JPH0512924A - 絶縁電線及びこれを使用したケーブル - Google Patents
絶縁電線及びこれを使用したケーブルInfo
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- JPH0512924A JPH0512924A JP3115404A JP11540491A JPH0512924A JP H0512924 A JPH0512924 A JP H0512924A JP 3115404 A JP3115404 A JP 3115404A JP 11540491 A JP11540491 A JP 11540491A JP H0512924 A JPH0512924 A JP H0512924A
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Abstract
み、耐薬品性に優れた絶縁電線及びこれを利用したケー
ブルを提供する。 【構成】 導体1の外周に少なくとも2層の絶縁層2,
3を有する絶縁電線である。内側の内絶縁層2は、導体
1外周に直接あるいは他の絶縁物を介して設けられ、エ
チレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・α−オレ
フィン・ポリエン共重合体(α−オレフィンはC3 〜C
10,ポリエンは非共役ジエンである)の少なくとも1種
を20〜80重量部含有するポリオレフィン組成物から
成る。外絶縁層3は、ハロゲンを含まない耐熱性樹脂を
主成分とし、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド
等から選ばれる1種または2種以上のブレンド物もしく
はこれらの樹脂を主成分とするポリマーアロイから成
る。
Description
て用いて好適な絶縁電線及びこれを使用したケーブルに
関する。
1,485号明細書に記載のものが知られている。これ
には、導体と、第1の有機ポリマー成分で構成され、溶
融成形された内部絶縁層と、内部絶縁層に接触し第2の
有機ポリマー成分で構成され、溶融成形された外部絶縁
層とから構成された航空機用として好適なワイヤやケー
ブルに使用される電気絶縁物が記載されている。内部絶
縁層は、フッ素を10重量%以上含む交差結合(架橋)
されたフッ素樹脂又はフッ素を含む樹脂からなり、この
フッ素樹脂としてエチレン・テトラフルオロエチレンコ
ポリマー,エチレン・クロロトリフルオロエチレンコポ
リマー,フッ化ビニリデンポリマーが使用されている。
外部絶縁層は、少なくとも100℃のガラス転移温度を
有する実質的に線状の芳香族ポリマーから成り、この芳
香族ポリマーとしてポリケトン,ポリエーテルエーテル
ケトン,ポリエーテルケトン,ポリエーテルスルフォ
ン,ポリエーテルケトン/スルフォンコポリマー,ポリ
エーテルイミド等が使用されている。他の従来例として
は、米国特許第4,678,709号明細書に記載のも
のが知られている。これは、先の従来例における内部絶
縁層である第1有機ポリマー成分がポリエチレン,メチ
ル,エチルアクリレート,ビニルアセテート等の架橋オ
レフィンポリマーから成るものである。
薬品性の向上を図るために、結晶性ポリマーについて
は、外部絶縁層の芳香族ポリマーを結晶化させる必要が
ある。結晶化させるためには、外部絶縁層を240〜4
40℃で押出後、結晶化のために急冷却させずに徐々に
冷却もしくは、押出に次いで160〜300℃で加熱
し、結晶化を行わなければならない。このような場合、
内部絶縁層である架橋ポリオレフィンポリマーは、結晶
化の為の熱により、溶融、分解が起こる。その結果、内
部絶縁層が変形もしくは発泡を生じる不具合があった。
さらに、外部絶縁層を押出直後、空冷もしくは水冷して
即冷却すれば内部絶縁層は溶融、分解等がないが外部絶
縁層は非結晶状態であり、耐薬品性に乏しく、特定の薬
品と接触することにより、ひびわれたり、溶融してしま
ったりする不具合があった。このように外部絶縁層の芳
香族ポリマーが非結晶性ポリマー、例えば、ポリアリレ
ートの場合は、耐薬品性に劣る。また、上述の従来例で
は、曲げ時の絶縁破壊特性が未だ十分に満足できるもの
でなかった。そこで、可撓性に優れ、ピンホール等の欠
陥確率の低下を図り、電気特性に優れたものが要望され
ている。
可撓性に富み、耐薬品性に優れた絶縁電線及びこれを利
用したケーブルを提供することを目的とするものであ
る。
るため、第1の発明の絶縁電線は、導体外周に、直接あ
るいは他の絶縁物を介して、エチレン・α−オレフィン
共重合体,エチレン・α−オレフィン・ポリエン共重合
体(α−オレフィンはC3 〜C10,ポリエンは非共役ジ
エンである)の少なくとも1種を20〜80重量の含有
するポリオレフィン組成物から成る内絶縁層が設けら
れ、その外周にハロゲンを含まない耐熱性樹脂を主成分
とする外絶縁層を施したものである。
に、直接あるいは他の絶縁物を介して、夫々ハロゲンを
含まない有機材料である内絶縁層,中間絶縁層,外絶縁
層からなる三層構造を含んでなる絶縁電線であって、そ
れぞれ曲げ弾性率が、 内絶縁層,中間絶縁層<10000Kg/cm2 ,かつ 外絶縁層>10000Kg/cm2 であり、 内絶縁層および中間絶縁層が異なる材料であって、融点
が155℃以下であるか、融点を有さない材料の場合は
ガラス転移点が155℃以下である材料、更に、外絶縁
層は融点が155℃を越えるか、融点を有さない材料の
場合はガラス転移点が155℃を越える材料となる。
又は第2の発明に係る絶縁電線を多数本集合あるいは撚
り合わせ、その外周にシースを被覆したものである。
ポリオレフィン組成物に20〜80重量部のエチレン・
プロピレン共重合体、エチレン・プロピレン・ジエン3
元共重合体、エチレン・ブテン共重合体、エチレン・ブ
テン・ジエン3元共重合体の少なくとも1種を含むこと
で、高温での耐加熱変形性の向上および溶融、分解を防
止できる。また、内絶縁層の外周に例えば芳香族ポリマ
ーを押出し、加熱により結晶化させても内絶縁層に変形
や発泡等の不具合は生じなかった。また、ハロゲンを含
まない耐熱性樹脂として、結晶性ポリマーとしてはポリ
アミド、結晶性芳香族ポリマーとしてはポリフェニレン
サルファイド、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエーテルケトン、ポリエーテ
ルエーテルケトンから選ばれる1種もしくは2種以上の
ブレンド物もしくはこれらの樹脂を主成分とするポリマ
ーアロイであるとき、特に、耐薬品性、高温での耐加熱
変形性に優れることが判明した。また、非結晶性芳香族
ポリマーとしてポリフェニレンオキサイド、ポリカーボ
ネート、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポ
リエーテルイミド、ポリアリレート、ポリイミドから選
ばれる1種又は2種以上のブレンド物若しくはこれらの
樹脂を主成分とするポリマーアロイであるとき、特に耐
加熱変形性に優れることが判明した。
構造の組合せにより、曲げ時の絶縁破壊特性が著しく向
上するとともに、可撓性,耐外傷性に富み、電気的特性
にも優れる。
線も第2の発明の絶縁電線も可撓性に富むため、これを
集合、撚り合わせてシースを被覆したケーブルも可撓性
があり、ケーブル全体として小サイズ化が図れる。また
第2の発明の絶縁電線における外絶縁層として、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリアリレート、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリエーテルイミド等の難燃性の材料を
用いた場合には、難燃性ケーブルとしても有用であり、
この外周のシース材料に水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム等の金属水酸化物を含有する難燃シースを被
覆すれば、さらに優れたハロゲンを含まない難燃ケーブ
ルを提供できる。
して説明する。図1に示す絶縁電線の実施例は、すず、
ニッケル、銀等のメッキを施した銅導体単線又は銅導体
撚線から成る導体1の外周にポリオレフィン組成物から
成る内絶縁層2が設けられ、内絶縁層2の外周にハロゲ
ンを含まない耐熱性樹脂を主成分とする外絶縁層3を設
けてある。内絶縁層2は、エチレン・α−オレフィン共
重合体,エチレン・α−オレフィン・ポリエン共重合体
(α−オレフィンはC3 〜C10,ポリエンは非共役ジエ
ンである)、より具体的には、エチレン・プロピレン共
重合体、エチレン・プロピレン・ジエン3元共重合体、
エチレン・ブテン共重合体の少なくとも1種を20〜8
0重量部含有するポリオレフィン組成物から成る。ま
た、内絶縁層2は導体1の外周に直接又は他の絶縁物を
介して設けられる。ポリオレフィン組成物に含有される
ジエン3元共重合体におけるジエン成分としては、1.
4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、エチリデン
ノルボーネンが好適に用いられ、ジエン成分のエチレン
・プロピレンに対する割合は、いくらでも良いが、一般
に0.1〜20重量%とされる。また、ポリオレフィン
組成物中の上述した共重合体の含有量は、共重合体が2
0重量部未満のときには、高温での加熱変形や発泡を防
止する効果が少なく、80重量部を超えたときには、室
温での硬度に乏しく、変形し易くなる。
物は架橋されていることが好ましい。架橋方法は何でも
よいが特に電子線照射架橋が好ましい。内絶縁層2のポ
リオレフィン組成物中に20〜80重量部の共重合体を
含んでなり、かつ架橋されることにより、高温での加熱
変形性および溶融・分解が著しく防止でき、この外周に
外絶縁層3として芳香族ポリマーを押出し、加熱により
結晶化をさせても内絶縁層2に変形、発泡などの不具合
を生じないことが判った。外絶縁層3の主成分であるハ
ロゲンを含まない耐熱性樹脂としては、次の表1に示さ
れるものから選ばれる1種又は2種以上のブレンド物若
しくはこれらの樹脂を主成分とするポリマーアロイが好
適に用いられる。
1及び表2−2において製造例1〜12とし、内絶縁層
2に加熱時における変形や発泡が生じたか否か及び耐薬
品性について比較例1〜8と比較した結果を示す。
のすずメッキ銅線、内絶縁層2の厚みは0.2mm、外絶
縁層3の厚みは0.2mmとした。上述の内絶縁層2を形
成するポリオレフィン組成物100重量部に対して、ヒ
ンダードフェノール系の老化防止剤を0.1〜5重量部
添加すると耐熱性の向上が図れる。特に、絶縁電線が短
時間に、例えば200℃以上の高温下にさらされた場合
の耐熱性(分解、発泡、変形が起こらないこと)の改善
が図れる。ヒンダードフェノール系の老化防止剤として
は、融点が80℃以上のものが好ましく、80℃未満の
ものであると材料の混練性が悪くなったりする不具合が
ある。またこの目的で使用される老化防止剤は、単独で
200℃以上において加熱によって減量する成分が少な
い方が好ましく、例えば大気中において、10℃/分の
昇温速度で250℃まで加熱した場合の減少重量が5%
以下のものがよく tetrakis-〔methane-3-(3',5'-di-te
rt-butyl-4'-hydroxyphenol)propionate〕methane 等が
好適に用いられる。
加した実施例の製造例13〜18と比較例9〜12との
耐熱性を比較した結果を次の表3に示す。
縁層3を形成するハロゲンを含まない耐熱性樹脂として
は、先に述べた表1に示されるものから選ばれる1種ま
たは2種以上のブレンド物もしくはこれらの樹脂を主成
分とするポリマーアロイであることが望ましい。また、
外絶縁層3を結晶性のポリマーから形成し、結晶化処理
した場合、耐薬品性が向上し、ストレスクラック等を発
生しない優れた電線が得られる。
ーテルケトンである場合、特に耐熱性と耐薬品性に優れ
る。ポリエーテルエーテルケトンは330℃以上の高融
点を有し、かつ100〜300℃の範囲の温度において
優れた熱安定性を有するためである。このようなポリエ
ーテルエーテルケトンを内絶縁層2の外周に2層以上施
しても良い。図2は、ポリエーテルエーテルケトンから
成る外絶縁層3(3A,3B)を2層施した実施例を示
す。内側の外絶縁層3Aは、内絶縁層2上にポリエーテ
ルエーテルケトンあるいはこれに充填剤、老化防止剤等
の種々の配合物を添加した組成物を押出被覆することに
よって得られ、この外絶縁層3Aの上には同様にして得
られた外側の外絶縁層3Bが設けられている。また外絶
縁層3Aを構成するポリエーテルエーテルケトンの結晶
化度と外絶縁層3Bを構成するポリエーテルエーテルケ
トンの結晶化度とは同一であってもまた異なっていても
よい。結晶化度が異なる場合には、内側の外絶縁層3A
のポリエーテルエーテルケトンの結晶化度を低くし、外
側の外絶縁層3Bのポリエーテルエーテルケトンの結晶
化度を高くするようにした方が、後述するように好まし
いが、これと逆の組合せのものであってもよい。さら
に、外絶縁層3A,3Bにピンホール等の欠陥が存在し
ても、その存在位置がそれぞれの外絶縁層3A,3Bに
よって異なるため、これら欠陥による耐電圧の低下が少
なく、単層のものに比べて耐電圧特性が向上する。
20の絶縁電線を製造した。導体1としては直径1mmの
軟銅線を用い、内絶縁層2としては、この導体1にポリ
エチレン60重量部、エチレン・プロピレン・ジエン3
元共重合体40重量部から成る架橋されたポリオレフィ
ン組成物を押出被覆して設けた。
厚さ0.25mmの内側の外絶縁層3Aを内絶縁層2上に
設け、この上に結晶化度0%のポリエーテルエーテルケ
トンからなる厚さ0.25mmの外側の外絶縁層3Bを順
次設けて絶縁電線を得た。
内絶縁層2上に設け、この上に結晶化度30%、厚さ
0.25mmの外側の外絶縁層3Bを順次設けて絶縁電線
を得た。
層構造のポリエーテルエーテルケトンから成る絶縁層を
設けて絶縁電線を得た。以上の製造例19〜20および
比較例13で得られた各絶縁電線について、交流短時間
破壊電圧と可撓性とについて評価した。可撓性について
は、絶縁電線を所定の太さの丸棒に巻き付け、絶縁層に
割れ、クラックを生じない最小の丸棒の径を絶縁電線の
自己径(d)の倍率で示した。結果を表4に示す。
す実施例の構造の絶縁電線にあっては、可撓性に富み、
耐電圧性も向上することがわかる。
た絶縁電線を多数本集合あるいは撚合わせて芯線束と
し、その上にシース4を被覆したものである。シース4
としては、エチレンアクリルエラストマー,エチレン酢
酸ビニル共重合体,エチレンエチルアクリレート,ポリ
エチレン,スチレンエチレンブタジエンスチレン共重合
体を主成分とする少なくとも1種から選ばれ、特にエチ
レンアクリルエラストマーを主成分とする組成物が好適
に用いられる。また、シース4の材料ポリマーは架橋さ
れていることが望ましい。さらに芯線束となる絶縁電線
の内絶縁層2の融点(Tm)もしくは融点を有さない材
料であるときにはガラス転移温度(Tg)のいずれか一
方を155℃以下とし、外絶縁層3のTmもしくは融点
を有さない材料であるときにはTgのいずれか一方を1
55℃超とし、シース4が架橋される場合には、シース
4の燃焼時に各絶縁電線の外絶縁層3が、図4に示すよ
うに溶融一体化し、この溶融一体化したものがシース4
の燃焼時に発生するガス(H2 O,NO2 ,CO,CO
2 等)を遮断し、また心線束が一体化したものは、熱容
量が大きくなり燃焼しづらくなる。そのために、各絶縁
電線の導体1同士が接触して電気的に導通(短絡)して
しまうことを防止できる。シース4には金属水酸化物、
例えはMg(HO)2を含む混和物の使用が好適であ
り、難燃性が向上する。
較例14〜17はエチレンアクリルエラストマー100
重量部、水酸化マグネシウム(Mg(OH)2 )80重
量部の混和物を架橋したシース4を用い、内絶縁層2と
してはTm又はTgが155℃以下の有機ポリマー、外
絶縁層3はTm又はTgが155℃超の有機芳香族ポリ
マーを用いたものである。
Tray Flame Test(垂直トレイ燃焼テスト)」のことで
あり、「IEEE」とは「The Institute of Electrica
l and Electronics Engineers, Inc」の略であり、米国
の規格を示す。また、「線間短絡」とは、図3における
3本の絶縁電線の導体1間をいう。
は、導体1の外周に、直接あるいは他の絶縁物を介し
て、夫々ハロゲンを含まない物質である内絶縁層5,中
間絶縁層6,外絶縁層7からなる三層構造を含んでなる
絶縁電線であって、曲げ弾性率が、 内絶縁層5,中間絶縁層6<10000Kg/cm2 ,かつ 外絶縁層7>10000Kg/cm2 内絶縁層5および中間絶縁層6が異なる材料であって、
融点が155℃以下であるか、融点を有さない材料の場
合はガラス転移点が155℃以下の材料、更に、外絶縁
層7は、融点が155℃を越えるか、融点を有さない材
料の場合はガラス転移点が155℃を越える材料となる
ように構成される。そして、このように構成されること
によって、可撓性、耐外傷性が優れ、更に曲げ時の絶縁
破壊特性が向上するとともに他の電気的特性も満足する
絶縁電線が得られる。これは、(1)変形しにくい外絶
縁層7により主絶縁層となる内絶縁層5の外傷防止が計
れる。(2)三層構造の絶縁電線とした時に、前記の曲
げ弾性率の組み合わせとすることによって、可撓性が満
足する絶縁電線が得られる。(3)外絶縁層7に融点の
高い材料を用いても、中間絶縁層6を設けることによっ
て、内絶縁層5の表面熱劣化が生じない。しかも中間絶
縁層6と内絶縁層5の構成材料が異なるために、電気的
不整が内絶縁層5に進展せず、電気的特性にも優れたも
のとなる。
は、内絶縁層5は、オレフィン系ポリマーとして、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリイソ
ブチレン、ポリ4−メチル−1−ペンテン、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、エチレン・エチルアクリレート共
重合体、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・プ
ロピレン・ジエン3元共重合体、エチレン・ブテン共重
合体、エチレン・ブテン・ジエン3元共重合体等の単独
あるいは2種以上のブレンド物であることが望ましい。
さらにまた、この内絶縁層5としては、エチレン・α−
オレフィン共重合体,エチレン・α−オレフィン・ポリ
エン共重合体(α−オレフィンはC3 〜C10,ポリエン
は非共役ジエンである)、特にエチレン・プロピレン共
重合体、エチレン・プロピレン・ジエン3元共重合体、
エチレン・ブテン共重合体の少なくとも1種を20〜8
0重量部含有するものが好適である。そして、これ等は
架橋されていることが好ましい。ここでの架橋方法とし
ては、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパー
オキサイドなどの有機過酸化物を上記ポリオレフィンに
適量添加した組成物を押出被覆し、加熱して架橋する方
法、上記ポリオレフィンを押出被覆したのち、電子線を
照射して架橋する方法、上記ポリオレフィンにビニルト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル
トリス(β−メトキシエトシ)シラン等のシラン化合物
と有機過酸化物を添加して混練してシラングラフト化ポ
リオレフィンとし、このシラングラフト化ポリオレフィ
ンを押出被覆したのち、大気中あるいは水中で架橋させ
る方法などである。
を施したのち後で一括して照射架橋を行ってもよい。ま
た、内絶縁層5を形成するオレフィン系ポリマー100
重量部に対して、ヒンダードフェノール系の老化防止剤
を0.1〜5重量部添加したものであっても良い。さら
に内絶縁層5としては、シリコーンポリマーを含んでな
る混和物であっても良く、あるいはポリオレフィンとシ
リコーンポリマーを含んでなる混和物であっても良い。
ー、ウレタンポリマー、ポリオレフィン系やウレタン系
の熱可塑性エラストマー、アイオノマー等のイオン性共
重合体等が好適に使用される。より具体的には、シリコ
ーンポリマーとしては、付加反応型の物で、特に無溶剤
ワニス型が好ましい。ウレタンポリマーとしては、イソ
シアネートにブロック剤を含まない物が反応時に発生ガ
スが少ないので、好ましい。熱可塑性エラストマーとし
ては、前述の物が、耐熱性が高く好ましい。また、イオ
ン性共重合体としては、アイオノマーが好適である。そ
して、これらは内絶縁層5が電子線架橋される時に同時
に架橋されるようにすると耐熱性が向上される。また、
外絶縁層7の材料としては、前記表1に記載される材料
が好適に使用される。
などのメッキを施した銅導体単線又は撚線から成る導体
1の外周に架橋ポリオレフィンから成る内絶縁層5を施
してある。図示する実施例では、導体1の外周に直接内
絶縁層5を施したが、他の絶縁物を介して内絶縁層5を
施しても良い。内絶縁層5は厚さを0.1〜1mm程度と
した。ここでの架橋ポリオレフィンとしては、ポリエチ
レン、エチレン・プロピレン・ジエン共重合体(EPD
M)を用いた。
ー、ウレタンポリマー、アイオノマーから成る中間絶縁
層6を施してある。その厚さは0.001〜0.5mm程
度とした。ここでのシリコーンポリマーとしては、シリ
コーンゴムやシリコーンレジンが用いられ、過酸化物加
硫、縮合反応型、付加反応型のいずれのものであっても
良い。
1mm程度の外絶縁層7を施し、この外絶縁層7として
は、ポリアミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリエーテルイミドを用いた。
縁電線の製造例24〜30と比較例18〜20との比較
を表6に示す。表6中の評価として〇は良、×は不良を
示す。
定方法とは、図7に示すように、室温状態の水をいれた
水槽10に絶縁電線をセットし、導体1に高圧を印加
し、水槽10の水を接地(アース)して、絶縁体の絶縁
破壊電圧を調べるものである。高圧の印加方法は0Vか
らスタートし500V/秒の昇圧速度で徐々に電圧を挙
げ、絶縁破壊に至る電圧を測定するものである。使用す
る電圧は交流電圧である。
倍径曲げ破壊電圧」の測定方法とは、図8に示すよう
に、曲げた電線を予め90℃の水に1日浸漬しこのの
ち、90℃において、同上の方法で絶縁破壊電圧を測定
する方法である。ここで、10倍径曲げとは、D=10
dとなるように電線を曲げることをいう。使用する電圧
は交流電圧である。
間」の測定方法とは、図7と同様に絶縁電線を水槽10
にセットし、このときの水槽10内の水温を90℃と
し、6KVの一定電圧を常時印加し絶縁破壊に至る時間
を測定する方法である。使用する電圧は交流電圧であ
る。
特殊な三層構造の組合せにより、絶縁層が三層にもかか
わらず全体として薄肉化でき可撓性に優れるとともに、
電気特性にも優れ、ピンホール等の欠陥確率を低下でき
る。
縁電線においても、二層構造の絶縁電線同様に外絶縁層
7をポリエーテルエーテルケトンから形成し、多層に形
成することもできる。多層の外絶縁層7を形成するポリ
エーテルエーテルケトンのそれぞれの結晶化度を異にし
ても良い。また、2層のポリエーテルエーテルケトンの
内側の層を非結晶とし、外側の層を結晶化したものとし
ても、あるいはその逆であっても良い。
絶縁電線を図6に示すように多数本集合あるいは撚り合
わせて芯線束とし、この芯線束の外周にエチレンアクリ
ルエラストマー、エチレン酢酸ビニル、エチレンエチル
アクリレート、ポリエチレン、スチレンエチレンブタジ
エンスチレン共重合体等を主成分とする1つのシース4
が被覆される。また、このシース4は架橋されているこ
とが望ましい。
変形、および難燃性が向上することになる。
縁電線を用いてケーブル化する場合に、シース材料とし
て金属水酸化物の20〜150重量部、エチレン・アク
リルエラストマーが50〜95重量部、エチレン・エチ
ルアクリレート共重合体又はエチレンビニルアセテート
が5〜50重量部を含んでなる混和物を押出被覆し、架
橋した場合には興味ある全く予期しない特徴が得られ
た。
5℃の火炎により加熱燃焼された場合、シース温度35
0〜700℃までシースは燃え落ちることなく形状を保
持する。シースが700℃以上になったとき火炎部分の
シースの変形が著しくなるが、このとき内側の集合,撚
合わせ絶縁電線は、最外層のポリマーが350℃以上で
溶融し絶縁電線が相互に溶融固着するため、もえにくく
なる効果を有するようになり、IEEE 383 垂直
トレイ燃焼試験においても優れた特性を示すことが判明
した。
成するポリオレフィン組成物に20〜80重量部のエチ
レン・プロピレン共重合体、エチレン・プロピレン・ジ
エン3元共重合体、エチレン・ブテン共重合体、エチレ
ン・ブテン・ジエン3元共重合体等の少なくとも1種を
含むことで、高温での耐加熱変形性の向上および溶融、
分解を防止できる。また、内絶縁層の外周に例えば芳香
族ポリマーを押出し、加熱により結晶化させても内絶縁
層に変形や発泡等の不具合は生じなかった。また、ハロ
ゲンを含まない耐熱性樹脂として、結晶性ポリマーとし
てはポリアミド、結晶性芳香族ポリマーとしてはポリフ
ェニレンサルファイド、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルケトン、ポ
リエーテルエーテルケトンから選ばれる1種もしくは2
種以上のブレンド物もしくはこれらの樹脂を主成分とす
るポリマーアロイであるとき、特に、耐薬品性、高温で
の耐加熱変形性に優れることが判明した。また、非結晶
性芳香族ポリマーとしてポリフェニレンオキサイド、ポ
リカーボネート、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフ
ォン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリイミ
ドから選ばれる1種又は2種以上のブレンド物若しくは
これらの樹脂を主成分とするポリマーアロイであると
き、特に耐加熱変形性に優れることが判明した。
構造の組合せにより、曲げ時の絶縁破壊特性が著しく向
上するとともに、可撓性,耐外傷性に富み、電気的特性
にも優れる。
電線も可撓性に富むため、これを集合、撚り合わせてシ
ースを被覆したケーブルも可撓性があり、ケーブル全体
として小サイズ化が図れる。また第2の発明の絶縁電線
における外絶縁層として、ポリフェニレンオキサイド、
ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
ーテルイミド等の難燃性の材料を用いた場合には、難燃
性ケーブルとしても有用であり、この外周のシース材料
に水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の金属水
酸化物を含有する難燃シースを被覆すれば、さらに優れ
たハロゲンを含まない難燃ケーブルを提供できる。
面図。
図。
を示す断面図。
図。
Claims (19)
- 【請求項1】 導体外周に、直接あるいは他の絶縁物を
介して、エチレン・α−オレフィン共重合体,エチレン
・α−オレフィン・ポリエン共重合体(α−オレフィン
はC3 〜C10,ポリエンは非共役ジエンである)の少な
くとも1種を20〜80重量部含有するポリオレフィン
組成物から成る内絶縁層が設けられ、その外方にハロゲ
ンを含まない耐熱性樹脂を主成分とする外絶縁層を施し
たことを特徴とする絶縁電線。 - 【請求項2】 内絶縁層を形成するポリオレフィン組成
物が架橋されていることを特徴とする請求項1に記載の
絶縁電線。 - 【請求項3】 内絶縁層を形成するポリオレフィン組成
物100重量部に対して、ヒンダードフェノール系の老
化防止剤が、0.1〜5重量部添加されていることを特
徴とする請求項1又は2に記載の絶縁電線。 - 【請求項4】 外絶縁層を形成するハロゲンを含まない
耐熱性樹脂が、ポリアミド、ポリエーテルケトン、ポリ
エーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリフェニレンオキサイド、ポリカーボネー
ト、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリエ
ーテルイミド、ポリアリレート、ポリイミドから選ばれ
る1種または2種以上のブレンド物もしくはこれらの樹
脂を主成分とするポリマーアロイであることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1項に記載の絶縁電線。 - 【請求項5】 外絶縁層を形成するポリアミド、ポリエ
ーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポ
リエチレンテレフタレートが結晶化処理されたものであ
ることを特徴とする請求項4に記載の絶縁電線。 - 【請求項6】 外絶縁層を形成するハロゲンを含まない
耐熱性樹脂が、ポリエーテルエーテルケトンであること
を特徴とする請求項5に記載の絶縁電線。 - 【請求項7】 内絶縁層の厚さが、0.05〜1mm、外
絶縁層の厚さが、0.05〜1mmであることを特徴とす
る請求項1〜6のいずれか1項に記載の絶縁電線。 - 【請求項8】 導体外周に、直接あるいは他の絶縁物を
介して、エチレン・α−オレフィン共重合体,エチレン
・α−オレフィン・ポリエン共重合体(α−オレフィン
はC3 〜C10,ポリエンは非共役ジエンである)の少な
くとも1種を20〜80重量部含有するポリオレフィン
組成物から成る内絶縁層が設けられ、その外方にハロゲ
ンを含まない耐熱性樹脂を主成分とする外絶縁層を施し
た絶縁電線から成る芯線束が、多数本集合あるいは撚合
わされ、その上にシースが被覆されたことを特徴とする
ケーブル。 - 【請求項9】 前記シースが、エチレンアクリルエラス
トマー、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチル
アクリレート共重合体、ポリエチレンスチレンエチレン
ブタジエンスチレン共重合体を主成分とする少なくとも
1つから選ばれることを特徴とする請求項8に記載のケ
ーブル。 - 【請求項10】 前記シースが架橋されていることを特
徴とする請求項8又は9に記載のケーブル。 - 【請求項11】 導体外周に、直接あるいは他の絶縁物
を介して、夫々ハロゲンを含まない物質である内絶縁
層,中間絶縁層,外絶縁層からなる三層構造を含んでな
る絶縁電線であって、曲げ弾性率が、 内絶縁層,中間絶縁層<10000Kg/cm2 ,かつ 外絶縁層>10000Kg/cm2 であり、 内絶縁層および中間絶縁層が異なる材料であって、融点
が155℃以下であるか融点を有さない材料の場合はガ
ラス転移点が155℃以下の材料から構成され、外絶縁
層は融点が155℃を越えるか、融点を有さない材料の
場合はガラス転移点が155℃を越える材料から構成さ
れた絶縁電線。 - 【請求項12】 内絶縁層がポリオレフィンおよび/ま
たはシリコーンポリマーを含んでなる混和物であること
を特徴とする請求項11に記載の絶縁電線。 - 【請求項13】 内絶縁層がエチレン・α−オレフィン
共重合体,エチレン・α−オレフィン・ポリエン共重合
体(α−オレフィンはC3 〜C10、ポリエンは非共役ジ
エンである)の少なくとも1つを20〜80重量部含有
するオレフィン組成物であることを特徴とする請求項1
1に記載の絶縁電線。 - 【請求項14】 中間層がシリコーンポリマー、ウレタ
ンポリマー、熱可塑性エラストマー、イオン性共重合体
から選ばれる少なくとも1つを含んでなる混和物である
ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記
載の絶縁電線。 - 【請求項15】 外絶縁層が芳香族ポリマーであること
を特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の
絶縁電線。 - 【請求項16】 外絶縁層がポリアミドであることを特
徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の絶縁
電線。 - 【請求項17】 導体外周に、直接あるいは他の絶縁物
を介して、夫々ハロゲンを含まない物質である内絶縁
層,中間絶縁層,外絶縁層からなる三層構造を含んでな
る絶縁電線であって、曲げ弾性率が、 内絶縁層,中間絶縁層<10000Kg/cm2 ,かつ 外絶縁層>10000Kg/cm2 であり、 内絶縁層および中間絶縁層が異なる材料であって、融点
が155℃以下であるか融点を有さない材料の場合はガ
ラス転移点が155℃以下の材料から構成され、外絶縁
層は融点が155℃を越えるか、融点を有さない材料の
場合はガラス転移点が155℃を越える材料から構成さ
れた絶縁電線から成る芯線束が、多数本集合あるいは撚
り合わされ、その外周にシースが被覆されていることを
特徴とするケーブル。 - 【請求項18】 前記シースが、エチレンアクリルエラ
ストマー、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチ
ルアクリレート共重合体、ポリエチレンスチレンエチレ
ンブタジエンスチレン共重合体から選ばれる少なくても
1つから成ることを特徴とする請求項17に記載のケー
ブル。 - 【請求項19】 前記シースが架橋されていることを特
徴とする請求項17又は18に記載のケーブル。
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