駆動され、下降時に撓みながら原稿上面
を所定圧で押圧する。また、原稿載置台21上の原稿セッ
トの有無は、原稿セットセンサ34によって検知される。
【0016】給紙部22は、ストッパ33の近傍からコンタ
クトガラス12の一側端まで湾曲して延在する搬送ガイド
41と、そのガイドに近接して所定の張力で張られた無端
の分離ベルト42と、ワンウェイクラッチ(図示せず)を
内蔵し分離ベルト42に圧接した分離ローラ43と、分離ベ
ルト42及び分離ローラ43により分離された原稿Sをコン
タクトガラス12側に引き出すプルアウトローラ44、45
と、原稿ストッパ33より前方で原稿Sを検知することに
よって、前記原稿束の最上に載置されていた最終原稿が
給紙されたか否かを検知する原稿仕切り検知センサ46
と、搬送原稿の先端及び後端を検知するレジストセンサ
47と、図示しない給紙モータとを有する。
クトガラス12の一側端まで湾曲して延在する搬送ガイド
41と、そのガイドに近接して所定の張力で張られた無端
の分離ベルト42と、ワンウェイクラッチ(図示せず)を
内蔵し分離ベルト42に圧接した分離ローラ43と、分離ベ
ルト42及び分離ローラ43により分離された原稿Sをコン
タクトガラス12側に引き出すプルアウトローラ44、45
と、原稿ストッパ33より前方で原稿Sを検知することに
よって、前記原稿束の最上に載置されていた最終原稿が
給紙されたか否かを検知する原稿仕切り検知センサ46
と、搬送原稿の先端及び後端を検知するレジストセンサ
47と、図示しない給紙モータとを有する。
【0017】ここで分離ベルト42及び分離ローラ43は、
原稿載置台21上の最下原稿を他の原稿から分離してプル
アウトローラ44、45まで搬送する分離手段を構成してお
り、分離ローラ43の周速が原稿搬送速度となるよう回転
するとき、原稿先端に当接する分離ベルト42が原稿搬送
方向と逆の方向にゆっくりと(原稿搬送速度の1/20
程度の速度で)回動することにより、両者の速度差及び
原稿紙に対する摩擦係数の違いにより最下の原稿Sのみ
を分離することができるようになっている。この分離ベ
ルト42は、固定ローラ38Aおよび移動ローラ38Bに巻回
され、移動ローラ38Bが回動レバー39を介してスプリン
グ40からの付勢力を受けることで、所定の張力を付与さ
れている。また、分離ローラ43は、給紙部22から搬送部
23への排出部に設けられたレジストセンサ47が原稿先端
を検知するとき、図示しないクラッチがOFFすること
によって駆動力を遮断される。さらに、分離ローラ43は
給送される原稿が完全に抜けるまで搬送負荷にならない
ように、内蔵した図示しないワンウェイクラッチにより
原稿に連れ回りするようになっている。
原稿載置台21上の最下原稿を他の原稿から分離してプル
アウトローラ44、45まで搬送する分離手段を構成してお
り、分離ローラ43の周速が原稿搬送速度となるよう回転
するとき、原稿先端に当接する分離ベルト42が原稿搬送
方向と逆の方向にゆっくりと(原稿搬送速度の1/20
程度の速度で)回動することにより、両者の速度差及び
原稿紙に対する摩擦係数の違いにより最下の原稿Sのみ
を分離することができるようになっている。この分離ベ
ルト42は、固定ローラ38Aおよび移動ローラ38Bに巻回
され、移動ローラ38Bが回動レバー39を介してスプリン
グ40からの付勢力を受けることで、所定の張力を付与さ
れている。また、分離ローラ43は、給紙部22から搬送部
23への排出部に設けられたレジストセンサ47が原稿先端
を検知するとき、図示しないクラッチがOFFすること
によって駆動力を遮断される。さらに、分離ローラ43は
給送される原稿が完全に抜けるまで搬送負荷にならない
ように、内蔵した図示しないワンウェイクラッチにより
原稿に連れ回りするようになっている。
【0018】さらに、図3に示すように、分離ローラ43
と分離ベルト42の接触部において、分離ローラ43には、
周方向の所定間隔を隔てて軸線と平行な(あるいは螺旋
状に捻れた)複数の溝48が設けられており、これらの溝
48の間の複数の突条49によって断面がノコ歯状の外周部
が形成されている。また、溝48は、分離ローラ43の回転
方向(図中反時計方向)の前方側と後方側とで切り込み
角度の異なる側壁面48a、48bを有しており、分離ロー
ラ43の任意の横断面上において各側壁面48a、48bと、
分離ローラ外周面の交点P1、P2を通る接線L1、L2と
の挟角α、βの関係は、前記回転方向前方側の挟角αが
大きく、後方側の挟角βが小さくなっている。
と分離ベルト42の接触部において、分離ローラ43には、
周方向の所定間隔を隔てて軸線と平行な(あるいは螺旋
状に捻れた)複数の溝48が設けられており、これらの溝
48の間の複数の突条49によって断面がノコ歯状の外周部
が形成されている。また、溝48は、分離ローラ43の回転
方向(図中反時計方向)の前方側と後方側とで切り込み
角度の異なる側壁面48a、48bを有しており、分離ロー
ラ43の任意の横断面上において各側壁面48a、48bと、
分離ローラ外周面の交点P1、P2を通る接線L1、L2と
の挟角α、βの関係は、前記回転方向前方側の挟角αが
大きく、後方側の挟角βが小さくなっている。
【0019】プルアウトローラ44、45のうちローラ45
は、ローラ44に付勢されながら従動するローラであり、
このローラ45には図示しないロータリーエンコーダが接
続されている。このロータリーエンコーダ及びレジスト
センサ47は、原稿Sのサイズを検知するサイズ検知手段
を構成しており、このサイズ検知手段の検知情報に基づ
いて給送及び返送のタイミングが可変制御される。
は、ローラ44に付勢されながら従動するローラであり、
このローラ45には図示しないロータリーエンコーダが接
続されている。このロータリーエンコーダ及びレジスト
センサ47は、原稿Sのサイズを検知するサイズ検知手段
を構成しており、このサイズ検知手段の検知情報に基づ
いて給送及び返送のタイミングが可変制御される。
【0020】搬送部23は、一対のローラ51、52に巻き掛
けられた無端搬送ベルト53と、搬送ベルト53の下走部を
コンタクトガラス12に押し付ける複数の加圧コロ54とを
有しており、この搬送部23はベルト搬送モータ55の作動
により給紙部22からの原稿Sをコンタクトガラス12上の
所定の露光位置に搬入するとともに、露光された後の原
稿Sをコンタクトガラス12上から反転部24に搬出する。
ここで、露光位置とは、例えば原稿後端が図1における
コンタクトガラス12の左端側にほぼ一致する位置であ
り、レジストセンサ47が原稿後端を検知した後、プルア
ウトローラ45の回転を検知するエンコーダのカウント数
に基づき、無端搬送ベルト53が逆転駆動されるようにな
っている。
けられた無端搬送ベルト53と、搬送ベルト53の下走部を
コンタクトガラス12に押し付ける複数の加圧コロ54とを
有しており、この搬送部23はベルト搬送モータ55の作動
により給紙部22からの原稿Sをコンタクトガラス12上の
所定の露光位置に搬入するとともに、露光された後の原
稿Sをコンタクトガラス12上から反転部24に搬出する。
ここで、露光位置とは、例えば原稿後端が図1における
コンタクトガラス12の左端側にほぼ一致する位置であ
り、レジストセンサ47が原稿後端を検知した後、プルア
ウトローラ45の回転を検知するエンコーダのカウント数
に基づき、無端搬送ベルト53が逆転駆動されるようにな
っている。
【0021】反転部24は、コンタクトガラス12の他側端
から上方に湾曲して延在する反転ガイド61と、そのガイ
ドに沿って設けられた反転ローラ62と、反転ローラ62に
加圧する加圧コロ63と、反転ローラ62の下流側で図中の
実線位置と仮想線位置とに変位可能な切換爪64と、前記
反転搬送通路内の原稿Sを検知する反転センサ65と、反
転ローラ62を駆動する図示しない反転モータとを有して
いる。反転ガイド61は内部の反転搬送通路に沿って原稿
Sが移動(Uターン)するとき、この原稿Sの上下面を
反転させることができる。反転ローラ62及び加圧コロ63
は、無端搬送ベルト53とは別個に単独のモータで駆動さ
れ、無端搬送ベルト53の作動に連動するよう反転センサ
65の検知情報等に基づいて回転制御される。また、切換
爪64は、図中の実線位置に切換えられたとき、露光済み
の原稿(例えば、片面原稿又は両面露光済みの両面原
稿)をリターン部25側に案内する一方、図中の破線位置
に切換えられたとき、露光済みの原稿(例えば片面露光
済みの両面原稿)を反転してこの反転原稿をコンタクト
ガラス12側に送り出すことができる。
から上方に湾曲して延在する反転ガイド61と、そのガイ
ドに沿って設けられた反転ローラ62と、反転ローラ62に
加圧する加圧コロ63と、反転ローラ62の下流側で図中の
実線位置と仮想線位置とに変位可能な切換爪64と、前記
反転搬送通路内の原稿Sを検知する反転センサ65と、反
転ローラ62を駆動する図示しない反転モータとを有して
いる。反転ガイド61は内部の反転搬送通路に沿って原稿
Sが移動(Uターン)するとき、この原稿Sの上下面を
反転させることができる。反転ローラ62及び加圧コロ63
は、無端搬送ベルト53とは別個に単独のモータで駆動さ
れ、無端搬送ベルト53の作動に連動するよう反転センサ
65の検知情報等に基づいて回転制御される。また、切換
爪64は、図中の実線位置に切換えられたとき、露光済み
の原稿(例えば、片面原稿又は両面露光済みの両面原
稿)をリターン部25側に案内する一方、図中の破線位置
に切換えられたとき、露光済みの原稿(例えば片面露光
済みの両面原稿)を反転してこの反転原稿をコンタクト
ガラス12側に送り出すことができる。
【0022】リターン部25は、原稿載置台21上で原稿搬
送方向に移動可能な排紙ユニット71と、排紙ユニット71
の排紙方向後側に連結され、排紙ユニット71の移動に伴
って伸縮する伸縮ガイド部を構成するガイド板72,73,
74と、反転部24から排出された原稿を排紙ユニット71ま
で搬送する中間ベルト75とを有しており、排紙ユニット
71は中間ベルト75側から原稿載置台21の原稿載置部側へ
の排紙経路を形成するガイド76と、ガイド76に沿って設
けられた複数組の排紙ローラ77A,77Bと、排紙ローラ
77A,77Bを駆動する排紙モータ78と、外装カバー79と
を有している。このリターン部25は、原稿が原稿ストッ
パ33と当接するようにセットされるとき、図示しない移
動手段により原稿後端位置まで移動され位置決めされ
る。
送方向に移動可能な排紙ユニット71と、排紙ユニット71
の排紙方向後側に連結され、排紙ユニット71の移動に伴
って伸縮する伸縮ガイド部を構成するガイド板72,73,
74と、反転部24から排出された原稿を排紙ユニット71ま
で搬送する中間ベルト75とを有しており、排紙ユニット
71は中間ベルト75側から原稿載置台21の原稿載置部側へ
の排紙経路を形成するガイド76と、ガイド76に沿って設
けられた複数組の排紙ローラ77A,77Bと、排紙ローラ
77A,77Bを駆動する排紙モータ78と、外装カバー79と
を有している。このリターン部25は、原稿が原稿ストッ
パ33と当接するようにセットされるとき、図示しない移
動手段により原稿後端位置まで移動され位置決めされ
る。
【0023】なお、図1において、81は、リターン部25
に設けられた原稿押出し板であり、原稿押出し板81はリ
ターン部25の位置決めと同時に原稿を分離ローラ43側に
押し出すようになっている。また、82は、リターン部25
の出口付近に設置した排紙センサで、リターン部25から
返送される原稿Sを検知して排紙情報を出力する。次
に、その作用について説明する。
に設けられた原稿押出し板であり、原稿押出し板81はリ
ターン部25の位置決めと同時に原稿を分離ローラ43側に
押し出すようになっている。また、82は、リターン部25
の出口付近に設置した排紙センサで、リターン部25から
返送される原稿Sを検知して排紙情報を出力する。次
に、その作用について説明する。
【0024】まず、予め画像面を上向きにして重ねた原
稿束をその先端が原稿ストッパ33に当接するよう原稿載
置台21上に載置し、両側のサイドフェンス31を接近させ
て原稿束の両側をガイドした後、排紙ユニット71を原稿
サイズに適合する位置に移動させておく。次いで、複写
機本体10のコピースタートキーを押下すると、前記制御
部によって各駆動系が適宜駆動され、原稿載置台21上に
セットされた原稿束の最下の原稿Sが給紙部22及び搬送
部23によって複写機本体10上の前記露光位置まで給送さ
れる。
稿束をその先端が原稿ストッパ33に当接するよう原稿載
置台21上に載置し、両側のサイドフェンス31を接近させ
て原稿束の両側をガイドした後、排紙ユニット71を原稿
サイズに適合する位置に移動させておく。次いで、複写
機本体10のコピースタートキーを押下すると、前記制御
部によって各駆動系が適宜駆動され、原稿載置台21上に
セットされた原稿束の最下の原稿Sが給紙部22及び搬送
部23によって複写機本体10上の前記露光位置まで給送さ
れる。
【0025】次いで、複写機本体10の走査照明動作によ
って露光位置の原稿Sの原稿面が露光される。次いで、
反転部24及びリターン部25が、露光された原稿Sの上下
(原稿)面を反転させながらこの原稿Sを原稿載置台21
上の原稿束の上に排紙する。すなわち、露光完了後の原
稿Sは、無端搬送ベルト53によって反転部24へ搬送され
た後、反転ローラ62及び加圧コロ63より反転ガイド61に
沿って送られながら例えば上下面を反転させ、この反転
状態でリターン部25に搬送される。次いで、この反転原
稿Sは中間ベルト75によってガイド板72、73、74に沿っ
て搬送され、排紙ローラ77A、77Bによってガイド76に
沿って排紙され、原稿載置台21上の原稿束の上に返送さ
れる。また、原稿載置台21上の原稿束の上に排紙される
それぞれの原稿Sは、ストッパ33に突き当り、この原稿
ストッパ33により露光前の原稿束とは仕切られた状態で
その原稿束の上に順次積載される。
って露光位置の原稿Sの原稿面が露光される。次いで、
反転部24及びリターン部25が、露光された原稿Sの上下
(原稿)面を反転させながらこの原稿Sを原稿載置台21
上の原稿束の上に排紙する。すなわち、露光完了後の原
稿Sは、無端搬送ベルト53によって反転部24へ搬送され
た後、反転ローラ62及び加圧コロ63より反転ガイド61に
沿って送られながら例えば上下面を反転させ、この反転
状態でリターン部25に搬送される。次いで、この反転原
稿Sは中間ベルト75によってガイド板72、73、74に沿っ
て搬送され、排紙ローラ77A、77Bによってガイド76に
沿って排紙され、原稿載置台21上の原稿束の上に返送さ
れる。また、原稿載置台21上の原稿束の上に排紙される
それぞれの原稿Sは、ストッパ33に突き当り、この原稿
ストッパ33により露光前の原稿束とは仕切られた状態で
その原稿束の上に順次積載される。
【0026】ところで、本実施例では、分離ローラ43の
外周部に、給送原稿の先端部と当接する傾きの緩い側壁
面48bと、分離ローラ43の回転方向前方側の傾きのきつ
い側壁面48aとを有する複数の溝48が形成されている。
したがって、押出し板81により給紙方向に押し出された
原稿Sの先端部が溝48の側壁面48bに突き当たって呼出
コロ32A、32Bと分離ベルト42及び分離ローラ43との間
で座屈するのが防止され(図4参照)、原稿が折れてし
まうのが防止される。この結果、汚れに強い分離ローラ
となり、しかも、溝48の回転方向前方側の側壁48aの切
り込み角αが後方側の側壁48bの切り込み角βより大き
くなっていることで、複数の溝48の間に形成された複数
の山49に前記後方側への反力が作用しても、山49の先端
が半径方向内方側に変形するのが抑制され、搬送力の低
下が防止される。したがって、充分な搬送力が得られ、
不送り等が防止される。
外周部に、給送原稿の先端部と当接する傾きの緩い側壁
面48bと、分離ローラ43の回転方向前方側の傾きのきつ
い側壁面48aとを有する複数の溝48が形成されている。
したがって、押出し板81により給紙方向に押し出された
原稿Sの先端部が溝48の側壁面48bに突き当たって呼出
コロ32A、32Bと分離ベルト42及び分離ローラ43との間
で座屈するのが防止され(図4参照)、原稿が折れてし
まうのが防止される。この結果、汚れに強い分離ローラ
となり、しかも、溝48の回転方向前方側の側壁48aの切
り込み角αが後方側の側壁48bの切り込み角βより大き
くなっていることで、複数の溝48の間に形成された複数
の山49に前記後方側への反力が作用しても、山49の先端
が半径方向内方側に変形するのが抑制され、搬送力の低
下が防止される。したがって、充分な搬送力が得られ、
不送り等が防止される。
【0027】図5〜図8は、本発明に係る原稿分離装置
の第2実施例を示す図である。なお、本実施例において
上述例と同一の構成については、同一符合を用いて説明
し、重複する説明を省略する。図5において、142A、1
42B、142C(以下、単に142と表す)は、複数の(3つ
の)無端の分離ベルト、143は分離ローラであり、分離
ベルト142および分離ローラ143は原稿載置台21の前方側
に設けられている。ここで、分離ローラ143は、原稿載
置台21上の原稿束がその上部に送り込まれたとき、原稿
束の最下の原稿Sに当接して搬送方向(図中反時計方
向)に回転するようになっている。
の第2実施例を示す図である。なお、本実施例において
上述例と同一の構成については、同一符合を用いて説明
し、重複する説明を省略する。図5において、142A、1
42B、142C(以下、単に142と表す)は、複数の(3つ
の)無端の分離ベルト、143は分離ローラであり、分離
ベルト142および分離ローラ143は原稿載置台21の前方側
に設けられている。ここで、分離ローラ143は、原稿載
置台21上の原稿束がその上部に送り込まれたとき、原稿
束の最下の原稿Sに当接して搬送方向(図中反時計方
向)に回転するようになっている。
【0028】また、図6〜図8に示すように、分離ロー
ラ143は、複数の分離ベルト142との接触部のそれぞれ
に、周方向所定間隔を隔てる複数の溝148a、148b、14
8cを有し、これら3つの接触部の間に2つの円周面151
a、151bを有している。これらの溝溝148a、148b、1
48cおよび円周面151a、151bは、分離ローラ143の外
周部に形成された所定の溝部と周壁面部であり、分離ロ
ーラ143の周方向何れの箇所においても分離ローラ143の
軸線方向に隣接している。
ラ143は、複数の分離ベルト142との接触部のそれぞれ
に、周方向所定間隔を隔てる複数の溝148a、148b、14
8cを有し、これら3つの接触部の間に2つの円周面151
a、151bを有している。これらの溝溝148a、148b、1
48cおよび円周面151a、151bは、分離ローラ143の外
周部に形成された所定の溝部と周壁面部であり、分離ロ
ーラ143の周方向何れの箇所においても分離ローラ143の
軸線方向に隣接している。
【0029】また、分離ベルト142と分離ローラ143の接
触部に近接するように、3つの分離ベルト142の間で分
離ローラ143の2つの円周面151a、151bに対向する2
つの加圧コロ161、162が設けられている。加圧コロ16
1、162は、板バネ163、164を介して原稿送り装置11のフ
レーム111に支持され、両板バネ163、164によって分離
ローラ143の円周面151a、151b上に所定圧で付勢(加
圧)されている。したがって、加圧コロ161、162および
板バネ163、164は、原稿Sを分離ローラ143の円周面151
a、151bに加圧する加圧手段165を構成している。
触部に近接するように、3つの分離ベルト142の間で分
離ローラ143の2つの円周面151a、151bに対向する2
つの加圧コロ161、162が設けられている。加圧コロ16
1、162は、板バネ163、164を介して原稿送り装置11のフ
レーム111に支持され、両板バネ163、164によって分離
ローラ143の円周面151a、151b上に所定圧で付勢(加
圧)されている。したがって、加圧コロ161、162および
板バネ163、164は、原稿Sを分離ローラ143の円周面151
a、151bに加圧する加圧手段165を構成している。
【0030】なお、両加圧コロ161、162の所定のコロ圧
は、分離ベルト142の張力と共に実験によって適当な値
に設定される。コロ161、162のコロ圧が大きいと、原稿
の密着が強くなって連れ送りが生ずるからである。ま
た、加圧コロ161、162は、分離ローラ143と分離ベルト1
42との接触部又はそれより上流側で原稿を加圧するよう
になっており、両コロ161、162の好ましい設置位置の範
囲γは、分離ベルト142の分離ローラ143への巻き付け角
θより大きく、図中時計方向に広がっている。このよう
にするのは、原稿Sの後端が加圧コロ161、162を抜ける
まで分離ローラ143が回転することから、次の原稿が加
圧コロ161、162の部分にまで引き込まれてカール(巻き
ぐせ)が生じるからである。
は、分離ベルト142の張力と共に実験によって適当な値
に設定される。コロ161、162のコロ圧が大きいと、原稿
の密着が強くなって連れ送りが生ずるからである。ま
た、加圧コロ161、162は、分離ローラ143と分離ベルト1
42との接触部又はそれより上流側で原稿を加圧するよう
になっており、両コロ161、162の好ましい設置位置の範
囲γは、分離ベルト142の分離ローラ143への巻き付け角
θより大きく、図中時計方向に広がっている。このよう
にするのは、原稿Sの後端が加圧コロ161、162を抜ける
まで分離ローラ143が回転することから、次の原稿が加
圧コロ161、162の部分にまで引き込まれてカール(巻き
ぐせ)が生じるからである。
【0031】上記構成を有する本実施例の原稿分離装置
では、分離ローラ143 と分離ベルト142の接触部に近接
して、原稿Sを分離ローラ143側に加圧する加圧手段165
が設けられているから、その加圧部位において原稿と分
離ローラ143との接触圧が大きくなり、分離ローラ143に
よる搬送力が高められる。さらに、近接する分離ベルト
142と分離ローラ143(又は同ローラ143上の原稿)の接
触部において、原稿Pと分離ベルト142とが擦れ難くな
り、原稿Sの先端部の座屈もないことから、汚れに強
く、不送り等も無い搬送力の高い原稿送り装置を実現す
ることができる。また、本実施例では、前記加圧手段16
5 が、分離ローラ143 と分離ベルト142の接触部又はそ
れより上流側で原稿Sを加圧するから、原稿Sを加圧コ
ロ161、162より下流側に排出するために後続原稿を分離
ローラ143上に長く巻き付けることがなく、後続原稿に
巻きぐせがつくのを防止できる。この結果、原稿にカー
ル等のダメージを与え難くなる。
では、分離ローラ143 と分離ベルト142の接触部に近接
して、原稿Sを分離ローラ143側に加圧する加圧手段165
が設けられているから、その加圧部位において原稿と分
離ローラ143との接触圧が大きくなり、分離ローラ143に
よる搬送力が高められる。さらに、近接する分離ベルト
142と分離ローラ143(又は同ローラ143上の原稿)の接
触部において、原稿Pと分離ベルト142とが擦れ難くな
り、原稿Sの先端部の座屈もないことから、汚れに強
く、不送り等も無い搬送力の高い原稿送り装置を実現す
ることができる。また、本実施例では、前記加圧手段16
5 が、分離ローラ143 と分離ベルト142の接触部又はそ
れより上流側で原稿Sを加圧するから、原稿Sを加圧コ
ロ161、162より下流側に排出するために後続原稿を分離
ローラ143上に長く巻き付けることがなく、後続原稿に
巻きぐせがつくのを防止できる。この結果、原稿にカー
ル等のダメージを与え難くなる。
【0032】このように、分離ローラ143の外周部のう
ち、分離ベルト142との接触により汚れ易い部位には複
数の溝148を形成することによる汚れ防止が図られ、更
に、その近傍での加圧手段165の作動により原稿Sと分
離ローラ143の擦れを軽減する汚れ防止が図られる。し
たがって、加えて、分離ベルト142と接触しない円周面1
51a、151b上で加圧手段165が作動するから、この領域
での摩擦係数の低下が少なく、充分な搬送力を確保する
ことができる。
ち、分離ベルト142との接触により汚れ易い部位には複
数の溝148を形成することによる汚れ防止が図られ、更
に、その近傍での加圧手段165の作動により原稿Sと分
離ローラ143の擦れを軽減する汚れ防止が図られる。し
たがって、加えて、分離ベルト142と接触しない円周面1
51a、151b上で加圧手段165が作動するから、この領域
での摩擦係数の低下が少なく、充分な搬送力を確保する
ことができる。
【0033】なお、上述の各実施例においては、溝48、
148a、148b、148cがそれぞれローラ軸線方向と平行
な溝として形成されていたが、図9に示すように螺旋状
の溝にすることができる。同図において、複数の溝部24
8は、分離ローラ243の外周部に周方向所定間隔にかつ螺
旋状に形成されており、複数の螺旋状の溝部248の間に
螺旋状の周壁面部251が形成されている。すなわち、溝
部248と周壁面部251とは、分離ローラ243の周方向何れ
の箇所においても分離ローラ243の軸線方向に隣接して
いる。このようにすれば、螺旋状の溝248の側壁切込み
角をきつくして溝間ピッチを比較的小さくし汚れに強く
するとともに、搬送力を十分に確保することができ、さ
らに、原稿先端部が溝248に入り込まないから原稿先端
部の座屈を確実に防止することができる。
148a、148b、148cがそれぞれローラ軸線方向と平行
な溝として形成されていたが、図9に示すように螺旋状
の溝にすることができる。同図において、複数の溝部24
8は、分離ローラ243の外周部に周方向所定間隔にかつ螺
旋状に形成されており、複数の螺旋状の溝部248の間に
螺旋状の周壁面部251が形成されている。すなわち、溝
部248と周壁面部251とは、分離ローラ243の周方向何れ
の箇所においても分離ローラ243の軸線方向に隣接して
いる。このようにすれば、螺旋状の溝248の側壁切込み
角をきつくして溝間ピッチを比較的小さくし汚れに強く
するとともに、搬送力を十分に確保することができ、さ
らに、原稿先端部が溝248に入り込まないから原稿先端
部の座屈を確実に防止することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、分離ロー
ラの分離ベルトとの接触部に設けた複数の溝のそれぞれ
を、分離ローラの任意の横断面上で分離ローラの回転方
向前方側の側壁の切り込み角より後方側の側壁の切り込
み角の方が小さくなるようにしているので、分離ローラ
上への原稿先端の送り込み時に原稿先端部が座屈するの
を防止し、汚れに強い分離ローラを得ることができる。
また、前記溝の分離ローラ回転方向前方側の側壁の切り
込み角が大きくなっていることにより、該溝間に形成さ
れた山の内方側への逃げを抑制して、搬送力の低下を防
止することができる。
ラの分離ベルトとの接触部に設けた複数の溝のそれぞれ
を、分離ローラの任意の横断面上で分離ローラの回転方
向前方側の側壁の切り込み角より後方側の側壁の切り込
み角の方が小さくなるようにしているので、分離ローラ
上への原稿先端の送り込み時に原稿先端部が座屈するの
を防止し、汚れに強い分離ローラを得ることができる。
また、前記溝の分離ローラ回転方向前方側の側壁の切り
込み角が大きくなっていることにより、該溝間に形成さ
れた山の内方側への逃げを抑制して、搬送力の低下を防
止することができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、分離ローラ
と分離ベルトの接触部に近接して原稿を分離ローラに加
圧する加圧手段を設けているので、分離ローラによる搬
送力を高めるとともに、原稿と分離ベルトとが擦れ難
く、原稿先端部の座屈のなく、汚れに強く、不送り等も
無い搬送力の高い原稿分離装置を得ることができる。請
求項3記載の発明によれば、前記加圧手段が分離ローラ
と分離ベルトの接触部又はそれより上流側で原稿を加圧
するようにしているので、原稿にカール等のダメージを
与え難くすることができる。
と分離ベルトの接触部に近接して原稿を分離ローラに加
圧する加圧手段を設けているので、分離ローラによる搬
送力を高めるとともに、原稿と分離ベルトとが擦れ難
く、原稿先端部の座屈のなく、汚れに強く、不送り等も
無い搬送力の高い原稿分離装置を得ることができる。請
求項3記載の発明によれば、前記加圧手段が分離ローラ
と分離ベルトの接触部又はそれより上流側で原稿を加圧
するようにしているので、原稿にカール等のダメージを
与え難くすることができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、分離ローラ
の周方向何れの箇所でも該ローラ軸線方向に隣接するよ
うに溝部と周壁面部とを形成しているので、原稿先端を
常に周壁面部に当接させて溝部に入り込まないようにす
ることができ、原稿先端部の座屈を防止することができ
る。請求項5記載の発明によれば、分離ローラと複数の
分離ベルトの接触部にそれぞれ周方向所定間隔で複数の
溝を設けるとともに、該接触部間の円周面に対向して原
稿加圧手段を設けているので、分離ベルトとの接触によ
り汚れ易い部位には複数の溝による汚れ防止と加圧手段
による汚れ防止を図り、併せて、分離ベルトと接触しな
い部分で加圧手段を効かせることにより充分な搬送力を
確保することができる。
の周方向何れの箇所でも該ローラ軸線方向に隣接するよ
うに溝部と周壁面部とを形成しているので、原稿先端を
常に周壁面部に当接させて溝部に入り込まないようにす
ることができ、原稿先端部の座屈を防止することができ
る。請求項5記載の発明によれば、分離ローラと複数の
分離ベルトの接触部にそれぞれ周方向所定間隔で複数の
溝を設けるとともに、該接触部間の円周面に対向して原
稿加圧手段を設けているので、分離ベルトとの接触によ
り汚れ易い部位には複数の溝による汚れ防止と加圧手段
による汚れ防止を図り、併せて、分離ベルトと接触しな
い部分で加圧手段を効かせることにより充分な搬送力を
確保することができる。
【図1】請求項1記載の発明に係る原稿分離装置の一実
施例の全体構成図である。
施例の全体構成図である。
【図2】その原稿分離装置の要部構成図である。
【図3】その分離ローラに形成する溝形状を示す図で、
(a)はその分離ローラの側面図、(b)は(a)のB
3部拡大図である。
(a)はその分離ローラの側面図、(b)は(a)のB
3部拡大図である。
【図4】一実施例の作用説明図である。
【図5】請求項2〜4記載の発明に係る原稿分離装置の
一実施例を示すその要部構成図である。
一実施例を示すその要部構成図である。
【図6】その溝及び加圧手段の配置を示す部分側面図で
ある。
ある。
【図7】その分離ローラの形状を示す図で、(a)はそ
の正面断面図、(b)はその側面図である。
の正面断面図、(b)はその側面図である。
【図8】その分離ローラの外観斜視図である。
【図9】溝部および円周面部の他の態様を示す分離ロー
ラの外観斜視図である。
ラの外観斜視図である。
【図10】従来の分離ローラに形成されている溝形状を示
す図で、(a)はその分離ローラの側面図、(b)は
(a)のB9部拡大図である。
す図で、(a)はその分離ローラの側面図、(b)は
(a)のB9部拡大図である。
【図11】従来の課題の説明図である。
21 原稿載置台 42、142A、142B、142C 分離ベルト 43、143 分離ローラ 48 溝 48a、48b 側壁面 49 突条 142A、142B、142C 分離ベルト 143 分離ローラ 148a、148b、148c 複数の溝(溝部) 149 山 151a、151b 円周面(周壁面部) 161、162 加圧コロ 165 加圧手段 248 溝部 251 周壁面部 P 原稿 P1、P2 交点 L1、L2 接線 α、β 挟角
Claims (5)
- 【請求項1】原稿載置台の前方側に設けられ、該原稿載
置台上の原稿束のうち最下の原稿に当接して搬送方向に
回転する分離ローラと、 分離ローラ又は該分離ローラ上の前記最下の原稿に所定
圧で接触し、前記最下の原稿より上に積載された原稿が
分離ローラとの間に進入するのを防止する分離ベルト
と、を備えた原稿分離装置において、 前記分離ローラの分離ベルトとの接触部に、周方向の所
定間隔を隔てて複数の溝を設け、 該溝が、前記分離ローラの回転方向前方側と後方側とで
切り込み角度の異なる側壁面を有し、該分離ローラの任
意の横断面上で、各側壁面とその分離ローラ外周面との
交点を通る接線との挟角が、前記回転方向前方側で大き
く、後方側で小さくなっていることを特徴とする原稿分
離装置。 - 【請求項2】原稿載置台の前方側に設けられ、該原稿載
置台上の原稿束のうち最下の原稿に当接して搬送方向に
回転する分離ローラと、 分離ローラ又は該分離ローラ上の前記最下の原稿に所定
圧で接触し、前記最下の原稿より上に積載された原稿が
分離ローラとの間に進入するのを防止する分離ベルト
と、を備えた原稿分離装置において、 前記分離ローラと分離ベルトの接触部に近接して、原稿
を分離ローラに加圧する加圧手段を設けたことを特徴と
する原稿分離装置。 - 【請求項3】前記加圧手段が、前記分離ローラと分離ベ
ルトの接触部又はそれより上流側で原稿を加圧すること
を特徴とする請求項2記載の原稿分離装置。 - 【請求項4】原稿載置台の前方側に設けられ、該原稿載
置台上の原稿束のうち最下の原稿に当接して搬送方向に
回転する分離ローラと、 分離ローラ又は該分離ローラ上の前記最下の原稿に所定
圧で接触し、前記最下の原稿より上に積載された原稿が
分離ローラとの間に進入するのを防止する分離ベルト
と、を備えた原稿分離装置において、 前記分離ローラの外周部に所定の溝部と周壁面部とを形
成し、該溝部と周壁面部とは該分離ローラの周方向何れ
の箇所でも軸線方向に隣接していることを特徴とする原
稿分離装置。 - 【請求項5】原稿載置台の前方側に設けられ、該原稿載
置台上の原稿束のうち最下の原稿に当接して搬送方向に
回転する分離ローラと、 互いに離間して分離ローラ又は該分離ローラ上の前記最
下の原稿に所定圧で接触し、前記最下の原稿より上に積
載された原稿が分離ローラとの間に進入するのを防止す
る複数の分離ベルトと、を備えた原稿分離装置におい
て、 前記分離ローラと分離ベルトの接触部にそれぞれ周方向
の所定間隔を隔てて複数の溝を設けるとともに、 該接触部間の円周面に対向して、前記複数の分離ベルト
の間に位置して原稿を該円周面に加圧する加圧手段を設
けたことを特徴とする原稿分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29612091A JPH05132162A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 原稿分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29612091A JPH05132162A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 原稿分離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05132162A true JPH05132162A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=17829400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29612091A Pending JPH05132162A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 原稿分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05132162A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140042691A1 (en) * | 2012-08-07 | 2014-02-13 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Sheet conveying roller and image forming apparatus |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP29612091A patent/JPH05132162A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140042691A1 (en) * | 2012-08-07 | 2014-02-13 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Sheet conveying roller and image forming apparatus |
US8807554B2 (en) * | 2012-08-07 | 2014-08-19 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Sheet conveying roller and image forming apparatus |
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