JPH05123771A - 厚板座面の反り防止プレス成形法 - Google Patents

厚板座面の反り防止プレス成形法

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Publication number
JPH05123771A
JPH05123771A JP3315230A JP31523091A JPH05123771A JP H05123771 A JPH05123771 A JP H05123771A JP 3315230 A JP3315230 A JP 3315230A JP 31523091 A JP31523091 A JP 31523091A JP H05123771 A JPH05123771 A JP H05123771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
die
press
bearing surface
steel plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3315230A
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English (en)
Inventor
Yorio Imagawa
今川順夫
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MARUJIYUN SEIKI KOGYO KK
Original Assignee
MARUJIYUN SEIKI KOGYO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚板鋼板に座面を打ち出し成形する時に、反
りが発生しないようにしたプレス成形法を提供する。 【構成】 厚板鋼板に座面をプレス成形する方法におい
て、パンチ及びダイの成形面に余肉溜り用の凹部を設
け、この凹部にプレス時の余肉を逃げ込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚板座面の反り防止プ
レス成形法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すようにパンチaとダイ
bを用いて厚板鋼板cをプレスして打ち出し加工する
と、厚板(6〜12mm程度)の場合は特に大きな加工圧
力を加えるため大きな反りが発生する。このため、プレ
ス成形後に整形押し工程を別途に行って反りを修正する
必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記整形押し工程を行
うことは、工程の増加に伴う作業能率の低下及びコスト
アップを引き起こし、又厚板鋼板の反りは一応修正され
るものの、成形した座面が変形して寸法精度の確保が困
難になる問題を有する。反りの発生する原因は、図4に
示すようにパンチにより押し込まれる座面部A(斜線
部)の体積と、裏側に押し出されてダイにより成形され
る打ち出し部B(斜線部)との体積が異なり、その体積
差により素材鋼板に大きな反りが生じるものと考えられ
る。
【0004】本発明は、このような従来の事態に鑑みな
されたもので、厚板鋼板に座面をプレス成形する場合に
おいて反りが発生しないようにした、厚板座面の反り防
止プレス成形法を提供することを課題としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は、厚板鋼板に座面をプ
レス成形する方法において、パンチ及びダイの成形面に
余肉溜り用の凹部を設け、この凹部にプレス時の余肉を
逃げ込ませることを要旨とするものである。
【0006】
【作 用】プレス成形時に、パンチにより押し込まれる
座面部の体積と、裏側に押し出されてダイにより成形さ
れる打ち出し部との体積が異なっても、その体積差によ
る余肉をパンチ及びダイの成形面に設けた余肉溜り用の
凹部に逃げ込ませることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳説する。図1において、1はプレス機のパンチであ
り、その凸部下面の中央部に余肉溜り用の凹部1aを設
けてある。
【0008】2は前記パンチ1と組み合わされたダイで
あり、その上部凹面の中央部に余肉溜り用の凹部2aが
設けられている。
【0009】前記パンチ1とダイ2とで、厚さ6〜12
mm程度の厚板鋼板3をプレスして座面を打ち出し成形す
ると、パンチ1で押し込まれる座面部3aの体積V1
ダイ2側に押し出される打ち出し部3bの体積V2 との
差(V1 −V2 )に相当する余肉分は前記パンチ1の凹
部1aとダイ2の凹部2a内に逃げ込み、これによりプ
レス成形時の厚板鋼板3の反りを未然に防止することが
できる。
【0010】前記パンチ1の凹部1aとダイ2の凹部2
aとの容積の合計は、前記余肉分の体積(V1 −V2
に等しいか或はそれより大きくなるようにしておく。理
論的には、パンチ1又はダイ2のどちらか一方にのみ余
肉分の体積(V1 −V2 )に相当する或はそれより大き
な容積の凹部を設ければ良いことになるが、前記のよう
にパンチ1側とダイ2側に分けてそれぞれ設けた方が結
果は良好であった。これは、ダイ2側に押し出された一
部が反力によりパンチ1側に戻るためと考えられる。
【0011】このようにして厚板鋼板3に座面がプレス
成形されると、前記余肉溜り用の凹部1a、2aに逃げ
込んだ余肉のために、座面部3a及び打ち出し部3bの
中央部には突起3c、3dがそれぞれ生じるが、図2に
示すようにプレス成形後に座面部3aの中央に孔3eを
設ける製品(例えば自動車の排気管接続部品)にあって
は、この孔3eをあける際に孔の径が大きければ突起3
c、3dを除去することができ、削り取る必要がなくて
極めて好都合である。
【0012】又、厚板鋼板3に反りが発生しないので、
従来の整形押し工程が不要になると共に、板厚に比例す
る強力な板押さえも必要とせず、自動プレス(トランス
ファー加工、順送加工)も可能となる。しかも、出来た
製品は寸法精度の高い品質の優れたものが得られる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
厚板鋼板をプレスして座面を打ち出し加工する際に、プ
レス機のパンチ及びダイに余肉溜り用の凹部を設け、そ
の凹部に余肉を逃げ込ませる方法であるから、プレス時
の厚板鋼板の反りを未然に防止することができ、反り修
正のための整形押し工程を省いて作業能率の向上及びコ
ストダウンを図ることができ、かつ座面の寸法精度を高
く確保できる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】 プレス成形後に孔を設けた製品の要部の断面
図である。
【図3】 従来のプレス成形を示す説明図である。
【図4】 プレス時に反りが発生する原因を示す説明図
である。
【符号の説明】 1…パンチ 1a…余肉溜り用の凹部 2…ダイ
2a…余肉溜り用の凹部 3…厚板鋼板 3a…
座面部 3b…打ち出し部 3c、3d…突起
3e…孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚板鋼板に座面をプレス成形する方法に
    おいて、パンチ及びダイの成形面に余肉溜り用の凹部を
    設け、この凹部にプレス時の余肉を逃げ込ませることを
    特徴とする厚板座面の反り防止プレス成形法。
JP3315230A 1991-11-05 1991-11-05 厚板座面の反り防止プレス成形法 Pending JPH05123771A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3315230A JPH05123771A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 厚板座面の反り防止プレス成形法

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JP3315230A JPH05123771A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 厚板座面の反り防止プレス成形法

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Publication Number Publication Date
JPH05123771A true JPH05123771A (ja) 1993-05-21

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JP3315230A Pending JPH05123771A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 厚板座面の反り防止プレス成形法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167474A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Toyota Motor Corp リベット端子の製造方法
JP2011094797A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Norma Germany Gmbh ホースクランプ
JP2019115922A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 株式会社アマダホールディングス 板材の接合位置決め方法及び板材の接合構造

Cited By (3)

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