JPH051247B2 - - Google Patents

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JPH051247B2
JPH051247B2 JP58229976A JP22997683A JPH051247B2 JP H051247 B2 JPH051247 B2 JP H051247B2 JP 58229976 A JP58229976 A JP 58229976A JP 22997683 A JP22997683 A JP 22997683A JP H051247 B2 JPH051247 B2 JP H051247B2
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JP
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sorbitol
solution
weight
compressive force
tablets
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JP58229976A
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JPS59118058A (ja
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Raifu Furiidoritsuhi
Herutonaa Harutomuuto
Basedo Aruno
Uorufugangu Fuugenbutsushu Hansu
Tsuee Shumitsuto Peetaa
Barudonaa Hansu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck Patent GmbH
Original Assignee
Merck Patent GmbH
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Publication date
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Publication of JPH051247B2 publication Critical patent/JPH051247B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C31/00Saturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C31/18Polyhydroxylic acyclic alcohols
    • C07C31/26Hexahydroxylic alcohols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2013Organic compounds, e.g. phospholipids, fats
    • A61K9/2018Sugars, or sugar alcohols, e.g. lactose, mannitol; Derivatives thereof, e.g. polysorbates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C29/76Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
    • C07C29/78Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by condensation or crystallisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C31/00Saturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C31/18Polyhydroxylic acyclic alcohols
    • C07C31/24Tetrahydroxylic alcohols, e.g. pentaerythritol

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は改善された錠剤化特性を有する改質ソ
ルビトールに関する。 ソルビトールはとりわけ咀しやくまたは吸いな
め用錠剤に広く用いられている錠剤基剤である。
ソルビトールの特に有利な点は、基本的にそれが
他の補助剤および添加剤を用いなくても直接圧縮
に適している点である。一般にソルビトールは澱
粉加水分解物を水素添加するかまたは転化糖を水
素添加した後マンニトールを除去することによつ
て得られる。それは結晶化および噴霧乾燥のいず
れによつても固体の形態で得ることができる。 概してこのタイプのソルビトールは満足し得る
錠剤組成物の製造にはほとんど適さない。このた
め、比較的圧縮に適したソルビトールの製造する
ために特別な方法が開発されて来た。すなわち、
極めて特異的で複雑な結晶化方法が西独特許
A13009875号明細書に記載されており、これによ
れば圧縮に適したソルビトールを製造することが
可能である。別の特異的結晶化方法がヨーロツパ
特許A132288号明細書に記載されている。 しかしながら、これらの方法は、利用可能な製
品を得るには結晶化条件を極めて厳密に維持しな
ければならないため、可成の工業的努力が必要と
される。加えるに、このように製造されたタイプ
のソルビトールから圧縮された製品は曲げ強さ磨
耗強度の点で依然として完全に満足の行くもので
はない。 したがつて本発明の目的は、ほとんど問題を伴
うことなく製造できしかも既知のタイプのソルビ
トールよりも曲げ強さおよび磨耗強度などの錠剤
化特性の点で特に向上したソルビトールを見い出
すことにあつた。 今般、驚くべきことに、噴霧乾燥によつて得ら
れるソルビトールでさえも直接圧縮に適し、しか
もそれは結晶化により得られるこれまで慣用のソ
ルビトールよりも優れた結果を与えさえもするこ
とを見出した。そのための前提条件は、このソル
ビトールがある種の仕様を満たすこと、あるいは
その製造方法においてある種の要因が維持される
ことである。 すなわち本発明は、 (a) 約96℃の融点、 (b) 0.3〜0.6g/mlの嵩密度(DIN 53912の方法
による)、 (c) 少くとも90%のγ−ソルビトール含量、 (d) 少くとも98%の純度、 (e) 0.7〜1.5m2/gの比表面積(BET法による)、 (f) 10000N以上の圧縮力において7N/mm2以上の
曲げ強さ、 (g) 10000N以上の圧縮力において1%以下の砕
け易さ を特徴とする、改善された錠剤化特性を有する改
質ソルビトールに関する。 本発明はまた、グルコースを含有する溶液の水
素添加によりソルビトール溶液を製造し、噴霧乾
燥によりこの溶液からソルビトールを得ることか
らなる改善された錠剤化特性を有するソルビトー
ルの製造方法に関し、この方法は、結晶化された
グルコースの溶液を170℃より低い温度で水素添
加し、そしてそのようにして得られたソルビトー
ル溶液を、得られる生成物の含水率が1%よりも
少くなるように140〜170℃の温度で噴霧乾燥する
ことを特徴とする、 (a) 約96℃の融点、 (b) 0.3〜0.6g/mlの嵩密度(DIN 53912の方法
による)、 (c) 少くとも90%のγ−ソルビトール含量、 (d) 少くとも98%の純度、 (e) 0.7〜1.5m2/gの比表面積(BET法による)、 (f) 10000N以上の圧縮力において7N/mm2以上の
曲げ強さ、および (g) 10000N以上の圧縮力において1%以下の砕
け易さ を有する改質スルビトールの製造方法に関する。 最後に、本発明はまた前記ソルビトールを錠剤
の製造に用いることに関する。 噴霧乾燥により得られるいわゆるインスタン
ト・ソルビトールを固体の圧縮処方製剤に添加剤
として付加的に用いることは開示されている。し
かしながら、これまでに知られたインスタント・
ソルビトールはそれのみを用いることはできず
に、それを結晶化したソルビトール(例えば西独
特許A13009875号またはヨーロツパ特許A132288
号明細書に記載の方法により製造される)とブレ
ンドすることが必要であつた。従来から知られて
いるインスタント・ソルビトールのみを用いる
と、短時間の後に打錠用プレスに付着するように
なり、そのためプレスが閉塞されるようになる。 しかしながら、今般、インスタント・ソルビト
ールの調製を、極めて容易に圧縮し得る生成物が
得られるように制御できることが判つた。このた
めの重要な前提条件は、そのソルビトールが例え
ば水素添加用出発物質の選択によりあるいは水素
添加条件自体などにより生成する恐れのある副生
物をほとんど含まないことである。異性体糖アル
コールであるイジトール、ガラクチトールまたは
タリトールはたとえ少量であつても満足の行く圧
縮を妨げる。したがつてそれらの量は最高で約
0.1%とするのが好ましい。 すなわち、本発明のソルビトールを製造するた
めの必須の前提要件は、水素添加用出発物質とし
て結晶化されたグルコースを用いることである。
その水素添加を緩和な条件下に、すなわち、170
℃よりも低い温度、好ましくは約160℃以下の温
度で行うことも同じく重要である。 その他の点では、前記水素添加は通常の条件下
に行うことができる。 この目的には、50〜70%グルコース溶液を水素
添加触媒、例えば担持されたニツケル触媒、特に
ラネー・ニツケルの存在下、約150〜約200バー
ル、特に約150〜180バールの水素圧下に水素添加
する。次にその溶液を冷却してそして触媒を除去
する。適切な場合には、その触媒を後処理の後再
使用できる。この溶液を分析すると相当量の副生
成物が170℃の温度ですでに形成されていること
がわかる。これらの副生成物は砂糖代替物として
のソルビトールの利用可能性を妨げるものではな
いが、それにもかかわらず驚くべきことに、これ
らの副生成物は、ソルビトールの可圧縮性をひど
く損うものであることが判明した。これに対し、
170℃よりも低い温度、特に約160℃以下の温度で
は、こうして得られたソルビトール溶液からソル
ビトールを複雑かつ時間を消耗する方法により結
晶化することは不要となり、しかもそれを噴霧乾
燥により得ることができる程に副生成物の形成が
大幅に減少する。 触媒を除去しそして脱塩した後水素添加溶液か
ら得られるソルビトール溶液は噴霧乾燥に直接使
用できる。固体分含量は予め約65〜約75重量%に
調節しておく。この噴霧乾燥は、140〜170℃の温
度に加熱されそして遠心的に吹き込まれる乾燥空
気流中遠心霧化器を用いて霧化することにより行
われる。ソルビトール溶液の導入量および熱空気
の吹き込み量は、ソルビトールが約0.3〜約1重
量%の含水率となるまで乾燥するように調節され
る。いずれの場合であつても、含水率は1重量%
以下にすべきである。 このように、ソルビトール溶液の小滴から水を
除去することにより得られるソルビトールの粒子
は噴霧乾燥中に約50〜約70℃の温度に加熱され、
一方吹き込まれる空気はほぼ同じ温度まで冷却さ
れる。ソルビトールを容器に集められ、冷却した
後は錠剤の直接製造に適している。驚くべきこと
に、従来から知られているインスタント・ソルビ
トールとは対照的に、本発明方法により得られる
物質は、少量の滑剤、例えばステアリン酸マグネ
シウムなどを添加するだけで、打錠用ダイスへの
付着を生じることなく圧縮することができる。 デバイ−シエラ−(Debye−Scherrer)図によ
れば、本発明のソルビトールは本質的にγ−ソル
ビトールより成るソルビトールである。西独特許
A13009875号およびヨーロツパ特許A132288号明
細書から知られるγ−ソルビトールとは対照的
に、本発明によるソルビトールは不規則な表面を
有する。本発明によるソルビトールの(示差走査
熱量測定法による)融解挙動は約96℃に鋭いピー
クを示す。(DIN53912の方法による)嵩密度は
約0.3〜0.6g/mlであり、また(DIN53194の方
法により)詰め固めた後の密度は約0.4〜0.7g/
mlである。本発明によるソルビトールは不規則な
表面の故に、約0.7〜約1.5m2/gという比較的大
きな比表面積を有する。粒度は噴霧乾燥方法によ
つて広い範囲にわたつて制御できるが、一般に、
従来から知られている可圧縮型のソルビトールの
粒度よりも相当に低い。 このように特徴付けられるソルビトールは多く
の有利な錠剤化特性を有する。 驚くべきことに、圧縮力を同じにした場合、既
知の可圧縮型のソルビトールを用いるよりも本発
明によるソルビトールを用いた方がはるかに硬い
錠剤を製造できることを実証することができる。
吸いなめ用錠剤の最適強度はそれらの吸い込み時
の挙動によつて決まるので、このことは、ほんの
極めて小さな圧縮力で最適硬度の錠剤を製造でき
ることを意味する。本発明によるソルビトールを
用いれば、直径10mmおよび重量0.3gの錠剤の曲
げ強さ(これは硬さの尺度となる)はわずか約
10000Nの圧縮力以上において約7N/mm2の値に達
し、さらに20000N以上の圧縮力では約11N/mm2
の値に増大する。これに対し、結晶化により得ら
れる可圧縮性ソルビトールは10000Nの圧縮力に
おいてわずか約2.5N/mm2の曲げ強さを有するに
すぎず、またこれは、圧縮力を20000Nに上げて
も約5N/mm2の値にまで増加し得るにすぎない。
したがつて、本発明によるソルビトールの圧縮に
用いられる打錠機は比較的小さな圧縮力で操作で
き、そのため、うける磨耗ははるかに小さくてす
む。 曲げ強さのほかに、特に磨耗強さも錠剤の品質
にとつて重要である。本発明によるソルビトール
から圧縮された錠剤は、わずか10000Nという圧
縮力で1%よりも少ない磨耗強さを有し、そして
これはわずか15000N以上の圧縮力で約0.2〜0.3%
という極めて低い値に減少する。これに対し既知
の可圧縮性ソルビトールから製造された錠剤は、
5000Nの圧縮力で6%を超える磨耗度を有し、そ
してこれは15000Nを超えるまでは約1%の最終
値まで下がらない。 すでに前述したとおり、圧縮力を同じにした場
合、本発明によるソルビトールから圧縮された錠
剤の強度は既知のソルビトールから圧縮された錠
剤のそれよりもはるかに大きい。したがつて本発
明のソルビトールを用いれば、より小さな圧縮力
を用いて同じ強度の錠剤を製造でき、それ故に、
それらは比較できる錠剤よりも著しく大きな容量
を有する。一定の錠剤強度においては、吸いなめ
接続時間は、錠剤の容量に相当するので、本発明
によるソルビトールを用いれば、同じ吸いなめ接
続時間に対し相当軽量の錠剤を製造することがで
きる。こうすることによつて材料を可成節約する
ことができる。 本発明によるソルビトールはまた、その表面が
不規則なため、比較的多量の添加剤、例えばココ
ア粉末、着色剤およびその他の添加剤を結合する
こともできる。その吸収能は既知の可圧縮型のソ
ルビトールのそれよりも相当に大きい。多量の添
加剤を用いた場合でさえ、均質な混合物が得ら
れ、またそれより製造される錠剤組成物は均一な
外観を有する。 水溶液を噴霧乾燥することによる特別の製造様
式の故に、水溶性添加剤、例えば着色剤、ビタミ
ン類などを完全に均一にソルビトール中またはそ
れより製造される錠剤組成物中に分布させること
が可能である。 錠剤化の前に結晶化されたソルビトールに着色
剤を混合することにより得られ、そして、まだら
な表面を示す錠剤とは対照的に、本発明により製
造される錠剤は、完全に均一な色の表面を有す
る。 前述のとおり、本発明によるソルビトールは、
少量の通常の滑剤、例えば0.3〜2重量%のステ
アリン酸マグネシウムを添加するだけで直接圧縮
できる。唯一の重要な点は、本発明の製造方法上
の理由から約0.3〜約1重量%である含水量が、
高湿度で長く保存しすぎることによつて約1%を
超える値まで上昇しないことである。もつともそ
れより高い含水率を有するタイプのソルビトール
であつてもなお、比較的低湿度の室内では満足し
得る程度に圧縮できるが、高湿度の室内で圧縮し
ているとプレスダイスに付着しやすくなる。 さらにまた、この良好な可圧縮性は、添加剤、
例えば組成物の外観、味および作用範囲に影響を
与えることができる着色剤、香味剤または薬剤な
とを混合して損われることはない。 すでに述べたように、本発明によるソルビトー
ルの純度は約98%以上とすべきである。何故なら
不純物は錠剤化特性に極めて悪影響を及ぼすこと
が実証されたからである。 しかしながら、一方ではある種の添加剤の使用
によりいずれの場合でも極めて良好な錠剤強度を
高めることさえも可能であることも実証されてい
る。すなわち、驚くべきことに、噴霧乾燥の前ま
たは後に約10〜15重量%の量のマンニトールの混
合することにより、わずか15000N以上の圧縮力
において15N/mm2以上の曲げ強さに達する製品が
得られる。したがつて特に有利な本発明の付加的
態様は15重量%までのマンニトールを含有するソ
ルビトールの組成物である。 本発明のソルビトールは、すべての通常の目的
のために、特に咀しやくまた吸いなめ用錠剤の製
造のために、単独または添加剤と共に使用でき
る。 製造実施例 実施例 1 2高圧オートクレーブ内の脱イオン水500ml
中に結晶化されたデキストロース750gを含む溶
液に湿潤ラネー・ニツケル50gを添加し、そして
水素吸収が完了するまで水素添加を130℃および
150バールで行う、その懸濁液を冷却後、触媒を
吸引去する。 その溶液中の固体分含量は99.2重量%のソルビ
トールから成る。副生成物は有意でない痕跡量程
度でしか存在しない。このように調製された溶液
は約60重量%であり、これを遠心霧化器で150℃
の空気流を用いて噴霧乾燥する。得られるソルビ
トールは本質的に、γ−体から成り、そして0.8
重量%の残留水分、96℃の融点、0.4g/mlの嵩
密度、1.0m2/gの比表面積(BET法による)お
よび500μmの平均粒度(DIN4190の方法による
RRSB分布におけるα′値)を有し、90%の粒子は
280〜620μmの範囲の粒度を有する。偏心プレス
で0.3重量%のステアリン酸マグネシウムを添加
したソルビトールを圧縮して重さ300mg、直径10
mmの錠剤にした場合、次の効果が得られる。
【表】 曲げ強さは、P.H.List:Arzneiformenlehre第
3編、第105頁(Stuttgart市、Wiss.Verla−
gsgesellschaft mbH、1982年刊)の方法により
Erweka社(Heusenstamm、西独)より供給を
うけた変形硬度試験機を用いて測定する(支持体
間の間隔は6.7mmとする)。 砕け易さはErweka社(Heusenstamm、西独)
より供給をうけた破砕測定装置で、運転時間を6
分として測定する。 実施例 2 水素添加を実施例1と同様に行うが、温度は
150℃とする。得られる溶液中の固体分含量は
98.7重量%のソルビトールから成る。この場合も
副生成物は有意でない痕跡量程度しか存在しな
い。実施例1と同様にして噴霧乾燥することによ
り得られる生成物は問題なく圧縮でき、また実施
例1で得られた結果と同様の結果が得られる。 実施例 3(参考例) 水素添加を実施例1と同様に行うが温度は170
℃とする。得られる溶液中の固体分含量は95.9重
量%のソルビトールから成るにすぎない。その中
に含まれる副生成物は、実施例1と同様に噴霧乾
燥した後に得られる生成物を直接圧縮には不適切
なものとしてしまう(この物質は直接砂糖代替物
として使用できよう)。 実施例 4(参考例) 水500中に結晶化されたデキストロース750Kg
を含む溶液に35Kgのラネー・ニツケルを添加しそ
して水素添加を180℃および150バールの圧力下に
行う。水素吸収が完了後冷却し、そして過した
溶液は94.1重量%のソルビトールより成る固体分
含量を有する。 多くの副生成物が、実施例1と同様に噴霧乾燥
することにより得られる生成物を直接圧縮には不
適切なものにしてしまう(もつともこの生成物は
砂糖代替としては容易に利用できよう)。 実施例1または実施例2の方法により製造され
るソルビトールは、以下の使用例に用いることが
できる。 実施例 5 口腔衛生用錠剤 インスタント・ソルビトール 96.0重量部 過酸化マグネシウム 2.0重量部 ペパーミント油 1.5重量部 ステアリン酸マグネシウム 0.5重量部 これら成分を混合しそして6000Nの圧力下に圧
縮して直径6mmおよび重さ100mgの錠剤を形成す
る。 実施例 6 メントール錠剤 インスタント、ソルビトール 247.0重量部 メントール 1.8重量部 ステアリン酸マグネシウム 1.2重量部 これら成分を混合しそして14000Nの圧力下に
圧縮して直径9mmおよび重さ250mgの錠剤を形成
する。 実施例 7 虫歯予防用錠剤 インスタント・ソルビトール 98.34重量部 弗化ナトリウム 1.16重量部 ステアリン酸マグネシウム 0.5重量部 これら成分を混合しそして8000Nの圧力下に直
径7mmおよび重さ100mgの錠剤を形成する。 実施例 8 吸いなめ用ソルビトール錠剤 インスタント・ソルビトール 491.0重量部 クエン酸 5.0重量部 乾燥果実香味剤(各種タイプ) 1.5重量部 ステアリン酸マグネシウム 2.5重量部 これら成分を混合し、そして30000Nの圧力下
に圧縮して直径13mmおよび重さ500mgの錠剤を形
成する。 実施例 9 ビタミンC錠剤 インスタント・ソルビトール 447.0重量部 アスコルゴン酸 50.0重量部 乾燥レモン香味剤 0.5重量部 ステアリン酸マグネシウム 2.5重量部 これらの成分を混合しそして300000Nの圧力下
に圧縮して直径13mmおよび重さ500mgの錠剤を形
成する。 実施例 10 コーヒー香味の付与された錠剤 インスタント・ソルビトール 462.5重量部 粉末状コーヒーエキス 25.0重量部 カフエイン 10.0重量部 ステアリン酸マグネシウム 2.5重量部 これら成分を混合しそして30000Nの圧力下に
圧縮して直径13mmおよび重さ500mgの錠剤を形成
する。 実施例 11 ココア香味の付与された錠剤 インスタント・ソルビトール 449重量部 ココア粉末 50重量部 クエン酸 1重量部 これら成分を混合しそして30000Nの圧力下に
圧縮して直径13mmおよび重さ500mgの錠剤を形成
する。 前掲のすべての組成物において、0.1%のサツ
カリンまたは0.2%のアスパルタムで甘味を付与
したインスタント・ソルビトール、あるいは着色
されたインスタント・ソルビトールを用いること
もできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 約96℃の融点、 (b) 0.3〜0.6g/mlの嵩密度(DIN 53912の方法
    による)、 (c) 少くとも90%のγ−ソルビトール含量、 (d) 少くとも98%の純度、 (e) 0.7〜1.5m2/gの比表面積(BET法による)、 (f) 10000N以上の圧縮力において7N/mm2以上の
    曲げ強さ、および (g) 10000N以上の圧縮力において1%以下の砕
    け易さ を特徴とする、改善された錠剤化特性を有する改
    質ソルビトール。 2 グルコース含有溶液の水素添加によりソルビ
    トール溶液を製造し、そしてソルビトールをこの
    溶液から噴霧乾燥により得ることより成る改善さ
    れた錠剤化特性を有する改質ソルビトールの製造
    方法であつて、結晶化されたグルコースの溶液を
    170℃よりも低い温度で水素添加し、そしてその
    ようにして得られたソルビトール溶液を、得られ
    る生成物の含水率が1%以下となるように140〜
    170℃の温度で噴霧乾燥することを特徴とする、 (a) 約96℃の融点、 (b) 0.3〜0.6g/mlの嵩密度(DIN 53912の方法
    による)、 (c) 少くとも90%のγ−ソルビトール含量、 (d) 少くとも98%の純度、 (e) 0.7〜1.5m2/gの比表面積(BET法による)、 (f) 10000N以上の圧縮力において7N/mm2以上の
    曲げ強さ、および (g) 10000N以上の圧縮力において1%以下の砕
    け易さ を有する前記の改質ソルビトールの製造方法。 3(a) 約96℃の融点、 (b) 0.3〜0.6g/mlの嵩密度(DIN 53912の方法
    による)、 (c) 少くとも90%のγ−ソルビトール含量、 (d) 少くとも98%の純度、 (e) 0.7〜1.5m2/gの比表面積(BET法による)、 (f) 10000N以上の圧縮力において7N/mm2以上の
    曲げ強さ、および (g) 10000N以上の圧縮力において1%以下の砕
    け易さ の特性を有する改質ソルビトールを含有する錠剤
    組成物。
JP58229976A 1982-12-07 1983-12-07 改質ソルビトール、その製造方法およびその錠剤組成物 Granted JPS59118058A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3245170.9 1982-12-07
DE19823245170 DE3245170A1 (de) 1982-12-07 1982-12-07 Verbesserter sorbit, verfahren zur herstellung und verwendung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59118058A JPS59118058A (ja) 1984-07-07
JPH051247B2 true JPH051247B2 (ja) 1993-01-07

Family

ID=6179970

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58229976A Granted JPS59118058A (ja) 1982-12-07 1983-12-07 改質ソルビトール、その製造方法およびその錠剤組成物

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