JPH05126232A - ロツクアツプクラツチ付き流体伝動装置 - Google Patents

ロツクアツプクラツチ付き流体伝動装置

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JPH05126232A
JPH05126232A JP30983591A JP30983591A JPH05126232A JP H05126232 A JPH05126232 A JP H05126232A JP 30983591 A JP30983591 A JP 30983591A JP 30983591 A JP30983591 A JP 30983591A JP H05126232 A JPH05126232 A JP H05126232A
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性を向上させる。 【構成】 ロックアップクラッチ30とこれが選択的に
係合する従動部材40とを、ハブ26によって同一軸線
上に保持し、係合した状態での回転時における半径方向
への滑りを防止し、過剰な滑りをなくして耐久性を向上
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用自動変速機にお
けるトルクコンバータなどのロックアップクラッチ付き
の流体伝動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータなどの流体伝動装置で
は、駆動側の部材であるポンプインペラと従動側の部材
であるタービンランナとの回転数差を避けることができ
ないから、動力の伝達効率が、摩擦板を使用したクラッ
チ手段より劣ることになる。このような欠点を解消する
ため、従来、ポンプインペラと一体の部材とタービンラ
ンナと一体の部材とを直接連結するロックアップクラッ
チをトルクコンバータに内蔵するようになってきてい
る。
【0003】ロックアップクラッチは、流体を介さずに
トルクを伝達するものであるから、トルク変動に起因す
る振動やこもり音などをも伝達して車両の乗心地を損な
うおそれがあり、そのため従来一般には、ロックアップ
クラッチと併せてダンパ機構を設けている。このダンパ
機構は、基本的には弾性体によって振動を吸収するもの
であるが、最近では質量の大きいダンパマス(質量体)
を併用することも行われるようになってきている。この
後者のダンパマスを併用するダンパ機構では、ダンパマ
スの質量が大きいことにより、これをロックアップクラ
ッチに組み込むことが困難であり、そのためダンパマス
はロックアップクラッチとは別に配置している。その一
例を本出願人は既に提案しており、これを模式的に示せ
ば図5のとおりである。
【0004】すなわちポンプインペラ1のシェルがフロ
ントカバー2に一体的に連結されてハウジング3を形成
しており、その内部にはポンプインペラ1と対向してタ
ービンランナ4が配置されるとともに、これらポンプイ
ンペラ1およびタービンランナ4の間にステータ5が配
置されている。タービンランナ4とフロントカバー2の
内面との間には、ロックアップクラッチ6とダンパ機構
7とが配置されている。ロックアップクラッチ6はター
ビンランナ4と一体のハブ8に、フロントカバー2の内
面に向けて前後動するようスプライン嵌合している。ま
たダンパ機構7は、フロントカバー2によって軸受9を
介して回転可能に保持されたダンパマス10もしくはこ
れと一体の部材と、そのほぼ円周方向に沿って保持され
たダンパスプリング11と、そのダンパスプリング11
の両端部に係合しかつフロントカバー2の内面から突出
した突部12とを主体として構成されており、前記ロッ
クアップクラッチ6はそのダンパマス10もしくはこれ
と一体の部材に選択的に係合するようになっている。
【0005】したがってロックアップクラッチ6をダン
パ機構7側に前進させれば、ロックアップクラッチ6が
ダンパマス10に係合し、この状態ではフロントカバー
2からのトルクがダンパスプリング12からダンパマス
10を経てロックアップクラッチ6に伝達される。その
ためフロントカバー2から入力されるトルクが変動した
場合には、ダンパスプリング12が圧縮され、またダン
パマス10が抵抗となって振動を吸収し、またその伝達
を阻止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでトルクコンバ
ータやこれを含む自動変速機は、エンジンはエンジンの
加工基準、自動変速機は自動変速機の加工基準で作成さ
れ、その両者をノックピンにより軸がずれないように連
結しているが、加工基準が異なることによって実際には
ずれが生じてしまうことがある。そのため従来では、ト
ルクコンバータの出力軸がエンジンの軸心すなわちフロ
ントカバー2の軸心に対してわずかにずれが生じていた
としても支障が生じないように構成している。しかるに
上述したトルクコンバータでは、ダンパ機構7をフロン
トカバー2で保持し、かつロックアップクラッチ6をタ
ービンランナ4と一体のハブ8によって保持しているか
ら、フロントカバー2と出力軸すなわちハブ8との間で
軸心がずれた場合には、ロックアップクラッチ6とこれ
が係合するダンパマス10との軸心がずれてしまい、そ
の結果、ロックアップクラッチ6を係合させた場合に、
ロックアップクラッチ6の回転中心とダンパマス10の
回転中心とが異なっていることにより、両者の間で半径
方向での滑りが生じてしまい、その滑りは所謂ハーフロ
ックアップ状態のときに激しくなる。そのためロックア
ップクラッチ6のライニング材の摩耗が激しく生じ、そ
の耐久性が低下するばかりか、オイルが早期に劣化する
問題があった。
【0007】また上記従来の構造では、ロックアップク
ラッチ6を直接係合させるダンパマス10を、入力部材
であるフロントカバー2により軸受9を介して保持して
いるから、フロントカバー2からロックアップクラッチ
6に伝達されるトルクの一部は、この軸受9を介して直
接ロックアップクラッチ6に伝達され、そのトルク伝達
にはダンパスプリング12が関与しないので、こもり音
が大きくなるおそれがあった。この現象は軸心のずれが
大きいとクラッチの半径方向の滑りトルクの反力を受け
るために、より顕著になる。
【0008】この発明は上記の事情に鑑み、耐久性に優
れかつこもり音を低減することのできるロックアップク
ラッチ付き流体伝動装置を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、駆動部材と従動部材とを弾性部材を
介して相対回転可能に連結したダンパ機構のうち、駆動
部材が、ポンプインペラと一体のフロントカバーにトル
ク伝達可能に連結され、またポンプインペラから流体を
介してトルクを伝達されるタービンランナにトルク伝達
可能に連結されたロックアップクラッチが、前記従動部
材に選択的に係合するよう配置されたロックアップクラ
ッチ付き流体伝動装置であって、前記従動部材とロック
アップクラッチとが、実質的に同一の部材によって同一
軸線上に保持されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】この発明の流体伝動装置においても、ポンプイ
ンペラで発生させた流体流によってタービンランナを回
転させることによりトルクが伝達される。またロックア
ップクラッチを従動部材に係合させれば、フロントカバ
ーから駆動部材および弾性部材ならびに従動部材を介し
てロックアップクラッチにトルクが伝達される。その場
合、ロックアップクラッチと従動部材とは、実質的に同
一の部材によって同一軸線上に保持されているから、両
者の回転中心軸が一致し、完全ロックアップ状態は勿論
のこと、ハーフロックアップ状態でも半径方向への相対
的な滑りが生じず、したがってロックアップクラッチの
過剰な摩耗が防止されてその耐久性が向上する。またダ
ンパ機構は、ロックアップクラッチを保持している前記
の部材によって、その従動部材を介して保持されるか
ら、フロントカバーからロックアップクラッチへのトル
クの伝達は、必ずダンパスプリングを介して行われ、そ
の結果、入力トルクの変動に起因する振動を減衰させ、
こもり音を低減することができる。
【0011】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す断面図であっ
て、ポンプインペラ21のシェル22はフロントカバー
23に溶接して一体化され、これらシェル22とフロン
トカバー23とでトルクコンバータハウジング24が形
成されている。ポンプインペラ21に対向してタービン
ランナ25が配置されており、このタービンランナ25
はハブ26にリベット27によって一体的に取付けられ
ている。さらにこれらポンプインペラ21とタービンラ
ンナ25との内周側の部分には、一方向クラッチ28の
アウターレースにスプライン嵌合させたステータ29が
配置されている。そしてフロントカバー23の内面とタ
ービンランナ25との間にロックアップクラッチ30と
ダンパ機構31とが設けられている。
【0012】ロックアップクラッチ30はタービンラン
ナ25の背面(図1では左側面)に沿わせた環状の板状
部材であって、その内周部分に軸長の短い円筒状部分3
2が形成されており、この円筒状部分32によってハブ
26の外周面に軸線方向へ移動自在に嵌合している。な
お、ハブ26の外周面と円筒状部分32との間は、ハブ
26に取付けたシールリング33によって液密状態にシ
ールされている。また噛み合い歯として作用する複数の
突起34が、円筒状部分32から内周側に向けて形成さ
れ、これに対してハブ26には突起34の間に入り込ん
で突起34と噛み合う突部35が形成されており、ロッ
クアップクラッチ30とハブ26とは、これらの突起3
4および突部35によって円周方向に対して一体化され
ている。またロックアップクラッチ30のタービンラン
ナ25側とは反対側の面(図1では左側の面)の外周部
に摩擦材36が貼り付けられている。
【0013】ダンパ機構31は、ロックアップクラッチ
30とフロントカバー23との間に配置されており、こ
のダンパ機構31は、環状の板状部材である駆動部材3
7とこの駆動部材37を挟み込むと同時にダンパスプリ
ング38を保持する従動部材39とを主体として構成さ
れている。その従動部材39は更に、慣性質量の比較的
大きい環状の主部材40とその一方の側面(図1の左側
面)に取付けられるカバー部材41とから構成されてい
る。その主部材40は前記ハブ26にブッシュ42を介
して回転自在に嵌合しており、カバー部材41はこの主
部材40のうちフロントカバー23側の面にリベット4
3によって取付けられている。この主部材40とカバー
部材41との間には、円周方向もしくは接線方向に沿っ
た中空部が形成されており、その中空部にダンパスプリ
ング38が収容されている。また駆動部材37は、その
外周端が従動部材39の外周側から突出した状態で主部
材40とカバー部材41との間に挟み込まれるととも
に、ダンパスプリング38を嵌め込んだ窓孔部が形成さ
れている。したがって駆動部材37と従動部材39とが
相対的に回転することにより、これらの二部材37,3
9でダンパスプリング38を挟んで圧縮するようになっ
ている。
【0014】さらに前記駆動部材37の外周部には、一
定間隔ごとに突部44が形成されるとともに、フロント
カバー23の内周部には、その突部44と噛み合う凹部
45が形成されており、したがってこれらの突部44と
凹部45とによってフロントカバー23と駆動部材37
との間でトルクを伝達するようになっている。
【0015】なお、ロックアップクラッチ30はその正
面側と背面側との圧力差(すなわちダンパ機構31側と
タービンランナ25側との圧力差)によって動作するも
のであるから、その圧力差を確保するために以下の構成
を備えている。すなわち前記主部材40のうち前記カバ
ー部材41の内径より小径の位置にフロントカバー23
側に突出した環状突起46が形成されるとともに、その
環状突起46の内径よりわずか小さい外径の円筒部47
がフロントカバー23の内面に形成されており、これら
の環状突起46と円筒部47とが図2に示すように非接
触で嵌合するとともに、両者の間が円筒部47に取付け
たシールリング48によって液密状態にシールされてい
る。さらに主部材40のうち環状突起46を形成してあ
る部分よりも内周側に貫通孔49が形成されている。
【0016】つぎに上記のトルクコンバータの作用につ
いて説明する。図1はロックアップ・オフ状態を示して
おり、フロントカバー23はドライブプレート(図示せ
ず)に連結されてエンジンによって回転させられる。フ
ロントカバー23と共にポンプインペラー21が回転す
ることによるオイルの流れがタービンランナ25に与え
られてタービンランナ25が回転し、タービンランナ2
5を取付けてあるハブ26を介して出力軸(図示せず)
にトルクが伝達される。すなわちオイルを介してトルク
の伝達が行われる。
【0017】ロックアップクラッチ30を係合させるた
めには、図1の矢印A方向にオイルを供給するとともに
矢印B方向にオイルを排出することにより、ロックアッ
プクラッチ30の背面側を高圧にし、かつ正面側を低圧
にしてロックアップクラッチ30をダンパ機構31側に
移動させる。その場合、ロックアップクラッチ30とハ
ブ26との間がシールリング33でシールされ、またダ
ンパ機構31の主部材40とフロントカバー23との間
がシールリング48でシールされ、かつその主部材40
に前述した貫通孔49が形成されているから、ロックア
ップクラッチ30を挟んだ両側の圧力差が確保され、そ
の結果、ロックアップクラッチ30がダンパ機構31側
に移動して、その摩擦材36が主部材40の側面に押し
付けられる。この状態では、フロントカバー23のトル
クの大半はこれと一体となって回転している前記駆動部
材37からダンパスプリング38およびこれを保持して
いる従動部材39を介してロックアップクラッチ30に
伝達される。その場合、摩擦材36を主部材40に押し
付ける力が充分大きくて入力されるトルクに対して充分
大きい伝達トルク容量となれば、摩擦材36が滑らずに
トルクを伝達する完全ロックアップ状態になり、これに
対して伝達トルク容量が入力トルクに対して小さけれ
ば、摩擦材36が滑りつつトルクを伝達するハーフロッ
クアップ状態となる。完全ロックアップ状態およびハー
フロックアップ状態のいずれであっても、ロックアップ
クラッチ30とこれが係合している主部材40とが同じ
方向に回転するが、これらは共に同一の部材すなわちハ
ブ26に、同一軸線上に位置するよう嵌合しているか
ら、フロントカバー23とハブ26を取付けてある出力
軸とが相対的に偏心しているとしても、ロックアップク
ラッチ30と主部材40とが同一の中心軸線を中心とし
て回転し、その結果、両者の間での半径方向での滑りは
生じない。また上記のトルクコンバータでは、ダンパ機
構31がハブ26によって保持されていて、主部材40
とフロントカバー23とは嵌合していないから、フロン
トカバー23からダンパスプリング38を介さずにロッ
クアップクラッチ30にトルクが伝達されることは殆ん
どなく、したがってこもり音の発生を抑制することがで
きる。
【0018】図3はこの発明の他の実施例を示すもので
あって、ダンパ機構31の従動部材39のうち主部材4
0aの内径を大きくするとともに、カバー部材41aの
内周部分を中心方向に延ばして内径を小さくし、このカ
バー部材41aをハブ26に直接回転自在に嵌合するこ
とにより、ダンパ機構31をハブ26によって保持させ
たものである。そして油路を確保するための貫通孔49
aはカバー部材41aに形成されている。またカバー部
材41aを中心側に延ばしたことにより、カバー部材4
1aとフロントカバー23とが前記貫通孔49aより若
干外周側の部分において非接触で嵌合し、かつシールリ
ング48によってシールされている。他の構成は上述し
た実施例の構成とほぼ同一である。
【0019】この図3に示す構成であってもロックアッ
プクラッチ30とこれが係合する従動部材39とが同一
の部材すなわちハブ26によって同一軸線上に保持され
ているから、ロックアップクラッチ30と従動部材39
との相対的な偏心やこれに起因する半径方向への滑りが
生じない。またフロントカバー23からダンパスプリン
グ38を介さずにロックアップクラッチ30にトルクや
振動が伝わることが防止されるので、こもり音の発生を
抑制することができる。さらに図3に示す構成では、ハ
ブ26とカバー部材41aとの間にブッシュを設けてい
ないので、部品点数の削減や軽量化を図ることができ
る。
【0020】図4はこの発明の更に他の実施例を示すも
のであって、ここに示す例は、ダンパ機構31の従動部
材39を、ロックアップクラッチ30を介してハブ26
で保持するよう構成したものである。すなわち従動部材
39における主部材40bはハブ26に嵌合する替り
に、ロックアップクラッチ30の円筒状部分32の外周
面に回転自在に嵌合しており、そして油路を確保するた
めの貫通孔49bがその円筒状部分32を斜めに貫通し
て形成されている。他の構成は図1に示す実施例の構成
とほぼ同じである。
【0021】この図4に示す構成であっても、互いに摩
擦接触するロックアップクラッチ30と従動部材39と
が、実質的にハブ26によって保持され、かつフロント
カバー23に対して非接触となっているので、摩擦材3
6の過剰な滑りやこもり音を防止することができる。
【0022】また上述したいずれの実施例においても、
従来ダンパ機構をフロントカバーで保持するために必要
としていた軸受を廃止することができるので、部品点数
削減およびそれに伴う軽量化を図ることができる。
【0023】なお、上記の各実施例では、トルクコンバ
ータを例に採って説明したが、この発明は流体を介して
トルクを伝達する広く一般の流体伝動装置に適用するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
の流体伝動装置では、ロックアップクラッチとこれが係
合する従動部材とを実質的に同一の部材で同一軸線上に
保持したので、両者の回転中心軸線が常時正確に一致
し、ロックアップクラッチの半径方向への滑りを防止
し、その耐久性を向上させ、またオイルの劣化を防止す
ることができる。また従動部材はフロントカバーに対し
非接触状態とすることができるので、弾性体を介さない
トルクの伝達を防止し、こもり音の発生を抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】その一部の断面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】この発明の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】本出願人が既に提案した流体伝動装置を示す模
式図である。
【符号の説明】
21 ホンプインペラ 23 フロントカバー 25 タービンランナ 26 ハブ 30 ロックアップクラッチ 31 ダンパ機構 37 駆動部材 38 ダンパスプリング 39 従動部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部材と従動部材とを弾性部材を介し
    て相対回転可能に連結したダンパ機構のうち、駆動部材
    が、ポンプインペラと一体のフロントカバーにトルク伝
    達可能に連結され、またポンプインペラから流体を介し
    てトルクを伝達されるタービンランナにトルク伝達可能
    に連結されたロックアップクラッチが、前記従動部材に
    選択的に係合するよう配置されたロックアップクラッチ
    付き流体伝動装置において、 前記従動部材とロックアップクラッチとが、実質的に同
    一の部材によって同一軸線上に保持されていることを特
    徴とするロックアップクラッチ付き流体伝動装置。
JP3309835A 1991-09-20 1991-10-29 ロックアップクラッチ付き流体伝動装置 Expired - Fee Related JP2836325B2 (ja)

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DE69215623T DE69215623T2 (de) 1991-09-20 1992-09-15 Hydraulische Drehmoment-Übertragungseinheit mit Überbrückungskupplung
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