JPH0512651Y2 - - Google Patents

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JPH0512651Y2
JPH0512651Y2 JP1986035498U JP3549886U JPH0512651Y2 JP H0512651 Y2 JPH0512651 Y2 JP H0512651Y2 JP 1986035498 U JP1986035498 U JP 1986035498U JP 3549886 U JP3549886 U JP 3549886U JP H0512651 Y2 JPH0512651 Y2 JP H0512651Y2
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JP
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heating
time
food
cooking
temperature
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は加熱の終了を知らせる調理器に関する
ものである。
〔従来技術〕
オーブンレンジ、電子レンジ等の調理器は、調
理物を収納した加熱室内で調理物を調理のために
加熱するが、その加熱時間は調理物の種類、量に
応じて調理タイマにより設定するようになつてい
る。そして設定された加熱時間を終了すると加熱
動作が自動的に停止し、ブザー、ベル等の報知手
段によつて加熱が終了したことを一時的に知らせ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところて、従来の調理器は一般に加熱が終了し
た場合に、加熱の終了を知らせる報知動作が一時
的であり、しかも1回限りである。したがつて、
加熱終了時に調理器から離れていた場合、あるい
は別の調理作業等に追われていた場合には、調理
器が加熱を終了したことを知らせる報知動作を確
認し得ず、調理物を適切な加熱状態で取出す時機
を逸する危惧がある。これはガス、電気ヒータに
より加熱する調理器は一般に加熱を停止する操作
を行わない限り、加熱動作が継続するので、調理
者は加熱具合を常に注意し続ける必要があり、調
理中であることを常に意識する習慣づけができて
おり、またそのような調理器では調理の進行によ
り匂うことからも注意が喚起されるのに対しオー
ブンレンジ、電子レンジ等の調理器は加熱時間を
セツトして調理するものであり、また調理物を加
熱室内に閉じ込めたまま加熱する調理方法による
ため加熱の終了を忘れ勝ちとなるためである。
そのため、初回の報知駆動から所定時間内にス
タートキーにより適当な処理が行われない場合に
は、所定時間後に大なる音量のブザーを再駆動さ
せて電子レンジが中断過程に入つたことを、オペ
レータに認識させるようにした調理器が特開昭56
−71722号により公知である。
しかし、この調理器は調理の中断過程、つまり
調味料の添加等の調理中での追加操作の時機を喚
起するものであつて、加熱時間、即ち調理が終了
したことを報知するものではない。
一方、それとは別に食物の加熱を終了し所定時
間経過後に、食物の取り出し操作がなされていな
いことを検出すると警告サインを発する電子レン
ジが実開昭61−7714号公報に示されている。しか
しこの電子レンジは加熱を終了した後に食物を取
り出さなかつた場合は、食物の温度が低下し、そ
れを防ぐように工夫されたものではない。
また、それとは別に調理開始手段と他の調理開
始手段とを設け、他の調理開始手段を操作した場
合は、調理開始手段の操作時と同一の加熱運転を
実行後、予め決められた制御による保温運転を実
行する電子制御式調理器が特開昭60−111823号公
報に示されている。この調理器は他の調理開始手
段を操作した場合は、調理開始手段を操作した場
合の加熱運転実行後に、強制的に保温運転を実行
するものであり、加熱後の食品を取り出さなかつ
た場合に保温運転を実行するものではない。また
加熱後の食品を取り出さなかつた場合に、それを
報知すべく工夫されたものではない。
本考案は設定された加熱時間の終了時点及び該
時点から所定時間を経過した時点までの間に加熱
室内の調理物を取り出すために扉が開かれなかつ
た場合には、加熱の終了を再度知らせるようにし
て、加熱の終了を再度知らせるに先立ち、調理物
を追加加熱し、調理が終了した時点で調理物を取
り出さなかつた場合でも、調理終了時と略同加熱
温度の調理物を得ることができる調理器を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前述した問題に鑑み、調理器が調理す
べき所定の加熱時間が終了した時点及びこの時点
から所定時間を経過した時点までの間に、調理物
を取り出すべく加熱室の扉が開かれなかつた場合
には、加熱の終了を再度報知し、加熱の終了を再
度報知するに先立ち調理物を追加加熱するように
したものである。
本考案に係る調理器は、調理物を収納する加熱
室に該加熱室を開閉する扉を設けている調理器に
おいて、加熱終了後に加熱の終了を知らせる第1
の報知手段と、前記加熱終了時点から所定時間経
過時点までの間に前記扉が開かれなかつた場合に
加熱の終了を再度知らせる第2の報知手段と、第
1の報知手段が加熱の終了を報知した後、所定時
間経過すると第2の報知手段による加熱終了の報
知に先立つて追加加熱を行う手段とを備えること
を特徴とする。
〔作用〕
加熱時間をタイマにセツトして、調理物を加熱
して調理を行う。加熱時間を終了した時点で加熱
の終了をブザー等により知らせる。また加熱を終
了した後、所定時間経過した時点までの間に、調
理器の加熱室の扉が開かれなかつた場合には再度
加熱の終了をブザー等により知らせる。加熱終了
時点から所定時間経過すると、加熱の終了を再度
知らせるに先立ち調理物の追加加熱を行う。これ
により調理者が加熱終了の時点に調理器から離れ
ていてもその後に発せられる加熱終了の報知によ
り調理が終了したことを認識することになる。ま
た、加熱終了時点で調理物を取り出さなければ追
加加熱により調理物が保温され、加熱終了時の加
熱温度と略同温度の調理物を取り出し得る。
〔実施例〕
以下本考案をその実施例を示す図面に基づいて
詳述する。第1図は本考案に係る調理器である、
電子制御式オーブンレンジを示した概略回路図で
ある。1は商用電源、2は商用電源1に接続され
ている電源装置、3は電源装置2に接続されてい
て、オーブンレンジの加熱及び加熱終了の報知等
の制御を行うマイクロコンピユータ等からなる制
御部である。4はマグネトロン5に直流高電圧を
印加するための直流高電圧回路であつて、直流高
電圧回路4の入力側4aは前記制御部3で制御さ
れるリレー6の常開接点6a及び種々の保護スイ
ツチの常閉接点を介して商用電源1に接続されて
いる。また直流高電圧回路4の入力側4aには、
制御部3で制御されるリレー7の常開接点7aと
ブロワーモータ8との直列回路が接続されてい
る。ブロワーモータ8には、調理器が調理動作中
であることを表示する調理ランプ9が並列接続さ
れている。その他図示しない電気ヒータが設けら
れている。
第2図は制御部及びその一部周辺回路を示した
制御部の要部略示回路である。制御部3には、調
理器の加熱室内の温度を検出する温度計又はサー
ミスタ等の温度検出器10の検出温度信号と、制
御部3が出力する温度信号とを比較して出力する
A/D変換器11を接続しており、また加熱室を
開閉する扉に設けて扉の開閉を検出する扉スイツ
チ12が接続されており、またブザー13が接続
されている。一方調理内容、加熱室の加熱時間等
が表示部14に表示されるようになつている。そ
して、制御部3はキーボード15のスタートキー
及び加熱時間を設定するタイマキー等の操作によ
り、操作内容に応じて出力を発し、前記リレー6
を付勢してマグネトロン5を駆動し、加熱室内の
調理物を加熱する。
また制御部3は加熱時間の終了時点及び加熱時
間の終了時点から所定時間を経過した時点までの
間に加熱室の扉が開かれていない場合はブザー1
3を鳴動させる。
第4図は加熱処理に係る部分の制御内容を表す
フローチヤートである。
加熱室内に調理物を収納して加熱室の扉を閉
じ、キーボード18により加熱条件を与えること
により、加熱が続けられ制御部3内の加熱タイマ
T1にセツトされた加熱時間が終了すると(1)、ブ
ザー14が一時的に鳴動し加熱の終了を知らせる
(2)。調理物を取り出すために加熱室の扉を開ける
と回数カウンタはリセツトされる(3)。調理器から
離れていて、加熱の終了を知らせるブザー音が聞
きとれず、加熱室の扉が閉じたままであれば、制
御部3の警報タイマT2が減算計時動作を始め(4)、
セツト時間を終了すると該警報タイマT2をリセ
ツトし(5)、計時動作回数nを制御部3内カウンタ
30にて計数する(6)。動作回数の計数値が1であ
れば、加熱終了からの時間経過による調理物の温
度低下を補うために追加加熱を行う(7)。この追加
加熱時間αTは、最初の加熱時間に調理物の内容、
量等に応じた計数α(α<1)を乗じた時間とし
て追加加熱タイマT3にセツトされる。
追加加熱時間αTを経過する(8)と追加加熱を終
了し(9)、追加加熱タイマT3をリセツトし(10)、加
熱の終了を再度ブザー13を鳴動させて追加加熱
の終了を一時的に知らせる(2)。
そして、再度、タイマT2による計時を行い、
カウンタ30の計数値nが2がなると警報タイマ
T2が時限に達する都度ブザー13により繰り返
し加熱の終了を知らせる。
なお、計時動作回数が2回目からは追加加熱を
しないのは、調理物が何度も加熱されて脱水等に
よる調理物の変質を来すことを防ぐためであり、
計時動作回数2回以上5回迄は単に加熱時間の終
了のみをブザー13により知らせる。このような
加熱時間の終了を知らせる動作を5回繰り返して
も加熱室の扉がなおも閉じたままである場合には
回数カウンタをリセツトして(3)、そのような一連
の動作を終了する。これは何らかの事情により調
理者等が長時間にわたつて調理器から離れた場
合、あるいは調理器が異常をきたして加熱動作が
不能になつて、長時間にわたり断続的に加熱終了
を知らせる動作を防止するためである。
第3図は加熱による調理物の温度特性図であ
る。第3図においては横軸に時間tを、縦軸に加
熱温度℃を夫々示している。この図から明らかな
ように、調理物は時点t0から加熱タイマT1の設定
時間にわたり加熱されて次第に温度上昇して、そ
の設定時間を経過した時点t1で加熱動作が停止し
て調理物は適正な調理物温度となる。
そして時点t1からの時間経過により調理物温度
は徐々に低下する。しかし最初の加熱を終了した
時点t1から警報タイマT2が計時動作を始めてその
設定時間を経過した時点t2に達すれば、追加加熱
タイマT3にセツトされた追加加熱時間に亘つて
追加加熱されるから、調理物温度は再び上昇し
て、その設定時間を経過した時点t3に達すると、
調理物は最初に加熱を終了した時点t1の温度と略
等しい温度となる。
したがつて、調理物を最初の加熱時間の終了時
点t1で加熱室から取出さなくとも追加加熱の終了
時点t3で取出せば、最初の加熱終了時点t1で取出
した場合と同様の調理状態の調理物温度である調
理物が得られる。
このようにして、加熱時間の終了時点及びその
終了時点から所定時間を経過する都度、度々加熱
の終了が知らされるから、調理者が調理器から一
時的に離れたとしても、加熱時間の終了、即ち調
理が終了したことを知ることができ、調理後の調
理物を長時間にわたり加熱室内に取り残すことが
ない。そして、調理物より発する臭いが加熱室内
に充満し、また調理物から発する蒸気が加熱室内
に充満してその内壁面、扉等に結露して、加熱室
内側が汚れて外方から加熱室内が見にくくなるの
を防止できる。また加熱室に発生した蒸気が風路
を逆流して電装部品の寿命を短縮させることがな
い。
なお、本実施例では加熱時間の終了を知らせる
回数を5回迄としたが、これは単なる一例である
ことは勿論である。
また、本実施例はオーブンレンジについて説明
したが、電子レンジにおいても同様の効果が得ら
れるのは勿論である。
〔効果〕
以上詳述したように、本考案によれば最初の加
熱時間の終了時点において第1の報知手段による
報知動作を知り得ず加熱室の扉を開けて調理物を
取り出さなくとも、最初の加熱時間の終了時点か
ら所定時間を経過する都度発せられる第2の報知
手段による報知で加熱の終了を再度知ることがで
きる。また、最初の加熱が終了した時点から所定
時間経過した時点で、第2の報知手段による報知
に先立ち調理物の温度低下を補うための追加加熱
をするから、最初の加熱の終了時点で調理物を取
り出さずに、第2の報知手段により報知したとき
に、調理物を取り出しても最初の加熱終了時点の
加熱温度と略同温度の調理物を得ることができ
る。従つて、調理者が最初の加熱の終了時点で偶
然に調理器から離れた場合でも、その後の加熱時
間の終了の報知で知り得て、長時間にわたり調理
済の調理物を加熱室内に置き去りにすることがな
い。また最初の加熱が終了した後、所定時間経過
すると、第2の報知手段による報知に先立ち調理
物を追加加熱するから調理物の温度が低下せず、
調理物を最初の加熱終了時点の加熱温度に保持で
きる。そして、警報タイマT2の計時中に扉が開
けられると爾後警報が発せられる煩わしさがない
等、本考案は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る調理器の概略回路図、第
2図は制御部及びその一部周辺回路を示した制御
部の要部略示回路図、第3図は調理物の温度特性
図、第4図は制御部の制御内容を示すフローチヤ
ートである。 1……商用電源、3……制御部、5……マグネ
トロン、8……ブロワーモータ、12……扉スイ
ツチ、13……ブザー、T1,T2,T3……タイ
マ、30……カウンタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 調理物を収納する加熱室に該加熱室を開閉する
    扉を設けている調理器において、前記調理物の加
    熱終了後に加熱の終了を知らせる第1の報知手段
    と、前記加熱終了時点から所定時間経過時点迄の
    間に前記扉が開かれなかつた場合に加熱の終了を
    知らせる第2の報知手段と、前記第1の報知手段
    が加熱終了を知らせた後、所定時間経過すると第
    2の報知手段による加熱終了の報知に先行して追
    加加熱を行う手段とを備えることを特徴とする調
    理器。
JP1986035498U 1986-03-11 1986-03-11 Expired - Lifetime JPH0512651Y2 (ja)

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JPS62147801U JPS62147801U (ja) 1987-09-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7025889B2 (ja) * 2017-10-27 2022-02-25 リンナイ株式会社 加熱調理器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111823A (ja) * 1983-11-22 1985-06-18 Sanyo Electric Co Ltd 電子制御式調理器
JPS617714B2 (ja) * 1976-02-26 1986-03-08 Sharp Kk

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JPS617714U (ja) * 1984-06-19 1986-01-17 日本電気株式会社 電子レンジ

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