JPH0512520U - 折版屋根カバー材 - Google Patents

折版屋根カバー材

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JPH0512520U
JPH0512520U JP5976291U JP5976291U JPH0512520U JP H0512520 U JPH0512520 U JP H0512520U JP 5976291 U JP5976291 U JP 5976291U JP 5976291 U JP5976291 U JP 5976291U JP H0512520 U JPH0512520 U JP H0512520U
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roof cover
folded roof
folded
inorganic powder
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清吾 相崎
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 折版屋根2の上に被せて使用される折版屋根
カバー材において、折版屋根カバー材本体5の上面に無
機粉粒体41を食い込ませた弾性体接着剤層4を積層す
る。 【効果】 無機粉粒体を弾性体接着剤層に食い込ませて
いるので、無機粉粒体が弾性体接着剤層から剥がれにく
く、且つ接着剤が弾性力を持っているので、折版屋根カ
バー材の上を歩行し易い。又、雨が降った後、折版屋根
カバー材の上面が濡れていても滑ったりすることがな
く、安全に歩行できる。更に、見栄えが良くバルコニー
等に活用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は折版屋根カバー材に関し、特に、折版屋根の上で使用して折版屋根を バルコニー等に使用できるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅に使用される折版屋根は特公昭58−20352号公報に記載され ているように、山と谷とが交互に凹凸状に形成されている金属製板であって、こ の凹凸状の折版屋根を住宅の上に取り付けて使用するものである。
【0003】 そして、この折版屋根に勾配が付いていない場合、即ち陸屋根の場合、その上 に、床材を敷いて、ベランダにしたり、断熱材を敷いて、太陽からの輻射熱を和 らげる等の如く床材や断熱材といったカバー材を折版屋根の上に設けることが屡 行われている。
【0004】 例えば、実開昭62−176315号公報には、折版屋根の上に断熱材となる 無機発泡体であるカバー材を設けることが記載されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、カバー材を金属製折版屋根の上に単に敷き並べるだけでは、このカバ ー材の間から雨水が漏れ、下の折版屋根の上に溜まり、折版屋根が錆易いという 問題がある。
【0006】 又、折版屋根の上に床材を単に敷き詰めて、ベランダとして利用しても、見栄 えは良くないものであった。 このような問題点に鑑み本考案者は先に実願平2−402057号に係る折版 屋根カバー材を提案した。本考案の目的は実願平2−402057号の考案を更 に改良し、簡単に施工でき、しかも、折版屋根が雨水で濡れることがないように 施工でき、且つ折版屋根の上で外観の良いベランダ等に利用できる折版屋根カバ ー材を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決し、上記目的を達成するためになしたもので、折版 屋根カバー材本体の上面に無機粉粒体を食い込ませた弾性体接着剤層を積層して なることとした。
【0008】 更に、雨水により折版屋根を濡らすことのない本考案折版屋根カバー材として は、両側縁部から水平方向に突出させた突出部と、その先端が立ち上げられた立 上部とで溝部が形成された折版屋根カバー材本体と、断面コ字型接続材とからな り該断面コ字型接続材及び折版屋根カバー材本体の上面に、あるいは、一方の側 縁部に下方向に開口する溝部を設けた上連結片と、他方の側縁部に上方向に開口 する溝部を設けた下連結片とが形成された折版屋根カバー材本体の上面に、又は 、両側縁部上端から水平方向に突出させた突出部と、その先端が垂下された垂下 部とで開口部が形成された折版屋根カバー材本体の上面に、それぞれ無機粉粒体 を食い込ませた弾性体接着剤層を積層してなることとした。
【0009】 無機粉粒体としては天然岩石を粉砕して得られる直径3mm程度の粒又は粉を 使用する。 又、弾性体接着剤層としてはアクリル重合体、ウレタン重合体等が好ましく、 硬化すると弾力性を発現するもので、無機粉粒体と折版屋根カバー材本体を接着 させるものであれば良い。
【0010】 弾性体接着剤層への無機粉粒体を食い込ませるというのは弾性体接着剤層の中 に無機粉粒体が相互に密接に充満した状態となっていることをいい表面からは無 機粉粒体のみが見え、弾性体接着剤層は見えない状態が望ましい。
【0011】
【作用】 本考案折版屋根カバー材においては折版屋根カバー材の上面に無機粉粒体を食 い込ませた弾性体接着剤層を積層しているので、見栄えが良くなる為、外観の向 上したベランダとして使用できる。
【0012】 又、本考案の複数の折版屋根カバー材を並べ、この折版屋根カバー材の側縁部 の立上部と、隣の折版屋根カバー材の側縁部の立上部に、断面コ字型接続材を、 開口部を下側にして、被せて、折版屋根カバー材と隣の折版屋根カバー材との継 ぎ目を断面コ字型接続材で覆うものにおいては、折版屋根カバー材及び断面コ字 型接続材の上に降った雨水は折版屋根カバー材と断面コ字型接続材との隙間を通 して折版屋根カバー材の側縁部の溝部を通って軒樋に流れる。
【0013】 その為、本考案折版屋根カバー材で施工した折版屋根は、雨水に濡れず、折版 屋根が錆難く、耐久性の良い屋根となるし、雨水が漏れないようにできるから、 雨水が漏れ出したときに、本考案折版屋根カバー材で修理することができる。
【0014】 更に、請求項3の本考案折版屋根カバー材では、折版屋根カバー材の一方の側 縁部に上方向に開口する溝部を設けた下連結片と、隣の折版屋根カバー材の他方 の側縁部に下方向に開口する溝部を設けた上連結片とを係止させて敷き並べるだ けで、折版屋根カバー材が互いに動かないように、折版屋根の上に取り付けるこ とができる。
【0015】 従って、折版屋根カバー材本体と無機粉粒体を食い込ませた弾性体接着剤層と が剥がれにくくなり、いつまでも、見栄えの良いベランダ等に使用できるし、折 版屋根カバー材の施工がし易い。
【0016】 そして、この折版屋根カバー材の上に降った雨水は、折版屋根カバー材の上を 流れて軒樋に落下するか、又は、折版屋根カバー材の両側縁から、上方向に開口 している溝部の下連結片の中に落ち、軒樋へ流れていく。
【0017】 更に、請求項4の本考案折版屋根カバー材では、折版屋根カバー材と隣の折版 屋根カバー材とが隣接する両側縁部の隙間に、雨水が流れて入り、該両側縁部の 垂下部を係止する断面コ字型接続材の溝部を通って軒樋に流れる。
【0018】 その為、本考案折版屋根カバー材で施工した折版屋根は、雨水に濡れることが ない。又、接続材は表面に現れないので、折版屋根カバー材本体にのみ無機粉粒 体を食い込ませた弾性体接着剤層を積層すれば良い。
【0019】
【実施例】
次に、本考案の第一実施例を、図面を参照しながら、説明する。 図1乃至図3は本考案折版屋根カバー材の第一実施例を示すもので、図1は折 版屋根カバー材と断面コ字型接続材を示す断面図、図2は各部材の取付け順を示 す斜視図、図3は本考案折版屋根カバー材で施工した折版屋根を示す斜視図であ る。
【0020】 図1乃至図3において、1は折版屋根カバー材である。4は無機粉粒体を食い 込ませた弾性体接着剤層であり、41は無機粉粒体、42は弾性体接着剤である 。
【0021】 2は折版屋根であり、この折版屋根2は山21、首22、傾斜面23、谷24 からなる。 折版屋根カバー材1の幅は折版屋根2の山21と隣の山21との距離に略等し い。
【0022】 又、折版屋根カバー材1は両側縁部11、11から水平方向に突出させた突出 部13、13の先端が立ち上げられた立上部14、14が形成されている。そし て、この側縁部11、突出部13、立上部14とで溝部15が形成されている。 折版屋根カバー材1の上面には、無機粉粒体を食い込ませた弾性体接着剤層4が 積層されている。
【0023】 又、折版屋根カバー材1の溝部15の下は切欠部12となっている。 この両端の切欠部12、12の形状は、一方が折版屋根2の山21の右半分に 、又、他方が左半分に嵌まる形状をしている。
【0024】 3は接続材であり、この接続材3は断面コ字型の形状であり、折版屋根カバー 材1と略等しい長さであり、上面には折版屋根カバー材1と同様に無機粉粒体を 食い込ませた弾性体接着剤層4が形成されている。そして、この接続材3の開口 部を下側にして、折版屋根カバー材1の側縁部の立上部14と隣の折版屋根カバ ー材1の側縁部の立上部14とに被せて、折版屋根カバー材1と隣の折版屋根カ バー材1との継ぎ目を覆っている。
【0025】 本考案折版屋根カバー材1を製造する方法について、説明する。 予め折版屋根カバー材本体5の上面に弾性体接着剤42を厚塗りし、直ちに、 その上に無機粉粒体41を均一に散布し、ローラー等で無機粉粒体41が弾性体 接着剤層42に食い込まれるように圧着して製造する。
【0026】 次に、本考案折版屋根カバー材1を使用して折版屋根に施工することについて 説明する。 先ず、折版屋根2の上に複数の折版屋根カバー材1を敷き並べる。
【0027】 この敷き並べる方法を、更に、詳細に説明すると、先ず、折版屋根カバー材1 を、図2に示されるように、谷24を跨ぎ、山21と隣の山21に折版屋根カバ ー材1の両側縁部を掛け、折版屋根カバー材1の切欠部12を山21の左半分に 、又、他方の切欠部12を隣の山21の右半分に嵌合させて、折版屋根2の上に 敷く。
【0028】 次に、隣の谷24の上に同じようにして、折版屋根カバー材1を取り付ける。 すると、折版屋根2の山21の上で、折版屋根カバー材1の立上部14と、隣の 折版屋根カバー材1の立上部14とが接するように並べられる。
【0029】 次に、このように折版屋根カバー材1を敷き並べた後に、折版屋根カバー材1 の立上部14と隣の立上部14とに断面コ字型接続材3を、開口部を下側にして 被せて、折版屋根カバー材1と隣の折版屋根カバー材1との継ぎ目を覆う。
【0030】 このようにして、次々と、折版屋根2の上に複数の折版屋根カバー材1を並べ 、立上部14と隣の立上部14とに断面コ字型接続材3を開口部を下側にして被 せると、この折版屋根2の上に折版屋根カバー材1の取付けが完了する。
【0031】 折版屋根2に折版屋根カバー材1が取り付けられると、折版屋根カバー材1や 接続材3の上に雨が降り、両側に流れた雨水は両側縁部11に設けられた溝部1 5の中に落ち、ここから、軒樋へ流れていく。
【0032】 従って、本考案折版屋根カバー材1の隙間からは雨水は漏れず、雨水は折版屋 根2を濡らさない。 次に、本考案の第二実施例を図4乃至図5を参照しながら、説明する。
【0033】 図4乃至図5は本考案折版屋根カバー材の第二実施例を使用して折版屋根に施 工する一例を示すもので、図4は各部材の取付け順を示す斜視図、図5は施工し た折版屋根の一例を示す斜視図である。
【0034】 尚、第二乃至第五実施例を説明するにあたり、折版屋根に折版屋根カバー材を 取付ける態様において、同一部分については説明を省略し、無機粉粒体を食い込 ませた弾性体接着剤層を折版屋根カバー材本体に積層することについても前記第 一実施例と同一構成の部分については、図面に同一符号を付して説明を省略する 。
【0035】 図4乃至図5において、6は捨板であり、この捨板6は中央部に折版屋根2の 山21に嵌合させる嵌合部61が形成され、この嵌合部61から両側縁に行くに 従って下方に下がり、更に、この先端の両側縁部が上方に立ち上げられて立上部 63が形成されている。
【0036】 次に、この折版屋根カバー材1Aを使用して折版屋根に施工することについて 説明する。 先ず、折版屋根2の山21に捨板6の嵌合部61を嵌合させる。
【0037】 次に、捨板6の上に折版屋根カバー材1Aを敷き並べる。この際、折版屋根カ バー材1Aが、図5に示されるように、谷24を跨ぎ、山21と隣の山21に折 版屋根カバー材1Aの両側縁部11A,11Aを掛け、折版屋根カバー材1Aの 両側縁部11A,11Aの係止部が折版屋根2の山21の上に嵌まるように、折 版屋根カバー材1Aを載せる。この際、前の折版屋根カバー材1Aとこの折版屋 根カバー材1Aとが隣接するようにして載せる。
【0038】 このようにして、次々と、折版屋根2の山21の上に捨板6を嵌合させ、その 上に折版屋根カバー材1Aを並べて取り付けると、折版屋根2の上に折版屋根カ バー材1Aの取付けが完了する。
【0039】 このようにして、折版屋根2に折版屋根カバー材1Aが取り付けられると、折 版屋根カバー材1Aと隣の折版屋根カバー材1Aとの接合部の下には捨板6があ る。従って、折版屋根カバー材1Aの上に雨が降ったとき、接合部に侵入した雨 水は、捨板6の上に落ち、この捨板6の上から捨板6の両側縁部に形成されてい る溝部65に流れる。この溝部65に流れた雨水はこの溝部65の中を流れて軒 樋に至り、縦樋を通り、地上に流れ出る。
【0040】 従って、雨水は、折版屋根2を濡らさない。 次に、図6乃至図7に示される第三実施例について、説明する。 図6に示される実施例では、折版屋根カバー材1Bの下面が溝型に穿設されて 凹陥部16が設けられ、且つ、捨板6の立上部63が折版屋根カバー材1Bの下 面に当接するように、折版屋根カバー材1Bを載せる。
【0041】 このように、折版屋根カバー材1Bを載せると、図7に示されるように、捨板 6の溝部65の上が広くなっているだけ、この溝部65の中に多くの雨水を通す ことができる。又、凹陥部16が溝型に穿設されているので、側壁17が下方に 突出し、水切りに一層の効果を奏する。
【0042】 以上の点が図4乃至図5に示される実施例と異なり、その他は図4乃至図5に 示される実施例と同じ構造をし、同じ方法で施工できる。 次に、本考案折版屋根カバー材の第四実施例を図8乃至図9を参照しながら、 説明する。
【0043】 図8は本考案折版屋根カバー材の第四実施例を折版屋根に取り付けている状態 を示す斜視図、図9は取り付けた状態を示す斜視図である。 折版屋根カバー材1Cは、一方の側縁部11Cの上部に長手方向に設けられた 下方向に開口する溝型の上連結片18と、この折版屋根カバー材1Cの他方の側 縁部11Cの下部に長手方向に設けられた上方向に開口する溝型の下連結片19 とからなる。そして、この折版屋根カバー材1Cの幅は折版屋根2の山21と隣 の山21との距離に略等しい。
【0044】 又、折版屋根カバー材1Cの側縁部11Cの下連結片19の下の下角部は切り 欠かれて、切欠部12が形成されている。 次に、この折版屋根カバー材1Cの取付け方法を説明する。
【0045】 先ず、折版屋根カバー材1Cが、図9に示されるように、谷24を跨ぎ、山2 1と隣の山21に折版屋根カバー材11Cの両側縁部を掛け、折版屋根カバー材 11Cの両側縁部下角部に設けられた切欠部12、12を折版屋根2の山21、 21に嵌める。
【0046】 次に、この折版屋根カバー材1Cの下連結片19に、次の折版屋根カバー材1 Cの上連結片18を係止させながら、前と同様にして、折版屋根カバー材1Cを 折版屋根2に取り付ける。
【0047】 このようにして、折版屋根2に折版屋根カバー材1Cを取り付けると、折版屋 根カバー材1Cの上に雨が降り、両側に流れた雨水は上方向に開口している溝型 の下連結片19の中に落ち、ここから、軒樋へ流れて行く。
【0048】 次に、図10乃至図11に示される第五実施例について、説明する。 図10に示される実施例では、折版屋根カバー材1Dの両側縁部上端から水平 方向に突出させた突出部13と、その先端が垂下された垂下部14とで、それぞ れ開口部が形成される。そして、この垂下部14と隣の折版屋根カバー材1Dの 垂下部14を断面コ字型接続材3Dの開口部を上にし折版屋根2の山21の上に 載せて、嵌め込む。
【0049】 このようにして、折版屋根2に折版屋根カバー材1Dが取り付けられると、折 版屋根カバー材1Dと隣の折版屋根カバー材1Dとの接合部の下には接続材3D がある。従って、折版屋根カバー材1Dの上に雨が降ったとき、接合部に侵入し た雨水は、垂下部14を伝って接続材3Dの溝部75の中に落ち、ここから、軒 樋へ流れて行く。
【0050】 本実施例では、接続材3Dに無機粉粒体を食い込ませた弾性体接着剤層4を積 層しなくても良いので、第一実施例よりも製造工数が削減できる。 又、本実施例の折版屋根カバー材1Dにおいても、折版屋根カバー材1Dの上 に雨が降ったとき、折版屋根カバー材1Dの接合部の下に溝部75を設けた接続 材3Dがあるので、折版屋根2が濡れることはない。
【0051】
【考案の効果】 以上の説明で判るように、本考案折版屋根カバー材は、無機粉粒体を食い込ま せた弾性体接着剤層を積層しているので、折版屋根に本考案折版屋根カバー材を 施工すると、見栄えが良く外観の向上した床材として使用できる。
【0052】 又、無機粉粒体を弾性体接着剤層に食い込ませているので、無機粉粒体が弾性 体接着剤層から剥がれにくく、且つ接着剤が弾性力を持っているので、本考案折 版屋根カバー材の上を歩行し易い。
【0053】 特に、雨が降った後折版屋根カバー材の上を歩行するとき、無機粉粒体を食い 込ませた弾性体接着剤層が設けられているので、折版屋根カバー材の上面が濡れ ていても滑ったりすることがなく、安全に歩行できるという効果がある。
【0054】 又、本考案折版屋根カバー材を折版屋根に施工すると、雨が折版屋根カバー材 の上に降ったとき、折版屋根カバー材との接合部から侵入した雨水は、接続材の 溝部あるいは、折版屋根カバー材の溝部又は捨板に設けられた溝部を通って、軒 樋に流れて行くので、折版屋根を濡らすことがない。
【0055】 その為、折版屋根の耐久性が向上するし、雨水により錆びることも無くなる。 折版屋根が雨漏れを起こしたとき、その補修用として、本考案折版屋根カバー 材を使用して施工すれば、雨漏れを防止するだけでなく、見栄えの良いバルコニ ーとして活用できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案折版屋根カバー材の第一実施例に
示す折版屋根カバー材と断面コ字型接続材の断面図であ
る。
【図2】図2は図1の各部材の取り付け順を示す斜視図
である。
【図3】図3は図1の実施例で施工した折版屋根の一例
を示す斜視図である。
【図4】図4は本考案折版屋根カバー材の第二実施例を
示すもので、各部材の取り付け順を示す斜視図である。
【図5】図5は図2の実施例で施工した折版屋根の一例
を示す斜視図である。
【図6】図6は本考案折版屋根カバー材の第三実施例を
示す斜視図である。
【図7】図7は図6の実施例を使用して施工した折版屋
根の要部を拡大して示す断面図である。
【図8】図8は本考案折版屋根カバー材の第四実施例を
示すもので、各部材の取り付け順を示す斜視図である。
【図9】図9は図8の実施例で施工した折版屋根の一例
を示す斜視図である。
【図10】図10は本考案折版屋根カバー材の第五実施
例を示す斜視図である。
【図11】図11は図10の実施例で施工した折版屋根
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D、 折版屋根カバ
ー材 2 折版屋根 3、3D 接続材 4 無機粉粒体を
食い込ませた弾性体接着剤層 5 折版屋根カバ
ー材本体 6 捨板 11、11A、11C、11D 側縁部 12 切欠部 13 突出部 14 立上部、又
は、垂下部(折版屋根カバー材) 15 溝部(折版屋
根カバー材) 18 上連結片 19 下連結片 21 山 41 無機粉粒体 42 弾性体接着剤 61 嵌合部 63 立上部(捨
板) 65 溝部(捨板) 75 溝部(接続
材)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折版屋根カバー材本体の上面に無機粉粒
    体を食い込ませた弾性体接着剤層を積層してなることを
    特徴とする折版屋根カバー材。
  2. 【請求項2】 両側縁部から水平方向に突出させた突出
    部と、その先端が立ち上げられた立上部とで溝部が形成
    された折版屋根カバー材本体と、断面コ字型接続材とか
    らなり該断面コ字型接続材及び折版屋根カバー材本体の
    上面に、それぞれ無機粉粒体を食い込ませた弾性体接着
    剤層を積層してなることを特徴とする折版屋根カバー
    材。
  3. 【請求項3】 一方の側縁部に下方向に開口する溝部を
    設けた上連結片と、他方の側縁部に上方向に開口する溝
    部を設けた下連結片とが形成された折版屋根カバー材本
    体の上面に、無機粉粒体を食い込ませた弾性体接着剤層
    を積層してなることを特徴とする折版屋根カバー材。
  4. 【請求項4】 両側縁部上端から水平方向に突出させた
    突出部と、その先端が垂下された垂下部とで開口部が形
    成された折版屋根カバー材本体の上面に、無機粉粒体を
    食い込ませた弾性体接着剤層を積層してなることを特徴
    とする折版屋根カバー材。
JP5976291U 1991-07-30 1991-07-30 折版屋根カバー材 Pending JPH0512520U (ja)

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