JPH05128707A - デイスクプレーヤ - Google Patents

デイスクプレーヤ

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JPH05128707A
JPH05128707A JP3313581A JP31358191A JPH05128707A JP H05128707 A JPH05128707 A JP H05128707A JP 3313581 A JP3313581 A JP 3313581A JP 31358191 A JP31358191 A JP 31358191A JP H05128707 A JPH05128707 A JP H05128707A
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JP3313581A
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Takeshi Ota
猛 太田
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボタンアイコンが選択操作されたことを確実
に検出でき、操作性を向上させる。 【構成】 オーディオ情報の他に画像情報等が記録され
るディスクを再生するディスクプレーヤである。ディス
クを回転駆動するディスク回転駆動手段と、画像情報を
表示するためのディスプレイとを備える。ディスプレイ
にはボタンアイコンが表示される表示モードを有する。
ボタンアイコンの通常表示用の画像No.1のデータと、こ
の通常表示用の画像データによるボタンアイコン画像に
対してずれた状態の表示画像を表示するための押下状態
表示用画像No.2のデータとを予めメモリに記憶してお
く。ボタンアイコンに対する操作が行われたときに、メ
モリから読み出してディスプレイ14に表示するデータ
を、通常表示用の画像No.1のデータと押下状態表示用画
像No.2のデータとに切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CD−I(CD Int
eractive)ディスク等のようにオーディオ情報の他に画
像情報が記録されている光ディスクが再生可能なディス
クプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)にオーディ
オデータの他、画像データ(自然画、アニメーション、
コンピュータグラフィックス等)、テキストデータ、プ
ログラムデータ等を記録し、対話形式で操作を行えるC
D−Iシステムが提案されている。このようなCD−I
システムは、文字、画像、音声、コンピュータデータ等
の再生機能を持つことから、オーディオ、ビデオを中心
とするAV民生機器、文字を中心とする電子出版、情報
ファイルを中心とするデータベースサービス、対話応答
を中心とする教育・娯楽等に用いることができ、新しい
形のメディアとして期待されている。
【0003】CD−Iシステムに用いられるCD−Iプ
レーヤは、互換性を保ち、家庭用として広く普及できる
ようにするために、種々の仕様が定められている。すな
わち、CD−Iプレーヤでは、CPUとして68000
系(モトローラ社が開発した16ビットマイクロプロセ
ッサ)のものを用い、各種のファイルを取り扱うリアル
タイムオペレーティングシステムとして、広く普及して
いるOS9を基本としたものが用いられる。そして、入
力装置としては、X−Yデバイスと2つのトリガーボタ
ンが用いられ、出力系としては、オーディオとビデオの
2系統が用意される。また、CD−Iプレーヤは、通常
の音楽用のコンパクトディスク(CD−DAディスクと
いう)が再生できるように定められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CD−Iプ
レーヤでは、画像再生用のディスプレイを備え、種々の
選択入力操作を画面上で行えるようにするため、ボタン
アイコンをディスプレイ画面上に表示することが考えら
れる。この場合に、ボタンアイコンを指定してアクセス
したときに、なんらかの動作確認ができることが望まし
い。そこで、ボタンアイコンをアクセスしたとき色を変
えるなどが考えられているが、機械的なスイッチのよう
な感覚でボタンアイコンを操作するには、違和感があ
る。
【0005】この発明は、以上の点に鑑み、ボタンアイ
コンのアクセス時の操作感覚を、機械的なスイッチと同
様として、操作性の改善を計ることができるディスクプ
レーヤを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるディスクプレーヤは、後述の実施例
の参照符号を対応させると、オーディオ情報の他に画像
情報等が記録されるディスクを再生するものであって、
ディスクを回転駆動するディスク回転駆動手段と、前記
画像情報を表示するためのディスプレイとを備えるディ
スクプレーヤにおいて、前記ディスプレイにはボタンア
イコンが表示される表示モードを有し、前記ボタンアイ
コンの通常表示用の画像データと、この通常表示用の画
像データによるボタンアイコン画像に対してずれた状態
の表示画像を表示するための押下状態表示用画像データ
とをメモリに記憶し、前記ボタンアイコンに対する操作
が行われたときに、前記メモリから読み出してディスプ
レイ14に表示するデータを、前記通常表示用の画像デ
ータから押下状態表示用に切り換えるようにしたことを
特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、ボタンアイコンがアクセ
スされると、ボタンアイコンの表示画像が、通常状態の
画像からこれがずれた状態の押下状態の画像に切り換え
られるので、ボタンアイコンが動いた状態になり、視覚
的に、機械的にスイッチ操作を行ったのと同様の操作感
覚を得ることができる。
【0008】
【実施例】この発明によるディスクプレーヤの一実施例
を、CD−Iプレーヤの場合を例にとって以下説明す
る。この場合、 [1]この発明の一実施例の装置の外観構成 [2]CD−Iのフォーマットについて [3]この発明の一実施例の内部構成 [4]表示画面の説明 [5]実施例の動作説明 [6]ボタンアイコンのアクセス時の表示に関する構成 の順序で説明する。
【0009】[1]この発明の一実施例の装置の外観構
成 図5及び図6は、この発明が適用されるCD−Iプレー
ヤの一実施例の全体の構成を示す図である。
【0010】図5及び図6において、この例のCD−I
プレーヤ1は、ポータブルタイプとされており、このた
め、例えばLCDからなるディスプレイ14が一体化さ
れると共に、集積回路化やチップ部品の使用等により、
小型、軽量化が図られている。このCD−Iプレーヤの
全体の大きさは、例えば幅140mm、長さ170m
m、厚さ60mmとされている。
【0011】このCD−Iプレーヤ1は、プレーヤ本体
部2と、このプレーヤ本体部2の後縁部において回動自
在に取り付けられた外蓋15と中蓋7とを備える。プレ
ーヤ本体部2の筐体内には、これに装填されたディスク
(図示せず)を回転駆動するためのディスク駆動部や、
ディスクの径方向に光学ピックアップ20を移動させる
ヘッド駆動部や、光学ピックアップ20からの再生信号
を信号処理するための回路基板が収められている。ま
た、68000系のCPUからなるコンピュータが収め
られている。
【0012】このプレーヤ本体部2の前側面2aには、
ヘッドフォンジャック3、音量調整ダイヤル4、CD−
DAキー入力部41が配設されている。また、プレーヤ
本体部2の側面には、電源スイッチ5が配設されてい
る。さらに、プレーヤ本体部2の側上縁には、中蓋7の
オープンボタン6が配設されている。
【0013】中蓋7は、プレーヤ本体部2の上面側を覆
うようになっており、そのプレーヤ本体部2との対向面
側の中央部には、プレーヤ本体部2の上面のターンテー
ブル10に対応してチャッキング部材19が配設されて
いる。中蓋7を閉じた状態では、ディスク装着部9に装
着され、ターンテーブル10に載置されたディスクは、
チャッキング部材19とターンテーブル10によって挟
持される。
【0014】オープンボタン6を押すと、中蓋7が開か
れる。中蓋7を開くことによりディスクの装着/取り出
しを行うことができる。中蓋7には窓部8が設けられて
いる。この窓部8は、チャッキング部材19の取り付け
部から離れ、また、プレーヤ本体部2のディスク装着部
9に設けられているピックアップと対向しない部位に配
設される。この窓部8には、透明部材がはめ込まれてお
り、中蓋7が閉じられていて、中蓋7によりプレーヤ本
体部2のディスク装着部9が覆われていても、この窓部
8を通じて中蓋7の外面側からディスク装着部9を透視
することができる。このため、ディスク装着部9のディ
スクの有無の確認及びディスクの回転状態の確認を視覚
により容易に、且つ、直接的に行うことができる。
【0015】また、中蓋7の前縁には、X−Yデバイス
11と、トリガーボタン12a及び12bとが配設され
ている。
【0016】X−Yデバイス11は、その中心から上
下、左右に夫々偏倚した部分を押すと、X方向及びY方
向の位置を指定できるようにされている。なお、このよ
うなX−Yデバイス11に加えて、トラックボールやマ
ウス、ジョイスティック等のポインティングデバイスを
用いることもできる。
【0017】外蓋15は軸支部13aによりプレーヤ本
体部2に対して回動自在に配設されている。プレーヤ本
体部2に対する軸支部13aには、回動支持装置が内蔵
されている。この回動支持装置としては、本出願人が先
に出願した電気機器用回動支持装置(特開平−2542
96号公報参照)を使用することができる。これによ
り、ユーザは、外蓋15自体を直接起伏回動するだけで
最適な開閉角度に容易に設定できる。
【0018】これにより、外蓋15の裏面に設けられる
ディスプレイ14を見る場合はもとより、中蓋7を開い
てプレーヤ本体部2のディスク装着部9に対するディス
クの着脱の際に、外蓋15を押さえることなく中蓋7の
開閉動作に支障とならない位置に開き回動した状態で停
止保持されることになり、ディスクの着脱が簡便に行な
える。また、外蓋15は、手動開閉も可能である。外蓋
15は、90度以上の開閉角度まで開くことができる。
なお、プレーヤ本体部2の後面側には、他の電子機器と
同様にバッテリーの装着収納部(図示せず)が形成され
て、所定容量のバッテリーが電源として装着される。
【0019】前述したように、外蓋15の裏面16に
は、例えば4インチの大きさのディスプレイ14が露呈
され、ディスプレイ14の画面が見られる状態となる。
また、裏面16には、ディスプレイ駆動スイッチ17が
配設される。このディスプレイ駆動スイッチ17の操作
により、ディスプレイ14のオン/オフを制御できる。
なお、ディスプレイ14とプレーヤ本体部2の電気回路
とは、フレキシブル配線板13により接続されている。
【0020】[2]CD−Iのフォーマットについて この発明が適用されたCD−Iプレーヤでは、ディスク
としてCD−Iディスク、CD−I/CD−DAディス
ク(CD−IディスクとCD−DAディスクの混在した
ディスク)、CD−DAディスク(通常の音楽再生用の
コンパクトディスク)の再生を行うことができる。ここ
で、CD−Iのデータフォーマットについて説明する。
【0021】[2]−1.データ構造 CD−Iは、CD−ROMを基本とした形態でデータを
記録するものである。データの記録単位は、CD−RO
Mと同様に、ブロックである。
【0022】1ブロックの容量は、2352バイトであ
る。CD−Iディスク全体の記録容量は、直径12cm
のディスクの場合で、640Mバイトになる。
【0023】CD−Iのデータ構造には、フォーム1と
フォーム2の2種類があり、CD−ROMのモード1と
モード2とに夫々対応している。なお、CD−ROMに
おけるモード1は、1ブロックのデータにエラー検出コ
ード及びエラー訂正コードを付加し、強力なエラー訂正
を行なえるようにしたものである。CD−ROMにおけ
るモード2は、エラー検出コード及びエラー訂正コード
を持たず、ユーザーデータを大きくとれるようにしたも
のである。
【0024】CD−Iでは、フォーム1とフォーム2と
をブロック毎に指定することができ、フォーム1とフォ
ーム2とをひとつのディスクで混在させることが可能で
ある。
【0025】CD−IフォーマットがCD−ROMフォ
ーマットと異なる点は、ユーザーデータの先頭に8バイ
ト分のサブヘッダーを設ける点である。このサブヘッダ
ーには、音響、画像、データを記録した各ブロックがブ
ロック単位で時分割多重化するため、また、これらをリ
アルタイムで処理するために、必要なデータが2重書き
されて収納される。
【0026】つまり、図7Aはフォーム1の構造を示し
ている。フォーム1では、先頭にシンク(12バイト)
が設けられ、これに続いてヘッダー(4バイト)が設け
られ、さらにサブヘッダー(8バイト)が設けられる。
この後に、ユーザデータ(2048バイト)が設けら
れ、これにエラー検出コードEDC(4バイト)、エラ
ー訂正用のPパリティ(172バイト)、Qパリティ
(104バイト)が付加される。フォーム1では、エラ
ー訂正能力が上がっており、このフォーム1は、キャラ
クタデータやプログラムデータ等のエラーの補間ができ
ないデータを取り扱う場合に好適である。
【0027】図7Bはフォーム2の構造を示す。フォー
ム2では、先頭にシンク(12バイト)が設けられ、こ
れに続いてヘッダー(4バイト)が設けられ、さらにサ
ブヘッター(8バイト)が設けられる。この後に、ユー
ザデータ(2324バイト)が設けられ、さらにリザー
ブエリア(4バイト)が設けられる。このフォーム2
は、オーディオデータやビデオデータ等、補間可能なデ
ータを取り扱う場合に好適である。
【0028】ユーザーデータの先頭に付加されるサブヘ
ッダーは、図8に示すように、ファイルナンバー(2バ
イト)と、チャンネルナンバー(2バイト)と、サブモ
ード(2バイト)とデータタイプ(2バイト)とから構
成される。
【0029】[2]−2.オーディオの書込み CD−Iのオーディオデータの書込みには4つのモード
が決められている。
【0030】1つのモードは、サンプリング周波数4
4.1kHz、量子化ビット数16ビットで、現行のC
D−DAと同じ記録方式である。このモードは、超ハイ
ファイ再生を目的とするものである。
【0031】他の1つのモードでは、記録方式としてA
DPCM(適応型差分PCM)が用いられる。サンプリ
ング周波数は37.8kHz、量子化ビット数は8ビッ
トである。このモードでは、LPレコード程度の音質が
再生できる。再生時間はステレオで2時間、モノラルで
4時間である。このモードは、ハイファイ再生を目的と
するものである。
【0032】他の1つのモードでは、記録方式としてA
DPCMが用いられる。サンプリング周波数は37.8
kHz、量子化ビット数は4ビットである。このモード
では、FM放送並の音質が再生できる。再生時間は、ス
テレオで4時間、モノラルで8時間である。このモード
は、長時間のハイファイ再生を目的とするものである。
【0033】他の1つのモードでは、記録方式として、
ADPCMが用いられる。サンプリング周波数は18.
9kHz、量子化ビット数は4ビットである。再生時間
はステレオで8時間、モノラルで16時間である。この
モードは、スピーチ再生を目的とするものである。
【0034】[2]−3.ビデオの書込み 画像データは、画像データのタイプに応じて、以下のよ
うに処理される。
【0035】自然画の場合には、輝度信号Yのサンプリ
ング周波数が7.6MHzとされ、色差信号U、Vのサ
ンプリング周波数が3.8MHzとされ、4:2:2の
割合でサンプリングされる。そして、各ビットが4ビッ
トに圧縮されて記録され、再生時に8ビットとされる。
【0036】グラフィックスの場合には、CLUT(カ
ラールックアップテーブル)が用いられる。CLUTグ
ラフィックスは、256色(8ビット)、128色(7
ビット)、16色(4ビット)の3つのモードがあり、
1600万色の中から必要な色を選んで使うことができ
る。
【0037】アニメーションの場合には、ランレングス
コードが用いられる。これは、色情報とその画素間の長
さを用いて画像データを圧縮するものである。このよう
なコードを用いて、フルスクリーンでのアニメーション
が実現できる。
【0038】[2]−4.ディスクCD−Iディスクで
は、外径寸法、中心孔寸法、厚さ等の機械的寸法、屈折
率、反射率等の光学パラメータ、ディスク回転方向、記
録線速度、トラック形状、トラックピッチ等の記録パラ
メータ、使用環境状況等がすべて音楽用の通常のコンパ
クトディスク(CD−DA)と同様とされる。
【0039】そして、CD−Iディスクであるかどうか
を、ディスクのリードインエリアのTOC(Table Of C
ontents )の内容から分かるようにされている。つま
り、CD−Iディスク又はCD−I/CD−DAディス
クでは、(POINT=A0)の時のPSECが10と
される。これに対して、他のディスクでは、(POIN
T=A0)の時のPSECは00とされている。したが
って、(POINT=A0)の時のPSECから、CD
−Iディスク又はCD−I/CD−DAディスクか他の
ディスクかが判断できる。そして、CD−Iディスクの
(POINT=A0、A1、A2)のコントロールフィ
ールドは、(01×0)とされる。CD−I/CD−D
Aディスクの(POINT=A0)のコントロールフィ
ールドは、常に(01×0)とされ、他のコントロール
フィールドは(00×0)とされる。したがって、コン
トロールフィールドから、CD−IディスクかCD−I
/CD−DAディスクかが判別できる。
【0040】そして、CD−DAディスク及びCD−D
Aディスクとして扱われる部分を有するディスクの場合
には、ディスクのリードインエリアのTOCには、オー
ディオ情報に関するトラック(曲数分)の情報、各曲の
全演奏時間、ディスク全体の全演奏時間などの時間情報
が記録されている。
【0041】[2]−5.ハードウェア CD−Iでは、オーディオデータを含み、リアルタイム
で高速処理が必要とされるため、機械語による処理が行
われる。そのためのCPUとしては、モトローラ社が開
発した16ビットCPUである68000系が指定され
ている。また、各種のファイルを取り扱うCE−RTO
S(リアルタイム オペレーティングシステム)は、O
S9を基本としており、そのプログラムは、ROMでシ
ステムに組み込まれる。入力装置としては、最低限、X
−Yデバイスと2つのトリガーボタンが用意される。ま
た、出力は、オーディオとビデオの2系統が用意され
る。そして、CD−Iプレーヤは、音楽用のCD−DA
が再生できるようにされている。
【0042】[3]この発明の一実施例の内部構成 図9は、この発明が適用されたCD−Iプレーヤ1の内
部構成を示すものである。図9において、ディスク21
は、スピンドルモータ23によりCLV(線速度一定)
で以て回転される。スピンドルモータ23の回転は、ス
ピンドルサーボ回路24により、CD再生回路30で再
生されるクロックに基づいて制御される。また、スピン
ドルサーボ回路24には、システムコントローラ22の
出力が供給される。
【0043】ディスク21の記録信号は光学ヘッド25
で再生される。光学ヘッド25は、2軸デバイスにより
支持されている。この2軸デバイスには、フォーカス・
トラッキングサーボ回路27で、フォトディテクタの出
力に基づいて、光学ヘッド25に対して、フォーカス方
向とトラッキング方向の2軸にサーボがかけられる。
【0044】また、光学ヘッド25は、例えばリニアモ
ータを利用したスライド送り機構26より、ディスク2
1の径方向に移動可能とされる。このスライド送り機構
26は、スレッドサーボ回路28により制御される。ス
レッドサーボ回路28には、システムコントローラ22
が接続される。このスライド送り機構26により、光学
ヘッド25を所望のトラックの位置にアクセスさせるこ
とができる。
【0045】光学ヘッド25の出力がRFアンプ29を
介して、CD再生回路30に供給される。CD再生回路
30は、ビットクロックの再生回路、EFM復調回路、
CIRCエラー訂正回路等から構成される。CD再生回
路30で、光学ヘッド25の出力がEFM復調され、エ
ラー訂正処理される。CD再生回路30は、システムコ
ントローラ22により制御される。
【0046】CD再生回路30の出力がCD−ROM再
生回路31に供給される。CD−ROM再生回路31
は、シンク検出回路、デスクランブル回路、エラー訂正
回路等から構成される。CD再生回路30でシンクが検
出され、スクランブルが解かれる。そして、ヘッダーア
ドレスがチェックされ、目的のブロックがアクセスされ
る。そして、フォーム1の場合には、さらに、エラー訂
正処理が行われる。このCD−ROM再生回路31は、
システムコントローラ22により制御される。
【0047】システムコントローラ22には、入力装置
32から入力が与えられる。入力装置32は、X−Yデ
バイス11と2つのドリガーボタン12a、12bから
なる。また、システムコントローラ22には、CD−D
Aキー入力部41からも入力が与えられる。このCD−
DAキー入力部41のキー操作によって、CD−DAデ
ィスクを再生することができる。
【0048】33は、CD−Iシステムの制御を行うた
めのCPUである。このCPU33としては、6800
0系のものが用いられる。CPU33には、マスターコ
ントローラ34が接続される。また、CPU33とシス
テムコントローラ22とは、双方向に接続される。CP
U33からはバス35が導出される。なお、CPU33
とマスターコントローラ34とが1チップ化されたもの
を用いても良い。
【0049】CD−ROM再生回路31で再生されたデ
ータは、バス35に送られる。バス35には、ビデオコ
ントローラ36a及び36bを夫々介してRAM37a
及び37bが接続される。また、バス35には、システ
ムROM38、バックアップ用の不揮発性RAM39、
ワークエリア用RAM40が双方向に接続される。ま
た、バス35には、オーディオデコーダ42が接続され
る。CD−DAディスクの再生時には、CD−ROM再
生回路31はバイパスされ、CD再生回路30からのデ
ータがバス35に供給される。
【0050】CD−ROM再生回路31で再生されたデ
ータのうちの画像データは、CPU33の制御の下に、
ビデオコントローラ36a及び36bに供給される。ビ
デオコントローラ36a及び36bで、この画像データ
に基づくビデオ信号が形成される。このビデオ信号がビ
デオシンセサイザー43に供給される。ビデオシンセサ
イザー43で、ビデオコントローラ36aからのビデオ
信号とビデオコントローラ36bからのビデオ信号とが
切替あるいは合成される。このビデオシンセサイザー4
3の出力がLCD駆動回路44を介して、ディスプレイ
14に供給される。ディスプレイ14の駆動は、LCD
駆動スイッチ17によりオン/オフできる。
【0051】CD−ROM再生回路31で再生されたデ
ータのうちのオーディオデータは、CPU33の制御の
下に、オーディオデコーダ42に供給される。オーディ
オデータがADPCMの場合には、オーディオデコーダ
42でADPCMのデコードが行われる。デコードされ
たオーディオデータは、D/Aコンバータ45に供給さ
れ、アナログ信号に変換される。そして、ローパスフィ
ルタ46、アンプ47を介して、ヘッドホン出力端子3
から出力される。ヘッドホン出力端子3から出力される
オーディオ信号レベルは、音量調整ダイアル4により設
定できる。
【0052】[4]表示画面の説明 この場合、CD−Iプレーヤ1は、内蔵ソフトウエアを
持つ。このソフトウエアは、電源スイッチ5のオン直後
に起動され、各種の内部チェックを行う。その後、ディ
スクが挿入されていれば、その挿入されたディスクの種
別を判別して、後述するように、ディスプレイ14に、
CD−Iディスクの場合にはCD−I操作用画面、CD
−DAディスクの場合にはCD−DA操作用画面、CD
−I/CD−DAディスクの場合にはCD−I/CD−
DA操作用画面(CD−I操作用画面とCD−DA操作
用画面を切り換えることができる画面)を表示する。
【0053】そして、この例においては、ディスクの未
挿入状態の時でも、このCD−Iプレーヤをステーショ
ナリー的に使用できるようにするため、複数個の内蔵ソ
フトウエア機能及びその表示画面を持つ。この例の場合
には、この内蔵機能表示画面として、時計、カレンダ
ー、世界時計、メニューの4画面を持つ。そして、この
4つの内蔵機能表示画面は、ディスプレイ14に表示さ
れるボタンアイコン51〜54をX−Yデバイス11に
より指示して選択指定することにより切り換えことがで
きる。
【0054】すなわち、図10は、内蔵機能表示画面の
例で、ボタンアイコン51〜56の下方の領域57は、
各ボタンアイコンが選択されたときの表示画面の内容が
表示される領域である。51は、時計用アイコン、52
はカレンダー用アイコン、53は世界時計用アイコン、
54はメニュー用アイコンである。また、55はCD−
DA選択用アイコン、56はCD−I選択用アイコン
で、これらアイコン55及び56は、ディスクが装着さ
れていないときにはディスプレイ14には表示されな
い。
【0055】ディスプレイ14の領域57には、内蔵機
能の時計のときは、現在の年、月、日、時、分、秒、が
表示される。カレンダーのときには、その月のカレンダ
ーが表示され、世界時計のときには、世界地図と、その
内の指定された都市の名前、その都市の現在の年、月、
日、時、分、秒とが、表示される。さらに、メニューの
ときには、アイコン51〜56が表示されるだけで、領
域57には何も表示されず、無表示画面となっている。
【0056】そして、この例の場合、ディスクが装着さ
れない状態で、電源が投入されたときに、ディスプレイ
14の画面の領域にどの内蔵機能画面を表示するかの初
期画面の設定をユーザが行えるようにされている。この
例のプレーヤ1は、特定の操作入力、例えば電源スイッ
チ5のオンの直後に2個のトリガーボタン12a及び1
2bを同時押しすると、この初期設定モードになる。そ
の時には、図11に示すようなコントロールパネルの画
面がディスプレイ14に表示される。
【0057】この図11の画面にも示されるように、こ
の初期設定モードにおいては、この例では初期画面を時
計、カレンダー、世界時計、メニューのいずれの画面に
するかの設定の他、時計機能における時計表示が12時
間表示か24時間表示かの設定、カレンダー機能のとき
のカレンダー表示が日曜始まりか月曜始まりかの設定、
CD−Iディスクを自動的にスタートさせるか否かの設
定等も行うことができるようにされている。なお、66
は終了のボタンアイコンで、これを選択すると、この初
期設定モードから抜ける。
【0058】次に、図12AはCD−I操作用画面の一
例で、このCD−I操作用画面では、アイコン51〜5
4の他にCD−I選択用アイコン56が表示されると共
に、領域57にはディスクの回転イメージ58と、ディ
スクのタイトル表示59及びCD−Iスタート命令選択
用のボタンアイコン60が表示される。そして、この画
面において、アイコン60を、ユーザがX−Yデバイス
11及びトリガーボタン12a,12bにより選択操作
することにより、CD−Iディスク(アプリケーショ
ン)のローディング、スタートを行うことができる。そ
の際、内蔵ソフトウエアは、CD−Iディスク(アプリ
ケーション)のために、使用メモリを開放し、制御を放
棄する。CD−I操作用画面でCD−Iディスクのスタ
ートがなされると、このCD−Iディスクのプログラム
にしたがって、再生画像はディスプレイ14の全体に表
示される。
【0059】また、図12BはCD−DA操作用画面の
一例で、このCD−DA操作用画面では、アイコン51
〜54の他にCD−DA選択用アイコン55が表示され
ると共に、領域57にはディスクの回転イメージ58
と、演奏モードの選択のためのボタンアイコン61と、
リピートオン,オフ選択のためのボタンアイコン62
と、メイン時間表示選択のためのボタンアイコン63
と、再生トラック番号表示64と、再生中の曲の演奏経
過時間、残量時間など等に関する時間表示65が表示さ
れる。
【0060】この場合、時間表示はメイン時間表示65
aとサブ時間表示65bの組み合わせからなり、両者が
分数のように表示されており、メイン時間表示65aは
サブ表示65bより大きめの数字により表されている。
ボタンアイコン63により、メイン時間表示を後述のよ
うに選択することができる。この時間表示に関する構成
については、後述する。
【0061】そして、この画面上のアイコン61〜63
を、ユーザがX−Yデバイス11及びトリガーボタン1
2a,12bで選択操作することにより演奏モード等の
切り換えを行うことができる。また、通常のCDプレー
ヤと同様な操作性を提供するため、プレーヤ本体部2の
CD−DAキー装置41の操作により、CD−DAディ
スクを再生することができる。
【0062】また、図12CはCD−I/CD−DA操
作用画面の一例で、このCD−I/CD−DA操作用画
面では、ディスプレイ14にはアイコン55及び56が
共に表示される。そして、装着されたディスクがCD−
I/CD−DAディスクの場合には、アイコン55ある
いは56によりCD−IとCD−DAを指定選択するこ
とができ、領域57にはCD−I操作用画面とCD−D
A操作用画面のいずれかが切り換え表示できるようにさ
れている。図12Cの状態はCD−I操作用画面となっ
ている。
【0063】この例の場合、CD−I操作用画面及びC
D−DA操作用画面においては、ディスプレイ14には
ボタンアイコン51〜54が表示されている。したがっ
て、これらのアイコン51〜54のいずれかをX−Yデ
バイス11により指定選択して、トリガーボタンを操作
することにより図12A〜Cの操作用画面から内蔵機能
表示画面に切り換えることができ、CD−DAディスク
またはCD−DAディスクとして扱われる部分の再生中
であっても内蔵機能表示画面に切り換えることが可能に
なる。
【0064】[5]実施例の動作説明 図13及び図14は、この例の動作の一例のフローチャ
ートで、以下、この動作について説明する。これは、デ
ィスプレイ14をオンにしているときの動作を示すもの
である。
【0065】すなわち、電源スイッチ5がオンとされ
て、電源が投入されると、ステップ201からこの例の
フローチャートに入る。そして、ステップ202に進ん
で、不揮発性RAM39(バックアップ用電池により不
揮発化されている)内のシステムのファイル(CSDフ
ァイル)が正常か否か判断される。この判断は、不揮発
性RAM39内のCSDファイルをオープンすることに
より行われる。オープンできた場合には、CSDファイ
ルが正常であると判断し、ステップ204に進み、オー
プンできなかった場合には、システムにより正常にCS
Dファイルが不揮発性RAMにコピーできていないと判
断し、ステップ203に進む。
【0066】CSDファイルが正常にコピーされていな
いのは、不揮発性RAM39に多数または大容量のファ
イルが存在し、CSDファイルをコピーする容量が確保
できないためである。そのため、ステップ203では不
揮発性RAM39のファイル消去用の画面が表示され、
ユーザにファイル消去を促す。ユーザがファイルを消去
し、CSDファイルをコピーすることができるだけの容
量が確保できた時点で、内部的にリセットされる。リセ
ット後は、電源オン直後と同じ状態になり、再度ステッ
プ202に進む。
【0067】ステップ204では、前述した設定モード
に移行させるボタン入力があるか否か判別される。すな
わち、トリガーボタン12a,12bが同時押しされた
か否か判別され、同時に押されたと判別されたときには
初期設定モードのステップ205に進み、そうでなけれ
ばステップ206に進む。
【0068】ステップ205では、前述した初期設定モ
ードのフローチャートが実行され、初期画面、時計表
示、カレンダー、世界時計等の前述した各設定項目の設
定が行われ、その各設定情報がシステムコントローラ2
2の内蔵不揮発性RAM(図示せず)に記憶される。
【0069】このステップ205の初期設定モードが終
了すると、ステップ210に進んで、ディスプレイ14
の表示画面として、内蔵機能表示画面のうちの領域57
が無画面のメニュー画面を表示し、その後ステップ21
1に進む。
【0070】また、ステップ204でトリガーボタン1
2a及び12bの操作がされなかったと判別されたとき
には、ステップ206に進んで、ディスプレイ14の表
示画面としてメニュー画面を表示し、その後ステップ2
07に進む。このステップ207では、前記初期設定モ
ードにおいてユーザが各種設定を行い、前記システムコ
ントローラ22の内蔵RAMに記憶されたデータの内容
が正しいか否かが判断される。この判断は、前記内蔵R
AMに書き込まれた固定値と、チェックサムとの整合性
を使用して行われる。このRAMの内容が正しい場合に
はステップ211に進み、誤っている場合にはステップ
208に進む。
【0071】ステップ208では、前記内蔵RAMに、
日時設定値を含めてデフォルト値が書き込まれ、初期設
定モードにして各種の設定を行うか否かを問うメッセー
ジがディスプレイ14に表示される。そして、初期設定
を行うようにユーザが入力したときはステップ209に
進んでステップ205と同様に初期設定モードとなり、
前述ようにようにして各設定が行われ、設定されたデー
タが内蔵不揮発性RAM22Mに書き込まれる。また、
ユーザが設定を行わないとした場合には、ステップ21
0に進んで、ディスプレイ14にはメニュー画面が表示
される。
【0072】そして、ステップ211においては、中蓋
7が開いているか否かが判断される。中蓋7が開いてい
る場合にはディスクが装着されていないとしてステップ
217に進み、内蔵機能表示系の画面の表示モード(時
計系画面モードと称する)となり、このときは初期設定
モードで初期画面として設定された内蔵機能表示画面が
領域57に表示される。
【0073】また、ステップ211で中蓋7が閉じてい
ると判断されたときには、ステップ212に進み、ディ
スクがディスク装着部に装着されているか否か判断され
る。そして、ディスクが装着されていないと判断された
ときには、ステップ217に進み、時計系画面モードと
なり、ディスクが装着されていると判断されたときには
ステップ213に進む。このステップ213では、ディ
スクの最内周のTOCがアクセスされ、このTOCのデ
ータからディスクの種別が判別される。
【0074】この場合、ディスクはCD−I、またはC
D−Iとして扱うもの、CD−DA、またはCD−DA
として扱うもの、CD−I/CD−DA、またはCD−
I/CD−DAとして扱うもの、それ以外の4種類に区
別される。そして、このステップ213で、CD−I、
CD−DA、CD−ICD−DA、またはそれらとして
扱うディスクであると判断されたときには、ステップ2
16に進み、それら以外のディスクと判断されたときに
は、ステップ214に進む。
【0075】ステップ214では、本例のCD−Iプレ
ーヤでは扱えないディスクであることをユーザに知らせ
るメッセージがディスプレイ14に表示される。その
後、ステップ215に進む。
【0076】ステップ215では、ステップ214で表
示されたメッセージを表示したまま、中蓋7が開けられ
るまで待ち、中蓋7が開けられると前記時計系画面のモ
ードのステップ217に進み、ディスプレイ14の表示
が、初期設定された内蔵機能表示画面に移行する。
【0077】そして、このステップ217の時計系画面
モードにおいては、アイコン51〜54を選択指定する
ことにより、4つの内蔵機能を選択してその内蔵機能表
示画面に切り換えることができる。そして、この時計系
画面が表示されているときに中蓋7を開けても画面表示
は変化しないが、ステップ219で中蓋7が閉じられた
と判断されると、ディスクが挿入された可能性があるた
め、ステップ212に戻り、ディスクが装着されたか否
かのチェックが行われる。
【0078】ステップ213で、ディスクのTOCのデ
ータによる種別の判別の結果、CD−I,CD−DA,
CD−I/CD−DA、またはこれらとして扱うディス
クであると判断された後、実行されるステップ216で
は、判別されたディスクに応じた前述したような操作用
画面(プレイ系画面モードと称する)がディスプレイ1
4に表示される。
【0079】このプレイ系画面モードの、CD−I操作
用画面においては、前述したようにCD−Iディスクの
ローディング及びスタートができる。また、CD−DA
操作用画面においては、通常のCDプレーヤと同様に本
体部2のCD−DAキー入力部41の操作によりCD−
DAディスクの再生を行うことができる。そして、後述
するように、再生中には、ディスプレイ14には、演奏
時間に関する時間表示の組み合わせが、図11Bに示し
たように表示される。さらに、CD−I/CD−DA操
作用画面においては、CD−I操作用画面とCD−DA
操作用画面とをアイコン55,56の選択により切り換
えることができる。
【0080】そして、このプレイ系画面モードにおいて
も、アイコン51〜54のいずれかを選択することによ
り、時計系画面モードのその選択した内蔵機能表示画面
に切り換えることができる。また、同様にして、このと
きには、その内蔵機能表示画面が表示された時計系モー
ドにおいては、CD−DAアイコン55またはCD−I
アイコン56あるいはその両方がディスプレイ14の画
面上に表示されるので、このアイコン55,56を選択
してすることによりプレイ系画面の選択された操作用画
面に切り換えることができる。
【0081】そして、ステップ216のプレイ系画面が
表示されているときに、中蓋7を開けると、これがステ
ップ218で判別され、ステップ217に進む。この
時、ディスプレイ14に表示される内蔵機能画面は、電
源オン中に最後に表示された内蔵機能画面となる。電源
オン後、直接プレイ系画面が表示され、最後に表示され
た内蔵表示画面がない場合には、初期設定モードにおい
て設定された初期画面が表示される。
【0082】 [6]ボタンアイコンのアクセス時の表示に関する構成 図1は、ボタンアイコンをアクセスしたときのアイコン
画像の表示動作のフローチャートである。これは、この
例の場合、図9のシステムコントローラ22において、
主として実行されるものである。
【0083】この例の場合、システムコントローラ22
の内蔵ROM22Mには、通常表示状態のときのアイコ
ン画像No.1の画像データと、押下状態のときのアイコン
画像No.2の画像データとの組が、それぞれのボタンアイ
コンの画像データとして用意されている。図2の例は、
ボタンアイコン51の場合で、通常表示状態のアイコン
画像No.1は、図2Aに示す画像51aのようになり、押
下状態のときのアイコン画像No.2は、図2Bに示すよう
に、画像51aに対して画面上、下方にずれた状態の画
像51bとなる。図2Bにおいて、点線の部分は、アイ
コン画像51aの表示位置を示すもので、これは説明の
ためにアイコン画像51bと比較上示したもので、ディ
スプレイ画面上には、この点線は表示されない。
【0084】以上のように、押下状態のときのアイコン
画像No.2である画像51bは、通常表示状態のときのア
イコン画像No.1である画像51aに対して画面上、下方
にずれた状態の画像となるので、選択されたボタンアイ
コンのディスプレイ14上の表示が、アイコン画像No.1
からアイコン画像No.2に切り替わると、そのボタンアイ
コンがあたかも押されたように見える。
【0085】図1のフローチャートについて説明する。
すなわち、ステップ101で電源が投入され、ステップ
102でLCD駆動スイッチがオンであることが確認さ
れると、ステップ103に進んで、システムコントロー
ラ22のROM22Mがアクセスされる。そして、この
ROM22Mに記憶されている通常表示状態のときのア
イコン画像No.1が読み出され、ステップ104に進ん
で、ディスプレイ14に表示される。
【0086】この通常表示状態において、X−Yデバイ
ス11及びトリガーボタン12a,12bが操作され
て、1つのボタンアイコンが選択実行されると、ステッ
プ105に進んで、ROM22Mがアクセスされる。そ
して、このROM22Mに記憶されている、その選択さ
れたボタンアイコンが押下状態となっている押下状態の
アイコン画像No.2が読み出され、それが通常表示状態の
画像と切り替えられてディスプレイ14に表示される。
【0087】その後、ステップ108に進み、ユーザが
押下状態を認識することができる時間としてあらかじめ
設定された時間だけ、その押下状態の画像が表示され続
ける。そして、前記設定時間が経過すると、ステップ1
09に進み、再びROM22Mがアクセスされ、通常表
示状態のアイコン画像No.1が読み出され、ステップ11
0で、ディスプレイ14に、その通常表示状態のアイコ
ン画像が表示される。その後、プレーヤは、選択された
アイコンに応じた動作を行うステップ111に進んだ
後、ステップ103に戻る。
【0088】こうして、ユーザがアイコン選択操作を行
うと、ディスプレイ14上のその選択されたアイコン
が、一旦、押し下げられたように変化した後、元の通常
表示状態に復帰する画像変化を行う。このため、ユーザ
は、視覚上、機械的ボタンスイッチを操作したときと同
様の操作感覚を得ることができる。
【0089】なお、通常表示状態のアイコン画像No.1
を、図3Aで斜線を付して示すように、ボタンアイコン
に影を付けた画像51cとすることにより、ボタンアイ
コンを立体的に表示することができる。そして、この場
合には、押下状態の画像No.2として、図3Bに示すよう
に、影の部分を動かさずにボタンのトップだけが下がる
ような画像51dを用いることにより、より押下動作の
確認が確実にできるような表示とすることができる。
【0090】また、図4Aの画像51eに示すような通
常表示状態のアイコン画像No.1に対して、押下状態のア
イコン画像として、例えば図4B,Cに示すように、徐
々に押し下げられるような途中の状態の画像を複数個用
意して、それを順番に画像表示するようにすれば、押さ
れる過程のスムーズな表示を行うことができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ボタンアイコンの画像として、通常時表示状態の画
像のデータと、押下状態の画像のデータとを予めメモリ
に用意しておき、ボタンアイコンが選択操作されたと
き、前記2つの画像を切り替えて表示することにより、
ボタンアイコンの表示画像があたかも実際に押されたか
のように動くので、ユーザはボタンアイコンの選択操作
の確認を確実に行うことができる。
【0092】しかも、この発明においては、ボタンアイ
コンの画像をソフトウエア的にすべて書き替えるのでは
なく、予め用意した複数個の画像を切り替え表示するだ
けで良いので、CPUに対する負担が小さいというメリ
ットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるディスクプレーヤにおけるボタ
ンアイコンに関する表示動作の一例のフローチャートで
ある。
【図2】ボタンアイコンとして用意する複数個の画像デ
ータの一例を示す図である。
【図3】ボタンアイコンとして用意する複数個の画像デ
ータの他の例を示す図である。
【図4】ボタンアイコンとして用意する複数個の画像デ
ータのさらに他の例を示す図である。
【図5】この発明によるディスクプレーヤの装置の構成
の一実施例を示す図である。
【図6】この発明によるディスクプレーヤの装置の構成
の一実施例を示す図である。
【図7】CD−Iディスクの信号フォーマットを説明す
るための図である。
【図8】CD−Iディスクの信号フォーマットを説明す
るための図である。
【図9】この発明によるディスクプレーヤの一実施例の
ブロック図である。
【図10】内蔵機能画面の一例を示す図である。
【図11】初期設定モードの表示画面の一例を示す図で
ある。
【図12】ディスク操作用画面の例を示す図である。
【図13】この発明によるディスクプレーヤの動作の一
実施例のフローチャートの一部を示す図である。
【図14】この発明によるディスクプレーヤの動作の一
実施例のフローチャートの残部を示す図である。
【符号の説明】
11 X−Yデバイス 12a,12b トリガーボタン 14 ディスプレイ 22 システムコントローラ 23 スピンドルモータ 25 光学ヘッド 30 CD再生回路 31 CD−ROM再生回路 33 CPU 36a,36b ビデオコントローラ 37a,37b ビデオRAM 41 CD−DAキー入力部 42 オーディオデコーダ 48 時計回路 51〜56 画面選択用ボタンアイコン 61〜63 演奏モードなどの選択用ボタンアイコン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ情報の他に画像情報等が記録
    されるディスクを再生するものであって、 ディスクを回転駆動するディスク回転駆動手段と、前記
    画像情報を表示するためのディスプレイとを備えるディ
    スクプレーヤにおいて、 前記ディスプレイにはボタンアイコンが表示される表示
    モードを有し、 前記ボタンアイコンの通常表示用の画像データと、この
    通常表示用の画像データによるボタンアイコン画像に対
    してずれた状態の表示画像を表示するための押下状態表
    示用画像データとがメモリに記憶され、 前記ボタンアイコンに対する操作が行われたときに、前
    記メモリから読み出してディスプレイ14に表示するデ
    ータが、前記通常表示用の画像データから押下状態表示
    用画像データに切り替えられるようにされたディスクプ
    レーヤ。
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