JPH05122188A - ステータス同期処理回路 - Google Patents

ステータス同期処理回路

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JPH05122188A
JPH05122188A JP3309806A JP30980691A JPH05122188A JP H05122188 A JPH05122188 A JP H05122188A JP 3309806 A JP3309806 A JP 3309806A JP 30980691 A JP30980691 A JP 30980691A JP H05122188 A JPH05122188 A JP H05122188A
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JP
Japan
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circuit
status signal
status
synchronization
frame
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JP3309806A
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Inventor
Tatsuyoshi Hamada
樹欣 浜田
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステータス信号の形式の違いに柔軟に対応で
き、LSI化等に適したステータス同期処理回路を提供
する。 【構成】 制御回路13,記憶回路11,比較回路5,
計数・ラッチ回路6,選択回路7等により構成される汎
用データ処理回路により、マルチフレームの同期を確立
する処理と、ステータス信号を取り出す等の処理とを、
同一のハードウェアにより共用して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータ伝送
に用いられるディジタルデータ信号に含まれるユーザチ
ャンネル個別のステータス信号を、マルチフレーム同期
を確立して取り出すステータス同期処理回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータの伝送に際しては、主
体となるデータの他に、監視等のためにステータス信号
が付加されている。なお、通信事業者が提供するディジ
タルデータ信号は、伝送効率を高めるため、複数のユー
ザ信号が多重化されている。例えば、ユーザチャンネル
として64Kb/sの容量を基本単位とし、これを24
チャンネル分つなぎ、1.544Mb/sのディジタル
1次群の信号列としている。
【0003】かつてはディジタルデータ信号の全体に対
するステータス信号を付加するのみで充分であったが、
昨今のユーザのデータ処理の多様化・高度化により、通
信事業者の提供する信号処理に際して、ユーザチャンネ
ル毎に符号誤りの有無に関する情報や警報情報等の詳細
なステータス信号の送受が必要とされてきている。
【0004】図7はこの種のディジタルデータ信号にお
けるステータス信号の付加の例を示したものである。な
お、ユーザの信号の収容位置やステータス信号の付加等
の仕方は、通信事業者側の伝送装置の都合で決められ、
細部については統一されていない。
【0005】図7において、ディジタルデータ信号は、
複数チャンネル(ここでは6チャンネル)から構成され
るハンドリンググループ(HG)と呼ばれる単位に分割
されている。これは、信号列に収容される各ユーザ信号
は最終的な接続先が異なるのが普通であり、行先毎の信
号合成,分離等の信号処理(方路編集)を行うのに便利
なようにするためである。また、回線の信頼性を確保す
る等の理由もある。なお、このハンドリンググループは
信号列の同期信号からその配置が特定できるようになっ
ている。
【0006】CCITTの勧告G.703で定義される
伝送容量1.544Mb/sの信号列の場合は、ユーザ
チャンネルを64Kb/sとすると、24チャンネルの
信号を多重収容することができ、ユーザチャンネルを6
個有したハンドリンググループが4個収容できる。
【0007】各ハンドリンググループにおける最後のチ
ャンネルはステータス信号(ST)用に割り当てられて
おり、ここでは5つの独立したユーザチャンネルCH1
〜CH5に対し、各ユーザチャンネルのステータス信号
を一つの単位フレームに1ビットずつの計5ビットSt
11〜St51,…を収容し、更に各ステータス信号の
ビットを特定するために最後尾にマルチフレーム同期ビ
ットmf1,…を重畳し、8つのフレームで一つのマル
チフレームを構成し、ユーザ信号当たり8ビットのステ
ータス信号を送受できるようになっている。なお、各々
のステータス信号はマルチフレーム同期信号で配置が特
定できるようになっている。
【0008】ところで、通信事業者は、これらの信号列
に対して処理を行う際に、上記のステータス信号を信号
列から採取する必要があり、そのための回路として、マ
ルチフレーム同期を確立してステータス信号を取り出す
ステータス同期処理回路が存在する。なお、通信事業者
が信号列に対して行う処理としては、所定のユーザチャ
ンネルを伝送媒体や処理装置に合わせて伝送速度や収容
位置を変換する処理(例えばディジタル2次群の信号列
に収容したあるユーザチャンネルをディジタル1次群に
変換する場合等)や、フレーム同期処理やステータス信
号の転送処理等がある。
【0009】図8は従来のステータス同期処理回路の構
成を示したものであり、マルチフレーム同期を確立する
ためのマルチフレーム同期回路15と、このマルチフレ
ーム同期回路15の同期出力のタイミングでステータス
信号の位置を特定して各ユーザチャンネル毎にステータ
ス信号のビットを抜き取るステータス信号抜取回路24
とで構成されている。
【0010】図8において、ディジタルデータ信号の入
力信号から、ワード検出回路16によりマルチフレーム
同期ビット(Fビット)を並べたフレームワードが検出
され、比較回路18においてワード発生回路17の発生
するワードと一致・不一致が判断される。
【0011】比較の結果の一致・不一致は一致計数回路
19,不一致計数回路20により計数され、同期判定回
路21により、所定回数以上一致となった場合は同期状
態と判定され、所定回数以上不一致となった場合は同期
外れ状態と判定する。
【0012】また、同期外れ状態となった場合は、ハン
チング制御回路22によりタイミング計数回路23が駆
動され、ワード発生回路17のワードのシフトを停止す
ることにより、同期状態に導く。
【0013】一方、入力信号からステータス信号ラッチ
回路25により、マルチフレーム同期回路15の同期出
力をタイミングの基準に用いてステータス信号が抜き出
され、ステータス信号列変換回路26により後の処理に
便利なように列変換が行われる。
【0014】また、抜き出されたステータス信号は比較
回路27により連続一致が判断され、比較の結果の一致
・不一致は一致計数回路28,不一致計数回路29によ
り計数され、一致判定回路30により、所定回数以上一
致となった場合は正常なステータス信号であると判定さ
れて出力回路31から出力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のステータス同期
処理回路は上述したように構成され、動作するものであ
ったが、次のような欠点があった。
【0016】すなわち、ユーザのデータ処理の多様化・
高度化により、ステータス信号の更なる詳細化が必要と
なってきており、単位フレームに収容するステータス信
号のビットを多くするか、マルチフレーム長を長くする
必要がある。この点、ビットの増大では伝送可能なユー
ザチャンネル数の減少を招くので好ましくなく、マルチ
フレーム長の増大を採用することとなるが、この場合は
回路規模が増大するという欠点がある。
【0017】また、ハンドリンググループ毎にステータ
ス信号の多重度が異なるという状況となっており、ハン
ドリンググループの数だけステータス同期処理回路が必
要であり、回路規模の増大は一層深刻である。
【0018】回路規模の増大によるハードウェアの大型
化,高コスト化を防止する手段として一般にLSI(大
規模集積回路)化が採用されているが、従来のステータ
ス同期処理回路は各回路部分がディジタルデータ信号の
ビット構成や安定条件(同期の安定条件,ステータス信
号の安定条件)等に直接に対応して構成されていたた
め、ステータス信号の構成等に変更がある度にLSIを
開発しなければならず、対応しきれないという欠点があ
った。
【0019】また、従来のステータス同期処理回路はマ
ルチフレーム同期回路とステータス信号抜取回路とが分
離していたため、ハードウェアとして冗長な部分があ
り、小型化,低コスト化およびLSI化の妨げとなって
いた。
【0020】本発明は上記の点に鑑み提案されたもので
あり、その目的とするところは、ステータス信号の形式
の違いに柔軟に対応でき、LSI化等に適したステータ
ス同期処理回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、複数のユーザ信号が多重化されていると共
に、ユーザチャンネル個別のステータス信号がマルチフ
レームで挿入されたディジタルデータ信号から、マルチ
フレーム同期を確立してステータス信号を取り出すステ
ータス同期処理回路において、マルチフレームの同期を
確立する回路部分とステータス信号を取り出して処理す
る回路部分とを、共用可能な汎用データ処理回路で構成
するようにしている。
【0022】
【作用】本発明のステータス同期処理回路にあっては、
汎用データ処理回路により、マルチフレームの同期を確
立する処理と、ステータス信号を取り出す等の処理と
を、同一のハードウェアにより共用して行う。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て説明する。
【0024】図1は本発明のステータス同期処理回路の
一実施例を示す構成図である。
【0025】図1において、本実施例は、入力回路1
と、出力回路2と、バッファ3と、ステータス信号列変
換回路4と、比較回路5と、計数・ラッチ回路6と、選
択回路7と、指定値設定回路8と、シフト回路9と、デ
ジット選択回路10と、記憶回路(RAM)11と、記
憶回路(ROM)12と、制御回路13と、タイミング
発生回路14とから構成されている。なお、各部の機能
等の詳細については、重複を避けるため、以下の動作を
通して説明することとする。
【0026】先ず、全体の処理の流れは制御回路13に
よって制御され、各部は時間シーケンシャル的に動作す
る。
【0027】また、記憶回路11には処理の過程で必要
になるデータが格納され、制御回路13により、タイミ
ング発生回路14および記憶回路12を介して、アドレ
スが指定され、データの読み出しもしくは書き込みが行
われる。
【0028】図2は記憶回路11のデータの割り当ての
例を示したものである。
【0029】図2において、1つのアドレスに対するデ
ータは8ビット構成としており、アドレスは16進で示
してある。
【0030】アドレスbHには、ステータス信号の連続
一致の判定の基準となるステータス信号基準値が格納さ
れる。
【0031】アドレスaaaaHには、ハンドリンググ
ループ(HG)のマルチフレーム同期ビット(Fビッ
ト)を並べたフレームワードが格納される。すなわち、
マルチフレーム同期ビットを取り込む度にビットF1〜
F8を左に1ビットだけシフトし、取り込んだフレーム
同期ビットを後尾のビットF8に格納して行く。
【0032】アドレスbbbbHには、ハンドリンググ
ループの状態監視のための内部状態を示すデータが格納
される。S1は同期判定ビット、S2はマルチフレーム
同期ビットの取り込み完了判定ビット、S3はワード検
出一致判定計数値Cyが同期の安定条件で決まる計数値
(Y;後方保護値)を越えたか否かの判定ビット、S4
はワード検出不一致判定計数値Cnが計数値(N;前方
保護値)を越えたか否かの判定ビット、S5はワード検
出結果の一致判定ビット、S6はステータス信号の一致
判定ビット、S7,S8はその他のビットである。これ
らは、対応する判定毎の区切りで記憶回路11のアドレ
スbbbbHの該当ビットをデジット選択回路10にて
選び、選択回路7を介してそのビットだけを書き換え
る。
【0033】ハンドリンググループの状態監視は、これ
らのビットを参照することで容易に判定することができ
る。例えば、ハンドリンググループの同期判定はS1を
定期的に確認すれば即座に分り、また、ハンドリンググ
ループの信号処理に必要な同期タイミングは各フレーム
周期毎にS1とS5を同時に確認することによって特定
することができる。
【0034】アドレスccccHにはマルチフレーム同
期ビットを取り込んだ回数を示すフレーム取り込み計数
値Cが、アドレスddddHにはフレームワードが一致
した回数を示す一致判定計数値Cyが、アドレスeee
eHにはフレームワードが不一致となった回数を示す不
一致判定計数値Cnがそれぞれ格納される。
【0035】アドレスfff0H〜fff7Hには、入
力信号から取り込んだステータス信号が格納される。
【0036】アドレスggg0H〜ggg4Hには、列
変換を施した後のステータス信号が格納される。
【0037】アドレスhhh0H〜hhh4Hには、最
終的に確定したステータス信号が格納される。
【0038】アドレスyyyyHには、ステータス信号
の一致の回数を示すステータス信号一致計数カウンタ値
Cstが格納される。
【0039】図3は上記の実施例の処理の流れを示すフ
ローチャートであり、図4はその処理の時間的な配分を
示したものである。
【0040】以下、図3および図4に沿って上記の実施
例の動作を説明する。
【0041】先ず、制御回路13は、現時点において同
期状態にあるか否かを、記憶回路11のアドレスbbb
bHのビットS1(同期判定ビット)をサンプルして判
断する(ステップ101)。
【0042】同期状態にない場合(ステップ101のN
o)には、入力回路1により、入力信号からハンドリン
ググループに収容されているマルチフレーム同期ビット
(Fビット)をサンプルして取り込む(ステップ10
2)。
【0043】この取り込みにあっては、先ず、計数・ラ
ッチ回路6に、前フレームまでのマルチフレーム同期ビ
ット列を格納している記憶回路11のアドレスaaaa
Hの格納データをシフト回路9により1ビットだけ左に
シフトし、選択回路7を介して呼び出しておく。そし
て、サンプルした新たなマルチフレーム同期ビットを計
数・ラッチ回路6のマルチフレーム同期ビット列の最後
尾につけ、これを新たなマルチフレーム同期ビット列と
してバッファ3を介して記憶回路11のアドレスaaa
aHに格納する。
【0044】次いで、マルチフレーム同期ビットの取り
込み回数であるフレーム取り込み計数値Cに1を加算す
る(ステップ103)。
【0045】すなわち、記憶回路11のアドレスccc
cHから選択回路7を介して計数・ラッチ回路6にそれ
以前のフレーム取り込み計数値Cを取り込み、1を加算
した上でバッファ3を介して同じアドレスに再度格納す
る。
【0046】次いで、マルチフレームを構成する所定の
フレーム数の取り込みが完了したか否かを判断する(ス
テップ104)。
【0047】すなわち、フレーム取り込み計数値Cを計
数・ラッチ回路6から比較回路5の一方の入力に与え、
また、指定値設定回路8により初期設定値の一つとして
外部から入力される取り込み回数(8マルチフレームの
場合は“8”)を選択回路7を介して比較回路5の他方
の入力に与えて、両者の比較を行う。
【0048】フレーム取り込み計数値Cが設定値に満た
ない場合には、取り込みが完了していないものとし(ス
テップ104のNo)、マルチフレーム同期ビットの取
り込み(ステップ102)に戻る。
【0049】両者が等しいかフレーム取り込み計数値C
が大きい場合には、取り込みが完了しているものとし
(ステップ104のYes)、フレームワードの検出を
行い(ステップ105)、指定値設定回路8により初期
設定値の一つとして入力されるフレームワードと一致す
るか否かを判断する(ステップ106)。
【0050】すなわち、記憶回路11のアドレスaaa
aHからマルチフレーム同期ビット列を取り出し、選択
回路7を介して計数・ラッチ回路6に設定する。そし
て、既知のフレームワードを比較回路5の他方に入力
し、両者を比較する。
【0051】両者が不一致の場合(ステップ106のN
o)には、最初の処理(ステップ101)に戻る。
【0052】両者が一致した場合(ステップ106のY
es)には、記憶回路11のアドレスddddHに格納
されている一致判定計数値Cyを選択回路7を介して計
数・ラッチ回路6に取り込んだ上で1を加算する(ステ
ップ107)。
【0053】次いで、計数・ラッチ回路6上の一致判定
計数値Cyと、指定値設定回路8により初期設定値の一
つとして外部から入力される同期の安定条件を考慮して
決まる計数値Yとを、比較回路5において比較する(ス
テップ108)。
【0054】一致判定計数値Cyが計数値Yを越えない
場合(ステップ108のNo)には、一致判定計数値C
yを記憶回路11のアドレスeeeeHに再度格納し、
最初の処理(ステップ101)に戻る。
【0055】一致判定計数値Cyが計数値Yを越えた場
合(ステップ108のYes)には、同期確立と判定
し、記憶回路11のアドレスeeeeHに0を書き込む
ことにより不一致判定計数値Cnをリセットし(ステッ
プ109)、また、記憶回路11のアドレスbbbbH
のビットS1にデジット選択回路10および選択回路7
を用いて同期状態を示す1を書き込み、最初の処理(ス
テップ101)に戻る。
【0056】同期状態にある場合(ステップ101のY
es)には、入力回路1により、入力信号からハンドリ
ンググループに収容されているマルチフレーム同期ビッ
トをサンプルして取り込む(ステップ110)。
【0057】次いで、フレーム取り込み計数値Cに1を
加算する(ステップ111)。
【0058】次いで、入力信号から入力回路1によりハ
ンドリンググループに収容された各ユーザチャンネルの
ステータス信号(STビット)を取り込み、記憶回路1
1のアドレスfff0H〜fff7Hに順次に取り込ん
で行く(ステップ112)。なお、アドレスfff0H
〜fff7Hは8マルチフレームの場合であり、それよ
り多い場合にはアドレスも増えることは言うまでもな
い。
【0059】次いで、マルチフレームを構成する所定の
フレーム数の取り込みが完了したか否かを判断する(ス
テップ113)。
【0060】フレーム取り込み計数値Cが設定値に満た
ない場合には、取り込みが完了していないものとし(ス
テップ113のNo)、マルチフレーム同期ビットの取
り込み(ステップ110)に戻る。
【0061】両者が等しいかフレーム取り込み計数値C
が大きい場合には、取り込みが完了しているものとし
(ステップ113のYes)、フレームワードの検出を
行い(ステップ114)、指定値設定回路8により初期
設定値の一つとして入力されるフレームワードと一致す
るか否かを判断する(ステップ115)。
【0062】両者が不一致の場合(ステップ115のN
o)には、記憶回路11のアドレスeeeeHに格納さ
れている不一致判定計数値Cnを選択回路7を介して計
数・ラッチ回路6に取り込んだ上で1を加算する(ステ
ップ116)。
【0063】次いで、計数・ラッチ回路6上の不一致判
定計数値Cnと、指定値設定回路8により初期設定値の
一つとして外部から入力される同期の安定条件を考慮し
て決まる計数値Nとを、比較回路5において比較する
(ステップ117)。
【0064】不一致判定計数値Cnが計数値Nを越えな
い場合(ステップ117のNo)には、不一致判定計数
値Cnを記憶回路11のアドレスeeeeHに再度格納
し、最初の処理(ステップ101)に戻る。
【0065】不一致判定計数値Cnが計数値Nを越えた
場合(ステップ117のYes)には、同期外れと判定
し、記憶回路11のアドレスddddHに0を書き込む
ことにより一致判定計数値Cyをリセットし(ステップ
118)、また、記憶回路11のアドレスbbbbHの
ビットS1にデジット選択回路10および選択回路7を
用いて非同期状態を示す0を書き込み、最初の処理(ス
テップ101)に戻る。なお、同期が確立するまでのス
テータス信号処理としては、同期外れ以前のステータス
信号を保持するか、約束値(例えば“0”)とするか、
必要に応じた処理を行う。
【0066】一方、フレームワード検出によって得られ
たマルチフレーム同期ビット列が既知のフレームワード
と一致した場合(ステップ115のYes)には、以後
の処理が容易になるようにステータス信号の列変換処理
を施す(ステップ119)。
【0067】すなわち、8マルチフレームの場合、既に
記憶回路11のアドレスfff0H〜fff7Hに順次
に取り込んだ、図5に示すような状態のステータス信号
を、ステータス信号列変換回路4に連続的に取り込む。
【0068】このステータス信号に対して、図6に示す
ように、縦横を並べ替える列変換を施し、記憶回路11
のアドレスggg0H〜ggg4Hに順次記憶する。
【0069】次いで、信号の安定性を確保するために、
連続一致を確認する(ステップ120)。
【0070】すなわち、記憶回路11のアドレスfff
0H〜fff4Hもしくはggg0H〜ggg4Hに格
納されたステータス信号が所定の回数に渡って一致・不
一致かを比較回路5で判定する。
【0071】ここで、両者が不一致の場合は、記憶回路
11のアドレスyyyyHに収容したステータス信号一
致計数カウンタ値Cstをリセットし、再び記憶回路1
1の同アドレスに書き戻す。また、一致した場合は、こ
のステータス信号一致計数カウンタ値Cstに1を加算
して同じアドレスに記憶する。
【0072】そして、このステータス信号一致計数カウ
ンタ値Cstが既知データとして記憶回路11のアドレ
スbHに収容した基準値未満の場合(ステップ120の
No)には、記憶回路11のアドレスhhh0H〜hh
h4Hはそのままにし(ステップ121)、基準値以上
になった場合はアドレスggg0H〜ggg4Hの内容
を新たなステータス信号として、アドレスhhh0H〜
hhh4Hに書き換える(ステップ122)。ステータ
ス信号やその他の監視信号等は、出力回路2により適宜
に外部に出力される。
【0073】以上のようにして、ステータス信号のマル
チフレームの同期確立後、各ユーザチャンネルのステー
タス信号を抽出し、以降の信号処理を容易にするため列
変換を施し、信号の安定性を確保するために、連続一致
保護を行い、安定なステータス信号処理を実現してい
る。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステータ
ス同期処理方式にあっては、次のような効果がある。
【0075】汎用データ処理回路により構成している
ため、ステータス信号のマルチフレーム構成や安定条件
の変更等が生じても、初期設定値やソフトウェアを変更
し、メモリ容量を増やす等の簡単な変更だけで容易に対
処することができ、LSI化に適する。
【0076】複数のハンドリンググループに対する処
理を単一の回路で行うことができ、大幅な小型化,低コ
スト化が図れる。
【0077】マルチフレームの同期を確立する処理
と、ステータス信号を取り出す等の処理とを、時間シー
ケンシャル的に同一のハードウェアにより共用して行う
ため、内部回路の大幅な簡素化が図れ、小型化,低コス
ト化が達成されると共に、LSI化にも適する。
【0078】取り出したステータス信号を任意の符号
に変換して出力させたりすることがシーケンスの一部を
追加変更するだけで容易に行え、後の信号処理を容易に
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステータス同期処理回路の一実施例を
示す構成図である。
【図2】記憶回路に格納される情報の例を示す図であ
る。
【図3】実施例の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図4】実施例の処理の時間的な配分を示す図である。
【図5】列変換前のステータス信号の説明図である。
【図6】列変換後のステータス信号の説明図である。
【図7】データ信号に重畳されたステータス信号の説明
図である。
【図8】従来のステータス同期処理回路の例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1……入力回路 2……出力回路 3……バッファ 4……ステータス信号列変換回路 5……比較回路 6……計数・ラッチ回路 7……選択回路 8……指定値設定回路 9……シフト回路 10…デジット選択回路 11…記憶回路(RAM) 12…記憶回路(ROM) 13…制御回路 14…タイミング発生回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザ信号が多重化されていると
    共に、ユーザチャンネル個別のステータス信号がマルチ
    フレームで挿入されたディジタルデータ信号から、マル
    チフレーム同期を確立してステータス信号を取り出すス
    テータス同期処理回路において、 マルチフレームの同期を確立する回路部分とステータス
    信号を取り出して処理する回路部分とを、共用可能な汎
    用データ処理回路で構成したことを特徴とするステータ
    ス同期処理回路。
  2. 【請求項2】 ディジタルデータ信号からマルチフレー
    ム同期ビットおよびステータス信号を取り込む入力回路
    と、 フレームワードの一致判定,ステータス信号の連続一致
    判定,マルチフレーム同期ビットの取り込み回数の判
    定,フレームワードの一致・不一致回数の判定,ステー
    タス信号の一致回数の判定を行う比較回路と、 マルチフレーム同期ビット,同期保護判定計数値,動作
    状態,ステータス信号等を蓄える記憶回路と、 マルチフレーム同期ビットの取り込み回数,フレームワ
    ードの一致・不一致回数,ステータス信号の一致回数の
    計数を行う計数・ラッチ回路と、 計数・ラッチ回路に与える信号を選択する選択回路と、 計数・ラッチ回路の初期値を外部データに従って入力す
    る指定値設定回路と、 ステータス信号の列を並べ替えるステータス信号列変換
    回路と、 同期判定,ワード検出,同期・非同期状態設定,ステー
    タス信号更新,各部の制御を行う制御回路とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のステータス同期処理回
    路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5822382A (en) * 1995-01-18 1998-10-13 Nec Corporation Multiframe-structured bit synchronization circuit for data signal
KR100415362B1 (ko) * 2000-04-28 2004-01-16 가부시끼가이샤 도시바 하이퍼 프레임 동기 처리 장치 및 하이퍼 프레임 동기 방법

Cited By (2)

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