JPH05123631A - シリコーンの部分コーテイング方法及び積層材料の製造方法 - Google Patents

シリコーンの部分コーテイング方法及び積層材料の製造方法

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JPH05123631A
JPH05123631A JP3313455A JP31345591A JPH05123631A JP H05123631 A JPH05123631 A JP H05123631A JP 3313455 A JP3313455 A JP 3313455A JP 31345591 A JP31345591 A JP 31345591A JP H05123631 A JPH05123631 A JP H05123631A
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Yoshikuni Morita
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 無溶剤シリコーン液を、オフセット・グラビ
アロール方式により凸部を有するコーターロールを用い
てコーティングすることを特徴とするシリコーンの部分
コーティング方法、及び該方法により基材13a上にラ
ミネートした熱可塑性フィルム13bの表面に無溶剤シ
リコーン液を部分コーティングを施し、次いで該部分コ
ーティング面と他の基材14との間に熱可塑性樹脂16
を押し出して、シリコーン塗布部21では接着せず、非
塗布部でのみ熱可塑性樹脂16を介して接着した積層材
料を製造する。 【効果】 形崩れのない、シリコーンの部分コーティン
グが可能で、シリコーンの塗布部では接着せず、非塗布
部で接着してなる積層材料は引裂強度及び風合に優れて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコーンの部分コーテ
ィング方法及び該方法を用いた、引裂強度及び風合に優
れた積層材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば包装材料等の分野におい
て、紙基材と合成樹脂、あるいは合成樹脂同士の積層材
料等の各種の積層材料が使用されている。しかし乍ら、
これらの積層材料は通常各層が全面に亘って接着積層し
てなるため、一度傷が入った場合や引裂に対する強度が
充分でないという欠点がある。この問題を解決する方法
として、部分的に接着積層することが考えられるが、部
分的に積層する実用的な方法は未だ提案されていないの
が実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シリコーン
を部分的にコーティングする方法を提供し、更に該コー
ティング方法を用いて部分的に接着積層した積層材料を
製造する方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1は、
無溶剤シリコーン液を、オフセット・グラビアロール方
式により凸部を有するコーターロールを用いてコーティ
ングすることを特徴とするシリコーンの部分コーティン
グ方法を、本発明の第2は、無溶剤シリコーン液を、オ
フセット・グラビアロール方式により凸部を有するコー
ターロールを用いて、基材上にラミネートした熱可塑性
樹脂フィルム面に部分コーティングを施し、次いで該ラ
ミネートの部分コーティングを施した熱可塑性樹脂フィ
ルムと他の基材との間に、熱可塑性樹脂を押し出して積
層することを特徴とする積層材料の製造方法をそれぞれ
内容とするものである。
【0005】本発明者らは、上記課題を達成せんとし
て、当初溶剤型シリコーンを部分的に塗布して部分的に
接着積層する方法を試みた。しかし乍ら、溶剤型シリコ
ーン(粘度5〜200cps )では塗布部と非塗布部との
境界において、にじみが発生し、シリコーン塗布部の形
状(特にエッジ)が崩れ、所期の目的を達成することは
不可能であった。そこで無溶剤シリコーンを用いたとこ
ろ、上記の如き問題がなく、所定の位置に所定の形状で
シリコーンが部分コーティングされ、また、かかる方法
でシリコーンを部分コーティングしたフィルム面に熱可
塑性樹脂を積層することにより、シリコーン塗布部では
接着せず、シリコーン非塗布部でのみ接着した部分積層
物が得られることを見出し、本発明に至ったものであ
る。
【0006】本発明に用いられる無溶剤シリコーンとし
ては、分子量10000〜25000のジメチルポリシ
ロキサン等が好適に使用できる。
【0007】上記無溶剤シリコーンは、オフセット・グ
ラビアロール方式で凸部を有するコーターロールを用い
て部分コーティングされる。オフセット・グラビアロー
ル方式の概略を図1に示した。図中、1はプレスロール
(メタル)、2はコーターロール(ゴム)、3はグラビ
アロール(メタル)、4、5はメタリングロール(4は
ゴム、5はメタル)、6は部分コーティング対象物(フ
ィルム等)である。コーターロール2の表面には、部分
コーティングするための任意のパターンが凹凸により設
けられる。
【0008】図2〜図5にパターンを例示したが、図2
はコーターロール2の表面に円形凸部7を設けたパター
ン、図3はコーターロール2の長さ方向に条筋凸部8を
設けたパターン、図4はコーターロール2の円周方向に
条筋凸部9を設けたパターン、図5はコーターロール2
の円周方向と長さ方向に、それぞれ凹溝10、11を穿
設し、該凹溝10、11により必然的に形成される矩形
凸部12をパターンとした例で、いずれも凸部がシリコ
ーンの塗布部となり凹部が非塗布部となる。
【0009】本発明において、シリコーンが部分コーテ
ィングされる対象物には特に制限はなく、紙、合成樹脂
フィルム、金属箔、織布、不織布等のいずれでもよい。
【0010】上記部分コーティング方法を用いて、例え
ば袋等の包装材料に適した積層材料を製造するには、基
材、例えば紙基材上にラミネートした熱可塑性樹脂フィ
ルム面にシリコーンを部分コーティングする。次いで、
部分コーティングを施した熱可塑性樹脂フィルム面と他
の基材、例えば紙基材との間に熱可塑性樹脂を介在させ
て積層する。この場合、ホットメルト等の公知のラミネ
ート法も用いられるが、押出ラミネート(所謂サンドイ
ッチラミネート)法が好適である。
【0011】ポリサンドイッチラミネート方式で積層す
る場合を図6に示した。即ち、第1繰出機より熱可塑性
樹脂フィルム面にシリコーンの部分コーティングを施し
た基材との積層物13を繰り出し、次に第2繰出機より
他の基材14を繰り出し、両者の間に、Tダイ押出機1
5より熱可塑性合成樹脂16を押出し、プレスロール1
7と冷却ロール18との間で両者を貼り合せ積層一体化
し、得られた積層材料19を巻取機20で巻き取る。上
記の如くして得られた積層材料は、図7に示す如く、シ
リコーン塗布部21では接着しないでシリコーン非塗布
部でのみ熱可塑性樹脂16を介して、基材13aとフィ
ルム13bとの積層物13と基材14とが接着した部分
接着した積層材料である。もっとも、部分コーティング
を施した熱可塑性樹脂フィルム面に直接熱可塑性樹脂フ
ィルム(基材なし)を積層してもよい。
【0012】基材としては、紙の他、合成樹脂フィル
ム、金属箔、織布、不織布等を用いることができる。ま
た熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリアミド樹脂等の押出可能なものが好適で、
これらは単独又は2種以上組み合わせて用いられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0014】実施例1 基材としてのクラフト紙(坪量73g/m2)上へ、常法
によりTダイ押出機を用いて低密度ポリエチレン「ミラ
ソン−16sp」(三井石油化学工業株式会社製)をT
ダイ温度330℃で押出ラミネートした(樹脂厚さ18
μm)。続いて、同一ライン上で無溶剤シリコーン樹脂
「KNS−230A」及び「KNS−230B」(いず
れも信越化学工業株式会社製)を直前に混合した混合液
(粘度850cps )を、前記ラミネート物の低密度ポリ
エチレン面へ、オフセット・グラビアロールコーターを
用いてコーティングした(加工速度180m/min )。
コーターのロールは図1に示した構成とし、またゴム製
のコーターロールは図2に示したパターンを有するもの
を用いた。グラビアロールからシリコーン液がコーター
ロールの凸部に転写され、更にこの凸部のシリコーン液
がラミネートポリエチレン面上へ転写され、部分的にシ
リコーンコーティングされたポリエチレン加工紙を得
た。この時、部分シリコーン層のコーティング量は1.
5g/m2で、形崩れなく所望の部分コーティング加工が
できた。
【0015】実施例2 図6に示した装置を用い、実施例1で得られた部分シリ
コーンコーティングを施したポリエチレン加工紙を一方
の基質として第1繰出機より繰り出し、他方、第2繰出
機より基材(クラフト紙:坪量73g/m2)を繰出し、
両者の間に、実施例1で用いたのと同じ樹脂をTダイ押
出機よりTダイ温度330℃、加工速度160m/min
、樹脂厚さ18μmで押出し(所謂ポリサンドイッチ
ラミネート)、両者を貼り合わせて一体化した。得られ
た積層体は、部分シリコーンコーティング部が非接着の
ため、衝撃に強く、引裂強度が強く、かつ風合が柔らか
いものであった。これを用いて樹脂用の袋を作ったとこ
ろ、破袋強度、引裂強度が優れ、かつ風合の良い袋が得
られた。
【0016】比較例 シリコーンコーティングを施さずに、実施例2に準じて
基材(クラフト紙:坪量73g/m2)と基材(前記と同
じ)とを「ミラソン−16sp」36μm厚さでポリサ
ンドイッチラミネートして積層体を得た。これを用いて
製袋したところ、実施例2の袋に比べて破袋強度、引裂
強度、風合とも劣った袋しか得られなかった。
【0017】
【発明の効果】叙上の通り、本発明によれば、シリコー
ンの部分コーティングが可能で、該方法を用いて部分接
着積層した、引裂強度及び風合に優れた積層材料を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オフセット・グラビアロール方式の概略図であ
る。
【図2】コーターロール表面に設けた凸部パターン例を
示す斜視図である。
【図3】コーターロール表面に設けた凸部パターン例を
示す斜視図である。
【図4】コーターロール表面に設けた凸部パターン例を
示す斜視図である。
【図5】コーターロール表面に設けた凸部パターン例を
示す斜視図である。
【図6】ポリサンドイッチラミネート方式の概略図であ
る。
【図7】本発明で得られる積層材料の一例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
1 プレスロール 2 コーターロ
ール 3 グラビアロール 4、5 メタリ
ングロール 6 部分コーティング対象物 7 円形凸部 8、9 条筋凸部 10、11 凹
溝 12 矩形凸部 13 積層物 13a 基材 13b 熱可塑
性樹脂フィルム 14 基材 15 Tダイ押
出機 16 熱可塑性合成樹脂 17 プレスロ
ール 18 冷却ロール 19 積層材料 20 巻取機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 7/14 7188−4F 27/00 101 7344−4F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無溶剤シリコーン液を、オフセット・グ
    ラビアロール方式により凸部を有するコーターロールを
    用いてコーティングすることを特徴とするシリコーンの
    部分コーティング方法。
  2. 【請求項2】 基材上にラミネートした熱可塑性樹脂フ
    ィルム面にコーティングする請求項1記載の部分コーテ
    ィング方法。
  3. 【請求項3】 無溶剤シリコーン液を、オフセット・グ
    ラビアロール方式により凸部を有するコーターロールを
    用いて、基材上にラミネートした熱可塑性樹脂フィルム
    面に部分コーティングを施し、次いで該ラミネートの部
    分コーティングを施した熱可塑性樹脂フィルムと他の基
    材との間に、熱可塑性樹脂を押し出して積層することを
    特徴とする積層材料の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030001767A (ko) * 2001-06-27 2003-01-08 김순남 합지장치의 접착제 도포방법
JP2005339982A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Toyo Kohan Co Ltd 塗料被覆金属板、それを用いた底付き電池缶およびそれらの製造方法
JP2010520052A (ja) * 2007-03-02 2010-06-10 ブルースター・シリコーン・フランス・エスアエス 織物支持体の製造方法及び当該織物支持体
CN114833017A (zh) * 2022-02-28 2022-08-02 上海福赛特智能设备有限公司 一种点胶涂布装置及其控制装置与控制方法

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