JPH05125390A - 現代ローズ香料組成物 - Google Patents

現代ローズ香料組成物

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JPH05125390A
JPH05125390A JP31971991A JP31971991A JPH05125390A JP H05125390 A JPH05125390 A JP H05125390A JP 31971991 A JP31971991 A JP 31971991A JP 31971991 A JP31971991 A JP 31971991A JP H05125390 A JPH05125390 A JP H05125390A
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JP
Japan
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scent
rose
modern
perfume
trialkoxybenzene
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JP31971991A
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Katsuyuki Yomogida
勝之 蓬田
Akihiko Komata
昭彦 小又
Shoji Nakamura
祥二 中村
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現代バラの香気を有する現代ローズ香料組成
物を提供する。 【構成】 調合香料中に下記一般式で表されるトリアル
コキシベンゼンを0.2〜50重量%含有させる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現代バラの香気を有する
現代ロ―ズ香料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】バラ(ロ―ズ)の香りはジャスミンの香
りなどと共に香水やオ―デコロンあるいは高級化粧品に
欠かすことのできない重要で優れた香りの一つである。
バラの香りのなかでも最も代表的でかつ高級な香りはい
うまでもなく天然のロ―ズ精油であり、紀元前の昔から
香りを楽しむ目的で使用されてきたほか、薬用としてあ
るいは祭儀などにも使用されてきた。上記天然のロ―ズ
精油はその当時から変わることなくロ―ザ・ダマセナ種
あるいはロ―ザ・センチフォリア種の花弁から抽出さ
れ、ややくどい甘みをもった強い香りである。そして、
従来のロ―ズの香料は、上記のロ―ズ精油そのものに含
まれる成分を合成し、調合したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現代の
香りに対する多様な嗜好性、特に香りの強さや甘さを求
めるよりもソフトさや新鮮さを求める現代消費者の嗜好
性には従来用いられてきたバラの香りでは対応しきれな
くなっているのが現状である。一方、バラの品種は上記
のロ―ザ・ダマセナ種あるいはロ―ザ・センチフォリア
種などの原種および原種間の自然交雑に加え、上記2種
以外の香りをもつロサ・シネンシス種、ロサ・ギガンテ
ア種等を交雑親とし、更に複雑な交雑を繰り返すこと
で、従来のロ―ズ香料とは全く異なるソフトで優雅な香
りが生れた。この香りは現代ロ―ズの香りと称せられて
おり、現在、各家庭や生花店の店頭で我々がかいでいる
バラの香りは、もはや上記のロ―ザ・ダマセナ種あるい
はロ―ザ・センチフォリア種から抽出される天然のロ―
ズ精油の香りとは大きくかけ離れた現代ロ―ズの香りで
ある。
【0004】現代ロ―ズの香りは、6タイプに分けられ
る。 (1)ダマスク・クラシックの香り 小アジア産の香料を採油するロ―ザ・ダマスセナやロ―
ザ・センチフォリア種の強い甘さとヨ―ロッパ、西アジ
ア産のロ―ザ・ガリカの華やかさをあわせ持っている。
いわゆるバラの香りと言えば古典的なこの香りを指す。
現代バラには典型的な品種が少なく、ティ―やフル―テ
ィの香りがやや強くでる傾向にある。代表品種にはセシ
ルブルナ―、芳純、グラナダがある。 (2)ダマスク・モダンの香り ダマスク・クラシックの香りを受け継いでいるが、含有
する香り成分のバランスが大きく異なっているため、香
りの質も違って感ぜられる。これらの成分群は、ダマス
ク・クラシックとは異なる定型パタ―ンを示すことによ
り、一つのグル―プとしてまとめられる。香りはより情
熱的であり、洗練されたものとして区別できる。代表品
種にはパパメイヤン、クリムソングロリ―、ネ―ジュパ
ルファンがある。 (3)ティ―の香り 中国大陸産のロ―ザ・シネンシスおよびロ―ザ・ギガン
ティアを由来とし、ノアゼットロ―ズ→ティ―ロ―ズに
典型的であり、ダマスクバラとは全く異なる特有の香り
成分を含有している。香りはグリ―ン・バイオレットが
基調で、上品で優雅な印象を与える。我々が調査したH
Tロ―ズのほとんどすべてが、量の多少はあるものの、
このタイプの香り成分を含有していた。現代バラの多く
は、このタイプの香りが強くでる傾向がある。代表品種
にはレディヒリンドン、桜鏡、ディオラマがある。 (4)フル―ティの香り ピ―チ様、アプリコット様、アップル様など新鮮な果実
の香りが想起されるグル―プである。含有成分はダマス
ク・クラシックおよびティ―の香りのそれぞれの特徴成
分が混在している。なかでもダマスクロ―ズ由来のエス
テル系成分や、ティ―ロ―ズ由来のグリ―ン系の成分を
多く含み、それらの微妙なバランスの違いによって、い
ろいろな果実の香りとして感ぜられる。代表品種にはダ
ブルディライト、ドフトボルケ、ハ―モニィがある。 (5)ブル―系の香り ブル―の花色をもつ品種は、一部をのぞくその殆どがほ
ぼ同様の香りを持っている。含有成分はダマスク・モダ
ンおよびティ―の香りの特徴成分が混在し、他にはない
独特な香りを形成している。代表品種にはブル―パヒュ
―ム、ブル―ム―ンがある。 (6)スパイシィ―の香り ダマスク・クラシックの香りが基調であるが、丁子様
(クロ―ブの香り)の香りがやや強く感ぜられる。含有
成分はダマスク・クラシック系の成分で占められている
が、丁子油にも含まれる特有成分を、他品種より多く含
んでいる。代表品種にはR.モスキャ―タ、ハマナシが
ある。
【0005】以上のような現状に鑑み、本発明者らは現
在の消費者の嗜好にマッチし、かつ現代的なバラの香り
として受け入れられる現代バラの香りは創作できないも
のかと、数々の化合物を検索し、鋭意検討を進めた結
果、特定のトリアルコキシベンゼンが合成香料を中心に
調合された調合ロ―ズ香料中に配合されたとき、該調合
香料に現代バラの香りをほうふつとさせる変化を与える
ことを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記一般式1で表されるトリアルコキシベンゼンを0.2
〜50重量%含有することを特徴とする現代ロ―ズ香料
組成物である。
【化3】 (式中、R1、R2、R3はそれぞれ同一または異なり、
CH3またはC25を表す。)トリアルコキシベンゼン
そのものの香気はフェノリックな甘さとスパイシィ・ウ
ッディな香りであり、およそ現代バラの香気を与えるも
のとは考えられないが、このものを天然のロ―ズ精油中
や調合ロ―ズ香料中に添加したときには、まさに現代バ
ラの香気といえる香りを発揮する現代ロ―ズ香料が提供
できるのである。
【0007】以下、本発明について詳述する。本発明で
用いるトリアルコキシベンゼンは上記一般式1で表され
る化合物であり、R1、R2、R3がすべてメチル基のと
きのトリメトキシベンゼン、R1、R2、R3がすべてエ
チル基のときのトリエトキシベンゼンなどがその例とし
て挙げられる。これらのなかで、1,2,3−トリメト
キシベンゼン、1,2,4−トリメトキシベンゼン、
1,3,5−トリメトキシベンゼンは一般に市販されて
おり、これらを購入し液体カラムクロマトグラフィ―を
用いて分取後、蒸留精製して用いることができる。その
他のトリアルコキシベンゼンは市販のフェノ―ル誘導体
を購入し、常法に基づいてアルキル化を行い、精製後用
いることができる。トリアルコキシベンゼンのなかでは
1,3,5−トリメトキシベンゼンが最も好ましく、ま
たこれらの位置異性体による効果の差はわずかである。
【0008】トリアルコキシベンゼンの配合量は、現代
ロ―ズ香料組成物全量中の0.2〜50重量%(以下、
単に%と称する。)が好ましい。この範囲内において比
較的少ない配合量から多い配合量に変化させることによ
って、(1)パパメイアンなどの品種に代表されるとこ
ろのロ―ザ・ダマセナ種あるいはロ―ザ・センチフォリ
ア種をよりソフトにかつやや粉っぽくさせた香り、
(2)レディ―・ヒリンドンなどの品種に代表されると
ころの軽くソフトな紅茶を思わせる香り、(3)ハ―モ
ニ―などの品種に代表されるところの果実らしさを感じ
る甘い香り、(4)ブル―ム―ンなどの品種に代表され
るところの(1)と(2)の香りを併せ持ち、よりすが
すがしい香り、(5)ロ―ザ・モスキャ―タなどの品種
に代表されるところのスパイシ―な香り、(6)ダイア
ナなどの品種に代表されるところのフェノリックでスパ
イシ―な香りなど多様な現代バラの香りを天然のロ―ズ
精油や調合ロ―ズ香料に与えることができる。配合量が
0.2%未満では効果が発揮されず、50%を超えると
トリアルコキシベンゼン自体の香りが主体になってしま
い、もはや現代ロ―ズ香料とはいえなくなる。
【0009】また、上記のトリアルコキシベンゼンは、
フェニルエチルアルコ―ル、ゲラニオ―ル、ネロ―ル、
シトロネリルアセテ―トおよびゲラニルアセテ―トより
なる群から選ばれた一種または二種以上の香料成分を含
有する天然のロ―ズ精油あるいは調合ロ―ズ香料中に配
合されたときに特に効果を発揮して、優れた現代ロ―ズ
香料組成物となる。この場合、[A]トリアルコキシベ
ンゼンと[B]フェニルエチルアルコ―ル、ゲラニオ―
ル、ネロ―ル、シトロネリルアセテ―トおよびゲラニル
アセテ―トよりなる群から選ばれた一種または二種以上
の香料成分との比は、重量比で[A]:[B]=1:1
〜500、好ましくは1:1〜200であり、[A]と
[B]の合計は現代ロ―ズ香料組成物全量中の50〜1
00%が好ましく、特に好ましくは60〜100%であ
る。
【0010】
【実施例】次に合成例および実施例を挙げて本発明をさ
らに詳細に説明する。本発明はこれにより限定されるも
のではない。 合成例1 2,6−ジメトキシフェノ―ル15.4gを1Nの水酸
化ナトリウム水溶液150mlとアセトン150mlに
溶解し、約60℃に加熱する。攪拌しながら沃化エチル
31.2gを滴下する。滴下後、加熱しながら約2時間
攪拌反応させ、反応終了後、該反応液からジエチルエ―
テルを用いて抽出して粗1−エトキシ−2,6−ジメト
キシベンゼン12.7gを得た。次いで、粗1−エトキ
シ−2,6−ジメトキシベンゼンを以下に示す条件の液
体カラムクロマトグラフィ―によって分取後、蒸留精製
した。 機 種:Waters Prep LC/System 500 カラム:Prep PAK-500/Silica 溶 媒:6%クロロホルム/n−ヘキサン 300ml
/min
【0011】合成例2 フィロログルシノ―ル12.6gを1Nの水酸化ナトリ
ウム水溶液300mlに溶解し、約100℃に加熱す
る。攪拌しながらジメチル硫酸25.2gを滴下する。
滴下後、加熱しながら約2時間攪拌反応させ、反応終了
後、該反応液からジエチルエ―テルを用いて抽出を行っ
た。次いでこの抽出物を以下に示す条件の液体カラムク
ロマトグラフィ―によって1,3−ジヒドロキシ−5−
メトキシベンゼンおよび1−ヒドロキシ−3,5−ジメ
トキシベンゼンを分取した。 機 種:Waters Prep LC/System 500 カラム:Prep PAK-500/Silica 溶 媒:2%クロロホルム/n−ヘキサン 300ml
/min 分取した1−ヒドロキシ−3,5−ジメトキシベンゼン
14gを1Nの水酸化ナトリウム水溶液300mlに溶
解し、約100℃に加熱する。攪拌しながら沃化エチル
18.7gを滴下する。滴下後、加熱しながら約2時間
攪拌反応させ、反応終了後、該反応液からジエチルエ―
テルを用いて抽出して粗1−エトキシ−3,5−ジメト
キシベンゼン13.5gを得た。次いで粗1−エトキシ
−3,5−ジメトキシベンゼンを1−エトキシ−2,6
−ジメトキシベンゼンの時と同じ条件の液体カラムクロ
マトグラフィ―によって分取後、蒸留精製した。また、
分取した1,3−ジヒドロキシ−5−メトキシベンゼン
についても同様に反応させ、1,3−ジエトキシ−5−
メトキシベンゼンを合成した。
【0012】合成例3 フィロログルシノ―ル12.6gを1Nの水酸化ナトリ
ウム水溶液300mlに溶解し、約100℃に加熱す
る。攪拌しながら沃化エチル62.4gを滴下する。滴
下後、加熱しながら約2時間攪拌反応させ、反応終了
後、該反応液からジエチルエ―テルを用いて抽出して粗
1,3,5−トリエトキシベンゼン12.4gを得た。
次いで、粗1,3,5−トリエトキシベンゼンを1−エ
トキシ−2,6−ジメトキシベンゼンの時と同じ条件の
液体カラムクロマトグラフィ―によって分取後、蒸留精
製した。さらにその他の化合物についても同様に、ピロ
ガロ―ルを用いて1−エトキシ−2,3−ジメトキシベ
ンゼン、1,2−ジエトキシ−3−メトキシベンゼン、
1,3−ジエトキシ−2−ジメトキシベンゼンおよび
1,2,3−トリエトキシベンゼンを、また1,2,4
−トリヒドロキシベンゼンを用いて1−エトキシ−2,
4−ジメトキシベンゼン、1−エトキシ−2,5−ジメ
トキシベンゼン、1−エトキシ−3,4−ジメトキシベ
ンゼン、1,2−ジエトキシ−4−メトキシベンゼン、
1,3−ジエトキシ−4−メトキシベンゼン、1,4−
ジエトキシ−2−メトキシベンゼンおよび1,2,4−
トリエトキシベンゼンを合成した。次いで1−エトキシ
−2,6−ジメトキシベンゼンの時と同じ条件の液体カ
ラムクロマトグラフィ―によって分取後、蒸留精製し
た。
【0013】実施例1〜4、比較例1〜3 表1の香料組成からなる現代ロ―ズ香料組成物を調製し
た。得られた実施例および比較例について、パパメイヤ
ンなどの品種(ロ―ザ・ダマセナ種あるいはロ―ザ・セ
ンチフォリア種をよりソフトにより新鮮にかつやや粉っ
ぽくさせた香り)に代表されるところの現代バラの香り
を想起させるか否かを官能評価した。評価方法および評
価点の表示は下記のとおりである。 (評価方法)専門パネル10名による官能評価。 (評価点) ◎:10名中9名以上がパパメイアンなどの品種に代表
されるところの現代バラの香りを感じ、香り全体のバラ
ンスも良いとしたもの。 ○:10名中7〜8名がパパメイアンなどの品種に代表
されるところの現代バラの香りを感じ、香り全体のバラ
ンスも良いとしたもの。 △:10名中5〜6名がパパメイアンなどの品種に代表
されるところの現代バラの香りを感じ、香り全体のバラ
ンスも良いとしたもの。 ×:10名中4名以下がパパメイアンなどの品種に代表
されるところの現代バラの香りを感じ、香り全体のバラ
ンスも良いとしたもの。
【0014】
【表1】 ──────────────────────────────────── 実施例 比較例 ──────────── ───────── 1 2 3 4 1 2 3 ──────────────────────────────────── 1,2,3-トリメトキシベンゼン 50 50 − − 1 300 350 1,3,5-トリメトキシベンゼン − 100 30 50 − 200 150 1-エトキシ-2,6- ジメトキシベンゼン − − 50 50 − 200 − 1,3,5-トリエトキシベンゼン 50 10 − 30 − 150 150 フェニルエチルアルコ―ル 150 150 200 100 150 200 100 ゲラニオ―ル 650 650 600 500 650 400 300 ネロ―ル 50 40 50 50 50 40 40 シトロネリルアセテ―ト 6 − 6 6 6 6 6 ゲラニルアセテ―ト 20 20 20 − 20 10 20 フェニルエチルアセテ―ト − − − − − − − シトラ―ル 3 3 − 3 3 3 3 ファルネソ―ル 40 45 45 45 40 40 40 フェニルアセトアルデヒド − − 10 − 10 − − オイゲノ―ル 5 5 5 − 5 5 5 シス-3- ヘキセノ―ル 1 1 − 1 1 1 1 トルコ産天然ロ―ズ精油 − 50 10 100 − 10 100 ──────────────────────────────────── 合 計 1025 1124 1026 935 936 1515 1265 ──────────────────────────────────── 評 価 ○ ◎ ◎ ○ × × ×〜△ ────────────────────────────────────
【0015】実施例5 表2に示す実施例5は、ダマスク系(ロ―ザ・ダマセナ
種やロ―ザ・センチフォリア種)の香りに紅茶様の優雅
な香りがミックスしたソフトな現代バラの香気を有して
いた(セシルブルナ―,芳純に代表される香気)。
【0016】実施例6 表2に示す実施例6は、新鮮なグリ―ンの香りとバイオ
レット様の紅茶の香りがミックスした上品で優雅な現代
バラの香気を有していた(レディヒリンドン,桜鏡,デ
ィオラマに代表される香気)。
【0017】実施例7 表2に示す実施例7は、ピ―チ+アップル様の新鮮な果
実を想起させ、フル―ティな甘さをもつ現代バラの香気
を有していた(ダブルディライト,ドフトボルケ,ハ―
モニィに代表される香気)。
【0018】
【表2】 ─────────────────────────── 実施例 ─────────── 5 6 7 ─────────────────────────── 1,2,3-トリメトキシベンゼン 10 10 20 1,3,5-トリメトキシベンゼン 20 − − 1-エトキシ-2,6- ジメトキシベンゼン − 50 − 1,3,5-トリエトキシベンゼン 50 200 30 フェニルエチルアルコ―ル 800 10 300 ゲラニオ―ル 50 300 100 ネロ―ル 40 100 50 シトロネリルアセテ―ト 300 3 30 ゲラニルアセテ―ト 10 3 20 フェニルエチルアセテ―ト − − 200 シトラ―ル 3 1 30 ファルネソ―ル 45 100 45 フェニルアセトアルデヒド − 5 10 オイゲノ―ル 5 5 5 シス-3-ヘキセノ―ル 1 3 2 トルコ産天然ロ―ズ精油 10 10 − ─────────────────────────── 合 計 1344 800 842 ───────────────────────────
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現代ロ―
ズ香料組成物は、従来得ることのできなかった現代バラ
の香りをほうふつとさせる優れた香料組成物である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式で表されるトリアルコキシベ
    ンゼンを0.2〜50重量%含有することを特徴とする
    現代ロ―ズ香料組成物。 【化1】 (式中、R1、R2、R3はそれぞれ同一または異なり、
    CH3またはC25を表す。)
  2. 【請求項2】 下記一般式で表されるトリアルコキシベ
    ンゼンと、フェニルエチルアルコ―ル、ゲラニオ―ル、
    ネロ―ル、シトロネリルアセテ―トおよびゲラニルアセ
    テ―トよりなる群から選ばれた一種または二種以上とを
    含有し、トリアルコキシベンゼンの配合量が0.2〜5
    0重量%であることを特徴とする現代ロ―ズ香料組成
    物。 【化2】 (式中、R1、R2、R3はそれぞれ同一または異なり、
    CH3またはC25を表す。)
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