JP7435262B2 - 生体情報測定装置及び生体情報解析システム - Google Patents

生体情報測定装置及び生体情報解析システム Download PDF

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Description

本発明は、生体情報測定装置及び生体情報解析システムに関する。
従来、生体情報測定装置として、プローブ等の光検出器を指先等の生体部位に付けて動脈血酸素飽和度(SpO)や脈拍数等の生体情報を測定するパルスオキシメーターが知られている(特許文献1、特許文献2参照)。パルスオキシメーターは、病院や在宅治療の患者に使用されるほか、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)のスクリーニング検査にも使用されている。SASスクリーニングサービス業者は、被検者にパルスオキシメーターを渡し、被検者は、自宅において、パルスオキシメーターを指に取り付けて、指定期間測定を行う。その後、SASスクリーニングサービス業者は、被検者から回収したパルスオキシメーターから測定データを取得し、解析を行う。
パルスオキシメーター(生体情報測定装置)では、電源をON/OFFすることで、一つの測定データ(例えば、CSVデータ)が生成される。被検者が操作を誤って電源をON/OFFすると、本来一つのデータとなるところが、複数のファイルに分割されてしまう。また、パルスオキシメーターでは、一定時間で区切られて、別のファイルが生成されることもある。このように、同一被検者に対して、測定データが複数のファイルに分かれて保存される場合がある。
また、SASスクリーニングサービス業者では、測定を終えて回収された複数のパルスオキシメーターをPC(Personal Computer)に接続して、各パルスオキシメーターから同時に測定データを取得する一括処理を行うことで、作業効率の向上を図っている。
図11に、3台のパルスオキシメーター(機器番号:001~003)を用いて患者A~Fの生体情報を測定した場合の例を示す。ここでは、2020年3月10日から3月11日にかけて患者A~Cの生体情報を測定し、2020年3月20日から3月21日にかけて患者D~Fの生体情報を測定している。患者A,Dの測定には、機器番号が「001」のパルスオキシメーターを用い、患者B,Eの測定には、機器番号が「002」のパルスオキシメーターを用い、患者C,Fの測定には、機器番号が「003」のパルスオキシメーターを用いた。各患者A~Fにおける測定開始及び測定終了の時刻は、図11に示すとおりである。
測定後のパルスオキシメーターを回収したSASスクリーニングサービス業者は、測定データの解析を行うPCに各パルスオキシメーターを接続し、測定データを取り込む。図11の各パルスオキシメーターからPCに測定データを取り込む際に、PCにて表示されるデータ取り込み画面の例を、図12に示す。データ取り込み画面には、各測定データについて、パルスオキシメーターの機器番号、測定開始日時、測定終了日時が表示されている。
特開2015-198702号公報 特開2002-291707号公報
しかしながら、同一被検者の測定データが複数のファイルに分かれている場合、特に、複数のパルスオキシメーターを同時にPCに接続して測定データを取り込む場合には、同一被検者に対する1検査がどのデータに相当するかが分かりにくいという問題があった。
また、同じパルスオキシメーターを使用して、異なる日に被検者を変えて測定した場合には、1台のパルスオキシメーターから取得した測定データに、異なる検査の情報が混在している。
例えば、図12に示すデータ取り込み画面では、機器番号が「001」のパルスオキシメーターにより測定されたデータとして、「2020/3/10 22:00」から「2020/3/10 23:00」までの測定データと、「2020/3/11 00:00」から「2020/3/11 07:00」までの測定データと、「2020/3/20 22:00」から「2020/3/21 06:00」までの測定データが表示されている。
図11を見れば分かるように、図12に示すグループG1の測定データは、患者Aから取得されたデータであり、グループG2の測定データは、患者Eから取得されたデータであり、グループG3の測定データは、患者Cから取得されたデータである。しかし、図12に示すデータ取り込み画面を見ただけでは、どのデータが同一被検者に対する1検査に属するものであるか、識別することは困難であった。
また、パルスオキシメーターにより得られた測定データは、一晩又は一日中の測定データの全範囲又は一部の範囲を対象として解析されるため、複数のファイルに分割された測定データを個別に取り込む場合、同一被検者において測定された測定データを、後から結合させる必要があった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、生体情報の測定データに対し、検査を特定可能とすることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被検者の動脈血酸素飽和度及び/又は脈拍数を含む生体情報を測定する生体情報測定部と、検査を特定する情報が設定されている設定部と、メモリー部と、前記生体情報測定部により測定された生体情報の測定データと、当該測定時に前記設定部に設定されている検査を特定する情報と、を対応付けて前記メモリー部に記憶させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記生体情報測定部による生体情報の測定が終了した場合に、当該測定終了までの測定データを1ファイルとして生成し、前記制御部は、同一の検査において一つ以上の測定データを生成する生体情報測定装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の生体情報測定装置において、前記設定部に設定されている検査を特定する情報を変更するためのユーザーインターフェースを備える。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の生体情報測定装置において、前記1ファイルの測定時間に上限が設けられている。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の生体情報測定装置において、前記制御部は、前記生体情報測定部による生体情報の測定時間が前記上限に達した場合に、前記上限までの測定データを1ファイルとして生成し、前記上限より後の測定データを別ファイルとして生成する。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の生体情報測定装置と、当該生体情報測定装置からデータを読み出して処理する情報処理装置と、を備える生体情報解析システムであって、前記情報処理装置は、前記生体情報測定装置から前記メモリー部に対応付けられて記憶されている測定データ及び検査を特定する情報を取得するデータ取得部と、前記測定データを示す情報と前記検査を特定する情報とを対応付けて表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の生体情報解析システムにおいて、前記情報処理装置は、対応付けられている検査を特定する情報が同一の測定データについてのみ、当該測定データ同士を結合する結合部を備える。
請求項に記載の発明は、生体情報測定装置と、当該生体情報測定装置からデータを読み出して処理する情報処理装置と、を備える生体情報解析システムであって、前記生体情報測定装置は、被検者の動脈血酸素飽和度及び/又は脈拍数を含む生体情報を測定する生体情報測定部と、検査を特定する情報が設定されている設定部と、メモリー部と、前記生体情報測定部により測定された生体情報の測定データと、当該測定時に前記設定部に設定されている検査を特定する情報と、を対応付けて前記メモリー部に記憶させる制御部と、を備え、前記情報処理装置は、前記生体情報測定装置から前記メモリー部に対応付けられて記憶されている測定データ及び検査を特定する情報を取得するデータ取得部と、前記測定データを示す情報と前記検査を特定する情報とを対応付けて表示部に表示させる表示制御部と、対応付けられている検査を特定する情報が同一の測定データについてのみ、当該測定データ同士を結合する結合部と、を備え、前記表示制御部は、前記結合部により結合可能な測定データの組み合わせを識別可能に表示させる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の生体情報解析システムにおいて、前記表示制御部は、前記結合部により結合可能な測定データの組み合わせに対し、組み合わせごとに異なる色又は記号を付加する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の生体情報解析システムにおいて、前記表示制御部は、前記結合部により結合可能な測定データの組み合わせを識別可能に、当該組み合わせに含まれる測定データのそれぞれを配置して表示させる。
請求項10に記載の発明は、請求項6から9のいずれか一項に記載の生体情報解析システムにおいて、前記結合される測定データの結合後の測定時間に上限が設けられている。
請求項11に記載の発明は、請求項5から10のいずれか一項に記載の生体情報解析システムにおいて、前記情報処理装置は、当該情報処理装置に接続された状態の前記生体情報測定装置に対し、前記設定部に設定されている検査を特定する情報を変更するための変更部を備える。
請求項12に記載の発明は、請求項5から11のいずれか一項に記載の生体情報解析システムにおいて、前記情報処理装置は、前記検査を特定する情報と、前記検査の対象とされた被検者の被検者情報と、の対応関係を取得する対応関係取得部と、前記対応関係に基づいて、前記測定データの前記検査を特定する情報に対応する被検者情報を特定し、当該特定された被検者情報を前記測定データに対応付ける被検者情報特定部と、を備える。
本発明によれば、生体情報の測定データに対し、検査を特定することができる。
本発明の実施の形態における生体情報解析システムの全体構成例を示す図である。 パルスオキシメーターの機能構成例を示す図である。 パルスオキシメーターの外観構成例を示す図である。 情報処理装置の機能構成例を示す図である。 パルスオキシメーターにおいて実行される生体情報測定処理のフローチャートである。 3台のパルスオキシメーターを用いて複数の患者の生体情報を測定した場合の例を示す図である。 情報処理装置において実行される測定データ取り込み処理のフローチャートである。 情報処理装置に表示されるデータ取り込み画面の例を示す図である。 結合組み合わせ判断処理のフローチャートである。 結合可能な測定データの組み合わせの表示方法の例を示す図である。 従来の3台のパルスオキシメーターを用いて複数の患者の生体情報を測定した場合の例を示す図である。 従来のデータ取り込み画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
(生体情報解析システムの構成)
図1に、本実施の形態における生体情報解析システム100の全体構成例を示す。図1に示すように、生体情報解析システム100は、複数のパルスオキシメーター10と、情報処理装置20と、を備えて構成されている。
パルスオキシメーター10は、動脈血酸素飽和度(SpO)及び脈拍数等の生体情報を測定する生体情報測定装置である。パルスオキシメーター10は、生体情報の測定時に、測定対象となる被検者に貸し出される。本実施の形態では、トラック会社の健康保険組合の組合員を被検者として、パルスオキシメーター10を用いた生体情報の測定が行われる。
情報処理装置20は、生体情報の測定データの解析に用いられる装置であり、SASスクリーニングサービス業者に所有されている。情報処理装置20は、USB(Universal Serial Bus)ハブ30を含むUSBケーブルを介して、測定後に回収された複数のパルスオキシメーター10を同時に接続可能となっており、各パルスオキシメーター10からデータを読み出して処理する。情報処理装置20としては、PC等が適用可能である。
(パルスオキシメーターの構成)
図2に、パルスオキシメーター10の機能構成例を示す。図2に示すように、パルスオキシメーター10は、制御部11、操作部12、表示部13、生体情報測定部14、計時部15、記憶部16、メモリー部17、通信部18、電力供給部19等を備えて構成されている。また、図3に、パルスオキシメーター10の外観構成例を示す。
パルスオキシメーター10は、腕時計のように被検者の手首に対して巻き付けられ、生体情報測定部14が指に装着された状態で使用される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部11のCPUは、記憶部16に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。
操作部12は、各種スイッチ、各種機能ボタン等を備えており、これらの操作信号を制御部11に出力する。操作部12には、電源をON/OFFするための電源ボタン12a、検査IDを切り替えるための検査ID切り替えボタン(図示せず)等が含まれる。検査ID切り替えボタンは、被検者が誤って操作しない位置に設けられていることが望ましい。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成されており、制御部11から入力される表示信号の指示に従って表示を行う。
生体情報測定部14は、指先等の生体部位に装着可能に構成されており、被検者のSpO及び脈拍数を含む生体情報を測定する。生体情報測定部14は、発光素子、受光素子等を備え、赤色光と赤外光を生体部位に向けて発光し、その透過光(又は反射光)を受光して、SpO及び脈拍数の測定データを制御部11に出力する。
計時部15は、計時回路(RTC:Real Time Clock)を有し、この計時回路により現在日時を計時して制御部11に出力する。
記憶部16は、不揮発性の半導体メモリー等で構成されている。記憶部16には、システムプログラムや各種プログラムが記憶されている。また、記憶部16には、パルスオキシメーター10の機器番号や、現在設定されている検査IDが記憶されている。
機器番号は、各パルスオキシメーター10を識別するための番号である。機器番号は、ユーザーが任意に設定した番号でもよいし、製造番号等であってもよい。また、機器番号として、ユーザーが任意に設定した番号と製造番号を併用してもよい。
検査IDは、検査を特定する情報である。記憶部16は、検査を特定する情報(検査ID)が設定されている設定部として機能する。
メモリー部17は、測定データ等を記憶するための記憶装置である。なお、メモリー部17は、記憶部16の一部を利用することとしてもよい。
通信部18は、USBケーブルを介して情報処理装置20との間でデータの送受信を行うためのインターフェースである。
電力供給部19は、パルスオキシメーター10の各部が動作に要する電力を当該各部へ供給する。電力供給部19は、図示しないバッテリーから出力される電力を各部の動作電圧で供給する。
制御部11は、生体情報測定部14により測定された生体情報の測定データと、測定時に記憶部16(設定部)に設定されている検査を特定する情報(検査ID)と、を対応付けてメモリー部17に記憶させる。例えば、制御部11は、生体情報の測定データのヘッダーに検査IDを書き込むことで、測定データと検査IDとを対応付けることができる。
制御部11は、操作部12の検査ID切り替えボタンが押下された場合に、記憶部16に設定されている検査IDを変更する。すなわち、検査ID切り替えボタンは、記憶部16に設定されている検査IDを変更するためのユーザーインターフェースである。
制御部11は、生体情報測定部14による生体情報の測定が終了した場合に、測定終了までの測定データを1ファイルとして生成する。
なお、1ファイルの測定時間には上限(第1上限値)が設けられており、第1上限値は、記憶部16に記憶されている。
制御部11は、生体情報測定部14による生体情報の測定時間が上限(第1上限値)に達した場合に、上限までの測定データを1ファイルとして生成し、上限より後の測定データを別ファイルとして生成する。
(情報処理装置の構成)
図4に、情報処理装置20の機能構成例を示す。図4に示すように、情報処理装置20は、制御部21、操作部22、表示部23、記憶部24、通信部25等を備えて構成されている。
制御部21は、CPU、RAM等により構成される。制御部21のCPUは、記憶部24に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。
操作部22は、カーソルキー、文字・数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部21に出力する。また、操作部22が、表示部23に積層されたタッチパネルにより構成される場合には、操作者の指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部21に出力する。
表示部23は、LCD等のモニターを備えて構成されており、制御部21から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示する。
記憶部24は、ハードディスクや不揮発性の半導体メモリー等で構成されている。記憶部24には、システムプログラムや各種プログラムが記憶されている。また、記憶部24には、各パルスオキシメーター10から取り込まれた測定データ等が記憶される。
通信部25は、USBケーブルを介して複数のパルスオキシメーター10との間でデータの送受信を行うためのインターフェースである。また、通信部25は、ネットワークインターフェースを有し、通信ネットワークを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
制御部21は、パルスオキシメーター10からメモリー部17に対応付けられて記憶されている測定データ及び検査を特定する情報(検査ID)を取得する。すなわち、制御部21は、データ取得部として機能する。
制御部21は、測定データを示す情報と検査IDとを対応付けて表示部23に表示させる。すなわち、制御部21は、表示制御部として機能する。測定データを示す情報は、各測定データを区別可能な情報であればよい。測定データを示す情報として、例えば、測定開始日時及び測定終了日時を用いることができる。
制御部21は、対応付けられている検査IDが同一の測定データについてのみ、測定データ同士を結合する。すなわち、制御部21は、結合部として機能する。
なお、結合される測定データの結合後の測定時間には、上限(第2上限値)が設けられており、第2上限値は、記憶部24に記憶されている。
制御部21は、測定データを示す情報と検査IDとを対応付けて表示部23に表示させる際に、結合可能な測定データの組み合わせを識別可能に表示させる。例えば、制御部21は、結合可能な測定データの組み合わせに対し、組み合わせごとに異なる色又は記号を付加する。
制御部21は、情報処理装置20に接続された状態のパルスオキシメーター10に対し、ユーザーの操作により操作部22から入力された検査IDを、通信部25を介してパルスオキシメーター10に送信し、パルスオキシメーター10内の記憶部16に設定させる。すなわち、制御部21は、情報処理装置20に接続された状態のパルスオキシメーター10に対し、記憶部16に設定されている検査IDを変更するための変更部として機能する。
制御部21は、検査IDと、検査の対象とされた被検者の被検者情報(患者情報)と、の対応関係を取得する。すなわち、制御部21は、対応関係取得部として機能する。検査IDと患者情報との対応関係の情報は、CSVファイル等の形式で、トラック会社の健康保険組合から提供される。検査IDと患者情報との対応関係の情報は、通信部25により、通信ネットワークを介して取得されてもよいし、記憶媒体に記憶されて持ち込まれ、当該記憶媒体から読み出されてもよい。患者情報には、患者ID、患者氏名、生年月日、性別等の情報が含まれる。
制御部21は、検査IDと被検者情報との対応関係に基づいて、測定データの検査IDに対応する被検者情報(患者情報)を特定し、特定された被検者情報を測定データに対応付ける。すなわち、制御部21は、被検者情報特定部として機能する。
(生体情報解析システムの動作)
次に、生体情報解析システム100の動作について説明する。
まず、SASスクリーニングサービス業者では、情報処理装置20から複数のパルスオキシメーター10のそれぞれに、検査IDを登録する。情報処理装置20に複数のパルスオキシメーター10が同時に接続されている場合には、機器番号を指定する等、操作対象とするパルスオキシメーター10を特定して、検査IDを設定すればよい。
或るパルスオキシメーター10で複数の患者を測定する場合、当該パルスオキシメーター10が情報処理装置20に接続された状態で、操作部22からの操作により、当該パルスオキシメーター10に人数分の検査IDを登録しておく。
例えば、機器番号が「001」のパルスオキシメーター10において、2人の患者の測定が予定されている場合、情報処理装置20の制御部21は、通信部25を介して、機器番号が「001」のパルスオキシメーター10に対して、検査IDとして、「001」、「004」を、その順番と対応付けて送信する。
機器番号が「001」のパルスオキシメーター10では、制御部11が、通信部18を介して取得された「001」、「004」という検査IDを、その順番と対応付けて記憶部16に記憶させる。また、制御部11は、1番目の検査IDとして、「001」を記憶部16に設定する。
その後、SASスクリーニングサービス業者からトラック会社の健康保険組合に複数のパルスオキシメーター10が貸し出される。トラック会社の健康保険組合では、被検者となる各患者に、各パルスオキシメーター10を配って、測定を依頼する。
図5は、パルスオキシメーター10において実行される生体情報測定処理のフローチャートである。この処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部11により、操作部12から測定開始の指示があったか否かが判断される(ステップS1)。具体的には、制御部11により、電源ボタン12a(電源ON)が押下されたか否かが判断される。
測定開始の指示があった場合には(ステップS1;YES)、制御部11により、生体情報測定部14における生体情報の測定が開始される(ステップS2)。生体情報の測定データは、測定値(SpO、脈拍数)と、当該測定値が得られた日時(計時部15から取得)とが対応付けられた時系列データである。
次に、制御部11により、測定時間が予め定められている上限(第1上限値)に達したか否かが判断される(ステップS3)。
測定時間が上限(第1上限値)に達していない場合には(ステップS3;NO)、制御部11により、操作部12から測定終了の指示があったか否かが判断される(ステップS4)。具体的には、制御部11により、電源ボタン12a(電源OFF)が押下されたか否かが判断される。
測定終了の指示がない場合には(ステップS4;NO)、ステップS3に戻り、処理が繰り返される。
ステップS4において、測定終了の指示があった場合には(ステップS4;YES)、制御部11により、生体情報測定部14における生体情報の測定が終了され、測定データと検査IDとが対応付けられてメモリー部17に記憶される(ステップS5)。具体的には、制御部11により、ここまでの測定データが1ファイルとして生成され、記憶部16において現在設定されている検査IDが測定データのヘッダーに書き込まれ、測定データのファイルがメモリー部17に保存される。また、測定データのヘッダーには、機器番号、測定開始日時、測定終了日時等も書き込まれる。
ステップS3において、測定時間が上限(第1上限値)に達した場合には(ステップS3;YES)、制御部11により、生体情報測定部14における生体情報の測定が一旦区切られ、測定データと検査IDとが対応付けられてメモリー部17に記憶される(ステップS6)。具体的には、制御部11により、ここまでの測定データが1ファイルとして生成され、記憶部16において現在設定されている検査IDが測定データのヘッダーに書き込まれ、測定データのファイルがメモリー部17に保存される。また、測定データのヘッダーには、機器番号、測定開始日時、測定終了日時等も書き込まれる。
そして、生体情報測定部14による生体情報の測定は継続され、新規ファイルが開始される(ステップS7)。ステップS7の後、ステップS3に戻り、処理が繰り返される。ステップS7の後のステップS3では、新規ファイルが開始されてからの測定時間が上限(第1上限値)に達したか否かが判断される。
ステップS5の後、又は、ステップS1において、測定開始の指示がない場合には(ステップS1;NO)、制御部11により、検査IDが変更されるか否かが判断される(ステップS8)。具体的には、パルスオキシメーター10による或る患者の測定が終了し、当該パルスオキシメーター10が一旦トラック会社の健康保険組合に戻ってきた際に、操作部12の検査ID切り替えボタンが押下された場合に、検査IDが変更されると判断される。あるいは、前回の測定終了から一定時間が経過した場合に、検査IDが変更されると判断される。なお、前回の測定終了日時は、メモリー部17に記憶されている最新の測定データから取得され、現在日時は、計時部15から取得されることで、前回の測定終了から現在までの時間が求められる。
検査IDが変更されると判断された場合には(ステップS8;YES)、制御部11により、記憶部16に設定されている検査IDが変更される(ステップS9)。変更される検査IDは、検査の順番ごとに、予め記憶部16に記憶されている。
ステップS8において、検査IDが変更されると判断されない場合(ステップS8;NO)、又は、ステップS9の後、ステップS1に戻り、処理が繰り返される。
パルスオキシメーター10では、SASスクリーニングサービス業者に回収されるまで、生体情報測定処理が行われる。同一の被検者に対する測定データが複数のファイルに分かれて保存される場合もあるし、複数の異なる被検者に対する測定データが1台のパルスオキシメーター10によって生成される場合もある。
図6に、3台のパルスオキシメーター10(機器番号:001~003)を用いて患者A~Fの生体情報を測定した場合の例を示す。
患者Aの測定には、検査ID「001」が設定されている機器番号「001」のパルスオキシメーター10が用いられた。患者Aに対しては、「2020年3月10日22:00」から「2020年3月10日23:00」までの測定データと、「2020年3月11日0:00」から「2020年3月11日7:00」までの測定データが生成されている。
患者Bの測定には、検査ID「002」が設定されている機器番号「002」のパルスオキシメーター10が用いられた。患者Bに対しては、「2020年3月10日22:00」から「2020年3月11日6:00」までの測定データが生成されている。
患者Cの測定には、検査ID「003」が設定されている機器番号「003」のパルスオキシメーター10が用いられた。患者Cに対しては、「2020年3月10日22:00」から「2020年3月10日22:30」までの測定データと、「2020年3月10日23:00」から「2020年3月11日1:00」までの測定データと、「2020年3月11日1:30」から「2020年3月11日6:30」までの測定データが生成されている。
患者Dの測定には、検査ID「004」が設定されている機器番号「001」のパルスオキシメーター10が用いられた。患者Dに対しては、「2020年3月20日22:00」から「2020年3月21日6:00」までの測定データが生成されている。
患者Eの測定には、検査ID「005」が設定されている機器番号「002」のパルスオキシメーター10が用いられた。患者Eに対しては、「2020年3月20日22:00」から「2020年3月21日1:00」までの測定データと、「2020年3月21日1:30」から「2020年3月21日6:30」までの測定データが生成されている。
患者Fの測定には、検査ID「006」が設定されている機器番号「003」のパルスオキシメーター10が用いられた。患者Fに対しては、「2020年3月20日22:00」から「2020年3月21日6:00」までの測定データが生成されている。
図7は、情報処理装置20において実行される測定データ取り込み処理のフローチャートである。この処理は、制御部21と記憶部24に記憶されているプログラムとの協働により実行される。測定データ取り込み処理は、情報処理装置20に複数のパルスオキシメーター10が接続されている状態で実行される。
まず、制御部21により、情報処理装置20に接続されている複数のパルスオキシメーター10から、通信部25を介して、各パルスオキシメーター10のメモリー部17に記憶されている測定データのヘッダー情報が取得される(ステップS11)。測定データのヘッダー情報には、検査ID、機器番号、測定開始日時、測定終了日時等が含まれる。
次に、制御部21により、結合すべき測定データの組み合わせを表示するか否かが判断される(ステップS12)。具体的には、操作部22から、結合すべき測定データの組み合わせを表示することが選択されている場合に、結合すべき測定データの組み合わせを表示すると判断される。
図8に、表示部23に表示されるデータ取り込み画面231の例を示す。図8に示すように、データ取り込み画面231には、測定データリスト表示領域41、自動結合選択領域42、測定データ保存場所指定領域43、対応関係指定領域44、紐付けボタン45、実行ボタン46、キャンセルボタン47等が含まれる。
測定データリスト表示領域41には、各パルスオキシメーター10のメモリー部17に記憶されている測定データの情報が表示される。測定データリスト表示領域41には、結合マーク欄51、取り込みデータ選択欄52、機器番号欄53、検査ID欄54、測定開始日時欄55、測定終了日時欄56等が設けられている。
結合マーク欄51には、結合すべき測定データの組み合わせに対して、組み合わせごとに異なる色のマークが表示される。
取り込みデータ選択欄52には、情報処理装置20に取り込みたい測定データを選択するためのチェックボックスが表示される。ユーザーは、取り込みたい測定データに対応するチェックボックスにチェックを入れる。
機器番号欄53には、パルスオキシメーター10の機器番号が表示される。
検査ID欄54には、測定データに係る検査IDが表示される。
測定開始日時欄55には、測定データの測定開始日時が表示される。
測定終了日時欄56には、測定データの測定終了日時が表示される。
自動結合選択領域42には、機器番号と検査IDが同じ測定データを結合するか否かを選択するためのチェックボックスが表示される。ユーザーは、機器番号と検査IDが同じ測定データを結合する場合に、チェックボックスにチェックを入れる。すなわち、結合すべき組み合わせの測定データを結合させて取り込むか、測定データを個別に取り込むかを選択することができる。
測定データ保存場所指定領域43は、測定データの保存場所を指定するための領域である。
対応関係指定領域44は、検査IDと患者情報との対応関係を示す情報を指定するための領域である。
紐付けボタン45は、対応関係指定領域44において指定された対応関係に基づいて、測定データに患者情報を紐付ける(対応付ける)ことを指示するためのボタンである。
実行ボタン46は、測定データの取り込みを指示するためのボタンである。
キャンセルボタン47は、測定データの取り込みをキャンセルするためのボタンである。
自動結合選択領域42のチェックボックスにチェックを入れることが、結合すべき測定データの組み合わせを表示する選択に相当する。
ステップS12において、結合すべき測定データの組み合わせを表示する場合には(ステップS12;YES)、制御部21により、結合組み合わせ判断処理が行われる(ステップS13)。
ここで、図9を参照して、結合組み合わせ判断処理について説明する。
まず、制御部21により、各パルスオキシメーター10から取得された各測定データのヘッダー情報の中から、機器番号の一つが処理対象として選択される(ステップS31)。
次に、制御部21により、各測定データのヘッダーの情報の中から、選択された機器番号に対応付けられた検査IDの一つが処理対象として選択される(ステップS32)。
次に、制御部21により、選択された検査IDに対応付けられた測定データが特定される(ステップS33)。同一の検査IDに対して、測定データが複数のファイルに分かれて保存されている場合には、複数の測定データが特定される。
次に、制御部21により、特定された測定データのうち、時間範囲が重複しているものがあるか否かが判断される(ステップS34)。具体的には、特定された測定データの測定開始日時と測定終了日時に基づいて、特定された測定データ同士で測定されている時間の範囲が重なっているか否かが判断される。
特定された測定データのうち、時間範囲が重複しているものがある場合には(ステップS34;YES)、制御部21により、特定された測定データは結合の対象外とされ、個別のデータとして扱われる(ステップS35)。
例えば、「0:00~3:00」の測定データと、「2:50~4:00」の測定データの場合、「2:50~3:00」のデータが重複しているため、結合不可である。
ステップS34において、特定された測定データのうち、時間範囲が重複しているものがない場合には(ステップS34;NO)、制御部21により、特定された測定データの測定時間が上限(第2上限値)以下であるか否かが判断される(ステップS36)。測定時間は、特定された測定データの測定開始日時と測定終了日時から算出される。なお、測定時間が測定データのヘッダー情報に予め含まれていてもよい。また、特定された測定データが複数存在する場合には、複数の測定データのうち、測定開始日時が最も早いデータの測定開始日時から、測定終了日時が最も遅いデータの測定終了日時までの時間を「測定時間」とする。
例えば、第2上限値が24時間の場合、同一の検査IDに対応付けられた測定データ同士が結合対象となるか否かは、結合後の測定時間が24時間以内になるか否かで判断される。なお、測定データ同士を結合する場合には、測定が行われていない時間帯も測定時間に含まれる。
「0:00~2:00」の測定データと、「3:00~6:00」の測定データの場合、結合後の測定時間は6時間(0:00~6:00)であるため、結合可能である。
一方、「0:00~16:00」の測定データと、「17:00~25:00」の測定データの場合、結合後の測定時間は25時間(0:00~25:00)であるため、結合不可である。
特定された測定データの測定時間が上限(第2上限値)を超えている場合には(ステップS36;NO)、制御部21により、測定開始日時が早いものから順に、測定データを結合した際の測定時間が第2上限値以下に収まるものまでが一つの組み合わせとされ、それ以降の測定データは個別のデータとして扱われる(ステップS37)。
ステップS36において、特定された測定データの測定時間が上限(第2上限値)以下である場合には(ステップS36;YES)、制御部21により、特定された測定データが一つの組み合わせとされる(ステップS38)。
ステップS35、ステップS37又はステップS38の後、制御部21により、直前のステップS31において選択された機器番号に対応付けられた全ての検査IDについて処理が終了したか否かが判断される(ステップS39)。
処理が終了していない検査IDが残っている場合には(ステップS39;NO)、ステップS32に戻り、別の検査IDを対象として処理が繰り返される。
ステップS39において、直前のステップS31において選択された機器番号に対応付けられた全ての検査IDについて処理が終了した場合には(ステップS39;YES)、制御部21により、全ての機器番号について処理が終了したか否かが判断される(ステップS40)。
処理が終了していない機器番号が残っている場合には(ステップS40;NO)、ステップS31に戻り、別の機器番号を対象として処理が繰り返される。
ステップS40において、全ての機器番号について処理が終了した場合には(ステップS40;YES)、結合組み合わせ判断処理が終了する。
結合組み合わせ判断処理の後、図7に戻り、制御部21により、検査ID、機器番号等の情報が表示部23にリスト表示されるとともに、結合すべき測定データの組み合わせが表示される(ステップS14)。
図8に示すデータ取り込み画面231の測定データリスト表示領域41には、測定データD1~D10について、機器番号、検査ID、測定開始日時、測定終了日時が表示されている。つまり、測定データを示す情報(測定開始日時、測定終了日時)が、検査ID、機器番号と対応付けられて表示される。
機器番号が「001」、検査IDが「001」である測定データD1,D2には、結合マーク欄51に、同じ色の丸印が表示されている。
機器番号が「002」、検査IDが「005」である測定データD5,D6には、結合マーク欄51に、同じ色(測定データD1,D2とは異なる色)の丸印が表示されている。
機器番号が「003」、検査IDが「003」である測定データD7,D8,D9には、結合マーク欄51に、同じ色(測定データD1,D2の色、測定データD5,D6の色とは異なる色)の丸印が表示されている。
ここでは、同じ色のマークを付加することで、結合可能な測定データの組み合わせが示されているが、結合可能な測定データの組み合わせごとに、文字や背景の色を変えることとしてもよい。
次に、操作部22から取り込み対象データが選択される(ステップS15)。具体的には、図8に示すデータ取り込み画面231の測定データリスト表示領域41において、取り込み対象とする測定データの取り込みデータ選択欄52にチェックが入れられる。
次に、制御部21により、操作部22から測定データの取り込み指示があったか否かが判断される(ステップS16)。具体的には、図8に示すデータ取り込み画面231の実行ボタン46が押下されたか否かが判断される。
測定データの取り込み指示がない場合には(ステップS16;NO)、ステップS15に戻る。
ステップS16において、測定データの取り込み指示があった場合には(ステップS16;YES)、制御部21により、通信部25を介して、各パルスオキシメーター10のメモリー部17から、ステップS15で選択された測定データが取り込まれ、組み合わせに基づいて測定データが結合される(ステップS17)。
そして、制御部21により、測定データが記憶部24に保存される(ステップS18)。結合された測定データについては、結合データが保存されるが、結合データとは別に結合前の元データも保存されることが望ましい。
例えば、「0:00~3:00」の測定データ(ファイル1)と、「4:00~6:00」の測定データ(ファイル2)を結合して、「0:00~6:00」の結合データ(ファイル3)を作成した場合、ファイル3とは別に、元のファイル1及びファイル2も保存する。これにより、元データを使いたい場合や、誤って結合した場合にも対応できる。
ステップS12において、結合すべき測定データの組み合わせを表示しない場合には(ステップS12;NO)、検査ID、機器番号等の情報が表示部23にリスト表示される(ステップS19)。ここでは、各測定データに対して、組み合わせを示す色や記号は付加されないが、機器番号と検査IDが同一の測定データ同士は、同一検査に係るデータであることが分かる。
次に、操作部22から取り込み対象データが選択される(ステップS20)。
次に、制御部21により、操作部22から測定データの取り込み指示があったか否かが判断される(ステップS21)。
測定データの取り込み指示がない場合には(ステップS21;NO)、ステップS20に戻る。
ステップS21において、測定データの取り込み指示があった場合には(ステップS21;YES)、制御部21により、通信部25を介して、各パルスオキシメーター10のメモリー部17から、ステップS20で選択された測定データが取り込まれ、取り込まれた測定データが個別に記憶部24に保存される(ステップS22)。
ステップS18又はステップS22の後、測定データ取り込み処理が終了する。
また、情報処理装置20では、制御部21により、検査IDと、検査の対象とされた患者の患者情報と、の対応関係が取得される。対応関係の情報は、記憶部24に記憶される。
図8に示すデータ取り込み画面231の対応関係指定領域44において、対応関係を示す情報が指定され、紐付けボタン45が押下されると、制御部21により、この対応関係に基づいて、各測定データの検査IDに対応する患者情報が特定され、特定された患者情報が測定データに対応付けられる。例えば、制御部21により、測定データのヘッダー情報に患者情報が追加される。
また、データ取り込み画面231の測定データリスト表示領域41において、各測定データと対応付けて患者情報が表示されることとしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、パルスオキシメーター10において、生体情報の測定データと、測定時に設定されている検査IDと、を対応付けてメモリー部17に記憶させるので、生体情報の測定データに対し、検査を特定することができる。
また、パルスオキシメーター10において、操作部12の検査ID切り替えボタンを押下することで、情報処理装置20等に接続することなく、検査IDを変更することができる。
また、パルスオキシメーター10では、生体情報の測定終了時に、測定終了までの測定データを1ファイルとして生成することができる。
また、生体情報の測定時間が上限(第1上限値)に達した場合に、上限までの測定データを1ファイルとして生成し、上限より後の測定データを別ファイルとして生成することができる。
情報処理装置20では、測定データを示す情報と検査IDとを対応付けて表示部23に表示させるので、ユーザーは、生体情報の測定データに対し、検査を特定することができる。このため、情報処理装置20に複数のパルスオキシメーター10を接続して同時に測定データを取り込む場合であっても、同一被検者に対する1検査がどのデータに相当するかが分かりやすい。
また、対応付けられている検査IDが同一の測定データについてのみ、測定データ同士を結合することができる。分割して生成された測定データを、検査単位で結合して取り込むことができ、後からデータを結合する手間を省くことができる。
また、結合可能な測定データの組み合わせに対し、組み合わせごとに異なる色又は記号を付加することで、結合可能な測定データの組み合わせを識別可能に表示させることができる。なお、結合可能な測定データの組み合わせに対して付加する情報は、組み合わせごとの色や記号に限定されず、結合可能な測定データの組み合わせを識別可能であればよい。
また、情報処理装置20に接続された状態のパルスオキシメーター10に対し、情報処理装置20の操作部22からの操作により、パルスオキシメーター10の記憶部16に設定されている検査IDを変更することができる。
また、検査IDと被検者情報(患者情報)との対応関係から、被検者情報を測定データに対応付けることができる。
また、図8に示すデータ取り込み画面231の測定データリスト表示領域41において、検査IDがユニークな情報であれば、検査IDのみを用いて測定データの組み合わせを判断することができるため、機器番号の表示は必須ではない。
ただし、異なるパルスオキシメーター10間で検査IDが重複する可能性がある場合には、パルスオキシメーター10を特定するための機器番号と検査IDが同一の測定データを結合対象と判断することで、異なる被検者において取得された測定データを誤って結合してしまうことを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る生体情報測定装置及び生体情報解析システムの例であり、これに限定されるものではない。各装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、情報処理装置20の制御部21は、測定データを示す情報と検査IDとを対応付けて表示部23に表示させる際に、結合可能な測定データの組み合わせを識別可能に、当該組み合わせに含まれる測定データのそれぞれを配置して表示させることとしてもよい。図10に、結合可能な測定データの組み合わせの表示方法の例を示す。図10では、機器番号が「003」、検査IDが「003」の3個の測定データが結合対象候補であることが示されている。
また、同一の検査IDに対応付けられた測定データについて、結合されるデータ数に上限がある場合には、結合組み合わせ判断処理(図9参照)において、ステップS37と同様、測定開始日時が早いものから順に、上限までのデータ数の測定データを一つの組み合わせとし、それ以降の測定データは個別のデータとして扱うこととすればよい。
また、情報処理装置20において、各パルスオキシメーター10から測定データを取り込む際に、一括処理可能なファイル数に上限を設けることとしてもよい。
例えば、図8に示すデータ取り込み画面231の測定データリスト表示領域41において、取り込みデータ選択欄52にチェックを入れて、取り込み対象データを選択する際に、上限を超えた数のファイルを選択しようと操作した場合に、「これ以上は選択できません」というダイアログを表示させることで、一括処理可能なファイル数を制限する。
あるいは、取り込みデータ選択欄52にチェックを入れた数が上限に達した場合に、選択されていない測定データに対応する取り込みデータ選択欄52のチェックボックスを非活性(選択不可)としてもよい。
また、情報処理装置20における測定データの一括処理は、各パルスオキシメーター10から測定データを取り込む時だけでなく、ローカルのPC等に保存されている測定データを処理対象としてもよい。
また、上記実施の形態では、パルスオキシメーター10の操作部12の検査ID切り替えボタンを押下した場合や、前回の測定終了から一定時間が経過した場合に、検査IDを変更することとしたが、パルスオキシメーター10の制御部11が表示部13に検査IDの変更画面を表示させ、操作部12から変更後の検査IDを直接入力して、新たな検査IDを設定することとしてもよい。
また、パルスオキシメーター10において、測定データに対して、検査ID等の検査を特定する情報を対応付けてメモリー部17に記憶させる代わりに、検査(測定対象となる被検者)が切り替わるタイミングで区切り文字等の区切り情報を測定データ間に挿入し、その前後の測定データを別検査として扱うようにしてもよい。
また、パルスオキシメーター10では、生体情報測定部14において、被検者のSpO及び脈拍数を測定することとしたが、SpO又は脈拍数の一方を測定する生体情報測定装置を用いることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、情報処理装置20に複数のパルスオキシメーター10を接続する場合について説明したが、情報処理装置20に1台のパルスオキシメーター10を接続する場合にも、同様の効果があるため、情報処理装置20に接続されるパルスオキシメーター10は、複数に限定されるものではない。
各処理を実行するためのプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体としては、上記の例に限定されず、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 パルスオキシメーター
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 生体情報測定部
16 記憶部
17 メモリー部
18 通信部
20 情報処理装置
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 記憶部
25 通信部
100 生体情報解析システム
231 データ取り込み画面

Claims (12)

  1. 被検者の動脈血酸素飽和度及び/又は脈拍数を含む生体情報を測定する生体情報測定部と、
    検査を特定する情報が設定されている設定部と、
    メモリー部と、
    前記生体情報測定部により測定された生体情報の測定データと、当該測定時に前記設定部に設定されている検査を特定する情報と、を対応付けて前記メモリー部に記憶させる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記生体情報測定部による生体情報の測定が終了した場合に、当該測定終了までの測定データを1ファイルとして生成し、
    前記制御部は、同一の検査において一つ以上の測定データを生成する生体情報測定装置。
  2. 前記設定部に設定されている検査を特定する情報を変更するためのユーザーインターフェースを備える請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記1ファイルの測定時間に上限が設けられている請求項1又は2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記制御部は、前記生体情報測定部による生体情報の測定時間が前記上限に達した場合に、前記上限までの測定データを1ファイルとして生成し、前記上限より後の測定データを別ファイルとして生成する請求項に記載の生体情報測定装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の生体情報測定装置と、当該生体情報測定装置からデータを読み出して処理する情報処理装置と、を備える生体情報解析システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記生体情報測定装置から前記メモリー部に対応付けられて記憶されている測定データ及び検査を特定する情報を取得するデータ取得部と、
    前記測定データを示す情報と前記検査を特定する情報とを対応付けて表示部に表示させる表示制御部と、
    を備える生体情報解析システム。
  6. 前記情報処理装置は、対応付けられている検査を特定する情報が同一の測定データについてのみ、当該測定データ同士を結合する結合部を備える請求項に記載の生体情報解析システム。
  7. 生体情報測定装置と、当該生体情報測定装置からデータを読み出して処理する情報処理装置と、を備える生体情報解析システムであって、
    前記生体情報測定装置は、
    被検者の動脈血酸素飽和度及び/又は脈拍数を含む生体情報を測定する生体情報測定部と、
    検査を特定する情報が設定されている設定部と、
    メモリー部と、
    前記生体情報測定部により測定された生体情報の測定データと、当該測定時に前記設定部に設定されている検査を特定する情報と、を対応付けて前記メモリー部に記憶させる制御部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記生体情報測定装置から前記メモリー部に対応付けられて記憶されている測定データ及び検査を特定する情報を取得するデータ取得部と、
    前記測定データを示す情報と前記検査を特定する情報とを対応付けて表示部に表示させる表示制御部と、
    対応付けられている検査を特定する情報が同一の測定データについてのみ、当該測定データ同士を結合する結合部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記結合部により結合可能な測定データの組み合わせを識別可能に表示させる生体情報解析システム。
  8. 前記表示制御部は、前記結合部により結合可能な測定データの組み合わせに対し、組み合わせごとに異なる色又は記号を付加する請求項に記載の生体情報解析システム。
  9. 前記表示制御部は、前記結合部により結合可能な測定データの組み合わせを識別可能に、当該組み合わせに含まれる測定データのそれぞれを配置して表示させる請求項に記載の生体情報解析システム。
  10. 前記結合される測定データの結合後の測定時間に上限が設けられている請求項6から9のいずれか一項に記載の生体情報解析システム。
  11. 前記情報処理装置は、当該情報処理装置に接続された状態の前記生体情報測定装置に対し、前記設定部に設定されている検査を特定する情報を変更するための変更部を備える請求項5から10のいずれか一項に記載の生体情報解析システム。
  12. 前記情報処理装置は、
    前記検査を特定する情報と、前記検査の対象とされた被検者の被検者情報と、の対応関係を取得する対応関係取得部と、
    前記対応関係に基づいて、前記測定データの前記検査を特定する情報に対応する被検者情報を特定し、当該特定された被検者情報を前記測定データに対応付ける被検者情報特定部と、
    を備える請求項5から11のいずれか一項に記載の生体情報解析システム。
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