JPH05123302A - 携帯型心電計 - Google Patents

携帯型心電計

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JPH05123302A
JPH05123302A JP3291422A JP29142291A JPH05123302A JP H05123302 A JPH05123302 A JP H05123302A JP 3291422 A JP3291422 A JP 3291422A JP 29142291 A JP29142291 A JP 29142291A JP H05123302 A JPH05123302 A JP H05123302A
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JP
Japan
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electrocardiogram
display device
patient
liquid crystal
electrocardiograph
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Application number
JP3291422A
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Inventor
Akihiro Maeda
晶弘 前田
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリ容量の制約上、イベント記録回数が制約
されているが、患者がなるべく心臓疾患診断に役立つレ
ベルでの自覚症状の強さを厳選してイベントスイッチを
操作するように促す。 【構成】心電図測定時患者から得られた心電図データを
格納するRAM42を有し、心電図再生時RAM42か
ら読み出した心電図データを心電図波形の状態で表示す
る心電図表示用液晶表示装置2を心電計本体Aの正面部
に設けてある携帯型心電計で、心電計本体Aの上面部に
イベント記録回数についての情報(残りのイベント記録
回数または現在までのイベント記録回数)を表示する患
者用液晶表示装置30を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常時的に患者の心電図
データを測定,記憶し、必要に応じて再生表示できるよ
うに構成された携帯型心電計に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型心電計は、機能面から、次の2つ
に大きく分けられる。
【0003】一つは、心電図波形を表示するための液晶
表示装置を有していないタイプの携帯型心電計である。
この種の携帯型心電計の例として、アナログの心電図信
号を連続的に長時間(24時間とか48時間とか)にわ
たって記録するホルター心電計がある。なお、ホルター
心電計のうちには、バッテリ電圧降下を知らせるための
バッテリアラームランプが付いているものもある。
【0004】このホルター心電計の場合、心電図波形表
示用の表示装置を有していないために、医師が患者に体
表面電極を貼り付けたときに、正しく貼り付けることが
できたかどうかを心電図波形の表示をもって確認するこ
とができない。
【0005】また、測定され磁気テープに記録されたア
ナログの心電図信号を診断に際して心電図波形のかたち
で見るためには、表示装置を備えた一般心電計や専用の
解析装置を用いなければならない。これには長い時間が
かかるため、その場で即時に診断することができない。
【0006】もう一つは、近年普及を見るに至ったイベ
ント記録方式の携帯型心電計で、心電図波形表示用の比
較的大型の液晶表示装置を備えたものである。図7にこ
の種の従来の携帯型心電計を示す。
【0007】図において、Aは心電計本体、2は液晶表
示装置(LCD)、4はイベントスイッチ、6はバッテ
リアラームランプ、8は図示しない体表面電極からの誘
導コードを差し込み接続するための誘導コード接続端
子、10は心電図データを保存しておくときに使う心電
図出力端子、12は電源キー、14は解除キー、16は
機能キー、18は操作説明キーである。液晶表示装置2
や各種のキーは心電計本体Aの正面部に配置されてお
り、イベントスイッチ4は心電計本体Aの上面部に配置
されている。
【0008】この液晶表示装置2を有する携帯型心電計
の場合、医師が患者に体表面電極を貼り付けたときに、
体表面電極でピックアップされた心電図の波形を液晶表
示装置2に表示させることができるため、体表面電極の
貼り付けが正しく行われたかどうかを容易に確認するこ
とができる。
【0009】体表面電極の貼り付けが終わると、図8に
示すように、患者の肩にかけたキャリングケース20に
心電計本体Aをセットし、キャリングケース20のカバ
ー20aを閉じる。カバー20aを閉じると、心電計本
体Aの上面部のイベントスイッチ4やバッテリアラーム
ランプ6は患者の目から見えるが、正面部の液晶表示装
置2は見えなくなる。
【0010】実際、患者が携帯して心電図を測定してい
る間は、液晶表示装置2はOFF状態にあり、心電図波
形は表示されない。患者が心電図波形を見てもほとんど
意味をなさないからであり、また、バッテリの消耗を抑
えるためでもある。液晶表示装置2を用いて心電図波形
を観察するのは医師である。なお、22は体表面電極か
らの誘導コードである。
【0011】患者は自覚症状を感じたときに、カバー2
0aから露出している上面部のイベントスイッチ4を押
す。このとき、イベントスイッチ4の押し操作に応答し
てバッテリアラームランプ6が一瞬点灯するので、イベ
ントスイッチ4の押し操作が確実に行われたかどうかも
確認することができる。
【0012】心電計本体Aに内蔵されているCPUは、
常時連続的に心電図データを入力し、メモリループ方式
で心電図データをメモリに格納している。イベントスイ
ッチ4が押し操作されたとき、CPUは、メモリループ
方式を一旦解除し、その押し操作前の所定時間(例えば
1分間)の心電図データを固定的にメモリに保持させる
とともに、その押し操作後の所定時間(例えば1分間)
の心電図データをもメモリに固定的に保持させる。これ
によって、自覚症状の前後の所定時間(2分間)にわた
る心電図データがメモリに格納されたことになる。
【0013】このイベントスイッチ4の押し操作時の心
電図データの固定的保持は、1回分だけでなく、複数回
分行われるようになっている。ただし、磁気テープを用
いるホルター心電計とは異なり、メモリの容量の関係か
ら、それほど沢山の回数のイベント記録は無理であり、
通常は数回分である。
【0014】以上のようにして自覚症状時の心電図デー
タを数回分イベント記録した携帯型心電計を患者は医師
のところへ持ち込む。心電計本体Aをキャリングケース
20から取り出して液晶表示装置2が見える状態にし、
医師は、所定の操作を行うことにより、イベント記録さ
れた心電図データをメモリから読み出させ、心電図波形
として液晶表示装置2に表示させ、診断を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにイベン
ト記録できる回数はメモリ容量の制限から有限回となら
ざるを得ない。
【0016】そこで、患者としては、自覚症状が激しい
ときの心電図データを記録しておこうとする。自覚症状
がそれほどでもないときに、何気なくイベントスイッチ
4を押し操作してしまってメモリ容量を無駄に消費する
ことは、医師の診断にとって役立たないからである。
【0017】患者にとって、あと何回イベント記録でき
るかを知ることは、心臓疾患の診療にとってきわめて重
要な要素となる。医師にとっても、自覚症状が激しいと
きの心電図波形を見ることが重要である。
【0018】しかしながら、従来のイベント記録方式の
携帯型心電計にあっては、残りのイベント記録回数また
は現在までのイベント記録回数の情報を患者に知らせる
ための手段を一切有していなかった。
【0019】液晶表示装置2にそれを表示させることも
考えられるが、正面部にある液晶表示装置2はキャリン
グケース20のカバー20aに覆われていて見えない。
見るためには、カバー20aをいちいち開けなければな
らない。カバー20aに窓を開けることも考えられる
が、患者が見るためには、キャリングケース20を90
度起こさなくてはならず、また、電源キー12の操作を
しなければならないので、操作が面倒である。
【0020】本発明は、上記のような事情に鑑みて創案
されたものであって、なるべく患者に自覚症状が激しい
ときの心電図データを記録してもらえるように、携帯型
心電計の携行時、患者に対してイベント記録回数につい
ての情報を見やすい状態で提供できるようにすることを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る携帯型心電
計は、心電図測定時患者から得られた心電図データを格
納する記憶手段を有しているとともに、心電図再生時前
記記憶手段から読み出した心電図データを心電図波形の
状態で表示する表示装置を心電計本体の正面部に設けて
ある携帯型心電計であって、前記心電計本体の上面部に
イベント記録回数についての情報を表示する別の表示装
置を設けたことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】イベント記録回数に関する情報(残りのイベン
ト記録回数または現在までのイベント記録回数)を表示
する表示装置を心電計本体の上面部に設けてあるので、
心電図測定時において、キャリングケース等に入れて心
電計を携行している患者は、あと何回イベント記録が行
えるのかについての情報をそのままの状態で見て知るこ
とができる。
【0023】自覚症状の度合いが記録に残しておくべき
ほどのものかどうかを判断するに当たって、そのイベン
ト記録回数に関する情報を参考にすることができる。自
覚症状があっても軽いときはイベントスイッチを押し操
作することをパスし、貴重なメモリ容量を温存する。患
者は自覚症状がきつく記録して診断に供するべき程度で
ある場合に厳選してイベントスイッチを押し操作するよ
うになる。
【0024】そのように厳選されて記録された心電図デ
ータに基づいた医師による診断は、より的確なものとな
る。この意味で、患者にとっても的確な診断をしてもら
う上でのイベント記録操作上の操作性が向上することに
なる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る携帯型心電計の一実施例
を図面に基づいて説明する。
【0026】図1は実施例に係る携帯型心電計の外観を
示す斜視図である。この斜視図は、心電計本体の正面部
を上向きにし、かつ、上面部を手前側に置いた状態で描
いたものである。
【0027】心電計本体Aの正面部には、微細な液晶表
示素子を縦横にマトリックスに並べてあり、心電図デー
タをはじめとして各種のデータを数値,グラフ,波形の
いずれでも表示することができるドットマトリクス型の
液晶表示装置(LCD)2と、電源キー12と、解除キ
ー14と、機能キー16と、操作説明キー18とが設け
られている。液晶表示装置2には、その透明板上に各種
のタッチキー(図示せず)が配置されている。ハードウ
ェア的には、解除キー14や機能キー16や操作説明キ
ー18もタッチキーと同等のものである。心電計本体A
の側面部には、図示しない体表面電極からの誘導コード
を接続するための誘導コード接続端子8が設けられてい
る。
【0028】そして、心電計本体Aの上面部には、心電
図測定時に患者が自覚症状を感じたときに押し操作する
ことでイベント記録を行うためのイベントスイッチ4
と、本発明のテーマであるイベント記録回数についての
情報を表示するための小画面の液晶表示装置30とが設
けられている。
【0029】図2は上面部の液晶表示装置30の構成例
を示す。30aは残りのイベント記録回数を表示する7
セグメントの表示部、30bは電池電圧の一定以上の降
下を警告するためのバッテリアラーム表示部、30cは
何らかの異常をユーザーに知らせるための警告表示部で
ある。
【0030】この上面部の液晶表示装置30は、主とし
て患者に情報を与えるためのものであり、以下では患者
用液晶表示装置30と記載することにする。これに対し
て、正面部の液晶表示装置2は、主として医師が診断を
行う際に心電図波形を表示するためのものであり、以下
では心電図表示用液晶表示装置2と記載することにす
る。
【0031】図3は携帯型心電計の主要部の電気的構成
を示すブロック線図である。
【0032】図において、32は患者に装着することに
よって心電図信号(ECG)をピックアップする体表面
電極、34は体表面電極32で得られた心電図信号を増
幅する心電アンプ、36は増幅されたアナログの心電図
信号をディジタルの心電図データに変換するA/Dコン
バータ、38はマイクロコンピュータにおける中央処理
装置を構成し全体の制御を司るとともに心電図データに
関しての各種の処理を行うCPU、40はプログラムを
格納しているROM、42はワーキングメモリとして機
能し心電図データをメモリループ方式で一時的に記憶す
るとともにイベントスイッチ4が押し操作されたときに
その前後にわたる一定時間の心電図データを固定的に保
持するためのRAM、44はCPU38によって駆動制
御され心電図データの表示データである心電図波形を心
電図表示用液晶表示装置2に送出する液晶ドライバ、4
6は心電図表示用液晶表示装置2に配置された透明なタ
ッチキー、48はイベント記録によってRAM42に格
納された心電図データを外部へアナログ出力するための
D/Aコンバータ、50はそのアナログ出力を増幅する
ためのアンプ回路、30は患者用液晶表示装置である。
この実施例においては、小型化・省電力化を図るため、
患者用液晶表示装置30の液晶ドライバはCPU38に
内蔵してある。
【0033】次に、この実施例の携帯型心電計の動作を
説明する。
【0034】この携帯型心電計の動作モードには、大別
して、患者が装着して心電図データを測定,記録する測
定モードと、その測定モードで記録された心電図データ
を医師が心電図表示用液晶表示装置2に再生表示して診
断する再生モードとがある。
【0035】測定モードにおいて、心電計本体Aの上面
部の患者用液晶表示装置30を使用することに本発明の
特徴がある。
【0036】以下、図4〜図6のフローチャートに基づ
いて、上記構成の携帯型心電計の詳しい動作を説明す
る。
【0037】医師等が電源キー12を押し操作すること
によってCPU38による制御動作が開始される。その
制御動作はROM40から読み込んだプログラムに従っ
て行われる。
【0038】CPU38は、ステップS1で、心電図表
示用液晶表示装置2の電源回路をONにし、動作モード
を指定するための画面を表示する。ステップS2で動作
モードの入力待ちをし、ステップS3で入力された動作
モードを判定する。医師は、心電図表示用液晶表示装置
2の画面にタッチキー46の一部として表示された測定
モードキーか再生モードキーのいずれかを操作する。
【0039】ステップS3において、測定モードキーが
操作され測定モードが選択されたと判断したときは、ス
テップS4〜S10の処理を実行し、再生モードキーが
操作され再生モードが選択されたと判断したときは、ス
テップS11,S12の処理を実行する。なお、ステッ
プS9の測定モード処理のルーチンは図5に詳しく示し
てあり、ステップS11の再生モード処理のルーチンは
図6に詳しく示してある。
【0040】通常は、最初に測定モードキーが操作され
る。すなわち、医師は患者に体表面電極32を貼り付け
た後、電源キー12を操作し、次いで測定モードキーを
操作する。これにより、ステップS4に進んで、CPU
38は、現在の心電図波形をリアルタイムで心電図表示
用液晶表示装置2に表示する。
【0041】つまり、A/Dコンバータ36を制御する
ことにより、体表面電極32によってピックアップされ
心電アンプ34によって増幅された心電図信号をA/D
コンバータ36によって一定時間ごとにサンプリングさ
せてディジタルの心電図データに変換させる。そして、
その心電図データを表示データに変換して液晶ドライバ
44に転送し、液晶ドライバ44によって心電図表示用
液晶表示装置2に心電図波形をリアルタイムで表示させ
る。
【0042】その心電図波形の表示状態が良ければ、患
者に対する体表面電極32の貼り付けが良好に行われて
いると判断できる。そのときは、タッチキー46として
の測定開始キーを操作するが、心電図波形の表示状態が
不良であれば、中止キーを操作する。CPU38は、ス
テップS5でキーの入力待ちをし、ステップS6で入力
されたキーの種類を判定する。中止キーを操作したとき
は、ステップS12に進んで心電図表示用液晶表示装置
2の電源回路をOFFにし、全動作を終了する。測定開
始キーが操作されたときはステップS7に進む。
【0043】ステップS7で、心電図表示用液晶表示装
置2の電源回路をOFFにして、電池の消耗を避けると
ともに、ステップS8では患者用液晶表示装置30の電
源回路をONにする。そして、ステップS9の測定モー
ド処理のルーチンに移行する。すなわち、心電図測定時
には心電図波形の表示は行わない一方、患者に対しては
残りのイベント記録回数を知らせるようにする。
【0044】測定モード処理のルーチンは図5に示して
ある。ステップS13で、A/Dコンバータ36による
心電図信号のサンプリングを開始する。サンプリングに
よる心電図データは、メモリループ方式で一時的にRA
M42にストアされる。
【0045】ステップS14で、患者用液晶表示装置3
0に残りのイベント記録回数を表示する。そして、ステ
ップS15でキーの入力待ちをし、ステップS16で入
力されたキーの種類を判定する。そのキーが電源キーで
あるときは、ステップS20に進んでサンプリングを停
止した後、ステップS10に進んで患者用液晶表示装置
30の電源回路をOFFにして測定モードを直ちに終了
する。
【0046】ステップS16で入力されたキーがイベン
トスイッチ4であると判断したときには、ステップS1
7に進んで心電図データのイベント記録を行う。
【0047】すなわち、メモリループ方式を一時的に中
断し、RAM42にすでにストアされている心電図デー
タのうち、イベントスイッチ4が押し操作された時点か
ら所定時間(例えば1分)前までの心電図データを固定
的にRAM42に保持させるとともに、イベントスイッ
チ4の押し操作時点から所定時間(例えば1分)経過ま
での心電図データをもRAM42に固定的に保持させ
る。これにより、イベントスイッチ4が押し操作された
前後一定時間(例えば2分間)の心電図データがRAM
42にイベント記録されることになる。
【0048】なお、このとき、イベントスイッチ4の押
し操作に応答して患者用液晶表示装置30における警告
表示部30cが一瞬点灯するので、イベントスイッチ4
の押し操作が確実に行われたかどうかを確認することが
できる。
【0049】そして、ステップS18で残りのイベント
記録回数nを−1だけデクリメントする(n←n−
1)。なお、最初にイベントスイッチ4を押し操作する
前は、残りのイベント記録回数nとして、初期値である
イベント記録可能最大回数n0 がセットされている(n
←n0 )。このイベント記録可能最大回数n0 は、RA
M42の容量にもよるが、数回程度である。
【0050】ステップS19で残りのイベント記録回数
nが“0”になったかどうかを判断し、まだ“1”以上
残っているときは、ステップS14に戻って心電図デー
タのサンプリングを続けるが、残りのイベント記録回数
nが“0”になったときは、ステップS20に進んでサ
ンプリングを停止する。そして、図4のステップS10
に進み、患者用液晶表示装置30の電源回路をOFFに
して測定モードを終了する。
【0051】所定回数のイベント記録を終えた患者は、
携帯型心電計を診療所等に持ち込んで医師に渡す。医師
は、電源キー12を押して、心電図表示用液晶表示装置
2の電源回路をONにし、動作モードを指定するための
画面を表示する(S1)。医師は再生モードキーを押し
操作する。動作モードの入力待ち(S2)、入力された
動作モードの判定(S3)を経て、ステップS11に進
み、再生モード処理を実行する。この再生モード処理の
詳しいルーチンは図6に示されている。
【0052】心電図表示用液晶表示装置2の表示画面に
おいて複数のイベント記録のうちから再生表示を希望す
るイベント記録を選択する。ステップS21でその選択
を待つ。そして、ステップS22で、その選択されたイ
ベント記録に対応した心電図データをRAM42から読
み出して表示データに変換し、液晶ドライバ44を制御
して心電図表示用液晶表示装置2にその心電図波形を表
示する。
【0053】ステップS23でキーの入力待ちをし、ス
テップS24〜S31で、入力キーの判定と、それに応
じた処理(波形スクロール処理(時間軸方向または振幅
軸方向)、表示倍率変更処理、表示チャンネル変更処
理、表示イベント変更処理)を実行する。電源キー12
が押し操作されないかぎり、各処理の処理の後、ステッ
プS22に戻って以下同様の動作を繰り返す。電源キー
12が押し操作されたときは、ステップS12に進んで
心電図表示用液晶表示装置2の電源回路をOFFして再
生モードを終了する。
【0054】なお、上記実施例においては、患者用液晶
表示装置30として、残りのイベント記録回数を表示す
るように構成したが、これに代えて、現在までのイベン
ト記録回数を表示するように構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、心電計
本体の正面部の心電図波形表示用の表示装置とは別に、
イベント記録回数についての情報を表示する表示装置を
心電計本体の上面部に設けたので、携帯型心電計の携行
時において患者に見やすい状態で残りのイベント記録回
数の情報を提供することができる。
【0056】患者は無意味にイベントスイッチを押し操
作したり、あまり程度の高くない自覚症状時にイベント
スイッチを押し操作することを心理的に抑制され、貴重
なメモリ容量を温存する。自覚症状が比較的にきつく記
録して診断に供するべき程度である場合に厳選して、イ
ベントスイッチを押し操作する傾向が強められる。
【0057】それゆえに、収録した心電図データは診断
にとって重要な意味をもつものとなり、的確な診断を行
う上できわめて有効であるとともに、そのような心電図
データの収録を行うに際して、患者にとっての操作性も
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る携帯型心電計の外観を
示す斜視図である。
【図2】実施例における患者用液晶表示装置の構成例を
示す平面図である。
【図3】実施例の携帯型心電計の電気的構成を示すブロ
ック線図である。
【図4】実施例の動作説明に供するフローチャートであ
る。
【図5】実施例の測定モード処理の動作説明に供するフ
ローチャートである。
【図6】実施例の再生モード処理の動作説明に供するフ
ローチャートである。
【図7】従来の携帯型心電計の外観を示す斜視図であ
る。
【図8】携帯型心電計の患者への装着状態の説明図であ
る。
【符号の説明】
A 心電計本体 2 心電図表示用液晶表示装置 4 イベントスイッチ 12 電源キー 20 キャリングケース 30 患者用液晶表示装置 30a 残りのイベント記録回数を表示する7セグメ
ント表示部 30b バッテリアラーム表示部 32 体表面電極 46 タッチキー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心電図測定時患者から得られた心電図デ
    ータを格納する記憶手段を有しているとともに、心電図
    再生時前記記憶手段から読み出した心電図データを心電
    図波形の状態で表示する表示装置を心電計本体の正面部
    に設けてある携帯型心電計であって、前記心電計本体の
    上面部にイベント記録回数についての情報を表示する別
    の表示装置を設けたことを特徴とする携帯型心電計。
JP3291422A 1991-11-07 1991-11-07 携帯型心電計 Pending JPH05123302A (ja)

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JP3291422A JPH05123302A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 携帯型心電計

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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