JPH05124106A - 管継手の製造方法 - Google Patents

管継手の製造方法

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JPH05124106A
JPH05124106A JP28981591A JP28981591A JPH05124106A JP H05124106 A JPH05124106 A JP H05124106A JP 28981591 A JP28981591 A JP 28981591A JP 28981591 A JP28981591 A JP 28981591A JP H05124106 A JPH05124106 A JP H05124106A
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JP
Japan
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plate
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Osamu Sato
佐藤  修
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂溶接のような高等技術を必要とせずに管
継手を製造することができる管継手の製造方法を提供す
る。 【構成】 一端と他端が異径の筒状体を展開した形状の
熱可塑性樹脂板1aを加熱軟化し、その熱可塑性樹脂板
1aを加熱軟化状態で型2に巻き付けて一端と他端が異
径の筒状体1bを成形し、その筒状体1bの巻き始め端
面と巻き終り端面の合せ目の内周面に当て板52を当て
た状態で前記両端面を加熱溶融し、前記巻き始め端面と
巻き終り端面とを溶融接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口径の異なる管同士を
接続する時に使用する異径管継手の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板状体を用いて異径管継手を製造
する場合には、まず、一端と他端が異径の筒状体を展開
した形状の熱可塑性樹脂板を加熱軟化し、その熱可塑性
樹脂板を加熱軟化状態で型に巻き付けて筒状体を成形す
る。そして、その筒状体の巻き始め端面と巻き終り端面
を突き合せた状態でその合せ目に沿って樹脂溶接を行な
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の管継手の製造方法にあっては、筒状体の巻き
始め端面と巻き終り端面とを接着する手段として、高等
技術を必要とする樹脂溶接を採用している。従って、そ
の樹脂溶接作業を熟練者が行なわなければ、溶接棒の押
圧や溶接棒を溶かす熱風の強さなどのばらつきにより、
接着強度が安定しない。
【0004】さらに、溶接棒には、通常、溶融性を高め
るために可塑剤が添加されているので、溶接が施された
この接着箇所は、母材に比べて強度が劣る。従って、溶
接後にその接着箇所に2次加工を行なうのは困難であ
る。
【0005】本発明は、上記のような問題に着目し、樹
脂溶接のような高等技術を必要とせずに管継手を製造す
ることができる管継手の製造方法を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の管継手の製造方法は、一端と他端が異径の
筒状体を展開した形状の熱可塑性樹脂板を加熱軟化し、
その熱可塑性樹脂板を加熱軟化状態で型に巻き付けて一
端と他端が異径の筒状体を成形し、その筒状体の巻き始
め端面と巻き終り端面の合せ目の内周面に当て板を当て
た状態で前記両端面を加熱溶融し、前記巻き始め端面と
巻き終り端面とを溶融接合させる方法とした。
【0007】
【作用】本発明の管継手の製造方法では、筒状体の巻き
始め端面と巻き終り端面の合せ目の内周面に当て板を当
てた状態で前記両端面を加熱溶融するので、この加熱溶
融時に筒状体の内側にビードが出ないようにすることが
でき、その結果、内面が平滑な管継手を製造することが
できる。
【0008】また、本発明の管継手の製造方法では、筒
状体の巻き始め端面と巻き終り端面を接着する手段とし
て、両端面を加熱溶融した後に接合する溶着を採用して
いるので、接着箇所の強度は母材強度に等しくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明実施例の管継手の製造方法を図
1〜図5に基づいて詳述する。
【0010】まず、図1に示すように、一端と他端が異
径の筒状体を展開した形状の熱可塑性樹脂板1を加熱軟
化する。加熱には、高温オイル、熱風、シリコンラバー
ヒーターなどを採用することができる。
【0011】次に、図2に示すように、その熱可塑性樹
脂板1aを加熱軟化状態で型2に巻き付けて一端と他端
が異径の筒状体1bを成形する。
【0012】筒状体1bが固化したら、図3及び図4に
示すように、油圧シリンダー3に連結されたホルダー4
に筒状体1bの巻き始め端部と巻き終り端部をそれぞれ
取り付け、筒状体1bの巻き始め端面と巻き終り端面の
合せ目を開閉できるようにする。そして、各油圧シリン
ダー3を縮み側に駆動させることにより筒状体1bの巻
き始め端面と巻き終り端面の合せ目を開き、その間にヒ
ーター5の熱板51を取り付けると共に、その熱板51
に取り付けられている四フッ化エチレン樹脂製の当て板
52を巻き始め端面と巻き終り端面の合せ目の内周面に
当てる。
【0013】次に、各油圧シリンダー3を縮み側に駆動
させることにより筒状体1bの巻き始め端面と巻き終り
端面を熱板51に押し当て、所定温度(筒状体が塩化ビ
ニル樹脂製の場合は220〜250℃)で加熱溶融す
る。なお、熱板51の温度調節は、ヒーター5のコント
ローラ53で行なう。
【0014】所定時間加熱溶融したら、各油圧シリンダ
ー3を縮み側に駆動させることにより筒状体1bの巻き
始め端面と巻き終り端面の合せ目を開いてヒーター5を
除去した後、図5に示すように、筒状体1bの巻き始め
端面と巻き終り端面とを加熱軟化状態で接合させて接着
する。
【0015】そして最後に、2次加工により、図6の
(イ)に示すように、拡径型を使用して筒状体1bの両
端部に受口11,12を成形したり、あるいは、図6の
(ロ)に示すように、縮径型を使用して筒状体1bの両
端部に差口13,14を成形して管継手を完了させる。
【0016】次に、本実施例の作用を説明する。
【0017】本実施例の管継手の製造方法では、筒状体
1bの巻き始め端面と巻き終り端面の合せ目の内周面に
当て板52を当てた状態で前記両端面を加熱溶融するの
で、図4に示すように、この加熱溶融時に筒状体1bの
内側にビードが出ないようにすることができ、その結
果、内面が平滑な管継手を製造することができる。
【0018】また、本実施例の管継手の製造方法では、
筒状体1bの巻き始め端面と巻き終り端面を接着する手
段として、両端面を加熱溶融状態で接合させる溶着を採
用しているので、接着箇所の強度は母材強度に等しくな
る。従って、別途円筒体を成形して筒状体1bの端部に
接着するなどの面倒な作業なしに、接着後、2次加工に
より受け口11,12あるいは差口13,14を形成す
ることができる。
【0019】図7の(イ)は両端部に受口が形成された
管継手の変形例を示す側面図、図7の(ロ)は両端部に
差口が形成された管継手の変形例を示す側面図で、これ
らの管継手は、一方の受口11aあるいは差口13aと
他方の受口12aあるいは差口14aの中心がずれてい
る。なお、この管継手の製造方法は、熱可塑性樹脂板の
形状が上記実施例の場合と異なるだけで、その他の方法
は同様であるので、説明を省略する。
【0020】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、2次加工で、両端部に受口が形成された管継手と、
両端部に差口が形成された管継手を示したが、2次加工
では、一端部に受口を形成し他端部に差口を形成しても
よい。また、実施例では、筒状体の巻き始め端面と巻き
終り端面を加熱溶融する時に、ヒーターの熱板に取り付
けられている当て板を前記端面の合せ目の内周面に当て
たが、当て板は、ヒーターと別体になっているものを使
用してもよい。更に、筒状体の巻き始め端面と巻き終り
端面の合せ目の開閉は、自動に限らず手動で行なっても
よい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管継手の
製造方法にあっては、樹脂溶接のような高等技術を必要
としないので、熟練者でなくても、強度の安定した管継
手を製造することができる。
【0022】また、本発明の管継手の製造方法にあって
は、筒状体の巻き始め端面と巻き終り端面を接着する手
段として、両端面を加熱溶融した後に接合する溶着を採
用しているので、接着箇所の強度が母材強度に等しくな
り、接着後の2次加工が可能であるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱可塑性樹脂板を示す平面図である。
【図2】前記熱可塑性樹脂板を型に巻き付けた状態を示
す斜視図である。
【図3】前記熱可塑性樹脂板で成形した筒状体にヒータ
ーを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図4】前記筒状体の巻き始め端面と巻き終り端面をヒ
ーターで加熱溶融した状態を示す正面図である。
【図5】両端面が接着された筒状体を示す斜視図であ
る。
【図6】(イ)は前記筒状体の両端部に受口を形成して
完成した管継手を示す側面図である。 (ロ)は前記筒状体の両端部に差口を形成して完成した
管継手を示す側面図である。
【図7】(イ)は両端部に受口が形成された管継手の変
形例を示す側面図である。 (ロ)は両端部に差口が形成された管継手の変形例を示
す側面図である。
【符号の説明】
1a 熱可塑性樹脂板 1b 筒状体 2 型 5 ヒーター 51 熱板 52 当て板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端と他端が異径の筒状体を展開した形
    状の熱可塑性樹脂板を加熱軟化し、その熱可塑性樹脂板
    を加熱軟化状態で型に巻き付けて一端と他端が異径の筒
    状体を成形し、その筒状体の巻き始め端面と巻き終り端
    面の合せ目の内周面に当て板を当てた状態で前記両端面
    を加熱溶融し、前記巻き始め端面と巻き終り端面とを溶
    融接合させることを特徴とする管継手の製造方法。
JP28981591A 1991-11-06 1991-11-06 管継手の製造方法 Expired - Fee Related JP3093002B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100464944C (zh) * 2005-01-31 2009-03-04 姜胜清 现浇钢筋砼用薄壁内模的制造方法及其设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100464944C (zh) * 2005-01-31 2009-03-04 姜胜清 现浇钢筋砼用薄壁内模的制造方法及其设备

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