JPH05122493A - Isdn通信端末のg3/g4切換装置 - Google Patents

Isdn通信端末のg3/g4切換装置

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JPH05122493A
JPH05122493A JP3281786A JP28178691A JPH05122493A JP H05122493 A JPH05122493 A JP H05122493A JP 3281786 A JP3281786 A JP 3281786A JP 28178691 A JP28178691 A JP 28178691A JP H05122493 A JPH05122493 A JP H05122493A
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JP
Japan
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communication
call
terminal
isdn
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JP3281786A
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Takanori Fujii
孝則 藤井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 まずG3で発呼し、失敗した場合には通信時
間の短いG4で交信することにより、切り換えが行われ
た場合でもトータルの交信時間を短縮できるISDN通
信端末のG3/G4切換装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】主制御部11は、通信プロトコルが不明な相手
端末に発呼する際には、前記G3通信部13を初期セッ
トしてその呼設定メッセージを送出し、この呼設定メッ
セージにLAPDコントローラ14によりダミーとして
のサブアドレスを付加する。次いで、このサブアドレス
を付加したG3の呼設定メッセージに対する相手端末の
応答をLAPDコントローラ14により監視し、応答無
しの場合に前記G4通信部12にシフトアップしてサブ
アドレス無しの呼設定メッセージを送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サービス総合デジタル
網すなわちISDN(Integrated ServecesDigital Net
work)に接続された通信端末のG3/G4切換装置に関
し、特に、G3/G4の切換効率を改善し通信時間を短
縮するISDN通信端末のG3/G4切換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばG3ファクシミリにお
ける伝送速度の整合は、G3プロトコル内でシフトダウ
ンという方式で行なっている。なお、G2、G1へのシ
フトダウンも同様の方法で行われる。しかし、ISDN
においては、G3とG4では、Dch上で差異があるため
Bchでのシフトアップ/ダウンを実施するのは不可能で
ある。このため、互いにG4の交信機能を持っていても
発呼側ユーザーがその意志によりG4で発呼しない限
り、いつもG3で交信がおこなわれてしまい、通信時
間、コストなどを浪費してしまっていた。
【0003】そこで、ISDNに接続された通信端末に
おいて、G3、G4の切り換えをユーザの意志ではな
く、通信端末が自動的に行なう切換装置が多用されてい
る。このISDN通信端末のG3/G4切換装置は、B
C(BearerCapability:伝達能力)またはHLC(High
Layer Compatibility:高位レイヤ整合性)を相手端末
に合わせることにより切換を実現している。すなわち、
その方法としては、まずG4通信プロトコルで発呼し、
交信不可能な場合、その切断理由から相手端末がG3端
末であると判断された場合に、G3にシフトダウンす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のISDN通信端末のG3/G4切換装置にあ
っては、まずG4で発呼し、応答が得られなかった場合
に、G3で再度発呼するというもので、相手がG3端末
であった場合には、G4での発呼が失敗した後、通信時
間のかかるG3で交信を行なうため、原稿1枚を送るた
めに必要とするトータルの時間がかなり長くなってしま
う。
【0005】また、現状のように、PSTN(公衆電話
回線網)に収容されるG3端末がG4端末より圧倒的に
多いというネットワークの環境では、前記G4からG3
への切り換えが頻繁に行われるため、余計な時間(G4
で発呼し、失敗を確認するまでの時間)が増大される。
そこで、請求項1記載の発明は、まずG3で発呼し、失
敗した場合には通信時間の短いG4で交信することによ
り、切り換えが行われた場合でもトータルの交信時間を
短縮できるISDN通信端末のG3/G4切換装置を提
供することを目的としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、G4に切り
換えた通信が失敗した場合には相手端末をISDNに接
続されたG3ファクシミリと判定することにより、G4
通信機能を持たない相手端末に確実に送信できるISD
N通信端末のG3/G4切換装置を提供することを目的
としている。また、請求項3記載の発明は、相手端末が
G4通信機能を備えているにもかかわらずG4に切り換
えた通信が失敗した場合にはG4で再発呼することによ
り、G4による高速、高精細な通信を確実に使用できる
ISDN通信端末のG3/G4切換装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、G4通信プロトコルを制御
するG4通信部と、G3通信プロトコルを制御するG3
通信部と、このG3またはG4通信部から送出される呼
設定メッセージに対する相手端末の応答を監視する監視
手段と、を備え、サービス総合デジタル網ISDNに接
続された通信端末のG3/G4切換装置において、前記
呼設定メッセージにダミーとしての任意のサブアドレス
を付加する付加手段を備え、前記通信プロトコルが不明
な相手端末に発呼する際には前記G3通信部を初期セッ
トしてその呼設定メッセージを送出し、この呼設定メッ
セージに前記付加手段によりダミーとしてのサブアドレ
スを付加し、このサブアドレスを付加したG3の呼設定
メッセージに対する相手端末の応答を前記監視手段によ
り監視し、応答無しの場合に前記G4通信部にシフトア
ップしてサブアドレス無しの呼設定メッセージを送出す
ることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、シフトアップによりG4通信部から送
出されたサブアドレス無しの呼設定メッセージに対する
相手端末の応答を前記監視手段により監視し、応答無し
の場合に前記ISDNから通知される切断理由に基づい
て相手端末についてG4通信機能の有無を判定し、G4
通信機能無しと判定した場合は前記G3通信部にシフト
ダウンしてサブアドレス無しの呼設定メッセージを送出
することを特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の発明は、上記目的を
達成するために、相手端末についてG4通信機能ありと
判定した場合は前記G4通信部による再発呼手順を起動
することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、通信プロトコルが不明な相手端末に発呼する際には
G3通信部を初期セットしてその呼設定メッセージを送
出し、この呼設定メッセージにダミーとしてのサブアド
レスを付加し、このサブアドレスを付加したG3の呼設
定メッセージに対する相手端末の応答を監視し、応答無
しの場合にG4通信部にシフトアップしてサブアドレス
無しの呼設定メッセージを送出する。
【0011】また、上記構成を有する請求項2記載の発
明においては、シフトアップによりG4通信部から送出
されたサブアドレス無しの呼設定メッセージに対する相
手端末の応答を監視し、応答無しの場合にISDNから
通知される切断理由に基づいて相手端末についてG4通
信機能の有無を判定し、G4通信機能無しと判定した場
合はG3通信部にシフトダウンしてサブアドレス無しの
呼設定メッセージを送出する。
【0012】また、上記構成を有する請求項3記載の発
明においては、相手端末についてG4通信機能ありと判
定した場合はG4通信部による再発呼手順を起動する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1〜3いずれかに記載された発明の一実施
例に係るISDN通信端末のG3/G4切換装置をファ
クシミリ装置において実現したブロック図である。
【0014】まず、構成を説明する。図1において、主
制御部11は、本ファクシミリ装置の動作を制御する。
G4通信部12は、G4通信プロトコルを制御する。G
3通信部13は、G3通信プロトコルを制御する。LA
PDコントローラ14は、LAPD(Link Access Proc
edure on the D-channel:Dチャネル・リンク・アクセ
ス手順)を制御するもので、サービス総合デジタル網I
SDN(Integrated Serveces Digital Network)に接
続するためにDch上の通信を制御する。メモリ15は、
画情報、制御用プログラム、制御データ等を記憶する。
操作部16は、オペレータの操作を受け付ける。表示部
17は、本ファクシミリ装置の状態等を知らせる。スキ
ャナ部18は、送信原稿等を読み込む。プロッタ部19
は、受信原稿等をプリントアウトする。
【0015】上記構成において、LAPDコントローラ
14は、本実施例の監視手段として、前記G3通信部1
3またはG4通信部12から送出される呼設定メッセー
ジSETUPに対する相手端末の応答すなわちオフフッ
クを監視する。また、LAPDコントローラ14は、本
実施例の付加手段として、前記呼設定メッセージにダミ
ーとしての任意のサブアドレスを付加する。
【0016】ここで、主制御部11は、本実施例の切換
装置として以下のようにG3とG4を切り換える。すな
わち、通信プロトコルが不明な相手端末に発呼する際に
は、前記G3通信部13を初期セットしてその呼設定メ
ッセージを送出し、この呼設定メッセージにLAPDコ
ントローラ14によりダミーとしてのサブアドレスを付
加する。次いで、このサブアドレスを付加したG3の呼
設定メッセージに対する相手端末の応答をLAPDコン
トローラ14により監視し、応答無しの場合に前記G4
通信部12にシフトアップしてサブアドレス無しの呼設
定メッセージを送出する。
【0017】次に、前記シフトアップによりG4通信部
12から送出されたサブアドレス無しの呼設定メッセー
ジに対する相手端末の応答を、LAPDコントローラ1
4により監視し、応答無しの場合に前記ISDNから通
知される切断理由に基づいて、相手端末についてG4通
信機能の有無を判定する。ここで、G4通信機能無しと
判定した場合は、前記G3通信部13にシフトダウンし
てサブアドレス無しの呼設定メッセージを送出する。
【0018】ただし、相手端末についてG4通信機能あ
りと判定した場合は、前記G4通信部12による再発呼
手順を起動する。次に、作用を説明する。まず、図3を
参照して通常の通信プロトコルを説明する。なお、図3
(a)はDchレイヤ3のプロトコル仕様例であり、図3
(b)はISDN端末が通話時に行う基本的な伝送手順
を示す通信フローである。
【0019】図3(a)において、レイヤ3メッセージ
は、共通部としてプロトコル識別子、(Protocol Discr
iminator)、呼番号(Call Reference)、メッセージタ
イプを備え、これらに続いて個別部として情報要素を備
える。プロトコル識別子は、Dチャネルプロトコルのレ
イヤ3のメッセージと、将来定められる可能性のあるそ
の他の信号メッセージを区別するために設けられてい
る。呼番号は、複数の異なる呼を制御するために用いら
れる。メッセージタイプは、呼の設定や解放の起動な
ど、そのメッセージが呼処理の中でどういう意味なのか
を示す。情報要素は、前記メッセージタイプ毎に必ず含
むべき必須情報要素すなわち伝達能力、発番号、着番
号、高位レイヤ整合性と、必要な場合のみ含む任意情報
要素すなわちユーザ・ユーザ信号情報等が決められてい
る。
【0020】続いて、図3(b)において、発端末は、
まず呼設定メッセージSETUPをISDNに送出して
着端末との呼設定を要求し、ISDNは指定された着端
末に呼設定メッセージSETUPを送出して発呼する。
呼設定メッセージSETUPを受けたISDNはさら
に、発端末に対して呼設定受付メッセージCALL−P
ROCを送出する。
【0021】着端末は着信を検出すると、自端末のオペ
レータを呼び出すために呼出音の鳴動を開始するととも
に、ISDNに被呼者の呼出中を通知するメッセージA
LERTを送出する。ISDNは呼出通知メッセージA
LERTを発端末に送出して、呼出が開始されたことを
知らせる。ここで、ALERTは適宜な同期で繰り返し
出力される。
【0022】呼出音を聞いたオペレータによるオフフッ
クを検出すると、着端末は被呼者が応答(オフフック)
したことを通知するメッセージCONNをISDNに送
出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末に送
出して、着端末が呼を受け付けたことを通知する。ま
た、ISDNは着端末に応答確認メッセージCONN−
ACKを送出し、着端末の応答を確認して回線を接続す
る。回線接続後、所定のG4またはG3通信プロトコル
に従って、画データ等が伝送される。
【0023】データ伝送が終了すると、以下の手順に従
って回線が切断される。例えば、発信端末側のオペレー
タが先にオンフックすると、発信端末がISDNに切断
メッセージDISCを送出し、情報チャネル解放を要求
する。ISDNは切断メッセージDISCを着端末に送
出して情報チャネルの復旧を通知する。切断メッセージ
DISCを受けて、着端末が切断完了を通知する解放メ
ッセージRELをISDNに応答すると、ISDNから
発端末に解放メッセージRELが送出される。発端末は
チャネル解放が完了すると、解放完了メッセージREL
−COMPをISDNに送出してその旨を通知し、IS
DNは解放完了メッセージREL−COMPを着端末に
送出して、情報チャネルが解放され、回線が切断され
る。
【0024】図2は本実施例のG3/G4切換処理を示
すフローチャートである。まず、図1に示す操作部16
のキー入力により、ファクシミリ装置の主制御部11は
発呼要求を受け付け(ステップS1)、相手端末がG3
またはG4ファクシミリとして指定されているかどうか
を判断する(ステップS2)。ここで、相手端末がG3
ファクシミリとして指定されている場合は、G3通信部
13により発呼し(ステップS3)、G3通信プロトコ
ルに従って交信する(ステップS4)。また、相手端末
がG4ファクシミリとして指定されている場合は、G4
通信部12により発呼し(ステップS5)、G4通信プ
ロトコルに従って交信する(ステップS6)。
【0025】一方、ステップS2の判断で、相手端末が
G3かG4か不明な場合、主制御部11はG3発呼を選
択し、G3通信部13から送出される呼設定メッセージ
SETUPに、LAPDコントローラ14を介して任意
のサブアドレスを付加する(ステップS7)。このサブ
アドレスの値は、実際に使用されていない確率が高いよ
うなダミーとしての値が設定される。
【0026】次に、LAPDコントローラ14は、相手
端末の応答を監視し(ステップS8)、応答があるとス
テップS4に進みG3で交信する。すなわち、相手先の
端末No.(ファクシミリナンバー)がPSTNのもの
ならば、ISDNからPSTNへのインターワーク時
に、伝達できないサブアドレスは破棄されるため、着呼
をうけたG3ファクシミリは、通常通り応答をする。
【0027】しかし、相手端末がISDNに収容された
G4/G3ファクシミリであれば、ダミーとしてのサブ
アドレスを付加されたG3の着呼を受けてもサブアドレ
スが一致しない場合は応答しない。このため、ISDN
はタイムアウトし、発呼側に応答がなかったことを通知
し切断する。これを受けた発呼端末は、相手端末がIS
DNに収容されているG4/G3ファクシミリであると
判断し、今度はサブアドレスを付加せず、G4でSET
UPを送出する(ステップS9)。
【0028】ここで、LAPDコントローラ14は、G
4通信部12から送出されたサブアドレス無しのSET
UPに対する相手端末の応答を監視し(ステップS1
0)、応答があるとステップS6に進みG4で交信す
る。このように、本実施例においては、まずG3で発呼
する際に任意のサブアドレスを付加して発呼するため、
相手がPSTNに収容されていればサブアドレスが破棄
されるため応答が得られ、そのまま交信できる。また、
相手がISDNに収容されていればサブアドレスが一致
しない限り応答が得られないことから、相手がISDN
端末であることを発呼側で確認することができ、自動的
に高速・高精細のG4による交信に切り換えることがで
きる。
【0029】また、特にPSTNのように、G3ファク
シミリが多数を占めるネットワーク環境においては、ま
ずG4で発呼する従来方式と異なり、最初にG3で発呼
するため、自動切り換えが実施されるケースが少なく、
余計な時間を費やすことがない。仮に相手がG4ファク
シミリで自動切り換えが実施されても、切換後はG4に
よる高速伝送が行われるため時間のロスが少なくて済
む。
【0030】さて、ステップS10において、LAPD
コントローラ14により相手端末の応答を監視した際、
応答がない場合は、相手端末がG3かG4かを判断する
(ステップS11)。すなわち、応答がない場合、IS
DNからは切断理由が通知される。そこで、主制御部1
1は、この切断理由に基づいて相手端末についてG4通
信機能の有無を判定する。例えば、相手端末がTA(Te
rminal Adaptor:端末アダプタ装置)を介してISDN
に接続されたG3機などの場合は、G4通信機能がない
ため、前記G4のSETUPに対して応答できず、網か
ら切断される。この場合、切断理由は「端末属性不一
致」等であるので、これによりG4通信機能無しを判定
し、ステップS3に進み、今度はサブアドレスを付加せ
ずにG3で発呼する。
【0031】このように、本実施例においては、G3か
らG4に自動切換を実施した場合に、応答が得られず切
断されたときにおいて、その切断理由が例えば「端末属
性不一致」などのように、相手端末がG4の機能を有し
ていないと判断される場合に、再度G3でサブアドレス
を付加せずにSETUPを送出することにより、相手端
末がTAを介してISDNに接続されたG3機などであ
っても、確実に通信を行うことができる。
【0032】一方、ステップS11で相手端末をG4機
と判定した場合、すなわちG4でのSETUPに対し
「ユーザービジー」など、相手端末がG4機能を有して
いながら一時的な理由から呼を受けられないと判断され
る場合には、G4の再発呼手順を起動して(ステップS
12)、ステップS5に進む。このように、本実施例に
おいては、G3からG4に自動切換を実施した場合に、
応答が得られず切断された時において、その切断理由が
例えば「ユーザービジー」などのように、相手端末がG
4の機能を有していながら一時的な事情により応答でき
ないと判断される場合に、G4の再発呼手順を実行する
ことにより、相手がG4機能を有している場合には必ず
G4で送れるようにする。
【0033】なお、以上の実施例ではG3とG4の切換
装置を例示したが、BC(Bearer Capability:伝達能
力)またはHLC(High Layer Compatibility:高位レ
イヤ整合性)を変えることにより、本発明は、相手がI
SDN端末か非ISDN端末かを識別する装置に応用で
きる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係るISDN通信端末のG3/G4切換装置によれ
ば、通信プロトコルが不明な相手端末に発呼する際には
G3通信部を初期セットしてその呼設定メッセージを送
出し、この呼設定メッセージにダミーとしてのサブアド
レスを付加し、このサブアドレスを付加したG3の呼設
定メッセージに対する相手端末の応答を監視し、応答無
しの場合にG4通信部にシフトアップしてサブアドレス
無しの呼設定メッセージを送出するので、切換が実施さ
れるケースが少なく、切換が実施されても切換後はG4
による高速伝送が行われるため、時間のロスが少なくと
うーたるの交信時間を短縮できる。
【0035】また、請求項2記載の発明に係るISDN
通信端末のG3/G4切換装置によれば、シフトアップ
によりG4通信部から送出されたサブアドレス無しの呼
設定メッセージに対する相手端末の応答を監視し、応答
無しの場合にISDNから通知される切断理由に基づい
て相手端末についてG4通信機能の有無を判定し、G4
通信機能無しと判定した場合はG3通信部にシフトダウ
ンしてサブアドレス無しの呼設定メッセージを送出する
ので、G4通信機能を持たない相手端末に確実に送信で
きる。
【0036】また、請求項3記載の発明に係るISDN
通信端末のG3/G4切換装置によれば、相手端末につ
いてG4通信機能ありと判定した場合はG4通信部によ
る再発呼手順を起動するので、G4による高速、高精細
な通信を確実に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3いずれかに記載された発明の一実
施例に係るISDN通信端末のG3/G4切換装置をフ
ァクシミリ装置において実現したブロック図である。
【図2】本実施例のG3/G4切換処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】通常の通信プロトコルを示す図であり、同図
(a)はDchレイヤ3のプロトコル仕様例を示し、同図
(b)はISDN端末が通話時に行う基本的な伝送手順
の通信フローを示す。
【符号の説明】
11 主制御装置(切換装置) 12 G4通信部 13 G3通信部 14 LAPDコントローラ(監視手段、付加手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】G4通信プロトコルを制御するG4通信部
    と、G3通信プロトコルを制御するG3通信部と、 このG3またはG4通信部から送出される呼設定メッセ
    ージに対する相手端末の応答を監視する監視手段と、を
    備え、サービス総合デジタル網ISDNに接続された通
    信端末のG3/G4切換装置において、 前記呼設定メッセージにダミーとしての任意のサブアド
    レスを付加する付加手段を備え、 前記通信プロトコルが不明な相手端末に発呼する際には
    前記G3通信部を初期セットしてその呼設定メッセージ
    を送出し、 この呼設定メッセージに前記付加手段によりダミーとし
    てのサブアドレスを付加し、 このサブアドレスを付加したG3の呼設定メッセージに
    対する相手端末の応答を前記監視手段により監視し、 応答無しの場合に前記G4通信部にシフトアップしてサ
    ブアドレス無しの呼設定メッセージを送出することを特
    徴とするISDN通信端末のG3/G4切換装置。
  2. 【請求項2】シフトアップによりG4通信部から送出さ
    れたサブアドレス無しの呼設定メッセージに対する相手
    端末の応答を前記監視手段により監視し、 応答無しの場合に前記ISDNから通知される切断理由
    に基づいて相手端末についてG4通信機能の有無を判定
    し、 G4通信機能無しと判定した場合は前記G3通信部にシ
    フトダウンしてサブアドレス無しの呼設定メッセージを
    送出することを特徴とする請求項1記載のISDN通信
    端末のG3/G4切換装置。
  3. 【請求項3】相手端末についてG4通信機能ありと判定
    した場合は前記G4通信部による再発呼手順を起動する
    ことを特徴とする請求項2記載のISDN通信端末のG
    3/G4切換装置。
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