JPH05128388A - セキユリテイ装置 - Google Patents

セキユリテイ装置

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JPH05128388A
JPH05128388A JP28844391A JP28844391A JPH05128388A JP H05128388 A JPH05128388 A JP H05128388A JP 28844391 A JP28844391 A JP 28844391A JP 28844391 A JP28844391 A JP 28844391A JP H05128388 A JPH05128388 A JP H05128388A
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JP
Japan
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carbon dioxide
concentration
sensor
person
solid electrolyte
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JP28844391A
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English (en)
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Yoshito Kubo
吉人 久保
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 住宅、事務所、金庫等の防犯・防災に用いら
れるセキュリティ装置において、低濃度の炭酸ガス濃度
変化に敏感な、固体電解質型炭酸ガスセンサを用いて人
間の侵入および在・不在を検知することを目的とする。 【構成】 防犯監視区域、または防災管理人室等に固体
電解質型炭酸ガスセンサ1a,1b,1c,1dを設置
し、炭酸ガス濃度の変化で、人間の侵入および在・不在
を検知する異常判断手段3を有することで、応用範囲が
広く、高い信頼性を持つセキュリティ装置12を提供で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅、事務所、金庫等
の防犯・防災に有効なセキュリティ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報化・オートメーション化
を背景に、各種機器のインテリジェント化が進み、トー
タル的なセキュリティ装置の普及が進んでいる。また、
高齢化社会の到来とともに、セキュリティ装置の信頼性
への期待が高まりつつある。
【0003】従来、セキュリティ装置では、防犯面につ
いては、扉および窓の開閉、破損を検知するセンサ、物
体の有無、通過を検知する赤外線を用いたセンサを用い
て犯罪者の検知を行っている。また、防災面について
は、煙感知装置および熱感知装置が一般的な火災検知装
置として用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の防犯
におけるセンサ類は、比較的犯罪者に発見され易く、か
つ容易に回避され易いので、犯罪者に精神的威嚇を与え
る以外、効果を発揮できない。また、防災におけるセン
サは、例えば主婦が台所でさんまを調理しているとき、
一定量以上に煙および温度が上昇した場合には、誤動作
であっても自動火災報知設備等が作動してしまい、さら
に遠隔移報機能のある装置の場合には、あらかじめ設定
された移報先、すなわち警備会社および119番に自動
的に通報され、誤報による非火災報のために、警備会社
および消防部隊が駆けつけてしまい、混乱をまねく可能
性があるという課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、防犯
区域の炭酸ガス濃度の変化により、人間の侵入を検知す
ることで、従来のセキュリティ装置よりも信頼性の高い
セキュリティ装置を提供することを第1の目的とする。
【0006】第2の目的は、通常人間が居る場所におけ
る炭酸ガス濃度の変化で、人間の在・不在を検知し、火
災発生時の遠隔移報を行うか行わないかを制御すること
で、従来のセキュリティ装置よりも誤報を少なくできる
セキュリティ装置を提供することを目的としたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、低濃度の炭酸ガス濃度の変
化に応じて出力電圧が変化する固体電解質型炭酸ガスセ
ンサと、前記固体電解質型炭酸ガスセンサの出力電圧を
炭酸ガス濃度に変換するガス濃度変換手段と、炭酸ガス
濃度変化情報をもとに、防犯区域への人間の侵入かどう
かを判断する異常判断手段と、前記異常判断手段は炭酸
ガス濃度が微増していることから人間の侵入と判断した
とき警報を発令するための警報発令駆動手段と、警報発
令と同時に、異常事態をあらかじめ設定した移報先に遠
隔移報する移報通信制御手段とを備えた構成としたもの
である。
【0008】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、低濃度の炭酸ガス濃度の変化に応じて出力電圧
が変化する固体電解質型炭酸ガスセンサと、前記固体電
解質型炭酸ガスセンサの出力電圧を炭酸ガス濃度に変換
するガス濃度変換手段と、炭酸ガス濃度変化情報をもと
に、管理人室等の通常人間が居る場所での人間の在・不
在を判断する異常判断手段と、前記異常判断手段は、火
災検知用温度センサおよび火災検知用煙センサからの情
報をもとに火災発生と判断したとき、人間が居るときに
は前記警報発令駆動手段による警報発令のみとし、人間
が不在のときには警報発令と同時に、前記移報通信制御
手段があらかじめ設定した移報先に遠隔移報するように
構成したものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、人
間が侵入すると、呼吸作用により、炭酸ガス濃度が増加
することから防犯区域に設置した固体電解質型炭酸ガス
センサの出力電圧が変化する。従って、炭酸ガス濃度が
瞬間的に増加、微増を続けるときは、異常判断手段が人
間の侵入と判断でき、防犯警報を発し遠隔移報できるも
のである。また、炭酸ガス濃度が前記固体電解質型炭酸
ガスセンサの測定上限値を越えるときは、通常ではあり
えず前記固体電解質型炭酸ガスセンサの故障、または火
災等による炭酸ガス濃度の急激な上昇と判断でき、警報
の発令、および遠隔移報を行わないようにすることがで
きるものである。
【0010】また、第2手段の構成により、通常人間が
居る場所、たとえば管理人室に設置しておいた固体電解
質型炭酸ガスセンサの電圧変化から、炭酸ガス濃度が微
増を続けているならば、人間が居ると判断でき、炭酸ガ
ス濃度が、減少を続け再び上昇を始めるまでは人間が不
在であると判断できる。また、炭酸ガス濃度が前記固体
電解質型炭酸ガスセンサの測定上限値を越えるときは、
前記異常判断手段は前記固体電解質型炭酸ガスセンサの
異常、または火災等による炭酸ガス濃度の急激な上昇と
判断できる。従って火災検知用温度センサおよび火災検
知用煙センサから火災発生の割り込みがあったとき、人
間が居るべき所に居るときは、警報発令のみを行うこと
ができ、人間が不在のときには、警報発令と同時に、火
災発生を予め設定しておいた場所、たとえば警備会社な
どに遠隔移報を行うようにすることができるものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1〜図
3を参照しながら説明する。
【0012】図に示すように、固体電解質型炭酸ガスセ
ンサ1a、1b、1c、1dは、防犯監視区域に設置
し、ガス濃度変換手段2a、2b、2c、2dにより、
前記固体電解質型炭酸ガスセンサ1a、1b、1c、1
dの、電圧出力を炭酸ガス濃度値(ppm)に変換す
る。異常判断手段3は炭酸ガスの濃度変化情報から人間
の侵入かどうかおよびセンサの異常かどうかを判断す
る。警告表示手段4a、4bは、異常判断手段3が異常
と判断した場合には”異常”表示5を行い、人間の侵入
と判断した場合には、”侵入”表示6を示し、警報発令
駆動手段7は異常判断手段3からの出力に基づいてサイ
レン8を作動させる。移報通信制御手段9は警報発令と
同時にあらかじめ移報先記憶手段10に設定してある移
報先、たとえば警備会社に連絡11をするものである。
【0013】以上のように構成されたセキュリティ装置
12について図1および図2のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0014】まず、ステップ1で、メインスイッチ(図
示せず)がONになるのを待って、ONになればステッ
プ2に移る。ステップ2では、各防犯監視区域に設置し
た各前記固体電解質型ガスセンサ1a、1b、1c、1
dの計測を開始する。各前記固体電解質型炭酸ガスセン
サの出力電圧は、それぞれガス濃度変換手段2a、2
b、2c、2dで炭酸ガス濃度に変換され、変換された
濃度値は異常判断手段3へ伝達されて、ステップ3へ移
る。ステップ3では、各区域の人間が侵入する以前の炭
酸ガスセンサ濃度値を記憶するために、たとえば計測開
始から1分間の、各前記固体電解質型炭酸ガスの炭酸ガ
ス濃度単純平均値を算出する。ステップ3aで、その平
均値を各前記固体電解質型炭酸ガスセンサごとにメモリ
手段Aに記憶させ、ステップ4へ移る。ステップ4で
は、各前記固体電解質型炭酸ガスセンサの炭酸ガス濃度
の瞬時値を計測、各前記固体電解質型炭酸ガスセンサご
とにステップ4aのメモリ手段Bへ記憶させ、ステップ
5へ移る。ステップ5では、人間の侵入かどうか判断す
るため、炭酸ガス濃度が顕著に増加しているかどうかを
確認する。その方法として、たとえば、ステップ3aで
メモリ手段Aに記憶させた各前記固体電解質型炭酸ガス
センサの1分間濃度平均値に、5〜10ppm程度の測
定誤差を考慮して、それぞれ20ppm加えた値と、ス
テップ4aでメモリ手段Bに記憶させた、対応する各前
記固体電解質型炭酸ガスセンサの濃度瞬時値とを比較す
る。この時、メモリ手段Aの濃度値+20ppm≦メモ
リBの濃度値ならば図3の(1)へ飛ぶ。そうでない場
合はステップ6へ移る。ステップ6では、ステップ3a
のメモリ手段Aの濃度値とステップ4aのメモリ手段B
の濃度値から、各前記固体電解質型炭酸ガスセンサの濃
度平均値を算出し、ステップ6aのメモリ手段Cへ記憶
させ、ステップ7へ移る。ステップ7では、人間の侵入
により、炭酸ガス濃度が微増を続けているかどうかを確
認する。その方法として、たとえば、ステップ6aでメ
モリ手段Cに記憶させた各前記固体電解質型炭酸ガスセ
ンサの濃度平均値にそれぞれ10ppm加えた値と、ス
テップ4aでメモリ手段Bに記憶させた対応する各前記
固体電解質型炭酸ガスセンサの濃度値とを比較する。こ
の時、メモリCの濃度値+10ppm≦メモリBの濃度
値ならば図3の(1)へ飛ぶ。そうでない場合は、ステ
ップ8へ移る。ステップ8では、ステップ3aで記憶さ
せたメモリ手段Aの濃度値を消去し、ステップ6aのメ
モリ手段Cの濃度値をメモリ手段Aに記憶させ、再びス
テップ4に戻り上記の処理を繰り返す。
【0015】次に、上記動作で割り込みが入った場合を
図3のフローチャートを参照しながら説明する。
【0016】ステップ9では、ステップ5およびステッ
プ7から飛んできたとき、メモリ手段Bに記憶させた濃
度値が前記各固体電解質型炭酸ガスセンサの測定上限
値、たとえば5000ppmを越えていないかをチェッ
クする。5000ppmを越えているときは、センサあ
るいは濃度変換手段の故障、もしくは、火災の発生等に
よる異常な炭酸ガス濃度の上昇が考えられるので、ステ
ップ10aに移り異常判断手段3から警告表示手段4a
に信号を出力し、”異常”表示5をして使用者に異常が
発生したことを知らせる。5000ppmを越えていな
いならば、人間の侵入に起因する炭酸ガス濃度の上昇と
考えられるので、ステップ10へ移り異常判断手段3か
ら警告表示手段4bに信号を出力し、”侵入”表示6を
して、使用者に人間の侵入が発生したことを知らせ、ス
テップ11へ移る。ステップ11では、異常判断手段3
から警報発令駆動手段7に信号を出力、サイレン8を作
動させて警報を発令し、ステップ12へ移る。ステップ
12では、異常判断手段3から移報通信制御手段9に信
号を出力する。このとき移報通信制御手段9は、あらか
じめ移報先記憶手段10に記憶させてある遠隔移報先を
参照して、たとえば契約している警備会社に連絡11を
行う。
【0017】このように本発明の第1実施例のセキュリ
ティ装置12によれば、防犯における犯罪者発見用セン
サに小型で軽量の固体電解質型炭酸ガスセンサ1a,1
b,1c,1dを用いているため、センサの設置場所お
よび設置範囲が大幅に拡大できるとともに、センサを犯
罪者に発見されにくく設置できる。また、人間の侵入か
どうかを、低濃度の炭酸ガス濃度の変化に敏感な固体電
解質型炭酸ガスセンサ1a,1b,1c,1dを用い
て、炭酸ガス濃度の変化情報より判断しているので、誤
報が少ない信頼性の高いセキュリティ装置を提供でき
る。
【0018】次に、本発明の第2実施例について、図4
および図5〜図7のフローチャートを用いて説明する。
第1の実施例で説明した部分については、図面に同一番
号をつけ詳細な説明は省略する。
【0019】図4に示すように、固体電解質型炭酸ガス
センサ1eは、通常人間が居るべき場所、たとえば管理
人室などに設置しておき、ガス濃度変換手段2eで前記
固体電解質型炭酸ガスセンサ1eの出力電圧を炭酸ガス
濃度値(ppm)に変換する。異常判断手段3は、炭酸
ガスの濃度変化から人間の在・不在、およびセンサの異
常を判断し、火災検知用温度センサ13および火災検知
用煙センサ14からの火災発生を受けて、警告表示手段
4a、4cを介して”異常”表示5、”火災”表示14
を行い、警報発令駆動手段7でサイレン8を作動させ、
移報通信制御手段9によって、あらかじめ移報先記憶手
段10に設定してある移報先、たとえば警備会社に連絡
11をする構成である。
【0020】上記構成の本実施例では、前述の第1実施
例とは異常判断手段3による判断動作がおもに異なるの
で、この点について図5〜図7のフローチャートを参照
しながら詳しく説明する。
【0021】まず、ステップ21で、メインスイッチ
(図示せず)がONになるのを待って、ONになればス
テップ22に移る。ステップ22では、カウンターリセ
ットを行い、ステップ23でカウンターのNに1を加え
ステップ24に移る。ステップ24では、炭酸ガス濃度
の瞬時値を測定し、ステップ24aでメモリのN番に記
憶させステップ25に移る。ステップ25では、ステッ
プ24で測定した炭酸ガス濃度値が前記固体電解質型炭
酸ガスセンサの測定上限値、たとえば5000ppmを
越えていないかをチェックする。5000ppmを越え
ているときは、センサあるいは濃度変換手段の故障等が
考えられるので、ステップ39に飛び、異常判断手段3
から警告表示手段4aに信号を出力、”異常”表示5を
して使用者に異常が発生したことを知らせる。5000
ppmを越えていないならば、ステップ26に移る。ス
テップ26では、カウンターのNの値がN≠5ならばス
テップ27に移り、N=5になったならばステップ28
へ飛ぶ。ステップ27では、1分経過するのを待ってス
テップ23へ戻り、上記の処理を繰り返す。
【0022】次にステップ28では、人間の在・不在の
判断の基準となる炭酸ガス濃度値を5分間の平均値から
求める。そこで、メモリ1〜5までに記憶させた1分ご
との炭酸ガス濃度値を用いて平均値を算出し、ステップ
28aでこの平均値をメモリ6に記憶させ、ステップ2
9へ移る。ステップ29では、カウンターの値がN≠5
ならばステップ30へ、N=5ならばステップ29aで
カウンターをリセットしてから、ステップ30へ移る。
ステップ30では、カウンターNの値に1を加え、ステ
ップ31で再び炭酸ガス濃度の瞬時値を測定し、ステッ
プ31aで濃度値をメモリNに記憶させステップ32に
移る。ステップ32では、前記ステップ25と同様の処
理を行い、濃度値が前記固体電解質型炭酸ガスセンサの
測定上限値、たとえば5000ppmを越えていないか
を再びチェックする。5000ppmを越えていないな
らば、ステップ33へ移る。ステップ33では、火災発
生検知用温度センサ13および火災発生検知用煙センサ
14からの火災発生検知の割り込みを、次のステップ3
4で1分間待ち続け、1分経過しても割り込みがなかっ
たならばステップ28に戻り、再び上記の処理を繰り返
す。
【0023】次に、ステップ33で割り込みがあった場
合の処理について説明する。ステップ33で火災発生の
割り込みが生じた場合、ステップ35に移り、炭酸ガス
濃度の推移の履歴から火災発生前に人間が居るべき場所
に居たかどうかを確認する。その方法として、たとえば
割り込みが発生する直前に測定したメモリNの炭酸ガス
濃度値と、メモリ6に記憶させた過去5分間の炭酸ガス
濃度移動平均濃度値とを比較する。このとき、メモリN
の値<メモリ6の値ならば人間が不在であると判断し、
ステップ36へ飛び、異常判断手段3が移報通信制御手
段9を作動させ、あらかじめ移報先記憶手段10に記憶
させてある遠隔移報先を参照して、たとえば契約してい
る警備会社に連絡11を行い、ステップ37へ移る。ま
た、メモリNの値≧メモリ6の値ならば人間は在室して
いると判断して、ステップ37へ飛ぶ。ステップ37で
は、異常判断手段3が警報発令駆動手段7を作動させ、
サイレン8で警報を発令する。さらにステップ38で
は、異常判断手段3が警告表示手段4cを作動させ、”
火災”表示15をして使用者に火災発生を知らせる。
【0024】このように本発明の第2実施例のセキュリ
ティ装置12によれば、人間の在・不在を固体電解質型
の炭酸ガスセンサで測定した炭酸ガス濃度の変化で判断
し、遠隔移報機能の作動を制御することで、人間の通常
使用での火災報知設備の誤動作による遠隔移報の実行を
抑制できるので、警備会社および消防署が混乱をまねく
ことなく、信頼性の高いセキュリティ装置を提供するこ
とができる。
【0025】なお、上記実施例には示していないが、実
際には固体電解質型炭酸ガスセンサを、普段、人間の出
入り等炭酸ガスの発生要因のない場所の、火災発生検知
用のセンサとしても用いても同様の効果が得られること
は、言うまでもない。
【0026】なお、上記第2実施例には示していない
が、本発明のセキュリティ装置を寝たきりのお年寄りの
家庭に適用する場合、人間の在・不在を判断する固体電
解質型炭酸ガスセンサを、たとえば、ベッドのそばに備
え付けることでもよい。
【0027】なお、上記第2実施例には示していない
が、人間の在・不在を判断するための判断方法として、
炭酸ガス濃度瞬時値が5分間の移動平均値に対し、微増
を続けているならば、人間が居るべき場所にいると判断
し、炭酸ガス濃度瞬時値が5分間の移動平均値に対し、
減少を続け再び上昇を始めるまでは人間が不在である、
と判断するような方法にしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、防
犯における犯罪者発見用センサに炭酸ガスセンサを用い
ていることで、センサの設置場所および設置範囲が拡大
でき、犯罪者に発見されにくくでき、また、人間の侵入
を低濃度の炭酸ガス濃度の変化から判断しているので、
より信頼性の高いセキュリティ装置を提供できる。
【0029】また、人間の在・不在を炭酸ガス濃度の変
化で判断し、遠隔移報機能の作動を制御することで、火
災報知設備の人為的誤動作による遠隔移報の実行を抑制
できるので、警備会社および消防署が混乱をまねくこと
なく、より信頼性の高いセキュリティ装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるセキュリティ装
置の構成ブロック図
【図2】同実施例の制御手順を示すフローチャート
【図3】同実施例の制御手順を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例におけるセキュリティ装
置の構成ブロック図
【図5】同実施例の制御手順を示すフローチャート
【図6】同実施例の制御手順を示すフローチャート
【図7】同実施例の制御手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1a 固体電解質型炭酸ガスセンサ 1b 固体電解質型炭酸ガスセンサ 1c 固体電解質型炭酸ガスセンサ 1d 固体電解質型炭酸ガスセンサ 1e 固体電解質型炭酸ガスセンサ 2a 炭酸ガス濃度変換手段 2b 炭酸ガス濃度変換手段 2c 炭酸ガス濃度変換手段 2d 炭酸ガス濃度変換手段 2e 炭酸ガス濃度変換手段 3 異常判断手段 7 警報発令駆動手段 9 移報通信制御手段 12 セキュリティ装置 13 火災検知用温度センサ 14 火災検知用煙センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低濃度の炭酸ガス濃度変化に応じて出力電
    圧が変化する固体電解質型炭酸ガスセンサと、前記固体
    電解質型炭酸ガスセンサの出力電圧を炭酸ガス濃度に変
    換するガス濃度変換手段と、前記ガス濃度変換手段から
    の炭酸ガス濃度変化情報をもとに、人間の侵入かどうか
    を判断する異常判断手段と、前記異常判断手段が人間の
    侵入と判断したとき警報を発令するための警報発令駆動
    手段と、警報発令と同時に、異常事態をあらかじめ設定
    した移報先に遠隔移報する移報通信制御手段とを備えた
    セキュリティ装置。
  2. 【請求項2】前記異常判断手段は、火災検知用温度セン
    サおよび火災検知用煙センサからの情報をもとに、火災
    と判断したとき、前記固体電解質型炭酸ガスセンサと前
    記濃度変換手段からの炭酸ガス濃度変化情報をもとに、
    通常人間が居る場所での人間の在・不在を判断し、人間
    が居るときは前記警報発令駆動手段による警報発令のみ
    とし、人間が不在のときは警報発令と同時に、前記移報
    通信制御手段があらかじめ設定した移報先に遠隔移報す
    る請求項1記載のセキュリティ装置。
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