JPH051242U - 粘性液体の供給装置 - Google Patents

粘性液体の供給装置

Info

Publication number
JPH051242U
JPH051242U JP4663691U JP4663691U JPH051242U JP H051242 U JPH051242 U JP H051242U JP 4663691 U JP4663691 U JP 4663691U JP 4663691 U JP4663691 U JP 4663691U JP H051242 U JPH051242 U JP H051242U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
viscous liquid
nozzle
discharge port
nozzle body
supply pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4663691U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2542893Y2 (ja
Inventor
利政 岩淵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP1991046636U priority Critical patent/JP2542893Y2/ja
Publication of JPH051242U publication Critical patent/JPH051242U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2542893Y2 publication Critical patent/JP2542893Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品に、該電子部品の防湿被包などのた
めに塗布する粘性液体を、均一、かつ短時間で塗布する
ことを可能とする。 【構成】 ノズル11を、供給管12に接続される接続
部13と、その接続部13に連なり拡径して形成される
ノズル本体14と、前記ノズル本体14の先端をスリッ
ト状に絞り込む整流部材16とによって構成する。これ
によって、供給管12を圧送されてきた粘性液体20
を、ノズル本体14で吐出口15の全面に亘って均一な
流量となるようにし、かつ整流部材16によって広がり
を抑え、被塗布領域の全面に亘って均一な肉厚で前記粘
性液体20を塗布する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ハイブリッド集積回路等の電子部品に、防湿のための封止材料など を塗布する装置に好適に用いられる粘性液体の供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
微少なチップ部品等をセラミック基板上に実装して構成されるハイブリッド集 積回路では、銀などの材料から成る配線パターンの腐食防止などのために、電子 部品が実装された前記配線基板上に樹脂などの材料から成る保護膜を塗布するこ とによって、防湿被包が行われている。
【0003】 このような防湿被包は、厳しい環境下で使用され、かつ高い信頼性が要求され る、自動車用のハイブリッド集積回路において特に好適に実施される。前記ハイ ブリッド集積回路は、たとえば内燃機関の燃料噴射量や点火時期を制御する装置 であり、あるいは自動変速機を制御する装置などである。
【0004】 また上述のようなハイブリッド集積回路の防湿被包以外にも、たとえば半導体 のベアチップの防湿封止や、回路基板を放熱板に面接着するための接着剤の塗布 には、従来から図10で示すようなノズル1が用いられている。ニードルと称さ れるこのノズル1では、供給管2を圧送されてきた樹脂などの封止材料を吐出す る吐出口3は、円形に形成されている。したがって吐出された封止材料は円形の 点となり、あるいはノズル1と被吐出面とを相対的に変位させることによって、 線状に吐出することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、比較的広い面積に前記封止材料を吐出するためには、前 記ノズル1と被吐出面との間の相対変位を複数往復繰返す必要があり、封止作業 に長時間を要する。
【0006】 したがって、上述の問題点を解決するために他の従来技術では、前記吐出口3 の口径を大きくしたり、あるいは図11で示されるノズル1aのように、複数の 吐出口3aから同時に前記封止材料を吐出するように構成されている。
【0007】 このような従来技術では、前記封止材料が、たとえば10〜300センチポイ ズ(以下、cPと略称する)程度の低粘度であるときには、該封止材料の揺変性 が低く、該封止材料を被吐出面上にほぼ均一に塗布することができる。しかしな がら前記封止材料が、たとえば3000〜20000cP程度の中高粘度で、前 記揺変性が高いときには、むらが生じてしまう。
【0008】 本考案の目的は、中高粘度の粘性液体を、均一、かつ短時間に塗布することが できる粘性液体の供給装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、細長い吐出口と、それに連なり前記吐出口に向けて偏平に広がる供 給空間とを有するノズル本体と、 前記ノズル本体の供給空間に粘性液体を供給する供給手段とを含むことを特徴 とする粘性液体の供給装置である。
【0010】
【作用】
本考案に従えば、ノズル本体の吐出口は細長く形成され、またこの吐出口に連 なる供給空間は、前記吐出口に向けて偏平に広がるように形成される。前記供給 空間へは、ポンプなどの供給手段から、封止用の樹脂材料などの中高粘度の粘性 液体が供給される。
【0011】 したがって、圧送されてきた粘性液体は、吐出口に向けて拡径している供給空 間内で、その流速および流量が前記吐出口の長手方向に均一となって吐出される 。これによって電子部品などに前記封止材料などの粘性流体を均一に塗布するこ とができるとともに、帯状に短時間で塗布することができる。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の一実施例のノズル11の形状を示す斜視図であり、図2はその 平面図であり、図3は図2の切断面線A−Aから見た断面図であり、図4はその 側面図である。このノズル11は、大略的に、供給管12に接続される接続部1 3と、この接続部13に連なるノズル本体14と、ノズル本体14の先端に取付 けられ、吐出口15が形成される整流部材16とを含んで構成されている。
【0013】 接続部13の内周面には、螺旋状の凹溝21が形成されており、これに対応し て供給管12の外周面には突条が形成されている。前記凹溝21と突条とが一致 するように、ノズル11を供給管12に嵌め込み、さらに螺着することによって 、これらノズル11と供給管12とを気密に接続することができる。
【0014】 前記接続部13に連なってノズル本体14が形成され、このノズル本体14の 先端部14aに整流部材16が取付けられる。整流部材16に形成された吐出口 15は、細長いスリット状に形成されている。なお、この吐出口15の幅W1と 高さW2とは、吐出すべき粘性液体の粘度に応じて決定され、たとえば後述する ようにハイブリッド集積回路の防湿被包に用いるための3000〜20000c P程度の中高粘度の封止材料であるときには、前記幅W1は10〜18mm程度 に選ばれ、高さW2は1mm程度に選ばれる。
【0015】 前記ノズル本体14は、台形状に形成され、相互に平行に配置される一対の板 状体23,24と、前記板状体23,24の斜辺間を連結し、前記吐出口15側 になるにつれて相互に離反してゆく側壁25,26とから形成されている。
【0016】 したがってこれら板状体23,24および側壁25,26によって形成された 供給空間27内に、前記供給管12を介して圧送されてきた粘性液体は、この供 給空間27の拡径してゆく側壁25,26によって、その流速および吐出圧力が 均一となる。
【0017】 前記ノズル本体14の先端部14aには、逆四角錐台状の前記整流部材16が 取付けられている。この整流部材16は、前記ノズル本体14側から吐出口15 側になるにつれて相互に近接してゆく整流板31,32と、整流板31,32の 斜辺間を連結し、整流板31,32と同様に吐出口15側になるにつれて相互に 近接してゆく側壁29,30とを含んで構成されている。
【0018】 したがってこの整流部材16によって、ノズル本体14からの粘性液体を絞り 込むことによって、粘性液体の拡がりを抑えて、被塗布領域のみに粘性液体を塗 布することができる。
【0019】 上述のように形成されたノズル11は、図5で示される塗布装置10において 、X方向移動手段33に取付けられており、またこのX方向移動手段33はY方 向移動手段34によって変位自在に支持されており、したがってこれらの移動手 段33,34によって、ノズル11は定盤35と平行に変位することができる。 前記定盤35上には、集積回路36が載置される。
【0020】 集積回路36は、図6で示すように、セラミックなどの配線基板37上に、チ ップ状の電子部品38が実装された、いわゆるハイブリッド集積回路である。前 記電子部品38間は、銀などの材料から成る配線パターン39によって接続され ており、この配線パターン39の腐食を防止するために、上述のようなノズル1 1を用いて、樹脂などの粘性液体20を塗布し、防湿被包が行われる。
【0021】 したがって、前記供給管12へは、供給手段41から封止用の粘性液体20が 圧送される。この供給手段41は、前記粘性液体20を貯留している貯留槽42 を収納している密閉容器43内に、ポンプなどの圧縮空気源44から圧縮空気を 注入することによって、前記貯留槽42内の粘性液体20を前記供給管12を介 してノズル11に吐出する。前記圧縮空気源44からの圧縮空気を断続的に供給 するとともに、ノズル11を参照符45で示される塗布方向、すなわちこの実施 例ではY方向に変位することによって、集積回路36の塗布領域W11上に、粘 性液体20を均一、かつ一度に塗布することができる。
【0022】 前記粘性液体20は、シリコンやエポキシ樹脂などの揺変性の高い材料であり 、したがって定盤35上に集積回路36を載置して粘性液体20の吐出を開始す るまでは、該粘性液体20は垂れることなく、かつ吐出が終了した時点では、い わゆる糸引きなどが生じることなく、塗布を終了することができる。
【0023】 また、圧縮空気源44からの圧縮空気圧と、Y方向移動手段34によるノズル 11の移動速度とを調整することによって、粘性液体20の膜厚を調整すること ができる。この粘性液体20の塗布が終了すると、該粘性液体20は熱硬化され る。本実施例では、熱硬化された時点で、肉厚がたとえば0.5mmとなるよう に塗布されている。
【0024】 一方、この塗布工程は、塗布領域の幅W11をたとえば15mmとし、塗布領 域の長さW12を40mmとするとき、数秒で終了することができる。これに対 して、従来例のノズル1を用いて前記塗布領域を走査して塗布した場合には、3 0〜40秒程度要する。
【0025】 このように本考案に従うノズル11を用いる塗布装置10では、集積回路36 の広い範囲に粘性液体20を一度に塗布することができ、塗布工程の工程時間を 短縮することができる。また、配線基板37上の電子部品38の凹凸に沿って均 一な膜厚に塗布することができる。
【0026】 なお、ノズル11へは、上述のようにタンクを備える供給手段41から粘性液 体20を供給して大量の集積回路36に粘性液体20を塗布するようにしてもよ く、あるいは塗布すべき集積回路36が少量であるときには、シリンジなどが用 いられてもよい。
【0027】 また、上述のようなハイブリッド集積回路36以外にも、図7で示すように、 いわゆるベアチップのトランジスタ51のモールドに用いられてもよく、また図 8で示すように、前記ハイブリッド集積回路36を他の配線基板や放熱板に接着 するための接着剤の塗布に用いられてもよく、あるいは図9で示されるように、 センサ52などで、電子部品を実装すべき開口部53を密閉して封止するための 封止材料のポッティングなどに用いられてもよい。
【0028】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ノズルの吐出口を細長く形成するとともに、該 吐出口に連なって、該吐出口に向けて偏平に広がる供給空間を形成するので、圧 送されてきた粘性流体は、前記供給空間内でその流速および流量が吐出口の長手 方向に均一となって吐出される。
【0029】 したがって、電子部品などに、該電子部品の封止材料などである粘性液体を、 帯状の広い範囲に亘って均一に塗布することができる。これによって前記粘性液 体の塗布工程の作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のノズル11の形状を示す斜
視図である。
【図2】ノズル11の平面図である。
【図3】図2の切断面線A−Aから見た断面図である。
【図4】ノズル11の側面図である。
【図5】ノズル11を用いる塗布装置10の斜視図であ
る。
【図6】ハイブリッド集積回路36への塗布状態を示す
斜視図である。
【図7】トランジスタ51への塗布状態を示す斜視図で
ある。
【図8】ハイブリッド集積回路36への接着剤の塗布状
態を示す斜視図である。
【図9】センサ52のポッティング作業を示す斜視図で
ある。
【図10】典型的な従来技術のノズル1の形状を示す斜
視図である。
【図11】他の従来技術のノズル1aの形状を示す斜視
図である。
【符号の説明】
11 ノズル 12 供給管 13 接続部 14 ノズル本体 15 吐出口 16 整流部材 20 粘性液体 27 供給空間 36 ハイブリッド集積回路 37 配線基板 38 電子部品 39 配線パターン 41 供給手段

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 細長い吐出口と、それに連なり前記吐出
    口に向けて偏平に広がる供給空間とを有するノズル本体
    と、前記ノズル本体の供給空間に粘性液体を供給する供
    給手段とを含むことを特徴とする粘性液体の供給装置。
JP1991046636U 1991-06-20 1991-06-20 粘性液体の供給装置 Expired - Lifetime JP2542893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991046636U JP2542893Y2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 粘性液体の供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991046636U JP2542893Y2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 粘性液体の供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH051242U true JPH051242U (ja) 1993-01-08
JP2542893Y2 JP2542893Y2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=12752786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991046636U Expired - Lifetime JP2542893Y2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 粘性液体の供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2542893Y2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6238265A (ja) * 1985-08-12 1987-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 接着剤塗布装置
JPS62154693A (ja) * 1985-12-26 1987-07-09 松下電器産業株式会社 厚膜描画機のノズル
JPS6358674U (ja) * 1986-10-03 1988-04-19
JPS6456873U (ja) * 1987-09-30 1989-04-10

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6238265A (ja) * 1985-08-12 1987-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 接着剤塗布装置
JPS62154693A (ja) * 1985-12-26 1987-07-09 松下電器産業株式会社 厚膜描画機のノズル
JPS6358674U (ja) * 1986-10-03 1988-04-19
JPS6456873U (ja) * 1987-09-30 1989-04-10

Also Published As

Publication number Publication date
JP2542893Y2 (ja) 1997-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6234379B1 (en) No-flow flux and underfill dispensing methods
JP2001230274A (ja) 実装基板及び実装方法
US6444035B1 (en) Conveyorized vacuum injection system
JP3801674B2 (ja) 電子部品の実装方法
JP3453075B2 (ja) ペーストの形成方法
KR100695664B1 (ko) 재료 액적 분배 방법
JPH051242U (ja) 粘性液体の供給装置
US8167408B2 (en) Ink jet recording head, and method for manufacturing ink jet recording head
WO2002016068A2 (en) Controlled and programmed deposition of flux on a flip-chip die by spraying
KR100645541B1 (ko) 솔더 패이스트 프린팅 장치 및 방법
KR100821029B1 (ko) 수지 토출 노즐, 수지 밀봉 방법 및 전자 부품 조립체
JP7401557B2 (ja) 塗布装置および塗布方法
JP3918098B2 (ja) 回路モジュールの製造方法
KR102580650B1 (ko) 디스펜서용 언더필 용액 공급 장치, 이를 갖는 디스펜서 및 이를 이용한 반도체 모듈의 제조 방법
JP2005254206A (ja) 塗布ユニット、該塗布ユニットを備えた塗布装置、および塗布ユニットの充填方法
US20060108399A1 (en) Method of manufacturing semiconductor apparatus and method of forming viscous liquid layer
JP2008263049A (ja) 半導体装置、半導体装置の製造方法および液滴吐出装置
JP3417243B2 (ja) ボンドの塗布方法
JPH03300Y2 (ja)
JPH1058135A (ja) フラックス塗布方法および装置
JPH10409A (ja) 粘性流体吐出ノズル及び粘性流体塗布装置、並びに粘性流体塗布方法
JP2506491B2 (ja) 粘液体の塗布方法とその装置
JP2527452B2 (ja) はんだ付け装置
KR200179788Y1 (ko) 볼 그리드 어레이 패키지용 플럭스 도포 장치
JPS6214687Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970304