JPH05125287A - 顔料組成物 - Google Patents

顔料組成物

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JPH05125287A
JPH05125287A JP4089184A JP8918492A JPH05125287A JP H05125287 A JPH05125287 A JP H05125287A JP 4089184 A JP4089184 A JP 4089184A JP 8918492 A JP8918492 A JP 8918492A JP H05125287 A JPH05125287 A JP H05125287A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】凝集防止添加剤としてフタロシアニン誘導体を
含有する顔料組成物を提供する。 【構成】(a)顔料と(b)下記式Iのフタロシアニン
化合物とを含有する顔料組成物。 MPc(CH2 NHCO−A)n I (式中、Pcはフタロシアニン残基であり、これは場合
によってはさらに平均1個までの塩素原子または臭素原
子によって、あるいはスルホン酸基によって置換されて
いてもよい、Mは水素または金属フタロシアニンを形成
しうる金属である、nは0.1乃至4.0であり、Aは
3 −C21 アルケニル、C5 −C8 シクロアルキル、
7 −C11 アラールキル、C6 −C10 アリール、5員
または6員の複素環残基または融合された複素環系であ
る) 【効果】本顔料組成物は、特に印刷インキ中において優
れた流動性(非凝集性)を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は顔料組成物に関し、さらに詳細に
は凝集防止添加剤としてフタロシアニン誘導体を含有す
る顔料組成物に関する。フタロシアニン誘導体を、顔料
のための特にフタロシアニン顔料のための凝集防止添加
剤として使用することはすでに既知である。
【0002】たとえば、英国特許第949739号明細
書には、当該安定化剤として下記式のフタロシアニン化
合物を含有する非凝集性フタロシアニン組成物が記載さ
れている。 Pc−(CH2NR12m (式中、Pcはm価のフタロシアニン残基であり、R1
とR2とは互いに独立的に水素、または場合によっては
置換された脂肪族残基であるか、または−NR12で複
素環式基であり、そしてmは1、2、3または4であ
る)。
【0003】英国特許願第2009205号明細書に
は、下記成分を含有するフタロシアニン顔料組成物が開
示されている: (a)フタロシアニン顔料、(b)凝集防止添加剤とし
て特に下記式の化合物
【化1】 (式中、Pcはn価の非金属または金属フタロシアニン
の残基;R1 は水素、アルキル、シクロアルキル、ヒド
ロキシアルキル、アミノアルキルまたはアラールキル;
2 アルキル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、
アミノアルキルまたはアラールキルであるか;またはR
1とR2とはN原子と一緒で5員、6員または7員の複素
環であることができ;lは1、2、3または4;nは
1、2、3、4、5、6、7または8である)、(c)
陰イオン界面活性剤の多価金属塩。
【0004】欧州特許第0087713号明細書には、
下記成分を含有する向上された色彩特性と向上された使
用特性とを有するフタロシアニン組成物が記載されてい
る: (a)微細に粉砕されたフタロシアニン顔料; (b)下記の式を有する少なくとも1種のフタロシアニ
ン化合物
【化2】 (式中、Pcは場合によっては2個までの塩素原子を含
有しているn価のフタロシアニン残基;R1とR2とは互
いに独立的にC2−C6アルキルまたはC2−C4ヒドロキ
シアルキル;R3はC1−C14アルキル、C2−C4ヒドロ
キシアルキル、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピルま
たはベンジルであり;Xは1当量の陰イオン;zは1ま
たは2;nは1、2、3または4である)。
【0005】これまでに提案されているいま1つの非凝
集性フタロシアニン顔料を得る方法は、基本フタロシア
ニン分子を変性させることである。すなわち、英国特許
第6955233号明細書には、フタロシアニンを式
【化3】 (式中、Rは二価の基、たとえばメチレン基またはo−
フェニレン基である)のヒドロキシルメチルイミドと反
応させて、フタロシアニン分子に式
【化4】 (式中、Rは前記の意味を有する)の基を導入すること
によって変性フタロシアニン顔料を製造することが記載
されている。この英国特許第6955233号明細書に
は、この方法によって変性されたフタロシアニンが結晶
化ならびに凝集に対して極めて大きい抵抗性を示す旨記
載されている。
【0006】しかしながら、その主張は米国特許第28
55403号明細書、たとえばその実施例1において否
定されている。すなわち、その記載によれば、銅フタロ
シアニンと、銅フタロシアニン1分子当り平均1個のフ
タルイミドメチル基を含有しているメチロール−フタル
イミドとの反応生成物は、通常の自動車用ラッカー塗料
中で強度の凝集を示す。米国特許第2855403号の
発明は、上記の英国特許第695523号明細書記載の
製品にかかわる凝集の問題を解決するものであって、塩
基性窒素原子上に少なくとも2個の水素を有する特定の
窒素塩基と当該製品とをさらに反応させる方法である。
【0007】基礎顔料に特定のアミドメチルフタロシア
ニン誘導体を導入することによって、印刷インク中にお
いて優れた流動性(非凝集性)を有する顔料組成物が得
られることが見い出された。すなわち、本発明は(a)
顔料と(b)下記式Iのフタロシアニン化合物とを含有
する顔料組成物である。 MPc(CH2NHCO−A)n I 式中、Pcはフタロシアニン残基であり、これは場合に
よってはさらに平均1個までの塩素原子または臭素原子
によって、あるいはスルホン酸基によって置換されてい
てもよい、ただし、さらに置換されていないのが好まし
い;Mは水素または金属フタロシアニンを形成しうる金
属、たとえばMg,Al,Ni,Fe,Zn,Pb,S
nまたは好ましくはCuである;nは0.1乃至4.
0、好ましくは1.0乃至3.0;AはC3−C21アル
ケニル、C5−C8シクロアルキル、C7−C11アラール
キル、C6またはC10アリール、または5員または6員の
複素環残基または融合された複素環系である。
【0008】本発明の組成物の成分(a)としては、凝
集の傾向のある任意の顔料を使用することができる。し
たがって、凝集性顔料はアゾ、アントラキノン、キナク
リドン、イソインドリノン、ジオキサジン、ペリレンな
どの顔料でありうる。しかしながら、好ましいのはフタ
ロシアニン顔料、たとえば場合によっては塩素化された
フタロシアニン顔料、場合によっては金属を含有するフ
タロシアニン顔料であり、未置換銅フタロシアニン顔料
が特に好ましい。
【0009】Aが意味するC3−C21アルケニル基の例
は、プロペニル−1、ブテニル−1、ヘキセニル−1、
ヘプテニル−1,2−プロペニル(アリル)、3−ブテ
ン−1−イル、(2−メチル)2−プロペン−1−イル
(イソブテニル)、2,6−ジメチル5−ヘプテン−1
−イル、9−デセン−1−イル、8−トリデセン−1−
イル、8−ペンタデセン−1−イル、8−ヘプタデセン
−1−イル、10−ノナデセン−1−イル、12−ヘネ
イコセン−1−イルなどである。好ましいアルケニル基
Aは、8−ペンタデセン−1−イルと8−ヘプタデセン
−1−イルとである。C5−C8シクロアルキル基の例
は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル
などであり、シクロヘキシルが好ましい。Aが意味する
7−C11アラールキル基は、原則的にはベンジルまた
はナフチルメチルであり、ベンジルが好ましい。Aが意
味するC6またはC10アリールは、フェニルまたはナフチ
ルであり、フェニルが好ましい。Aが意味する5乃至7
員の複素環式基の例は、フリル、チエニル、ピリル、ピ
ラゾリル、ピリジル、ピラジルなどであり、2−フリル
および3−ピリジルが好ましい。Aが意味する融合複素
環系の例は、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾイミ
ダゾリル、キノリル、特に3−キノリルである。Aの意
味する環式置換基、すなわちシクロアルキル、アラール
キル、アリール、複素環式及び融合複素環式基は、1個
またはそれ以上の置換基を含有していてもよい。ただ
し、それらの置換基が式Iのフタロシアニン化合物の凝
集防止特性を損なわないものであることを条件とする。
適当な置換基の例をあげれば、メチル、エチル、n−プ
ロピル、n−ブチル、n−ヘキシルのごときC1−C6
ルキル基;メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−
ブトキシ、n−ヘキソキシ基のごときC1−C6アルコキ
シ基;ヒドロキシル基;ニトロ基;塩素、臭素、ヨウ素
などのハロゲン基である。
【0010】式Iの化合物は新規化合物であり、そして
本発明のいま1つの対象である。1つの方法によれば、
式Iの化合物は下記式 II MPc(CH2NH2n II (式中、M、Pcおよびnは前記の意味を有する)のア
ミノメチルフタロシアニンを、下記式 III A−CO−hal III (式中、Aは前記の意味を有し、halはハロゲン原
子、特に塩素を意味する)の酸ハロゲン化物と反応させ
ることによって製造される。式IIおよびIIIの出発
物質は既知化合物である。式IIの化合物ならびにその
製造方法は、たとえば英国特許第949737号明細書
に記載されている。酸ハロゲン化物はほとんどのものが
市場から入手可能な物質である。式IIの化合物は、式 I
IIの酸塩化物反応体の加水分解を回避するために本質的
に水を含有しているべきではない。式IIの化合物がプ
レスケーキとして最初に与えられる場合には、まず水
を、たとえばピリジンのごとき適当な溶剤を使用して共
沸蒸留によって除去しなければならない。このあと、無
水の式IIの反応体を、通常のアシル化反応条件下におい
て式 IIIの酸塩化物と反応させることができる。たとえ
ば、好ましくはアシル化反応の間に遊離されてくるハロ
ゲン化水素を吸収しうる剤の存在下において、都合がよ
いのは最初の脱水処理において使用されたピリジンのよ
うな剤の存在下において、酸塩化物を制御添加すること
によって反応を実施することができる。
【0011】本発明による顔料組成物中に存在すべき式
Iの化合物の量は、顔料成分すなわち成分(a)を基準
にして0.5乃至20重量部の範囲が適当であり、好ま
しくは1.0乃至10重量部の範囲である。成分(b)
は本発明の顔料組成物の成分(a)の加工の任意の段階
において該成分(a)に配合することができる。たとえ
ば、粗製の基本フタロシアニンを顔料形態に加工または
変換することは、該粗製フタロシアニンと成分(b)と
を混合しそしてこの混合物を摩砕することによって実施
されうる。顔料フタロシアニンのいま1つの製造方法に
おいては、成分(a)としての基本フタロシアニンを摩
砕し、そして少なくとも部分的には水と混和性である極
性有機溶剤、たとえばイソプロパノールとを用いて処理
される。成分(b)は、この加工の任意の段階で配合す
ることができる。
【0012】本発明による顔料組成物は、さらに常用の
顔料添加物、たとえばアビエチン酸やそのエステルのご
とき天然樹脂を少量、たとえば顔料組成物の全量を基準
にして5重量%まで含有することができる。本発明によ
る顔料組成物は、表面コーティング媒体の着色のため、
特に印刷インク、とりわけグラビア印刷インク中に使用
するのに特に好適であり、それらインクに優秀な流動
(非凝集)性を賦与する。したがって、本発明はまた表
面コーティング組成物、好ましくは印刷インク特にグラ
ビア印刷インクを提供し、それは本発明による顔料組成
物を、全表面コーティング組成物を基準にして、好まし
くは1乃至20重量%、特に好ましくは5乃至15重量
%含有している。
【0013】以下、本発明を実施例によってさらに説明
する。式IIのアミノメチルフタロシアニンの反応は、
完全に終了されない場合もある。したがって、反応生成
物中に未反応物質が存在することがありうる。しかしな
がら、このような未反応物質が最終顔料性能に悪影響を
及ぼすことはない。以下の実施例においては、出発物質
すなわちCuPc(CH2NH22.5と本発明による式
Iの化合物との両者のフーリェ変換赤外線スペクトルが
測定された。これは、4000cm-1と400cm-1
の間のKBrディスクとしてフィリップスPU 980
0 FTIR 分光光度計 (Phillips PU 9800
FTIRSpectrophotometer)で記録された。これらの
スペクトルは、各酸塩化物出発物質の赤外線スペクトル
(the Aldrich Library of Infra-red Spectra, 2
ndEdition, C.J. Pouchert)と関連させて、いずれ
の出発物質も最終生成物中、すなわち式Iの新規化合物
中には多量には存在しないことを示すために使用され
た。ここで留意されたいことはいくつかの酸塩化物出発
物質は液体であり、そしてそれらのスペクトルが純液体
のスペクトルであることである。1つの物質の異なる物
理的状態における赤外線スペクトル間にはいくらかの差
異が現れることがある。
【0014】実施例1 [A]アミノメチル銅フタロシアニン(銅フタロシアニ
ンの1分子当り約2.5のアミノメチル基を含有)50
部を、固形分21%のプレスケーキとして、750部の
ピリジン中において4時間でスラリー化した。この混合
物を沸騰温度に加熱し、そしてスラリーの水分がなくな
るまで水−ピリジンを共沸除去した(これにはピリジン
の追加を要する)。このあと、この混合物を室温に冷却
し、塩化ベンゾイル80.45部を滴下添加し、そして
その攪拌スラリーを20時間還流下において加熱した。
次に、この反応混合物を攪拌冷水7000部中に注入
し、濾過し、そして多量の冷水で洗った。92%の純度
(アセトン不溶物質)の生成物62.2部を得た。出発
物質のアミノメチルCuPcのFTIRスペクトルと反
応生成物CuPc(CH2NHCOPh)2.5のFTIR
スペクトルとは明らかに異なっていた。ベンゾアミドメ
チル−CuPc生成物のスペクトルにおいては、129
0cm-1、970cm-1および700cm-1に非常に強
いピークが現れるが、アミノメチル−CuPc出発物質
のスペクトルにはこれは存在しない。また、620cm
-1におけるブロードなピークは、アミノメチル−CuP
c出発物質の場合にのみ現れる。ベンゾアミドメチル−
CuPc生成物の場合には、1500cm-1と800c
-1との間にIR活動の上昇が明らかである。実施例1
(A)のベンゾアミドメチル−CuPc生成物の場合、1
650cm-1に非常に強いバンドが存在し、これには1
700cm-1および1720cm-1における2個のバン
ドが伴なっていた。1600cm-1と1850cm-1
の間の強い吸収はカルボニル伸縮活動、Vc=0に非常
に特徴的なものであり、それを強く証明するものであっ
た。酸塩化物出発物質のカルボニル伸縮振動波数は17
73cm-1である。アリール酸塩化物は一般に1750
cm-1と1805cm-1との間にVc=0を持つ。これ
に対して、固体状態IRでは、アミドカルボニルのバン
ドは典型的に1650cm-1近辺に存在する。従って、
実施例1(A)の生成物はアミドである。類似の濃度お
よびバンド形状を有するそのような吸収は、アミノメチ
ル−CuPc出発物質のスペクトルには存在しない。ア
ミノメチル−CuPc出発物質の走査における1500
cm-1と1700cm-1との間の活動は、-NH2曲げモ
ードを指示するものである(D.H.WilliamsとI. Fl
emingとの Organic Chemistry, 第3版のSpectrosco
pic methods参照)。塩化ベンゾイル出発物質の場合に
650cm-1に見られる広い炭素−塩素伸縮振動Vc−
Clは、実施例1(A)のベンゾアミドメチル−CuP
c生成物の走査においては存在しない。その近くの、約
730cm-1におけるバンドはすべてのスペクトルに現
れ、これは多分CuPcに基づくものと思われる。15
00cm-1、1330cm-1、1090cm-1に現れる
バンドも、このカテゴリーに入るものである。アミノメ
チル−CuPc出発物質およびベンゾアミドメチル−C
uPc生成物の走査においては、2000cm-1以上で
は各種の炭素−水素伸縮振動のための広いピーク以外に
はほとんど活動がみられない。それらの炭素−水素伸縮
振動は主としてCuPcに基づくものであり、従ってア
ミノメチル−CuPc走査の場合にもベンゾアミドメチ
ル−CuPc走査の場合にも現れる。このバンドは該ア
ミン走査およびアミド走査において−NH伸縮振動を隠
す。約3000cm-1における2つの小さいピークは、
実施例1(A)のベンゾアミドメチル−CuPc生成物
の場合には+100cm-1移動していた。 [B]精製した上記生成物3.4部と銅フタロシアニン
の68.8部とを0.6リットル容量のミルポット、VI
BRATOMに入れて一緒に乾式摩砕した。このミルポ
ットには、直径1.27cmの鋼鉄級315部と天井フ
ェルト留め鋲530部とが含有されており、摩砕は3時
間20分実施された。得られた顔料粉末はEndecottsふ
るい皿を通して排出させた。 [C] フェノール変性ロジン:トルエン、1:1混合物 24部 トルエン 20部 実施例1Bからの顔料粉末 6部 ガラス玉(2mm直径) 41.5部 を113.4gジャーに装填し、これをローラにのせ、
室温において16時間50分、150rpmの回転速度
で回転させた。このボールミリング実施後、その試料ジ
ャーを15秒間激しく振とうし、そして中身のミルベー
スをNo.3シェルの中に満杯になるまで傾注した。こ
のミルベースはシェルから迅速に、かつ流れが途切れる
ことなく排出された。
【0015】実施例2 [A]アミノメチル銅フタロシアニン(銅フタロシアニ
ンの1分子当り約2.5のアミノメチル基を含有)20
部を、固形分20%のプレスケーキとして、300部の
ピリジン中において4時間でスラリー化した。この混合
物を沸騰温度に加熱し、そしてスラリーの水分がなくな
るまで水−ピリジンを共沸除去した(これにはピリジン
の追加を要する)。次に、この混合物を室温に冷却し、
4−メチル塩化ベンゾイル35.4部を滴下添加し、そ
してその攪拌スラリーを20時間還流下において加熱し
た。次に、この反応混合物を攪拌冷水3000部に注入
し、濾過し、そして多量の冷水で洗った。生成物35.
84部を得た。アセトンでこの生成物を精製した。生成
物の溶解性により損失が生じた。実施例2(A)の生成
物のFTIRスペクトルは、実施例1(A)のFTIR
スペクトルとバンド形状、位置および相対濃度の点にお
いて実質的に重ね合わせることができるものであった。
いくつかのピーク、すなわち830cm-1および600
cm-1のピークは実施例2(A)の生成物のスペクトル
にのみ現われた。この差異は、モノ置換ベンゼン環内に
おける対称性の変化によるものである。最も重要なこと
は、実施例2(A)のトルイルアミドメチル−CuPc
生成物のFTIRスペクトルとアミノメチル−CuPc
および塩化トルイル各出発物質のスペクトルとの間に明
瞭な差異がみられたことである。 [B]精製された上記生成物6.7部と銅フタロシアニ
ンの68.8部とを実施例1Bに記載した方法で一緒に
乾式摩砕した。 [C]フェノール変性ロジン:トルエン(1:1)混合
物94部とトルエン80部とを500部容量の水冷ポッ
トに装填した。これに実施例2Bからの顔料粉末24部
を攪拌しながら(分散ヘッド付き高速攪拌器使用)添加
した。この混合物を回転速度4000rpmで15分間
プレミックスした。分散ヘッドを3枚羽根ディスクイン
ペラーに換え、水冷をセットし、そしてポットにガラス玉
(直径2mm)320部を加えた。この混合物を200
0rpmの回転速度で30分間ガラス玉摩砕にかけ、そ
のあと2号エナメルコップ(No.2 Zahn Cup)に満杯
になるまで傾注した。このミルベースは迅速に、かつ流
れが途切れることなくカップから排出された。
【0016】実施例3 [A]アミノメチル銅フタロシアニン(銅フタロシアニ
ンの1分子当り約1のアミノメチル基を含有)18部
を、固形分18%のプレスケーキとして、300部のピ
リジン中において4時間でスラリー化した。共沸によっ
て水を除去した後、2−フロイルクロライドの26.9
部を添加し、そしてその攪拌スラリーを20時間沸騰さ
せた。沈殿物を濾過し、そしてピリジンがなくなるまで
冷水で洗浄した。収量24.24部。純度94.5%。
実施例3(A)の生成物のFTIRスペクトルは、実施
例1(A)の生成物のスペクトルと類似していた。Cu
Pcに基づくピークが1510、1330、1280、
1175、1135、1100および740cm-1に見
られた。カルボニル吸収バンドの位置およびその出現に
よって、新規なフロイルアミドメチル−CuPc化合物
の存在が確認された。 [B]実施例3Aからの生成物5.32部と銅フタロシ
アニンの67部とを一緒にして実施例1Bに記載した方
法により乾式摩砕した。 [C] フェノール変性ロジン:トルエン、1:1混合物 48部 トルエン 40部 実施例3Bからの顔料粉末 12部 ステアタイト球(10mm直径) 200部 を454gジャーに装填し、これをローラにのせ、16
時間、115rpmの回転速度で回転させた。摩砕後、
その試料ジャーの内容物を2号エナメルコップに傾注し
た。このミルベースをエナメルコップから排出させた
時、優れた流動性を示した。
【0017】実施例4 [A]アミノメチル銅フタロシアニン(銅フタロシアニ
ンの1分子当り約1のアミノメチル基を含有)19.3
部を、実施例3Aに記載した方法によって、塩化ニコチ
ノイル塩酸塩39.34部と反応させた。95.2%の
純度(アセトン不溶物)の生成物25.98部を得た。
実施例4(A)の生成物のFTIRスペクトルは、実施
例1(A)のFTIRスペクトルと類似していた。15
10、1330、1280、1175、1135、11
00および740cm-1にCuPcに基づくピークが存
在した。カルボニル吸収バンドの出現およびその位置に
よって、新規ニコチンアミドメチル−CuPcの存在が
確認された。 [B]実施例4Aからの生成物5.28部と銅フタロシ
アニンの67部とを実施例1Bに記載した方法で一緒に
乾式摩砕した。 [C] フェノール変性ロジン:トルエン、1:1混合物 24部 トルエン 20部 実施例4Bからの顔料粉末 6部 ガラス玉(2mm直径) 41.5部 を113.4gジャーに装填し、これをローラにのせ、
室温において16時間50分、115rpmの回転速度
で回転させた。このボールミリング後、その試料ジャー
の内容物を15秒間激しく振とうし、そしてそのミルベ
ースをNo.3シェルの中に満杯になるまで傾注した。
このシェルから排出させる時に、そのインクは優秀な流
動性を示した。
【0018】実施例5 [A]アミノメチル銅フタロシアニン(銅フタロシアニ
ンの1分子当り約2.5のアミノメチル基を含有)10
部を、固形分20.2%のプレスケーキとして、150
部のピリジン中において4時間でスラリー化した。この
混合物を沸騰するまで加熱し、そしてスラリーの水分が
なくなるまで水−ピリジンを共沸除去した。次に、この
混合物を室温に冷却し、3,5−ジクロロベンゾイルク
ロライドの23.98部を滴下添加し、そしてその攪拌
スラリーを20時間還流下において加熱した。次に、こ
の反応混合物を攪拌冷水1500部に注入し、濾過し、
そして水でよく洗浄した。これによって、93.4%の
純度(アセトン不溶物)の生成物16.9部を得た。 実施例5(A)の生成物のFTIRスペクトルは、実施
例1(A)の生成物のスペクトルに類似していた。ただ
し、1670cm-1と約1000cm-1とにジ置換ベン
ゼン環による余分な吸収バンドが存在した。 [B]実施例5Aからの精製された生成物3.4部と銅
フタロシアニンの68.8部とを一緒にして、実施例1
Bに記載した方法により乾式摩砕した。 [C]5Bからの顔料粉末をインク系に配合し、そして
実施例1Cに記載した仕方で評価したところ、優秀な流
動性を示した。
【0019】実施例6 [A]アミノメチル銅フタロシアニン(銅フタロシアニ
ンの1分子当り約2.5のアミノメチル基を含有)20
部を、固形分22.2%のプレスケーキとして、300
部のピリジン中において4時間でスラリー化した。この
混合物を沸騰するまで加熱し、そしてスラリーの水分が
なくなるまで水−ピリジン共沸物を除去した。このあと
混合物を室温に冷却し、シクロヘキサンカルボニルクロ
ライドの33.6部を滴下添加し、そしてその攪拌スラ
リーを20時間還流下において加熱した。次に、この反
応混合物を攪拌冷水3000部に注入し、濾過し、そし
て水でよく洗った。純度87.8%(アセトン不溶物)
で生成物27.5部を得た。実施例6(A)の生成物の
FTIRスペクトルは、シクロヘキシル基に特徴的な2
950cm-1の強い二重線によりシクロヘキシル化合物
であることを明瞭に示した。またカルボニルバンドは1
700cm-1のアミドと一致した。600cm-1と80
0cm-1との間では明瞭なC−Cl活動は見られなかっ
た。 [B]実施例6Aからの未精製生成物7.63部と銅フ
タロシアニンの67部とを一緒にして、実施例1Bに記
載した方法により乾式摩砕した。 [C]6Bからの顔料粉末をインク系に配合し、そして
実施例1Cに記載した方法で評価したところ、インクは
優秀な流動性を示した。
【0020】実施例7 [A]アミノメチル銅フタロシアニン(銅フタロシアニ
ンの1分子当り約2.5のアミノメチル基を含有)20
部を、固形分21.1%のプレスケーキとして、300
部のピリジン中において4時間でスラリー化した。この
混合物を沸騰するまで加熱し、そしてスラリーの水分が
なくなるまで水−ピリジン共沸物を除去した。このあと
混合物を室温に冷却し、カプリロルクロライドの37.
3部を滴下添加し、そしてその攪拌スラリーを20時間
還流下において加熱した。次に、この反応混合物を攪拌
冷水3000部に注入し、濾過し、水でよく洗った。得
られたケーキを冷水中においてスラリーとし、水酸化ナ
トリウム希薄水溶液中に分散させた。これを500部の
アセトンに分散し、吸引濾過し、乾燥した。生成物1
6.2部を得た。 実施例7Aの生成物のFTIRスペクトルは、アミノメ
チル銅フタロシアニンのFTIRスペクトルとは明らか
に相違していた。75cm-1のカルボニルバンドは、1
701cm-1における遊離の酸塩化物のカルボニルバン
ドよりも低い。 [B]実施例7Aからの生成物3.35部と銅フタロシ
アニンの67部とを一緒にして、実施例1Bに記載した
方法により乾式摩砕した。 [C]7Bからの顔料粉末をインク系に配合し、そして
実施例1Cに記載した方法で評価したところ、優秀な流
動性を示した。
【0021】実施例8 [A]アミノメチル銅フタロシアニン(銅フタロシアニ
ンの1分子当り約2.5のアミノメチル基を含有)1
5.9部を、固形分22.2%のプレスケーキとして、
238部のピリジン中において4時間でスラリー化し
た。この混合物を沸騰するまで加熱し、そしてスラリー
の水分がなくなるまで水−ピリジン共沸物を除去する。
次に、この混合物を室温に冷却し、オレオイルクロライ
ドの20部を滴下添加し、そしてその攪拌スラリーを2
0時間還流下において加熱した。次に、この反応混合物
を攪拌冷水3000部に注入し、濾過し、水でよく洗っ
た。純度60.2%(アセトン不溶物)で生成物27.
9部を得た。 実施例8Aの生成物のFTIRスペクトルは、オレオイ
ル活動の特徴的な2900cm-1の強い二重線を示し
た。カルボニルの位置はアミド生成物のものと一致し
た。 [B]実施例8Aからの精製生成物8.35部と銅フタ
ロシアニンの67部とを一緒にして、実施例1Bに記載
した方法により乾式摩砕した。 [C]8Bからの顔料粉末をインク系に配合し、そして
実施例1Cに記載した方法で評価したところ、インクは
優秀な流動性を示した。
【0022】実施例9 [A]アミノメチル銅フタロシアニン(銅フタロシアニ
ンの1分子当り約2.5のアミノメチル基を含有)20
部を、固形分22.5%のプレスケーキとして、300
部のピリジン中において4時間でスラリー化した。この
混合物を沸騰するまで加熱し、そしてスラリーの水分が
なくなるまで水−ピリジン共沸物を除去する。次に、こ
の混合物を室温に冷却し、ベニルカルボニルの35.4
部を滴下添加し、そしてその攪拌スラリーを20時間還
流下において加熱した。次に、この反応混合物を攪拌冷
水3000部に注入し、濾過し、水でよく洗った。純度
62.7%(アセトン不溶物)で生成物31.5部を得
た。実施例9Aの生成物のFTIRスペクトルは、アミ
ドの存在と完全に一致するバンドを示した。 [B]実施例9Aからの未精製生成物3.21部と銅フ
タロシアニンの67部とを一緒にして実施例1Bに記載
した方法により乾式摩砕した。 [C]9Bからの顔料粉末をインク系に配合し、そして
実施例1Cに記載した方法で評価したところ、インクは
優秀な流動性を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミツシエル デヴイツド マクフアーレン スコツトランド国,レンフリユウシエア ー,ヒユーストン,ロチエル ウエイ 15

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)顔料と(b)下記式Iのフタロシ
    アニン化合物とを含有する顔料組成物 MPc(CH2 NHCO−A)n I (式中、Pcはフタロシアニン残基であり、これは場合
    によってはさらに平均1個までの塩素原子または臭素原
    子によって、あるいはスルホン酸基によって置換されて
    いてもよい、Mは水素または金属フタロシアニンを形成
    しうる金属である、nは0.1乃至4.0であり、Aは
    3−C21アルケニル、C5−C8シクロアルキル、C7
    11アラールキル、C6−C10アリール、5員または6員
    の複素環残基または融合された複素環系である)。
  2. 【請求項2】 成分(a)がフタロシアニン顔料である
    請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 成分(a)が置換されていない銅フタロ
    シアニンである請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 成分(b)が、式中のPcがさらに置換
    されていないフタロシアニンである、式Iの化合物であ
    る前記請求項1乃至3のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 式Iの化合物中のMが銅である前記請求
    項1乃至4のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 式Iの化合物中のnが1.0乃至3.0
    の範囲である前記請求項1乃至5のいずれかに記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】 式Iの化合物が、成分(a)の重量を基
    準にして、0.5乃至20重量部の量で存在している前
    記請求項1乃至6のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 式Iの化合物が、成分(a)の重量を基
    準にして、1.0乃至10重量部の量で存在している前
    記請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 着色有効量の請求項1記載の顔料組成物
    を含有する表面コーティング組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の顔料組成物を、表面コ
    ーティング組成物の重量を基準にして、1乃至20重量
    %含有している請求項9記載の表面コーティング組成
    物。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の顔料組成物を、表面コ
    ーティング組成物の重量を基準にして、5乃至15重量
    %含有している請求項10記載の表面コーティング組成
    物。
  12. 【請求項12】 印刷インクである請求項9乃至11の
    いずれかに記載の表面コーティング組成物。
  13. 【請求項13】 グラビア印刷インクである請求項12
    記載の表面コーティング組成物。
  14. 【請求項14】 下記式Iの化合物 MPc(CH2 NHCO−A)n I (式中、M,Pc,A,nは請求項1で定義した意味を
    有する)。
  15. 【請求項15】 Mが銅である請求項14記載の化合
    物。
  16. 【請求項16】 nが1.0乃至3.0の範囲である請
    求項14または15記載の化合物。
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