JPH05124740A - シート分離部材及び前記シート分離部材を用いた記録装置 - Google Patents

シート分離部材及び前記シート分離部材を用いた記録装置

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JPH05124740A
JPH05124740A JP3311424A JP31142491A JPH05124740A JP H05124740 A JPH05124740 A JP H05124740A JP 3311424 A JP3311424 A JP 3311424A JP 31142491 A JP31142491 A JP 31142491A JP H05124740 A JPH05124740 A JP H05124740A
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JP
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JP3311424A
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Koichiro Kawaguchi
川口  浩一郎
Katsuyuki Yokoi
克幸 横井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートの引っ掛かりをなくして高精度のシー
ト給送を可能とする。 【構成】 支持部材4aに分離パッド4bを取り付け、
両者4a,4bの境界をシートガイド部材4cで覆う分
離部材に於いて、前記シートガイド部材4cの端部を分
離パッド4bに食い込ませることを特徴とする。 【効果】 シートをフロントフィードする場合のみなら
ず、バックフィードする場合もシート端部がシートガイ
ド部材に引っ掛かることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数枚積層したシートを
一枚ずつ分離するためのシート分離部材及び前記シート
分離部材を用いた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、複写機やプリンタ等のOA機器が
広く使用されている。これら機器は手差しによってシー
トを一枚ずつ供給するものもあるが、各サイズ毎のカッ
トシートを積層収納したカセットを装填し、このカセッ
トからシートを一枚ずつ分離給送して所定の記録を行う
ものが多い。
【0003】シートを分離給送する構成としては、図6
に示すように、分離部材50にピックアップローラ51を圧
接し、このピックアップローラ51を回転させてカセット
52に収納したシート53のうち最上部の一枚を分離給送
し、搬送ローラ対54a,54bによって記録部へと搬送す
る。前記分離部材50は図7に示すように、摩擦片である
分離パッド50aを支持部材50bに取り付け、カセット52
からピックアップアップされるシート53がスムーズに分
離パッド50aに至るように前記分離パッド50aと支持部
材50bとの隙間をシートガイド部材50cで覆うようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分離部材50にあっては、シートガイド部材50cに僅かな
がらも厚さがあるために、図7に示すように、分離パッ
ド50aとシートガイド部材50cとの間に段差が生ずる。
このためシート後端がシートガイド部材50cの端部付近
にあるときに、バックフィードするとシート後端がガイ
ド部材50cの前記段差部に引っ掛かることがある。
【0005】この場合、前記搬送ローラ対54a,54bの
シート保持力が弱いと、該ローラ対54a,54b間でシー
ト53が滑り、適正量のバックフィードができないため
に、例えば縦倍角印字する場合等に画像内に白スジ或い
は黒スジが入ることがある。また逆に前記搬送ローラ対
54a,54bのシート保持力が強いと、シート後端が引っ
掛かっているために紙折れが生じ、更にはシート53とし
て厚紙や葉書等の腰の強いものを使用した場合には分離
パッド50aに貼り付けてあるシートガイド部材50cが剥
がれてしまう等のおそれがある。
【0006】本発明の目的は従来の前記課題を解決し、
シートをバックフィードした場合でも引っ掛かることが
ないシート分離部材及び前記シート分離部材を用いた記
録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明に係る代表的な手段は、重送されたシートに摩
擦抵抗を付与するための摩擦部材と、前記摩擦部材を支
持するための支持部材と、前記支持部材と前記摩擦部材
との境界を覆うためのシートガイド部材とを有し、前記
シートガイド部材の摩擦部材側先端を前記摩擦部材に食
い込ませてシート分離部材を構成したことを特徴として
なり、また前記シート分離部材を用いて記録装置を構成
したことを特徴としてなる。
【0008】
【作用】前記手段にあっては、支持部材と摩擦部材との
境界を覆うシートガイド部材の摩擦側先端を、摩擦部材
に食い込ませてあるために、摩擦部材とシートガイド部
材間に段差が生ずることがなく、シートをバックフィー
ドしても、該シートが引っ掛かることがない。
【0009】
【実施例】
〔第一実施例〕次に前記手段を記録装置に適用した本発
明の一実施例を図1乃至図4を参照して説明する。尚、
図1はシート分離機構の説明図であり、図2は記録装置
の全体外観斜視説明図であり、図3は分離部材の側断面
説明図であり、図4は分離部材の平面説明図である。
【0010】先ず図2を参照して記録装置の全体構成を
説明する。 101は装置ケースの一部をなすメインケース
であり、インクジェット記録装置のフレームの一部に固
定され、この装置の両端部分、即ち記録シートが搬送さ
れる搬送経路の幅に対応した部分を除いた部分を被覆す
る。この両端部分のうち、一方には記録ヘッドのホーム
ポジションが規定され、非記録時等にこの位置にある記
録ヘッドや、この位置で記録ヘッドの吐出口面のキャッ
ピング等を行う吐出回復ユニットがメインケース 101に
よって覆われる。
【0011】これにより、装置ケースの一部が開けら
れ、装置の保守点検等が行われるとき、不用意に記録ヘ
ッドや吐出回復ユニットに触れ、これらに位置ずれを生
じたり、これら自体を傷めたりすることを防止すること
が出来る。
【0012】102は同様に装置ケースの一部をなす中ケ
ースであり、主に記録時に記録ヘッドが移動する部分を
覆う。この中ケースー 102は簡単に着脱出来るように構
成され、またその一部には排出ローラに対応して設けら
れる拍車が取り付けられており、中ケース 102の装着に
より、この拍車が適切な押圧力をもって排出ローラに圧
接する。
【0013】103は装置ケースの一部をなし、開閉自在
に設けられる給送蓋である。この給送蓋 103は略矩形の
形状における図中手前側の辺の両端が軸支され、これを
回動軸として図中上方側へ開けられ、所定の角度で保持
されるように設けられる。
【0014】104は装置手前側に設けられ、装置ケース
の一部を構成するインク蓋である。このインク蓋 104は
装置手前側の下部に設けられる軸によって回動自在に軸
支され、必要に応じてインク蓋 104を手前側へ開けるこ
とが出来る。これにより、内部に収納されるインクカー
トリッジの装着及び取り外しといった着脱動作を行うこ
とが可能となる。
【0015】105は装置に対して着脱自在に装着される
排出トレイである。この排出トレイ105は装置後部に所
定の角度を有して装着され、記録を終了した記録シート
を順次積層することが出来る。
【0016】106は操作部であり、装置手前のメインケ
ース 101の一方に設けられる。この操作部 106は装置の
状態等を表示する表示部 106aと、装置に対する各種指
令を入力するためのキー 106bとを備えている。
【0017】この記録装置にあってはカセット内の記録
シートを分離部材によって分離給送し、記録ヘッドによ
って所定記録を行うものである。
【0018】次にこの記録装置の各部の構成について具
体的に説明する。 {シート給送手段}給送手段は図1に示すように装置本
体に対して着脱可能なカセット1に、複数枚のカットシ
ート2が積層収納され、スプリング1aによって最上部
のシート2がピックアップローラ3に圧接している。こ
のピックアップローラ3は半月ローラであり、図示しな
いモータによって駆動回転し、カセット1内の最上部の
シート2を給送する。そしてこのピックアップローラ3
には分離部材4が圧接し、シート2が重送されると、こ
れを一枚ずつに分離する。
【0019】(分離部材)前記分離部材4の構成は、図
3及び図4に示すように、記録シート2の幅以上の長さ
を有する支持部材4aの長手方向両側に設けた凹部に、
摩擦部材であるステンレス(SUS304CSP-H)製の分離パッ
ド4bを嵌め込み、この分離パッド4bと支持部材4a
の境界部分には両者間に隙間が生じないように、厚さ
0.1±0.02mm程度のステンレス板を折り曲げ形成したシ
ートガイド部材4cを貼着してなる。
【0020】前記支持部材4aは2本の脚部4a1を有
し、この脚部4a1が図1に示すように装置本体の取付孔
8に脱落不能且つスライド可能に嵌挿され、圧縮スプリ
ング9によって分離パッド4bがピックアップローラ3
に圧接するように付勢されている。これにより、ピック
アップローラ3の回転によって記録シート2が重送され
ても、分離パッド4bの摩擦によって下側シートの給送
が阻止され、最上部のシート一枚のみが給送される。
【0021】また前記ガイド部材4cは図3に示すよう
に、分離パッド4b側端部が、該分離パッド4bに食い
込むようにして取り付けられている。このため、ガイド
部材4cと分離パッド4b間に段差を生じないようにな
っている。従って、分離給送された記録シート2をバッ
クフィードする場合でも、従来のようにガイド部材4c
の端部にシート後端が引っ掛かることがなく、スムーズ
なバックフィードが行われる。
【0022】{シート搬送手段}前記の如くして分離給
送された記録シート2は搬送ローラ対5a,5bによっ
て記録手段6へ搬送される。この搬送ローラ5aは図示
しないモータによって駆動回転し、該搬送ローラ5aに
ピンチローラ5bが圧接している。即ち、図1に示すよ
うに、ピンチローラ5bが装置本体に対して回動可能に
取り付けられたローラホルダー5cに取り付けられ、圧
縮スプリング5dによって搬送ローラ5aに圧接するよ
うに取り付けられている。尚、記録後のシート2は排出
ローラと、これに圧接する拍車によって排出搬送され
る。
【0023】{記録手段}次に記録手段は前記分離給送
された記録シート2に像を記録するものであり、この装
置における記録手段としては、シリアル型のインクジェ
ット記録方式を用いている。即ち、記録シート2の幅方
向に長いガイド軸に沿って往復移動可能なキャリッジに
記録ヘッドを搭載し、このキャリッジの往復移動と同期
するように記録ヘッドを駆動し、インク液滴を記録シー
ト2に吐出してインク像を記録するものである。
【0024】即ち、この記録ヘッドは微細な液体吐出口
(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられる
エネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる
液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備
えている。
【0025】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0026】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且
つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上
が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に
活用出来、高密度実装化が容易で、製造コストも安価な
ことから有利である。尚、本実施例ではイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B
k)の4色インクを信号に応じて吐出してフルカラー記
録を行うようにしている。
【0027】この実施例のように分離部材4におけるシ
ートガイド部材4cを、分離パッド4bに食い込ませる
ことにより、記録シート2を給送する場合はもとより、
バックフィードする場合もシートガイド部材4cに引っ
掛かることがなくなり、高精度でシート搬送を行うこと
が出来、高品位の記録像を得ることが出来る。
【0028】〔他の実施例〕前述した実施例では図4に
示すように、分離パッド4bを支持部材4aの長手方向
両側に配置し、この分離パッド4bにシートガイド部材
4cの先端を食い込ませるようにし、支持部材4a上の
シートガイド部材4cはそのまま貼着している。これは
分離パッド4bは弾性体であってシートガイド部材4c
を食い込ませることが出来るのに対し、支持部材4aは
非弾性体であってシートガイド部材4cを食い込ませる
ことが出来ないためである(このようにしても、バック
フィードされたシート後端が前記シートガイド部材4c
の端部で引っ掛かることはない)。
【0029】従って、図5に示すように分離パッド4b
を支持部材4aの長手方向全体に渡って取り付けた場合
には、シートガイド部材4cの先端を前記分離パッド4
bの上面全体にかぶさるように食い込ませるようにする
と良い。
【0030】また前述した実施例では記録手段としてイ
ンクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて電
気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加さ
れる熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用
してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インクを
吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に好
ましい。
【0031】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュア
ス型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型
の場合には、液体(インク)が保持されているシートや
液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情
報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与え
る少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、
電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッド
の熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信
号に一対一で対応した液体内の気泡を形成出来るので有
効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介
して液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成す
る。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気
泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出が
達成出来、より好ましい。
【0032】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。尚、前記熱作用面
の温度上昇率に関する発明の米国特許第 4313124号明細
書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記録
を行うことが出来る。
【0033】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。
【0034】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸
収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭
59−138461号公報に基づいた構成としても本発明の効果
は有効である。即ち、記録ヘッドの形態がどのようなも
のであっても、本発明によれば記録を確実に効率良く行
うことが出来るようになるからである。
【0035】更に、記録装置が記録出来る記録媒体の最
大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドに対しても本発明は有効に適用出来る。そのような
記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
て、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個
の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
【0036】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的
にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録
ヘッドを用いても良い。
【0037】また本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定出来るので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或いは吸引手段、電気熱変換タイプ或いはこれとは別の
加熱素子或いはこれらの組合せによる予備加熱手段、記
録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定
した記録を行うために有効である。
【0038】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとし
ては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成する複数個の組合せによるかいずれで
も良いが、異なる色の複色カラー、または前述した実施
例のように混色によるフルカラーの少なくとも一つを備
えた装置にも適用し得る。
【0039】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録シートに到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーに
よって初めて液化する性質のインクを使用する場合も適
用可能である。
【0040】このような場合のインクは、特開昭54− 5
6847号公報或いは特開昭60− 71260号公報に記載される
ような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形
物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向
するような形態としても良い。上述した各インクに対し
て最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行するも
のである。
【0041】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末のして用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0042】尚、前述した記録手段としてインクジェッ
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明は記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
も熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードッ
ト記録方式等のインパクト記録方式以外の記録方式であ
っても適用し得る。またシリアル記録方式に限定する必
要もなく、所謂ライン記録方式を用いても良い。
【0043】また前述した実施例では分離部材を記録装
置のシート分離給送手段に使用した例を示したが、この
分離部材は例えば複数枚の原稿を原稿台に積載セット
し、これを一枚ずつ分離給送して原稿記載情報を読み取
る読取装置に用いることも可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明は前述したように、分離部材を構
成する摩擦部材と支持部材との境界を覆うシートガイド
部材を、摩擦部材に食い込ませることにより、シートを
給送する場合はもとより、バックフィードする場合もシ
ートガイド部材に引っ掛かることがなくなり、シートの
折れや搬送不良を生ずることなく、高精度でシート搬送
を行うことが出来、これを記録装置に用いた場合には高
品位の記録像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る給送手段の構成説明図
である。
【図2】記録装置の全体外観説明図である。
【図3】分離部材の説明図である。
【図4】分離部材の平面説明図である。
【図5】分離部材の他の実施例の平面説明図である。
【図6】従来技術に係る給送手段の説明図である。
【図7】従来技術に係る分離部材の説明図である。
【符号の説明】
1…カセット 2…記録シート 3…ピックアップローラ 4…分離部材 4a…支持部材 4a1…脚部 4b…分離パッド 4c…ガイド部材 5a…搬送ローラ 5b…ピンチローラ 5c…ローラホルダー 5d…スプリング 6…記録手段 7a…排出ローラ 7b…ピンチローラ 8…取付孔 9…圧縮スプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚積層したシートを一枚ずつ分離す
    るためのシート分離部材に於いて、 重送されたシートに摩擦抵抗を付与するための摩擦部材
    と、前記摩擦部材を支持するための支持部材と、前記支
    持部材と前記摩擦部材との境界を覆うためのシートガイ
    ド部材とを有し、前記シートガイド部材の摩擦部材側先
    端を前記摩擦部材に食い込ませたことを特徴とするシー
    ト分離部材。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のシート分離部材と、
    前記シート分離部材の摩擦部材に圧接してシートを一枚
    ずつ分離給送する分離回転体とを有するシート給送手段
    と、 前記シート給送手段によって給送されたシートを搬送す
    るためのシート搬送手段と、 前記シート搬送手段によって給送されるシートに記録を
    するための記録手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段が、信号に応じてインクを
    吐出して記録を行うインクジェット記録方式である請求
    項2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段が、インク吐出用の熱エネ
    ルギーを発生するための電気熱変換体を備えていること
    を特徴とする請求項3記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段が、前記電気熱変換体によ
    って印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜
    沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特
    徴とする請求項4記載の記録装置。
JP3311424A 1991-10-31 1991-10-31 シート分離部材及び前記シート分離部材を用いた記録装置 Pending JPH05124740A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137155A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 シャープ株式会社 給紙装置、及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137155A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 シャープ株式会社 給紙装置、及び画像形成装置

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