JPH05125391A - 洗浄用組成物及びその使用方法 - Google Patents
洗浄用組成物及びその使用方法Info
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- JPH05125391A JPH05125391A JP9742592A JP9742592A JPH05125391A JP H05125391 A JPH05125391 A JP H05125391A JP 9742592 A JP9742592 A JP 9742592A JP 9742592 A JP9742592 A JP 9742592A JP H05125391 A JPH05125391 A JP H05125391A
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- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G65/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
- C08G65/02—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L71/00—Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
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-
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、洗浄用組成物及びこの組成物を使
用する洗浄方法を提供する。 【構成】 一例として、本発明の洗浄用組成物は、次式 【化1】 {ここで、Rは約5〜約11個の炭素原子を含有する有
機基を表し、各x及びyは0〜約20の範囲の整数から
独立して選択され(但し、全てのx及びyの合計は少な
くとも1とする)、各zは整数0及び1から独立して選
択される(但し、zの少なくとも1個は1とする)}を
有する化合物及びその混合物から選択される少なくとも
1種のアルコキシル化物を異物を可溶化させるのに充分
な量で含有する。
用する洗浄方法を提供する。 【構成】 一例として、本発明の洗浄用組成物は、次式 【化1】 {ここで、Rは約5〜約11個の炭素原子を含有する有
機基を表し、各x及びyは0〜約20の範囲の整数から
独立して選択され(但し、全てのx及びyの合計は少な
くとも1とする)、各zは整数0及び1から独立して選
択される(但し、zの少なくとも1個は1とする)}を
有する化合物及びその混合物から選択される少なくとも
1種のアルコキシル化物を異物を可溶化させるのに充分
な量で含有する。
Description
【0001】
【発明の背景】この発明は、洗浄用組成物及び表面の洗
浄方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、有効な界
面活性剤でもあるある種の明確に規定された溶媒を含む
この種の組成物並びにこれらの組成物を使用して硬質表
面のような表面から異物又は汚れを浄化する方法に関す
る。洗浄用組成物、特に硬質表面を処理するのに使用さ
れるものは、良好な洗浄性能を得るために、しばしば、
比較的高濃度の、例えばエチレングリコールブチルエー
テル、ジエチレングリコールブチルエーテルなどのよう
な1種以上の慣用の溶媒と比較的低濃度の、例えばアル
キルフェノールアルコキシル化物、第一及び第二アルコ
ールアルコキシル化物などのような1種以上の慣用の界
面活性剤の双方を含有する。しかし、例えば、製造のコ
スト及び容易さから見て、溶媒も別の界面活性剤も共に
要求しない組成物を提供することが有益であろう。
浄方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、有効な界
面活性剤でもあるある種の明確に規定された溶媒を含む
この種の組成物並びにこれらの組成物を使用して硬質表
面のような表面から異物又は汚れを浄化する方法に関す
る。洗浄用組成物、特に硬質表面を処理するのに使用さ
れるものは、良好な洗浄性能を得るために、しばしば、
比較的高濃度の、例えばエチレングリコールブチルエー
テル、ジエチレングリコールブチルエーテルなどのよう
な1種以上の慣用の溶媒と比較的低濃度の、例えばアル
キルフェノールアルコキシル化物、第一及び第二アルコ
ールアルコキシル化物などのような1種以上の慣用の界
面活性剤の双方を含有する。しかし、例えば、製造のコ
スト及び容易さから見て、溶媒も別の界面活性剤も共に
要求しない組成物を提供することが有益であろう。
【0002】ヨーロッパ特許公開第0336673号
は、平版印刷用の加湿用水組成物を開示している。この
ものは、1〜10モルのエチレンオキシド及び(又は)
プロピレンオキシドを付加させた5〜11個の炭素原子
を含有するモノアルコール又はアルカン若しくはアルケ
ンジオールの1種以上を0.1〜5重量%の量で含む。
これらの加湿用水組成物は、アルカリ物質、湿潤剤、キ
レート剤、保存剤、着色剤、腐蝕抑制剤、皮膜硬化剤、
有機溶媒、界面活性剤及び消泡剤を含有するものである
と開示されている。しかし、この公開は、これらの加湿
用水組成物を洗浄用用途に使用することは開示も示唆も
していない。
は、平版印刷用の加湿用水組成物を開示している。この
ものは、1〜10モルのエチレンオキシド及び(又は)
プロピレンオキシドを付加させた5〜11個の炭素原子
を含有するモノアルコール又はアルカン若しくはアルケ
ンジオールの1種以上を0.1〜5重量%の量で含む。
これらの加湿用水組成物は、アルカリ物質、湿潤剤、キ
レート剤、保存剤、着色剤、腐蝕抑制剤、皮膜硬化剤、
有機溶媒、界面活性剤及び消泡剤を含有するものである
と開示されている。しかし、この公開は、これらの加湿
用水組成物を洗浄用用途に使用することは開示も示唆も
していない。
【0003】
【発明の概要】ここに、新規な洗浄用組成物及び表面か
ら異物を洗浄する方法が発見された。本発明の組成物
は、溶媒として1種以上の明確に規定されたアルコキシ
ル化物を利用する。比較的高濃度のこの種のアルコキシ
ル化物の使用が、有効な溶媒の特徴の他に、ある種の利
益を提供することが見出された。例えば、このような有
効溶媒濃度でのアルコキシル化物は本発明の洗浄用組成
物において別の界面活性剤の必要性を実質上削減させる
か又は取り除くことさえすることが見出された。従っ
て、本発明の組成物は、慣用の洗浄用組成物と比較し
て、少ない成分を含み、最終製品に加工するのに容易で
ありし且つ安価である。重要なことは、本発明の組成物
の洗浄性能が、慣用の溶媒と慣用の界面活性剤の双方を
含む匹敵できる洗浄用組成物と同様に良好であるか又は
それよりも優れていることである。
ら異物を洗浄する方法が発見された。本発明の組成物
は、溶媒として1種以上の明確に規定されたアルコキシ
ル化物を利用する。比較的高濃度のこの種のアルコキシ
ル化物の使用が、有効な溶媒の特徴の他に、ある種の利
益を提供することが見出された。例えば、このような有
効溶媒濃度でのアルコキシル化物は本発明の洗浄用組成
物において別の界面活性剤の必要性を実質上削減させる
か又は取り除くことさえすることが見出された。従っ
て、本発明の組成物は、慣用の洗浄用組成物と比較し
て、少ない成分を含み、最終製品に加工するのに容易で
ありし且つ安価である。重要なことは、本発明の組成物
の洗浄性能が、慣用の溶媒と慣用の界面活性剤の双方を
含む匹敵できる洗浄用組成物と同様に良好であるか又は
それよりも優れていることである。
【0004】広い観点から見れば、本発明は、表面から
異物又は汚れを洗浄するにあたり、その表面を以下に明
確に規定する少なくとも1種のアルコキシル化物を含む
組成物と表面から異物を除去するのに有効な条件下に接
触させることからなる洗浄方法に関する。この接触の結
果として、異物は表面から除去される。アルコキシル化
物は、除去された異物の少なくとも一部を可溶化させる
のに有効な量で存在し且つ次式
異物又は汚れを洗浄するにあたり、その表面を以下に明
確に規定する少なくとも1種のアルコキシル化物を含む
組成物と表面から異物を除去するのに有効な条件下に接
触させることからなる洗浄方法に関する。この接触の結
果として、異物は表面から除去される。アルコキシル化
物は、除去された異物の少なくとも一部を可溶化させる
のに有効な量で存在し且つ次式
【化6】 {ここで、Rは約5〜約11個の炭素原子を含有する2
価の有機基であり、好ましくはアルキレン基、置換アル
キレン基、アルケニレン基及び置換アルケニレン基のう
ちから選択され、各x及びyは0〜約20の範囲の整数
から独立して選択され(但し、全てのx及びyの合計は
少なくとも1であり、好ましくは約20を超えないもの
とする)、各zは整数0及び1から独立して選択される
(但し、zの少なくとも1個は1とする)}を有する化
合物及びその混合物から選択される。
価の有機基であり、好ましくはアルキレン基、置換アル
キレン基、アルケニレン基及び置換アルケニレン基のう
ちから選択され、各x及びyは0〜約20の範囲の整数
から独立して選択され(但し、全てのx及びyの合計は
少なくとも1であり、好ましくは約20を超えないもの
とする)、各zは整数0及び1から独立して選択される
(但し、zの少なくとも1個は1とする)}を有する化
合物及びその混合物から選択される。
【0005】有用な洗浄用組成物は、(1)水と有効溶
媒量の、好ましくは少なくとも約2重量%の、本明細書
に記載の通りのある種のアルコキシル化物の少なくとも
1種とを含み及び(又は)(2)全てのx及びyの合計
が10よりも大きく、好ましくは約20を超えないある
種のアルコキシル化物の少なくとも1種を含む。
媒量の、好ましくは少なくとも約2重量%の、本明細書
に記載の通りのある種のアルコキシル化物の少なくとも
1種とを含み及び(又は)(2)全てのx及びyの合計
が10よりも大きく、好ましくは約20を超えないある
種のアルコキシル化物の少なくとも1種を含む。
【0006】
【発明の具体的な説明】本発明の洗浄方法及び洗浄用組
成物は、次式
成物は、次式
【化7】 {ここで、Rは約5〜約11個の炭素原子を含有する2
価の有機基であり、好ましくはアルキレン基、置換アル
キレン基、アルケニレン基及び置換アルケニレン基のう
ちから選択され、各x及びyは0〜約20の範囲の整数
から独立して選択され(但し、全てのx及びyの合計は
少なくとも1であり、好ましくは約20を超えないもの
とする)、各zは整数0及び1から独立して選択される
(但し、zの少なくとも1個は1とする)}を有する化
合物及びその混合物から選択される少なくとも1種のア
ルコキシル化物が関わる。
価の有機基であり、好ましくはアルキレン基、置換アル
キレン基、アルケニレン基及び置換アルケニレン基のう
ちから選択され、各x及びyは0〜約20の範囲の整数
から独立して選択され(但し、全てのx及びyの合計は
少なくとも1であり、好ましくは約20を超えないもの
とする)、各zは整数0及び1から独立して選択される
(但し、zの少なくとも1個は1とする)}を有する化
合物及びその混合物から選択される少なくとも1種のア
ルコキシル化物が関わる。
【0007】組成物が水を、例えば過半量の、即ち少な
くとも約50重量%の水を含む場合には、アルコキシル
化物はこの水に22℃(室温又は周囲温度)で好ましく
は可溶性であるか又は少なくとも分散性である。このよ
うな水への溶解性を助長させるためには、アルコキシル
化物は少なくとも1個のエトキシ基を含有することが好
ましい。しかして、一具体例において、yの少なくとも
1個は0よりも大きく、さらに好ましくは1〜約20の
範囲内にある。xのいずれか又は全部は0であってよ
い。
くとも約50重量%の水を含む場合には、アルコキシル
化物はこの水に22℃(室温又は周囲温度)で好ましく
は可溶性であるか又は少なくとも分散性である。このよ
うな水への溶解性を助長させるためには、アルコキシル
化物は少なくとも1個のエトキシ基を含有することが好
ましい。しかして、一具体例において、yの少なくとも
1個は0よりも大きく、さらに好ましくは1〜約20の
範囲内にある。xのいずれか又は全部は0であってよ
い。
【0008】Rは任意の好適な2価有機基、例えば2価
のヒドロカルビル基又は2価の置換ヒドロカルビル基で
あってよいが、Rはアルキレン基又はアルケニレン基或
いはその置換対応物、即ち飽和であるか又は1個の炭素
−炭素二重結合を含有する2価の脂肪族又はシクロ脂肪
族基(又はその対応物)であるのが好ましい。特に有用
な具体例においては、Rは、第二級の基、即ち、利用で
きる結合箇所を有する炭素原子の少なくとも1個が2個
の異なる炭素原子に直接結合している基である。好適な
アルキレン基の例としては、ペンチレン、ヘキシレン、
シクロヘキシレン、ヘプチレン、オクチレン、ノニレ
ン、デシレン及びウンデシレンが含まれる。好適なアル
ケニレン基の例には、ペンテニレン、シクロペンテニレ
ン、ヘキセニレン、シクロヘキセニレン、ヘプテニレ
ン、シクロヘプテニレン、オクテニレン、ノネニレン、
デセニレン及びウンデセニレンが含まれる。置換アルキ
レン及びアルケニレン基の例としては、酸素、窒素、炭
素、水素、ハロゲン、硫黄、リンなどのような元素又は
それらの混合物若しくは組合せを含む1個以上の置換基
で置換された上記のアルキレン及びアルケニレン基が含
まれる。Rを選択できる特定の例は、n−ペンチレン、
イソペンチレン、sec−ペンチレン、t−ペンチレ
ン、3−メトキシブチレン、n−ヘキシレン、2−メチ
ル−1−ペンチレン、sec−ヘキシレン、2−エチル
ブチレン、ヘキセニレン、3−ヘプチレン、ヘプテニレ
ン、n−オクチレン、オクテニレン、2−エチルヘキシ
レン、sec−オクチレン、ノニレン、2,6−ジメチ
ル−4−ヘプチレン、n−デシレン、デセニレン、se
c−ウンデシレン、シクロヘキシレン、メチルシクロヘ
キシレン、3,3,5−トリメチルシクロヘキシレン、
1,5−ペンチレン、2,4−ペンチレン、2,5−ヘ
キシレン、1,6−ヘキシレン、1,7−ヘプチレン、
2,4−ヘプチレン、2−メチル−2,4−ペンチレ
ン、2−エチル−1,3−ヘキシレン、1,8−オクチ
レン、1,9−ノニレン、1,10−デシレン、1,2
−シクロペンチレン、1,2−シクロヘキシレン、1,
4−シクロヘキシレン、2,2−ジメチル−1,3−プ
ロピレン、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロピレ
ンなどを包含する。さらに好ましくは、Rはアルキレン
基から選択される。一具体例として、Rは約5〜10
個、特に約7〜約10個の炭素原子を含有する。Rの特
に有用な例は2,6−ジメチルヘプチレンである。
のヒドロカルビル基又は2価の置換ヒドロカルビル基で
あってよいが、Rはアルキレン基又はアルケニレン基或
いはその置換対応物、即ち飽和であるか又は1個の炭素
−炭素二重結合を含有する2価の脂肪族又はシクロ脂肪
族基(又はその対応物)であるのが好ましい。特に有用
な具体例においては、Rは、第二級の基、即ち、利用で
きる結合箇所を有する炭素原子の少なくとも1個が2個
の異なる炭素原子に直接結合している基である。好適な
アルキレン基の例としては、ペンチレン、ヘキシレン、
シクロヘキシレン、ヘプチレン、オクチレン、ノニレ
ン、デシレン及びウンデシレンが含まれる。好適なアル
ケニレン基の例には、ペンテニレン、シクロペンテニレ
ン、ヘキセニレン、シクロヘキセニレン、ヘプテニレ
ン、シクロヘプテニレン、オクテニレン、ノネニレン、
デセニレン及びウンデセニレンが含まれる。置換アルキ
レン及びアルケニレン基の例としては、酸素、窒素、炭
素、水素、ハロゲン、硫黄、リンなどのような元素又は
それらの混合物若しくは組合せを含む1個以上の置換基
で置換された上記のアルキレン及びアルケニレン基が含
まれる。Rを選択できる特定の例は、n−ペンチレン、
イソペンチレン、sec−ペンチレン、t−ペンチレ
ン、3−メトキシブチレン、n−ヘキシレン、2−メチ
ル−1−ペンチレン、sec−ヘキシレン、2−エチル
ブチレン、ヘキセニレン、3−ヘプチレン、ヘプテニレ
ン、n−オクチレン、オクテニレン、2−エチルヘキシ
レン、sec−オクチレン、ノニレン、2,6−ジメチ
ル−4−ヘプチレン、n−デシレン、デセニレン、se
c−ウンデシレン、シクロヘキシレン、メチルシクロヘ
キシレン、3,3,5−トリメチルシクロヘキシレン、
1,5−ペンチレン、2,4−ペンチレン、2,5−ヘ
キシレン、1,6−ヘキシレン、1,7−ヘプチレン、
2,4−ヘプチレン、2−メチル−2,4−ペンチレ
ン、2−エチル−1,3−ヘキシレン、1,8−オクチ
レン、1,9−ノニレン、1,10−デシレン、1,2
−シクロペンチレン、1,2−シクロヘキシレン、1,
4−シクロヘキシレン、2,2−ジメチル−1,3−プ
ロピレン、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロピレ
ンなどを包含する。さらに好ましくは、Rはアルキレン
基から選択される。一具体例として、Rは約5〜10
個、特に約7〜約10個の炭素原子を含有する。Rの特
に有用な例は2,6−ジメチルヘプチレンである。
【0009】両方のzは1であってよいが、1個だけの
zが1に等しく且つ他方が0に等しいことが好ましい。
一具体例において、xとyの合計(又は1個だけのzが
1に等しい場合にxとyの合計)は10以上であり、好
ましくは約20を超えない。他の具体例においては、x
とyの合計(又は1個だけのzが1に等しい場合にxと
yの合計)は約3から約12の範囲にある。前記の式に
おいて、エトキシ基及びプロポキシ基は、エトキシ基の
ブロック、次いでプロポキシ基のブロックの繰返しとし
て又はその逆として示される。しかし、個々のエトキシ
基及びプロポキシ基はアルコキシル化物の鎖に沿ってラ
ンダムな位置に起こり得ることを理解されたい。
zが1に等しく且つ他方が0に等しいことが好ましい。
一具体例において、xとyの合計(又は1個だけのzが
1に等しい場合にxとyの合計)は10以上であり、好
ましくは約20を超えない。他の具体例においては、x
とyの合計(又は1個だけのzが1に等しい場合にxと
yの合計)は約3から約12の範囲にある。前記の式に
おいて、エトキシ基及びプロポキシ基は、エトキシ基の
ブロック、次いでプロポキシ基のブロックの繰返しとし
て又はその逆として示される。しかし、個々のエトキシ
基及びプロポキシ基はアルコキシル化物の鎖に沿ってラ
ンダムな位置に起こり得ることを理解されたい。
【0010】特に有用なアルコキシル化物は次式
【化8】 を有する。
【0011】本発明のアルコキシル化物は、慣用の周知
の技術を使用して製造することができる。例えば、エチ
レンオキシド及び(又は)プロピレンオキシドを触媒物
質、例えばBF3 及び(又は)水酸化カリウムなどの存
在下にモノヒドロキシアルコール又はジヒドロキシアル
コール(これから所望のR基が得られる)と反応させて
所望のアルコキシル化物を生成させることができる。こ
の反応は、溶媒、例えばトルエン、キシレン、クロルベ
ンゼン、グリムなどの存在下に行うことができる。約2
0℃〜約210℃、好ましくは約80℃〜約140℃の
範囲の温度及び約0.5時間又はそれ以下から約20時
間、好ましくは約1時間〜約6時間の範囲の反応時間が
しばしば適切である。この付加反応を触媒させ又は促進
させるのに使用できる触媒物質は、例えば、水酸化アル
カリ金属、水素化アルカリ金属、水酸化アルカリ土金
属、水素化アルカリ土金属など及びそれらの混合物が含
まれる。有用な触媒物質の特定の例は、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウム、BF3 など及びこれらの混
合物が含まれる。
の技術を使用して製造することができる。例えば、エチ
レンオキシド及び(又は)プロピレンオキシドを触媒物
質、例えばBF3 及び(又は)水酸化カリウムなどの存
在下にモノヒドロキシアルコール又はジヒドロキシアル
コール(これから所望のR基が得られる)と反応させて
所望のアルコキシル化物を生成させることができる。こ
の反応は、溶媒、例えばトルエン、キシレン、クロルベ
ンゼン、グリムなどの存在下に行うことができる。約2
0℃〜約210℃、好ましくは約80℃〜約140℃の
範囲の温度及び約0.5時間又はそれ以下から約20時
間、好ましくは約1時間〜約6時間の範囲の反応時間が
しばしば適切である。この付加反応を触媒させ又は促進
させるのに使用できる触媒物質は、例えば、水酸化アル
カリ金属、水素化アルカリ金属、水酸化アルカリ土金
属、水素化アルカリ土金属など及びそれらの混合物が含
まれる。有用な触媒物質の特定の例は、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウム、BF3 など及びこれらの混
合物が含まれる。
【0012】反応後、アルコキシル化物は溶媒及び(又
は)未反応反応体及び(又は)触媒から回収することが
できる。例えば、溶媒及びその他の物質は、あるとすれ
ば、アルコキシル化物生成物からストリッピングにより
除去することができる。また、触媒は例えば、酸性成
分、例えば酢酸、燐酸などを添加することにより失活さ
せ又は中和することができる。アルコキシル化物生成物
を回収又は精製するために一つ以上の他の慣用技術、例
えば抽出、蒸留、ろ過、遠心分離などを使用することが
できる。
は)未反応反応体及び(又は)触媒から回収することが
できる。例えば、溶媒及びその他の物質は、あるとすれ
ば、アルコキシル化物生成物からストリッピングにより
除去することができる。また、触媒は例えば、酸性成
分、例えば酢酸、燐酸などを添加することにより失活さ
せ又は中和することができる。アルコキシル化物生成物
を回収又は精製するために一つ以上の他の慣用技術、例
えば抽出、蒸留、ろ過、遠心分離などを使用することが
できる。
【0013】本発明のアルコキシル化物は、硬質表面、
例えばガラス、有機重合体材料、金属、セラミック、そ
の他の無機表面、例えば壁板のような表面及び類似の表
面から異物又は汚れを洗浄するための洗浄用組成物並び
に洗浄方法に有用であることが見出された。本発明の有
用なアルコキシル化物は、このような洗浄用組成物にお
いて異物の溶媒としても界面活性剤としても有効である
ことがわかった。従って、本発明の有用なアルコキシル
化物の少なくとも1種が除去された異物の少なくとも一
部を可溶化させるのに有効な量で洗浄用組成物に使用さ
れたときは、このようなような量のアルコキシル化物は
洗浄用組成物において界面活性剤として作用させるのに
有効でもある。換言すれば、溶媒として有効な量の1種
以上の本発明のアルコキシル化物を使用すれば、有効な
洗浄用組成物が得られる。このような組成物は、1種以
上の他の、例えば慣用の界面活性剤の添加によっては、
例えば洗浄有効性の点で、実質上改善されないものであ
る。従って、一具体例において、本発明の組成物は、こ
こで記載のアルコキシル化物以外の1種以上の界面活性
剤を実質上含まないのである。
例えばガラス、有機重合体材料、金属、セラミック、そ
の他の無機表面、例えば壁板のような表面及び類似の表
面から異物又は汚れを洗浄するための洗浄用組成物並び
に洗浄方法に有用であることが見出された。本発明の有
用なアルコキシル化物は、このような洗浄用組成物にお
いて異物の溶媒としても界面活性剤としても有効である
ことがわかった。従って、本発明の有用なアルコキシル
化物の少なくとも1種が除去された異物の少なくとも一
部を可溶化させるのに有効な量で洗浄用組成物に使用さ
れたときは、このようなような量のアルコキシル化物は
洗浄用組成物において界面活性剤として作用させるのに
有効でもある。換言すれば、溶媒として有効な量の1種
以上の本発明のアルコキシル化物を使用すれば、有効な
洗浄用組成物が得られる。このような組成物は、1種以
上の他の、例えば慣用の界面活性剤の添加によっては、
例えば洗浄有効性の点で、実質上改善されないものであ
る。従って、一具体例において、本発明の組成物は、こ
こで記載のアルコキシル化物以外の1種以上の界面活性
剤を実質上含まないのである。
【0014】本発明の洗浄用組成物は、好ましくは少な
くとも2重量%のアルコキシル化物を含有する。この量
は、硬質表面洗浄用組成物に慣用的に含有される界面活
性剤よりも相当に過剰である。一具体例として、5重量
%以上の1種又はそれ以上のこの種のアルコキシル化物
が本発明の洗浄用組成物に含有される。
くとも2重量%のアルコキシル化物を含有する。この量
は、硬質表面洗浄用組成物に慣用的に含有される界面活
性剤よりも相当に過剰である。一具体例として、5重量
%以上の1種又はそれ以上のこの種のアルコキシル化物
が本発明の洗浄用組成物に含有される。
【0015】本発明の洗浄用組成物は、しばしば、活性
成分のためのキャリアー、特に液体キャリアーを含有す
る。好適な液体キャリアーのどれも、それが洗浄すべき
表面に大きな有害な効果を及ぼさないことを条件とし
て、使用することができる。このようなキャリアーは、
好ましくは水を含む。さらに好ましくは、組成物の過半
量は水である。特に有用な具体例においては、本発明の
組成物中ののアルコキシル化物は、22℃において及び
(又は)組成物の使用条件において組成物の水に可溶で
あるか又は少なくとも分散性である。さらに好ましく
は、本発明の組成物の成分の実質上全部が22℃におい
て及び(又は)使用条件において液体キャリアーに可溶
性であるか又は少なくとも分散性である。この特色によ
り、洗浄用組成物は容易に且つ有効に輸送され、貯蔵さ
れ、使用される均質な液体とされる。
成分のためのキャリアー、特に液体キャリアーを含有す
る。好適な液体キャリアーのどれも、それが洗浄すべき
表面に大きな有害な効果を及ぼさないことを条件とし
て、使用することができる。このようなキャリアーは、
好ましくは水を含む。さらに好ましくは、組成物の過半
量は水である。特に有用な具体例においては、本発明の
組成物中ののアルコキシル化物は、22℃において及び
(又は)組成物の使用条件において組成物の水に可溶で
あるか又は少なくとも分散性である。さらに好ましく
は、本発明の組成物の成分の実質上全部が22℃におい
て及び(又は)使用条件において液体キャリアーに可溶
性であるか又は少なくとも分散性である。この特色によ
り、洗浄用組成物は容易に且つ有効に輸送され、貯蔵さ
れ、使用される均質な液体とされる。
【0016】本発明の洗浄用組成物は、1種以上の追加
の溶媒成分を含有できる。このような成分は、例えば下
記の機能の一つを達成するように、即ち、汚れた表面か
ら油性又はグリース様の汚れを放出させるのを促進さ
せ、このような放出された油性又はグリース様の汚れを
可溶化させるのを少なくとも助けるように作用し、また
すすぎ助剤として、即ち洗浄された表面上に実質上条を
残さないすすぎを達成するのを助けるように作用する。
有用な追加の溶媒成分の例としては、エチレングリコー
ルブチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテルなどの
グリコールエーテル及びこれらの混合物並びに特にイソ
プロピルアルコールのようなアルコールが含まれる。こ
のような追加の溶媒成分は、使用する場合には、好まし
くは、本発明の組成物に、本明細書で記載のように溶媒
として作用するのに有効な量で、さらに好ましくは組成
物の少なくとも約2重量%、最も好ましくは組成物の少
なくとも約5重量%の量で含有される。
の溶媒成分を含有できる。このような成分は、例えば下
記の機能の一つを達成するように、即ち、汚れた表面か
ら油性又はグリース様の汚れを放出させるのを促進さ
せ、このような放出された油性又はグリース様の汚れを
可溶化させるのを少なくとも助けるように作用し、また
すすぎ助剤として、即ち洗浄された表面上に実質上条を
残さないすすぎを達成するのを助けるように作用する。
有用な追加の溶媒成分の例としては、エチレングリコー
ルブチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテルなどの
グリコールエーテル及びこれらの混合物並びに特にイソ
プロピルアルコールのようなアルコールが含まれる。こ
のような追加の溶媒成分は、使用する場合には、好まし
くは、本発明の組成物に、本明細書で記載のように溶媒
として作用するのに有効な量で、さらに好ましくは組成
物の少なくとも約2重量%、最も好ましくは組成物の少
なくとも約5重量%の量で含有される。
【0017】さらに、本発明の洗浄用組成物は、1種以
上のビルダー成分を含有することができる。このような
ビルダー成分は、その多くが硬質表面洗浄用組成物の分
野で慣用されており且つ周知であって、例えば下記の機
能の少なくとも一つを達成するように、即ち、水の硬度
の原因となる金属イオンを不活性化させ、汚れの放出を
助け、汚れを洗浄用組成物中に懸濁させるのを助け、洗
浄用組成物にアルカリ性度(このアルカリ性度は組成物
の洗浄能力を高めるように働く)を提供するように作用
する。有用なビルダー成分の例としては、ピロリン酸四
カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、リン酸三ナトリウム、珪酸ナトリウム、クエン酸ナ
トリウムなど及びこれらの混合物が含まれる。このよう
なビルダー成分は、本発明の組成物中に本明細書に記載
の通りにビルダー成分として作用するのに有効な量で存
在する。好ましくは、本発明の組成物は、1種以上のビ
ルダー成分を全組成物の約0.5重量%又はそれ以下か
ら約10重量%又はそれ以上の範囲、さらに好ましくは
約1重量%〜約8重量%の範囲の量で含有する。
上のビルダー成分を含有することができる。このような
ビルダー成分は、その多くが硬質表面洗浄用組成物の分
野で慣用されており且つ周知であって、例えば下記の機
能の少なくとも一つを達成するように、即ち、水の硬度
の原因となる金属イオンを不活性化させ、汚れの放出を
助け、汚れを洗浄用組成物中に懸濁させるのを助け、洗
浄用組成物にアルカリ性度(このアルカリ性度は組成物
の洗浄能力を高めるように働く)を提供するように作用
する。有用なビルダー成分の例としては、ピロリン酸四
カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、リン酸三ナトリウム、珪酸ナトリウム、クエン酸ナ
トリウムなど及びこれらの混合物が含まれる。このよう
なビルダー成分は、本発明の組成物中に本明細書に記載
の通りにビルダー成分として作用するのに有効な量で存
在する。好ましくは、本発明の組成物は、1種以上のビ
ルダー成分を全組成物の約0.5重量%又はそれ以下か
ら約10重量%又はそれ以上の範囲、さらに好ましくは
約1重量%〜約8重量%の範囲の量で含有する。
【0018】本発明の有用なアルコキシル化物がある種
の界面活性剤特性を有するとしても、ある種の具体例で
は、1種以上の追加の界面活性剤又は表面活性剤を含有
するのが望ましいであろう。本発明の洗浄用組成物にお
ける界面活性剤は、例えば下記の機能の少なくとも一つ
を達成するように、即ち、汚れた表面を湿潤させ、洗浄
用組成物中に汚れの放出を行なわせ、除去されたよごれ
を洗浄用組成物中に懸濁させるのを少なくとも助け、向
上したすすぎ、即ち清浄で条を残さないすすぎを与える
ように作用する。本発明の組成物に使用される追加の界
面活性剤は非イオン系、陰イオン系又は陽イオン系であ
ってよい。陽イオン系の物質は消毒用の洗浄用組成物に
使用することができる。多くの界面活性剤が硬質表面の
洗浄用組成物に慣用されている。
の界面活性剤特性を有するとしても、ある種の具体例で
は、1種以上の追加の界面活性剤又は表面活性剤を含有
するのが望ましいであろう。本発明の洗浄用組成物にお
ける界面活性剤は、例えば下記の機能の少なくとも一つ
を達成するように、即ち、汚れた表面を湿潤させ、洗浄
用組成物中に汚れの放出を行なわせ、除去されたよごれ
を洗浄用組成物中に懸濁させるのを少なくとも助け、向
上したすすぎ、即ち清浄で条を残さないすすぎを与える
ように作用する。本発明の組成物に使用される追加の界
面活性剤は非イオン系、陰イオン系又は陽イオン系であ
ってよい。陽イオン系の物質は消毒用の洗浄用組成物に
使用することができる。多くの界面活性剤が硬質表面の
洗浄用組成物に慣用されている。
【0019】このような追加の界面活性剤のいずれも、
それが本発明の組成物の他の成分の機能を大きく妨害せ
ず又は本発明の組成物の総合的な機能を妨害しない限
り、本発明の組成物に使用することができる。有用な追
加の界面活性剤の特定の例は、ノニルフェノールエトキ
シル化物、オクチルフェノールエトキシル化物、第二ア
ルコールエトキシル化物、第一アルコールエトキシル化
物、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、アルコール硫酸
塩、アルコールエトキシ硫酸塩など又はこれらの混合物
を包含する。このような追加の界面活性剤は比較的少量
で存在する。このような追加の界面活性剤は、本明細書
で記載のように界面活性剤として作用するのに有効な量
で存在させるべきである。もちろん、このような界面活
性剤は、例えば、上記のような界面活性剤の機能の少な
くとも一つを達成するのに有効な量で存在させるべきで
ある。特に、このような界面活性剤は、しばしば、全組
成物の約1重量%以下の範囲の量で存在する。
それが本発明の組成物の他の成分の機能を大きく妨害せ
ず又は本発明の組成物の総合的な機能を妨害しない限
り、本発明の組成物に使用することができる。有用な追
加の界面活性剤の特定の例は、ノニルフェノールエトキ
シル化物、オクチルフェノールエトキシル化物、第二ア
ルコールエトキシル化物、第一アルコールエトキシル化
物、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、アルコール硫酸
塩、アルコールエトキシ硫酸塩など又はこれらの混合物
を包含する。このような追加の界面活性剤は比較的少量
で存在する。このような追加の界面活性剤は、本明細書
で記載のように界面活性剤として作用するのに有効な量
で存在させるべきである。もちろん、このような界面活
性剤は、例えば、上記のような界面活性剤の機能の少な
くとも一つを達成するのに有効な量で存在させるべきで
ある。特に、このような界面活性剤は、しばしば、全組
成物の約1重量%以下の範囲の量で存在する。
【0020】本発明の洗浄用組成物は、追加の成分、例
えば、類似の用途に使用される洗浄用組成物に慣用され
ているものを含有することができる。このような追加の
成分の例は、染料、香料、消毒剤、pH調節剤、消泡
剤、殺細菌剤、殺菌剤、白かび防止剤、保存剤などを包
含する。このような追加成分は、所望の特性を提供する
のに有効な量で含有される。このような量は、例えば、
類似の用途のための洗浄用組成物に慣用的に含有される
この種の追加成分の量に実質上類似していてもよい。も
ちろん、このような追加成分は、洗浄用組成物の他の成
分と相溶性であるように選定されなければならない。本
発明の洗浄用組成物は、関係するこの種の洗浄用組成物
を製造するのに一般に使用されている技術を使用して製
造することができる。例えば、所望の組成物を得るよう
に成分を所望の割合で混合しながら配合することができ
る。
えば、類似の用途に使用される洗浄用組成物に慣用され
ているものを含有することができる。このような追加の
成分の例は、染料、香料、消毒剤、pH調節剤、消泡
剤、殺細菌剤、殺菌剤、白かび防止剤、保存剤などを包
含する。このような追加成分は、所望の特性を提供する
のに有効な量で含有される。このような量は、例えば、
類似の用途のための洗浄用組成物に慣用的に含有される
この種の追加成分の量に実質上類似していてもよい。も
ちろん、このような追加成分は、洗浄用組成物の他の成
分と相溶性であるように選定されなければならない。本
発明の洗浄用組成物は、関係するこの種の洗浄用組成物
を製造するのに一般に使用されている技術を使用して製
造することができる。例えば、所望の組成物を得るよう
に成分を所望の割合で混合しながら配合することができ
る。
【0021】本発明の洗浄用組成物は、洗浄用組成物、
例えば孔質表面洗浄用組成物が慣用されている態様と類
似の態様で使用される。しかして、洗浄すべき表面がそ
の表面から異物を除去するのに有効な条件で洗浄用組成
物と接触される。洗浄すべき表面は一定量の洗浄用組成
物中に浸漬することができる。別法として、一定量の洗
浄用組成物を洗浄すべき表面に適用する、例えば噴霧又
は注下することができる。表面から異物を除去するため
には摩擦又はその他の機械的作用が有用であろう。この
接触の後、表面は、例えば、表面からどんな残留異物も
洗浄用組成物も除去するように水ですすぐことができ
る。
例えば孔質表面洗浄用組成物が慣用されている態様と類
似の態様で使用される。しかして、洗浄すべき表面がそ
の表面から異物を除去するのに有効な条件で洗浄用組成
物と接触される。洗浄すべき表面は一定量の洗浄用組成
物中に浸漬することができる。別法として、一定量の洗
浄用組成物を洗浄すべき表面に適用する、例えば噴霧又
は注下することができる。表面から異物を除去するため
には摩擦又はその他の機械的作用が有用であろう。この
接触の後、表面は、例えば、表面からどんな残留異物も
洗浄用組成物も除去するように水ですすぐことができ
る。
【0022】
【実施例】下記の実施例は本発明のある種の局面を例示
するものであって、本発明を制限するものではない。
するものであって、本発明を制限するものではない。
【0023】実施例1〜8 2,6−ジメチルヘプタン−4−オールを適当な量のエ
チレンオキシド又はエチレンオキシドとプロピレンオキ
シドとの混合物と反応させることにより一連の4種のエ
トキシル化又はエトキシル化−プロポキシル化生成物を
製造した。エトキシル化物は、触媒として三弗化硼素を
使用して先ず3〜5モルのエチレンオキシドと反応させ
るようにすることにより製造した。エトキシル化は水酸
化カリウム触媒を使用して完了させた。混合エトキシル
化−プロポキシル化生成物はずっと水酸化カリウム触媒
を使用して製造した。BF3 を触媒として使用すると反
応温度は60℃から100℃に変化したが、KOHを触
媒として使用すると反応温度は140℃であった。反応
時間は所望のアルコキシル化度を得るように制御した。
混合エトキシル化−プロポキシル化生成物は、プロポキ
シ基の「ブロック」とこれに続くエトキシ基の「ブロッ
ク」を含有した。換言すれば、プロポキシ基が続いて位
置し又は結合し、そしてエトキシ基が続いて位置し又は
結合し、プロピレンオキシド基が反応してからエチレン
オキシド基が反応していた。反応後に、触媒を酢酸で中
和した。これらの4種のアルコキシル化生成物を使用し
て、一連の8種の組成物を製造した。組成物の4種(実
施例1〜4)は95重量%の水及び5重量%のアルコキ
シル化生成物の異なるもの一つを含有した。たの4種の
組成物(実施例5〜8)は95重量%の水、0.83重
量%の慣用の第一アルコールエトキシル化物界面活性剤
(ユニオン・カーバイド・ケミカルズ・アンド・プラス
チックス・カンパニー社により商品名「TERGITOL 24-L-
6ON 」として以前販売されていた)及び4.17重量%
のアルコキシル化生成物の異なるもの一つを含有した。
また、2種の対照例組成物も処方した。対照例Iは、9
5重量%の水及び5重量%の慣用の洗浄用組成物の溶媒
であるジエチレングリコールブチルエーテルを含有し
た。対照例IIは、95重量%の水、0.83重量%の上
記慣用の界面活性剤及び4.17重量%のジエチレング
リコールブチルエーテルを含有した。これらの10種の
組成物を下記の操作を使用して洗浄効率について試験し
た。
チレンオキシド又はエチレンオキシドとプロピレンオキ
シドとの混合物と反応させることにより一連の4種のエ
トキシル化又はエトキシル化−プロポキシル化生成物を
製造した。エトキシル化物は、触媒として三弗化硼素を
使用して先ず3〜5モルのエチレンオキシドと反応させ
るようにすることにより製造した。エトキシル化は水酸
化カリウム触媒を使用して完了させた。混合エトキシル
化−プロポキシル化生成物はずっと水酸化カリウム触媒
を使用して製造した。BF3 を触媒として使用すると反
応温度は60℃から100℃に変化したが、KOHを触
媒として使用すると反応温度は140℃であった。反応
時間は所望のアルコキシル化度を得るように制御した。
混合エトキシル化−プロポキシル化生成物は、プロポキ
シ基の「ブロック」とこれに続くエトキシ基の「ブロッ
ク」を含有した。換言すれば、プロポキシ基が続いて位
置し又は結合し、そしてエトキシ基が続いて位置し又は
結合し、プロピレンオキシド基が反応してからエチレン
オキシド基が反応していた。反応後に、触媒を酢酸で中
和した。これらの4種のアルコキシル化生成物を使用し
て、一連の8種の組成物を製造した。組成物の4種(実
施例1〜4)は95重量%の水及び5重量%のアルコキ
シル化生成物の異なるもの一つを含有した。たの4種の
組成物(実施例5〜8)は95重量%の水、0.83重
量%の慣用の第一アルコールエトキシル化物界面活性剤
(ユニオン・カーバイド・ケミカルズ・アンド・プラス
チックス・カンパニー社により商品名「TERGITOL 24-L-
6ON 」として以前販売されていた)及び4.17重量%
のアルコキシル化生成物の異なるもの一つを含有した。
また、2種の対照例組成物も処方した。対照例Iは、9
5重量%の水及び5重量%の慣用の洗浄用組成物の溶媒
であるジエチレングリコールブチルエーテルを含有し
た。対照例IIは、95重量%の水、0.83重量%の上
記慣用の界面活性剤及び4.17重量%のジエチレング
リコールブチルエーテルを含有した。これらの10種の
組成物を下記の操作を使用して洗浄効率について試験し
た。
【0024】A.汚染用組成物の調製 1.下記の成分を特定した量で広口の8オンスの瓶に入
れる。成分 重量(g) 脱臭ケロシン 20.0 ストッダード溶剤 20.0 鉱油 1.0 水素化植物ショートニング 1.0 カーボンブラック 0.2 金属系褐色顔料 9.8 「バンデイブラック」粘土 10.0 モーター油ベース 1.0 (100Sus、中性) 2.成分を十分に混合する。ショートニングオイルを電
子オーブンでほぼ1分間十分に溶融してから瓶に入れ
る。汚染用混合物はタイルを汚しながら撹拌すべきであ
る。なぜならば、汚染用混合物は素早く分離するからで
ある。 3.汚染用混合物を調製してから1時間以内に使用す
る。B.汚染操作 1.タイル(CSMA白色固体ビニルタイル、各1/8 i
n×3in×3in)をヘプタン中に5分間浸漬するこ
とよりタイルから工場仕上げ剤を除去する。浸漬中は仕
上げ剤の除去を促進させるためにタイルを布で拭う。ヘ
プタン溶媒は毎日又は16枚のタイルをそれぞれセット
した後に交換する。 2.タイルを棚で少なくとも10分間風乾する。 3.ガードナーウエット30擦過試験機の洗浄トレイに
試験タイルを位置させる。この試験機は、中央の底部が
3in×3in平方の切り抜きを有する厚みが1/8 のイ
ンサートを備えたステンレス鋼製トレイと組み合わせて
使用するように順応される。これらのインサートはタイ
ルを同一表面にするように保持するために使用される。 4.金属ホルダーにウッドブロックを装入し、ブロック
の下にスチールウールパッドを針金で固定する。スチー
ルウールは毎日又はほぼ16枚のタイルを汚した後に交
換する。新しいスチールウールパッドは2枚のタイルに
ついては段階3〜5を完了させることによりコンデショ
ニングする。 5.タイル上に10滴の汚染用混合物を置き、小さい塗
料用ブラシで拡げ(1/4 inの塗料ブラシでほぼ20行
程)、装置を10行程(5サイクル)作働させる。タイ
ルを90°回転させ、5滴の汚染用混合物を付着させ、
ブラシで拡げ、装置を10行程作働させる。この順序
(回転、5滴の汚染用混合物の付着など)を再度2回繰
り返す。 6.すべてのタイルについて段階3〜5を繰り返す。タ
イルのセットの間のインサートから過剰の汚れを拭き取
る。 7.試験タイルを少なくとも1時間乾燥させる。タイル
を105℃のオーブンに20分間入れる。試験タイルを
少なくとも2時間さらに乾燥し冷却させる。 8.化粧用品質のテイッシュペーパーを使用して、ゆる
い汚れの全てを拭き取る。各タイルにつき新しいテイッ
シュを使用する。 9.カラーガードシステム1000色彩計を使用して、
各汚れたタイルの反射率を測定する。各タイル上の異な
った位置で4回読み取りを行ない、平均する。1976
年CIE国際カラースケールを使用する汚れたタイルの
「Y」値の読みは16〜19の範囲内にされなければな
らない。測定の度ごとに色彩計を標準物で較正する。蛍
光は排除すべきである。工場仕上げ剤を除去した(上記
1.)後の風乾したタイルについてこの9.で概略した
手順を使用して、汚染させる前のタイルの反射率を測定
する。C.洗浄力の評価 1.スポンジを温かい水道水の下を走らせるとともに絞
りながら予備コンデショニングする。実質上乾くまで絞
り出す。 2.2枚の汚れたタイルをインサートを使用して装置の
トレイの中心に置く。予備コンデショニングしたスポン
ジをホルダーに入れる。200mlの被検組成物を各ト
レイに注ぎ、5分間浸透させる。 3.装置を5サイクル作働させる。タイルを90°回転
させる。操作3を合計で40行程(20サイクル)とな
るよにさらに繰り返す。タイルを冷たい水道水の流れの
下ですすぎ、排水し、風乾させる。 4.トレイの中の組成物を捨て、トレイとスポンジをす
すぐ。スポンジを実質上乾くまで絞り出す。 5.同じスポンジを使用して、2枚の追加の汚れたタイ
ルについて段階2〜4を繰り返す。 6.各被検組成物について段階1〜5を繰り返す。 7.各洗浄されたタイルの反射率を、新たに汚されたタ
イルについて使用した方法と類似の方法で測定する。各
タイルについての4回の読みを平均する。汚れ除去率%
は、次式: 汚れ除去率={(A−B)/(C−B)}×100 に基づいて決定される。ここで、A=洗浄後の汚れたタ
イルの反射率、B=洗浄前の汚れたタイルの反射率、C
=汚染前のタイルの反射率。
れる。成分 重量(g) 脱臭ケロシン 20.0 ストッダード溶剤 20.0 鉱油 1.0 水素化植物ショートニング 1.0 カーボンブラック 0.2 金属系褐色顔料 9.8 「バンデイブラック」粘土 10.0 モーター油ベース 1.0 (100Sus、中性) 2.成分を十分に混合する。ショートニングオイルを電
子オーブンでほぼ1分間十分に溶融してから瓶に入れ
る。汚染用混合物はタイルを汚しながら撹拌すべきであ
る。なぜならば、汚染用混合物は素早く分離するからで
ある。 3.汚染用混合物を調製してから1時間以内に使用す
る。B.汚染操作 1.タイル(CSMA白色固体ビニルタイル、各1/8 i
n×3in×3in)をヘプタン中に5分間浸漬するこ
とよりタイルから工場仕上げ剤を除去する。浸漬中は仕
上げ剤の除去を促進させるためにタイルを布で拭う。ヘ
プタン溶媒は毎日又は16枚のタイルをそれぞれセット
した後に交換する。 2.タイルを棚で少なくとも10分間風乾する。 3.ガードナーウエット30擦過試験機の洗浄トレイに
試験タイルを位置させる。この試験機は、中央の底部が
3in×3in平方の切り抜きを有する厚みが1/8 のイ
ンサートを備えたステンレス鋼製トレイと組み合わせて
使用するように順応される。これらのインサートはタイ
ルを同一表面にするように保持するために使用される。 4.金属ホルダーにウッドブロックを装入し、ブロック
の下にスチールウールパッドを針金で固定する。スチー
ルウールは毎日又はほぼ16枚のタイルを汚した後に交
換する。新しいスチールウールパッドは2枚のタイルに
ついては段階3〜5を完了させることによりコンデショ
ニングする。 5.タイル上に10滴の汚染用混合物を置き、小さい塗
料用ブラシで拡げ(1/4 inの塗料ブラシでほぼ20行
程)、装置を10行程(5サイクル)作働させる。タイ
ルを90°回転させ、5滴の汚染用混合物を付着させ、
ブラシで拡げ、装置を10行程作働させる。この順序
(回転、5滴の汚染用混合物の付着など)を再度2回繰
り返す。 6.すべてのタイルについて段階3〜5を繰り返す。タ
イルのセットの間のインサートから過剰の汚れを拭き取
る。 7.試験タイルを少なくとも1時間乾燥させる。タイル
を105℃のオーブンに20分間入れる。試験タイルを
少なくとも2時間さらに乾燥し冷却させる。 8.化粧用品質のテイッシュペーパーを使用して、ゆる
い汚れの全てを拭き取る。各タイルにつき新しいテイッ
シュを使用する。 9.カラーガードシステム1000色彩計を使用して、
各汚れたタイルの反射率を測定する。各タイル上の異な
った位置で4回読み取りを行ない、平均する。1976
年CIE国際カラースケールを使用する汚れたタイルの
「Y」値の読みは16〜19の範囲内にされなければな
らない。測定の度ごとに色彩計を標準物で較正する。蛍
光は排除すべきである。工場仕上げ剤を除去した(上記
1.)後の風乾したタイルについてこの9.で概略した
手順を使用して、汚染させる前のタイルの反射率を測定
する。C.洗浄力の評価 1.スポンジを温かい水道水の下を走らせるとともに絞
りながら予備コンデショニングする。実質上乾くまで絞
り出す。 2.2枚の汚れたタイルをインサートを使用して装置の
トレイの中心に置く。予備コンデショニングしたスポン
ジをホルダーに入れる。200mlの被検組成物を各ト
レイに注ぎ、5分間浸透させる。 3.装置を5サイクル作働させる。タイルを90°回転
させる。操作3を合計で40行程(20サイクル)とな
るよにさらに繰り返す。タイルを冷たい水道水の流れの
下ですすぎ、排水し、風乾させる。 4.トレイの中の組成物を捨て、トレイとスポンジをす
すぐ。スポンジを実質上乾くまで絞り出す。 5.同じスポンジを使用して、2枚の追加の汚れたタイ
ルについて段階2〜4を繰り返す。 6.各被検組成物について段階1〜5を繰り返す。 7.各洗浄されたタイルの反射率を、新たに汚されたタ
イルについて使用した方法と類似の方法で測定する。各
タイルについての4回の読みを平均する。汚れ除去率%
は、次式: 汚れ除去率={(A−B)/(C−B)}×100 に基づいて決定される。ここで、A=洗浄後の汚れたタ
イルの反射率、B=洗浄前の汚れたタイルの反射率、C
=汚染前のタイルの反射率。
【0025】この試験操作を使用して得られた、10種
の被検組成物についての洗浄効率の結果は次の通りであ
った。実施例 (1) 汚れ除去率% 標準化 対照例I 12.31 ±0.72 1.00 1(6.5PO/6.9EO) 45.06 ±0.06 3.66 2(6.5PO/12EO) 40.02 ±0.03 3.25 3(7.3EO) 44.38 ±0.23 3.61 4(7.2EO) 44.37 ±0.46 3.60 対照例II 38.40 ±0.93 1.00 5(6.5PO/6.9EO) 46.55 ±1.39 1.21 6(6.5PO/12EO) 40.52 ±2.50 1.06 7(7.3EO) 44.56 ±0.37 1.16 8(7.2EO) 44.50 ±1.03 1.16 注 (1):PO/EO又はEOは問題の組成物に使用した
2,6−ジメチルヘプタン−4−オールの特定のアルコ
キシル化物に関わる。従って、例えば実施例1及び5に
使用したアルコキシル化物(個々のアルコキシル化物の
混合物)は平均して6.5個のプロポキシ単位及び平均
して6.9個のエトキシ単位を含むが、実施例3及び7
に使用したアルコキシル化物はプロポキシ単位を含ま
ず、そして平均して7.3個のエトキシ単位を含む。実
施例1〜4を対照例Iと比較すれば、5重量%の本発明
の有用なアルコキシル化物を含有する組成物の全ては、
慣用の溶媒を含有するがアルコキシル化物を含有しない
対照例Iよりも少なくとも3倍良好に洗浄させる。実施
例1と5を、2と6を、そして3と7をそれぞれ比較す
ると、アルコキシル化物含有組成物の洗浄効率は、界面
活性剤の添加により実質上不変であるか又は影響されな
い。さらに、界面活性剤を含有しない組成物1〜4は、
界面活性剤を含有する対照例IIよりも効率的に洗浄させ
る。
の被検組成物についての洗浄効率の結果は次の通りであ
った。実施例 (1) 汚れ除去率% 標準化 対照例I 12.31 ±0.72 1.00 1(6.5PO/6.9EO) 45.06 ±0.06 3.66 2(6.5PO/12EO) 40.02 ±0.03 3.25 3(7.3EO) 44.38 ±0.23 3.61 4(7.2EO) 44.37 ±0.46 3.60 対照例II 38.40 ±0.93 1.00 5(6.5PO/6.9EO) 46.55 ±1.39 1.21 6(6.5PO/12EO) 40.52 ±2.50 1.06 7(7.3EO) 44.56 ±0.37 1.16 8(7.2EO) 44.50 ±1.03 1.16 注 (1):PO/EO又はEOは問題の組成物に使用した
2,6−ジメチルヘプタン−4−オールの特定のアルコ
キシル化物に関わる。従って、例えば実施例1及び5に
使用したアルコキシル化物(個々のアルコキシル化物の
混合物)は平均して6.5個のプロポキシ単位及び平均
して6.9個のエトキシ単位を含むが、実施例3及び7
に使用したアルコキシル化物はプロポキシ単位を含ま
ず、そして平均して7.3個のエトキシ単位を含む。実
施例1〜4を対照例Iと比較すれば、5重量%の本発明
の有用なアルコキシル化物を含有する組成物の全ては、
慣用の溶媒を含有するがアルコキシル化物を含有しない
対照例Iよりも少なくとも3倍良好に洗浄させる。実施
例1と5を、2と6を、そして3と7をそれぞれ比較す
ると、アルコキシル化物含有組成物の洗浄効率は、界面
活性剤の添加により実質上不変であるか又は影響されな
い。さらに、界面活性剤を含有しない組成物1〜4は、
界面活性剤を含有する対照例IIよりも効率的に洗浄させ
る。
【0026】実施例9〜16 実施例1〜8に概説した操作方法に一般的に従うが、但
しエトキシル化中ずっと水酸化カリウムを触媒として使
用することを除いて、別の一連の4種のエトキシル化物
を製造した。これらの4種のエトキシル化生成物を使用
して、一連の8種の組成物を調製した。組成物のうちの
4種(実施例9〜12)は95重量%の水及び5重量%
のエトキシル化生成物の異なるもの一つを含有した。他
の4種の組成物(実施例13〜16)は95重量%の
水、0.83重量%の慣用のノニルフェノールポリエチ
レングリコールエーテル界面活性剤(ユニオン・カーバ
イド・ケミカルズ・アンド・プラスチックス・カンパニ
ー社により商品名「TERGITOL NP-9」として販売されて
いる)及び4.17重量%のエトキシル化生成物の異な
るもの一つを含有した。また、4種の対照例組成物も処
方した。対照例III 及びIVは95重量%の水及び慣用の
洗浄用組成物の溶媒であるエチレングリコールブチルエ
ーテルを含有した。対照例V及びVIは95重量%の水、
0.83重量%の上記慣用の界面活性剤及び4.17重
量%のエチレングリコールブチルエーテルを含有した。
これらの12種の組成物のそれぞれを実施例1〜8に概
説した試験操作方法に従って洗浄効率について試験し
た。これらの試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 9 (5.3EO) 36.32 ±2.81 10(7.4EO) 36.85 ±1.61 対照例III 12.03 ±0.82 11(9.2EO) 32.43 ±0.98 12(12.8EO) 32.60 ±1.87 対照例IV 11.71 ±0.29 13(5.3EO) 45.70 ±2.14 14(7.4EO) 46.01 ±1.73 対掌例V 43.21 ±1.31 15(9.2EO) 48.75 ±2.82 16(7.4EO) 52.28 ±0.44 対照例VI 46.97 ±1.01 注 (1):実施例1〜8の脚注を参照。 これらの結果は、本発明の有用なエトキシル化物が慣用
の洗浄用組成物の溶媒と比較して高められた洗浄効率を
与えることを示している。しかし、界面活性剤の添加は
エトキシル化物含有組成物の洗浄効率をさらに高める。
これは、少なくとも一部は、これらのエトキシル化生成
物中に比較的多量の未反応2,6−ジメチルヘプタン−
4−オールが存在するためであろう。なぜならば、水酸
化カリウムはBF3 と比較して第二アルコールに対して
比較的有効性の低いエトキシル化触媒であるからであ
る。また、対照例III 及び対照例IVは同じ組成を有する
(対照例V及び対照例VIもそうであるが)が、しかしそ
れでも異なった時点で試験したこれらの組成物はわずか
に異なった洗浄効率を与えることに注目されたい。しか
して、これらの対照試料は洗浄効率試験の時間が変わっ
てもある程度の再現性を示している。
しエトキシル化中ずっと水酸化カリウムを触媒として使
用することを除いて、別の一連の4種のエトキシル化物
を製造した。これらの4種のエトキシル化生成物を使用
して、一連の8種の組成物を調製した。組成物のうちの
4種(実施例9〜12)は95重量%の水及び5重量%
のエトキシル化生成物の異なるもの一つを含有した。他
の4種の組成物(実施例13〜16)は95重量%の
水、0.83重量%の慣用のノニルフェノールポリエチ
レングリコールエーテル界面活性剤(ユニオン・カーバ
イド・ケミカルズ・アンド・プラスチックス・カンパニ
ー社により商品名「TERGITOL NP-9」として販売されて
いる)及び4.17重量%のエトキシル化生成物の異な
るもの一つを含有した。また、4種の対照例組成物も処
方した。対照例III 及びIVは95重量%の水及び慣用の
洗浄用組成物の溶媒であるエチレングリコールブチルエ
ーテルを含有した。対照例V及びVIは95重量%の水、
0.83重量%の上記慣用の界面活性剤及び4.17重
量%のエチレングリコールブチルエーテルを含有した。
これらの12種の組成物のそれぞれを実施例1〜8に概
説した試験操作方法に従って洗浄効率について試験し
た。これらの試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 9 (5.3EO) 36.32 ±2.81 10(7.4EO) 36.85 ±1.61 対照例III 12.03 ±0.82 11(9.2EO) 32.43 ±0.98 12(12.8EO) 32.60 ±1.87 対照例IV 11.71 ±0.29 13(5.3EO) 45.70 ±2.14 14(7.4EO) 46.01 ±1.73 対掌例V 43.21 ±1.31 15(9.2EO) 48.75 ±2.82 16(7.4EO) 52.28 ±0.44 対照例VI 46.97 ±1.01 注 (1):実施例1〜8の脚注を参照。 これらの結果は、本発明の有用なエトキシル化物が慣用
の洗浄用組成物の溶媒と比較して高められた洗浄効率を
与えることを示している。しかし、界面活性剤の添加は
エトキシル化物含有組成物の洗浄効率をさらに高める。
これは、少なくとも一部は、これらのエトキシル化生成
物中に比較的多量の未反応2,6−ジメチルヘプタン−
4−オールが存在するためであろう。なぜならば、水酸
化カリウムはBF3 と比較して第二アルコールに対して
比較的有効性の低いエトキシル化触媒であるからであ
る。また、対照例III 及び対照例IVは同じ組成を有する
(対照例V及び対照例VIもそうであるが)が、しかしそ
れでも異なった時点で試験したこれらの組成物はわずか
に異なった洗浄効率を与えることに注目されたい。しか
して、これらの対照試料は洗浄効率試験の時間が変わっ
てもある程度の再現性を示している。
【0027】実施例17〜20 実施例10及び12で使用したものと類似のエトキシル
化生成物を未反応の2,6−ジメチルヘプタン−4−オ
ールを除去するためにさらにストリッピング操作に付し
た。これらのストリッピングされたエトキシル化生成物
を使用して、一連の4種の組成物を調製した。これらの
それぞれは実施例10、12、14及び16で使用した
組成物の異なるもの一つに対応するものである。これら
の4種の組成物のそれぞれを実施例1〜8に概説した試
験方法に従って洗浄効率について試験した。これらの試
験の結果並びに実施例10、12、14及び16の対応
する組成物を使用して得られた結果は次の通りであっ
た。実施例 (1) 汚れ除去率% 10(7.4EO) 36.75 14(7.4EO) 46.01 17(7.4EO) 37.28 18(7.4EO) 37.44 12(12.8EO) 38.81 16(12.8EO) 52.28 19(12.8EO) 40.40 20(12.8EO) 49.35 注 (1):実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、未反応アルコールのエトキシル化生成
物のストリッピングが界面活性剤の添加により洗浄効率
の点で影響をそれほど受ない組成物を生じることを示
す。例えば、実施例10及び14のストリッピングされ
ないエトキシル化生成物では、界面活性剤の存在は汚れ
除去率を9%以上増大させた。これに対して、実施例1
7及び18のストリッピングされたエトキシル化生成物
では、界面活性剤の存在は汚れ除去率に対し実質的に影
響を及ぼさなかった。
化生成物を未反応の2,6−ジメチルヘプタン−4−オ
ールを除去するためにさらにストリッピング操作に付し
た。これらのストリッピングされたエトキシル化生成物
を使用して、一連の4種の組成物を調製した。これらの
それぞれは実施例10、12、14及び16で使用した
組成物の異なるもの一つに対応するものである。これら
の4種の組成物のそれぞれを実施例1〜8に概説した試
験方法に従って洗浄効率について試験した。これらの試
験の結果並びに実施例10、12、14及び16の対応
する組成物を使用して得られた結果は次の通りであっ
た。実施例 (1) 汚れ除去率% 10(7.4EO) 36.75 14(7.4EO) 46.01 17(7.4EO) 37.28 18(7.4EO) 37.44 12(12.8EO) 38.81 16(12.8EO) 52.28 19(12.8EO) 40.40 20(12.8EO) 49.35 注 (1):実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、未反応アルコールのエトキシル化生成
物のストリッピングが界面活性剤の添加により洗浄効率
の点で影響をそれほど受ない組成物を生じることを示
す。例えば、実施例10及び14のストリッピングされ
ないエトキシル化生成物では、界面活性剤の存在は汚れ
除去率を9%以上増大させた。これに対して、実施例1
7及び18のストリッピングされたエトキシル化生成物
では、界面活性剤の存在は汚れ除去率に対し実質的に影
響を及ぼさなかった。
【0028】実施例21〜28 先ず2,6−ジメチルヘプタン−4−オールを適当量の
プロピレンオキシドと反応させ、次いでこの生成物を適
当量のエチレンオキシドと反応させることにより一連の
4種のアルコキシル化物を製造した。両反応は、実施例
1〜8に概説した方法と類似の方法で実施した。得られ
たアルコキシル化生成物はプロポキシ基の「ブロック」
と、これに続くエトキシ基の「ブロック」とを含有し
た。これらの4種のアルコキシル化生成物を使用して、
一連の8種の組成物を調製した。組成物の4種(実施例
21〜24)は95重量%の水及び5重量%のアルコキ
シル化生成物の異なるもの一つを含有した。他の4種の
組成物(実施例25〜28)は95重量%の水、0.8
3重量%の慣用のノニルフェノールポリエチレングリコ
ールエーテル界面活性剤(ユニオン・カーバイド・ケミ
カルズ・アンド・プラスチックス・カンパニー社により
商品名「TERGITOL NP-9」として販売されている)及び
4.17重量%のエトキシル化生成物の異なるもの一つ
を含有した。また、4種の対照例組成物も処方した。対
照例VII 及びVIIIは95重量%の水及び慣用の洗浄用組
成物の溶媒であるエチレングリコールブチルエーテルを
含有した。対照例IX及びXは95重量%の水、0.83
重量%の上記慣用の界面活性剤及び4.17重量%のエ
チレングリコールブチルエーテルを含有した。これらの
12種の組成物のそれぞれを実施例1〜8に概説した試
験操作方法に従って洗浄効率について試験した。これら
の試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 21(8.3PO/7EO) 45.83 ±0.98 22(8.3PO/12EO) 41.08 ±1.69 対照例VII 8.89 ±0.81 23(20PO/7EO) 44.16 ±1.17 24(20PO/12EO) 42.78 ±0.73 対照例VIII 8.80 ±0.58 25(8.3PO/7EO) 48.45 ±1.41 26(8.3PO/7EO) 44.38 ±0.78 対照例IX 43.60 ±0.93 27(20PO/7EO) 51.65 ±0.65 28(20PO/12EO) 50.56 ±1.24 対照例X 46.01 ±0.95 注:(1)実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、「ブロック」アルコキシル化物(実施
例21〜28)を含有する組成物が慣用の洗浄用組成物
の溶媒を含有する対応対照例組成物よりも良好な洗浄効
率を有することを示す。界面活性剤の添加は限られた範
囲で洗浄効率に影響する。
プロピレンオキシドと反応させ、次いでこの生成物を適
当量のエチレンオキシドと反応させることにより一連の
4種のアルコキシル化物を製造した。両反応は、実施例
1〜8に概説した方法と類似の方法で実施した。得られ
たアルコキシル化生成物はプロポキシ基の「ブロック」
と、これに続くエトキシ基の「ブロック」とを含有し
た。これらの4種のアルコキシル化生成物を使用して、
一連の8種の組成物を調製した。組成物の4種(実施例
21〜24)は95重量%の水及び5重量%のアルコキ
シル化生成物の異なるもの一つを含有した。他の4種の
組成物(実施例25〜28)は95重量%の水、0.8
3重量%の慣用のノニルフェノールポリエチレングリコ
ールエーテル界面活性剤(ユニオン・カーバイド・ケミ
カルズ・アンド・プラスチックス・カンパニー社により
商品名「TERGITOL NP-9」として販売されている)及び
4.17重量%のエトキシル化生成物の異なるもの一つ
を含有した。また、4種の対照例組成物も処方した。対
照例VII 及びVIIIは95重量%の水及び慣用の洗浄用組
成物の溶媒であるエチレングリコールブチルエーテルを
含有した。対照例IX及びXは95重量%の水、0.83
重量%の上記慣用の界面活性剤及び4.17重量%のエ
チレングリコールブチルエーテルを含有した。これらの
12種の組成物のそれぞれを実施例1〜8に概説した試
験操作方法に従って洗浄効率について試験した。これら
の試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 21(8.3PO/7EO) 45.83 ±0.98 22(8.3PO/12EO) 41.08 ±1.69 対照例VII 8.89 ±0.81 23(20PO/7EO) 44.16 ±1.17 24(20PO/12EO) 42.78 ±0.73 対照例VIII 8.80 ±0.58 25(8.3PO/7EO) 48.45 ±1.41 26(8.3PO/7EO) 44.38 ±0.78 対照例IX 43.60 ±0.93 27(20PO/7EO) 51.65 ±0.65 28(20PO/12EO) 50.56 ±1.24 対照例X 46.01 ±0.95 注:(1)実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、「ブロック」アルコキシル化物(実施
例21〜28)を含有する組成物が慣用の洗浄用組成物
の溶媒を含有する対応対照例組成物よりも良好な洗浄効
率を有することを示す。界面活性剤の添加は限られた範
囲で洗浄効率に影響する。
【0029】実施例29〜31 実施例1〜8で概説した操作と類似の操作を使用して一
連の2種のエトキシル化物を製造した。これらの2種の
エトキシル化物を使用して、2種の組成物(実施例29
及び30)を調製した。これらは95重量%の水及び5
重量%のエトキシル化生成物の異なるもの一つを含有し
た。他の組成物(実施例31)は95重量%の水、0.
83重量%の実施例9〜16に記載の慣用の界面活性剤
及び4.17重量%の実施例30で使用したエトキシル
化生成物を含有した。これらの3種の組成物を対照例VI
II及びXと共に実施例1〜8に概説した試験操作に従っ
て試験した。これらの試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 29(6.4EO) 50.16 ±0.79 30(6.9EO) 47.36 ±1.22 対照例VIII 8.28 ±0.55 31(6.9EO) 47.33 ±1.74 対照例X 43.76 ±1.46 注:(1)実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、本発明の有用なエトキシル化物を含有
する組成物(実施例29、30および31)は慣用の洗
浄用組成物の溶媒を含有する対応対照例組成物よりも良
好な洗浄効率を有することを示す。また、実施例30と
31を比較すると、界面活性剤の添加は組成物の洗浄効
率に影響しない。
連の2種のエトキシル化物を製造した。これらの2種の
エトキシル化物を使用して、2種の組成物(実施例29
及び30)を調製した。これらは95重量%の水及び5
重量%のエトキシル化生成物の異なるもの一つを含有し
た。他の組成物(実施例31)は95重量%の水、0.
83重量%の実施例9〜16に記載の慣用の界面活性剤
及び4.17重量%の実施例30で使用したエトキシル
化生成物を含有した。これらの3種の組成物を対照例VI
II及びXと共に実施例1〜8に概説した試験操作に従っ
て試験した。これらの試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 29(6.4EO) 50.16 ±0.79 30(6.9EO) 47.36 ±1.22 対照例VIII 8.28 ±0.55 31(6.9EO) 47.33 ±1.74 対照例X 43.76 ±1.46 注:(1)実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、本発明の有用なエトキシル化物を含有
する組成物(実施例29、30および31)は慣用の洗
浄用組成物の溶媒を含有する対応対照例組成物よりも良
好な洗浄効率を有することを示す。また、実施例30と
31を比較すると、界面活性剤の添加は組成物の洗浄効
率に影響しない。
【0030】実施例32〜34 一連の3種の組成物を調製した。第一の組成物(実施例
32)は実施例10の組成物に類似していた。第二の組
成物(実施例33)は95重量%の水及び5重量%の慣
用のノニルフェノールポリエチレングリコールエーテル
界面活性剤(ユニオン・カーバイド・ケミカルズ・アン
ド・プラスチックス・カンパニー社により商品名「TERG
ITOL NP-9」として販売されている)を含有した。第三
の組成物(実施例34)は95重量%の水及び5重量%
の慣用の界面活性剤(ユニオン・カーバイド・ケミカル
ズ・アンド・プラスチックス・カンパニー社により商品
名「TERGITOL 15-S-9」として販売されている)を含有
した。この後者の界面活性剤は、1分子当たり11〜1
5個の間の炭素原子を含有する第二アルコールの混合物
のエトキシル化物であり、実施例1〜8に記載のものと
類似のBF3 /KOH触媒系を使用して製造された。1
モルのエトキシル化物を生じさせるのに約9モルのエチ
レンオキシドが使用された。これらの組成物のそれぞれ
を実施例1〜8に概説した試験操作に従って試験した。
また、対照例III もこれらの組成物と共に試験した。こ
れらの試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 32(7.4EO) 42.19 ±3.14 33(比較例) 42.83 ±2.14 34(比較例) 43.83 ±1.98 対照例III 9.62 ±0.78 注:(1)実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、本発明の有用なエトキシル化物(実施
例32)が慣用の洗浄用組成物の溶媒(対照例III )と
比較して増大した洗浄効率を与えることを示す。また、
これらの結果は、類似の濃度の本発明の有用なエトキシ
ル化物(実施例32)及び高級アルコールのエトキシル
化物(実施例34)が実質的に同じ洗浄効率を与えるこ
とを示す。しかし、実施例34の高級アルコールのエト
キシル化物は好ましいBF3 /KOH触媒系を使用して
製造されたのに対して、実施例32の本発明の有用なエ
トキシル化物はKOH触媒を使用して製造されたもので
あった。従って、異なったエトキシル化物製造方法のた
めに実施例32と34を直接比較することは適切ではな
い。
32)は実施例10の組成物に類似していた。第二の組
成物(実施例33)は95重量%の水及び5重量%の慣
用のノニルフェノールポリエチレングリコールエーテル
界面活性剤(ユニオン・カーバイド・ケミカルズ・アン
ド・プラスチックス・カンパニー社により商品名「TERG
ITOL NP-9」として販売されている)を含有した。第三
の組成物(実施例34)は95重量%の水及び5重量%
の慣用の界面活性剤(ユニオン・カーバイド・ケミカル
ズ・アンド・プラスチックス・カンパニー社により商品
名「TERGITOL 15-S-9」として販売されている)を含有
した。この後者の界面活性剤は、1分子当たり11〜1
5個の間の炭素原子を含有する第二アルコールの混合物
のエトキシル化物であり、実施例1〜8に記載のものと
類似のBF3 /KOH触媒系を使用して製造された。1
モルのエトキシル化物を生じさせるのに約9モルのエチ
レンオキシドが使用された。これらの組成物のそれぞれ
を実施例1〜8に概説した試験操作に従って試験した。
また、対照例III もこれらの組成物と共に試験した。こ
れらの試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 32(7.4EO) 42.19 ±3.14 33(比較例) 42.83 ±2.14 34(比較例) 43.83 ±1.98 対照例III 9.62 ±0.78 注:(1)実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、本発明の有用なエトキシル化物(実施
例32)が慣用の洗浄用組成物の溶媒(対照例III )と
比較して増大した洗浄効率を与えることを示す。また、
これらの結果は、類似の濃度の本発明の有用なエトキシ
ル化物(実施例32)及び高級アルコールのエトキシル
化物(実施例34)が実質的に同じ洗浄効率を与えるこ
とを示す。しかし、実施例34の高級アルコールのエト
キシル化物は好ましいBF3 /KOH触媒系を使用して
製造されたのに対して、実施例32の本発明の有用なエ
トキシル化物はKOH触媒を使用して製造されたもので
あった。従って、異なったエトキシル化物製造方法のた
めに実施例32と34を直接比較することは適切ではな
い。
【0031】実施例35〜38 一連の4種の組成物を調製した。第一の組成物(実施例
35)は実施例10及び32の組成物と類似した。第二
の組成物(実施例36)は実施例29の組成物に類似
し、BF3 /KOH触媒系を使用して製造された本発明
の有用なエトキシル化物を含有した。第三の組成物(実
施例37)は実施例14の組成物と類似した。第四の組
成物(実施例38)は95重量%の水、4.17重量%
の実施例36で使用したエトキシル化物及び0.83重
量%の実施例37で使用した慣用の界面活性剤を含有し
た。これらの4種の組成物を対照例III 及びVと共に実
施例1〜8に概説した試験操作に従って試験した。これ
らの試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 35 40.57 ±1.08 36 46.33 ±1.39 対照例III 9.71 ±0.52 37 39.80 ±0.96 38 46.39 ±0.87 対照例V 42.36 ±0.64 注:(1)実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、本発明の有用なエトキシル化物が慣用
の洗浄用組成物の溶媒と比較して高められた洗浄効率を
与えることを示す。さらに、界面活性剤の添加はこれら
の組成物の洗浄効率に実質上影響を及ぼさない。他の重
要な点は、好ましいBF3 /KOH触媒系を使用して製
造されたエトキシル化物はKOH触媒を使用して製造さ
れたエトキシル化物と比較して汚れを6%以上も除去す
ることである。この結果は、実施例32及び34の背景
を考慮するならば、本発明の有用なエトキシル化物が予
期せずして高級アルコール、例えば10個よりも多い又
は11個以上の炭素原子を含有するアルコールのエトキ
シル化物と比較して増大した洗浄効率を与えることを示
している。本発明を各種の特定の実施例を参照して説明
したが、本発明はこれらに限定されないし、また本発明
の範囲内で種々の実施が可能であることを理解された
い。
35)は実施例10及び32の組成物と類似した。第二
の組成物(実施例36)は実施例29の組成物に類似
し、BF3 /KOH触媒系を使用して製造された本発明
の有用なエトキシル化物を含有した。第三の組成物(実
施例37)は実施例14の組成物と類似した。第四の組
成物(実施例38)は95重量%の水、4.17重量%
の実施例36で使用したエトキシル化物及び0.83重
量%の実施例37で使用した慣用の界面活性剤を含有し
た。これらの4種の組成物を対照例III 及びVと共に実
施例1〜8に概説した試験操作に従って試験した。これ
らの試験の結果は、次の通りであた。実施例 (1) 汚れ除去率% 35 40.57 ±1.08 36 46.33 ±1.39 対照例III 9.71 ±0.52 37 39.80 ±0.96 38 46.39 ±0.87 対照例V 42.36 ±0.64 注:(1)実施例1〜8の脚注(1)を参照。 これらの結果は、本発明の有用なエトキシル化物が慣用
の洗浄用組成物の溶媒と比較して高められた洗浄効率を
与えることを示す。さらに、界面活性剤の添加はこれら
の組成物の洗浄効率に実質上影響を及ぼさない。他の重
要な点は、好ましいBF3 /KOH触媒系を使用して製
造されたエトキシル化物はKOH触媒を使用して製造さ
れたエトキシル化物と比較して汚れを6%以上も除去す
ることである。この結果は、実施例32及び34の背景
を考慮するならば、本発明の有用なエトキシル化物が予
期せずして高級アルコール、例えば10個よりも多い又
は11個以上の炭素原子を含有するアルコールのエトキ
シル化物と比較して増大した洗浄効率を与えることを示
している。本発明を各種の特定の実施例を参照して説明
したが、本発明はこれらに限定されないし、また本発明
の範囲内で種々の実施が可能であることを理解された
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド・ルイス・リードシヨー アメリカ合衆国ウエストバージニア州チヤ ールストン、ローリング・ヒルズ・ロード 1859 (72)発明者 アルバート・フエリス・ジヨゼフ アメリカ合衆国ウエストバージニア州チヤ ールストン、エリソン・ロード109
Claims (14)
- 【請求項1】 洗浄すべき表面をその表面から異物を除
去するのに有効な条件で少なくとも1種のアルコキシル
化物を含有する組成物と接触させることによりその表面
から異物を除去することよりなる表面の洗浄方法にし
て、該少なくとも1種のアルコキシル化物が除去された
異物の少なくとも一部を可溶化させるのに有効な、該組
成物の少なくとも約2重量%の量で存在し且つ次式 【化1】 {ここで、Rは約5〜約11個の炭素原子を含有し、各
x及びyは0〜約20の範囲の整数から独立して選択さ
れ(但し、全てのx及びyの合計は少なくとも1とす
る)、各zは整数0及び1から独立して選択される(但
し、zの少なくとも1個は1とする)}を有する化合物
及びその混合物から選択されることを特徴とする表面の
洗浄方法。 - 【請求項2】 Rがアルキレン基、置換アルキレン基、
アルケニレン基及び置換アルケニレン基のうちから選択
される請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 該少なくとも1種のアルコキシル化物が
組成物の少なくとも約5重量%の量で存在する請求項1
記載の方法。 - 【請求項4】 該組成物が重量で過半量の水を含み、そ
して該少なくとも1種のアルコキシル化物が接触条件下
でこの水に可溶である請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 該組成物が該少なくとも1種のアルコキ
シル化物以外の1種以上の界面活性剤を実質上含まない
請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 Rが2,6−ジメチルヘプチレンである
請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 該少なくとも1種のアルコキシル化物が
次式 【化2】 を有する請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 水及び5重量%以上の一定量の次式 【化3】 {ここで、Rは約5〜約11個の炭素原子を含有し、各
x及びyは0〜約20の範囲の整数から独立して選択さ
れ(但し、全てのx及びyの合計は少なくとも1とす
る)、各zは整数0及び1から独立して選択される(但
し、zの少なくとも1個は1とする)}を有する化合物
及びその混合物から選択される少なくとも1種のアルコ
キシル化物を含む表面から異物を除去するのに有用な組
成物。 - 【請求項9】 表面から異物を除去するのに有用な組成
物にして、水及び一定量の、表面から除去された異物の
少なくとも一部を可溶化させるのに有効であり且つ次式 【化4】 {ここで、Rは約5〜約11個の炭素原子を含有し、各
x及びyは0〜約20の範囲の整数から独立して選択さ
れ(但し、全てのx及びyの合計は10以上とする)、
各zは整数0及び1から独立して選択される(但し、z
の少なくとも1個は1とする)}を有する化合物及びそ
の混合物から選択される少なくとも1種のアルコキシル
化物を含む組成物。 - 【請求項10】 該少なくとも1種のアルコキシル化物
が該組成物の少なくとも約2重量%の量で存在する請求
項9記載の組成物。 - 【請求項11】 Rがアルキレン基、置換アルキレン
基、アルケニレン基及び置換アルケニレン基のうちから
選択される請求項8又は9記載の組成物。 - 【請求項12】 該少なくとも1種のアルコキシル化物
以外の1種以上の界面活性剤を実質上含まない請求項8
又は9記載の組成物。 - 【請求項13】 Rが2,6−ジメチルヘプチレンであ
る請求項8又は9記載の組成物。 - 【請求項14】 該少なくとも1種のアルコキシル化物
が次式 【化5】 を有する請求項8又は9記載の組成物。
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---|---|---|---|---|
JP2003530368A (ja) * | 2000-04-07 | 2003-10-14 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 気泡の少ない界面活性剤または起泡抑制界面活性剤としてのアルコールアルコキシレート |
WO2004069935A1 (ja) * | 2003-02-10 | 2004-08-19 | Daikin Industries, Ltd. | 仕上げ加工用水性分散液 |
JP2014506238A (ja) * | 2010-11-23 | 2014-03-13 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 分岐鎖第二級アルコールアルコキシレート界面活性剤及びその製造方法 |
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AU2003302899B2 (en) * | 2002-12-09 | 2011-03-24 | Indorama Ventures Oxides Australia Pty Limited | Compounds and compositions for use as foaming or frothing agents in ore and coal flotation |
AU2002953252A0 (en) * | 2002-12-09 | 2003-01-02 | Huntsman Corporation Australia Pty Ltd | Compositions, Compounds and Methods for their Preparation |
HUP0800717A2 (en) * | 2008-11-25 | 2010-09-28 | Nanocolltech Kft | Synergic liquid product and for using refuse disposal |
EP2588437B1 (en) * | 2010-06-29 | 2019-01-02 | Dow Global Technologies LLC | Branched secondary alcohol alkoxylate surfactants and process to make them |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP9742592A patent/JPH05125391A/ja not_active Withdrawn
- 1992-03-27 EP EP19920105311 patent/EP0506087A2/en not_active Withdrawn
- 1992-03-27 CA CA 2064377 patent/CA2064377A1/en not_active Abandoned
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003530368A (ja) * | 2000-04-07 | 2003-10-14 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 気泡の少ない界面活性剤または起泡抑制界面活性剤としてのアルコールアルコキシレート |
JP4898060B2 (ja) * | 2000-04-07 | 2012-03-14 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 気泡の少ない界面活性剤または起泡抑制界面活性剤としてのアルコールアルコキシレート |
WO2004069935A1 (ja) * | 2003-02-10 | 2004-08-19 | Daikin Industries, Ltd. | 仕上げ加工用水性分散液 |
JP2014506238A (ja) * | 2010-11-23 | 2014-03-13 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 分岐鎖第二級アルコールアルコキシレート界面活性剤及びその製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
CA2064377A1 (en) | 1992-09-29 |
EP0506087A2 (en) | 1992-09-30 |
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