JPH0512925U - 無停電電源装置 - Google Patents
無停電電源装置Info
- Publication number
- JPH0512925U JPH0512925U JP5874791U JP5874791U JPH0512925U JP H0512925 U JPH0512925 U JP H0512925U JP 5874791 U JP5874791 U JP 5874791U JP 5874791 U JP5874791 U JP 5874791U JP H0512925 U JPH0512925 U JP H0512925U
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- power supply
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- host computer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】二重化コンピュータシステムにおける異常とな
ったコンピュータの確実な切り離しを、簡易に実現する
ことにある。 【構成】本考案の無停電電源装置(UPS)は、標準的
な機能に加え、UPS間における相手方ホストコンピュ
ータへの給電停止指令の送受信機能と、この給電停止指
令を受信した場合にその指令に従って給電を停止する機
能とを有しており、異常時には、電源遮断による故障コ
ンピュータの切り離しを実行する。
ったコンピュータの確実な切り離しを、簡易に実現する
ことにある。 【構成】本考案の無停電電源装置(UPS)は、標準的
な機能に加え、UPS間における相手方ホストコンピュ
ータへの給電停止指令の送受信機能と、この給電停止指
令を受信した場合にその指令に従って給電を停止する機
能とを有しており、異常時には、電源遮断による故障コ
ンピュータの切り離しを実行する。
Description
【0001】
本考案は無停電電源装置に関し、特に、二重化コンピュータシステムにおける 異常時の対応機能を備えた無停電電源装置(以下、UPSという)に関する。
【0002】
UPSは、停電時であってもコンピュータに給電して情報の破壊を防止する機 能を備えた電源装置であり、システムの信頼性を高めた二重化コンピュータシス テムにおいては、各ホストコンピュータの電源として必ず用いられている。
【0003】 二重化コンピュータシステムは、一方のホストコンピュータに異常が発生した 場合、他方のホストコンピュータが処理を引き継ぎ、システムダウンを起こさな いように工夫されたシステムである。
【0004】 この二重化コンピュータシステムでは、待機しているコンピュータが動作中( 制御中)の異常を検出し、代わって制御(処理)を引き継ぐ事態が発生した場合 、異常となったコンピュータを完全にシステムから切り離し、どのような動作を しようともシステムに影響を与えないようにすることが重要である。
【0005】 このため従来は、コンピュータに外部制御信号の入力により動作を停止する機 能を設けたり、コンピュータの出力部にリレー等を設け、その切換えによってコ ンピュータ出力の伝達を阻止するようにしたりしている。
【0006】
上述した外部制御信号の入力により動作を停止させる場合、あるいは、リレー 等の制御により出力信号の伝達を阻止する場合のいずれもが、コンピュータの専 用のハードウエアを必要とし、システムの複雑化やコスト高の一因となる。
【0007】 また、コンピュータメーカーから供給される標準OS(オペレーティングシス テム)にサポート機能を付加するというソフトの修正作業も必要となり、ソフト ウエア作成のための余分な手間に加えて高価な標準OSのソースをメーカより購 入する必要があり、メーカがソースを非公用の場合にはこれは不可能なことであ った。
【0008】 本考案は、このような従来システムの問題点の解決をめざした検討の結果とし てなされたものであり、その目的は、二重化コンピュータシステムにおける異常 となったコンピュータの確実な切り離しを、簡易に実現することにある。
【0009】
本考案は、自己が給電しているホストコンピュータとの通信および他の無停電 電源装置との通信、ならびに前記自己が給電しているホストコンピュータへの給 電を制御する制御装置を有し、この制御装置は、ホストコンピュータからの指示 を受けると他の無停電電源装へ給電停止指令を送出し、また、他の無停電電源装 置から給電停止指令を受けると、自己が給電しているホストコンピュータへの給 電を停止させる機能をもっていることを特徴とする。
【0010】
異常となったコンピュータの切り離しは、そのコンピュータに給電しているU PSの標準機能を利用することにより行えることに着目し、UPSに、二重化コ ンピュータシステムにおける異常時の対応機能を付加する。
【0011】 すなわち、高信頼度の二重化コンピュータシステムでは、UPSは必ず使用さ れており、しかも、このUPSは、停電予告等を伝えるためのホストコンピュー タとの通信機能と、ホストコンピュータへの給電をオン/オフする機能を備えて いるのが一般的である。そこで、この機能に加えて、UPS間における、相手方 ホストコンピュータへの給電停止指令の送受信機能と、この給電停止指令を受信 した場合に、その指令に従って給電を停止する機能とを付加し、電源オフによる 故障コンピュータの切り離しを実現する。
【0012】
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実 施例の全体構成を示す図、図2はUPS20a,20b の要部構成を示す図である。
【0013】 コンピュータ10a,10b は二重化通信バス8に接続されて、二重化コンピュータ システムを構成している。各コンピュータ10a,10b はそれぞれ、UPS20a,20b からAC(商用電源)の電源供給を受ける。UPS20a,20b は通信路3を介して コンピュータと情報の授受を行うことができ、また、通信路4を介して相互に情 報(相手方に対する給電停止指令)の送受信を行えるようになっている。
【0014】 UPS20a,20b は同一の構成をしており、図2のように、バッテリとインバー タを主体とする、停電時にAC電源電圧の継続供給を行うための給電装置(通常 はAC入力によりバッテリが充電され、停電時にはこのバッテリの電圧をインバ ータでスイッチングしてACとして供給する)1と、制御装置2と、給電切換え リレーS1を具備している。制御装置2は装置全体を制御するマイクロプロセッ サシステムであり、非同期回線等の通信路3を介して、標準的な方法によるホス トコンピュータ10a,10b との通信を行え、また、同様な通信路4を介して、UP S間での通信を行うことができる。
【0015】 制御装置2は、制御信号6により給電装置1の動作開始/停止等を制御し、ま た、切換え信号7によりリレーS1(通常時は端子ア,停電時は端子イ,ホスト 切り離し時には端子ウに切替わる)を制御し、AC出力源を切換える。
【0016】 次に、本実施例の動作を説明する。図3(a)はホスト通信路3を介する入力 メッセージの処理手順を示し、図3(b)はUPS間通信路4の入力メッセージ の処理手順を示す図である。
【0017】 いま、ホストコンピュータ10a が待機中であり、ホストコンピュータ10b が制 御中であるとする。待機中のホストコンピュータ10a が稼動中のホストコンピュ ータ10b の異常を検出すると、このホストコンピュータ10a は通信路3を介して UPS20a にホストコンピュータ10b の停止指令を送出する。
【0018】 UPS20a は、他ホストコンピュータの停止指令を受けたことを検出すると( ステップ30) 、通信路4を介してUPS20b に、ホストコンピュータ10b の停止 指令を送る(ステップ31) 。
【0019】 UPS20b は、自己が給電しているホストコンピュータ10b の停止指令を受け たことを検出すると(ステップ40) 、リレーS1をオフとする信号7を送出する (ステップ41) 。これにより、リレーS1は端子ウに切換えられ、ホストコンピ ュータ10b へのAC電源供給が停止し、ホストコンピュータ10b は動作を停止す る。これにより、ホストコンピュータ10b はシステムから完全に切り離される。
【0020】
以上説明したように本考案によれば、以下の効果が得られる。 (1)二重化コンピュータシステムに必須のUPSの標準的な機能を利用して、 電源遮断による故障コンピュータの確実な絶縁を行うことができる。 (2)コンピュータの標準OSに手を加える必要はなく、コンピュータ側のサポ ートソフトウエアは応用プログラムレベルの改良により容易に実現できる。 (3)コンピュータ側は、本考案のUPS以外の特殊なハードウエアを必要とせ ず、構成が複雑化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構成を示す図である。
【図2】UPS20a,20b の要部構成を示す図である。
【図3】(a)はホスト通信路3を介する入力メッセー
ジの処理手順を示し、(b)はUPS間通信路4の入力
メッセージの処理手順を示す図である。
ジの処理手順を示し、(b)はUPS間通信路4の入力
メッセージの処理手順を示す図である。
1 給電装置 2 制御装置 3 ホスト通信路 4 UPS間通信路 6 給電装置の動作制御信号 7 リレー制御信号 10a,10b ホストコンピュータ 20a,20b UPS(無停電電源装置)
Claims (1)
- 【請求項1】 一方のホストコンピュータに異常が発生
した場合、他方のホストコンピュータが処理を引き継ぐ
よう構成された二重化コンピュータシステムに用いるこ
とができる無停電電源装置であって、 自己が給電しているホストコンピュータとの通信および
他の無停電電源装置との通信、ならびに前記自己が給電
しているホストコンピュータへの給電を制御する制御装
置(2)を有し、 この制御装置(2)は、ホストコンピュータからの指示
を受けると他の無停電電源装置へ給電停止指令を送出
し、また、他の無停電電源装置から給電停止指令を受け
ると、自己が給電しているホストコンピュータへの給電
を停止させることを特徴とする無停電電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5874791U JPH0512925U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 無停電電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5874791U JPH0512925U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 無停電電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512925U true JPH0512925U (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=13093136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5874791U Withdrawn JPH0512925U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 無停電電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0512925U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1097349A (ja) * | 1996-09-19 | 1998-04-14 | Nippon Electric Ind Co Ltd | 多重化システムに対応した無停電電源装置 |
JP2003178046A (ja) * | 2002-09-26 | 2003-06-27 | Isa Co Ltd | クラスタシステムならびにその運転管理装置および方法 |
JP2013232142A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Hitachi Ltd | 二重化装置および電源停止方法 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP5874791U patent/JPH0512925U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1097349A (ja) * | 1996-09-19 | 1998-04-14 | Nippon Electric Ind Co Ltd | 多重化システムに対応した無停電電源装置 |
JP2003178046A (ja) * | 2002-09-26 | 2003-06-27 | Isa Co Ltd | クラスタシステムならびにその運転管理装置および方法 |
JP2013232142A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Hitachi Ltd | 二重化装置および電源停止方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |