JPH0512264Y2 - - Google Patents

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JPH0512264Y2
JPH0512264Y2 JP3318487U JP3318487U JPH0512264Y2 JP H0512264 Y2 JPH0512264 Y2 JP H0512264Y2 JP 3318487 U JP3318487 U JP 3318487U JP 3318487 U JP3318487 U JP 3318487U JP H0512264 Y2 JPH0512264 Y2 JP H0512264Y2
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foam
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、断熱材等に用いられる発泡体、特に
保温筒等に用いられる半円筒状発泡体を製造する
ための焼成型に関する。
(従来の技術) 断熱材、特に不燃性の保温筒としては、従来、
ガラスウール、ロールウール等を材料として、こ
れを変形加工、あるいは切出し加工することによ
り製造されていた。しかし、このような材料から
製造される保温筒は多孔質であるため、例えば給
湯管の保温筒として用いる場合には、多雨高湿下
では、保温筒自体が吸水あるいは吸湿し、断熱性
能が著しく低下してしまう。
このため、近時、保温筒の製造には、ガラスウ
ール等の材料に替えて、ガラス質材料、例えば廃
ガラス、天然ガラス質鉱物(シラス、抗火石等)
が原料として用いられている。特に、半円筒状の
保温筒は、このような原料を焼成発泡させて独立
気泡型の発泡体ブロツクを製造し、該ブロツクを
切出し加工することによつて製造されている。
しかしながら、ブロツク状の発泡体を半円筒状
に切出し加工することは、発泡体自体が脆く衝撃
によつて破損しやすいために、容易ではなく、ま
た、切出し加工であるために、原料に対する製品
の歩留りが悪く、経済性を損なうという欠点があ
る。このため、切出し加工することなく、ガラス
質材料を、直接、半円筒状に発泡形成させること
が望ましい。
ガラス質材料を、直接、半円筒状に発泡成形さ
せるためには、1100℃以上の焼成発泡温度に耐え
る焼成型が必要になる。このような温度に耐え得
る材料としては、セラミツク、金属等が考えられ
る。しかし、セラミツクは線膨張係数がガラス質
材料の線膨張係数に近似しているために、該セラ
ミツクを用いた焼成型は、冷却時に発泡体ととも
に収縮し、離型が容易でないという欠点がある。
また、金属は、線膨張係数がガラス質材料よりも
大きいために、冷却時の収縮率が発泡体よりも大
きく、やはり離型が困難になるという欠点があ
る。従つて、このような材料を用いた焼成型は、
ガラス質材料が焼成発泡した後に容易に発泡体を
離型させ得る構成としなければならない。
また、ガラス質原料は、焼成発泡時の粘度が大
きいために、膨張した発泡体にて焼成型が変形あ
るいは破壊されるおそれがある。このため、焼成
型には、膨張した発泡体が膨出し得る空間を形成
しなければならない。この場合、発泡体の一部は
形成された空間より膨出する。この場合、焼成型
全体に圧力が加わるため、焼成型は、形成すべき
発泡体の大きさよりも若干余裕をもつた大きさと
しなければならない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記従来の問題を解決するものであ
り、その目的は、ガラス質材料の発泡時に変形や
破損のおそれがなく、しかも離型が容易な、半円
筒状発泡体製造用焼成型を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の半円筒状発泡体製造用焼成型は、耐熱
性薄板を半円筒状に湾曲した外枠体と、各上面に
円弧状の凹溝がそれぞれ形成されており、該外枠
体の各端部に、該外枠体内周面に密着するように
嵌合されて固定される規制部材と、前記外枠体の
各端部に嵌合された各規制部材間に架設されるよ
うに、各規制部材の凹溝に各端部が嵌合されて固
定される型管とを具備してなり、そのことにより
上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本考案を、実施例について説明する。
本考案の半円筒状発泡体製造用焼成型は、第1
図および第2図に示すように、半円筒状に湾曲さ
れた外枠体10と、該外枠体10の各端部にそれ
ぞれ嵌合された規制部材20および22と、両規
制部材20および20間に架設された型管30
と、を有する。
外枠体10は、第3図に示すように、例えば、
厚さが1.0mmのSUS310S等の薄肉耐熱鋼にて、断
面が半径45mmの半円状で長さが800mmの半円筒状
に湾曲されている。該外枠体10の開口部を形成
する各端縁にはフランジ部11および11が形成
されている。該外枠体10の各端部には、一対の
小孔12および12がそれぞれ形成されている。
外枠体10の各端部にそれぞれ内嵌される規制
部材20および20は、外枠体10に対して着脱
可能であり、外枠体10への装着時に、該外枠体
10内周面に密着し得る外周面を有した、例え
ば、厚さは50mmの半円板状をしている。各規制部
材20の上面には、円弧状の凹溝21がそれぞれ
形成されている。
各規制部材20には、貫通孔22および22が
それぞれ設けられている。各貫通孔22は、規制
部材20の外周面と、凹溝21との間にわたつて
貫通している。規制部材20の外周面に配設され
る各貫通孔22の一端は、該規制部材20が外枠
体10に嵌合された場合に、該外枠体10の端部
に設けられた各小孔12に整合される。
外枠体10の各端部に嵌合された規制部材20
および20間には、型管30が架設される。該型
管30は各規制部材20の上面に形成された凹溝
21内に、その各端部が嵌合されている。該型管
30としては、例えばSUS310S製で、外径34mm
のパイプが用いられる。
各規制部材20は、外枠体10に対して、例え
ば、SUS310S製の耐熱ワイヤ40および40に
て固定される。また、各ワイヤ40は、同時に、
型管30を、各規制部材20および20に固定す
る。各ワイヤ40は、外枠体10の各端部に設け
られた小孔12および12にそれぞれの端部を挿
通され、各小孔に整合された、規制部材20にお
ける貫通孔22の外周面側の一端から、該貫通孔
22内へ挿入されて該貫通孔22を挿通される。
そして、該ワイヤ40は、規制部材20の凹溝2
1側に配設された貫通孔22の他端から延出さ
れ、該凹溝21に嵌合された型管30の端部に巻
回されてワイヤ40の端部同士を撚り合わせて締
結される。これにより、型管30の各端部は各規
制部材20および20に強固に固定され、また、
各規制部材20および20は外枠体10の各端部
に強固に固定される。
このように組立てられる本考案の焼成型は、ガ
ラス質材料を発泡させるに際し、その組立て前
に、外枠体10の内周面、各規制部材20におけ
る相対向させられる内側面、および型管30外周
面にアルミナペーストが塗布される。
次いで、外枠体10の各端部に規制部材20お
よび20を密着させて嵌合させておき、外枠体1
0内に、ガラス質原料を主体とする発泡性配合物
の乾粉(例えば600g)を、平らに充填する。こ
のような状態で型管30を、各規制部材20の凹
溝21間に架設し、前述したように、各ワイヤ4
0にて、外枠体10、各規制部材20、および型
管30の各端部を一体的に固定する。
発泡性配合物が充填され、ワイヤ40にて固定
された焼成型は、焼成炉内に装入され、例えば
1140℃で30分間加熱されて、ガラス質原料を主成
分とするこの発泡性配合物が外枠体10内にて発
泡される。このとき、該外枠体10と型管30と
の間には、十分な空間が存在するため、発泡体の
一部は、その空間から膨出し、外枠体10等が破
損するおそれがない。
次いで、例えば、3時間かけて300℃にまで降
温させた後に焼成炉から焼成型を取り出し、該焼
成型を分解する。該焼成型の分解は、まず各ワイ
ヤ40をほどいて、型管30を各規制部材20か
らはずし、次いで、各ワイヤ40を、規制部材2
0の貫通孔22および外枠体10の小孔12から
抜き取り、各規制部材20を外枠体10から取り
はずすことにより行われる。そして、外枠体10
と、その内部の発泡体とは一体となつているた
め、発泡体を破損しないように、一方の端部か
ら、外枠体10を発泡体から分離させて、発泡体
を取り出す。これにより、半円筒状の発泡体が得
られる。得られた発泡体は不要部分をトリミング
されて、所定の形状とされる。
外枠体としては、比較的薄肉で撓みやすいもの
であればよく、その肉厚としては、0.8mm〜1.6mm
の範囲が好適である。また、外枠体としては、汎
用のSUS310Sに限らず、インコネル等も使用し
得るが、インコネルは高価であるため、汎用的用
途には不適である。
発泡体の肉厚を変更する場合には、各規制部材
20を弧状の外周面と上面の凹溝21との距離を
異ならせたものに取り替え、各規制部材に架設さ
れる型管30と外枠体10との距離を変更させれ
ばよい。
なお、上記実施例では直線状をした半円筒状発
泡体製造用の焼成型について説明したが、このよ
うな実施例に限らず、例えば、第5図に示すよう
に、L字状(エルボー型)、あるいは第6図に示
すようにT字状(チーズ型)をした半円筒状発泡
体製造用の焼成型にも本考案は適用できる。L字
状の屈曲した半円筒状発泡体製造用の焼成型の場
合には、型管30が発泡時に発泡体に押圧されて
上方へ回動しないように、例えば第5図に示すよ
うに、型管30を、外枠体10に、ワイヤ51等
にて固定された押さえ板50および50にて押さ
え付けるようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案の焼成型は、このように、外枠体、各規
制部材、および型管がそれぞれ容易に分解し得る
ため、半円筒状の発泡体が容易に得られる。外枠
体は可撓性に富み、しかも外枠体と型管との間
に、十分な空間が存在するため、発泡時に、発泡
体により外枠体等が破損するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の焼成型の一例を示す斜視図、
第2図はその側面図、第3図は外枠体の斜視図、
第4図は規制部材の斜視図、第5図および第6図
は、本考案の焼成型のそれぞれ他の実施例を示す
斜視図である。 10……外枠体、20……規制部材、30……
型管、40……ワイヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 耐熱性薄板を半円筒状に湾曲した外枠体と、各
    上面に円弧状の凹溝がそれぞれ形成されており、
    該外枠体の各端部に、該外枠体内周面に密着する
    ように嵌合されて固定される規制部材と、 前記外枠体の各端部に嵌合された各規制部材間
    に架設されるように、各規制部材の凹溝に各端部
    が嵌合されて固定される型管と、 を具備する半円筒状発泡体製造用焼成型。
JP3318487U 1987-03-09 1987-03-09 Expired - Lifetime JPH0512264Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3318487U JPH0512264Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

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JP3318487U JPH0512264Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

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Publication Number Publication Date
JPS63143537U JPS63143537U (ja) 1988-09-21
JPH0512264Y2 true JPH0512264Y2 (ja) 1993-03-29

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