JPH05123493A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH05123493A
JPH05123493A JP4092556A JP9255692A JPH05123493A JP H05123493 A JPH05123493 A JP H05123493A JP 4092556 A JP4092556 A JP 4092556A JP 9255692 A JP9255692 A JP 9255692A JP H05123493 A JPH05123493 A JP H05123493A
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JP
Japan
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overflow
water
washing
washing tub
laundry
Prior art date
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Application number
JP4092556A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fukuchi
毅 福地
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、すすぎ中に泡の排出がよく行われる
ものを提供するものである。 【構成】大きな径をもつ回転翼を低速で短い周期の正逆
回転反転をするものにおいて、洗濯槽に開口が開かれて
いる窪みとしての前記溢水口は内側壁の一部をへこまし
て形成し、溢水口の手前から奥側にかけて延在するスリ
ット状の溢水ストレーナーを設けたものである。 【効果】すすぎ時にすすぎ水流に乗って洗濯槽内を流れ
る泡は淀みになっている溢水口に流れ込んで、溢水とと
もに排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転翼を正逆させ、か
つ洗濯槽の溢水口から洗濯槽内の水を溢水させることに
より、洗濯物のすすぎ(以下、オーバーフローすすぎと
いう)を行うようにした洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種洗濯機では、オーバーフ
ローすすぎ時、回転翼を長時間、高速回転させるように
しているために、洗濯槽内の中央部分に水及び洗濯物を
下方に引き込む渦が発生するので、洗濯槽内の水面に浮
かんだ泡み、水面中央に集ってしまう。そのために、オ
ーバーフローすすぎを実行させても、洗濯槽内の水面に
浮かんだ泡を溢水口から流出させることができない。
【0003】洗濯機の使用者は、オーバーフローすすぎ
時にいつまでたっても、洗濯槽内の水面に浮かんだ泡が
消えないと、十分なすすぎが行われないと思い込み、す
すぎ時間を長く設定して、必要以上の給水量を消費する
ような使い方をすることがあるために、節水を図ること
ができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、洗濯
槽内の水面に浮かんだ泡が、水面中央に集まることな
く、水面外周に向かって流れるようにすることにより、
オーバーフローすすぎ時に水面に浮かんだ泡をスムーズ
に流出口内に流出させることによって、上記問題点を解
消するようにした点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内側壁に溢水
口を形成してなる洗濯槽と、この洗濯槽の内底に、洗濯
用モータの正転および逆転により正逆転する回転翼とを
備えた洗濯機において、前記回転翼の正転および逆転の
回転数を5回以内にし、前記回転翼の回転速度を100
rpm〜250rpmの範囲に設定し、かつ回転翼の正転およ
び逆転の運転時間(洗濯用モータON)をそれぞれ最長
3秒に設定し、前記回転翼の直径と前記洗濯槽の奥行寸
法との比を0.6〜0.8の範囲にし、回転翼の中央上面
に突出体を設け、洗濯槽に間口が開かれている窪みとし
ての前記溢水口は内側壁の一部をへこまして形成し、溢
水口の手前から奥側にかけて延在するスリット状の溢水
ストレーナーを設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】回転翼の回転にともない洗濯槽の内周に沿って
流れる水流に乗って泡は流れ、溢水口の窪みに流れ込み
溢水とともに排水される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を、実施例図面に基づいて詳説
する。
【0008】図1及び図2において、二槽式の洗濯機
は、鋼板製の外枠1と、この外枠1を載置する合成樹脂
製のベース2と、外枠1内に収納する合成樹脂製の洗濯
槽3と、この洗濯槽3と一体的に形成し、かつ外枠1内
に収納する合成樹脂製の水受槽4と、この水受槽4内に
収納した脱水槽5と、洗濯槽3の底部中央に設けた回転
翼6と、この回転翼6の回転を制御する回転制御機構7
と、回転翼6の駆動源となる洗濯用モータ8と、脱水槽
5の駆動源となる脱水用モータ9と、外枠1上方に洗濯
槽3及び水受槽4の上方開口縁を利用して取りはずし自
在に設けた合成樹脂製の操作パネル箱10とを備えてい
る。
【0009】水受槽4の上端開口部に、脱水投入口10
aを有する脱水カバー11によっておおわれる。洗濯槽
3の上端開口部には、図1に示すように、受皿状で、か
つ透明である洗濯内蓋12と、この洗濯内蓋12をおお
う洗濯外蓋13を設ける。脱水カバー11上には、図1
に示すように、脱水内蓋14と、この脱水内蓋14をお
おう脱水外蓋15を設ける。洗濯内蓋12,洗濯外蓋1
3,脱水内蓋14及び脱水外蓋15は、いずれも合成樹
脂製である。
【0010】脱水内蓋14には、脱水外蓋15を描いた
時に脱水槽5の回転の有無が確認できる程度の大きさに
設定したスリット14aを設ける。洗濯内蓋12には、
凹部12aと、この凹部12aの中央に設けた導入口1
2bと、凹部12aの全面に設けた散水孔12cと、凹
部12aに設けた多数のリブ12dとを設ける。多数の
リブ12dの大きさは、洗い板の機能が生ずるように設
定する。導入口12bは、洗濯内蓋12を閉じた状態で
回転翼6の中空筒体19の直上に位置する。凹部12a
の底面は、導入口12bに向ってゆるやかに傾斜してい
る。洗濯内蓋12及び脱水内蓋14は、開閉自在に、か
つ着脱自在とする。洗濯外蓋13と脱水外蓋15は、着
脱自在である。
【0011】操作パネル箱10内には、洗濯用モータ8
などを制御する電気回路を構成する電気部品を収納す
る。操作パネル箱10の上面中央には、水道の蛇口など
に接続した給水ホースを装着できる給水口10aが形成
してある。給水口10aから入った水が操作パネル箱1
0の前面下部に設けた流出口10bから流出するよう
に、操作パネル箱10内に水通路10cを設ける。
【0012】流出口10bから流れてきた水が、凹部1
2a上に流出するように、流出口10b及び凹部12a
の形状を決める。流出口10bから流れてきた水は、凹
部12aの全面にゆきわたるようにする。洗濯内蓋12
の上面は、凹部12aからあふれた水が外枠1外にあふ
れることがないように、洗濯槽3の上面より下方に位置
する。
【0013】洗濯内蓋12の後方左右側壁には、軸部1
2e,12fを一体に形成する。軸部12eは、洗濯槽
3の上端フランジ3aに形成したU溝部3bに回転自在
に嵌合する。軸部12fは、脱水カバー11に形成した
U溝部11bに回転自在に嵌合する。洗濯内蓋12の前
方左側端部12gは、洗濯槽3の内側壁コーナ部分に形
成した段部3cに載置する。洗濯内蓋12の前方右側端
部12hは、脱水カバー11に一体形成したひさし状の
段部11cに載置する。U溝部3b,11bには、軸部
12e,12fが上方にはずれるのを防止するストッパ
ー3b,12iを形成する。軸部12eの直径dは、U
溝部3bとストッパー3dとの間に形成される間隙の寸
法1より小さく設定する。
【0014】脱水カバー11には、U溝部11bに近接
して、スリット11dを形成する。洗濯内蓋12の後端
に形成した突起12jが、洗濯内蓋12を開くと、脱水カ
バー11の一部分を弾性変形させて、図7の一点鎖線で
示すように移動するので、洗濯内蓋12の開放状態を維
持する。
【0015】洗濯内蓋12には、この洗濯内蓋12が閉
じられた状態で洗濯槽3の内側壁に設けた溢水口3eを
直視できる開口12kを形成する。洗濯内蓋12の前端
中央部には、把手16を設ける。把手16は、洗濯内蓋
12を洗濯槽3のフランジ3aに引っ掛ける引掛具とし
ての機能を有する。洗濯内蓋12の前端部には、土手部
121を設け、流出口10bからの水が流速が大きくて
も、洗濯内蓋12からあふれにくいようにしてある。
【0016】溢水口3eには、溢水フィルター装置17
を着脱自在に設ける。溢水フィルター装置17には、水
位表示17aがなされている。洗濯内蓋12を閉じた状
態において、水位表示17aが開口12kからよく見る
ことができるように、開口12kの大きさ,位置を決め
る。
【0017】洗濯槽3の横断面形状は、図9に示すよう
に、ほぼ方形である。洗濯槽3の横寸法aと奥行寸法b
の比a/bは、0.9〜1.1に設定する。洗濯槽3の側
壁コーナ部分の曲率半径r1 ,r2 ,r3 ,r4 は、5
0mm〜150mmの範囲に設定する。3つの曲率半径
1 ,r2 ,r3 を100mm以下に設定する場合には、
残りの曲率半径r4 を120mm〜140mmに設定する。
洗濯槽3の各側壁は、すべて外方に突出した円弧状の曲
面とする。この曲面の曲率半径Rは、1000mm〜40
00mmの範囲に設定する。洗濯槽3の側壁と底面との間
は、曲率半径r5を10mm〜50mmの範囲に設定した曲
面で結ぶ。洗濯槽3の側壁の抜勾配θは、1/90以下
に設定する。
【0018】回転翼6は、円盤状の翼本体18と、この
翼本体18の中央上面に一体的に突設した突出体(以
下、中空筒体という)19と、この中空筒体19内に設
けた案内円筒20とを備えている。翼本体18,中空筒
体19及び案内円筒20は、合成樹脂製である。
【0019】翼本体18は、図12に示すように、上方
からみて放射状に配設した3個の主翼18aを有する。
主翼18aは、幅寸法Wを10mm〜40mmの範囲に、か
つ寸法Hを20mm〜60mmの範囲に設定する。主翼18
aの稜は、図13に示すように、なめらかな曲面にす
る。翼本体18の扇状部18bは、図11に示すよう
に、中空筒体19に向って上昇する傾斜面とする。この
傾斜面の傾斜角θ1 は、5°〜20°の範囲に設定す
る。傾斜面の延長上にできる頂角θ2 は、170°〜1
40°の範囲に設定する。主翼18aの高さHは、扇状
部18bが傾斜しているために、中空筒体19に近づく
につれて小さくなる。中空筒体19の外周には、図11
から図15に示すように、3個の補助翼19aが、放射
状に配設してある。補助翼19aは、回転翼6の上方か
らみると、主翼18aと重なる。補助翼19aの下端
は、なめらかな曲面によって主翼18aに連なってい
る。補助翼19aは、中空筒体19の下部から上部に連
続しているとともに、幅寸法W及び寸法h1 が中空筒体
の上方にゆくにしたがって小さくなる形成にしてある。
【0020】中空筒体19内の下部には、取付ボス19
b及び連通孔19cを形成する。中空筒体19の外周に
は、多数の取水孔19dを形成する。取水孔19dから
中空筒体19内に入った水は、翼本体18の裏面部のポ
ンプ作用により、連通孔19c及び翼本体18の裏面を通
り、洗濯槽3に戻る。
【0021】案内円筒20の上端には、図11に示すよ
うに、中空筒体19の上端をおおうキャップ体20aを
一体に形成する。キャップ体20aは、リング状溝20
bを有し、そのリング状溝20bの断面形状を逆U字状
とする。キャップ体20aの下部には、複数個の嵌合リ
ブ20cを案内円筒20の外周に一体に形成する。案内
円筒20は、嵌合リブ20cによって、中空筒体19内
の中央に保持される。案内円筒20の下端には、図11
に示すように、ノズル20dを形成する。案内円筒20
の中央部には、網状の通水孔を形成してもよい。ノズル
20dの外周には、リントフィルター21を設置する。
リントフィルター21は、円板状網部21aと、この円
板状網部21aの外周に一体に設け、かつ中空筒体19
の内壁に嵌合するリング体21bと、円板状網部21a
の中央に一体に設け、かつノズル21dに着脱自在に嵌
合する嵌合体21cとからなる。
【0022】中空筒体19の取入孔19dより、中空筒
体19と案内円筒20との間の間隙19eに流入したリ
ントは、リントフィルター21上に堆積する。中空筒体
19の外径は、40mm〜70mmに設定する。回転翼6の
翼本体18の直径Dと、洗濯槽3の奥行寸法bとの比D
/bは、0.6〜0.8の範囲に設定する。翼本体18の
裏面には、多数のリブを放射状に設ける。
【0023】回転制御機構7は、図1に示すように、洗
濯槽3の外部底面に取付板22を用いて固定する。回転
制御機構7は、歯車減速機構23と、この歯車減速機構
23の出力軸24と、歯車減速機構23の入力軸25
と、この入力軸25に固定した従動プーリ26と、洗濯
用モータ8の回転軸に固定した駆動プーリ27と、この
駆動プーリ27及び従動プーリ26に取り付けたベルト
28とからなる。出力軸24の上端には、回転翼6の取
付ボス19bを取り付ける。
【0024】洗濯用モータ8の回転は、回転制御機構7
により、1/7〜1/11の範囲に減速して、回転翼6
に伝えられる。回転翼6の回転速度は、100rpm 〜2
50rpm の範囲に設定する。洗濯用モータ8は、4極の
コンデンサースタートランの単相誘導電動機を使用す
る。洗濯用モータ8は、防振ゴム29を介してベース2
上に固定する。回転翼6の回転数は、中空筒体19に洗
濯物がからむのを防止するためには3回転以内に設定す
るのが好ましく、かつ洗濯時及びすすぎ時に洗濯物を洗
濯槽3の中央下方に引き込む渦流を発生させないために
は5回転以内に設定するのが好ましい。
【0025】脱水槽5の上端には、図1に示すように、
食塩水を封入した中空リング状の流体バランサ5aを設
ける。脱水槽5の回転軸5bは、カップリング30によ
り、脱水用モータ9の回転軸に直結する。水受槽4の底
部には、回転軸5bの防振軸受と水封を兼用するベロー
ズ31を設ける。脱水用モータ9は、防振ばね32と防
振ゴム管33によりベース2上に防振支持する。脱水槽
5は、合成樹脂製であって、50Hz時に1400rpm
で、かつ60Hz時に1700rpm で回転する。
【0026】溢水フィルター装置17は、洗濯槽3の内
側壁の一部をへこませることによって形成された溢水口
3eに、着脱自在に取り付ける。さらに、洗濯槽3に開
口が開かれている窪みとしての溢水口3eを洗濯槽3の
内側壁の一部をへこまして形成し、しかも溢水口3eの
手前から奥側にかけて延在するスリット状の溢水ストレ
ーナーを設けたものである。溢水ストレーナー34の下
部には、図16に示すように、伸縮自在な溢水ホース3
5を取り付ける。溢水ホース35の下方には、中央部が
貫通して溢水通路の一部を形成する排水弁体36を取り
付ける。排水弁体36は、洗濯槽3の外側底部に設けた
排水口37の上面に接離する。排水時には、排水口37
から排水弁体36を離すことにより、洗濯槽3内の水を
排水する。排水弁体36の上部には、ばね39を設け
る。このばね39によって、操作ロッド38の下降させ
ることによって、排水弁体36を排水口37に圧接させ
る。溢水フィルター装置17のボックス部は、図16に
示すように、溢水ボックスカバー40,仕切板41およ
び溢水ストレーナー34の3個の構成部品からなる。溢
水口3eの表面に取り付ける溢水ボックスカバー40
は、ポリプロピレン等の合成樹脂からなり、図17から
図24に示す構造となっている。
【0027】溢水ボックスカバー40は、洗濯槽3の内
側壁に沿ったカバー部42と、カバー部42より後方に
位置する袋状の溢水ストレーナー移動部43とからな
る。溢水ストレーナー移動部43は、仕切板41を保持
する機能を有している。カバー部42と溢水ストレーナ
ー移動部43は一体に成形する。溢水ストレーナー移動
部43の一部には、前面から見たときに半円形状である
開口部44を形成する。溢水ボックスカバー40のカバ
ー部42の上部には、カバー部42を洗濯槽3の溢水口
3eからはずすための2個の袋状の開口した把手45を
設ける。把手45は、指を内側に曲げてつまむような構
造となっている。カバー部42の下部には、洗濯槽3へ
の一段と低くなった平板状の差込部46を一体に設け
る。
【0028】溢水ボックスカバー40のカバー部42の
左右には、多数の小孔47を設ける。小孔47は、溢水
ストレーナー34が糸くずなどにより万一つまって閉鎖
され、溢水ストレーナー34から水が流出しない状態に
なったときにも、水を溢水ホース35へ導出する機能を
有する。
【0029】溢水ボックスカバー40は、図18に示す
ように、カバー部42の後部の溢水フィルター移動部4
3の両側に、仕切板41を上下に摺動させるための仕切
板ガイド溝48が縦方向に平行に設けられている。仕切
板ガイド溝48の最上部は、溢水フィルター移動部43
の最上部近くまで延びている。
【0030】溢水ボックスカバー40のカバー部42の
把手45の両側には、後方に突出した2個の弾性爪42
aを一体に形成する。弾性爪42aは、溢水ボックスカ
バー40を洗濯槽3の溢水口3eに着脱自在に取り付け
る機能を有する。溢水ボックスカバー40の裏面部に
は、図19,図23及び図24に示すように、開口部4
4の両側に2個の突出ピン49を設ける。2個の突出ピ
ン49は、仕切板41の横幅よりいくらかせまい距離に
配置され、仕切板41及び溢水ストレーナー34を支持
する。突出ピン49は、仕切板41の仕切板本体50に
設けた波状部50aと節度をもって接することにより、
仕切板41の微動上下移動のストッパーの役目を有して
いる。
【0031】ポリプロピレン製の仕切板41は、図25
から図32に示すように、両側に波形部50aを有する
曲面状の仕切板本体50と、この仕切板本体50と一体
に形成した溢水ストレーナー保持部51とからなる。
【0032】仕切板41の溢水ストレーナー保持部51
の前面には、溢水ストレーナー34の曲面部を挿入して
保持する突出リブ52を形成する。仕切板41の溢水ス
トレーナー保持部51の中間部には、溢水ホース35を
支持するリング状の突出リブ53を設ける。突出リブ5
3は、後部をくりぬき、かつ中央部を溢水が流出する開
口となるように形成する。
【0033】仕切板41の溢水ストレーナー保持部51
の上部には、U字状の凹部54を形成する。溢水ストレ
ーナー34は、凹部54と突出リブ52とにより、仕切
板41に着脱自在に取り付ける。仕切板41の凹部54
の前面内方の両側には、小さなくぼみ部55を形成す
る。くぼみ部55には、溢水ストレーナー34の突起3
4aが嵌合する。仕切板41は、溢水ボックスカバー4
0の裏面下方から仕切板ガイド溝48にそって挿入し、
溢水ボックスカバー40の上下方向摺動可能に取り付け
る。
【0034】ポリプロピレン製の溢水ストレーナー34
は、図33から図39に示すように、スリット状のスト
レーナー部56,U字形の曲面部57及びつまみ58か
らなる。溢水ストレーナー34のスリット状ストレーナ
ー部56と曲面部57の横幅は、溢水ボックスカバー4
0の溢水ストレーナー移動部43の横幅よりやや小さ
い。溢水ストレーナー34の曲面部57は、溢水ボック
スカバー40の最下端部に位置したとき、溢水ストレー
ナー移動部43の下端部をおおうような形状になってい
る。
【0035】溢水ストレーナー34のスリット状ストレ
ーナー部56は、水の流れに対しほぼ平行で、かつ水面
に対して約5°の傾斜をもつ13本の細長いリブ56a
を有する。リブ56aは、前方部56bの断面積を後方
部56cの断面積より小さくし、かつ前方部56bより
後方部56cを一段と高くする。スリット状ストレーナ
ー部56の後部に設けた凹部59は、仕切部41の溢水
ストレーナー保持部51の凹部54を取りかこむ状態と
なるように設置する。
【0036】溢水ストレーナー34のつまみ58は、ス
リット状ストレーナー部56の下部に設ける。溢水スト
レーナー34の曲面部57の下部には、洗濯水面の高さ
を知る目安となる矢印部57aを設ける。
【0037】洗濯用モータ8は、図40及び図41に示
すように、タイマ60及びセレクトスイッチ群61によ
って、きわめて短周期で、かつ正逆転する。タイマ60
は、少なくとも3枚のカムスイッチC1 ,C2 ,C
3 と、主スイッチMs と、カムスイッチC1 ,C2 ,C
3 を駆動するタイマモータとを備えている。セレクトス
イッチ群は、少なくとも3個の手動切替スイッチS1
2 ,S3 を備えている。セレクトスイッチ群61は、
手動切替スイッチS1 ,S2 ,S3 のいずれか一つのス
イッチを閉じると、残りの2つのスイッチが開くように
構成する。
【0038】洗濯用モータ8の回転方向と通電時間は、
タイマ60とセレクトスイッチ群61によって、図41
に示すように、設定することができる。すなわち、手動
切替スイッチS1 を閉じると、洗濯用モータ8は、正転
方向に0.8秒〜0.9秒間通電すると、0.5 秒間非通
電となり、その後逆転方向に0.8秒〜0.9秒間通電す
る。この通電態様が、主スイッチMs が切れるまで、複
数回繰り返される。手動切替スイッチS2を閉じると、
洗濯用モータ8は、正転方向への通電0.8秒〜0.9秒
−非通電0.5秒−逆転方向への通電0.8秒〜0.9秒
−非通電2.6秒の通電態様を、主スイッチMs が切れる
まで、複数回繰り返される。
【0039】手動切替スイッチS3 を閉じると、洗濯用
モータ8は、正転方向への通電0.6秒−非通電0.4秒−
逆転方向への通電0.6秒の通電態様を、主スイッチM
s が切れるまで、複数回繰り返される。洗濯用モータ8
の通電態様は、図41に示すものに限定されるのではな
く、正転方向への通電及び逆転方向への通電時間を0.
6秒〜1.5秒の範囲で、かつ非通電時間を0.4秒〜
3.0秒の範囲であれば自由に組合わせることが可能で
ある。
【0040】図42は、洗濯槽3の横寸法aと奥行寸法
bの比a/bと、洗濯槽3内の洗濯物の動き(以下、布
動きという)との特性曲線を示す。図42からわかるよ
うに、比a/bが大きくなると、布動き悪くなる。特
に、比a/bが1.1 より大きくなると、図9のP1
2 ,Q1 ,Q2 の部分に洗濯物がたまりはじめて、洗
濯物の動きが極端になくなる。
【0041】図43は、洗濯槽3の側壁コーナ部分の曲
率半径r1 ,r2 ,r3 ,r4 と、洗浄率との特性曲線
を示す。図43からわかるように、曲率半径r1,r2,
3,r4 が150mm以上になると、洗濯物が回転翼6
の周囲を旋回するのみで、洗濯物が上下に入れ替わるこ
とが少なくなるので、洗浄率が急激に低下する。曲率半
径r1 ,r2 ,r3 ,r4 が50mm以下になると、洗濯
物が洗濯槽3の側壁コーナ部分に押し込まれた状態にな
って布動きが悪くなるので、洗浄率が急激に低下する。
洗濯槽3の横寸法aと奥行寸法bを、380mm〜440
mmの範囲で設定すると、図43に示す特性がえられる。
【0042】図44は、回転翼6の回転角度と、洗浄
率,布傷み及び布からみとの特性曲線を示す。実験条件
は、回転翼6の翼本体42の直径Dと洗濯槽3の奥行寸
法bとの比D/bを0.6〜0.8の範囲に、洗濯槽3の
横寸法aと奥行寸法bの比a/bを0.9〜1.1の範囲
に、回転翼6の回転速度100rpm〜250rpmの範囲に
設定する。回転翼6の反転周期は、正転0.6秒〜1.2
秒−休止0.5秒〜3.0秒−逆転0.6秒〜1.2秒の範
囲に設定する。図44からわかるように、回転翼6の回
転角度が360°(1回転)以下では、洗濯物がほとん
ど揺動せず、洗浄率が急激に低下する。回転翼6の回転
角度が360°以上になると、洗浄率が急上昇する。布
傷み及び布からみは、回転角度の増加にともなって、増
大してゆき、回転角度が1080°をこえると、急激に
増大する。
【0043】図45は、回転翼6の回転速度と、洗浄
率,布傷み及び布からみとの特性曲線を示す。比D/
b,比a/b及び回転翼6の反転周期は、図44と同様
に設定する。洗浄率は、回転速度が100rpm 以下の低
速になると大幅に低下するとともに、回転速度が250
rpm 以上になると急激に布傷みが進む。回転翼6を10
0rpm〜250rpmという低速で回転させることによっ
て、洗濯物及び水を回動させるためには、約200kg・
cmという大きなトルクが必要である。この大きなトルク
をえるのに、8極若しくは12極のモータを使用したの
では、歯車減速機構17の減速比が小さくなりモータの
軸出力トルクを大きくしなければならないので、モータ
が大形化し、かつ重量が大きくなる。4極のコンデンサ
ーモータを使用すると、歯車減速機構17の減速比を1
/11〜1/7に設定でき、かつモータの軸出力トルク
が28kg・cm〜180kg・cmとなる。洗濯用モータ8
は、4極のコンデンサーモータを使用することにより、
小形化、かつ軽量化を図ることができる。4極のコンデ
ンサーモータを用いた洗濯用モータ8の50Hzにおけ
る回転数を1380rpm とすると、回転翼6の回転数
は、125rpm〜198rpmとなるとともに、60Hzで
は洗濯機モータ8の回転数が1674rpm に、かつ回転
翼6の回転数が152rpm〜239rpmとなる。
【0044】図46から図54は、本発明の他実施例を
示し、図1から図15と同一符号は同一内容を表わして
いる。図46は、中空筒体19内に洗剤筒62を収納し
た例を示す。洗剤筒62は、筒体62aと、筒体62a
の上端に着脱自在に設けた軸受蓋63と、筒体62a内
に設けられ、かつ放射状に多数の植毛を施してなる撹拌
軸64と、この撹拌軸64を手動で回転させる握部65
とを備えている。筒体62a内に投入した粉石けんを撹
拌軸64を回転させることによって、粉石けんの溶解を
促進させる。
【0045】図47は、図22と同様に洗剤筒62の中
空筒体19内に設置している。図46と異なる点は、撹
拌軸64上部の軸受部と軸受蓋63に双方がかみ合う形
状でそれぞれ、らせん状の突起と溝を形成し、かつ撹拌
軸64の上端に着脱自在で回転自在なつまみ66を設け
るところにある。この構成により、つまみ66を上下に
押し引きすると、撹拌軸64が回転し、図46の洗剤筒
62と同等の効果がえられる。
【0046】図48から図49は、中空筒体19を翼本
体18に対して着脱自在に設けるようにした回転翼60
を示す。翼本体18の上面中央には、中空筒体19の下
端内周に嵌合する嵌合突出部18cを形成する。翼本体
18から中空筒体19をはずした場合には、図49のよ
うに、合成樹脂製の保護キャップ67に取り付ける。保
護キャップ67及び中空筒体19は、弾性爪を利用して
嵌合突出部18cに取り付ける構成にする。形状の異な
る中空筒体19を取りそろえておき、使用者の好みに応
じて、交換して使用するようにしてもよい。
【0047】図50から図51は、中央筒体19の上端
に小物入れ68,69を形成した例を示す。図50の小
物入れ68は、底部に水抜き穴68aを設けた容器状の
キャップを、中空筒体19に着脱自在に設ける構成にし
てある。図51の小物入れ69は、中空筒体19の上端
に水抜き穴69aを設けた小物入れ部69bに蓋69c
を着脱自在に設ける構成にしてある。
【0048】図52から図54の他実施例は、図11の
実施例とは、リントを除去する構成を異にしている。す
なわち、中空筒体19の外側壁には、高さh2 の半円状
の切欠き70を設ける。切欠き70には、リントフィル
ター71を着脱自在に設ける。リントフィルター71
は、フィルター部71aと、フィルター部71aを保持
するリング状のフレーム71bと、フレーム71bに一
体に設けた円弧状の把手71cとからなる。フレーム7
1bと把手71cとは、透明な合成樹脂製とする。中空
筒体19の上端には、透明キャップ72を着脱自在に設
ける。この構成によれば、リントがフィルター部71a
にたまる状態を中空筒体19にリントフィルター71を
装着したままで、洗濯槽3の上方から知ることができ、
しかも、リントフィルター71を簡単にはずすことがで
きるので使い勝手がよい。
【0049】以上の構成において、洗濯作業を実行する
には、洗濯蓋13を取りはずし、かつ洗濯内蓋12を開
いて、洗濯物を洗濯槽3内に投入し、かつ中空筒体19
内に洗剤を投入する。
【0050】次に、洗濯内蓋12を閉した後、給水口1
0aに流入した水を、流出口11bから洗濯内蓋12に
流出させると、その水は導入口12bより中空筒体19
内に注入するとともに、散水孔12cより洗濯槽内底に
向ってシャワー状に流下する。
【0051】洗濯槽3内に供給した水の水位上昇状態
は、洗濯内蓋12の開口12kより溢水フィルター装置
17の水位表示17aを直接見ることによって、洗濯内
蓋12を閉じたままでも、正確にかつ簡単に知ることが
できる。
【0052】洗濯槽3内に規定水位まで水をためたなら
ば、給水動作を停止した後、手動切替スイッチS1 ,S
2 ,S3 のいずれか一つを閉じることによって、タイマ
32によって定められた時間、回転翼6を正逆転させる
ことにより、洗濯作業が行われる。
【0053】中空筒体19内に投入してある洗剤は、中
空筒体19内に注入した水と一緒に、回転翼6のポンプ
作用によって、連通孔19cを通り翼本体18の裏面外
周から洗濯槽3の内底に噴出する。
【0054】タイマ32によって定められた時間が経過
すると、回転翼6の正逆転が停止するとともに、洗濯槽
3内の水を排水する。洗濯槽3内の水を排水後、洗濯内
蓋12を開き、洗濯物を脱水槽5内に入れ換える。その
後、脱水槽5を回転させて、洗濯物に含まれる洗剤濃度
の大なる水を遠心分離する。脱水槽5の停止後あるいは
停止直前に脱水槽5の上方から散水することによって、
さらに、洗濯物内に含まれ水の洗剤濃度を低下させた
後、再び脱水槽5を回転させる脱水作業を1回以上繰り
返す。この脱水作業終了後、再び給水口10aより水
を、中空筒体19内を介して洗濯槽3内の規定水位まで
ためるとともに、回転翼6を正逆転させることにより、
すすぎ作業が行われる。すすぎ作業時間は、タイマ32
によって設定する。すすぎ作業開始時の給水は、洗濯内
蓋12の開口12kより溢水フィルター装置17の水位
表示17aを見ながら行えば、希望する水位まで正確
に、かつ簡単に行うことができる。
【0055】すすぎ作業終了後、洗濯内蓋12を開き、
洗濯槽3内から取り出した洗濯物を脱水槽5内に投入す
る。その後、脱水槽5を高速で一方向に回転させること
により、脱水作業が行われる。脱水作業時間は脱水タイ
マによって設定する。
【0056】すすぎ作業時に、給水口10aより給水す
れば、その水が洗濯内蓋12の散水孔12cよりシャワ
ー状に洗濯槽内に落下し、洗濯槽3の水面に浮かんでい
る泡を効率よく消すことができる。
【0057】えり,そでなどの部分を、こすり洗いした
いときには、洗濯内蓋12のリブ12d上にこすりつけ
るとよい。リブ12dは、洗い板の機能を有する構成に
なっている。
【0058】洗濯樹脂製作業時には、洗濯内蓋12が閉
じているので、回転翼6の正逆転により、洗濯槽3内の
水が飛散しても、その水は洗濯槽3外に流出することが
ないとともに、回転翼6のポンプ作用によって、中空筒
体19内に供給された水及び洗剤が強制的に洗濯槽3の
内底に噴出するので、洗剤がきわめて円滑に洗濯槽3の
水が溶ける。
【0059】洗濯作業時及びすすぎ作業時における給水
は、洗濯内蓋12が閉じた状態で行われるが、水位表示
17aを開口12kより見ることができるので、水位の
上昇状態がわかりやすく、洗濯槽3の溢水口3eから水
があふれていることを知らずに洗濯作業及びすすぎ作業
が行われることがない。
【0060】洗濯内蓋12上に給水される水が、万一多
すぎるようなときには、その水が開口12kからも洗濯
槽3に落下するので、洗濯内蓋12から水があふれるの
を防止している。洗濯内蓋12の把手16の周囲からも
水が落下するように隙間を設けておけば、洗濯内蓋12
から水があふれるのをさらに一層防止できる。
【0061】すすぎ動作を、図55に基づいて詳説す
る。本実施例では、給水しながら回転翼6を正逆転させ
るとともに、規定水位をオーバーした水を溢水口3eか
ら溢水させる、いわゆるオーバーフローすすぎを採用し
ている。
【0062】すすぎ作業を開始すると、図55に示すよ
うに、洗濯物があたかもポンプの羽根のような作用をな
し、水面に浮かんでいる泡が、水面中央から水面外周に
押し出され、溢水口3e内に流れやすくなる。この現象
は、洗濯水と洗濯物の比、すなわち、浴比(l/kg)の
値が10前後(洗濯物が水面からわずかに突出する程
度)のときに、強くあらわれる。実験によると、本実施
例によれば、従来のすすぎ時間の約60%に、すすぎ時
間を短縮できることがわかった。回転翼6の回転速度を
250rpm 以内におさえても、回転翼6を一方向にいつ
までも回転させると、水面中央付近に下向きの渦が発生
し、水面に浮かんだ泡が水面中央に集ってしまう。実験
によると、回転翼6の回転数が5回以内になるように、
回転翼6を逆転させれば、水面に浮かんだ泡が水面外周
に向って移動することがわかった。さらに、回転翼6の
上面中央に突出体を形成したほうが、水面に浮かんだ泡
を溢水口3e内に円滑に流出させることができる。
【0063】溢水口3e内に、水面に浮かんだ泡を円滑
に導くためには、水面の高さと、溢水高さを一致させる
ことが好ましい。その点、本実施例の溢水フィルター装
置17では、溢水高さを調節できるようにしたので、い
ずれの規定水位においても、水面に浮かんだ泡を効率よ
く溢水口3e内に流出させることができる。さらに、溢
水口3eを、洗濯槽3の内側壁の一部をへこませること
によって形成してあるので、水面中央から水面外周に押
し出させてきた泡が溢水口3e内に流れやすく、水面に
浮かんだ泡を一層短時間で消すことができる。
【0064】すなわち、大きな回転翼6(洗濯槽3の奥
行寸法との比が0.6〜0.8)を低速度(100rpm〜2
50rpm)で短周期(正転および逆転の運転時間を最長3
秒)の反転動作が行われるように運転するので、渦巻式
洗濯機のような中央が下がる強い渦巻水流は生じない。
【0065】すすぎ時に発生する泡は、短い周期で方向
が反転する水流の水面が広がって流れ、溢水口3eのと
ころきた泡は溢水口3eの窪みに溢水とともに流れ込ん
で溢水ストレーナー34から排水される。
【0066】また回転翼6の突出体に巻き付いて振り回
される洗濯物によって外周方向に円弧を描くような水流
ができる。この水流で洗濯槽3の内周に沿って泡は流れ
るようになるので、溢水口3eの窪みに泡はより流れ込
みやすくなるのである。
【0067】回転翼6は正転および逆転の間にわずか休
止する。この休止時も溢水とともに泡は溢水口3eの窪
みに流れ込むのである。
【0068】このように、すすぎ時に発生する泡は回転
翼6の休止時はもちろん、正転および逆転の動作時にも
溢水口より排出できる。回転翼6の動作時には洗濯物の
振り回も相俟って泡の排出がより良く行われるので、泡
が早くなくなり、すすぎ水の無駄を少なくできる。
【0069】
【発明の効果】以上、本発明によれば、オーバーフロー
すすぎ時において、水面に浮かんだ泡は、水面中央から
水面外周に向かって移動させることにより、水面に浮か
んだ泡を短時間で溢水口内に流出させることができるた
めに、使用者が必要以上にすすぎ時間を長く設定するこ
とがなくなるので、節水を図ることができる洗濯機がえ
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す一部切断してなる斜視
図。
【図3】本発明の一実施例を示す要部拡大断面図。
【図4】本発明の一実施例を示す要部上面図。
【図5】本発明の一実施例を示す洗濯内蓋の左取付部の
拡大上面図。
【図6】本発明の一実施例を示す図5のA視図。
【図7】本発明の一実施例を示す洗濯内蓋の右取付部の
要部拡大断面図。
【図8】本発明の一実施例を示す洗濯内蓋の右取付部の
拡大上面図。
【図9】本発明の一実施例を示す洗濯槽の形状説明図。
【図10】本発明の一実施例を示す洗濯槽の形状説明
図。
【図11】本発明の一実施例を示す回転翼の拡大断面
図。
【図12】本発明の一実施例を示す図11のI−I断面
図。
【図13】本発明の一実施例を示す図12のII−II断面
図。
【図14】本発明の一実施例を示す図11のIII−III断
面図。
【図15】本発明の一実施例を示す図11のIV−IV断面
図。
【図16】本発明の一実施例を示す溢水口部分の拡大断
面図。
【図17】本発明の一実施例を示す溢水ボックスカバー
の表面図。
【図18】本発明の一実施例を示す図17のV−V断面
図。
【図19】本発明の一実施例を示す溢水ボックスカバー
の裏面図。
【図20】本発明の一実施例を示す図17のVI−VI断面
図。
【図21】本発明の一実施例を示す図17のVII−VII断
面図。
【図22】本発明の一実施例を示す図17の上面図。
【図23】本発明の一実施例を示す図17のVIII−VIII
断面図。
【図24】本発明の一実施例を示す図17の下面図。
【図25】本発明の一実施例を示す仕切板の表面図。
【図26】本発明の一実施例を示す図25の上面図。
【図27】本発明の一実施例を示す図25の下面図。
【図28】本発明の一実施例を示す図25のX−X断面
図。
【図29】本発明の一実施例を示す図25のXI−XI断面
図。
【図30】本発明の一実施例を示す図25のXII−XII断
面図。
【図31】本発明の一実施例を示す図25の左側面図。
【図32】本発明の一実施例を示す図25のXIII−XIII
断面図。
【図33】本発明の一実施例を示す溢水ストレーナーの
表面図。
【図34】本発明の一実施例を示す図33のXIV−XIV断
面図。
【図35】本発明の一実施例を示す図33の上面図。
【図36】本発明の一実施例を示す図33のXV−XV断面
図。
【図37】本発明の一実施例を示す図33の裏面図。
【図38】本発明の一実施例を示す図33の左側面図。
【図39】本発明の一実施例を示す図33のXVI−XVI断
面図。
【図40】本発明の一実施例を示す電気回路図。
【図41】本発明の一実施例を示す洗濯用モータの通電
時間とスイッチ類の関係図。
【図42】本発明の一実施例を示す布動きと比a/bの
特性曲線図。
【図43】本発明の一実施例を示す洗浄比と洗濯槽側壁
コーナ部分の曲率半径の特性曲線図。
【図44】本発明の一実施例を示す布からみ率,布傷み
率及び洗浄比と回転翼の回転角度の特性曲線図。
【図45】本発明の一実施例を示す布からみ率,布傷み
率及び洗浄比と回転翼の回転速度の特性曲線図。
【図46】他実施例を示す回転翼の断面拡大図。
【図47】他実施例を示す回転翼の断面拡大図。
【図48】他実施例を示す回転翼の断面拡大図。
【図49】他実施例を示す保護キャップを取り付けた状
態の要部断面拡大図。
【図50】他実施例を示す中空筒体の上部拡大断面図。
【図51】他実施例を示す中空筒体の上部拡大断面図。
【図52】他実施例を示す回転翼の断面拡大図。
【図53】他実施例を示すリントファルターの上面図。
【図54】他実施例を示すXVII−XVII断面図。
【図55】本発明の動作説明図。
【符号の説明】
3…洗濯槽、3e…溢水口、6…回転翼、12…洗濯内
蓋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側壁に溢水口を形成してなる洗濯槽と、
    この洗濯槽の内底に、洗濯用モータの正転および逆転に
    より正逆転する回転翼とを備えた洗濯機において、 前記回転翼の正転および逆転の回転数を5回以内にし、 前記回転翼の回転速度を100rpm〜250rpmの範囲に
    設定し、かつ回転翼の正転および逆転の運転時間(洗濯
    用モータON)をそれぞれ最長3秒に設定し、 前記回転翼の直径と前記洗濯槽の奥行寸法との比を0.
    6〜0.8の範囲にし、 回転翼の中央上面に突出体を設け、 洗濯槽に間口が開かれている窪みとしての前記溢水口は
    内側壁の一部をへこまして形成し、溢水口の手前から奥
    側にかけて延在するスリット状の溢水ストレーナーを設
    けたことを特徴とする洗濯機。
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