JPH05121130A - 回転接続型コネクタ - Google Patents

回転接続型コネクタ

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JPH05121130A
JPH05121130A JP3281424A JP28142491A JPH05121130A JP H05121130 A JPH05121130 A JP H05121130A JP 3281424 A JP3281424 A JP 3281424A JP 28142491 A JP28142491 A JP 28142491A JP H05121130 A JPH05121130 A JP H05121130A
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JP
Japan
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connector
substrate
board
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rotary connection
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Hiroshi Endo
宏 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタの実装密度の向上が図れ、かつ、基
板の挿入作業を容易にすることができる回転接続型コネ
クタを提供することにある。 【構成】 基板3を接続するコネクタ1において、基板
3の一端に外側に向けて開放した切欠き凹部31が形成
されている。コネクタの一端の所定の位置であって前記
切欠き凹部と対応する位置には該切欠き凹部に入り込む
支承軸14が設けられている。前記基板3の切欠き凹部
31をコネクタ1の支承軸14にはめ込んだ後、該支承
軸14を基板3の回転中心としてコネクタ1側に回転接
続するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子機器内のプリン
ト基板間を接続する回転接続型コネクタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図11に示すように、従来の回転接続型
コネクタ20は、断面O型で一部に切欠き部が形成され
たコンタクト71がインシュレータ70に囲撓するよう
に位置している。すなわち、回転接続型コネクタ20
は、コンタクト71の切欠きを挟んだ両側、すなわち、
挟持部71a、71bによって基板80を保持するもの
である。
【0003】ところで、コンタクト71の両挟持部71
a、71bは、その高さが異なるように形成されてい
る。したがって、基板80取り付けに際しては、図11
(A)に示すように、基板80を斜めに、すなわち、挟
持部71a、71b間の間隔がもっとも広い角度で挿入
し、図中左方向に回転させる。そうすると、図11
(B)に示すように、基板80が直立状態になる。
【0004】このように、基板80が直直状態で保持す
るようにさせるためには、図12に示すように、両挟持
部71a、71b端面間寸法W2より基板80直立状態
時における水平間距離W1の方が小さく設定されている
からである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の従来
の回転接続型コネクタ20にあっては、基板80の保持
力を強めるためには、前記挟持部71a、71bの端面
間水平距離W1を小さく設定しておかなければならなか
った。
【0006】また、挟持部71a、71bの端面間距離
W2は基板80の厚さとほぼ同じに設定しておかなけれ
ばならない。そうすると、図11(A)に示した基板8
0の回転角度θ0を大きく設定しておく必要がある。
【0007】このため、従来の回転接続型コネクタ20
にあっては、図13に示すように、実装状態においてコ
ネクタ間のピッチをどうしても大きく設定しておかねば
ならず、実装密度があがらないという問題がある。
【0008】この発明の課題は、コネクタの実装密度の
向上が図れ、かつ、基板の挿入作業を容易にすることが
できる回転接続型コネクタを提供することある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、プリン
ト基板を接続する回転接続型コネクタにおいて、基板の
一端に外側に向けて開放した切欠き凹部を形成し、コネ
クタの一端所定の位置であって前記切欠き凹部と対応す
る位置には該切欠き凹部に入り込む支承軸を設け、か
つ、前記基板の切欠き凹部を前記コネクタの支承軸には
め込んだ後、該支承軸を基板の回転中心として前記コネ
クタ側に回転接続するようにしたことを特徴とする回転
接続型コネクタが得られる。
【0010】また、本発明によれば、プリント基板を接
続する回転接続型コネクタにおいて、コネクタの一端に
は基板の端部を収受する基板受け部材を設け、該基板受
け部材はコネクタに対して回転可能に設け、前記基板を
前記基板受け部材に装填した後、該基板受け部材の回転
軸を回転中心として前記コネクタ側に回転接続すること
を特徴とする回転接続型コネクタが得られる。
【0011】また、本発明によれば、前記回転接続型コ
ネクタにおいて、前記基板の回転中心が設けられている
端部とは反対側の端部に基板ガイド保持用係合レバーを
設けたことを特徴とする回転接続型コネクタが得られ
る。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
【0013】図1に示すように、コネクタ1は長手方向
両端側には端部11、12が一体的に立設するように形
成されている。このコネクタ1には、長手方向に沿って
溝部13が形成されている。
【0014】前記コネクタ1の一方の端部11には溝部
13を架け渡すようにして支承軸14が設けられてお
り、また、他方の端部12には基板ガイド保持部15a
が形成された係合レバー15が設けられている。該係合
レバー15はシャフト16に回転可能に支承されてお
り、コネクタ1の長手方向に回転自在に構成されてい
る。図2はこの発明に用いる基板3を示すもので、長手
方向における一方の側面部の下側所定位置には切欠き凹
部31が形成されている。この凹部31の大きさは前記
したコネクタに形成された支承軸14に回転可能な状態
で嵌り込む大きさである。前記基板3の下端には長手方
向に所定の間隔をおいて基板側接点33が列設されてい
る(図示においては列設状態を省略してある)。
【0015】図3は、前記基板3をコネクタ1に装着す
る場合の説明図であり、まず、基板3に形成された切欠
き凹部31を支承軸14に嵌め込む(矢印A)。この嵌
め込む状態における嵌め込み角度は図示のものに限定さ
れるものではないことはいうまでもない。この後、矢印
Bに示すように、基板3を支承軸14を回転中心として
回転してやる。回転が終了すると、係合レバー15を基
板3側に回転して(二点鎖線の状態から実線の状態に回
転して)ガイド保持部15aにて基板3を挟持して固定
する。なお、基板3をコネクタ1から取外す場合は上記
とは反対の操作を行なう。
【0016】前記したように基板3をコネクタ1に接続
する場合は基板3を回転して押し込むことを要するが、
この場合において基板3の押圧部には図4に示すような
基板3の厚さより大きな寸法の押圧・つまみ部37を設
けておけば、押し込み作業も、また引き抜き作業も簡単
に行なえることになる。
【0017】図5はコネクタ1の導通接触部分を示した
もので、インシュレータ4には上部に開口部が形成され
ており、また、その内部には、基板3の接点33と同ピ
ッチにコンタクト5が配設されている。前記コンタクト
5には、ターミナル52が形成されている。前記インシ
ュレータ4には、基板留め41が形成されている。
【0018】前記コンタクト5の接点51は図6及び図
7から良く分かるように、テーパー状に形成されてい
る。この収斂方向は前記基板3をコネクタ1に挿嵌する
際に押圧回転させる方向となっている。これは、基板接
点33の挟持力を増強させるために相対向する接点間の
距離を小さくさせておきながらも、基板3挿嵌時にその
接点33がコンタクト5の接点間に侵入されやすく、か
つ挟持状態から抜けにくくなるようにするためである。
【0019】前記実施例においては、基板3の回転中心
側、すなわち、支承軸14側のコネクタ端部11をコネ
クタ1の本体と一体的に構成した。しかし、本発明はこ
れに限定されるものではなく、図8に示すように、コネ
クタ1における基板3の回転中心側の端部11aを基板
受け部材として、コネクタ1の長手方向に回転自在に取
り付けるものである。そして、この基板受け部材11a
の内側上端には、係合突起部19を形成しておき、他方
の基板3側には図9に示すように、その上側端部に係合
凹部39を形成しておく。
【0020】図9に示すように、前記基板受け部材11
aは基板3の挿入前の状態においては、シャフト17を
回転中心として外側(図中左側)に倒れている。この状
態のときに、基板3の係合凹部39を基板受け部材11
aの係合突起部19にはめ込み、その後基板3を押圧し
て嵌め込む方向、すなわち図においては時計方向に回転
させるべく押圧してやる。このとき、基板受け部材11
aを同様にシャフト17を回転中心として時計方向に回
転してやり、基板3をコネクタに挿嵌してやる。そし
て、前記実施例と同様に、係合レバー15を回転させて
そのガイド保持部15aで基板3を挟持固定する。基板
のコネクタへの挿嵌保持状態は図10に示すとおりであ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、基板の長手方向一端側
を基板幅方向の回転中心とし、基板を幅方向に回転させ
ることにより、基板の挿抜を行なうので、回転させる場
合に隣り合う基板に衝突することがなくなるので、実装
密度が高く、かつ、基板の挿抜作業が容易になり作業効
率も大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回転接続型コネクタを示した
斜視図である。
【図2】図1の実施例に適用される基板を示す正面図で
ある。
【図3】図1の実施例において、コネクタに基板を挿嵌
する場合を説明するための正面断面図である。
【図4】図1の実施例において、コネクタに基板を挿嵌
した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の回転接続型コネクタのコンタクトの配
置・形状などを示した側面断面図である。
【図6】本発明の回転接続型コネクタのコンタクトの配
置・形状などを示した平面図である。
【図7】本発明の回転接続型コネクタのコンタクトの配
置・形状などを示した正面断面図である。
【図8】本発明の他の実施例示す斜視図である。
【図9】図8の実施例に用いる基板を示し、かつ、その
操作状態を示した説明するための正面断面図である。
【図10】図8の実施例において、基板をコネクタに挿
嵌した状態を示す斜視図である。
【図11】従来の回転接続型コネクタの要部を示し、か
つ、その操作状態を説明するための断面図である。
【図12】従来の回転接続型コネクタの要部を示し、か
つ、その操作状態を説明するための正面図である。
【図13】従来の回転接続型コネクタの操作状態におけ
る問題を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 3 基板 4 インシュレータ 5 コンタクト 13 溝部 14 支承軸 15 係合レバー 15a ガイド保持部 19 係合突起部 31 切欠凹部 39 係合凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板を接続する回転接続型コネク
    タにおいて、基板の一端に外側に向けて開放した切欠き
    凹部を形成し、コネクタの一端所定の位置であって前記
    切欠き凹部と対応する位置には該切欠き凹部に入り込む
    支承軸を設け、かつ、前記基板の切欠き凹部を前記コネ
    クタの支承軸にはめ込んだ後、該支承軸を基板の回転中
    心として前記コネクタ側に回転接続するようにしたこと
    を特徴とする回転接続型コネクタ。
  2. 【請求項2】 プリント基板を接続する回転接続型コネ
    クタにおいて、コネクタの一端には基板の端部を収受す
    る基板受け部材を設け、該基板受け部材はコネクタに対
    して回転可能に設け、前記基板を前記基板受け部材に装
    填した後、該基板受け部材の回転軸を回転中心として前
    記コネクタ側に回転接続することを特徴とする回転接続
    型コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の回転接
    続型コネクタにおいて、前記基板の回転中心が設けられ
    ている端部とは反対側の端部に基板ガイド保持用係合レ
    バーを設けたことを特徴とする回転接続型コネクタ。
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