JP2003005109A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2003005109A
JP2003005109A JP2001194337A JP2001194337A JP2003005109A JP 2003005109 A JP2003005109 A JP 2003005109A JP 2001194337 A JP2001194337 A JP 2001194337A JP 2001194337 A JP2001194337 A JP 2001194337A JP 2003005109 A JP2003005109 A JP 2003005109A
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beams
light
light sources
array
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JP2001194337A
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Susumu Saito
進 斉藤
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、収差などによる画像劣化のな
いマルチビームを用いた光走査装置を提供する。 【解決手段】 等間隔に配列した複数の光ビームを出射
するアレイビーム光源を複数個用い、光源からの出射ビ
ームをまとめて一つのビーム束とし、ビーム束を偏向手
段を介して所定の光受容体面上に同時に並行走査を行う
マルチビームの光走査装置において、ビーム束を、各々
の光源からの各ビームが、出射光源毎に交互にかつ等間
隔になるように配列した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
ディジタル複写機などの電子写真装置に適用できるマル
チビームを用いた光走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタやディジタル複写機等に
おける画像情報の書き込み手段として適用されているレ
ーザビーム走査光学系では、高速化、高ドット密度化に
対応するために複数のレーザビームを同時に並行走査す
るマルチビーム走査方式が広く採用されている。これ
は、複数ビームの各々を独立変調可能にして、所定の画
像記録速度に対してレーザビームの偏向手段である回転
多面鏡の回転速度およびレーザ強度の変調速度を低減さ
せるためである。
【0003】マルチビームの発生手段には、単一のレー
ザ光源からの出力光を複数のビームに分割し夫々を個別
の光変調器を通過後、一括して偏向・走査する方式(特
開昭53−146644)、走査ビームに対応する個別
の半導体レーザを複数個配列し、これらのビームをまと
めて一括して偏向・走査する方式(特開昭60−864
46)、複数の半導体レーザ素子をまとめてアレイ化し
て単体の光源として用いる方式(特願昭53−6677
0)、さらには走査本数を増加させるためアレイ光源を
2個使用する方式(特願平3−107910)、などが
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの方式の中で、
単一光源から分割する方式は外部変調器が必要でコスト
高となる。また、個別レーザ光源を用いる場合には配置
精度の点や構成の問題から、実用上の配列個数が2から
4個程度に制限されるか、あるいはサーボ制御等の工夫
が必要となり、光学系の複雑化、コスト高となる。半導
体レーザアレイ光源の適用では、アレイ光源製造時の歩
留まりの点から、アレイ化素子数は2から5個程度以下
が適切と思われ、更なる実装素子数の増加は実用的では
ない。
【0005】また、実装素子数を増やす目的で、配置密
度を上げると、素子相互間の熱的、電気的干渉がおきや
すくなるなどの課題が生じる。一方、アレイ光源内素子
の相互干渉低減の目的で素子の配列間隔を広げること
は、光学系光軸からの光源部のずれを増大させ、光学系
収差発生の一因となり画像劣化を招く。
【0006】本発明は、前記課題を解決し、実用的に入
手可能なアレイ化光源で走査ビーム本数の更なる増加に
対応できる光走査装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を図2に示す。
【0008】図2では、等間隔に配列した複数のビーム
を発生できる光源1および光源2からの出力ビーム;b
1、b3、b5およびb2、b4、b6をビーム結合素子3
を通して、まとめて1つの光束4とした後、走査光学系
5を介して所定の走査面7を各ビーム一括して同時に走
査を行う光学系である。この際に、例えば、光源1から
のビームb1、b3の中間位置に、光源2からのビーム
b2がくるように配置する。すなわち、第1の光源から
のビームと第2の光源からのビームが直線状に交互にか
つ等間隔になるように配置された光束4とする。光束4
は、走査光学系前段の光学系8を通過後、一括して、光
偏向手段、走査レンズなどからなる走査光学系5によ
り、同時並行走査ビーム6を形成する、マルチビームを
用いた光走査装置を構成する。
【0009】3個以上のアレイ光源を用る場合も、各ア
レイ光源からの出射ビームが交互かつ等間隔配置となる
ような構成とする。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、複数ビーム発生光源とし
て、半導体レーザアレイを使用した場合を考慮すると、
通常、発光領域の大きさは2μm程度であるのに対し
て、アレイ素子の配列間隔は、100μm程度である。
【0011】多ビーム走査用光源としてアレイ素子の集
積数を増大しようとすると、アレイ発光部の配列寸法が
増し、アレイ両端部近くの発光素子は、たとえば、光源
直後に配置するコリメータレンズの光軸からのずれが大
きくなり、コマ収差[参照;F。A。Jenkins and H。
E。White、“Fundamentals of Optics 第4版”頁1
62、(McGRAW-HILL、(NewYork、1976年発行
)が増し、結像性能が低下する。また、独立した2個
のアレイ素子からのビームをアレイ長手方向に直列に並
べてレンズを通過させる場合にも、同様の収差の影響が
発生する。これらの対策として、各発光ビームがレンズ
光軸からなるべく離れないように素子実装間隔を狭め
て、アレイ全長を短縮するとともに素子数を増すことが
考えられるが、この場合にはレーザ素子間で熱的あるい
は電気的な相互干渉が起きやすくなる。また集積度を増
すことは、前述のように、製造歩留まりの点でも課題が
ある。
【0012】一方、本発明によれば、光源部からの出射
した複数のビームは、それぞれ、ある光源からのビーム
の間に他の光源からのビームが交互に配列させて、1つ
の光束を形成する。この光束が、光路中に配置されたレ
ンズなどの光学部品を通過する際の光軸からのずれは、
単一アレイ光源の場合とほぼ等しい値に抑えられるの
で、コマ収差の増大を押さえるとともに他の収差の影響
も少なく出来るうえに、光源内の発光素子間の相互干渉
の影響や製造時の歩留まり低下の難点を排除しつつ実質
的にビーム本数を増すことが可能となる。したがって、
高速かつ高解像度画像のデータの書き込みを有利に実現
できる。
【0013】本発明のマルチビームを用いた光走査装置
の実施例を以下、図1を用いて説明する。
【0014】光源10および20は、半導体レーザなど
の発光素子p1、p3、p5 あるいはp2、p4、p6が等間隔
に配列した3素子アレイ光源とする。発光素子p1、p
3、p5およびp2、p4、p6からの出射ビームb1、b3、b5お
よび b2、b4、b6を、各々が対応するコリメータレンズ
11、21を介して、偏光プリズムのようなビーム結合
素子30により、同一方向に進行するビーム束35とす
る。各光源とビーム結合素子の間には、効率よく1つの
ビーム光束とするために、偏光方向調整用の波長板80
が配置してある。
【0015】このとき、第1のアレイ光源10からの出
射ビームb1、b3の中間部に第2のアレイ光源20からの
出射ビームb2がくるように配置される。同様に、第2
のアレイ光源20からの出射ビームb2、b4の中間部
に第1のアレイ光源10からの出射ビームb3が来るよ
うに配置され、全体として6本のビームが等間隔に配列
したビーム束35となる。
【0016】このようなビーム構成のため、各々の光学
素子を通過する際のビーム径は、実質的に同じであり、
6ビーム化した後の光路上でも、光学部品口径を特別に
拡大する必要はない。また、ビーム束35を構成する各
成分ビームの中心をレンズ光軸近傍に配置できるので、
光軸からのずれ量に比例して増大するコマ収差の影響を
少なくできるという効果がある。また他の収差について
もこの構成は有利であるので、良好な結像結果が得られ
る。
【0017】ビーム束35は、ビーム整形用などの第1
の光学系40を通過後、ポリゴンミラー50およびFΘ
レンズ系60を介して、所定の光受容体70の面上を一
括、並行して偏向・走査する。ここでは、各ビームは、
走査全域にわたって均一なサイズの微小スポットに収束
されるとともに、等速直線走査を行うビーム群、s1〜s
6に変換される。各発光素子p1、p3、p5 および p
2、p4、p6はいずれも独立に光強度の変調が可能であ
り、走査ビームs1、s2、s3、s4、s5、s6の走査タ
イミングに合わせて画像情報の書き込みが可能となる。
【0018】以上の実施例では、3ビーム光学系の場合
とほぼ同様の光学系素子を用いて、6ビーム走査用光学
系が構成でき、かつ3ビームの場合と同等の収差特性を
維持できるので、高速化、高印刷ドット密度化とともに
高解像度の画像情報の書き込みが可能となる。
【0019】図3は、本発明による他の実施例である。
第1、第2のアレイ光源10、20からの各出射ビーム
を、直接ビーム結合デバイス30を通して1つのビーム
束35とした後、第1の光学系45を通過させる光学系
構成である。この光学系にはコリメータレンズ、ビーム
整形レンズ等を含む。それぞれの光源からの出射ビーム
の配置法および効果は、第一の実施例と同じである。
【0020】図4は、本発明の他の実施例である。第1
の光源15として、2素子アレイ光源を用い、これと3
素子アレイよりなる第2の光源20を組合わせて5ビー
ムを一つのビーム束37として、5ビーム走査光学系を
構成する場合である。本発明によれば、3素子アレイ光
源により3ビーム走査を行う場合と同等の光学系口径
で、5ビーム走査光学系を構成出来る利点がある。
【0021】以上の説明では、3素子アレイ光源、ある
いは2素子アレイ光源を組み合わせた実施例について説
明したが、用いるアレイ光源の数、およびアレイ光源が
発生するビーム本数については特に限定するものではな
い。また、光源としては半導体レーザアレイを用いた実
施例を示したが、光ファイバの入射端側に個別の半導体
レーザを配置し、これを複数用いて出射端を等間隔に配
列した複数ビーム発生光源を用いる場合、あるいは、単
一のレーザ光源からの出力ビームを複数本に分割し、そ
れぞれの分割ビームに光強度変調器を配してなる多ビー
ム光源を用いる場合にも、本発明が適用できるものであ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、走査ビーム本数を増や
す目的で、複数ビーム発生光源を複数使用するマルチビ
ーム走査光学系において、光学系光路中のビーム通過域
を単一の複数ビーム発生光源を使用する場合とほぼ同等
にすることができるため、光学部品口径の増大を防ぐこ
とが可能となり部品コストの低減が図れるとともに、各
ビーム光路の光軸ずれを抑えて収差発生量を低減できる
ので、高解像度の結像特性が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるマルチビームを用い
た光走査装置の模式図である。
【図2】 本発明の光路の模式図である。
【図3】 本発明の他の実施例であるマルチビームを用
いた光走査装置の模式図である。
【図4】 本発明の他の実施例であるマルチビームを用
いた光走査装置の模式図である。
【符号の説明】
1,2,10,15,20…アレイレーザ光源、3,3
0…ビーム結合機、5…走査光学系、50…ポリゴンミ
ラー、60…FΘレンズ、7…走査面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等間隔に配列した複数の光ビームを出射
    するアレイビーム光源を複数個用い、該光源からの出射
    ビームをまとめて一つのビーム束とし、該ビーム束を偏
    向手段を介して所定の光受容体面上に同時に並行走査を
    行うマルチビームの光走査装置において、 該ビーム束は、各々の光源からの各ビームが、出射光源
    毎に交互にかつ等間隔に配列して形成されていることを
    特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 発光素子が、同一基盤上に直線状に等間
    隔に配列された半導体レーザアレイ光源であることを特
    徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 入射端側に光源を配した複数個の光導波
    体の出射端部を等間隔に配列してなることを特徴とする
    請求項1記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 単一のレーザ光源、該レーザ光源からの
    出射ビームを複数個に分割する手段、各分割ビームに対
    応する光強度変調機能を有して構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の光走査装置。
JP2001194337A 2001-06-27 2001-06-27 光走査装置 Pending JP2003005109A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139700A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Ricoh Co Ltd 画像表示装置
JP2009069639A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置
JP2010185904A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Ricoh Co Ltd 光走査装置、および画像形成装置

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