JPH05131676A - 画像走査記録装置 - Google Patents

画像走査記録装置

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Publication number
JPH05131676A
JPH05131676A JP3321127A JP32112791A JPH05131676A JP H05131676 A JPH05131676 A JP H05131676A JP 3321127 A JP3321127 A JP 3321127A JP 32112791 A JP32112791 A JP 32112791A JP H05131676 A JPH05131676 A JP H05131676A
Authority
JP
Japan
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pitch
beams
lens
inter
recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP3321127A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Iwasa
博司 岩佐
Masahide Ikeda
昌秀 池田
Makoto Kamibayashi
誠 上林
Zenji Wakimoto
善司 脇本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3321127A priority Critical patent/JPH05131676A/ja
Publication of JPH05131676A publication Critical patent/JPH05131676A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学系を小型化、ファイバーレス化し、画像
走査記録装置の低廉化を図る。 【構成】 各半導体レーザーLD1〜LD10は、それ
らのレーザー光ビームLB1〜LB10の断面がビーム
間ピッチp1、一定の配置ピッチにて二次元的に配列す
る様に配置されている。その結果、第1レンズ4aを小
型化できる。各レーザー光ビームLB1〜LB10は第
1縮小レンズ系4によりビーム間ピッチp2へ縮小され
た後、更にズームレンズ5によりテレセントリックな特
性を保持したままビーム間ピッチp3へ縮小される。そ
の後、第2縮小レンズ系6によりビーム間ピッチp4に
縮小されるとともに、感光材料10a上に微小光点とし
て集光される。その際、各露光信号V1〜V10は、各
網点信号B1〜B10に対して対応する半導体レーザー
の配置により定まる時間だけ相対的に遅延されている。
従って、複製画像は、1次元的に配列された微小光点に
より得られる画像と同一になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像走査記録装置、
特に複数のレーザー光ビームにより画像を複製する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】カラースキャナ等の画像走査記録装置に
おいては、主走査方向に回転する記録ドラム表面に装着
された感光材料に対して、記録ドラムの回転軸と平行な
副走査方向に移動する記録ヘッドから出射される複数の
レーザー光ビームを微小光点として照射し、しかもそれ
らのレーザー光ビームをそれぞれ独立に画像信号に基づ
いて変調すること(オンオフ制御)により、所望の複製
画像、例えば網目版画像を感光材料上に記録することが
行なわれている。この様な画像走査記録装置の記録ヘッ
ドとしては、従来より、He−Ne等のガスレーザーと
レーザー光ビームを複数本のビームに回転軸を中心とし
て主走査方向に回転する記録ドラム表面上に装着された
感光材料に対して、前記回転軸と平行な副走査方向に移
動する記録ヘッドから出射され、複数チャンネルの描画
信号に基づいて変調される複数の光ビームを照射するこ
とにより、前記感光材料上に複製画像を記録する画像走
査記録装置において、前記副走査方向に第1ビーム間ピ
ッチで配列された少なくとも1行の光ビーム群を発生す
る光ビーム発生手段と、この光ビーム発生手段からの光
ビーム群を入射し、前記第1ビーム間ピッチを第2ビー
ム間ピッチに縮小する第1縮小レンズ系と、分割するビ
ームスプリッタと多チャンネル音響光学光変調素子とを
備えたものが、一般的に用いられている。
【0003】しかし、上記記録ヘッドの構成は、音響光
学光変調素子自体が高価であり、又、音響光学光変調素
子を使用すると光軸調整に多大な時間を要する等の理由
により、装置全体のコストアップをひき起こすという難
点を有していた。
【0004】そこで、上記従来の記録ヘッドに代わるべ
きものとして、直接光ビームを変調可能な半導体レーザ
ーを光源に用いた記録ヘッドが開発されている。即ち、
複数個の半導体レーザーを所定のビーム間ピッチ(ビー
ム間ピッチの定義については、後述する。)で副走査方
向に一列に配置するとともに、各半導体レーザーから発
振されるレーザー光ビームをそれぞれ光ファイバー内に
入射し、光ファイバー内を伝播させることによってビー
ム間ピッチを縮小する構成が用いられている。その様な
記録ヘッドの構成を模式的に示したものが、図11であ
る。同図に示す様に、10チャンネルの半導体レーザー
LD1〜LD10より出射した各レーザー光ビームは、
光ファイバーよりなる導波路F1〜F10に導かれ、整
列部Hpに集まる。この際、レーザー光ビームのビーム
間ピッチは縮小されることになる。更に、整列部Hpよ
り出射した複数のレーザー光ビームは、対物レンズ4b
により感光材料上に微小光点として照射される。
【0005】上記従来の技術によれば、直接変調が可能
なため音響光学光変調素子を用いる必要がなく、しかも
半導体レーザー自体はガスレーザーに比べて安価である
ので、装置全体のコストを低減させることが可能とな
る。また、ビーム間ピッチの縮小に関しては、光ファイ
バーの代わりに複数のレンズで構成される縮小光学系が
用いられるものも有る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その様な数多
くの利点を有する半導体レーザーを用いた従来の記録ヘ
ッドにおいても尚、次の様な諸問題を有していたため、
更に装置のコストダウンを促進する際のネックとなって
いた。
【0007】 半導体レーザーが複数個一列に並べら
れているため、ビーム間ピッチを縮小するための光学系
そのものが大口径、大サイズ化し、レンズ収差や透過率
が悪化する。例えば、10mmピッチで10個の半導体
レーザーを一直線に並べた場合には、ビームの幅は90
mm程度となり、少なくとも90mmの口径の対物レン
ズ等が必要となる。そのため、レンズ収差が小さく透過
率の良い高性能な光学系を使用しなければならず、必然
的に装置のコストアップをもたらしていた。
【0008】 更に、複数の半導体レーザーを一列に
並べる様な構成では、ビーム間ピッチを物理的に小さく
するのにも限度があり、このことはいきおい光学系の縮
小倍率のアップをもたらす。そのため、光学系の調整公
差に余裕がなくなり、半導体レーザーを用いた記録ヘッ
ドにおいても同様に調整コストのアップをもたらしてい
た。
【0009】 又、光ファイバーを用いてビーム間ピ
ッチを縮小する場合も又、以下の種々の問題点をもたら
していたため、結果として装置のコストアップをもたら
し、装置のコストダウン推進の妨げとなっていた。即
ち、 (i) 光ファイバー端面にレーザー光ビームを高効率
で入射させる必要性から高精度の軸合せが求められ、そ
の結果、調整に多大な時間を要していた。
【0010】(ii) 光ファイバー内の透過率が45%
程度と低く、レーザー光ビームの光量の低下を招いてい
た。又、温度変化に伴い光ファイバーの光学的特性も変
化し、このことによってもレーザー光ビームの光量の低
下等を発生させていた。この様な光量の低下を補うため
には、半導体レーザーより発振されるレーザー光ビーム
の発振強度そのものを高める必要があるが、このことは
半導体レーザーの寿命を短くするという問題点を引き起
こしていた。
【0011】(iii ) 更に光ファイバーに用いる導波
路のコストが非常に高いため、光ファイバーを使用する
ことは、装置のコストダウンを図る上では、好ましくな
いということができる。
【0012】以上の諸問題点より、光ファイバーを使用
することなく、しかも縮小倍率が大きくない縮小光学系
を有する記録ヘッドの開発が待たれていた。
【0013】この発明はこの様な要望に答えるべくなさ
れたものであり、その目的は、容易にコストダウンを図
ることができる新規な構成の画像走査記録装置を提供す
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像走査
記録装置においては、回転軸を中心として主走査方向に
回転する記録ドラム表面上に装着された感光材料に対し
て、回転軸と平行な副走査方向に移動する記録ヘッドか
ら出射され、複数チャンネルの描画信号に基づいて変調
される複数の光ビームを照射することにより、感光材料
上に複製画像を記録する際に、主走査方向には一定の配
置ピッチで、副走査方向には一定のビーム間ピッチで2
次元的に配置され、それぞれ独立に光ビームを発生する
複数の光源と、記録ドラムの回転に基づいて、一定周期
の基準信号を作成する基準信号作成手段と、各チャンネ
ルの描画信号を、それぞれ対応する光源の主走査方向の
配置及び基準信号の周期に基づいて決まる時間だけ遅延
し、各チャンネル毎に露光信号として出力する描画信号
遅延手段と、この描画信号遅延手段から出力される各露
光信号に応答して、対応する光源をそれぞれ駆動する光
源駆動手段とを設ける様にしたものである。
【0015】又、請求項2記載の画像走査記録装置にお
いては、回転軸を中心として主走査方向に回転する記録
ドラム表面上に装着された感光材料に対して、回転軸と
平行な副走査方向に移動する記録ヘッドから出射され、
複数チャンネルの描画信号に基づいて変調される複数の
光ビームを照射することにより、感光材料上に複製画像
を記録する際に、副走査方向に第1ビーム間ピッチで配
列された少なくとも1行の光ビーム群を発生する光ビー
ム発生手段と、この光ビーム発生手段からの光ビーム群
を入射し、第1ビーム間ピッチを第2ビーム間ピッチに
縮小する第1縮小レンズ系と、テレセントリックな光学
系でかつ倍率を連続的に調整可能であって、第1縮小レ
ンズ系から出射された光ビーム群を入射し、第2ビーム
間ピッチを第2ビーム間ピッチに変倍するズームレンズ
と、このズームレンズから出射された光ビーム群を入射
して第3ビーム間ピッチを第4ビーム間ピッチに縮小
し、この第4ビーム間ピッチの光ビーム群を前記感光材
料上に照射する第2縮小レンズ系とを設ける様にしたも
のである。
【0016】
【作用】請求項1記載の画像走査記録装置では、複数の
光ビームが副走査方向には一定のビーム間ピッチで、主
走査方向には一定の配置ピッチで配列する様な2次元的
配列を有しているので、ビーム間ピッチと配置ピッチと
の組合せを適切化することにより、ビーム間ピッチを複
数個の光源を一列に配列した場合よりも小さく設定する
ことができる。
【0017】又、感光材料上に照射される微小光点の配
列は2次元的であるが、各光源は描画信号遅延手段にお
いて作成された露光信号によりそれぞれ駆動されるの
で、記録される複製画像は、1次元的に配列された微小
光点により得られる画像と同一になる。請求項2記載の
画像走査記録装置では、光ビーム群のビーム間ピッチ
が、第1縮小レンズ系、ズームレンズ及び第2縮小レン
ズ系から構成される光学系により順次、第1ビーム間ピ
ッチから第4ビーム間ピッチまで縮小され、ズームレン
ズの倍率を可変することにより、第3及び第4ビーム間
ピッチが連続的に調整される。又、ズームレンズがテレ
セントリックな光学系で構成されているので、各光ビー
ムの主光線が光軸に対して平行になる。
【0018】
【実施例】
A. 記録ヘッドの構成 図1は、この発明の一実施例である記録ヘッド1の光学
的構成を模式的に示した図である。同図に示す様に、光
ビーム発生部2は10個の半導体レーザーLD1〜LD
10をメインとして構成されており、光源としての半導
体レーザーLD1〜LD10は駆動回路部12を介して
それぞれ露光信号V1〜V10によって励起される。こ
れらの露光信号V1〜V10の作成方法の詳細について
は後述される。
【0019】光ビーム発生部2及びアパーチャー板3よ
り出射した10本のレーザー光ビームLB1〜LB10
は後述する通り第1ビーム間ピッチp1 を有しており、
第1レンズ4a,ミラーM1,M2及び対物レンズ4b
より構成される第1縮小レンズ系4に入射する。その結
果、10本のレーザー光ビームLB1〜LB10のビー
ム間ピッチは、第1レンズ4a及び対物レンズ4bによ
り第2ビーム間ピッチp2(p2<p1)に縮小され
る。
【0020】更に第1縮小レンズ系4より出射したレー
ザー光ビームLB1〜LB10はズームレンズ5に入射
し、それらのビーム間ピッチは第3ビーム間ピッチp3
(p3<p2)に縮小される。その後、レーザー光ビー
ムLB1〜LB10は第2縮小レンズ系6に入射し、第
4ビーム間ピッチp4(p4<p3)を有する微小光点
として記録ドラム10上に装着された感光材料10a上
に集光される。尚、図1においては複雑化を防止するた
め、光ビーム発生部2より出射されたレーザー光ビーム
LB1〜LB10の記載を省略し、光軸をもってレーザ
ー光ビームLB1〜LB10を表現している。以下、光
ビーム発生部2、アパーチャー板3、ズームレンズ5及
び第2縮小レンズ系6の具体的構成について順次説明す
る。
【0021】(1) 光ビーム発生部2 図2は光ビーム発生部2の一実施例を示す要部断面図で
あり、図3は各半導体レーザーLD1〜LD10からそ
れぞれ対応して出射されるレーザー光ビームLB1〜L
B10の相対的な位置関係を示す断面図である。なお図
3は、図1に示すD1方向から見た各半導体レーザーL
D1〜LD10の相対的な位置関係も示している。
【0022】図2に示す通り、レーザー取付機構2Aの
上部には保持部材HM4が取り付けられており、この保
持部材HM4の保持部に半導体レーザーLD4及びコリ
メートレンズCL4が保持されている。コリメートレン
ズCL4は半導体レーザーLD4から出射されたレーザ
ービームを平行光束とする。図示はしていないが、レー
ザー取付機構2Aの上部には、半導体レーザーLD8及
びコリメートレンズCL8を保持する保持部材HM8
も、保持部材HM4に対してD4方向(紙面の表面から
裏面に向かう方向、図3においてはD2方向)側に併設
されている。又、レーザー取付機構2Aの下部には、半
導体レーザーLD1及びコリメートレンズCL1を保持
する保持部材HM1が取り付けられている。同じく図示
はしていないが、レーザー取付機構2Aの下部には、半
導体レーザーLD5及びコリメートレンズCL5を保持
する保持部材HM5と、半導体レーザーLD9及びコリ
メートレンズCL9を保持する保持部材HM9と、が保
持部材HM1に対してD4方向側に併設されている。
【0023】同様にレーザー取付機構2Bの上部には半
導体レーザーLD2及びコリメートレンズCL2を保持
する保持部材HM2、半導体レーザーLD6及びコリメ
ートレンズCL6を保持する保持部材HM6及び半導体
レーザーLD10及びコリメートレンズCL10を保持
する保持部材HM10がD4方向に併設されており、さ
らにレーザー取付機構2Bの下部には半導体レーザーL
D3及びコリメートレンズCL3を保持する保持部材H
M3と、半導体レーザーLD7及びコリメートレンズC
L7を保持する保持部材HM7と、がD4方向に併設さ
れている。
【0024】なおレーザー取付機構2Bは、半導体レー
ザーLD4の中心軸と半導体レーザーLD2の中心軸と
が、紙面に平行な一平面上に投影された場合に、それら
の間隔が距離dとなる様に構成され、又、レーザー取付
機構2Aからのレーザー光ビームを通過させるための貫
通孔(図示せず)が設けられている。
【0025】ここに図3は、コリメートレンズCL1〜
CL10を通過した後のレーザー光ビームLB1〜LB
10全体の断面図を示した図であり、図1に示すD1方
向から見た図である。今、仮想的に、図3に示すD2方
向を「行」と呼ぶこととし、レーザー光ビームLB4及
びLB8が属する「行」を「第1行」と定義するものと
する。以下同様に、「第2行〜第4行」を定義する。
【0026】同図より、各レーザー光ビームLB1〜L
B10が次のビーム配列を満足する様に各半導体レーザ
ーLD1〜LD10が配置されていることがわかる。即
ち、各行間のピッチは図2で示した通り距離dであり、
各行内に配列された互いに隣接するレーザー光ビームの
ビーム中心間の距離(配置ピッチと定義する。)も又、
行間ピッチdに等しい。更に、各レーザー光ビームLB
1〜LB10を図3の左側に位置するレーザー光ビーム
より順にD2方向に一列に並べたと仮想した場合におけ
る隣接するビーム同士のビーム中心間の距離(ビーム間
ピッチと定義する。又、前述の第1ビーム間ピッチでも
ある。)が、常に一定値p1となる様に、各半導体レー
ザーLD1〜LD10は配置されている。
【0027】具体的には、第3行に位置するレーザー光
ビームLB1に対してビーム間ピッチp1を満足させる
第2行内の位置が、レーザー光ビームLB2のビーム中
心位置であり、そのレーザー光ビームLB2に対してビ
ーム間ピッチp1を満足させる第4行内の位置が、レー
ザー光ビームLB3のビーム中心位置となり、同じくレ
ーザー光ビームLB3に対してビーム間ピッチp1を満
足させる第1行内の位置がレーザー光ビームLB4のビ
ーム中心位置となる。更に、レーザー光ビームLB5の
ビーム中心位置は、レーザー光ビームLB4に対してビ
ーム間ピッチp1となるべき第3行内の位置に該当す
る。レーザー光ビームLB1〜LB5に関する上記位置
関係は、そのままレーザー光ビームLB5〜LB9に対
しても成立し、最後にレーザー光ビームLB9に対しビ
ーム間ピッチp1となる第2行内の位置が、レーザー光
ビームLB10のビーム中心位置となる。
【0028】この様なビーム配列とすることにより、全
てのレーザー光ビームLB1〜LB10を図3に示す半
径Rの円C内に位置する様にすることができる。即ち、
図1で示した第1レンズ4aの有効直径(2R)を、各
半導体レーザーLD1〜LD10を一列に配置した場合
に比べて小さくすることが可能となる。
【0029】ここで、円Cの半径Rの値は、配置ピッチ
dとビーム間ピッチp1との設定値により決定づけられ
る。その様な配置ピッチdとビーム間ピッチp1との組
合せ(設計値)としては、原理的には、d=k・p1
(k>1:実数)を満足する様な組合せを設定すること
ができるが、現実的には、後述する基準信号FREFの
作成を容易化する観点から、上記比例定数kを整数値と
して上記組合せを設定することが好ましいと言える。
【0030】今、半導体レーザーLD1〜LD10より
出射されるレーザー光ビームLB1〜LB10のビーム
径を4.0mmであるものとし、上記組合せとして、例
えばビーム間ピッチp1を2.5mmに、配置ピッチd
を10mmに設定したものとする。この場合には、第1
レンズ4aの有効直径(2R)は約46mmである。一
方、半導体レーザーLD1〜LD10を一列に配置した
とした場合の上記有効直径は約95mmとなる。この様
に、図3に示すビーム配列を用いることにより、第1レ
ンズ4aを約1/2に小型化することができる。これに
より、要求される第1レンズ4aの規格緩和が可能とな
り、第1レンズ4aのコスト低減を図ることができる。
【0031】(2) アパーチャー板3 図4は、アパーチャー板3の構成を模式的に示した図で
あり、図1に示した方向D1よりアパーチャー板3を見
た際の状態を表したものである。同図において、斜線が
施された各小円内の部分は各アパーチャーAP1〜AP
10を示しており、又、破線で描かれた各円は各アパー
チャーAP1〜AP10に入射する前のレーザー光ビー
ムLB1〜LB10を示している。又、各アパーチャー
AP1〜AP10の配列はレーザー光ビームLB1〜L
B10のビーム配列に相当している。但し、各アパーチ
ャーAP1〜AP10の直径は、ビームピッチp1以下
とする。 この様なアパーチャー板3を用いる理由は、
次の通りである。即ち、図3に示したビーム配列による
と、各レーザー光ビームLB1〜LB10のビーム径が
ビーム間ピッチp1より大きいため、感光材料上で隣接
するレーザー光ビームが互いに重なり合い、このため記
録画像にむらが生じることになる。アパーチャー板3
は、このような記録画像のむらを回避しようとするもの
である。もちろん、アパーチャー板3を通過後のレーザ
ー光ビームLB1〜LB10のビーム間ピッチに変わり
はない。
【0032】(3) ズームレンズ5 第1縮小レンズ系4によりビーム間ピッチp2に縮小さ
れたレーザー光ビームLB1〜LB10は、ズームレン
ズ5へ導かれ、更に縮小される。このズームレンズ5
は、本願出願人の出願に係る特開昭63−316817
号公報に開示されたものに相当している。従って、その
詳細については当該文献に委ねることとし、ここではそ
の特徴について簡単に触れるに止める。
【0033】即ち、本ズームレンズ5は正の焦点距離を
それぞれ有する3種類のレンズ群よりなり、変倍可能な
ズームレンズである。従って、倍率を調整することによ
り、ズームレンズ5より出射するレーザー光ビームLB
1〜LB10のビーム間ピッチを、第2ビーム間ピッチ
p2よりも小さな値に連続的に調整することが可能とな
る。又、ズームレンズ5はテレセントリックな光学系で
構成されているので、ズームレンズ5から出射されるレ
ーザー光ビームLB1〜LB10の各主光線は光軸に対
してそれぞれ平行となる。このため焦点深度を深く取る
ことができ、記録ドラム10の回転ぶれ等に伴う微小光
点サイズの変化を小さくすることができる。
【0034】(4) 第2縮小レンズ系6 図1に基づいて、第2縮小レンズ系6の詳細な構成を説
明する。第2縮小レンズ系6に入射したレーザー光ビー
ムLB1〜LB10(ビーム間ピッチp3)は、第2レ
ンズ6a、ミラーM3及び対物レンズ6bからなる縮小
光学系により第4ビーム間ピッチp4に縮小されて、感
光材料10a上に集光される。又、第2縮小レンズ系6
は、それぞれ後述される円形可変NDフィルタ6c、受
光素子6d、制御回路6e、ドライバ6f及びモータ6
gから構成される光量調節部を備えている。
【0035】円形可変NDフィルタ6cは、基準の半径
からの角度に関してほぼ完全にリニアな相対濃度を持つ
円形のNDフィルタであり、後段の受光素子6dの検出
信号により制御され、レーザー光ビームLB1〜LB1
0の光量を所定の量に調整する。
【0036】円形可変NDフィルタ6cを通過したレー
ザー光ビームLB1〜LB10はミラーM3で反射さ
れ、対物レンズ6bへ導かれる。ミラーM3と対物レン
ズ6bとの間の光路近傍には、フォトダイオード等の受
光素子6dが配置されている。この受光素子6dは図示
しない回動片に固定されており、その回動片はソレノイ
ド(同じく図示せず)で駆動される。従って、ソレノイ
ドを適宜駆動することにより、受光素子6dをレーザー
光ビームLB1〜LB10の光路上に位置させることが
できる。これにより、各レーザー光ビームLB1〜LB
10の光量を、適宜測定することができる。
【0037】そしてこの受光素子6dの検出信号は、制
御回路6eに入力される。制御回路6eにおいては、検
出された光量と所定の光量とを比較し、対物レンズ6b
に入射するレーザー光ビームLB1〜LB10の光量を
所定の光量にするのに必要な円形可変NDフィルタ6c
の回転量を算出する。その後、制御回路6eの出力信号
はドライバ6fを介してパルスモータ6gに印加され、
パルスモータ6gは、円形可変NDフィルタ6cを所定
の量だけ回転させる。以上の様に、回転角度と円形可変
NDフィルタ6cを透過したレーザー光ビームの光量と
が一定の関係にあることを利用して、レーザー光ビーム
LB1〜LB10の光量を適切に調整することができ
る。
【0038】すなわち第2縮小レンズ系6によれば、適
切な光量に調整されたレーザー光ビームLB1〜LB1
0を、第4ビーム間ピッチp4を有するレーザー光ビー
ムに縮小して、感光材料10a上に微小光点として照射
することになる。
【0039】B. 画像走査記録装置の構成 図5は、記録ヘッド1を用いた画像走査記録装置の一実
施例を模式的に示した平面図である。同図において、記
録ドラム10は図示しない駆動機構により円筒軸を中心
として主走査方向Xへ回転する。そして主走査方向Xの
現在位置は、記録ドラム10に備えつけられたロータリ
ーエンコーダ10bから出力される検出信号REに基づ
いて検出される。
【0040】一方、記録ヘッド1はガイド11に移動可
能な状態で取付けられており、記録ドラム10の回転に
同期して副走査方向Yへ移動する。この記録ドラム10
の副走査方向Yにおける現在位置もまた、リニアエンコ
ーダ10cから出力される検出信号(図示せず)に基づ
いて検出される。
【0041】又、各半導体レーザーLD1〜LD10
は、光源駆動回路12を介して描画信号遅延回路9にお
いて形成された露光信号V1〜V10に応答して発振す
る。描画信号遅延回路9自身は、画像信号に基づいて網
点信号発生回路8により作成された描画信号としての網
点信号B1〜B10を基準信号FREFに応答してそれ
ぞれ所定の時間だけ遅延させる働きをする。ここで、基
準信号FREFは、検出信号REに基づいて基準信号作
成回路7により形成される信号である。以下、描画信号
遅延回路9及び基準信号作成回路7において行われる処
理を、方式及び電気的構成の両面から説明する。尚、網
点信号発生回路8における処理は、スキャナにおいて普
通に用いられるものであるため、ここではその詳細な説
明を述べることはしない。又、描画信号としては、必ず
しも網点信号である必要はなく、網点信号発生回路8を
介さない画像信号であってもよい。
【0042】(1) 描画信号遅延方式 既述した通り本発明では、ビーム間ピッチp1を効果的
に縮小するために図2および図3に示す様なビーム配列
を採用した。そのため、この様な2次元的配列を有する
レーザー光ビームLB1〜LB10をそのまま用いて感
光材料10aを露光しようとするならば、本来、微小光
点が一次元的に感光材料10a上に配列しなければなら
ないものが、2次元配列のままで微小光点が形成される
こととなり、正確な画像再生が不可能となる。
【0043】そこで、この様な事態を回避すべく、描画
信号、すなわち網点信号B1〜B10の遅延処理を行う
ことにする。本実施例においては、レーザー光ビームL
B1〜LB10は図3に示した通り配置ピッチdでD3
方向に拡がっており、そのD3方向は記録ドラム10の
回転方向である主走査方向Xに対応している。かかる観
点に着目すれば、各半導体レーザーLD1〜LD10の
駆動タイミング、すなわち各網点信号B1〜B10の出
力タイミングを主走査方向Xに対するそれぞれの照射位
置に応じた時間だけ相対的に遅延させることによって、
各レーザー光ビームLB1〜LB10をビーム間ピッチ
p4で一列に配列した微小光点として感光材料10a上
に同時に照射させる構成により得られる画像と同一の画
像が得られる。
【0044】その様な描画信号遅延方式を模式的に説明
した図が、図7である。本図は、感光材料10a上に形
成されるべき微小光点の配列を示した図であり、白丸が
露光信号遅延回路9を適用しない場合、即ち、網点信号
B1〜B10をそれぞれ露光信号V1〜V10に使用し
て各半導体レーザーLD1〜LD10を同時に駆動した
際に生じる各微小光点を示している。又、各白丸中の番
号1〜10は、それぞれ対応するレーザー光ビームLB
1〜LB10を表現している。一方、斜線を施した各丸
の配列は、ビーム間ピッチp4で一列に配列された微小
光点の配列を示すものである。従って、各白丸を対応す
る各斜線を施した丸の位置へ移動させることが必要とな
る。
【0045】ここで本実施例では、配置ピッチdが第1
ビーム間ピッチp1の整数倍n・p1(n:整数)とな
る様に設定されている。特に図7及び以後の構成におい
ては、n=4とした場合の一実施例が示されている。
又、第1ビーム間ピッチp1は、アパーチャー通過後の
ビーム径(ここでは約2.5mm)の値に等しく設定さ
れている。更に、微小光点1個は、網点を構成する最小
単位である1ドットに相当している。つまり、第4ビー
ム間ピッチp4を1辺の長さとする正方形が、1ドット
分に相当する(図7参照)。従って、微小光点の各行間
のピッチは、4ドット分となる。
【0046】そこで、第4行に属するレーザー光ビーム
LB3及びLB7の微小光点を基準とすると、他の行に
属するレーザー光ビームの発生を制御する網点信号を次
の様に遅延させれば良いこととなる。
【0047】即ち、第3行に属するレーザー光ビームL
B1,LB5及びLB9に対応する網点信号B1,B5
及びB9を4ドット分遅延させ、第2行に属するレーザ
ー光ビームLB2,LB6及びLB10に対応する網点
信号B2,B6及びB10を8ドット分遅延させるとと
もに、第1行に属するレーザー光ビームLB4及びLB
8に対応する網点信号B4及びB8を12ドット分遅延
させる様にすれば、目的が達せられる。ここで、これら
の遅延量を整理したものが図6(a)である。尚、実際
には完全を期すべく、基準点であるレーザー光ビームL
B3,LB7に対応する網点信号B3,B7についても
1ドット分遅延する様にしている。従って、各網点信号
の遅延量は、図6(b)に示す通りとなる。
【0048】以上より、図6(b)に示した遅延量を実
現するための遅延回路を設ければよいことになる。その
際、各網点信号を遅延させるのに用いる基準信号FRE
Fは、ロータリーエンコーダ10bからの検出信号RE
に基づいて作成される。
【0049】(2) 基準信号作成回路7の構成 図8は、基準信号作成回路7の電気的構成を示すブロッ
ク図である。同図に示す通り、検出信号REは、PLL
回路7a及び分周器7bにより逓倍された後、更に分周
器7cにより分周される。これにより、主走査方向Xへ
記録ドラム10を1ドット分送るための時間Tを一周期
とする基準信号FREFが作成される。
【0050】(3) 描画信号遅延回路の構成 (i) 全体構成 図9は、描画信号遅延回路9及び光源駆動回路12の電
気的構成を示すブロック図である。描画信号遅延回路9
は10個の遅延回路DL1〜DL10により、光源駆動
回路12は10個のドライバDR1〜DR10により、
それぞれ構成されている。そして網点信号発生回路8よ
り出力された各網点信号B1〜B10は、それぞれ対応
する遅延回路DL1〜DL10に入力される。各遅延回
路DL1〜DL10には、基準信号作成回路7が接続さ
れており、各遅延回路DL1〜DL10は、基準信号F
REFを受けて対応する網点信号B1〜B10を設定時
間だけそれぞれ遅延させる。描画信号遅延回路9で遅延
された網点信号B1〜B10は、露光信号V1〜V10
としてドライバDR1〜DR10に供給され、各ドライ
バDR1〜DR10は各露光信号V1〜V10の出力に
応答して、それぞれ接続された半導体レーザーLD1〜
LD10に駆動電圧を印加する。この結果、露光信号V
1〜V10の出力に応じて、半導体レーザーLD1〜L
D10からレーザー光ビームLB1〜LB10が出射さ
れることになる。
【0051】そこで、各遅延回路DL1〜DL10の詳
細な構成について、以下説明することにする。
【0052】(ii) 遅延回路の構成 ここでは、代表例として、レーザー光ビームLB1に関
する遅延回路DL1の構成を、図10に示す。同図に示
す通り、遅延回路DL1はシリアルに接続された5個の
ラッチ回路LA1〜LA5を有しており、各ラッチ回路
LA1〜LA5のクロック入力端子には基準信号FRE
Fが入力される。順次、時系列的に追って説明すると、
次の様になる。
【0053】まず網点信号B1が出力されてから時間T
が経過すると、ラッチ回路LA1は、基準信号FREF
の第1の立ち上がり時に、網点信号B1をラッチして遅
延信号B11を出力する。そして時間Tが経過すると、
基準信号FREFの第2の立ち上がりが生じ、ラッチ回
路LA2は遅延信号B11をラッチして遅延信号B12
を出力する。以後基準信号FREFの第5の立ち上がり
が生じ、ラッチ回路LA5が遅延信号B14をラッチす
るまで同様の動作が順次ラッチ回路LA3及びLA4に
よって行われ、最終的には、網点信号B1に対して時間
5Tだけ遅延された露光信号V1が、ラッチ回路LA5
から出力される。
【0054】他の遅延回路DL2〜DL10も同様に、
ラッチ回路を遅延時間に対応した数だけ備えている。こ
れにより、所望の露光信号V2〜V10が得られる。
【0055】C. 本実施例の特徴と変形例 (1) 以上述べた通り、コスト低減化のために本記録
ヘッド1及び本画像走査記録装置において導入された特
徴的な技術とは、次の点である。
【0056】 半導体レーザーをビーム間ピッチp1
で二次元的に配列したこと。これにより、ビーム間ピッ
チを柔軟に変更できる。
【0057】 第1、第2縮小レンズ系4、6及びテ
レセントリックなズームレンズ5を応用したこと。特
に、ズームレンズ5の果たす役割は多大である。テレセ
ントリックな特性を保ちながら横倍率を柔軟に変倍でき
るというズームレンズ5の特性を、本記録ヘッド1では
積極的に応用している。このズームレンズ5を応用する
ことにより、従来、光ファイバーを利用して得られてい
たビーム間ピッチの縮小倍率と同程度乃至はそれ以上の
縮小倍率が得られるのである。因みに、ズームレンズ5
の横倍率の可変範囲は、0.5〜1.7である。特に本
実施例の如く、上記の半導体レーザーの特徴的な配列
と本レンズ系とを組み合わせた場合には、ズームレンズ
5の特性が一層発揮されると言える。
【0058】(2) しかし、この発明は上記とと
の組み合わせにのみ限定されるものではなく、上記と
の技術をそれぞれ単独で実施することも可能である。
例えば、従来の光源配置の様に各半導体レーザーを全て
一列方向に配置した上で、各レーザー光ビームを上記
のレンズ系に導入する様にしても良い。これによって
も、光ファイバーレス化によるメリットを授受できるこ
とは明白である。又、複数の半導体レーザーを数組に分
け、各組内では各半導体レーザーを一列方向に配置する
様にした光源を、上記のレンズ系に適用することも可
能である。但し、この場合には、数組に分割されたレー
ザー光ビームを一旦合成した上で、本レンズ系に入射さ
せることとなる。
【0059】更に、上記のレンズ系に利用される光ビ
ーム発生部2としては、直接変調可能な半導体レーザー
を複数配置したものに限るものではなく、ビームスプリ
ッタや変調器を組み合わせることによりガスレーザー等
を利用することもできる。
【0060】又、上記の光源配置は、従来の光ファイ
バー利用の導波路との組み合わせにも適用できることも
明白である。
【0061】
【発明の効果】
(1) 請求項1記載の発明によれば、複数個の光源を
所定の幾何学的関係を満足する様に2次元的に配置する
ので、ビーム間ピッチを効果的に小さくすることができ
る。
【0062】(i) このビーム間ピッチの縮小化は、
複数の光ビームを感光材料へ導くための光学系のサイズ
をも小型化させ、当該光学系の性能を向上させることに
寄与する。このことは、逆に、光学系に要求される規格
を緩和させることにつながる。
【0063】(ii) 更に、ビーム間ピッチを縮小化す
ることによって上記光学系の倍率を低くすることができ
るので、画像走査記録装置の調整公差を緩和することが
でき、その結果、調整コストの低減を図ることが可能で
ある。
【0064】(i),(ii)より、本発明は、画像走査
記録装置全体のコスト低減化及び光学系を収納する記録
ヘッドの小型化に充分に寄与し得るものである。
【0065】(2) 請求項2記載の発明によれば、従
来技術の様に光ファイバーを用いることなく、レンズ系
複数の光ビームのビーム間ピッチを縮小していくことが
可能となる。この光ファイバーレス化は光ビームの光量
変動を小さくさせるので、光源の出力を小さくすること
ができる結果、光源の寿命を延ばすことができる。又、
本発明による光ファイバーレス化は、光ファイバー使用
時に不可欠とされた調整を不要にさせるものであり、更
にコストの高い導波路を使用しなくてもよいという効果
を奏する。
【0066】以上より、本発明においても請求項1記載
の発明と同様に、画像走査記録装置全体のコスト低減化
に大きく寄与しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である記録ヘッドの光学的
構成を模式的に示した構成図である。
【図2】光ビーム発生部の一実施例を示した断面図であ
る。
【図3】コリメートレンズを通過した後のレーザー光ビ
ーム全体の断面図である。
【図4】アパーチャー板の構成を模式的に示した説明図
である。
【図5】記録ヘッドを用いた画像走査記録装置の一実施
例を模式的に示した平面図である。
【図6】各網点信号B1〜B10の遅延量を示した説明
図である。
【図7】描画信号遅延方式を模式的に示した説明図であ
る。
【図8】基準信号作成回路の電気的構成を示したブロッ
ク図である。
【図9】描画信号遅延回路の電気的構成を示したブロッ
ク図である。
【図10】遅延回路の電気的構成を示したブロック図で
ある。
【図11】記録ヘッドの従来構成を示した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 光ビーム発生部 3 アパーチャー板 4 第1縮小レンズ系 4a 第1レンズ 4b 対物レンズ 5 ズームレンズ 6 第2縮小レンズ系 6a 第2レンズ 6b 対物レンズ 7 基準信号作成回路 8 網点信号発生回路 9 描画信号遅延回路 10a 感光材料
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】カラースキャナ等の画像走査記録装置に
おいては、主走査方向に回転する記録ドラム表面に装着
された感光材料に対して、記録ドラムの回転軸と平行な
副走査方向に移動する記録ヘッドから出射される複数の
レーザー光ビームを微小光点として照射し、しかもそれ
らのレーザー光ビームをそれぞれ独立に画像信号に基づ
いて変調すること(オンオフ制御)により、所望の複製
画像、例えば網目版画像を感光材料上に記録することが
行なわれている。この様な画像走査記録装置の記録ヘッ
ドとしては、従来より、He−Ne等のガスレーザーと
レーザー光ビームを複数本のビームに分割するビームス
プリッタと多チャンネル音響光学光変調素子とを備えた
ものが、一般的に用いられている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】(4) 第2縮小レンズ系6 図1に基づいて、第2縮小レンズ系6の詳細な構成を説
明する。第2縮小レンズ系6に入射したレーザー光ビー
ムLB1〜LB10(ビーム間ピッチp3)は、第2レ
ンズ6a、ミラーM3及び対物レンズ6bからなる縮小
光学系により第4ビーム間ピッチp4に縮小されて、感
光材料10a上に集光される。又、第2縮小レンズ系6
は、それぞれ後述される円形可変NDフィルタ6c、受
光素子6d、制御回路6e、ドライバ6f及びモータ6
gから構成される光量調整部を備えている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G03G 15/04 116 (72)発明者 上林 誠 京都市南区東九条南石田町5番地 大日本 スクリーン製造株式会社十条事業所内 (72)発明者 脇本 善司 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を中心として主走査方向に回転す
    る記録ドラム表面上に装着された感光材料に対して、前
    記回転軸と平行な副走査方向に移動する記録ヘッドから
    出射され、複数チャンネルの描画信号に基づいて変調さ
    れる複数の光ビームを照射することにより、前記感光材
    料上に複製画像を記録する画像走査記録装置において、 前記主走査方向には一定の配置ピッチで、前記副走査方
    向には一定のビーム間ピッチで2次元的に配置され、そ
    れぞれ独立に光ビームを発生する複数の光源と、前記記
    録ドラムの回転に基づいて、一定周期の基準信号を作成
    する基準信号作成手段と、 各チャンネルの描画信号を、それぞれ対応する光源の主
    走査方向の配置及び前記基準信号の周期に基づいて決ま
    る時間だけ遅延し、各チャンネル毎に露光信号として出
    力する描画信号遅延手段と、 この描画信号遅延手段から出力される各露光信号に応答
    して、対応する光源をそれぞれ駆動する光源駆動手段
    と、 を設けたことを特徴とする画像走査記録装置。
  2. 【請求項2】 回転軸を中心として主走査方向に回転す
    る記録ドラム表面上に装着された感光材料に対して、前
    記回転軸と平行な副走査方向に移動する記録ヘッドから
    出射され、複数チャンネルの描画信号に基づいて変調さ
    れる複数の光ビームを照射することにより、前記感光材
    料上に複製画像を記録する画像走査記録装置において、 前記副走査方向に第1ビーム間ピッチで配列された少な
    くとも1行の光ビーム群を発生する光ビーム発生手段
    と、 この光ビーム発生手段からの光ビーム群を入射し、前記
    第1ビーム間ピッチを第2ビーム間ピッチに縮小する第
    1縮小レンズ系と、 テレセントリックな光学系でかつ倍率を連続的に調整可
    能であって、前記第1縮小レンズ系から出射された光ビ
    ーム群を入射し、前記第2ビーム間ピッチを第3ビーム
    間ピッチに変倍するズームレンズと、 このズームレンズから出射された光ビーム群を入射して
    前記第3ビーム間ピッチを第4ビーム間ピッチに縮小
    し、この第4ビーム間ピッチの光ビーム群を前記感光材
    料上に照射する第2縮小レンズ系と、 を設けたことを特徴とする画像走査記録装置。
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