JPH05125594A - 電解めつき方法および装置 - Google Patents
電解めつき方法および装置Info
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- JPH05125594A JPH05125594A JP29276491A JP29276491A JPH05125594A JP H05125594 A JPH05125594 A JP H05125594A JP 29276491 A JP29276491 A JP 29276491A JP 29276491 A JP29276491 A JP 29276491A JP H05125594 A JPH05125594 A JP H05125594A
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- Japan
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- plating
- plating solution
- plated
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- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【構成】底部に平坦な開口を有し、底部以外にめっき液
供給口および排出口を有する中空ハウジング、このハウ
ジング内に隣接して形成され、めっき液供給口に連通す
るめっき液流入部およびめっき液排出口に連通するめっ
き液流出部、および、めっき液流入部および流出部にハ
ウジング底部から所定の距離に被めっき材と平行をなす
ようハウジング内に設置された、めっき液流通孔を多数
有する電極板を具える電極ユニットと、電極板および被
めっき材に通電する通電手段と、めっき液槽と、めっき
液槽から、ハウジングのめっき液供給口、めっき液流入
部、電極板、めっき液流出部、めっき液排出口、めっき
液槽にめっき液槽にめっき液を循環させる手段とを具え
る電解めっき装置およびその使用方法の提供。 【効果】現状では、厚鋼板などへのめっきは、溶融亜鉛
のように浸漬型のめっきであったが、本発明により、種
々の電気めっきが可能となり、厚鋼板などの下地処理と
ての用途が拡大する効果がある。
供給口および排出口を有する中空ハウジング、このハウ
ジング内に隣接して形成され、めっき液供給口に連通す
るめっき液流入部およびめっき液排出口に連通するめっ
き液流出部、および、めっき液流入部および流出部にハ
ウジング底部から所定の距離に被めっき材と平行をなす
ようハウジング内に設置された、めっき液流通孔を多数
有する電極板を具える電極ユニットと、電極板および被
めっき材に通電する通電手段と、めっき液槽と、めっき
液槽から、ハウジングのめっき液供給口、めっき液流入
部、電極板、めっき液流出部、めっき液排出口、めっき
液槽にめっき液槽にめっき液を循環させる手段とを具え
る電解めっき装置およびその使用方法の提供。 【効果】現状では、厚鋼板などへのめっきは、溶融亜鉛
のように浸漬型のめっきであったが、本発明により、種
々の電気めっきが可能となり、厚鋼板などの下地処理と
ての用途が拡大する効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷延鋼板のように鋼板を
曲げながら電解めっきをすることができない厚鋼板、中
鋼板など材料に対して電解めっきする方法および装置に
関するものである。
曲げながら電解めっきをすることができない厚鋼板、中
鋼板など材料に対して電解めっきする方法および装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、厚鋼板、中鋼板など、鋼板を曲げ
ながらめっきすることのできない材料に対するめっきと
しては、溶融亜鉛めっきに代表されるように、大きなめ
っき槽に浸漬する方法しかない。従って、切断、溶接等
の後にめっきをせざるを得ない。また、亜鉛、アルミニ
ウム合金などの低融点のめっきのみしかできない。最近
では、乾式めっきとして、研掃材周囲に亜鉛等を付着さ
せ、ブラスティングによるめっき方法があるが、溶融亜
鉛めっき同様、限られためっき金属にしか適用できない
難点がある。
ながらめっきすることのできない材料に対するめっきと
しては、溶融亜鉛めっきに代表されるように、大きなめ
っき槽に浸漬する方法しかない。従って、切断、溶接等
の後にめっきをせざるを得ない。また、亜鉛、アルミニ
ウム合金などの低融点のめっきのみしかできない。最近
では、乾式めっきとして、研掃材周囲に亜鉛等を付着さ
せ、ブラスティングによるめっき方法があるが、溶融亜
鉛めっき同様、限られためっき金属にしか適用できない
難点がある。
【0003】この他、めっき槽を用いずにペーストめっ
き液を含浸させた電極パッドによるめっき方法が特開平
2−182893号公報に開示されているが、ペースト
めっきは液めっきに比べてめっき能率が劣るとともに高
電流密度でめっきすることがむずかしいという問題があ
る。
き液を含浸させた電極パッドによるめっき方法が特開平
2−182893号公報に開示されているが、ペースト
めっきは液めっきに比べてめっき能率が劣るとともに高
電流密度でめっきすることがむずかしいという問題があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】冷延鋼板のめっきは周
知のとおり、鋼板を自由に曲げて、鋼板をめっき液中を
通過させると同時に通電させてめっきを行うことができ
る。しかし、厚鋼板、中鋼板などは鋼板を曲げることが
不可能なため、この方法は適用できなかった。現状で
は、大規模なめっき槽に浸漬し、低電流密度での能率の
低いめっき方法にたよらざるを得ない。
知のとおり、鋼板を自由に曲げて、鋼板をめっき液中を
通過させると同時に通電させてめっきを行うことができ
る。しかし、厚鋼板、中鋼板などは鋼板を曲げることが
不可能なため、この方法は適用できなかった。現状で
は、大規模なめっき槽に浸漬し、低電流密度での能率の
低いめっき方法にたよらざるを得ない。
【0005】本発明は、これらの厚鋼板、中鋼板など
を、曲げることなく、高能率かつ高品質のめっきを得る
ことができる電解めっき方法および装置を提供すること
を目的とする。
を、曲げることなく、高能率かつ高品質のめっきを得る
ことができる電解めっき方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、厚鋼板、中鋼
板など鋼板を曲げてめっきすることできない材料にめっ
きを可能としたものである。
板など鋼板を曲げてめっきすることできない材料にめっ
きを可能としたものである。
【0007】本発明は、曲げ不能な被めっき材の電解め
っき装置用の電極ユニットであって、底部に平坦な開口
を有し、底部以外にめっき液供給口および排出口を有す
る中空ハウジングと、このハウジング内に隣接して形成
され、前記めっき液供給口に連通するめっき液流入部お
よび前記めっき液排出口に連通するめっき液流出部と、
前記めっき液流入部および流出部にハウジング底部から
所定の距離に被めっき材と平行をなすようハウジング内
に設置された、めっき液流通孔を多数有する電極板とを
具える電極ユニットを提供するものである。
っき装置用の電極ユニットであって、底部に平坦な開口
を有し、底部以外にめっき液供給口および排出口を有す
る中空ハウジングと、このハウジング内に隣接して形成
され、前記めっき液供給口に連通するめっき液流入部お
よび前記めっき液排出口に連通するめっき液流出部と、
前記めっき液流入部および流出部にハウジング底部から
所定の距離に被めっき材と平行をなすようハウジング内
に設置された、めっき液流通孔を多数有する電極板とを
具える電極ユニットを提供するものである。
【0008】また、本発明は、曲げ不能な被めっき材に
電解めっきする電解めっき装置であって、上記の電極ユ
ニットと、電極板および被めっき材に通電する通電手段
と、めっき液槽と、めっき液槽から、ハウジングのめっ
き液供給口、めっき液流入部、電極板、めっき液流出
部、めっき液排出口、めっき液槽にめっき液を循環させ
る手段とを具える電解めっき装置を提供するものであ
る。さらに、この装置は電極ユニットを移動させる手段
を具えるのが好適である。
電解めっきする電解めっき装置であって、上記の電極ユ
ニットと、電極板および被めっき材に通電する通電手段
と、めっき液槽と、めっき液槽から、ハウジングのめっ
き液供給口、めっき液流入部、電極板、めっき液流出
部、めっき液排出口、めっき液槽にめっき液を循環させ
る手段とを具える電解めっき装置を提供するものであ
る。さらに、この装置は電極ユニットを移動させる手段
を具えるのが好適である。
【0009】さらに、本発明は、上記の電解めっき装置
を用いて曲げ不能な被めっき材に電解めっきするにさい
し、被めっき材上に前記電極ユニットを載せ、めっき液
をめっき槽から、ハウジングのめっき液供給口、めっき
液流入部、電極板、めっき液流出部、めっき液排出口、
めっき槽に循環させつつ、電極ユニットと被めっき材と
を相対的に移動させて電解めっきする電解めっき方法を
提供するものである。
を用いて曲げ不能な被めっき材に電解めっきするにさい
し、被めっき材上に前記電極ユニットを載せ、めっき液
をめっき槽から、ハウジングのめっき液供給口、めっき
液流入部、電極板、めっき液流出部、めっき液排出口、
めっき槽に循環させつつ、電極ユニットと被めっき材と
を相対的に移動させて電解めっきする電解めっき方法を
提供するものである。
【0010】
【作用】厚鋼板、中鋼板などの厚金属材の曲げ不能な被
めっき材に対して、被めっき材上で移動可能な電極ユニ
ットを用い、この電極ユニットにめっき液を循環供給し
つつ電解めっきすることにより、高能率で高品質のめっ
きを得る。
めっき材に対して、被めっき材上で移動可能な電極ユニ
ットを用い、この電極ユニットにめっき液を循環供給し
つつ電解めっきすることにより、高能率で高品質のめっ
きを得る。
【0011】
【実施態様】以下に本発明を図面に示す好適実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0012】本発明の電解めっき装置に用いる電極ユニ
ット1の一構成例の断面図を図1に示す。図1におい
て、ハウジング2は中空で、底部に平坦な開口3を有
し、これが被めっき材4に好ましくはパッド5を介して
当接される。ハウジング2の頂部にはめっき液供給口6
およびめっき液排出口7が形成されている。
ット1の一構成例の断面図を図1に示す。図1におい
て、ハウジング2は中空で、底部に平坦な開口3を有
し、これが被めっき材4に好ましくはパッド5を介して
当接される。ハウジング2の頂部にはめっき液供給口6
およびめっき液排出口7が形成されている。
【0013】ハウジング2内には、めっき液流入部8が
めっき液供給口6に連通して、まためっき液流出部9が
めっき液排出口7に連通して設けられ、めっき液流入部
8および流出部9は隔壁10により隣接して画成され
る。また、めっき液流入部8および流出部9には、ハウ
ジング開口3の底部から所定の距離(極間距離)に被め
っき材4と平行をなすように電極板11が設置され、電
極板11には多数のめっき液流通孔12が形成されめっ
き液通路を形成している。極間距離は10〜20mmが
理想的であるが、もう少し大きくしても支障はない。し
たがって、めっき液は、図1に矢印で示すように、めっ
き液供給口、めっき液流入部、電極板、めっき液流出
部、めっき液排出口を経て流れる。このとき、電極板1
1と被めっき材4との間で通電されて電解めっきがなさ
れる。
めっき液供給口6に連通して、まためっき液流出部9が
めっき液排出口7に連通して設けられ、めっき液流入部
8および流出部9は隔壁10により隣接して画成され
る。また、めっき液流入部8および流出部9には、ハウ
ジング開口3の底部から所定の距離(極間距離)に被め
っき材4と平行をなすように電極板11が設置され、電
極板11には多数のめっき液流通孔12が形成されめっ
き液通路を形成している。極間距離は10〜20mmが
理想的であるが、もう少し大きくしても支障はない。し
たがって、めっき液は、図1に矢印で示すように、めっ
き液供給口、めっき液流入部、電極板、めっき液流出
部、めっき液排出口を経て流れる。このとき、電極板1
1と被めっき材4との間で通電されて電解めっきがなさ
れる。
【0014】電極板11はめっき液流通用の孔12が多
数形成される。その孔の個数、形状、配置などは任意で
あるが、その代表例を図2に示す。図2において、
(a)は孔12が四角形状のもの、(b)は孔12がメ
ッシュで形成されているもの、(c)は孔12が○状の
もの、(d)は孔12が△状のものである。
数形成される。その孔の個数、形状、配置などは任意で
あるが、その代表例を図2に示す。図2において、
(a)は孔12が四角形状のもの、(b)は孔12がメ
ッシュで形成されているもの、(c)は孔12が○状の
もの、(d)は孔12が△状のものである。
【0015】ここで電極11に設けた複数の孔12につ
いて説明を加える。電極11と被めっき材4との距離
(極間距離)より電極11の孔12の直径が大きくなる
と部分的に電流密度に差が現れ、めっき厚さに変化が表
れる。したがって、電極11に設ける孔12は、極間距
離の1/2以下が望ましい。電極11は、不溶性と可溶
性の2種類を用いることができるが、可溶性の場合は電
極11の孔12が拡大するので注意を要するが、めっき
液の管理は容易である。不溶性の場合は、めっき液の管
理はpH調整などのやや煩雑であるが、電極の管理は容
易である。
いて説明を加える。電極11と被めっき材4との距離
(極間距離)より電極11の孔12の直径が大きくなる
と部分的に電流密度に差が現れ、めっき厚さに変化が表
れる。したがって、電極11に設ける孔12は、極間距
離の1/2以下が望ましい。電極11は、不溶性と可溶
性の2種類を用いることができるが、可溶性の場合は電
極11の孔12が拡大するので注意を要するが、めっき
液の管理は容易である。不溶性の場合は、めっき液の管
理はpH調整などのやや煩雑であるが、電極の管理は容
易である。
【0016】本発明の電解めっき装置20は、図3に線
図的に示すように、図1および図2につき説明した電極
ユニット1を具える。さらに、めっき液の入っためっき
液槽21を具え、これはヒーター22、攪拌器23を具
えるのがよい。めっき液槽21は供給管24により供給
口6に接続され、排出口7は排出管25に接続されてい
て、めっき液はめっき槽21、供給管24、供給口6、
流出部8、電極板11、流出部9、排出口7、排出管2
5、めっき液槽21という循環経路中をポンプ26によ
り循環される。
図的に示すように、図1および図2につき説明した電極
ユニット1を具える。さらに、めっき液の入っためっき
液槽21を具え、これはヒーター22、攪拌器23を具
えるのがよい。めっき液槽21は供給管24により供給
口6に接続され、排出口7は排出管25に接続されてい
て、めっき液はめっき槽21、供給管24、供給口6、
流出部8、電極板11、流出部9、排出口7、排出管2
5、めっき液槽21という循環経路中をポンプ26によ
り循環される。
【0017】また、通電手段27が被めっき材4および
電極板11に通電し、被めっき材4に電解めっきされ
る。
電極板11に通電し、被めっき材4に電解めっきされ
る。
【0018】本発明の電解めっき装置20はさらに電極
ユニット1を移動させる手段28を具えるのがよい。そ
の一構成例を図4に示す。図4において、29はレー
ル、30はレール上を走る車輪、31は車輪に取り付け
られたフレーム、32はフレームに取り付けられた電極
ユニット1を被めっき材4に圧着するための手段であ
る。被めっき材4と電極ユニット1は相対移動されれば
よいので、被めっき材の方を移動させてもよいし、双方
を移動させるようにしてもよい。
ユニット1を移動させる手段28を具えるのがよい。そ
の一構成例を図4に示す。図4において、29はレー
ル、30はレール上を走る車輪、31は車輪に取り付け
られたフレーム、32はフレームに取り付けられた電極
ユニット1を被めっき材4に圧着するための手段であ
る。被めっき材4と電極ユニット1は相対移動されれば
よいので、被めっき材の方を移動させてもよいし、双方
を移動させるようにしてもよい。
【0019】次に、本発明の電解めっき装置を用いて電
解めっきする方法について簡単に説明する。まず、電極
ユニット1をその底部のパッド5が厚い金属材のような
曲げ不能な被めっき材4に密着するように載せる。次い
で、めっき液槽21中の加温されためっき液をポンプ2
6によりめっき槽21から、管24、めっき液供給口
6、流入部8、電極板11、流出部9、排出口7、管2
5、めっき槽21へと循環させる。このとき、手動また
は移動手段28により電極ユニット1と被めっき板とを
相対移動させる。そして、通電手段27により被めっき
材4および電極板11の間に通電してめっきする。な
お、薄板のめっきにおいては、前処理として、脱脂、酸
洗などの煩雑な工程を経ているが、本発明における厚鋼
板などの前処理としては、ショットプラストで十分であ
ることも見出している。
解めっきする方法について簡単に説明する。まず、電極
ユニット1をその底部のパッド5が厚い金属材のような
曲げ不能な被めっき材4に密着するように載せる。次い
で、めっき液槽21中の加温されためっき液をポンプ2
6によりめっき槽21から、管24、めっき液供給口
6、流入部8、電極板11、流出部9、排出口7、管2
5、めっき槽21へと循環させる。このとき、手動また
は移動手段28により電極ユニット1と被めっき板とを
相対移動させる。そして、通電手段27により被めっき
材4および電極板11の間に通電してめっきする。な
お、薄板のめっきにおいては、前処理として、脱脂、酸
洗などの煩雑な工程を経ているが、本発明における厚鋼
板などの前処理としては、ショットプラストで十分であ
ることも見出している。
【0020】
【実施例】以下に本発明のめっき装置を用いて厚鋼板に
めっきした例について具体的に説明する。図1および図
2(d)に示す装置により、Niめっきを行った。めっ
き液組成は、スルファミン酸浴であり、以下に示すめっ
き条件である。 組成 スルファミン酸ニッケル 300g/l 塩化ニッケル 30g/l ホウ酸 30g/l めっき液温 予備加温 50℃、めっき温度 約45
℃ 電流密度 50A/dm2 めっき液流速 1〜1.2m/sec. (電極ユニット手前
での流速) 電極は、幅200mm、奥行き200mmのNi板を用
い、極間距離は10mmとした。電極孔は、ピッチmm
で、3mmφとした。鋼板は、普通鋼SM50Bで、厚
さ15mm、400mm×1000mmのショットブラ
スト材を用いた。鋼板両端は、電極ユニットを一次停止
させてめっきした。めっき速度(電極ユニット速度)1
mm/minで約2μmのNiめっきが得られた。めっき面は
良好であり、この場合のめっき効率は90%以上であっ
た。
めっきした例について具体的に説明する。図1および図
2(d)に示す装置により、Niめっきを行った。めっ
き液組成は、スルファミン酸浴であり、以下に示すめっ
き条件である。 組成 スルファミン酸ニッケル 300g/l 塩化ニッケル 30g/l ホウ酸 30g/l めっき液温 予備加温 50℃、めっき温度 約45
℃ 電流密度 50A/dm2 めっき液流速 1〜1.2m/sec. (電極ユニット手前
での流速) 電極は、幅200mm、奥行き200mmのNi板を用
い、極間距離は10mmとした。電極孔は、ピッチmm
で、3mmφとした。鋼板は、普通鋼SM50Bで、厚
さ15mm、400mm×1000mmのショットブラ
スト材を用いた。鋼板両端は、電極ユニットを一次停止
させてめっきした。めっき速度(電極ユニット速度)1
mm/minで約2μmのNiめっきが得られた。めっき面は
良好であり、この場合のめっき効率は90%以上であっ
た。
【0021】
【発明の効果】現状では、厚鋼板などへのめっきは、溶
融亜鉛のように浸漬型のめっきであったが、本発明によ
り、種々の電気めっきが可能となり、厚鋼板などの下地
処理とての用途が拡大する効果がある。
融亜鉛のように浸漬型のめっきであったが、本発明によ
り、種々の電気めっきが可能となり、厚鋼板などの下地
処理とての用途が拡大する効果がある。
【図1】 本発明の電解めっき装置に用いる電極ユニッ
トの断面図。
トの断面図。
【図2】 電極ユニットの電極板の(a),(b),
(c),(d)の4種の構成例を示す平面図。
(c),(d)の4種の構成例を示す平面図。
【図3】 本発明の電解めっき装置でめっきをしている
状態を示す斜視図。
状態を示す斜視図。
【図4】 本発明の電解めっき装置を移動手段とともに
示す部分断面側面図。
示す部分断面側面図。
1 電極ユニット 2 ハウジング 3 開口 4 被めっき材 5 パッド 6 めっき液供給
口 7 めっき液排出口 8 めっき液流入
部 9 めっき液流出部 10 隔壁 11 電極板 12 めっき液流
通孔 20 電解めっき装置 21 めっき液槽 22 ヒーター 23 攪拌器 24 供給管 25 排出管 26 ポンプ 27 通電手段 28 移動手段 29 レール 30 車輪 31 フレーム 32 圧着手段
口 7 めっき液排出口 8 めっき液流入
部 9 めっき液流出部 10 隔壁 11 電極板 12 めっき液流
通孔 20 電解めっき装置 21 めっき液槽 22 ヒーター 23 攪拌器 24 供給管 25 排出管 26 ポンプ 27 通電手段 28 移動手段 29 レール 30 車輪 31 フレーム 32 圧着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石 渡 延 芳 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内 (72)発明者 木 村 光 男 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内
Claims (4)
- 【請求項1】曲げ不能な被めっき材の電解めっき装置用
の電極ユニットであって、 底部に平坦な開口を有し、底部以外にめっき液供給口お
よび排出口を有する中空ハウジングと、 このハウジング内に隣接して形成され、前記めっき液供
給口に連通するめっき液流入部および前記めっき液排出
口に連通するめっき液流出部と、 前記めっき液流入部および流出部にハウジング底部から
所定の距離に被めっき材と平行をなすようハウジング内
に設置された、めっき液流通孔を多数有する電極板とを
具える電極ユニット。 - 【請求項2】曲げ不能な被めっき材に電解めっきする電
解めっき装置であって、 請求項1に記載の電極ユニットと、 電極板および被めっき材に通電する通電手段と、 めっき液槽と、 めっき液槽から、ハウジングのめっき液供給口、めっき
液流入部、電極板、めっき液流出部、めっき液排出口、
めっき液槽にめっき液を循環させる手段とを具える電解
めっき装置。 - 【請求項3】さらに、前記電極ユニットを被めっき材上
で移動させる手段を具える請求項2に記載の電解めっき
装置。 - 【請求項4】請求項2または3に記載の電解めっき装置
を用いて曲げ不能な被めっき材に電解めっきするにさい
し、 被めっき材上に前記電極ユニットを載せ、 めっき液をめっき槽から、ハウジングのめっき液供給
口、めっき液流入部、電極板、めっき液流出部、めっき
液排出口、めっき槽に循環させつつ、電極ユニットと被
めっき材とを相対的に移動させて電解めっきする電解め
っき方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29276491A JPH05125594A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 電解めつき方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29276491A JPH05125594A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 電解めつき方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05125594A true JPH05125594A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17786041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29276491A Pending JPH05125594A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 電解めつき方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05125594A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101666186B1 (ko) * | 2016-06-24 | 2016-10-13 | 주식회사 지에스아이 | 도금 및 수세가 가능한 도금장치 및 도금방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63153293A (ja) * | 1986-12-17 | 1988-06-25 | Chugoku Denka Kogyo Kk | 加工物の表面処理方法 |
JP3085470B2 (ja) * | 1990-12-19 | 2000-09-11 | 田中貴金属工業株式会社 | 複合接点帯材の製造方法 |
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1991
- 1991-11-08 JP JP29276491A patent/JPH05125594A/ja active Pending
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KR101666186B1 (ko) * | 2016-06-24 | 2016-10-13 | 주식회사 지에스아이 | 도금 및 수세가 가능한 도금장치 및 도금방법 |
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