JP3087989B2 - 回路部品の製造方法 - Google Patents

回路部品の製造方法

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JP3087989B2 JP05007780A JP778093A JP3087989B2 JP 3087989 B2 JP3087989 B2 JP 3087989B2 JP 05007780 A JP05007780 A JP 05007780A JP 778093 A JP778093 A JP 778093A JP 3087989 B2 JP3087989 B2 JP 3087989B2
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/18Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material
    • H05K3/181Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating
    • H05K3/182Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating characterised by the patterning method

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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂と導体とを組み合
せ、さらに電気部品及び雄型回路接続部を装着した回路
部品の製造方法に係り、特に射出成形技術及び無電解メ
ッキ技術を応用した新規な回路部品の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の回路部品は、例えば
落雷による電気回路等の損傷を回避するための避雷回路
部品に使用されることが知られており、図3はその一例
を示すものである。図示されているように、避雷回路部
品1は、合成樹脂により矩形の箱体状に成形された支持
体2上に、導電パターンを構成する金属フレーム3が配
置されている。この金属フレーム3は、プレス加工や曲
げ加工等によって所望の形状に成形されている。また、
この金属フレーム3上には、落雷時に回路遮断を行うた
めの遮断機能部品や抵抗等の電気部品(図示せず)が実
装されている。さらに、上記支持体2の一端部には二股
型の回路接続部4が設けられている。この二股型回路接
続部4はガラス製プリント基板やエポキシ製プリント基
板等を二股の雄型に加工したものであり、該二股型回路
接続部4と金属フレーム3とは、半田5により立体的に
接続されている。
【0003】避雷回路部品1は、その二股型回路接続部
4を雌型の接続部(図示せず)に差し込むことにより他
の電気回路等に接続され、上記遮断機能部品や抵抗等の
電気部品により、該電気回路等へ落雷電流が流れるのを
回避するものである。
【0004】このように、従来の回路部品は、合成樹脂
の部品と導体部品とを別々に成形し、これらを組み合せ
て構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の回路
部品には、次のような問題があった。即ち、上記二股型
回路接続部4と金属フレーム3とを半田5により立体的
に接続していたので、その接続作業に手間が掛り、組立
工数が増大するという問題があった。
【0006】また、上記金属フレーム3を所望の形状に
成形するため、プレス加工や曲げ加工等を施す必要があ
り、製造コストが増大するという問題があった。その
上、この金属フレーム3の点数が多く、部品管理が大変
であるという問題があった。
【0007】さらに、二股型回路接続部4はガラス製プ
リント基板やエポキシ製プリント基板等を二股の雄型に
加工することにより形成されていたので、製造コストが
増大するという問題があった。
【0008】そして、回路部品の構成部品点数が全体と
して多く、又、組立作業に手間が掛かるので、組立工数
及び製造コストが増大するという問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記課題に鑑み、組立工
数及び製造コストを低減することができ、部品管理の容
易な回路部品の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る回路部品の製造方法は、電気部品が実装さ
れる導電金属層を形成する部分と、雌型の接続部に差し
込んで他の電気回路に接続するための雄型回路接続部を
形成する部分を、化学的に粗化されやすく・金属メッキ
が付着し易い樹脂(以下、「易粗化性・易メッキ性樹
脂」という。)により一体成形して一次成形品を成形
ると共に上記雄型回路接続部を形成する部分の一次成形
品に貫通孔を開口し、該一次成形品上にその一部を露出
させて化学的に粗化され難く・金属メッキが付着し難い
樹脂(以下、「難粗化性・難メッキ性樹脂」という。)
により二次成形品を成形すると共に上記雄型回路接続部
を形成する部分の一次成形品の両開口面を上記難粗化性
・難メッキ性樹脂で被覆し、且つ上記貫通孔内に上記難
粗化性・難メッキ性樹脂を充填して上記両開口面の被覆
を連結固定し、上記一次成形品の露出面を化学的に粗化
処理した後、この粗化された露出面に無電解メッキによ
り導電金属層および雄型回路接続部を形成することを特
徴とするものである。
【0011】
【0012】また、上記雄型回路接続部を形成する部分
の一次成形品に貫通孔を開口し、その両開口面に難粗化
性・難メッキ性樹脂を被覆すると共に、上記貫通孔内に
難粗化性・難メッキ性樹脂を充填して両開口面の被覆を
連結固定するものである。
【0013】尚、上記難粗化性・難メッキ性樹脂として
は、剛性,寸法安定性,電気特性,熱的特性,耐薬品性
に優れたエンジニアリングプラスチックと称される熱可
塑性樹脂、例えばポリカーボネート,ポリアミド,ポリ
サルホン,ポリエーテルイミド,ポリエーテルサルホ
ン,ポリフェニレンサルファイド,ポリアルサルホン,
ポリアリレート,ポリエーテルケトン,ポリエーテルエ
ーテルケトン,ポリブチレンテレフタレート,ポリエチ
レンテレフタレート,液晶ポリマー(商品名;ノバキュ
レート,ベクトラ等)や、フェノール樹脂,エポキシ樹
脂,ジアソルフタレート樹脂等の熱硬化性樹脂、又はこ
れらの樹脂にガラス繊維,チタン酸カリウム繊維,炭酸
カルシウム等のフィラーを混入したものを使用する。
【0014】また、上記易粗化性・易メッキ性樹脂とし
ては、上記各難めっき性樹脂のうち非晶性あるいは低分
子量であり、溶剤,薬品により容易に表面粗化されるも
の、パラジウム,白金,金,銀等の無電解めっき触媒を
混入させたものを使用する。
【0015】例えば、先ず、易粗化性・易メッキ性樹脂
を用いて一次成形し、次にその成形品上に難粗化性・難
メッキ性樹脂を二次成形する。この場合、難粗化性・難
メッキ性樹脂は、易粗化性・易メッキ性樹脂の一次成形
品の導電パターンとなる部分を除いた表面を被覆するよ
うに成形する。
【0016】
【作用】上記構成によれば、一次成形品は、易粗化性・
易めっき性樹脂により所定の形状に成形される。また、
この一次成形品上には、難粗化性・難めっき性樹脂によ
り二次成形品が被覆される。その際、二次成形品から一
次成形品の一部が露出するように、二次成形品が被覆さ
れる。上記一次成形品は、所望の導電パターン形状に露
出される。このように一体化された成形品を化学的に粗
化処理すると、一次成形品は化学的に粗化され易く、二
次成形品は化学的に粗化され難いので、上記一次成形品
の露出面のみが粗化されることになる。さらに、一体化
された成形品を無電解メッキの溶液に浸漬すると、一次
成形品は金属メッキが付着し易く、二次成形品は金属メ
ッキが付着し難いので、上記一次成形品の露出面のみに
導電金属層が形成される。この露出面の表面は粗化され
ているので、導電金属層が付着し易く、かつ付着した導
電金属層は剥離し難い。そして、この導電金属層上に
は、例えば落雷時に回路遮断を行うための遮断機能部品
や抵抗等の電気部品が周知の表面実装技術により実装さ
れて、本発明に係る回路部品が完成される。従って、上
記一次成形品,二次成形品及び導電金属層が製造時に一
体化されるので、回路部品の構成部品点数が極めて少な
くなり、又、組立作業は電気部品の表面実装のみとなる
ものである。
【0017】また、上記導電金属層には、雄型回路接続
部が接続される。この雄型回路接続部は、これを雌型の
接続部に差し込んで他の電気回路に接続するためのもの
である。これにより雌側の電気回路に避雷回路部品が組
み込まれることになり、その着脱がワンタッチでなされ
るものである。
【0018】さらに、上記雄型回路接続部は易粗化性・
易めっき性樹脂により上記一次成形品と一体成形される
ので構成部品点数が増加しない。また、雄型回路接続部
には貫通孔が開口されている。この貫通孔の両開口面に
は、難粗化性・難めっき性樹脂が被覆されるが、その
際、上記貫通孔内にも難粗化性・難めっき性樹脂が充填
される。従って、上記貫通孔内に充填された難粗化性・
難めっき性樹脂がその両開口面に被覆された難粗化性・
難めっき性樹脂を連結固定するので、上記両開口面に被
覆された難粗化性・難めっき性樹脂が上記易粗化性・易
めっき性樹脂から剥離し難くなるものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る回路部品の好適一実施例
を添付図面に基づいて詳述する。本実施例の回路部品1
0は、先ず図1(a)(b)に示すように、易粗化性・
易メッキ性樹脂Aにより所定の形状の一次成形品11が
成形される。この一次成形品11は、図示されているよ
うに、閉回路状の複雑な形状を呈しており、例えば、周
知の射出成形技術により成形される。
【0020】また、この一次成形品11の一端部には、
雄型回路接続部12が上記易粗化性・易メッキ性樹脂A
により、一体成形されている。この雄型回路接続部12
は、雌型の接続部(図示せず)に差し込んで他の電気回
路に接続するための二股の雄型である。そして、この雄
型回路接続部12の各脚12a,12bの中央部には、
貫通孔13が開口されている。具体的には、この二股型
の雄型回路接続部12の各脚12a,12bの横断面形
状はH状を呈しており、その凹状部12cの中央部に上
記貫通孔13が2箇所ずつ開口され、合計4箇所の貫通
孔13が形成されている。
【0021】ここで、本実施例にあっては、上記易粗化
性・易メッキ性樹脂Aとして、メッキ触媒であるパラジ
ウムを0.1wt%混入させたポリエーテルサルフォン
を採用し、二股型の雄型回路接続部12を有する一次成
形品11を成形した。
【0022】さらに、図2(a)(b)に示すように、
上記二股型の雄型回路接続部12を有する一次成形品1
1上には、難粗化性・難メッキ性樹脂Bにより二次成形
品14が被覆されている。この二次成形品14は、例え
ば、射出成形により板状に成形され、その中央部には後
述する電気部品を搭載するための搭載スペース14aが
形成されている。この二次成形品14を被覆する際、上
記一次成形品11の一部が露出されるが、その露出面1
1aは所望の導電パータン形状を呈している。また、上
記難粗化性・難メッキ性樹脂Bは、上記二股型の雄型回
路接続部12の貫通孔13の両開口面に位置された上記
凹状部12cにも被覆され、かつ該貫通孔13内にも充
填される。従って、この貫通孔13内に難粗化性・難メ
ッキ性樹脂Bを充填することにより、該貫通孔13の両
開口面の凹状部12cに被覆された難粗化性・難メッキ
性樹脂Bは連結固定されるものである。
【0023】ここで、本実施例にあっては、上記難粗化
性・難めっき性樹脂Bとして、ポリフェニレンサルファ
イドを採用し、上記一次成形品11及び上記二股型の雄
型回路接続部12の凹状部12c及び貫通孔13内等を
埋めると共に、支持体の役割を兼ねた形状に成形した。
【0024】そして、これら一体化された一次成形品1
1及び二次成形品14を化学的に表面粗化処理する。す
ると、一次成形品11は化学的に粗化され易い樹脂Aに
より成形されており、二次成形品14は化学的に粗化さ
れ難い樹脂Bにより成形されているので、上記一次成形
品11の露出面11aのみが化学的に粗化処理される。
具体的には、この表面粗化処理の前処理として、表面洗
浄が施される。即ち、アルカリクリーナ,界面活性剤,
有機溶剤等により、一体化された成形品11,14に付
着している油脂分,ゴミ,離型剤等の汚れが落とされ
る。この場合、上記一次成形品11の露出面11aが表
面洗浄されていれば良い。また、この表面洗浄後に行う
表面粗化処理は、一体化された成形品11,14をN,
N´ジメチルホルムアミドに約2分間浸漬した後、約6
0℃のクロム酸/硝酸等のエッチング液に約4分間浸漬
することによってエッチングを行い、上記一次成形品1
1の露出面11aを粗化する。
【0025】この表面粗化処理後、上記一体化された成
形品11,14は無電解メッキのメッキ溶液に浸漬され
る。すると、一次成形品11は金属メッキが付着し易い
樹脂Aにより成形されており、二次成形品14は金属メ
ッキが付着し難い樹脂Bにより成形されているので、上
記一次成形品11の粗化された露出面11aにのみ導電
金属層15が形成される。具体的には、この無電解メッ
キは無電解銅メッキにより成され、上記導電金属層15
を約35μmの厚さに析出させた。上記一次成形品11
の露出面11aを粗化したことにより、該露出面11a
と導電金属層15との接着力が向上するものである。
尚、上記露出面11aには、実装側の導電金属層15と
非実装側の導電金属層15とを導通させるための導通ス
ルーホール16が開口され、この導通スルーホール16
内にも導電金属層15が付着されるものである。
【0026】次に、この導電金属層15上には、保護層
(図示せず)として、無電解ニッケルメッキ及び無電解
金メッキが、それぞれ約5μm,約0.5μmの厚さで
形成される。尚、この保護層としては、上記ニッケル,
金の他に、銀,半田,錫等を形成しても良い。
【0027】また、上記導電金属層15上の所定の位置
には、例えば落雷時に回路遮断を行うための遮断機能部
品及や抵抗等の電気部品(図示せず)が実装される。こ
の電気部品の実装は、周知の表面実装技術により、半田
接続して行うものである。
【0028】次に、上記実施例における作用を述べる。
上述のように、上記一次成形品11は、易粗化性・易め
っき性樹脂Aにより、閉回路状の複雑な形状に成形され
る。そして、この一次成形品11上には、難粗化性・難
めっき性樹脂Bにより二次成形品14が被覆される。そ
の際、この二次成形品14から上記一次成形品11の一
部が所望の導電パターン形状に露出するように、上記難
粗化性・難めっき性樹脂Bが被覆される。
【0029】このように一体化された成形品11,14
を化学的に表面粗化処理すると、一次成形品11は化学
的に粗化され易い樹脂Aにより成形されており、二次成
形品14は化学的に粗化され難い樹脂Bにより成形され
ているので、上記一次成形品11の露出面11aのみが
粗化されることになる。その後、上記一体化された成形
品11,14には無電解銅メッキが施されるが、一次成
形品11は金属メッキが付着し易い樹脂Aにより成形さ
れており、二次成形品14は金属メッキが付着し難い樹
脂Bにより成形されているので、上記一次成形品11の
露出面11aのみに導電金属層15が形成される。この
露出面11aは表面粗化処理により粗化されているの
で、この露出面11aには導電金属層15が付着し易
く、かつ導電金属層15と該露出面11aとの接着力は
向上し、剥離し難いものである。
【0030】また、上記導電金属層15は、雄型回路接
続部12の各脚12a,12bの両側面にも形成され
る。この雄型回路接続部12は、これを雌型の接続部に
差し込んで他の電気回路に接続するためのものである。
この雄型回路接続部12は上記易粗化性・易めっき性樹
脂Aにより成形され、その各脚12a,12bの中央部
には、貫通孔13が開口されている。そして、この二股
型の雄型回路接続部12の各脚12a,12bの横断面
形状はH状を呈しており、その凹状部12cの中央部に
上記貫通孔13が2箇所ずつ開口されている。この貫通
孔13の両開口面に位置された凹状部12cには、上記
難粗化性・難めっき性樹脂Bが被覆されるが、その際、
上記貫通孔13内にも該難粗化性・難めっき性樹脂Bが
充填される。即ち、上記貫通孔13内に充填された難粗
化性・難めっき性樹脂Bがその両開口面に位置された凹
状部12cに被覆された難粗化性・難めっき性樹脂Bを
連結固定する。
【0031】この二股型の雄型回路接続部12を本実施
例のような構造に形成した理由は、二次成形時に難粗化
性・難めっき性樹脂Bの充填性を向上させると共に、上
記易粗化性・易めっき性樹脂Aと該難粗化性・難めっき
性樹脂Bとを互いに強固に密着させて、難粗化性・難め
っき性樹脂Bの剥離等を防止するためである。また、二
股型の雄型回路接続部12を雌型の接続部に差し込む際
にこれに掛かる機械的負荷に対して、難粗化性・難めっ
き性樹脂Bが充分耐えるようにするためである。従っ
て、両側面に導電金属層15を有する二股型の雄型回路
接続部12を良好に成形することができ、充分な機械的
強度を付与することができる。この二股型の雄型回路接
続部12により、雌側の電気回路に本実施例の回路部品
10が組み込まれることになり、その着脱がワンタッチ
でなされるものである。
【0032】そして、上記導電金属層15上には、例え
ば落雷時に回路遮断を行うための遮断機能部品や抵抗等
の電気部品が周知の表面実装技術により実装され、本実
施例の回路部品10による避雷回路部品が完成される。
このように製造時に、上記一次成形品11,二次成形品
14及び導電金属層15が一体化されるので、本実施例
の回路部品10の構成部品点数は極めて少なくなり、
又、組立作業は電気部品の表面実装のみとなる。従っ
て、本実施例の回路部品10は、従来に比して、その組
立工数及び製造コストを低減することができ、部品管理
が極めて容易である。
【0033】具体的には、従来の金属フレーム3及びプ
リント基板製の二股型回路接続部4が不要になり、部品
点数を低減することができた。また、上記金属フレーム
3と二股型回路接続部4との立体的な半田接続が不要に
なり、組立工数を低減することができた。さらに、合成
樹脂製の支持体2と金属フレーム3との組立工程が不要
になり、組立工数を低減することができた。これらによ
り、部品点数及び組立工数を極めて低減することがで
き、製造工程の大幅な合理化を図ることができるので、
製造コストを低減することができ、本実施例の回路部品
10は工業的に有益なものである。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る回路部
の製造方法によれば、組立工数及び製造コストを低減
することができ、部品管理の容易であるという優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路部品の一実施例における一次
成形品を示し、(a)は電気部品実装側の斜視図、
(b)は非実装側の斜視図である。
【図2】本実施例における二次成形品を示し、(a)は
電気部品実装側の斜視図、(b)は非実装側の斜視図で
ある。
【図3】従来の回路部品を示す概略図である。
【符号の説明】
10 回路部品 11 一次成形品 11a 一次成形品の露出面 14 二次成形品 15 導電金属層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大阿久 俊幸 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社パワーシステム研究所内 (72)発明者 浅野 秀樹 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社パワーシステム研究所内 (72)発明者 佐藤 亮 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社パワーシステム研究所内 (56)参考文献 特開 昭54−79474(JP,A) 特開 昭54−140970(JP,A) 特開 昭63−50482(JP,A) 特開 昭57−108138(JP,A) 特開 平1−207989(JP,A) 特開 平2−84790(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気部品が実装される導電金属層を形成す
    る部分と、雌型の接続部に差し込んで他の電気回路に接
    続するための雄型回路接続部を形成する部分を、化学的
    に粗化されやすく・金属メッキが付着し易い樹脂(以
    下、「易粗化性・易メッキ性樹脂」という。)により一
    体成形して一次成形品を成形すると共に上記雄型回路接
    続部を形成する部分の一次成形品に貫通孔を開口し、
    一次成形品上にその一部を露出させて化学的に粗化され
    難く・金属メッキが付着し難い樹脂(以下、「難粗化性
    ・難メッキ性樹脂」という。)により二次成形品を成形
    すると共に上記雄型回路接続部を形成する部分の一次成
    形品の両開口面を上記難粗化性・難メッキ性樹脂で被覆
    し、且つ上記貫通孔内に上記難粗化性 難メッキ性樹脂
    を充填して上記両開口面の被覆を連結固定し、上記一次
    成形品の露出面を化学的に粗化処理した後、この粗化さ
    れた露出面に無電解メッキにより導電金属層および雄型
    回路接続部を形成することを特徴とする回路部品の製造
    方法。
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