JPH051289U - 外壁ボツクス - Google Patents

外壁ボツクス

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JPH051289U
JPH051289U JP4811891U JP4811891U JPH051289U JP H051289 U JPH051289 U JP H051289U JP 4811891 U JP4811891 U JP 4811891U JP 4811891 U JP4811891 U JP 4811891U JP H051289 U JPH051289 U JP H051289U
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JP
Japan
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peripheral wall
wall
main body
packing
box
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JP4811891U
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JP2502915Y2 (ja
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壮一郎 竹内
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボックス内の温度上昇を従来に比し、効果的
に抑制することができる外壁ボックスを提供することを
目的とする。 【構成】 本体部10に一体に成形され当該本体部10
の上部周壁との間に背面に開口する空間G3を区画する
屋根部20とからなる本体ケース1と、周壁に平行状に
伸びるパッキン押さえ32を有し周壁の当該パッキン押
さえ32端面位置から開口端までが本体部10の周壁1
3に外接可能な嵌合部33となっている蓋ケース30と
からなり、上記本体部10の上記周壁の頂面13Aにパ
ッキン部材40が取着され、上記上部周壁はテーパ壁で
あってその頂面の上記パッキン部材取着部より内側に上
記屋根部20の上記空間G3に連通する空気孔13aが
形成され、閉蓋時、上記パッキン押さえ32全周が上記
パッキン部材40に圧接することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インターホンボックス等の住宅の外壁等に取付けられる防雨構造の 外壁ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7はこの種の外壁ボックスの従来の1例を斜視図で示したもので、10Aは 住宅の外壁等に固定される本体ケース、10a屋根取付け用のリブ、20Aは本 体ケース10Aに取付けられる屋根、30Aは蝶番等で開閉可能に本体ケース1 0に取付けられる蓋ケースを示している。
【0003】 この外壁ボックスの蓋ケース30Aは、成形上の抜きテーパを有する周壁31 aから外側に広がるL字状の嵌め合い部32aを、その開口全周に形成されてお り、本体ケース10Aは、嵌め合い部32aに内嵌される折り返し状の嵌め合い 部12aを、その開口全周に形成されており、図8および図9に示すように、両 嵌め合い部12aと32aを嵌め合わせて、本体ケース10Aを蓋ケース30A で蓋する構造となっている。
【0004】 この外壁ボックスでは、図8に示すように、嵌め合い部32aの長さ(符号3 2bで示す部分の長さ)を、嵌め合い部12aを充分に覆う大きさにして、雨滴 の侵入を防ぐ防雨構造とし、それでも、雨滴の侵入の恐れのある上部には、屋根 20Aを設けることにより、雨滴の侵入を防いでいる。また、図9に示すように 、屋根20Aと本体ケース10Aとの間に空間Gを形成し、この空間の空気層に より、外気温度の変動に起因するボックス内の温度変化を和らげ、内部に収納さ れる電子部品等を保護するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の外壁ボックスは、雨的の浸入を防止するための手段と、ボ ックス内の温度上昇を防止する手段とを施しているが、この種の温度上昇防止手 段は密閉構造であるボックス内の温度上昇を外部から間接的に抑制する手段であ るので、日照りが強い時等には有効ではなく、ボックス内の温度が相当に上昇す るという問題があった。
【0006】 本考案はこの問題を解消するためになされたもので、ボックス内の温度上昇を 従来に比し、効果的に抑制することができる外壁ボックスを提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、本体部に一体に成形され当該本体部の上部 周壁との間に背面に開口する空間を区画する屋根部とからなる本体ケースと、周 壁に平行状に伸びるパッキン押さえを有し周壁の当該パッキン押さえ端面位置か ら開口端までが本体部の周壁に外接可能な嵌合部となっている蓋ケースとからな り、上記本体部の上記周壁の頂面にパッキン部材が取着され、上記上部周壁はテ ーパ壁であってその頂面の上記パッキン部材取着部より内側に上記屋根部の上記 空間に連通する空気孔が形成され、閉蓋時、上記パッキン押さえ全周が上記パッ キン部材に圧接する構成とした。
【0008】 請求項2では、本体部の底壁外面には所定部を囲んで伸びるパッキン部材が設 けられている構成とした。
【0009】
【作用】
本考案では、ボックス内が、空気孔および屋根部と本体部が形成する空間を通 して外気に連通するので、ボックス内が常時換気され、従来よりも効果的に、ボ ックス内の温度上昇が防止される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の1実施例を図面を参照して説明する。
【0011】 図1および図2において、1は本体ケースであって、本体部10とこの本体と 一体に形成された中空の屋根部20からなる。30は蓋ケースである。本体部1 0は、図3に示すように、周壁(内周壁)11のうちの上壁部11Aを除く部分 が、外側へ折り返された折り返し壁(外周壁)12を備える二重壁となっており 、この折り返し壁12は、図5に示すように、その頂部側に段部12aを有し、 周壁11との間に空間G1を区画している。周壁11の上記上壁部11Aは下向 きに傾斜するテーパ壁であって、この上周壁にも、図5に示すように、折り返し 壁12Aが形成されているが、この折り返し壁12Aは短い折り返し壁であって 、更に上に鉛直状に折り返えされおり、この鉛直折り返し部12Bから屋根部2 0の軒部21が前方に伸びて溝状空間G2を区画しており、屋根部20と上壁部 11Aとは背部に開口する空間G3を区画している。なお、周壁11の上記上壁 部11Aのテーパは成形の抜きテーパを利用している。
【0012】 内周壁11と外周壁12からなる周壁13の頂面13Aは広巾であって、頂面 13Aには、図3、図5および図6に示すように、パッキン(弾性を持つシール 部材)40が本体ケース10の開口を囲むように取着されている。このパッキン 40の上下方向に延びる部分、即ち、周壁13のうちの左右周壁13R、13L の頂面13Aに取着された部分は、内周壁11側に寄せ外周壁12側を残して設 けられ、この残した部分に蝶番41、41と係止爪18が設けられる。周壁13 のうちの上周壁13の上周壁の頂面13Aに取着されたパッキン40の部分は外 側に寄せ内周壁11側を残して設けられ、この残した部分に複数個の空気孔(ス リット)13aが横1列に形成されている。
【0013】 また、本体部10の底壁14は、図5および図6に示すように、あげ底状の底 壁であって、収納電気機器固定部15と外面から突出するボックス係止用の筒部 (円筒リブ)16が突出形成されるとともに、収納電気機器固定部15の部分と 円筒リブ16を囲むパッキン溝を形成するリブ17Aと17Bが形成され、この パッキン溝にパッキン40Aが嵌着されている。この円筒リブ16の外周には、 パッキン40Bが設けられている。
【0014】 蓋ケース30は、その周壁31と所定間隔を隔て当該周壁31と平行状に延び るパッキン押え用のリブ32を有し、周壁31の、このリブ32の端面位置から 開口端までが本体部10の折り返し壁12、12Aに外接可能な嵌合部33とな っている。蓋ケース30の両側には、図5に破線で示すように係止孔42aを持 つ止め具42が突出形成されており、閉蓋時、この係止孔42aが周壁13Lの 外面部に形成れた爪18に係合する。
【0015】 なお、各図において、44は補強用のリブである。
【0016】 本実施例の外壁ボックスは、図5に鎖線で示す外壁50に形成する丸孔に本体 部10の円筒リブ16を嵌入してネジ孔43からネジを螺入して当該外壁に固定 するが、この取付け固定状態で、パッキン40Aとパッキン40Bが上記外壁面 50に圧接するので、底壁14側からのボックス内への雨水の浸入は無い。
【0017】 本体ケース1の外壁50へのこの取付け状態では、屋根部30の後端と外壁と の間に、パッキン40Aの本体部20から突出する部分の高さ分だけの僅かな隙 間gができる。この僅かな隙間gから本体部10へ雨滴が落下し、空間G3へ雨 滴が入る場合もあるが、本体部10の上周壁13がテーパ壁であるので、雨滴が スリット13a側へ入り込む恐れはない。
【0018】 この本体部10の周壁13の頂面13Aにパッキン40があり、蓋ケース30 を本体部10にかぶせ、嵌合部33を段部12Dに嵌めると、リブ32がこのパ ッキン40に接するので、止め具42をかけて閉蓋した時に、リブ32がパッキ ン40の全周に圧接するように蝶番41、41を設けておけば、ボックス内部へ の雨滴の浸入は防止される。
【0019】 本実施例の外壁ボックスは、密閉構造であるが、ボックス内は、図5に鎖線ど 示すように上記スリット13a−空間G3−隙間gを通して大気に通じるので、 ボックス内は換気されるこになり、上記スリット13a−空間G3−隙間gを通 して呼吸作用を行なうので、ボックス内の温度上昇は抑制される。
【0020】 この外壁ボックスはパッキン40と40Aおよび40Bでシールする構造であ り、前記従来のように嵌め合いによりシールする構造ではない上、屋根部20は 本体部10と一体に成形するので、見栄えの良い外観を得ることができる。
【0021】 また、本実施例は、本体部10の四周に空間G1を形成して実用的に屋根部2 0の一体形成可能にしたものであり、屋根部20が本体部10と一体であるので 、構成部品が少なくなり、コストを下げることができ、部品管理も楽になる。
【0022】 また、屋根部20と本体部10との間の空間G3だけではなく、本体部10を 囲む空間G1が有るので、本体部10は、常に、空気層で囲まれている状態にな り、従来に比し、ボックス内部の温度変化が小さくなる。
【0023】 更に、周壁13のうちの左右周壁13R、13Lの頂面13Aに取着されるパ ッキン部分は、内周壁11側に寄せ外周壁12側を残して設けるようにしたので 、閉蓋状態では、蝶番41、41や止め具42が外部へ突出しないように設ける ことができるだけでなく、これらを取りつけるためのボルトやネジの孔からの雨 滴のボックス内への浸入も確実に防ぐことができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案は以上説明した通り、パッキンを用いる防雨構造とし、ボックス内を屋 根部と本体部が形成する空間を通して外気に連通する空気孔を設けたことにより 、ボックス内が常時換気されるので、従来よりも効果的に、ボックス内の温度上 昇を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】上記実施例の側面図である。
【図3】上記実施例における本体ケースの正面図であ
る。
【図4】上記実施例における本体ケースの背面図であ
る。
【図5】図1のA−A断面図である。
【図6】図1の開蓋状態のB−B断面図である。
【図7】従来の外壁ボックスの斜視図である。
【図8】上記従来の外壁ボックスの一部拡大図である。
【図9】上記従来の外壁ボックスの一部拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 本体ケース 10 本体部 11 内周壁 12 外周壁 13 周壁 13A 頂面 13a 空気孔 14 底壁 15 機器固定用リブ 16 本体部係止用筒部 17 リブ 18 係止爪 20 屋根部 30 蓋ケース 31 周壁 32 リブ 33 嵌合部 40、40A、40B パッキン 41 蝶番 42 止め具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部に一体に成形され当該本体部の上
    部周壁との間に背面に開口する空間を区画する屋根部と
    からなる本体ケースと、周壁に平行状に伸びるパッキン
    押さえを有し周壁の当該パッキン押さえ端面位置から開
    口端までが本体部の周壁に外接可能な嵌合部となってい
    る蓋ケースとからなり、上記本体部の上記周壁の頂面に
    パッキン部材が取着され、上記上部周壁はテーパ壁であ
    ってその頂面の上記パッキン部材取着部より内側に上記
    屋根部の上記空間に連通する空気孔が形成され、閉蓋
    時、上記パッキン押さえ全周が上記パッキン部材に圧接
    することを特徴とする外壁ボックス。
  2. 【請求項2】 本体部の底壁外面には所定部を囲んで伸
    びるパッキン部材が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の外壁ボックス。
JP4811891U 1991-06-25 1991-06-25 外壁ボックス Expired - Lifetime JP2502915Y2 (ja)

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JPH051289U true JPH051289U (ja) 1993-01-08
JP2502915Y2 JP2502915Y2 (ja) 1996-06-26

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