JP2018198659A - 生体信号記録装置およびその制御方法 - Google Patents

生体信号記録装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録回数を制限しつつ、柔軟な記録が可能な生体信号記録装置およびその制御方法を提供すること。【解決手段】生体信号記録装置は、生体信号データの記録を予め設定された回数完了した状態で、予め定められた時間以上の生体信号データの記録が可能な場合には、さらなる生体信号データの記録を許すようにする。【選択図】図2

Description

本発明は生体信号記録装置およびその制御方法に関する。
睡眠時における無呼吸または低呼吸の回数(無呼吸低呼吸指数(AHI:apnea hypopnea index)とも呼ばれる)が5回/時間以上で、日中の眠気や倦怠感などの症状を伴う場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)や睡眠時無呼吸低呼吸症候群(SAHS:Sleep Apnea Hypopnea Syndrome)と診断される。以下では便宜上、SASとSAHSを併せて単にSASと呼ぶ。
SASの診断には、終夜睡眠ポリグラフ(polysomnography:PSG)検査が必要であるが、終夜睡眠ポリグラフ検査は、通常、病院での宿泊を要し、また多数のセンサ類を装着する必要があるため、被検者の負担が比較的大きい。そのため、終夜睡眠ポリグラフ検査を行う前に、より簡便なスクリーニング検査(簡易SAS検査、簡易ポリグラフ検査などとも呼ばれる)を行うことが多い。特許文献1には、スクリーニング検査のための携帯型睡眠評価装置が開示されている。
特開2014−008159号公報
携帯型睡眠評価装置には、総記録可能時間が24時間の場合、24時間記録1回、12時間記録2回、8時間記録3回のいずれかといったように、1回あたりの最長記録可能時間と最大記録可能回数との組み合わせが制限されているものがある。これは、例えば被検者が記録を終了させ忘れて記録容量を消費してしまい、予定していた回数の記録ができなくなることを防止するためである。また、最長記録可能時間に達すると記録を自動終了するように構成することで、被検者は記録の開始方法だけ覚えればよいため、被検者の負担が軽減されるほか、操作方法を教える医療従事者の負担も軽減できるという利点もある。
しかし、1回あたりの最長記録可能時間と最大記録可能回数との組み合わせを制限することにより、被検者の睡眠時間に応じた柔軟な記録ができないという問題が生じる。例えば被検者の睡眠時間が設定した最長記録可能時間を超えた場合、超えた部分の生体信号データは記録できない。
また、例えば被検者の睡眠時間が設定した最長記録可能時間より短い場合、最長記録可能時間までの残り時間に対応する記憶領域を活用することができない。携帯型睡眠評価装置は、医療機関から被検者に貸し出される小型の装置であり、記録開始操作は被検者が行う必要がある。そのため、被検者に貸し出す際、動作確認や操作方法の実演などを目的として短時間の記録動作を実行させることがあるが、このような試験動作であっても1回の記録として取り扱われていたため、記憶領域が大幅に無駄になっていた。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その主な目的は、記録回数を制限しつつ、柔軟な記録が可能な生体信号記録装置およびその制御方法を提供することにある。
上述の目的は、被検者の睡眠を評価するための生体信号データを記録する生体信号記録装置であって、記録開始指示が検出されると生体信号データの記録を開始し、記録終了指示を検出すると生体信号データの記録を終了する記録手段と、生体信号データの記録を予め設定された回数完了した状態で、予め定められた時間以上の生体信号データの記録が可能な場合には、さらなる生体信号データの記録を許す制御手段と、を有することを特徴とする生体信号記録装置によって達成される。
このような構成により、本発明によれば、記録回数を制限しつつ、柔軟な記録が可能な生体信号記録装置およびその制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る生体信号記録装置の一例としての携帯型睡眠評価装置の機能構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯型睡眠評価装置の動作例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る携帯型睡眠評価装置の画面表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯型睡眠評価装置の別の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る生体信号記録装置の一例としての、携帯型睡眠評価装置(以下、単に睡眠評価装置と呼ぶ)100の機能構成例を示すブロック図である。なおここで説明する睡眠評価装置はいわゆる簡易ポリグラフ検査装置であり、被検者の睡眠を評価するための生体信号を計測し、生体信号データを記録する。本明細書において生体信号とは、生体の状態や活動を表す信号を意味する。生体信号は、心電図信号や筋電図信号のように直接電気信号として検出される信号と、体温、呼吸波形、脈波、いびきなど、生体の状態や活動をセンサなどによって装置が取り扱いできる形式に変換した信号とを含む。
(構成)
本実施形態に係る睡眠評価装置100において、SpO2センサ101は、動脈血酸素飽和度(SpO2)を例えば被検者の指先で計測する透過式のセンサである。カニューレ102は、被検者の鼻孔近傍に開口を有し、接続された圧力センサ106によって、被検者の鼻呼吸波形やいびき音を検出するために用いられる。胸部・腹部センサ103は、被検者の呼吸努力運動を検出するためのセンサである。
心電図電極104は例えば単極または双極2チャンネルの心電図信号を検出するための電極である。加速度センサ105は、被検者の体位(例えば、右側臥位、左側臥位、仰臥位、伏臥位、および立位)を判定したり、体動を検出したりするためのセンサである。
メモリ107は、制御部110が作業用に用いるメモリであり、例えば計測した生体信号のデータを一時的に蓄積するバッファとして、また表示部108のビデオメモリとして用いられる。不揮発性メモリ113は、計測した生体信号のデータを記録するための、取り外し不能な内蔵記録媒体であり、本実施形態ではNAND型フラッシュメモリである。表示部108は例えば液晶ディスプレイ(LCD)を有し、装置の動作状況、計測波形、ユーザ情報、GUIなどを表示する。
制御部110は、例えば1つ以上のプログラマブルプロセッサ(以下CPU)、書き換え可能なROM、およびRAMを有する。制御部110は、ROMに記憶されたプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することにより、睡眠評価装置100の各部の動作を制御し、睡眠評価装置100の機能を実現する。ROMにはCPUが実行するプログラムのほか、各種の設定値、GUIデータなどが記憶される。なお、CPUは不揮発性メモリ113に記憶されたプログラムをメモリ107に読み込んで実行してもよい。
制御部110は、睡眠評価装置100の総記録可能時間、記録済み時間および/または残り記録可能時間、1回あたりの最長記録可能時間、最大記録可能回数、記録済み回数および/または残り記録可能回数といった記録動作に関する値を、制御部110内のRAMまたはメモリ107に保持し、記録動作に伴って更新する。
入力部109は、ユーザ(医療従事者および被検者)が各種の指示や設定を入力するために用いる入力機器の総称である。入力部109は、例えばスイッチ、ボタン、ダイヤル、タッチパネル等、物理的な操作を必要とする入力機器はもちろん、音声認識によって指示を認識する構成の入力機器など、物理的な操作を必要としない入力機器を含むことができる。入力部109を通じて入力された指示は制御部110で検出され、制御部110は指示に応じた動作を実行する。
なお、スピーカ等の発音手段を設け、装置の動作状態やエラー発生、操作手順などを音声などによってユーザに報知するように構成してもよい。
記録部111は制御部110の制御に従い、計測した生体信号のデータを着脱可能な記録媒体の一例であるメモリカード(MC)1110に記録したり、メモリカード1110に記録されたデータを読み出したりする。後述するように、本実施形態の睡眠評価装置100は、計測した生体信号のデータを、不揮発性メモリ113とメモリカード1110との両方に記録することができる。メモリカード1110はNAND型フラッシュメモリを用いている。
外部I/F112はパーソナルコンピュータなどの外部装置と有線もしくは無線通信するためのインタフェースである。接続可能な外部機器の種類や外部機器との通信プロトコルに特に制限は無い。
電源部114は一次電池または二次電池を有し、制御部110をはじめとした各部に電源を供給する。制御部110は、電源部114の電源電圧(電池電圧)を計測することができる。
(記録動作)
次に、本実施形態の睡眠評価装置における生体信号データの記録動作について説明する。なお、ここでは記録時の全体的な動作を説明することを目的としているため、予め各種のセンサ101、103〜105およびカニューレ102が被検者の所定部位に装着されており、かつ記録開始条件を満たしているものとする。
入力部109から記録開始指示が入力されると、制御部110は記録開始日時をメモリ107に書き込み、生体信号の計測および生体信号データの記録動作を開始する。制御部110は、各種のセンサ101,103〜106から得られる生体信号に対して例えばA/D変換やフィルタ処理など予め定められた処理を適用し、生体信号データを生成する。制御部110は生成した生体信号データを、メモリ107に順次書き込んでゆく。
カニューレ102に接続された圧力センサ106は、鼻カニューレまたは口鼻カニューレからの気流を電気信号へ変換する。制御部110は、この電気信号に増幅処理およびフィルタ処理を適用し、圧力センサ106から得られる信号を周波数成分によってマスク圧の変化を示す信号、呼吸波形を示す信号、気管音(いびき)を示す信号に分離する。なお、カニューレが鼻カニューレであれば鼻呼吸波形が、口の近傍にも開口を有する口鼻カニューレであれば口鼻呼吸波形が得られる。
例えば、制御部110は、圧力センサ106から得られる電気信号について500Hz程度を遮断周波数とするローパスフィルタを適用して増幅した信号を基本信号として求める。そして、制御部110は、基本信号に対してさらに2〜3Hzを遮断周波数とするローパスフィルタを適用した信号をマスク圧の信号として求める。また、制御部110は、基本信号に対して0.01〜0.1Hzを遮断周波数とするハイパスフィルタと2〜3Hzを遮断周波数とするローパスフィルタを適用した信号を呼吸信号として求める。さらに、制御部110は、基本信号に対して0.01〜0.1Hzを遮断周波数とするハイパスフィルタと150〜200Hzを遮断周波数とするローパスフィルタを適用した信号を気管音信号として求める。なお、これらは圧力センサ106の信号から各種の信号を分離する方法の一例であり、フィルタの周波数特性を変更したり、他の方法を用いたりしてもよい。
また、制御部110は、マスク圧の変化を示す信号(マスク圧信号)、呼吸波形を示す信号(呼吸信号)、気管音(いびき)を示す信号(気管音信号)の呼吸関連信号を、それぞれ電圧値から圧力値[cmH2O]に変換して記録する。
また、呼吸努力波形は胸部・腹部センサから得られる。なお、本実施形態では胸骨上窩波形は計測していないが、胸骨上窩波形を取得するように構成してもよい。
制御部110は、生体信号データを順次メモリ107に書き込むとともに、生体信号データの解析処理を行う。解析処理では、無呼吸や低呼吸区間の有無、継続期間および回数、体位とその変化、SpO2の所定%(例えば2〜4%)以上の低下の有無、継続期間および回数、脈拍数(最大、最小、平均)などを取得する。制御部110は例えば、無呼吸は10秒以上呼吸が停止した状態、低呼吸は、換気の明らかな低下(正常呼吸の振幅から30%以上の減少した状態が10秒以上)に加え、SpOが3〜4%以上低下した状態として検出することができる。なお、解析処理については公知の方法を用いて行うことができるため、これ以上の詳細については説明を省略する。なお、生体信号データの解析処理は外部機器で実行するようにしてもよい。
制御部110は、メモリ107に蓄積された生体信号データについて、予め定められた単位時間(第1の時間)分ずつ所定の順序で不揮発性メモリ113にデータファイルとして記録する。制御部110はまた、メモリカード1110への記録が設定されている場合には、生体信号データを記録部111に供給し、生体信号データをデータファイルとしてメモリカード1110にも記録する。制御部110はまた、解析結果のデータについては、第1の時間より長い所定時間(第2の時間)分の生体信号データを記録するごとに不揮発性メモリ113(設定に応じてさらにメモリカード1110)に記録する。なお、制御部110は、不揮発性メモリ113とメモリカード1110とに、同じ形式のデータファイルとして生体信号データや解析結果のデータを記録する。
制御部110はまた、記録中、表示部108に記録中である旨の表示や、記録時間、予定の記録終了日時、センサなどの取り付け状態や一部の計測値などを表示することができる。
制御部110は記録終了条件を満たしたと判定されるまで上述した計測処理、解析処理、および記録処理を継続して実行する。制御部110は、例えば記録時間が設定された自動記録終了時間(例えば8時間)に達した場合、入力部109を通じた記録終了指示の入力を検出した場合、残り記録可能時間が0になった場合、記録済み時間が総記録可能時間に達した場合、装置に関する異常を検出した場合などに記録終了条件を満たしたと判定することができる。
(記録回数の管理動作)
次に、図2に示すフローチャートを用い、本実施形態の睡眠評価装置100における記録動作を、記録回数の管理動作に着目して説明する。図2のフローチャートに示す動作は、睡眠評価装置100が記録開始指示を受け付け可能な状態において開始される。
本実施形態の睡眠評価装置100は、総記録可能時間が24時間であり、自動記録終了時間として8時間、12時間、または24時間が設定可能である。自動記録終了時間は、1回の記録あたりの最長記録可能時間であり、制御部110は記録時間が自動記録終了時間に達すると記録動作を終了する。なお、24時間は総記録可能時間に等しいため、自動記録終了時間として明示的に設定する必要はない。つまり、自動記録終了時間が設定されていない場合、総記録可能時間が自動終了記録時間と同様に機能する。
そして、自動記録終了時間に応じて記録可能回数の初期値(初期設定記録回数)が以下の様に決定される。
初期設定記録回数[回]=総記録可能時間/自動記録終了時間(小数点以下切り捨て)
具体的には、以下の通りである。
自動記録終了時間 初期設定記録回数
なし(24時間) 1回
12時間 2回
8時間 3回
換言すると、1回の記録あたりの最長記録可能時間である自動記録終了時間と初期設定記録回数との積は、総記録可能時間に等しい。また、最大記録可能回数を3回とする。
S101で制御部110は、入力部109を通じた記録開始指示が検出されたか否かを判定し、検出されたと判定されればS103へ処理を進め、検出されたと判定されなければS101を繰り返し実行する。
S103で制御部110は、記録開始日時をメモリ107に保存し、生体信号の計測、生体信号データの生成、解析、および記録処理(以下、単に記録処理)を開始する。記録時の動作は、上述した通りである。
S105で制御部110は、RAMに記憶されている記録回数に関する情報を更新する(記録済み回数を1回増やす、および/または残り記録可能回数を1回減らす)。なお、ここでは便宜上、記録処理の開始と記録回数に関する情報の更新処理とを別個のステップとして図示しているが、実質的に同じタイミングで実行される。
S107で制御部110は上述した記録終了条件を満たしたか否かを判定し、満たしたと判定されれば記録処理を終了してS109へ処理を進め、満たしたと判定されなければ記録処理を継続して実行する。
S109で制御部110は、記録終了日時をメモリ107に保存する。また、制御部110は、RAMに記憶されている記録時間に関する情報を更新する(記録開始日時および記録終了日時に基づく実記録時間を、記録済み時間に加算および/または残り記録可能時間から減算する)。
S111で制御部110は、今回の記録により、記録済み回数が最大記録可能回数に達したか否かを判定し、達したと判定されれば動作を終了し、達したと判定されなければS113に処理を進める。つまり、本実施形態では、最大記録可能回数を超えない範囲で記録可能回数を増やす構成である。
S113で制御部110は、今回の記録により、記録済み回数が初期設定記録回数以上であるか否かを判定し、初期設定記録回数以上と判定されればS115へ処理を進め、初期設定記録回数以上と判定されなければS101に処理を戻し、次の記録指示を待機する。
S115で制御部110は、残り記録可能時間が予め定められた閾値以上か否かを判定し、閾値以上と判定されればS117に処理を進め、閾値以上と判定されなければ動作を終了する。S115における判定は、初期設定記録回数の記録を完了した状態で、新たな記録を行いうる記憶容量が残っているか否かの判定である。したがって、閾値は被検者の睡眠を評価するための生体信号データの新たな記録として意味のある長さを有する時間として設定する。ここでは一例として閾値を4時間とするが、他の時間としてもよい。
S117で制御部110は、さらなる記録を許すために、残り記録可能回数を1回増やして処理をS101に戻す。なお、本実施形態でS117が実行されるのは残り記録可能回数が0回の場合であるから、S117の処理は残り記録可能回数を1回に設定する処理に等しい。
このように、本実施形態の睡眠評価装置100は、生体信号データの記録を予め定められた回数完了した状態で、予め定められた時間以上の生体信号データの記録が可能な場合には生体信号データの残り記録可能回数を1回増やすようにした。そのため、例えば被検者の睡眠時間が設定した自動記録終了時間より短くても、装置の記録領域を有効に活用できる。また、自動記録終了時間が総記録可能時間に等しい場合には、総記録可能時間以下のいかなる長さの睡眠時間についても生体信号データを記録することが可能である。
本実施形態の睡眠評価装置100は、初期設定記録回数が最大記録可能回数である場合を除き、残り記録可能回数が動的に増加しうる。そのため、被検者に最新の残り記録可能回数を通知するように構成する。
図3は、本実施形態の睡眠評価装置100における表示部108の画面表示例を示す図である。図3(a)〜(d)は、自動記録終了時間が設定されておらず、実質的な自動記録終了時間が24時間の場合の表示画面の変化を示している。また、図3(e)〜(g)は、自動記録終了時間が8時間に設定されている場合の表示画面の変化を示している。
図3(a)および(e)は、装置の起動後、1度も記録が行われておらず、記録開始指示を待機している状態(S101)における表示画面の例を示す。記録開始指示の待機状態では、次に行われる記録が何回目であるのか、初期設定記録回数が何回であるのかの情報を含んだ画面を表示する。
図3(a)および(e)の例では、次の記録が1回目の記録であることを「1回目」という文字で示している。また、画面下部に表示されている、枠で囲まれた数字「1」〜「3」は、初期設定記録回数を示している。また、次の記録が何回目の記録であるかは、枠で囲まれた数字の表示によっても把握できるようにしている。図3(a)および(e)において「1」の背景が「2」や「3」の背景と異なる色で示されているのは、次の記録が1回目であるため、「1」の表示を、「2」や「3」と視覚的に異ならせていることを模式的に示している。具体的には、「1」の背景および/または文字の色、あるいは表示方法(例えば点滅表示と連続表示)が「2」や「3」と異なることを示している。
図3(b)は、1回目の記録終了時に、S117でさらなる記録が許された(残り記録可能回数が増やされた)ことを画面表示に反映させた例を示している。記録終了時の表示画面では、何回目の記録が終了したのかを「1回目 記録終了」という文字で示している。また、枠で囲まれた数字「1」を反転表示することでも、1回目の記録が終了したことを示している。さらに、枠で囲まれた数字「2」を非反転表示(通常表示)することにより、2回目の記録が可能であることを示している。また、記録終了時の表示画面は、残り記録可能時間も含んでいる。
図3(c)は、記録終了時の画面を一定時間表示し、次の記録開始指示の待機状態(S101)になった際の表示画面の例を示している。文字および枠で囲まれた数字「2」の表示により、次の記録は2回目の記録であることを示している。
図3(d)は、2回目の記録終了時に、依然として閾値時間以上の記録が可能であったため、S117で再度さらなる記録が許された状態の表示画面の例を示している。
一方、図3(f)および(g)は、自動記録終了時間が8時間に設定されている場合の、2回目および3回目の記録開始指示の待機状態(S101)になった際の表示画面の例をそれぞれ示している。自動記録終了時間が8時間に設定されている場合には、さらなる記録が許されることはないので、枠で囲まれた数字の表示が増えることはない。ただし、枠で囲まれた数字の表示により、終了した記録回数、次の記録が何回目の記録か、残りの記録回数が何回か、が把握できる。
(他の実施形態)
なお、図2を用いて説明した動作では、初期設定記録回数の記録を完了するまでは残り記録可能回数を増やさなかったが、初期設定記録回数の記録を完了する前に残り記録可能回数を増やしてもよい。例えば、初期設定記録回数の残り回数のそれぞれについて自動記録終了時間に等しい記録が行われたとしても、残り記録可能時間が閾値以上となる場合には、初期設定記録回数の記録を完了する前に残り記録可能回数を増やしてもよい。この場合、図4に示すように処理を変更すればよい。
すなわち、S111で制御部110は、今回の記録により、記録済み回数が最大記録可能回数に達したと判定されなければS119に処理を進める。
そして、S119で制御部110は、初期設定記録回数の記録完了時に残り記録可能時間≧閾値となることが確実かどうか判定し、確実と判定されればS117へ処理を進め、確実と判定されなければS101へ処理を戻す。
S119の判定は、残り記録可能回数のそれぞれについて予め定められた1回の記録あたりの最長記録可能時間の記録が行われたとしても、閾値時間以上の生体信号データの記録が可能か否かの判定である。
例えば制御部110は、
総記録可能時間−現在の記録済み時間の合計−(初期設定記録回数の残り回数×自動記録終了時間)≧閾値
を満たす場合、初期設定記録回数の記録完了時に残り記録可能時間≧閾値となることが確実と判定することができる。
なお、本発明に係る生体信号記録装置は、一般的に入手可能な、スマートフォンやタブレット端末のような汎用情報処理装置に、図2〜図4を用いて説明した動作を実行させるプログラム(アプリケーションソフトウェア)として実現することもできる。従って、このようなプログラムおよび、プログラムを格納した記憶媒体(CD−ROM、DVD−ROM等の光学記録媒体や、磁気ディスクのような磁気記録媒体、半導体メモリカードなど)もまた本発明を構成する。
100…携帯型睡眠評価装置、110…制御部、111…記録部、1110…メモリカード、113…不揮発性メモリ、114…電源部

Claims (10)

  1. 生体信号データを記録する生体信号記録装置であって、
    記録開始指示が検出されると生体信号データの記録を開始し、記録終了指示を検出すると該生体信号データの記録を終了する記録手段と、
    生体信号データの記録を予め設定された回数完了した状態で、予め定められた時間以上の生体信号データの記録が可能な場合には、さらなる生体信号データの記録を許す制御手段と、
    を有することを特徴とする生体信号記録装置。
  2. 生体信号データを記録する生体信号記録装置であって、
    記録開始指示が検出されると生体信号データの記録を開始し、記録終了指示を検出すると該生体信号データの記録を終了する記録手段と、
    予め定められた記録回数の残り回数のそれぞれについて予め定められた1回の記録あたりの最長記録可能時間の記録が行われたとしても、予め定められた時間以上の生体信号データの記録が可能な場合には、さらなる生体信号データの記録を許す制御手段と、
    を有することを特徴とする生体信号記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記予め定められた時間以上の生体信号データの記録が可能でない場合には前記生体信号記録装置の動作モードを省電力モードとするか、電源断とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生体信号記録装置。
  4. 前記記録手段は、前記記録終了指示が検出されなくても、生体信号データの記録時間が予め設定された1回の記録あたりの最長記録可能時間に達すると、該生体信号データの記録を終了することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の生体信号記録装置。
  5. 前記生体信号データの記録回数は、前記1回の記録あたりの最長記録可能時間と前記生体信号記録装置の総記録可能時間とから定まる最大記録可能回数を超えないことを特徴とする請求項4に記載の生体信号記録装置。
  6. 前記制御手段は新たな記録を許す場合、記録が可能であることを示す表示を行うことを特徴とする請求項1から請求項5に記載の生体信号記録装置。
  7. 1回の記録あたりの最長記録可能時間と、前記予め設定された回数との積が、前記生体信号記録装置の総記録可能時間に等しいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の生体信号記録装置。
  8. 生体信号データを記録する生体信号記録装置の制御方法であって、
    生体信号データの記録を予め設定された回数完了した状態で、予め定められた時間以上の生体信号データの記録が可能な場合には、さらなる生体信号データの記録を許す制御工程を有することを特徴とする生体信号記録装置の制御方法。
  9. 生体信号データを記録する生体信号記録装置の制御方法であって、
    予め設定された記録回数の残り回数のそれぞれについて予め定められた1回の記録あたりの最長記録可能時間の記録が行われたとしても、予め定められた時間以上の生体信号データの記録が可能な場合には、さらなる生体信号データの記録を許す制御工程を有することを特徴とする生体信号記録装置の制御方法。
  10. 生体信号記録装置が有するコンピュータを、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の生体信号記録装置が有する制御手段として機能させるためのプログラム。
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