JPH0513118A - ケーブル端末接続部 - Google Patents

ケーブル端末接続部

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JPH0513118A
JPH0513118A JP16452791A JP16452791A JPH0513118A JP H0513118 A JPH0513118 A JP H0513118A JP 16452791 A JP16452791 A JP 16452791A JP 16452791 A JP16452791 A JP 16452791A JP H0513118 A JPH0513118 A JP H0513118A
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plating
metal plating
resin
molded
soldering
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JP16452791A
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Yoshiyuki Ando
好幸 安藤
Rikio Komagine
力夫 駒木根
Hiroshi Komuro
浩 小室
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 細線のはんだ付けを大幅に改善することを可
能とする。 【構成】 金属メッキが付着しやすい易メッキ性樹脂で
一次成形品を成形すると共にその一次成形品が一部表面
に露出するよう難メッキ性樹脂で覆った接続用成形体を
成形すると共にその成形体に金属メッキを施して金属メ
ッキ層を形成し、そのメッキ層に接続すべき電線・ケー
ブルの端末をはんだ付けすることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線・ケーブルの端末
接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線・ケーブルの導体端末を接続する代
表的な方法としては、はんだ付け接続が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電線・
ケーブルの中でも、信号伝送用の同軸ケーブル・ペア線
などに関しては、近年細径化したものが非常に多く採用
されている。特に導体径が、0.2mm φ以下、とりわけ0.
1mm φ以下になると導体をはんだ付けする場合、はんだ
付け面積が小さいので、はんだ付け作業が難しくなると
いう問題があった。また場合によっては、はんだ付け信
頼性が不十分であると言った問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、前記した従来技
術の欠点を解消し、細線のはんだ付けを大幅に改善する
ことができる新規なケーブル端末接続部を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、金属メッキが付着しやすい易メッキ性樹脂
で一次成形品を成形すると共にその一次成形品が一部表
面に露出するよう難メッキ性樹脂で覆った接続用成形体
を成形すると共にその成形体に金属メッキを施して金属
メッキ層を形成し、そのメッキ層に接続すべき電線・ケ
ーブルの端末同士をはんだ付けするものである。
【0006】金属メッキが付着し難い難メッキ性樹脂と
して、剛性,寸法安定性,電気特性,熱的特性,耐薬品
性等に優れたエンジニアリングプラスチックと称される
熱可塑性樹脂、例えばポリカーボネート,ポリアミド,
ポリサルホン,ポリエーテルイミド,ポリエーテルサル
ホン,ポリフェニレンサルファイド,ポリアルサルホ
ン,ポリアリレート,ポリエーテルケトン,ポリエーテ
ルエーテルケトン,ポリブチレンテレフタレート,ポリ
エチレンテレフタレート,液晶ポリマー(商品名;ノバ
キュレート,ベクトラ等)や、フェノール樹脂,エポキ
シ樹脂,ジアソルフタレート樹脂等の熱硬化性樹脂、又
はこれらの樹脂にガラス繊維,チタン酸カリウム繊維,
炭酸カルシウム等のフィラーを混入したものを使用す
る。
【0007】一方、金属メッキが付着しやすい易メッキ
性樹脂としては、上記各難メッキ性樹脂のうち非晶性あ
るいは低分子量であり、溶剤,薬品により容易に表面粗
化されるもの、パラジウム,金,銀等の貴金属等の無電
解メッキ触媒を混入させたものを用いる。
【0008】先ず易メッキ性樹脂を用いて一次成形し、
次にその成形品に難メッキ性樹脂を二次成形する。この
場合難メッキ性樹脂は、易メッキ性樹脂の一次成形品の
接続配線部となる部分を除いた表面を被覆するように成
形する。
【0009】この後この接続用成形体の表面に金属メッ
キ処理を施すことで成形体表面に露出した易メッキ性樹
脂の接続配線部に金属メッキ層が形成される。
【0010】この成形体の表面に金属メッキ処理を行う
場合、(i) 表面洗浄,(ii)表面粗化,(iii) 無電解メッ
キを行う。この代表的な方法は以下の通りである。
【0011】(i) アルカリクリーナー,界面活性剤,有
機溶剤等により成形体に付着している油脂分,ゴミ,離
型剤等の汚れを落とす。(ii)その後、成形体をN,N´
ジメチルホルムアミドに2分間浸漬した後、60℃のク
ロム酸/硫酸,或いは水酸化カルシウム,フッ化水素酸
/硫酸,酸性フッ化アンモニウム/硝酸等のエッチング
液に4分間浸漬することによってエッチングを行い、粗
面化を形成する。これにより、金属メッキとの接着力が
向上する。
【0012】(iii) 次に、無電解銅メッキを30μmの
厚さに析出させ、これによって金属メッキ層を形成した
接続用成形体(プラスチック2ショット基板)の製造を
完了する。メッキ方法としては、上述した無電解メッキ
の他に、化学銅メッキ、化学ニッケルメッキや、化学銅
メッキの上に化学ニッケルメッキ,金メッキを施すよう
にしても良い。またメッキパターンを直接配線として利
用する場合には、上記化学銅メッキを用い、必要に応じ
てその上に化学ニッケルメッキ、金メッキ、無電解はん
だメッキ等を単独もしくは複数重ね合わせる。
【0013】
【作用】上記構成によれば、接続すべき電線・ケーブル
端末同士を接続する際、接続用成形体のメッキ層にケー
ブル端末を位置させてはんだ付けすれば容易に接続でき
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
基づいて詳述する。
【0015】図1,図2において、1は易メッキ性樹脂
樹脂で成形した一次成形品で、基部2に凸状部3を有す
る形状に成形される。次にこの一次成形品1に、その凸
状部3が表面に露出するよう難メッキ樹脂で覆うよう被
覆層4を成形して接続用成形体5とする。
【0016】この接続用成形体5の表面に上述のように
金属メッキを施すと、一次成形品1の凸状部3の表面に
金属メッキ層6が形成される。
【0017】このメッキ層6に電線・ケーブルの端末
7,7をそれぞれはんだ付けすることでケーブル同士を
接続できる。
【0018】またこの電線・ケーブルの端末7,7を接
続する場合、一本のケーブル端末7aに二本或いは三本
のケーブル端末7bを接続するには、上述した一次成形
品1の凸状部3を二或いは三股状に形成することで複数
本の端末7a,bを接続できる。
【0019】図3は本発明の他の実施例を示すもので、
一次成形品1の凸状部を接続用成形体5の二面に露出す
るようにして金属メッキ層6を二面に亘って形成するよ
うにしたもので、ケーブル端末7を90度直交するよう
にメッキ層6にはんだ付け接続したものである。また図
4は、接続用成形体5の三面に亘って金属メッキ層6を
形成し、ケーブル端末7を接続用成形体5を隔てて平行
に成るように接続したものである。
【0020】図5は本発明のさらに他の実施例を示すも
ので、接続用成形体5の一次成形品1に凸状部の他にス
ルーホール10を形成し、そのスルーホール10内及び
スルーホール10の近傍に金属メッキ層11を形成した
ものである。ケーブル端末7,7の接続は、一方のケー
ブル端末7をスルーホール10内の金属メッキ層11に
挿入してはんだ付けし、他方のケーブル端末7を接続用
成形体5の側面の金属メッキ層11にはんだ付けして接
続するようにしたものである。このようにスルーホール
10を用いて端末をはんだ付けするとより確実にはんだ
付けができる。
【0021】以上において従来ケーブル端末同士を突き
合わせてはんだ付けする場合、例えば0.1mmφと0.
4mmφの導体を付き合わせてはんだ付けするに要する時
間が10秒程度要するが、本発明によれば、例えば図1
のように接続する場合には3秒程度で接続を完了でき、
従来の3分の1の時間ではんだ付けが行える。
【0022】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、表面に金
属メッキ層を有する接続用成形体を用いてケーブル端末
をはんだ接続することで、はんだ付けの作業性および信
頼性を大幅に改善でき、さらに接続本数が増えるほど一
本当たりの接続時間を短くできる。また接続用成形体
は、それ自身が構造支持体としての働きを有するため構
造が簡略化され、接続成形体としてエンジニアリングプ
ラスチックを使用すると、高強度および高耐熱性が実現
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の部分断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 一次成形品(易メッキ性樹脂) 4 被覆層(難メッキ性樹脂) 5 接続用成形体 6 金属メッキ層 7 ケーブル端末

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 金属メッキが付着しやすい易メッキ性樹
    脂で一次成形品を成形すると共にその一次成形品が一部
    表面に露出するよう難メッキ性樹脂で覆った接続用成形
    体を成形すると共にその成形体に金属メッキを施して金
    属メッキ層を形成し、そのメッキ層に接続すべき電線・
    ケーブルの端末をはんだ付けすることを特徴とするケー
    ブル端末接続部。
JP16452791A 1991-07-04 1991-07-04 ケーブル端末接続部 Expired - Fee Related JPH0815101B2 (ja)

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JPH0513118A true JPH0513118A (ja) 1993-01-22
JPH0815101B2 JPH0815101B2 (ja) 1996-02-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10638234B2 (en) 2016-04-15 2020-04-28 Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. Speaker system

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