JPH05130721A - 高圧送電線設備における鳥害防止用ワイヤの張設方法 - Google Patents
高圧送電線設備における鳥害防止用ワイヤの張設方法Info
- Publication number
- JPH05130721A JPH05130721A JP29975291A JP29975291A JPH05130721A JP H05130721 A JPH05130721 A JP H05130721A JP 29975291 A JP29975291 A JP 29975291A JP 29975291 A JP29975291 A JP 29975291A JP H05130721 A JPH05130721 A JP H05130721A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 活線状態の高圧送電線設備に、鳥害防止用ワ
イヤを簡単に張設できる手段を提供する。 【構成】 一方の操作棒１の先端部の把握具５に、鳥害
防止ワイヤ１３の一端部を取り付けた支柱１１を把持し
て、この支柱１１の下端部に装着された取付具１５をア
ングル材５３に装入し、また他方の操作棒２１の先端部
に装着されたドライバー２２のアタッチメント２４を上
記取付具１５に装着されたボルト１６に嵌合し、上記ド
ライバー２２を駆動して上記ボルト１６を螺入するよう
にした。
イヤを簡単に張設できる手段を提供する。 【構成】 一方の操作棒１の先端部の把握具５に、鳥害
防止ワイヤ１３の一端部を取り付けた支柱１１を把持し
て、この支柱１１の下端部に装着された取付具１５をア
ングル材５３に装入し、また他方の操作棒２１の先端部
に装着されたドライバー２２のアタッチメント２４を上
記取付具１５に装着されたボルト１６に嵌合し、上記ド
ライバー２２を駆動して上記ボルト１６を螺入するよう
にした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高圧送電線設備における
鳥害防止用ワイヤの張設方法に係り、詳しくは、操作棒
を操作して、送電線鉄塔などに鳥害防止用ワイヤを安全
に張設するための方法に関する。
鳥害防止用ワイヤの張設方法に係り、詳しくは、操作棒
を操作して、送電線鉄塔などに鳥害防止用ワイヤを安全
に張設するための方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】送電線鉄塔などの高圧送電線設備に鳥が
飛来すると、鳥が感電死し、ひいては送電トラブルを惹
起することから、この種設備に、鳥除けのための釣糸な
どのワイヤを張設することが行なわれる。ワイヤの張設
を活線に対して行なうと危険なことから、従来は、送電
を停止したうえで、作業者が鉄塔のアーム部の先端部な
どへ移動し、手作業によりワイヤの張設を行なってい
た。
飛来すると、鳥が感電死し、ひいては送電トラブルを惹
起することから、この種設備に、鳥除けのための釣糸な
どのワイヤを張設することが行なわれる。ワイヤの張設
を活線に対して行なうと危険なことから、従来は、送電
を停止したうえで、作業者が鉄塔のアーム部の先端部な
どへ移動し、手作業によりワイヤの張設を行なってい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来手段で
は、ワイヤを張設するにあたっては送電を一時的に停止
せねばならず、また作業者は高圧送電線が配線されたア
ーム部の先端部などへ移動せねばならないので、危険か
つ面倒な作業であった。そこで本発明は、活線のまま
で、鳥害防止用ワイヤを簡単に張設できる方法を提供す
ることを目的とする。
は、ワイヤを張設するにあたっては送電を一時的に停止
せねばならず、また作業者は高圧送電線が配線されたア
ーム部の先端部などへ移動せねばならないので、危険か
つ面倒な作業であった。そこで本発明は、活線のまま
で、鳥害防止用ワイヤを簡単に張設できる方法を提供す
ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、一
方の操作棒１の先端部の把握具５に、鳥害防止ワイヤ１
３の一端部を取り付けた支柱１１を把持して、この支柱
１１の下端部に装着された取付具１５をアングル材５３
に装入し、また他方の操作棒２１の先端部に装着された
ドライバー２２のアタッチメント２４を上記取付具１５
に装着されたボルト１６に嵌合し、上記ドライバー２２
を駆動して上記ボルト１６を螺入するようにしている。
方の操作棒１の先端部の把握具５に、鳥害防止ワイヤ１
３の一端部を取り付けた支柱１１を把持して、この支柱
１１の下端部に装着された取付具１５をアングル材５３
に装入し、また他方の操作棒２１の先端部に装着された
ドライバー２２のアタッチメント２４を上記取付具１５
に装着されたボルト１６に嵌合し、上記ドライバー２２
を駆動して上記ボルト１６を螺入するようにしている。
【０００５】
【作用】上記構成によれば、一方の作業者が一方の操作
棒１を操作し、また他方の作業者が他方の操作棒２１を
操作することにより、送電線鉄塔のアーム部５３など
に、ワイヤ１３を簡単に張設できる。
棒１を操作し、また他方の作業者が他方の操作棒２１を
操作することにより、送電線鉄塔のアーム部５３など
に、ワイヤ１３を簡単に張設できる。
【０００６】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図１は、ワイヤ張設作業中の平面図であり、
送電線鉄塔のアーム部５１において、２人の作業者が、
それぞれ電気絶縁性の操作棒１，２１を操作して、鳥害
防止用ワイヤを張設している。５２は碍子である。
説明する。図１は、ワイヤ張設作業中の平面図であり、
送電線鉄塔のアーム部５１において、２人の作業者が、
それぞれ電気絶縁性の操作棒１，２１を操作して、鳥害
防止用ワイヤを張設している。５２は碍子である。
【０００７】図２は、上記作業中の要部斜視図である。
一方の操作棒１の先端部には、角度調整具２、自在継手
３、連結具４を介して、把持具５が装着されている。自
在継手３と連結具４は、ボルト６により連結されている
（図４も参照）。また連結具４には、突子７が挿着され
ており、この突子７は、把持具５の内部に突出してい
る。ボルト６と突子７の間には、ばね材８が介装されて
おり、そのばね力により、突子７を前方に弾発してい
る。このボルト６のねじ込み深さを変えることにより、
ばね材８のばね力を調整できる。
一方の操作棒１の先端部には、角度調整具２、自在継手
３、連結具４を介して、把持具５が装着されている。自
在継手３と連結具４は、ボルト６により連結されている
（図４も参照）。また連結具４には、突子７が挿着され
ており、この突子７は、把持具５の内部に突出してい
る。ボルト６と突子７の間には、ばね材８が介装されて
おり、そのばね力により、突子７を前方に弾発してい
る。このボルト６のねじ込み深さを変えることにより、
ばね材８のばね力を調整できる。
【０００８】把持具５は略コの字形であって、上記突子
７の先端部に固着されたプレート９と、把持具５の前壁
部５ａの間には、支柱１１が把持されている（図５も参
照）。図６に示すように、支柱１１には孔部１２がピッ
チをおいて穿孔されており、この孔部１２に、ワイヤ１
３が取り付けられた止具１４が係着されている、止具１
４を係着する孔部１２を選択することにより、ワイヤ１
３の張設高さを調節できる。このワイヤ３は、釣糸など
から成っており、このワイヤ１３を張設することによ
り、鳥が危険箇所に飛来するのを防止する。
７の先端部に固着されたプレート９と、把持具５の前壁
部５ａの間には、支柱１１が把持されている（図５も参
照）。図６に示すように、支柱１１には孔部１２がピッ
チをおいて穿孔されており、この孔部１２に、ワイヤ１
３が取り付けられた止具１４が係着されている、止具１
４を係着する孔部１２を選択することにより、ワイヤ１
３の張設高さを調節できる。このワイヤ３は、釣糸など
から成っており、このワイヤ１３を張設することによ
り、鳥が危険箇所に飛来するのを防止する。
【０００９】支柱１１の下端部には、取付具１５が結合
されており、この取付具１５は、ボルト１６によりアー
ム部５１のアングル材５３に取付けられる。
されており、この取付具１５は、ボルト１６によりアー
ム部５１のアングル材５３に取付けられる。
【００１０】図３において、他方の操作棒２１の先端部
には、ドライバー２２が装着されている。このドライバ
ー２２は、モータが内蔵された本体部２３と、モータに
駆動されて回転するアタッチメント２４を有している。
には、ドライバー２２が装着されている。このドライバ
ー２２は、モータが内蔵された本体部２３と、モータに
駆動されて回転するアタッチメント２４を有している。
【００１１】図２に示すように、本体部２３からは、２
本のワイヤ２５，２６が操作棒２１の基端部側に伸長し
ており、一方のワイヤ２５を引くと、モータは正回転
し、他方のワイヤ２６を引くと、モータは逆回転する。
２７は取付体である。
本のワイヤ２５，２６が操作棒２１の基端部側に伸長し
ており、一方のワイヤ２５を引くと、モータは正回転
し、他方のワイヤ２６を引くと、モータは逆回転する。
２７は取付体である。
【００１２】図３において、操作棒２１の基端部には、
リール２８が装着されており、ワイヤ２５，２６の他端
部は、このリール２８に巻回されている。操作棒２１
は、直径の異なる短管２１ａ，２１ｂ，２１ｃを伸縮自
在に連結したものであって、不要時には短縮するが、そ
の場合、ワイヤ２５，２６はリール２８に巻回する。
リール２８が装着されており、ワイヤ２５，２６の他端
部は、このリール２８に巻回されている。操作棒２１
は、直径の異なる短管２１ａ，２１ｂ，２１ｃを伸縮自
在に連結したものであって、不要時には短縮するが、そ
の場合、ワイヤ２５，２６はリール２８に巻回する。
【００１３】次にワイヤ１３の張設方法を説明する。図
１に示すように、作業者はアーム部５１に昇り、一方の
作業者は一方の操作棒１を保持して、図２に示すように
支柱１１が取り付けられた取付具５をアングル材５３に
装入する。また他方の作業者は他方の操作棒２１を保持
し、アタッチメント２４をボルト１６に嵌合させたうえ
で、ワイヤ２５を引く。するとモータは駆動して、ボル
ト１６は螺入し、取付具１５はアングル材５３に固着さ
れる。
１に示すように、作業者はアーム部５１に昇り、一方の
作業者は一方の操作棒１を保持して、図２に示すように
支柱１１が取り付けられた取付具５をアングル材５３に
装入する。また他方の作業者は他方の操作棒２１を保持
し、アタッチメント２４をボルト１６に嵌合させたうえ
で、ワイヤ２５を引く。するとモータは駆動して、ボル
ト１６は螺入し、取付具１５はアングル材５３に固着さ
れる。
【００１４】このようにして取付具１５をアングル材５
３に固着したならば、把持具５を支柱１１から強制的に
取はずし、またワイヤ１３の他端部側を、アーム部５１
の基端部側の適所に取り付けて、ワイヤ１３を張設す
る。以上のように、本手段によれば、送電線鉄塔のアー
ム部５１などの高所危険場域において、簡単にワイヤ１
３を張設することができる。
３に固着したならば、把持具５を支柱１１から強制的に
取はずし、またワイヤ１３の他端部側を、アーム部５１
の基端部側の適所に取り付けて、ワイヤ１３を張設す
る。以上のように、本手段によれば、送電線鉄塔のアー
ム部５１などの高所危険場域において、簡単にワイヤ１
３を張設することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
方の作業者が一方の操作棒１を操作し、また他方の作業
者が他方の操作棒２１を操作することにより、送電線鉄
塔のアーム部５３などに、ワイヤ１３を簡単に張設でき
る。
方の作業者が一方の操作棒１を操作し、また他方の作業
者が他方の操作棒２１を操作することにより、送電線鉄
塔のアーム部５３などに、ワイヤ１３を簡単に張設でき
る。
【図１】本発明に係る作業中の平面図
【図２】本発明に係る作業中の要部斜視図
【図３】操作棒の側面図
【図４】操作棒の要部断面図
【図５】操作棒の要部平面図
【図６】取付状態の斜視図
１ 操作棒 ５ 把持具 １１ 支柱 １３ ワイヤ １５ 取付具 １６ ボルト ２１ 操作棒 ２２ ドライバー ２４ アタッチメント ５３ アングル材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 修三 福岡県福岡市早良区百道３丁目16番17号
Claims (1)
- 【請求項１】 一方の操作棒１の先端部の把握具５に、
鳥害防止ワイヤ１３の一端部を取り付けた支柱１１を把
持して、この支柱１１の下端部に装着された取付具１５
をアングル材５３に装入し、また他方の操作棒２１の先
端部に装着されたドライバー２２のアタッチメント２４
を上記取付具１５に装着されたボルト１６に嵌合し、上
記ドライバー２２を駆動して上記ボルト１６を螺入する
ようにしたことを特徴とする高圧送電線設備における鳥
害防止用ワイヤの張設方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29975291A JPH0710127B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 高圧送電線設備における鳥害防止用ワイヤの張設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29975291A JPH0710127B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 高圧送電線設備における鳥害防止用ワイヤの張設方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05130721A true JPH05130721A (ja) | 1993-05-25 |
| JPH0710127B2 JPH0710127B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=17876550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29975291A Expired - Lifetime JPH0710127B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 高圧送電線設備における鳥害防止用ワイヤの張設方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0710127B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007288867A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 絶縁操作棒支持構造 |
| CN104882823A (zh) * | 2015-06-12 | 2015-09-02 | 国网山东省电力公司烟台供电公司 | 一种基于绝缘棒的柱上开关鸟巢清除装置 |
| CN108718054A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-10-30 | 陕西理工大学 | 新型防震锤复位机对中旋转装置及其使用方法 |
| CN109953014A (zh) * | 2019-03-08 | 2019-07-02 | 国网山东省电力公司德州市陵城区供电公司 | 一种驱鸟器带电安装装置及其使用方法 |
| CN112909819A (zh) * | 2021-01-27 | 2021-06-04 | 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 | 一种架空配电线路用避雷器带电安装装置及其安装方法 |
| CN113380473A (zh) * | 2021-05-13 | 2021-09-10 | 邓武石 | 一种环保型防鸟电瓷绝缘子 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105552784B (zh) * | 2016-02-23 | 2017-09-05 | 杨丽 | 一种适用于低空输电线路横担上安装驱鸟器的装置 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP29975291A patent/JPH0710127B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007288867A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 絶縁操作棒支持構造 |
| JP4662881B2 (ja) * | 2006-04-13 | 2011-03-30 | 中国電力株式会社 | 絶縁操作棒支持構造 |
| CN104882823A (zh) * | 2015-06-12 | 2015-09-02 | 国网山东省电力公司烟台供电公司 | 一种基于绝缘棒的柱上开关鸟巢清除装置 |
| CN108718054A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-10-30 | 陕西理工大学 | 新型防震锤复位机对中旋转装置及其使用方法 |
| CN109953014A (zh) * | 2019-03-08 | 2019-07-02 | 国网山东省电力公司德州市陵城区供电公司 | 一种驱鸟器带电安装装置及其使用方法 |
| CN109953014B (zh) * | 2019-03-08 | 2021-09-14 | 国网山东省电力公司德州市陵城区供电公司 | 一种驱鸟器带电安装装置及其使用方法 |
| CN112909819A (zh) * | 2021-01-27 | 2021-06-04 | 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 | 一种架空配电线路用避雷器带电安装装置及其安装方法 |
| CN113380473A (zh) * | 2021-05-13 | 2021-09-10 | 邓武石 | 一种环保型防鸟电瓷绝缘子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0710127B2 (ja) | 1995-02-01 |
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