JP2008263049A - 半導体装置、半導体装置の製造方法および液滴吐出装置 - Google Patents

半導体装置、半導体装置の製造方法および液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】生産効率が向上でき、かつ電気的接続信頼性を高くすることができる半導体装置
、半導体装置の製造方法および液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】溝部20内の底面21上に形成された電極22とフレキシブル基板23とが
電気的に接続され、溝部20内が樹脂材料で封止された半導体装置10において、フレキ
シブル基板23の上方に、フレキシブル基板23を電極22に向かって押圧するための弾
性部材31が配置され、弾性部材31には、硬化した樹脂材料41と係合して弾性部材3
1の位置を固定する貫通孔33が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置、半導体装置の製造方法および液滴吐出装置に関するものである
従来より、例えば液滴吐出装置などにおいて、積層された基板の一部に溝部が形成され
、溝部の底面に設けられた電極部に対して、フレキシブル基板をOLB(Outer L
ead Bonding)接続実装する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)

具体的に、電極部とフレキシブル基板との間を接続する方法としては、電極部の上面に
熱硬化性樹脂材料(異方性導電材料)を塗布し、その上にフレキシブル基板を載置し、そ
の後、フレキシブル基板の上面を押圧部材にて加圧および加熱することで電極部とフレキ
シブル基板を接続する。そして、溝部内にモールド樹脂を塗布して硬化させることで、電
極部とフレキシブル基板との接続部を覆うようにしていた。
特開2006−68989号公報
ところで、上述の接続方法では、電極部の上面に熱硬化性樹脂材料を塗布して、フレキ
シブル基板と接続させた後、さらに、溝部内にモールド樹脂を塗布しているため、製造に
手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、生産効率が向上でき、か
つ電気的接続信頼性を高くすることができる半導体装置、半導体装置の製造方法および液
滴吐出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の半導体装置は、溝内の底面上に形成された電極
とフレキシブル基板とが電気的に接続され、前記溝内が樹脂材料で封止された半導体装置
において、前記フレキシブル基板の上方に、該フレキシブル基板を前記電極に向かって押
圧するための弾性部材が配置され、該弾性部材には、硬化した熱硬化性樹脂材料と係合し
て前記弾性部材の位置を固定する係合部が形成されていることを特徴としている。
このように構成することで、製造工程中に熱硬化性樹脂材料を一度塗布して弾性部材を
加圧・加熱するのみで、電極とフレキシブル基板との間の電気的接続および溝内の熱硬化
性樹脂材料の封止を実現することができる。したがって、手間をかけずに製造することが
できる効果がある。
また、電極とフレキシブル基板とを電気的に接続させる際に用いた弾性部材をそのまま
溝内に残すことができるため、生産効率の向上を図ることができる効果がある。
また、本発明の半導体装置は、前記弾性部材における前記フレキシブル基板の上面に対
向する面が、前記電極と前記フレキシブル基板との接続箇所を覆う平面形状で形成されて
いることを特徴としている。
このように構成することで、電極とフレキシブル基板とを押圧して接続させる際に、弾
性部材の平面形状の面でフレキシブル基板の上面を押圧することができるため、電極とフ
レキシブル基板との接続部に対して略均一に押圧することができる。しがたって、確実に
電極とフレキシブル基板との間を接続することができる効果がある。
また、本発明の半導体装置は、前記熱硬化性樹脂材料が、異方性導電材料からなること
を特徴としている。
このように構成することで、電極とフレキシブル基板とを確実に電気的に接続させるこ
とができるため、電気的接続信頼性の高い半導体装置を提供することができる効果がある
また、本発明の半導体装置は、前記弾性材料が、フッ素ゴム、シリコーンゴムおよびア
クリルゴムのいずれかからなることを特徴としている。
このように構成することで、弾性部材が耐熱性、耐候性に優れているため、半導体装置
の使用に伴う経年的な劣化を抑制することができる。したがって、電極およびフレキシブ
ル基板を確実に電気的に接続させて機能させることができるため、接続信頼性の高い半導
体装置を提供することができる効果がある。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、溝内の底面上に形成された電極とフレキシブ
ル基板とが電気的に接続され、前記溝内が樹脂材料で封止された半導体装置の製造方法に
おいて、前記電極の上面に、熱硬化性樹脂材料を塗布する樹脂材料塗布工程と、前記熱硬
化性樹脂材料を介して前記電極の上方に、前記フレキシブル基板および弾性部材を順に載
置する載置工程と、前記弾性部材を介して前記フレキシブル基板を前記電極に向かって押
圧しつつ、前記熱硬化性樹脂材料を加熱する加圧・加熱工程とを有し、前記弾性部材には
、硬化した前記熱硬化性樹脂材料と係合して前記弾性部材の位置を固定する係合部が形成
され、前記加圧・加熱工程では、前記フレキシブル基板を押圧することにより前記熱硬化
性樹脂材料を流動させて前記溝内に充填するとともに、前記熱硬化性樹脂材料を加熱する
ことにより硬化させて前記弾性部材の係合部に係合させることを特徴としている。
このように構成することで、1回の樹脂材料塗布工程および加圧・加熱工程のみにより
、電極とフレキシブル基板との間の電気的接続および溝内の熱硬化性樹脂材料の封止を実
現することができるため、生産効率の向上を図ることができる効果がある。
また、弾性材料に係合部を形成したため、熱硬化性樹脂材料が係合部に充填された状態
で硬化する。したがって、弾性部材と熱硬化性樹脂材料とが接着しなくても、弾性部材を
溝内に固定することができる。さらに、熱硬化性樹脂材料が溝内上方に回りこんできても
、弾性部材を介して押圧部材が位置するため、押圧部材に熱硬化性樹脂材料が付着するこ
とを防ぐことができる効果がある。
さらに、本発明の液滴吐出装置は、上述したいずれかの半導体装置が用いられているこ
とを特徴としている。
このように構成することで、生産効率が向上でき、かつ電気的接続信頼性の高い液滴吐
出装置を提供することができる効果がある。
次に、本発明の実施形態について図1〜図9に基づいて説明する。なお、以下の説明に
用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更して
いる。また、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系
を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内における所定方向を
X軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向およびY軸方
向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。
(半導体装置)
図1は、本実施形態における半導体装置の斜視図である。
図1に示すように、半導体装置10は、最下層に配置された第一基板11と、その上面
12に積層された第二基板13とを備えている。第二基板13には、平面視において細長
い長方形の貫通孔14がY軸方向に沿う方向に2箇所平行して形成されている。つまり、
第一基板11の上面12と、第二基板13の貫通孔14の側壁15,15とで溝部20が
構成されている。
図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
図2に示すように、溝部20の底面21は、第一基板11の上面12で構成されている
。底面21には複数の電極22がY軸方向に配列形成されている。
電極22の上面にはフレキシブル基板23が接続されている。フレキシブル基板23は
、例えばポリイミドなどからなり、可撓性を有している。フレキシブル基板23の下面2
7には、銅などの導電性材料からなる端子部19を含む導電部(配線パターン)28が、
プリント方式などによって設けられている。
フレキシブル基板23は、導電部28の一端の端子部19が電極22と接続されている
。つまり、溝部20内の電極22とフレキシブル基板23との接続部26は、溝部20の
底面21におけるY軸方向に沿って複数形成されている。なお、端子部19と電極22と
は、直接接続されていてもよいし、端子部19と電極22との間に後述する樹脂材料41
を介して接続されていてもよい。
また、導電部28の他端の端子部38には、駆動回路部25がフリップチップ実装され
ている。駆動回路部25は、樹脂29によってフレキシブル基板23上に封止されている
。駆動回路部25は、例えば回路基板あるいは駆動回路を含む半導体集積回路(IC)を
含んで構成されている。このように、導電部28が形成されたフレキシブル基板23に駆
動回路部25を設けることで、半導体装置10のコンパクト化を図ることができる。また
、駆動回路部25をフレキシブル基板23にフリップチップ実装することで、駆動回路部
25と導電部28との電気的な接続を作業性良く、かつ、良好に行うことができる。
ここで、接続部26におけるフレキシブル基板23の上面には、弾性部材31が配置さ
れている。
図3は、弾性部材の斜視図である。
図3に示すように、弾性部材31は、耐熱性や耐候性を考慮して、例えばフッ素ゴムで
形成されている。また、弾性部材31は、Y軸方向に直交する断面が略正方形で、複数形
成される接続部26を全て覆うようにY軸方向に延設された略直方体形状を有している。
また、弾性部材31における、貫通孔14の側壁15,15に対向する側面32,32に
は、互いの側面32,32を接続する軸直角方向の断面が円形の貫通孔33が形成されて
いる。貫通孔33は略等間隔で弾性部材31のY軸に沿う方向に複数形成されている。ま
た、弾性部材31の底面35は平面形状で構成されている。つまり、電極22とフレキシ
ブル基板23とを接続する際に、全ての接続部26において略均一に押圧力が伝達される
ように構成されている。なお、弾性部材31は、耐熱性や耐候性を考慮して、シリコーン
ゴムやアクリルゴムで形成されていてもよい。
図2に戻り、溝部20内には電極22とフレキシブル基板23の端子部19との接続部
26を覆うように樹脂材料41が充填されている。
また、樹脂材料41は、弾性部材31の貫通孔33内に充填されている。したがって、
弾性部材31は、溝部20内に樹脂材料41により固定されている。樹脂材料41は、例
えば、導電粒子が分散されている異方性導電ペースト(ACP:Anisotropic
Conductive Paste)などの異方性導電性材料を用いている。
(半導体装置の製造方法)
次に、半導体装置10の製造方法について図4〜図5に基づいて説明する。なお、以下
では、電極22と駆動回路部25とを接続する手順について主に説明し、半導体装置10
のうち、第一基板11、第二基板13などの製造および接続・配置作業は既に完了してい
るものとする。
図4(A)に示すように、複数の電極22を覆うように、かつ、溝部20の半分程度充
填するように樹脂材料41を、ディスペンサを用いて塗布する(樹脂材料塗布工程)。
図4(B)に示すように、樹脂材料41の上部にフレキシブル基板23の一端部を載置
する。このとき、フレキシブル基板23の一端の端子部19を電極22の上方に位置する
ように配置する。
図4(C)に示すように、フレキシブル基板23の上面に弾性部材31を載置する。こ
のとき、弾性部材31はフレキシブル基板23を介して全ての電極22を覆うように配置
する(載置工程)。
図4(D)に示すように、押圧部材42により弾性部材31の上面を押圧する。弾性部
材31が下方へ押圧されることで、フレキシブル基板23が上方から下方へ押圧される。
図5(A)に示すように、弾性部材31が押圧部材42で押圧されることにより、フレ
キシブル基板23はそれに合わせて下方に向けて撓む。さらに、フレキシブル基板23の
下面27に設けられている端子部19と、溝部20において露出している電極22とが接
続される。なお、弾性部材31の底面35は平面形状であるため、電極22とフレキシブ
ル基板23の端子部19との接続部26に略均一に押圧力が伝達される。なお、接続部2
6を、弾性部材31を介して押圧しているため、接続部26に凹凸が形成されていても、
全ての接続部26を略均一な力で押圧することができる。
このとき、フレキシブル基板23が押圧されることにより、電極22とフレキシブル基
板23との間にあった樹脂材料41が、溝部20の側壁15と弾性部材31の側面32と
の隙間に流動し、側壁15と側面32との間を這い上がるように移動して、弾性部材31
の貫通孔33内にも充填される。そして、この状態で樹脂材料41を加熱して熱硬化させ
る(加圧・加熱工程)。樹脂材料41は、押圧部材42に内蔵された図示しないヒータに
より弾性部材31を介して加熱されて、熱硬化する。樹脂材料41の加熱が完了すると押
圧部材42を離間させる。樹脂材料41が熱硬化することにより、弾性部材31と樹脂材
料41とが接着していなくても、弾性部材31を溝部20内に固定することができる。
図5(B)に示すように、フレキシブル基板23に接続されている駆動回路部25を第
二基板13の上面24に樹脂45により固定する。
以上のように、溝部20内の底面21上に形成された電極22とフレキシブル基板23
とが電気的に接続され、溝部20内が樹脂材料41で封止された半導体装置10において
、フレキシブル基板23の上方に、フレキシブル基板23を電極22に向かって押圧する
ための弾性部材31を配置し、弾性部材31には、硬化した樹脂材料41と係合して弾性
部材31の位置を固定する貫通孔33を形成した。
このように構成したため、製造工程中に樹脂材料41を一度塗布して弾性部材31を加
圧・加熱するのみで、電極22とフレキシブル基板23との間の電気的接続および溝部2
0内の樹脂材料41の封止を実現することができる。したがって、手間をかけずに製造す
ることができる。
また、電極22とフレキシブル基板23とを電気的に接続させる際に用いた弾性部材3
1をそのまま溝部20内に残すことができるため、生産効率の向上を図ることができる。
(液滴吐出装置)
次に、具体的に上述の半導体装置の構成を採用した液滴吐出装置の実施形態について図
6〜図9に基づいて説明する。
図6は、本実施形態における液滴吐出装置の斜視図である。また、図7は、図6のB−
B線に沿う断面図である。
図6,図7に示すように、液滴吐出装置50は、機能液の液滴を吐出するものであって
、液滴が吐出されるノズル開口部51が形成されたノズル基板52と、ノズル基板52の
上面に接続され、液滴が流れる流路を形成する流路形成基板53と、流路形成基板53の
上面に接続され、圧電素子70の駆動によって変位する振動板54と、振動板54の上面
に接続され、リザーバ55を形成するためのリザーバ形成基板56と、リザーバ形成基板
56の上面側に設けられた可撓性を有するフレキシブル基板57と、フレキシブル基板5
7の下面58に設けられ、圧電素子70を駆動するための駆動回路部(ICドライバ)5
9と、フレキシブル基板57の下面58に設けられ、駆動回路部59と圧電素子70とを
電気的に接続する導電部60とを備えている。
液滴吐出装置50の動作は、外部コントローラ61によって制御される。また、流路形
成基板53と、ノズル基板52と、振動板54とで囲まれた空間によって、ノズル開口部
51より吐出される前の機能液が配置される圧力発生室62が形成されている。また、リ
ザーバ形成基板56と流路形成基板53とで囲まれた空間によって、圧力発生室62に供
給される前の機能液を予備的に保持するリザーバ55が形成されている。
流路形成基板53の下面側は開口しており、その開口を覆うようにノズル基板52が流
路形成基板53の下面に接続されている。流路形成基板53の下面とノズル基板52とは
、例えば接着剤や熱溶着フィルムなどを介して固定されている。そのノズル基板52には
、液滴を吐出するノズル開口部51が設けられている。ノズル開口部51はノズル基板5
2に複数設けられている。
流路形成基板53の内側には複数の隔壁63が形成されている。流路形成基板53は例
えばシリコンによって形成されており、複数の隔壁63は流路形成基板53の母材である
シリコン単結晶基板を異方性エッチングすることにより形成される。そして、複数の隔壁
63を有する流路形成基板53と、ノズル基板52と、振動板54とで囲まれた空間によ
って、複数の圧力発生室62が形成される。圧力発生室62は、複数のノズル開口部51
に対応するように複数形成されている。
圧力発生室62において、一端は隔壁63によって閉塞されているが、他端はリザーバ
55と接続している。リザーバ55は、機能液導入口64より導入され、圧力発生室62
に供給される前の機能液を一時的に保持するものであって、リザーバ形成基板56にY軸
方向に延びるように形成されたリザーバ部65と、流路形成基板53にY軸方向に延びる
ように形成され、リザーバ部65と圧力発生室62とを接続する連通部66とを備えてい
る。機能液導入口64より導入された機能液は、導入路67を経てリザーバ55に流れ込
み、供給路68を経て、圧力発生室62に供給される。
流路形成基板53とリザーバ形成基板56との間に配置された振動板54は、流路形成
基板53の上面を覆うように設けられた弾性膜71と、弾性膜71の上面に設けられた下
電極膜72とを備えている。弾性膜71は、例えば厚み1〜2μm程度の二酸化シリコン
によって形成されている。下電極膜72は、例えば厚み0.2μm程度の金属によって構
成されている。本実施形態において、下電極膜72は複数の圧電素子70の共通電極とな
っている。
振動板54を変位させるための圧電素子70は、下電極膜72の上面に設けられた圧電
体膜73と、その圧電体膜73の上面に設けられた上電極膜74とを備えている。圧電体
膜73は例えば厚み1μm程度、上電極膜74は例えば厚み0.1μm程度で形成されて
いる。なお、圧電素子70の概念としては、圧電体膜73および上電極膜74に加えて、
下電極膜72を含むものであってもよい。なお、弾性膜71および下電極膜72が振動板
54として機能するが、弾性膜71を省略した構造とし、下電極膜72が弾性膜71を兼
ねるようにしてもよい。
圧電素子70は、複数のノズル開口部51および圧力発生室62のそれぞれに対応する
ように複数設けられている。そして、下電極膜72は複数の圧電素子70の共通電極とし
て機能し、上電極膜74は複数の圧電素子70の個別電極として機能する。
リザーバ形成基板56には、封止膜75と固定板76とを有するコンプライアンス基板
77が接合されている。封止膜75は、剛性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚み6
μm程度のポリフェニレンスルフィドフィルム)からなり、この封止膜75によってリザ
ーバ部65の上部が封止されている。また、固定板76は、金属などの硬質の材料(例え
ば、厚み30μm程度のステンレス鋼)で形成される。この固定板76のうち、リザーバ
55に対応する領域は、厚さ方向(Z軸方向)に完全に除去された開口部78となってい
るため、リザーバ55の上部は、可撓性を有する封止膜75のみで封止され、内部圧力の
変化によって変形可能な可撓部79となっている。
通常、機能液導入口64からリザーバ55に機能液が供給されると、例えば、圧電素子
70の駆動時の機能液の流れ、あるいは、周囲の熱などによってリザーバ55内に圧力変
化が生じる。しかしながら、リザーバ55の上部が封止膜75のみによって封止されて可
撓部79となっているため、この可撓部79が撓み変形してその圧力変化を吸収する。し
たがって、リザーバ55内は常に一定の圧力に保持される。なお、その他の部分は固定板
76によって十分な強度に保持されている。
そして、リザーバ55の外側のコンプライアンス基板77上には、リザーバ55に機能
液を供給するための機能液導入口64が形成されており、リザーバ形成基板56には、機
能液導入口64とリザーバ55の側壁とを連通する導入路67が形成されている。
ここで、リザーバ形成基板56には、Y軸方向に延びる溝部80が形成されている。溝
部80においては、流路形成基板53の一部が露出している。
リザーバ形成基板56のうち、圧電素子70に対向する領域には、圧電素子70の運動
を阻害しない程度の空間を確保した状態で、その空間を密封可能な圧電素子保持部81が
形成されている。圧電素子保持部81は、圧電素子70を覆う大きさで形成されている。
また、圧電素子70のうち、少なくとも圧電体膜73は、この圧電素子保持部81内に密
封されている。
このように、リザーバ形成基板56は、圧電素子70を外部環境と遮断して、圧電素子
70を封止するための封止部材としての機能を有している。リザーバ形成基板56によっ
て圧電素子70を封止することで、水分などの外部環境による圧電素子70の破壊を防止
することができる。
また、リザーバ形成基板56は剛体であって、そのリザーバ形成基板56を形成する材
料としては、例えば、ガラス、セラミック材料などの流路形成基板53の熱膨張率と略同
一の材料を用いることが好ましく、本実施形態では、流路形成基板53と同一材料のシリ
コン単結晶基板が用いられている。
圧電素子保持部81によって封止されている圧電素子70のうち、上電極膜74の溝部
80側の端部は、溝部80内に露出するように流路形成基板53上に延設され、接続電極
95が形成されている。また、溝部80における流路形成基板53上に下電極膜72が配
置されている場合においては、上電極膜74と下電極膜72との間の電気的な接続を防止
するための絶縁膜82が、上電極膜74と下電極膜72との間に設けられる。
圧電素子70を駆動するための駆動回路部59は、例えば回路基板あるいは駆動回路を
含む半導体集積回路(IC)を含んで構成されており、フレキシブル基板57の下面58
に接続されている。フレキシブル基板57は可撓性を有しており、例えばポリイミドから
なる絶縁性のフィルム状部材によって構成されている。また、フレキシブル基板57の下
面58の導電部60には、銅などの導電性材料からなる導電性の配線パターンがプリント
方式などによって設けられている。
駆動回路部59は、フレキシブル基板57の下面58にフリップチップ実装されて導電
部60の配線パターンの端子部と接続している。駆動回路部59は複数設けられている。
駆動回路部59は、フレキシブル基板57に対して実装された後、樹脂83によってフレ
キシブル基板57上に封止されている。
このように、導電部60が設けられたフレキシブル基板57に駆動回路部59を設ける
ことで、液滴吐出装置50のコンパクト化を図ることができる。また、駆動回路部59を
フレキシブル基板57にフリップチップ実装することで、駆動回路部59と導電部60と
の電気的な接続を作業性良く、かつ、良好に行うことができる。
フレキシブル基板57の一部には開口部84が形成されている。具体的には、開口部8
4はY軸方向に延びるように形成されている。
フレキシブル基板57の下面58のうち、開口部84において溝部80の上方から溝部
80内の接続電極95へ向かって構成されるエッジ領域85には、導電部60の配線パタ
ーンの一部を構成する端子部86が形成されている。エッジ領域85に設けられた端子部
86は、上電極膜74の接続電極95に接続するものであって、接続電極95に対応する
ように、Y軸方向に複数設けられている。したがって、端子部86と接続電極95とが接
続することで、その端子部86を含む導電部60を介して、駆動回路部59と圧電素子7
0とが電気的に接続される。
そして、フレキシブル基板57の端子部86と上電極膜74の接続電極95とが対向す
るように位置決めした状態で、エッジ領域85が下方に撓まされることにより、フレキシ
ブル基板57の端子部86と、溝部80に配置されている上電極膜74の接続電極95と
が接続されている。
ここで、溝部80内には、例えば異方性導電ペースト(ACP:Anisotropi
c Conductive Paste)からなる樹脂材料90が充填され、上電極膜7
4の接続電極95と端子部86とが接続されている。樹脂材料90により、溝部80内が
封止されており、フレキシブル基板57とリザーバ形成基板56とは固定されている。ま
た、フレキシブル基板57の上面には、弾性部材87が設けられている。
ここで、弾性部材87は、上述した弾性部材31と略同等の構成である。弾性部材87
は、耐熱性や耐候性を考慮して、例えばフッ素ゴムからなり、Y軸方向に直交する断面が
略正方形で、複数形成される接続電極95と端子部86との接続部を全て覆うようにY軸
方向に延設された略直方体形状を有している。また、弾性部材87の側面88には、互い
の側面88,88を接続する軸直角方向の断面が円形の貫通孔89が形成されている。貫
通孔89は略等間隔で弾性部材87のY軸に沿う方向に複数形成されている。また、弾性
部材87の底面94は平面形状で構成されている。つまり、上電極膜74の接続電極95
とフレキシブル基板57の端子部86とを接続する際に、全ての接続部において略均一に
押圧力が伝達されるように構成されている。なお、弾性部材87は、耐熱性や耐候性を考
慮して、シリコーンゴムやアクリルゴムで形成されていてもよい。
そして、貫通孔89内には樹脂材料90が充填されている。したがって、弾性部材87
は、溝部80内に樹脂材料90により固定されている。樹脂材料90は、例えば、導電粒
子が分散されている異方性導電ペースト(ACP:Anisotropic Condu
ctive Paste)などの異方性導電性材料を用いている。
(液滴吐出装置の製造方法)
次に、液滴吐出装置50の製造方法について図8,図9に基づいて説明する。なお、以
下では、駆動回路部59と圧電素子70とを接続する手順について主に説明し、液滴吐出
装置50のうち、ノズル基板52、流路形成基板53、リザーバ形成基板56、圧電素子
70などの製造および接続・配置作業は既に完了しているものとする。
図8は、液滴吐出装置の溝部内の製造工程を示す斜視図である。また、図9は、図8に
おけるC−C線に沿う断面図である。
図8,図9に示すように、フレキシブル基板57に設けられた端子部86と、圧電素子
70の上電極膜74の接続電極95とを接続する。
端子部86と接続電極95とを接続する際には、上電極膜74の接続電極95を覆うよ
うに、かつ、溝部80の略半分程度充填するように樹脂材料90をディスペンサにより塗
布する。樹脂材料90を塗布した後に、樹脂材料90の上部にフレキシブル基板57の一
端部を載置する。このとき、フレキシブル基板57で接続電極95を覆うように配置する
。フレキシブル基板57を配置させた後に、フレキシブル基板57の上面に弾性部材87
を載置する。このとき、弾性部材87はフレキシブル基板57を介して全ての接続電極9
5を覆うように配置する。
次に、押圧部材91により弾性部材87の上面を押圧する。弾性部材87が下方へ押圧
されることで、フレキシブル基板57が上方から下方へ押圧される。ここで、弾性部材8
7が押圧部材91で押圧されることにより、フレキシブル基板57はそれに合わせて下方
に向けて撓むので、フレキシブル基板57の端子部86と、溝部80において露出してい
る接続電極95とを接続することができる。なお、弾性部材87の底面94は平面形状で
あるため、接続電極95とフレキシブル基板57の端子部86との接続部に略均一に押圧
力が伝達される。また、接続部を、弾性部材87を介して押圧しているため、接続部に凹
凸が形成されていても、全ての接続部を略均一な力で押圧することができる。
このとき、フレキシブル基板57が押圧されることにより、接続電極95とフレキシブ
ル基板57との間にあった樹脂材料90が、溝部80の側壁92と弾性部材87の側面8
8との隙間に流動し、側壁92と側面88との間を這い上がるように移動して、弾性部材
87の貫通孔89内にも充填される。そして、この状態で樹脂材料90を加熱して熱硬化
させる。樹脂材料90は、押圧部材91に内蔵された図示しないヒータにより弾性部材8
7を介して加熱されて、熱硬化する。樹脂材料90の加熱が完了すると押圧部材91を離
間させる。樹脂材料90が熱硬化することにより、弾性部材87と樹脂材料90とが接着
していなくても、弾性部材87を溝部80内に固定することができる。
そして、フレキシブル基板57に接続されている駆動回路部59を封止膜75上に樹脂
95にて固定することで、液滴吐出装置50の製造が完了する。
これにより、上電極膜74の接続電極95とフレキシブル基板57の端子部86とが電
気的に接続される。したがって、圧電素子70の上電極膜74は、フレキシブル基板57
を介して駆動回路部59と電気的に接続されることとなる。
また、同時に溝部80内に弾性部材87を残したまま樹脂材料90が充填・硬化される
。つまり、弾性部材87および樹脂材料90を用いることで、圧電素子70と駆動回路部
59との電気的接続と、溝部80内に露出していた圧電素子70の接続電極95の保護を
一つのステップで同時に行うことができる。
本実施形態によれば、溝部20内の底面21上に形成された電極22とフレキシブル基
板23とが電気的に接続され、溝部20内が樹脂材料41で封止された半導体装置10に
おいて、フレキシブル基板23の上方に、フレキシブル基板23を電極22に向かって押
圧するための弾性部材31を配置し、弾性部材31には、硬化した樹脂材料41と係合し
て弾性部材31の位置を固定する貫通孔33を形成した。
このように構成したため、製造工程中に樹脂材料41を一度塗布して弾性部材31を加
圧・加熱するのみで、電極22とフレキシブル基板23との間の電気的接続および溝部2
0内の樹脂材料41の封止を実現することができる。したがって、手間をかけずに製造す
ることができる。
また、電極22とフレキシブル基板23とを電気的に接続させる際に用いた弾性部材3
1をそのまま溝部20内に残すことができるため、生産効率の向上を図ることができる。
また、弾性部材31におけるフレキシブル基板23の上面に対向する面(底面35)を
、電極22とフレキシブル基板23との接続部26を覆う平面形状で形成した。
このように構成したため、電極22とフレキシブル基板23とを押圧して接続させる際
に、弾性部材31の平面形状の底面35でフレキシブル基板23の上面を押圧することが
でき、電極22とフレキシブル基板23との接続部26に対して略均一に押圧することが
できる。しがたって、確実に電極22とフレキシブル基板23との間を接続することがで
きる。
また、樹脂材料41を、異方性導電材料とした。
このように構成したため、電極22とフレキシブル基板23とを確実に電気的に接続さ
せることができ、接続信頼性の高い半導体装置10を提供することができる。
また、弾性材料31を、フッ素ゴム、シリコーンゴムおよびアクリルゴムのいずれかか
らなるように構成した。
このように構成したことで、弾性部材31が耐熱性、耐候性に優れているため、経年的
に容易に変形などせず、半導体装置10の使用に伴う劣化を抑制することができる。した
がって、電極22およびフレキシブル基板23を確実に電気的に接続させることができる
ため、接続信頼性の高い半導体装置10を提供することができる。また、電極22の発熱
時に、その熱を確実に放熱することができるため、信頼性の高い半導体装置10を提供す
ることができる。さらに、ゴム材料からなる弾性部材31は、樹脂材料41と接着しない
が、貫通孔33を設けたことで、弾性部材31を溝部20内に固定することができる。
さらに、溝部20内の底面21上に形成された電極22とフレキシブル基板23とが電
気的に接続され、溝部20内が樹脂材料41で封止された半導体装置10の製造方法にお
いて、電極22の上面に、樹脂材料41を塗布する樹脂材料塗布工程と、樹脂材料41を
介して電極22の上方に、フレキシブル基板23および弾性部材31を順に載置する載置
工程と、弾性部材31を介してフレキシブル基板23を電極22に向かって押圧しつつ、
樹脂材料41を加熱する加圧・加熱工程とを有し、弾性部材31には、硬化した樹脂材料
41と係合して弾性部材31の位置を固定する貫通孔33が形成され、加圧・加熱工程で
は、フレキシブル基板23を押圧することにより樹脂材料41を流動させて溝部20内に
充填するとともに、樹脂材料41を加熱することにより硬化させて弾性部材31の貫通孔
33に係合させるようにした。
このように構成したため、1回の樹脂材料塗布工程および加圧・加熱工程のみにより、
電極22とフレキシブル基板23との間の電気的接続および溝部20内の樹脂材料41の
封止を実現することができ、生産効率の向上を図ることができる。
また、弾性材料31に貫通孔33を形成したため、樹脂材料41が貫通孔33に充填さ
れた状態で硬化する。したがって、弾性部材31と樹脂材料41とが接着しなくても、弾
性部材31を溝部20内に固定することができる。さらに、樹脂材料41が溝部20内上
方に回りこんできても、弾性部材31を介して押圧部材42が位置するため、押圧部材4
2に樹脂材料41が付着することを防ぐことができる。
そして、本実施形態の液滴吐出装置50は、上述したいずれかの半導体装置10が用い
られていることを特徴としている。
このように構成することで、生産効率が向上でき、かつ電気的接続信頼性を高くするこ
とができる液滴吐出装置50を提供することができる。
尚、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、
実施形態で挙げた具体的な構造・形状や材料などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能
である。
例えば、本実施形態において、弾性材料は、全てがゴム系材料で形成されたものを採用
した場合の説明をしたが、底面のみをゴムで形成し、底面以外の部分は金属やセラミック
などで形成してもよい。
また、本実施形態において、弾性材料は、略直方体の形状で、その側面に貫通孔を形成
した形状のものを用いたが、側面に係合部として機能する凹部を形成し、凹部に樹脂材料
が充填されて硬化することで溝部内に固定される弾性部材を採用してもよい。
また、本実施形態において、貫通孔は軸直角断面が円形の場合の説明をしたが、多角形
や楕円形状で形成されていてもよい。また、貫通孔の数や大きさは樹脂材料により係合さ
れればよく、適宜変更することができる。
また、本実施形態において、樹脂材料として異方性導電ペーストなどの異方性導電性材
料を用いた場合の説明をしたが、導電粒子を含まない熱硬化性樹脂材料、例えば、NCP
(Non Conductive Paste)などを用いてもよい。NCPを用いる場
合には、電極と端子部との間にNCPが残らないように押圧して電気的に接続させる。
本発明の実施形態における半導体装置の斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における弾性部材の斜視図である。 本発明の実施形態における半導体装置の製造方法の一部を示す説明図である。 図4の製造方法の続きを示す説明図である。 本発明の実施形態における液滴吐出装置の斜視図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における液滴吐出装置の製造方法の一部を示す斜視図である。 図8のC−C線に沿う断面図である。
符号の説明
10…半導体装置 20,80…溝部(溝) 22…電極 23,57…フレキシブル
基板 31,87…弾性部材 33,89…貫通孔(係合部) 35,94…底面(対向
する面) 41,90…樹脂材料(熱硬化性樹脂材料) 42,91…押圧部材 50…
液滴吐出装置 95…接続電極(電極)

Claims (6)

  1. 溝内の底面上に形成された電極とフレキシブル基板とが電気的に接続され、前記溝内が
    樹脂材料で封止された半導体装置において、
    前記フレキシブル基板の上方に、該フレキシブル基板を前記電極に向かって押圧するた
    めの弾性部材が配置され、
    該弾性部材には、硬化した熱硬化性樹脂材料と係合して前記弾性部材の位置を固定する
    係合部が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記弾性部材における前記フレキシブル基板の上面に対向する面が、前記電極と前記フ
    レキシブル基板との接続箇所を覆う平面形状で形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体装置。
  3. 前記熱硬化性樹脂材料が、異方性導電材料からなることを特徴とする請求項1または2
    に記載の半導体装置。
  4. 前記弾性材料が、フッ素ゴム、シリコーンゴムおよびアクリルゴムのいずれかからなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 溝内の底面上に形成された電極とフレキシブル基板とが電気的に接続され、前記溝内が
    樹脂材料で封止された半導体装置の製造方法において、
    前記電極の上面に、熱硬化性樹脂材料を塗布する樹脂材料塗布工程と、
    前記熱硬化性樹脂材料を介して前記電極の上方に、前記フレキシブル基板および弾性部
    材を順に載置する載置工程と、
    前記弾性部材を介して前記フレキシブル基板を前記電極に向かって押圧しつつ、前記熱
    硬化性樹脂材料を加熱する加圧・加熱工程とを有し、
    前記弾性部材には、硬化した前記熱硬化性樹脂材料と係合して前記弾性部材の位置を固
    定する係合部が形成され、
    前記加圧・加熱工程では、前記フレキシブル基板を押圧することにより前記熱硬化性樹
    脂材料を流動させて前記溝内に充填するとともに、前記熱硬化性樹脂材料を加熱すること
    により硬化させて前記弾性部材の係合部に係合させることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかの半導体装置が用いられていることを特徴とする液滴吐出装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102259496A (zh) * 2010-05-12 2011-11-30 佳能株式会社 液体喷射头及其制备方法
CN105599450A (zh) * 2014-10-27 2016-05-25 精工爱普生株式会社 液体喷射头以及液体喷射装置

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CN105599450B (zh) * 2014-10-27 2019-10-29 精工爱普生株式会社 液体喷射头以及液体喷射装置

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