JP2898768B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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Description
に付着した無機質汚れに対し優れた洗浄力を示す洗浄剤
組成物に関する。
無機質汚垢に大別される。有機質汚垢は、肌着等の衣料
では人体由来の皮脂汚れが主体である。一方、無機質汚
垢は空気中に浮遊しているホコリや土壌に由来する泥が
主体である。一般に衣料の汚れは有機質汚垢と無機質汚
垢が混在しており、従来の洗浄剤では無機質汚垢、特に
靴下等に付着する泥に対する洗浄力がいまだ不充分であ
った。
結果、従来使用されている界面活性剤と特殊な陰イオン
性界面活性剤を併用することにより、無機質汚垢に対す
る洗浄力が著しく高められた洗浄剤組成物が得られるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
表される陰イオン性界面活性剤
の水酸基を除いた残基を示す。ここで、p, qはそれぞれ
1以上の整数を示し、(p+q)は多価アルコールにおける
水酸基の総数を超えない数である。
p個の水酸基が結合していた炭素原子を介して、 Gと結
合する基であり、R は炭素数6〜22の分岐又は直鎖のア
ルキル基若しくはアルケニル基、又は式 A−NB−CH2 −
若しくは AOCH2−で表される基を示す。ここで、A は炭
素数6〜22の分岐又は直鎖のアルキル基、アルケニル基
又は炭素数6〜22のアルキルポリオキシエチレン基、B
は−(CH2)mCOOM又は水素原子を示す。mは1〜5の整数
を示し、Mは水素原子、アルカリ金属イオン、アルカリ
土類金属イオン、アンモニウムイオン、炭素数2〜3の
モノ、ジ、若しくはトリアルカノールアンモニウムイオ
ン、炭素数1〜5のアルキル置換アンモニウムイオン又
は塩基性アミノ酸基を示す。
個の水酸基が結合していた炭素原子を介して、G と結合
する基である。ここでm, Mは前記の意味を示す。〕 (B) 非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び上記
(A) 以外の陰イオン性界面活性剤から選ばれる1種又は
2種以上の界面活性剤を含有してなり、且つ(A) /(B)
重量比が1/100 〜10/1の範囲にある洗浄剤組成物を
提供するものである。
れる陰イオン性界面活性剤は、以下の2つの工程を経て
合成される。第1段階は、アルファオレフィンエポキサ
イド若しくはアルキル又はアルケニルグリシジルエーテ
ル若しくはN −アルキル−N −グリシジルアミンの多価
アルコールへの付加である。ここでいうアルキル又はア
ルケニルとはオクチル、ノニル、ウンデシル、ドデシ
ル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、ベヘニル、
2−エチルヘキシル、オレイル、リノール、リノレンニ
ル、アラキジル等を指す。また、多価アルコールとして
はエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリ
セリン、ジグリセリン、ポリグリセリン;meso−エリス
リトール等の4炭糖アルコール;ペンタエリスリトー
ル、キシリトール等の5炭糖アルコール;1,4 −ソルビ
タン、ソルビトール、マンニトール等の6炭糖アルコー
ル等を指す。特に好ましい多価アルコールはグリセリ
ン、ソルビトール、ポリグリセリン、1,4 −ソルビタ
ン、ペンタエリスリトール、エチレングリコール、ポリ
エチレングリコールである。触媒としてはBF3 等のルイ
ス酸、 PTS・H2SO4 等のブレンステッド酸を用いる。必
要であれば溶媒を用いればよい。溶媒としてはtert−ブ
タノール、1,4 −ジオキサン、THF 等のアルコール系又
はエーテル系溶媒が好ましい。反応温度としては40〜15
0 ℃、望ましくは60〜100 ℃、更に望ましくは60〜80℃
である。多価アルコールとエポキサイドのモル比は100
から1、望ましくは20から1である。過剰の多価アルコ
ールは生成物を有機溶媒で抽出し、水洗することによっ
て除くことができる。こうしてアルキル多価アルコール
エーテル(I−1)が合成される。この第1段階を示すと以
下のようになる。
コールエーテル(I−1)のカルボキシアルキル化である。
カルボキシアルキル化剤としては、ω−モノクロロ脂肪
酸ソーダ、ω−モノクロロ脂肪酸エステル、ω−ブロム
脂肪酸ソーダ、ω−ブロム脂肪酸エステル等が挙げられ
る。具体的には、モノクロロ酢酸ソーダ、モノクロロ酢
酸メチル、モノクロロ酢酸エチル、モノブロム酢酸ソー
ダ、モノブロム酢酸メチル、モノブロム酢酸エチル等が
挙げられる。反応を円滑に進めるためにはNaOH、KOH 等
の塩基又は NaH、Na等が必要である。本反応には溶媒と
してベンゼン、トルエン、ジオキサン、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド
等を使用してもよい。NaOH、KOH 等の塩基を用いる場合
は、水溶液として予め仕込んでおいた(I−1)、カルボキ
シアルキル化剤及び溶媒の中に滴下していく。滴下の
際、水があまり系内に滞留するとカルボキシアルキル化
剤の分解を促進するため、溶媒としてはベンゼン、ジオ
キサン等を用い、これと混入してくる水を共沸留去しな
がら反応を行うのが効果的である。また、この場合4級
アンモニウム塩等の相関移動触媒を用いると反応が促進
される。この量としてはアルコールに対し0.01等量から
0.1 等量までが望ましい。一方、 NaH、Naを用いる場合
はこれを(I−1)と溶媒の中に徐々に添加していき、アル
コラートを生成してからカルボキシアルキル化剤を投入
すればよい。
陰イオン性界面活性剤は本発明の組成物中に0.1 〜90重
量%配合される。
ち、代表的なものの具体例を以下に示すがこれらに限定
されるものではない。
性剤、両性界面活性剤、(A) 以外の陰イオン界面活性剤
としては例えば下記の(1) 〜(16)に示すものが挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。 (1) 平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又
はアルケニル基を有し、1分子内に平均1〜30モルのエ
チレンオキサイド或いはプロピレンオキサイド或いはエ
チレンオキサイド/プロピレンオキサイド=0.1 /9.9
〜9.9 /0.1の比で付加したアルキル又はアルケニルエ
ーテル。 (2) 平均炭素数6〜12のアルキル基を有し、1〜20モル
のエチレンオキサイドを付加したポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル。 (3) 下記一般式(II)で表される高級脂肪酸アルカノール
アミド又はそのアルキレンオキサイド付加物。
又はアルケニル基であり、R'2 はH又はCH3 であり、n1
は1〜3の整数、m1は0〜3の整数である。〕 (4) 平均炭素数10〜20の脂肪酸と蔗糖から成る蔗糖脂肪
酸エステル。 (5) 平均炭素数10〜20の脂肪酸とグリセリンから成る脂
肪酸グリセリンモノエステル。 (6) 下記の一般式(III) で表されるアルキルアミンオキ
サイド。
はアルケニル基であり、R'4 は炭素数1〜3のアルキル
基、ヒドロキシアルキル基、又は2〜7個のエチレンオ
キシド基を有するポリオキシエチレン基であり、R'5 は
R'3 又はR'4 である。〕 (7) 下記一般式(IV)で表されるアルキルグリコシド。 R'6(OR'7)xGy (IV) 式中 R'6は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル
基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を表し、R'7
は炭素数2〜4のアルキレン基を表し、G は炭素数5〜
6を有する還元糖に由来する残基である。x はその平均
値が0〜2、y はその平均値が1〜10、好ましくは 1.1
〜3である。炭素数5〜6を有する還元糖としては、グ
ルコース、フルクトース、マルトース、スクロース等が
挙げられる。 (8) ポリプロピレングリコールの分子量が1000〜4000で
ポリエチレンオキサイド平均付加モル数が10〜60のポリ
プロピレングリコール・ポリエチレンオキサイド付加
物。通常、これらの非イオン性界面活性剤はHLB が6〜
19、好ましくは8〜17のものが使われる。 (9) 下記一般式(V) で表される両性界面活性剤。
はアルケニル基、R'9 は炭素数1〜3のアルキル基、R'
10は炭素数1〜6のアルキレン基又はヒドロキシアルキ
レン基、X は COO- 又は SO3 - である。〕 (10) 平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖又は
分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩。 (11) 平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基を有し、1分子内に平均 0.5〜8モル
のエチレンオキサイド或いはプロピレンオキサイド或い
はエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド=0.1 /
9.9 〜9.9 /0.1 の比で付加したアルキル又はアルケニ
ルエーテル硫酸塩。 (12) 平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基
を有するアルキル又はアルケニル硫酸塩。 (13) 平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオレフ
ィンスルホン酸塩。 (14) 平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するアルカ
ンスルホン酸塩。 (15) 下記の式で表されるα−スルホ脂肪酸塩又はエス
テル。
対イオン、Z は対イオンである。R'11は炭素数10〜20の
アルキル基又はアルケニル基を表す。〕 (16) 平均炭素数10〜20の高級脂肪酸塩。 ここで上記陰イオン性界面活性剤の対イオンとしてはナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、マグネシ
ウム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオ
ン、炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有する
アルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプ
ロパノールアミン等)を挙げることができる。
成分として用いるには特に (1)、(2) 、(7) 、(10)〜(1
6)で表される界面活性剤が好ましい。界面活性剤(B) は
組成物中に1〜90重量%配合される。
には(A), (B)成分を (A)/(B) 重量比で1/100 〜10/
1、好ましくは1/10〜10/1の割合で配合することが
重要である。 (A)/(B) 重量比が10/1を越えると皮脂
汚れに対する洗浄力が低下し、一方、1/100 未満では
無機質汚垢に対する洗浄力改善効果が十分でなくなる。
の他に、目的とする性能を損なわない範囲で必要に応じ
て種々の成分を配合することができ、例えば縮合リン酸
塩、合成ゼオライト、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、
ニトリロ三酢酸(NTA) 、クエン酸塩、層状シリケート等
の硬水軟化剤;ケイ酸塩、炭酸塩、苛性ソーダ、エタノ
ールアミン等の無機・有機アルカリ剤;カルボキシメチ
ルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアクリル
酸塩、無水マレイン酸と、アクリル酸又はオレフィンと
のコポリマー等の再汚染防止剤、芒硝等の増量剤等が挙
げられる。また、液体洗浄剤に用いられる可溶化剤とし
ては、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコー
ル類;エチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、ソルビトール等の多価アルコール類;p−ト
ルエンスルホン酸塩、m−キシレンスルホン酸塩等の芳
香族スルホン酸塩類が挙げられる。その他にも、過炭酸
塩、過硼酸塩などの漂白剤、プロテアーゼ、リパーゼ、
セルラーゼ、アミラーゼなどの酵素、漂白活性化剤、蛍
光染料、着色料、保存料、香料等を目的に応じて配合す
ることができる。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(6.0 モル)及びtert−ブタノール250g及び三フッ化ホ
ウ素47%エーテル錯体1.29g(9ミリモル)を仕込み、
60℃まで昇温する。60℃になった時点で1,2 −ドデシレ
ンオキサイド55.29g(0.3 モル)を3時間にわたって滴
下する。熟成を1時間行ったあとtert−ブタノールを70
℃−減圧下で留去する。脱イオン水300gで希釈したあ
と、エーテル600cc で1回、300ccで2回抽出する。抽
出分をあわせて20%食塩水500cc で4回水洗する。Na2S
O4で乾燥したあと、ジエチルエーテルを留去し濃縮物6
1.15gを得た。収率73.7%。ガスクロマトグラフィーに
よる分析の結果、目的物の純度は75.5%であった。 (カルボキシメチル化)上記生成物13.82g(0.05モル)
にモノクロロ酢酸ソーダ34.94g(0.3 モル)とジオキサ
ン80gを加え、91℃まで昇温する。ジオキサンが留出し
始めたら48%水酸化ナトリウム水溶液25.0g (0.3 モ
ル)を30分にわたって滴下し、ジオキサンと水を共沸留
去させる。熟成は100 ℃で2時間行った。更に反応固体
にモノクロル酢酸ソーダとジオキサンを加え、48%水酸
化ナトリウム水溶液に滴下・熟成する作業を、上記と同
じ条件で3回繰り返した。反応終了固体中にはヒドロキ
シ酢酸オリゴエステルが生成している為、水酸化ナトリ
ウム 48.0g(1.2 モル)と脱イオン水350gを加え、ケ
ン化反応を80℃で2時間行った。濃塩酸243g(2.4 モ
ル)と脱イオン水100gを加え、中和を行い、目的生成物
を酸型の状態にし、ジエチルエーテル700cc で1回、30
0cc で2回抽出した。抽出分を集め、5%NaCl水溶液1
リットルで3回洗った。無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、ジエチルエーテルを留去し、目的生成物17.19gを得
た。収率87.6%。ガスクロマトグラフィーによる分析の
結果、カルボキシメチル化(以下、CM化と略記する)組
成は次の通りであった。
であった。また、酸価・水酸基価は次の通りであった。
化ナトリウムを加えて行った。
(4.0 モル)及びtert−ブタノール180g及び三フッ化ホ
ウ素47%エーテル錯体0.87g (6ミリモル)を仕込み60
℃まで昇温する。60℃になった時点でデシルグリシジル
エーテル42.87g(0.2 モル)を3.5 時間にわたって滴下
する。熟成を60℃で1時間行ったあと、tert−ブタノー
ルを70℃減圧下で留去する。脱イオン水200gで希釈した
あと、エーテル400 ccで1回、200cc で2回抽出する。
抽出分をあわせて20%食塩水500cc で4回水洗する。Na
2SO4で乾燥したあと、ジエチルエーテルを留去し、濃縮
物63.0gを得た。収率100 %。ガスクロマトグラフィー
による分析の結果、目的物の純度は71.0%であった。 (カルボキシメチル化)上記生成物24.52g(0.08モル)
にモノクロロ酢酸ソーダ55.91g(0.48モル)とテトラブ
チルアンモニウムクロライド(TBAB)0.77g(4ミリモ
ル)とジオキサン250gを加え、97℃まで昇温する。ジオ
キサンが留出し始めたら48%水酸化ナトリウム溶液40.0
0g(0.48モル)を20分にわたって滴下し、ジオキサンと
水を共沸留去させる。熟成は92℃から115 ℃で2時間行
った。製造例1と同様に、水酸化ナトリウム19.20g(0.
48モル)と脱イオン水250gを加え、ケン化反応を80℃で
2時間行った。濃塩酸97.20g(0.96モル)を加え、中和
を行い、目的生成物を酸型の状態にし、ジエチルエーテ
ル400cc で1回、200cc で2回抽出した。抽出物を集
め、5%NaCl水溶液 500ccで3回洗った。無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、ジエチルエーテルを留去し、目的
生成物31.95gを得た。収率91.0%。ガスクロマトグラフ
ィーによる分析の結果、カルボキシメチル化(CM化)組
成は次の通りであった。
であった。また、酸価・水酸基価は次の通りであった。
酸化ナトリウムを加えて行った。
2.0g (0.45モル)及び47%三フッ化ホウ素エーテル錯体
2.16g(15ミリモル) 及び 1,4−ジオキサン600gを仕込
み、96℃まで昇温した。この時点でドデシレンオキサイ
ド27.7g (0.15モル)を5時間にわたって滴下した。熟
成を96℃で1.5 時間行ったあと、80℃減圧下でジオキサ
ンを留去し、THF 500ccで抽出した。20%食塩水250cc
で3回水洗したあと、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、更
にTHF を留去して目的物41.15gを得た。収率58.5%。ガ
スクロマトグラフィーによる分析の結果、アルキル付加
分布は以下の通りであり、純度は79.5%であった。ま
た、平均分子量は468.8 であった。
ダ41.93g(0.36モル)とTBAB 0.64g(20.15 ミリモル)
と1,4 −ジオキサン250gを加え、94℃まで昇温した。こ
の時点から48%水酸化ナトリウム溶液30.00g(0.36モ
ル)を94℃から95℃の間で40分にわたって滴下した。熟
成は、95℃から101 ℃で2時間行った。反応を更に進行
させる為にモノクロル酢酸ソーダ41.93 g (0.36 モル)
及びジオキサン250gを追加し、48%水酸化ナトリウム 3
0.00g (0.36 モル)を94℃から95℃で50分にわたり滴下
した。その後熟成を95〜98℃で2時間行い、ジオキサン
・水を完全に留去した。この操作をもう一度繰り返し
た。反応終了固体に水酸化ナトリウム43.20g(1.08モ
ル)と脱イオン水600gを加え、ケン化反応を80℃で2時
間行った。濃塩酸218.7g(2.16モル)を加え、中和を行
い、目的生成物を酸型の状態にし、ジエチルエーテル60
0cc で1回、300cc で1回抽出した。抽出物を集め、5
%NaCl水溶液 800ccで5回水洗した。更に、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥したあと、ジエチルエーテルを留去し
て、目的物12.20 g を得た。収率56.3%。このものの酸
価・水酸基価は下記の通りであった。
った。なお、評価に際しては酸価に相当する水酸化ナト
リウムで中和して行った。
ぞれの洗浄力を下記の方法によって評価した。 泥汚れ汚染布(人工汚染布) 鹿沼園芸用赤玉土を120 ℃±5℃で4hr乾燥後粉砕、15
0Mesh (100μm)パスのものを120 ℃±5℃2hr乾燥後、
土150gを1000リットルのパークレンに分散し、金巾♯20
23布をこの液に接触、ブラッシングし、分散液の除去、
過剰付着汚れを脱落させる(特開昭55−26473 号)。 皮脂汚れ汚染布(人工汚染布) *モデル皮脂汚れ組成 綿実油 60% コレステロール 10% オレイン酸 10% パルチミン酸 10% 液体及び固体パラフィン 10% 10×10cm木綿布に2gの上記組成より成るモデル皮脂汚
れを均一に塗布する。 洗浄条件及び評価方法 評価用洗剤水溶液1リットルに10cm×10cmの綿の泥汚れ
汚染布又は皮脂汚れ汚染布(人工汚染布)を5枚入れ、
ターゴトメーターにて100rpmで次の条件で洗浄した。洗
浄条件は次の通り。 〈洗浄条件〉 洗浄時間 10分 洗浄濃度 0.133 % 水の硬度 2°DH又は4°DH 水 温 20℃ ススギ 水道水にて5分間 洗浄力は汚染前の原布及び洗浄前後の汚染布の460mμに
おける反射率を自記色彩計(島津製作所製)にて測定し
次式によって洗浄率(%)を求めた(表には5枚の測定
平均値を示す)。
剤組成物を調製し、水の硬度のみを4°DHとし、それぞ
れの泥汚れに対する洗浄力を評価した。表2に洗浄剤組
成物成分を、表3に用いた(A) 成分、その平均CM化度及
び泥汚れ洗浄力を示す。
剤組成物を調製し、同様に泥汚れに対する洗浄力を評価
したところ、泥汚れ洗浄力は42%であった。
Claims (2)
- 【請求項1】(A) 下記一般式(I) で表される陰イオン性
界面活性剤 【化1】 〔式中、G :多価アルコールより(p+q)個の水酸基を除
いた残基を示す。ここで、p, qはそれぞれ1以上の整数
を示し、(p+q)は多価アルコールにおける水酸基の総数
を超えない数である。 【化2】 多価アルコール残基G において、除かれたp個の水酸基
が結合していた炭素原子を介して、 Gと結合する基であ
り、R は炭素数6〜22の分岐又は直鎖のアルキル基若し
くはアルケニル基、又は式 A−NB−CH2 −若しくは AOC
H2−で表される基を示す。ここで、A は炭素数6〜22の
分岐又は直鎖のアルキル基、アルケニル基又は炭素数6
〜22のアルキルポリオキシエチレン基、B は−(CH2)mCO
OM又は水素原子を示す。mは1〜5の整数を示し、Mは水
素原子、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオ
ン、アンモニウムイオン、炭素数2〜3のモノ、ジ、若
しくはトリアルカノールアンモニウムイオン、炭素数1
〜5のアルキル置換アンモニウムイオン又は塩基性アミ
ノ酸基を示す。 【化3】 多価アルコールG 残基において除かれたq個の水酸基が
結合していた炭素原子を介して、G と結合する基であ
る。ここでm, Mは前記の意味を示す。〕 (B) 非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び上記
(A) 以外の陰イオン性界面活性剤から選ばれる1種又は
2種以上の界面活性剤を含有してなり、且つ (A)/(B)
重量比が1/100 〜10/1の範囲にある洗浄剤組成物。 - 【請求項2】多価アルコール残基 Gが、グリセリン、ソ
ルビトール、ポリグリセリン、1,4−ソルビタン、ペン
タエリスリトール、エチレングリコール又はポリエチレ
ングリコールより水酸基が除かれた残基である請求項1
記載の洗浄剤組成物。
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