JP6990992B2 - 生体信号記録装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は生体信号記録装置およびその制御方法に関し、特には複数の記録先に生体信号データを記録可能な生体信号記録装置およびその制御方法に関する。
ホルタ心電計や携帯型睡眠評価装置(特許文献1)のような生体信号記録装置が知られている。これらの生体信号記録装置は、被検者に装着されて長時間にわたって複数種の生体信号を計測し、そのデータ(生体信号データ)や解析結果などを内蔵メモリやメモリカードなどの記録媒体に記録する。
特開2014-008159号公報
生体信号記録装置に記録された生体信号データは、外部機器(再生装置や解析装置とも呼ばれる)に読み出され、検査技師や医師によって利用される。そして、外部機器は、生体信号記録装置の記録媒体に記録されている生体信号データのうち、読み出し済み(処理済み)の生体信号データについては、処理済みであることを例えば生体信号データファイル内に付属情報として記録する。
生体信号記録装置は起動時に記録済みの生体信号データが存在すると、それを削除してから新たな記録を行うように構成されることが多い。これは、異なる被検者についての生体信号データが同一記録媒体内に混在することを避けるためである。そして、このような生体信号記録装置では、起動時に存在している生体信号データのうち、外部機器に読み出されていない(未処理の)生体信号データについては削除前にユーザに確認を求めるが、外部機器に読み出された(処理済みの)生体信号データについては特に確認を求めることなく削除していた。
一方で、生体信号記録装置には、例えば装置固定の内蔵メモリと着脱可能なメモリカードといった複数の記録先への並行記録が可能なものがある。並行記録を行うことで、1つの記録媒体への記録が失敗しても生体信号データが失われることがない。また、複数の記録先を異なる種類の記録媒体とすることで、ユーザが生体信号データを様々な機器で利用可能になる。
しかし、並行記録が行われた場合であっても、外部機器は予め設定された1つの記録媒体内の生体信号データを読み出すため、複数の記録先に記録された同一の生体信号データのうち、1つだけが処理済みで、残りは未処理という状態になる。この場合、生体信号記録装置は同一の生体信号データを複数の記録先の全てから削除すべきであるが、付属情報に基づく判断では1つしか削除できず、残りについてはそれぞれ削除の確認を取ってから削除することになり、なかなか記録を開始できない。また、ユーザも削除してよいデータなのかどうかを逐一判断する必要があり、煩雑である。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その主な目的は、複数の記録先に同一の生体信号に基づく生体信号データを記録可能で、かつ処理済みの生体信号データを適切に判定可能な生体信号記録装置およびその制御方法を提供することにある。
上述の目的は、不揮発性の複数の記録先に同一の生体信号に基づく生体信号データを並行記録可能な生体信号記録装置であって、複数の記録先に並行記録され生体信号データに、記録後に読み出されていない未処理の生体信号データが含まれるか否かを判定する判定手段と、複数の記録先に記録されている生体信号データのうち、未処理の生体信号データと同一の生体信号に基づく生体信号データがいずれも未処理であると判定される場合に、未処理の生体信号データを未処理のデータと判定する制御手段と、を有することを特徴とする生体信号記録装置によって達成される。
このような構成により、本発明によれば、複数の記録先に同一の生体信号に基づく生体信号データを記録可能で、かつ処理済みの生体信号データを適切に判定可能な生体信号記録装置およびその制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る生体信号記録装置の一例としての携帯型睡眠評価装置の機能構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯型睡眠評価装置の動作例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る携帯型睡眠評価装置の画面表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯型睡眠評価装置の別の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る生体信号記録装置の一例としての、携帯型睡眠評価装置(以下、単に睡眠評価装置と呼ぶ)100の機能構成例を示すブロック図である。なおここで説明する睡眠評価装置はいわゆる簡易ポリグラフ検査装置であり、被検者の睡眠を評価するための生体信号を計測し、生体信号データを記録する。本明細書において生体信号とは、生体の状態や活動を表す信号を意味する。生体信号は、心電図信号や筋電図信号のように直接電気信号として検出される信号と、体温、呼吸波形、脈波、いびきなど、生体の状態や活動をセンサなどによって装置が取り扱いできる形式に変換した信号とを含む。
(構成)
本実施形態に係る睡眠評価装置100において、SpO2センサ101は、動脈血酸素飽和度(SpO2)を例えば被検者の指先で計測する透過式のセンサである。カニューレ102は、被検者の鼻孔近傍に開口を有し、接続された圧力センサ106によって、被検者の鼻呼吸波形やいびき音を検出するために用いられる。胸部・腹部センサ103は、被検者の呼吸努力運動を検出するためのセンサである。
心電図電極104は例えば単極または双極2チャンネルの心電図信号を検出するための電極である。加速度センサ105は、被検者の体位(例えば、右側臥位、左側臥位、仰臥位、伏臥位、および立位)を判定したり、体動を検出したりするためのセンサである。
メモリ107は、制御部110が作業用に用いるメモリであり、例えば計測した生体信号のデータを一時的に蓄積するバッファとして、また表示部108のビデオメモリとして用いられる。不揮発性メモリ113は、計測した生体信号のデータを記録するための、取り外し不能な内蔵記録媒体であり、本実施形態ではNAND型フラッシュメモリである。表示部108は例えば液晶ディスプレイ(LCD)を有し、装置の動作状況、計測波形、ユーザ情報、GUIなどを表示する。
制御部110は、例えば1つ以上のプログラマブルプロセッサ(以下CPU)、書き換え可能なROM、およびRAMを有する。制御部110は、ROMに記憶されたプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することにより、睡眠評価装置100の各部の動作を制御し、睡眠評価装置100の機能を実現する。ROMにはCPUが実行するプログラムのほか、各種の設定値、GUIデータなどが記憶される。なお、CPUは不揮発性メモリ113に記憶されたプログラムをメモリ107に読み込んで実行してもよい。
制御部110は、睡眠評価装置100の総記録可能時間、記録済み時間および/または残り記録可能時間、1回あたりの最長記録可能時間、最大記録可能回数、記録済み回数および/または残り記録可能回数といった記録動作に関する値を、制御部110内のRAMまたはメモリ107に保持し、記録動作に伴って更新する。
入力部109は、ユーザ(医療従事者および被検者)が各種の指示や設定を入力するために用いる入力機器の総称である。入力部109は、例えばスイッチ、ボタン、ダイヤル、タッチパネル等、物理的な操作を必要とする入力機器はもちろん、音声認識によって指示を認識する構成の入力機器など、物理的な操作を必要としない入力機器を含むことができる。入力部109を通じて入力された指示は制御部110で検出され、制御部110は指示に応じた動作を実行する。
なお、スピーカ等の発音手段を設け、装置の動作状態やエラー発生、操作手順などを音声などによってユーザに報知するように構成してもよい。
記録部111は制御部110の制御に従い、計測した生体信号のデータを着脱可能な記録媒体の一例であるメモリカード(MC)1110に記録したり、メモリカード1110に記録されたデータを読み出したりする。後述するように、本実施形態の睡眠評価装置100は、計測した生体信号のデータを、不揮発性メモリ113とメモリカード1110との両方に記録することができる。メモリカード1110はNAND型フラッシュメモリを用いている。
外部I/F112はパーソナルコンピュータなどの外部装置と有線もしくは無線通信するためのインタフェースである。接続可能な外部機器の種類や外部機器との通信プロトコルに特に制限は無い。
電源部114は一次電池または二次電池を有し、制御部110をはじめとした各部に電源を供給する。制御部110は、電源部114の電源電圧(電池電圧)を計測することができる。
(記録動作)
次に、本実施形態の睡眠評価装置における生体信号データの記録動作について説明する。なお、ここでは記録時の全体的な動作を説明することを目的としているため、予め各種のセンサ101、103~105およびカニューレ102が被検者の所定部位に装着されており、かつ記録開始条件を満たしているものとする。
入力部109から記録開始指示が入力されると、制御部110は記録開始日時をメモリ107に書き込み、生体信号の計測および生体信号データの記録動作を開始する。制御部110は、各種のセンサ101,103~106から得られる生体信号に対して例えばA/D変換やフィルタ処理など予め定められた処理を適用し、生体信号データを生成する。制御部110は生成した生体信号データを、メモリ107に順次書き込んでゆく。
カニューレ102に接続された圧力センサ106は、鼻カニューレまたは口鼻カニューレからの気流を電気信号へ変換する。制御部110は、この電気信号に増幅処理およびフィルタ処理を適用し、圧力センサ106から得られる信号を周波数成分によってマスク圧の変化を示す信号、呼吸波形を示す信号、気管音(いびき)を示す信号に分離する。なお、カニューレが鼻カニューレであれば鼻呼吸波形が、口の近傍にも開口を有する口鼻カニューレであれば口鼻呼吸波形が得られる。
例えば、制御部110は、圧力センサ106から得られる電気信号について500Hz程度を遮断周波数とするローパスフィルタを適用して増幅した信号を基本信号として求める。そして、制御部110は、基本信号に対してさらに2~3Hzを遮断周波数とするローパスフィルタを適用した信号をマスク圧の信号として求める。また、制御部110は、基本信号に対して0.01~0.1Hzを遮断周波数とするハイパスフィルタと2~3Hzを遮断周波数とするローパスフィルタを適用した信号を呼吸信号として求める。さらに、制御部110は、基本信号に対して0.01~0.1Hzを遮断周波数とするハイパスフィルタと150~200Hzを遮断周波数とするローパスフィルタを適用した信号を気管音信号として求める。なお、これらは圧力センサ106の信号から各種の信号を分離する方法の一例であり、フィルタの周波数特性を変更したり、他の方法を用いたりしてもよい。
また、制御部110は、マスク圧の変化を示す信号(マスク圧信号)、呼吸波形を示す信号(呼吸信号)、気管音(いびき)を示す信号(気管音信号)の呼吸関連信号を、それぞれ電圧値から圧力値[cmH2O]に変換して記録する。
また、呼吸努力波形は胸部・腹部センサから得られる。なお、本実施形態では胸骨上窩波形は計測していないが、胸骨上窩波形を取得するように構成してもよい。
制御部110は、生体信号データを順次メモリ107に書き込むとともに、生体信号データの解析処理を行う。解析処理では、無呼吸や低呼吸区間の有無、継続期間および回数、体位とその変化、SpO2の所定%(例えば2~4%)以上の低下の有無、継続期間および回数、脈拍数(最大、最小、平均)などを取得する。制御部110は例えば、無呼吸は10秒以上呼吸が停止した状態、低呼吸は、換気の明らかな低下(正常呼吸の振幅から30%以上の減少した状態が10秒以上)に加え、SpOが3~4%以上低下した状態として検出することができる。なお、解析処理については公知の方法を用いて行うことができるため、これ以上の詳細については説明を省略する。なお、生体信号データの解析処理は外部機器で実行するようにしてもよい。
制御部110は、メモリ107に蓄積された生体信号データについて、予め定められた単位時間(第1の時間)分ずつ所定の順序で不揮発性メモリ113にデータファイルとして記録する。制御部110はまた、メモリカード1110への記録が設定されている場合には、生体信号データを記録部111に供給し、生体信号データをデータファイルとしてメモリカード1110にも記録する。制御部110はまた、解析結果のデータについては、第1の時間より長い所定時間(第2の時間)分の生体信号データを記録するごとに不揮発性メモリ113(設定に応じてさらにメモリカード1110)に記録する。なお、制御部110は、不揮発性メモリ113とメモリカード1110とに、同じ形式のデータファイルとして生体信号データや解析結果のデータを記録する。
制御部110はまた、記録中、表示部108に記録中である旨の表示や、記録時間、予定の記録終了日時、センサなどの取り付け状態や一部の計測値などを表示することができる。
制御部110は記録終了条件を満たしたと判定されるまで上述した計測処理、解析処理、および記録処理を継続して実行する。制御部110は、例えば記録時間が設定された自動記録終了時間(例えば8時間)に達した場合、入力部109を通じた記録終了指示の入力を検出した場合、残り記録可能時間が0になった場合、記録済み時間が総記録可能時間に達した場合、装置に関する異常を検出した場合などに記録終了条件を満たしたと判定することができる。
(未処理データの判定動作)
次に、図2に示すフローチャートを用い、本実施形態の睡眠評価装置100における未処理データの判定動作について説明する。図2のフローチャートに示す動作は、睡眠評価装置100の起動時やメモリカード1110の装着時、あるいは記録開始指示の検出時に実施される。
ここでは並行記録先としての複数の記録媒体が不揮発性メモリ113(内蔵メモリ)とメモリカード1110の2つであるものとして説明するが、3つ以上の記録媒体に並行記録する場合であっても同様の処理で対応可能である。また、記録先の記録媒体は例えば外部I/F112を通じてアクセス可能な外部装置であってもよい。このような外部装置には、コンピュータ機器、NAS(Network Attached Storage)、クラウドストレージなどが含まれる。
S101で制御部110は、並行記録が行われうる記録媒体のそれぞれから、記録されている生体信号データに関する情報を取得する。制御部110は各記録媒体から、存在する生体信号データのそれぞれについての記録日時情報(記録開始日時、記録終了日時の少なくとも一方)および未処理・処理済みの種別情報を取得する。なお、生体信号データが存在するか否かや、記録を行った装置の識別情報など、他の情報を取得してもよい。
S103で制御部110は、S101で取得した情報に基づいて、いずれかの記録媒体に生体信号データが存在するか否かを判定し、存在すると判定されればS105へ処理を進め、存在すると判定されなければ判定対象が存在しないため処理を終了する。
制御部110は、記録媒体に存在する生体信号データのそれぞれについて、S105以降の処理を実行する。
まずS105で制御部110は、対象の生体信号データが未処理データであるか否かを判定し、未処理データであると判定されればS107へ、未処理データであると判定されなければS113へ処理を進める。
S107で制御部110は、対象の生体信号データと同一の生体信号データが他の記録媒体に存在するか否かを判定し、存在すると判定されればS109へ、存在すると判定されなければS111へ処理を進める。S107における判定処理の詳細については後でさらに説明する。
S109で制御部110はS107で同一データと判定された他の生体信号データがいずれも未処理データであるか否かを判定し、いずれも未処理データであると判定されればS111へ、1つでも未処理データであると判定されなければS113へ処理を進める。
S111で制御部110は、対象の生体信号データと、S107で対象の生体信号データと同一データと判定された生体信号データとを未処理データと判定し、S115に処理を進める。制御部110は、未処理データと判定した生体信号データを特定する情報(例えばファイル名と記録先)をメモリ107に記憶する。
S113で制御部110は、対象の生体信号データと、S107で対象の生体信号データと同一データと判定された生体信号データとを処理済みデータと判定し、S115に処理を進める。制御部110は、処理済みデータと判定した生体信号データを特定する情報(例えばファイル名と記録先)をメモリ107に記憶する。
S115で制御部110は、存在する全ての生体信号データについて処理済みか未処理かの判定を実行したか否かを判定し、実行したと判定されれば処理を終了し、実行したと判定されなければS105に処理を戻して未判定の生体信号データについての判定処理を実行する。なお、処理を終了する際に、処理済みデータと判定された生体信号データを削除したり、未処理データと判定された生体信号データについて削除してよいか否かをユーザに問い合わせて、削除指示があった生体信号データを削除したりしてもよい。
なお、並行記録されている生体信号データを削除する場合には、削除要否については1つのデータファイルについてのみ問い合わせ、削除指示があった場合には残りの生体信号データも併せて削除するように構成してもよい。図3は、並行記録されかつ未処理の生体信号データについて、記録日時と記録先の情報とともに、削除要否について問い合わせる画面の例を示している。この問い合わせに対して削除指示(上書き指示)がなされた場合、制御部110は画面に表示されている2つの生体信号データを削除する。また、削除しない(上書きしない)指示がなされた場合、制御部110はこれら未処理かつ並行記録された同一の生体信号データを削除しない。なお、最初の記録開始指示が検出された際に、まだ削除されていない生体信号データが不揮発性メモリ113やメモリカード1110に残っていれば、制御部110は記録動作を開始しない。
次に、図4のフローチャートを用いて、S107における同一データの判定処理の詳細について説明する。
S201で制御部110は、対象の生体信号データが存在する記録媒体とは別の記録媒体に生体信号データが存在するか否かを判定し、存在すると判定されればS203へ、存在すると判定されなければS215へ処理を進める。
制御部110は、別の記録媒体に存在する生体信号データのそれぞれについて、S203以降の処理を実行する。
S203で制御部110は、別の記録媒体に記録されている装置の識別情報と、対象の生体信号データが存在する記録媒体に記録されている装置の識別情報とが一致するか否かを判定する。装置の識別情報は、その記録媒体に生体信号データを記録した装置の固有情報である。なお、S203は必ずしも実行しなくてもよいが、実行した方が同一データか否かの判定の精度が向上する。
制御部110は、識別情報が一致すると判定されればS205へ、一致すると判定されなければS209へ処理を進める。
S205で制御部110は、対象の生体信号データの記録日時情報と、別の記録媒体に記録されている生体信号データの記録日時情報とが一致するか否かを判定し、一致すると判定されればS207へ、一致すると判定されなければS209へ処理を進める。
記録日時情報は記録開始日時および記録終了日時の少なくとも一方であってよい。
なお、S203およびS205は、装置の識別情報と記録日時情報との組み合わせを用いる判定処理に置き換えてもよい。例えば、(1)装置の識別情報と記録開始日時、(2)装置の識別情報と記録終了日時、(3)記録開始日時と記録終了日時、(4)装置の識別情報、記録開始日時、記録終了日時、のいずれかの組み合わせを用いて、一致するかどうかを判定することができる。なお、記録時間を用いることもでき、例えば(5)記録時間と、記録開始日時および/または記録終了日時の組み合わせを用いることができる。
S207で制御部110は、別の記録媒体に記録されている生体信号データを、対象の生体信号データと同一データと判定し、処理をS209へ進める。
S209で制御部110は、他の記録媒体に存在する全ての生体信号データについて同一データか否かの判定を実行したか否かを判定し、実行したと判定されればS211へ、実行したと判定されなければS203に処理を戻して未判定の生体信号データについての判定処理を実行する。なお、既に装置の識別情報が一致しないと判定されている記録媒体に存在する生体信号データについては判定処理をスキップしてもよい。
S211で制御部110は、S207で同一データと判定された生体信号データが1つ以上あったか否かを判定し、1つ以上あったと判定されればS213へ、1つ以上あったと判定されなければS215へ、処理を進める。
S213で制御部110は、同一データがあると判定し、処理を終了する(S109へ処理を進める)。
S215で制御部110は、同一データがないと判定し、処理を終了する(S111へ処理を進める)。
このように、本実施形態では、複数の記録媒体に同一の生体信号データが並行記録されている場合、そのうちの1つでも処理済みであれば、残りの生体信号データも処理済みと判定するようにした。そのため、並行記録された同一の生体信号データのうち1つだけが外部装置に読み出されている場合であっても、残りの生体信号データを含めて一括して削除することができる。これにより、実質的には処理済みであるが、見かけ上未処理であるため削除要否を確認していた並行記録された生体信号データについて、確認を行うことなく削除可能になり、記録を開始するまでの時間を短縮できる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では説明および理解を容易にするため、生体信号データを複数の記録先に並行記録する構成について述べた。なお、並行記録とは時分割記録のように、厳密に同時並行的な記録ではないが、実質的に並行して記録していると見なされる記録であってよい。一方で本発明は、最終的に複数の記録先に同一の生体信号データが記録されれば、例えば1つの記録先にリアルタイムでの記録が完了した後、他の記録先にコピーするといった方法で記録された生体信号データであってもよい。
また、同一の生体信号データとは、同一の生体信号に基づくデータを意味し、例えば記録先に応じて異なる符号化がなされたり、記録先に応じて記録するデータの種類を異ならせたりしてもよい。例えば、6種類の生体信号を計測した場合、記録先Aには6種類全てを記録し、記録先Bには6種類のうち3種類だけを記録するといった構成であっても、同一の生体信号に基づくデータを複数の記録先に記録する構成に含まれる。同様に、記録先Aには第1の符号化方式で符号化した生体信号データを記録し、記録先Bには符号化しない生体信号データを記録するといった構成であっても、同一の生体信号に基づくデータを複数の記録先に記録する構成に含まれる。なお、符号化方式は可逆符号化方式であっても不可逆符号化方式であってもよい。
また、未処理データと判定されるデータが存在する場合、必ずしも削除要否を問い合わせなくてもよい。例えば、未処理データと判定されるデータが存在する場合、削除要否について問い合わせすることなく、未処理データを記録先以外の記憶装置にまたは記録領域に保存(退避)したのち記録先から削除するように構成してもよい。この場合、未処理データを退避したことをユーザに報知することが望ましい。
なお、本発明に係る生体信号記録装置は、一般的に入手可能な、スマートフォンやタブレット端末のような汎用情報処理装置に、図2~図4を用いて説明した動作を実行させるプログラム(アプリケーションソフトウェア)として実現することもできる。従って、このようなプログラムおよび、プログラムを格納した記憶媒体(CD-ROM、DVD-ROM等の光学記録媒体や、磁気ディスクのような磁気記録媒体、半導体メモリカードなど)もまた本発明を構成する。
100…携帯型睡眠評価装置、110…制御部、111…記録部、1110…メモリカード、113…不揮発性メモリ、114…電源部

Claims (12)

  1. 不揮発性の複数の記録先に同一の生体信号に基づく生体信号データを並行記録可能な生体信号記録装置であって、
    前記複数の記録先に並行記録され生体信号データに、記録後に読み出されていない未処理の生体信号データが含まれるか否かを判定する判定手段と、
    前記複数の記録先に記録されている生体信号データのうち、前記未処理の生体信号データと同一の生体信号に基づく生体信号データがいずれも未処理であると判定される場合に、前記未処理の生体信号データを未処理のデータと判定する制御手段と、
    を有することを特徴とする生体信号記録装置。
  2. 前記制御手段は、新たな記録を開始する前に、前記未処理のデータと判定された生体信号データの削除要否を問い合わせることを特徴とする請求項1に記載の生体信号記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記問い合わせに対して削除指示が検出されると、前記未処理のデータと判定された生体信号データと、該未処理のデータと判定された生体信号データと同一の生体信号に基づく生体信号データとを前記複数の記録先から削除することを特徴とする請求項2に記載の生体信号記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の記録先に記録されている生体信号データのうち、前記未処理の生体信号データと同一の生体信号に基づく生体信号データの1つ以上が処理済みであると判定される場合に、前記未処理の生体信号データを処理済みのデータと判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の生体信号記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記処理済みのデータと判定された生体信号データと、該処理済みのデータと判定された生体信号データと同一の生体信号に基づく生体信号データとを、新たな記録を開始する前に前記複数の記録先から削除することを特徴とする請求項4に記載の生体信号記録装置。
  6. 前記判定手段は、前記複数の記録先に記録されている生体信号データのうち、記録日時が一致する生体信号データを同一の生体信号に基づく生体信号データと判定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の生体信号記録装置。
  7. 前記判定手段は、前記複数の記録先に記録されている生体信号データのうち、生体信号記録装置の識別情報および記録日時が一致する生体信号データを同一の生体信号に基づく生体信号データと判定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の生体信号記録装置。
  8. 前記判定手段は、前記複数の記録先に記録されている生体信号データのうち、記録時間、記録開始日時および/または記録終了日時が一致する生体信号データを同一の生体信号に基づく生体信号データと判定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の生体信号記録装置。
  9. 前記判定手段は、前記生体信号記録装置の起動時、記録先の装着時、あるいは記録開始指示の検出時に前記判定を実行することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の生体信号記録装置。
  10. 前記複数の記録先は前記生体信号記録装置から取り外し可能な記録媒体と取り外し不能な記録媒体とを含むことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の生体信号記録装置。
  11. 不揮発性の複数の記録先に同一の生体信号に基づく生体信号データを並行記録可能な生体信号記録装置の制御方法であって、
    前記複数の記録先に並行記録され生体信号データに、記録後に読み出されていない未処理の生体信号データが含まれるか否かを判定する判定工程と、
    前記複数の記録先に記録されている生体信号データのうち、前記未処理の生体信号データと同一の生体信号に基づく生体信号データがいずれも未処理であると判定される場合に、前記未処理の生体信号データを未処理のデータと判定する制御工程と、
    を有することを特徴とする生体信号記録装置の制御方法。
  12. 生体信号記録装置が有するコンピュータを、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の生体信号記録装置が有する判定手段および制御手段として機能させるためのプログラム。
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