JP2896835B2 - 多芯カードエッジコネクタ - Google Patents

多芯カードエッジコネクタ

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JP2896835B2
JP2896835B2 JP5287061A JP28706193A JP2896835B2 JP 2896835 B2 JP2896835 B2 JP 2896835B2 JP 5287061 A JP5287061 A JP 5287061A JP 28706193 A JP28706193 A JP 28706193A JP 2896835 B2 JP2896835 B2 JP 2896835B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の電気的接続箇所
を有する多芯カードを相手方接続部に接続するための多
芯カードエッジコネクタであって、詳しくは挿抜力を改
善するためにZero Insertion Forc
e(以下、ZIFと呼ぶ)技術を導入した多芯カードエ
ッジコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多芯カードエッジコネク
タには、図9(a)〜(c)及び図10に示す構成のも
のがある。但し、図9(a)は多芯カードエッジコネク
タの上面図であり、同図(b)はその側面図であり、同
図(c)はその正面図である。又、図10は図9(a)
中のA−A´線方向における断面正面図である。
【0003】この多芯カードエッジコネクタでは、図1
0を参照すれば、インシュレータ110内に挿入穴11
1が形成され、この挿入穴111内には複数のコンタク
ト120が挿着されている。これらのコンタクト120
の下部は、インシュレータ110の底面から突出される
と共に、その底面にて上下2列にその長手方向に所定の
間隔で並設された実装部120aとなっており、各コン
タクト120の上部,即ち、各コンタクト120の挿入
穴111内における延在部分は、折曲形成された接続部
120bとなっている。
【0004】ここで、実装部120aは多芯カードエッ
ジコネクタが実装される一方の相手方接続部としての基
板の端子孔等に実装挿着されるもので、接続部120b
はインシュレータ110の上面にて上下に置かれるもの
による対構成で挿入穴111内に挿着される他方の相手
方接続部としての基板やカード等を挟持接続する。因み
に、実装部120aは図9(b)を参照すれば、約左側
半分が比較的寸法の短いスルーホールタイプのピン端子
で、右側半分が比較的寸法の長いラッピングタイプのピ
ン端子となっている。
【0005】図11は、挿入穴111内に挿着されるカ
ード130の一部を平面図により示したものである。こ
のカード130の挿着側端部の両面には、それぞれ上述
した接続部120bに接続されるように所定の間隔で接
触パッド131が並設されている。
【0006】この多芯カードエッジコネクタの場合、実
装部120aで一方の相手方接続部を接続し、接続部1
20bで他方の相手方接続部を接続することにより、2
枚の接続部間を電気的に接続することができる。即ち、
上述した例では実装部120aを基板の端子孔に挿着し
た後、作業員が手作業で多芯カードエッジコネクタの挿
入穴111内にカード130を挿着すると、コンタクト
120の接続部120bがバネ弾性によってカード13
0の接触パッド131に圧接し、この結果、各接続部間
の電気的接続が図られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の各種
電気・電子機器の高機能化,小型化,軽量化等の要望に
伴い、多芯カードエッジコネクタが扱う基板やカード等
の接続部における接続パターンの数が増加する傾向にあ
る。そこで、既成の多芯カードエッジコネクタにおいて
もコンタクトの数を一層増加させて多芯化させる必要が
ある。
【0008】しかしながら、上述した多芯カードエッジ
コネクタの場合、更なる多芯化を図ると芯数の増加に比
例してカードを挿抜する際の操作力(挿入力及び抜去
力)が増大するため、手動での抜き差しが困難になる
等、操作性が悪化してしまう問題がある。このような多
芯カードエッジコネクタの場合、カードの挿抜を手動に
よって容易に行い得ることが望まれる。更に、多芯カー
ドの種類によっては多数のピンが設けられたピン付きカ
ードもあり、既成の多芯カードエッジコネクタによって
はこのピン付きカードのピンを傷めずに相手方接続部と
の接続を図り得ないという問題もある。
【0009】本発明は、かかる問題点を解消すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、コンタクト数を増加さ
せて更なる多芯化を図っても接続部に対して容易に挿抜
を行い得る多芯カードエッジコネクタを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、接続相
手側のカードのピンコンタクトに対応するソケットコン
タクトを挿着したバックプレーンを保持した枠体と、枠
体に支持されてカードとソケットコンタクトとの間に配
置されたスライド部とを含み、スライド部は、ピンコン
タクトが挿通される挿通孔を有し、且つ両端部が枠体の
両端に設けられた保持孔に挿入規制されることによって
該挿通孔の孔軸と交差する所定方向に移動自在であり、
更に、挿通孔にピンコンタクトが挿通された状態でスラ
イド部を所定方向に移動させることで該ピンコンタクト
がソケットコンタクトに挿通されるように構成された多
芯カードエッジコネクタにおいて、スライド部の両端部
に設けられた開口部に挿抜される楔状片を一端に有する
と共に、該楔状片に結合されて中途部分が枠体の保持孔
近傍のカード側に設けられた突出部内部のネジ受け溝に
螺着するネジ溝を有する駆動軸を含み、且つ他端側で回
転操作用に供される駆動ハンドルを該駆動軸端部に着脱
可能であって、挿通孔の孔軸と平行な孔軸方向に移動自
在な駆動機構を備え、スライド部の両端部には開口部の
外側縁を規定して楔状片に係止される係合部としてのベ
アリングが形成され、駆動ハンドルの回転操作によって
楔状片を孔軸方向へ移動させてベアリングに係合させる
ことでスライド部が所定方向に移動される構成である多
芯カードエッジコネクタが得られる。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の多芯カードエ
ッジコネクタについて、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0012】図1〜図4は、本発明の一実施例に係る多
芯カードエッジコネクタを示したもので、図1はその要
部を斜視図で示し、図2はカード挿入途中状態における
平面図を示し、図3はカード挿入状態における平面図を
示し、図4は他の要部を斜視図で示したものである。
又、図5(a)〜(e)は、その多芯カードエッジコネ
クタの各部における要部構成を示したもので、同図
(a)はカードの平面図、同図(b)はスライドカバー
の断面側面図、同図(c)はバックプレーンの断面側面
図、同図(d)はカードの断面側面図、同図(e)はバ
ックプレーンの他の方向からの断面側面図である。
【0013】この多芯カードエッジコネクタは、多数の
ソケットコンタクト22が挿着されたバックプレーン2
を保持する枠体1を基体とし、この枠体1によって支持
され、るスライドカバー3を後述する駆動機構を係合さ
せてスライド式の駆動機構を構成することにより、図5
(a)及び(d)に示されるような多数のピンコンタク
ト71が設けられたピン付きカード7に対し、これらの
ピンコンタクト71を図5(c)及び(e)に示される
ように相手方接続部となるバックプレーン2のソケット
コンタクト22にZIF式で接続するものである。
【0014】このため、多芯カードエッジコネクタは、
枠体1の裏面側にほぼ垂直に固定して設けられたバック
プレーン2と、枠体1に対して左右方向(図2における
方向M1,図3における方向M2)に移動可能に設けら
れたスライドカバー3と、枠体1の両側において前後方
向(図2における方向N1,図3における方向N2)に
移動可能に設けられた駆動軸5,ネジ溝51,及び楔状
片4等を含む駆動機構と、ピン付きカード7をスライド
カバー3の方向に挿抜させる際のガイドとなるガイドレ
ール6とを含んでいる。
【0015】図4を参照すれば、枠体1の両端にはスラ
イドカバー3を装着するための保持孔11がそれぞれ形
成され、保持孔11の手前側には突出部12が設けられ
ている。この突出部12の内面には、駆動機構における
駆動軸5の外周に設けられたネジ溝51が螺着されるネ
ジ受け溝を有する取付け孔12aが設けられている。
又、スライドカバー3の両端には楔状片4が挿抜される
開口部31がそれぞれ形成されている。これら開口部3
1の端部には、垂直軸を中心に回転自在なベアリング3
2がそれぞれ設けられている。尚、これらのベアリング
32は楔状片4が係合してスライドカバー3を保持孔1
1に保持した状態で左右方向に駆動するための係合部と
なる。
【0016】楔状片4は、開口部31側に位置される挿
入端4aと、この挿入端4aの一方の側面に形成された
傾斜面4bとを有している。この傾斜面4bは左端の楔
状片4では左側に,右側の楔状片4では右側にそれぞれ
形成される。又、楔状片4の手前側に形成された接続用
の凹部41には、駆動軸5の先端に形成された係合凸部
52が接合されている。更に、駆動軸5には駆動ハンド
ル53が取付けられるが、この駆動ハンドル53は駆動
軸5に対して着脱可能になっている。
【0017】バックプレーン2には、多数の挿着孔21
が所定の間隔で上下左右に形成され、各挿着孔21には
ソケットコンタクト22が挿着されている。ソケットコ
ンタクト22は、これら挿着孔21に挿着されると共
に、挿着孔21の外周に形成されたパターンPに半田付
けなどにより接続される実装部22aと、バックプレー
ン2の面から垂直に突出された接続部22bとから構成
されている。接続部22bは、図5(c)及び(e)に
示されるように、その先端が一対の接触片を対向させて
成るもので、これら接触片の間にはピンコンタクト71
を挿入するための隙間22cが形成される。
【0018】スライドカバー3の中央部には、各ソケッ
トコンタクト22と同様な間隔で上下左右に多数の挿通
孔33が形成されている。これら挿通孔33は、図5
(b)に示されるようにバックプレーン2側(ソケット
コンタクト22側)の径がピンコンタクト71を挿通で
きる程度の大きさであるのに対し、カード7側(ピンコ
ンタクト71側)の径がこれより大きくなっている。こ
れによりピンコンタクト71の挿通を容易に行わせる。
因みに、ガイドレール6はスライドカバー3の両側にそ
れぞれ取付けられている。ピン付きカード7には、ほぼ
L字状に折曲形成された複数のピンコンタクト71がス
ライドカバー3の挿入孔33と同様な間隔で上下左右に
配設されているが、これらピンコンタクト71は半田付
け等によりカードに取付けられる。
【0019】要するに、この多芯カードエッジコネクタ
の場合、接続相手側のピン付きカード7のピンコンタク
ト71に対応するソケットコンタクト22を挿着したバ
ックプレーン2を保持した枠体1に支持されてピン付き
カード7とソケットコンタクト22との間にスライド部
3が配置され、スライド部3は、ピンコンタクト71が
挿通される挿通孔33を有し、且つ両端部が枠体1の両
端に設けられた保持孔11に挿入規制されることによっ
て挿通孔33の孔軸と交差する所定方向(左右方向)に
移動自在となっており、更に、挿通孔33にピンコンタ
クト71が挿通された状態でスライド部3を所定方向
(左右方向)に移動させることでピンコンタクト71が
ソケットコンタクト22に挿通される基本構成を有して
いる。
【0020】こうした基本構成において、更に、多芯カ
ードエッジコネクタの場合、スライド部3の両端部に設
けられた開口部31に挿抜される楔状片4を一端に有す
ると共に、楔状片4に結合されて中途部分が枠体1の保
持孔11近傍のカード7側に設けられた突出部12内部
のネジ受け溝に螺着するネジ溝51を含む駆動軸5を含
み、且つ他端側で回転操作用に供される駆動ハンドル5
3を駆動軸5端部に着脱可能であって、挿通孔33の孔
軸と平行な孔軸方向(前後方向)に移動自在な駆動機構
を備え、スライド部3の両端部には開口部31の外側縁
を規定して楔状片4に係合される係合部としてのベアリ
ング32が形成され、これによって駆動ハンドル53を
回転操作して楔状片4を孔軸方向(前後方向)へ移動さ
せ、ネジ受け溝及びネジ溝51の螺着による推進力を得
て楔状片4がベアリング32に係合される結果、スライ
ド部3が所定方向(左右方向)に移動される構成となっ
ている。
【0021】そこで、以下はこの多芯カードエッジコネ
クタによるピン付きカードの挿抜手順を説明する。先ず
図2に示すように、右側の駆動軸5に駆動ハンドル53
を取付ける。この駆動ハンドル53を時計回わり(右回
わり)に回した場合、取付け孔12aとネジ溝51とが
螺合して駆動軸5がその軸方向,即ち、方向N1に移動
する。この移動の際、楔状片4の傾斜面4bにより右側
のベアリング32が右方向M1に押圧されるため、スラ
イドカバー3は右方向M1に所定の量だけ移動する。こ
の移動した状態が多芯カードエッジコネクタの開状態と
なる。
【0022】次に、この開状態において、左右一対のガ
イドレール6の間にピン付きカード7を挿着すると、ピ
ン付きカード7のピンコンタクト71と、スライドカバ
ー3の挿入孔33とが並んで対向した状態,即ち、挿入
孔33がピンコンタクト71を挿入可能な状態となる。
この状態においてピン付きカード7をガイドレール6に
沿わせて方向N1に従って挿入すれば、ピン付きカード
7のピンコンタクト71は、図6(a)及び(b)に示
すように挿入孔33を挿通し、その先端部がソケットコ
ンタクト22の左右方向での近傍にやや離間されて位置
される。この後、駆動ハンドル53を反時計回わり(左
回わり)に回し、楔状片4をスライドカバー3の開口部
31から引き抜き、右側の駆動軸5から駆動ハンドル5
3を取り外す。
【0023】因みに、バックプレーン2とスライドカバ
ー3との間には、枠体1の底面に形成された規制部1a
が位置されている。この規制部1aはソケットコンタク
ト22の挿着位置よりも低い場所にあり、スライドカバ
ー3の移動に際してその位置を規制,案内する。
【0024】引き続き、図3に示すように、左側の駆動
軸5に駆動ハンドル53を取付け、この駆動ハンドル5
3を時計回わり(右回わり)に回す。この場合、取付け
孔12aとネジ溝51とが螺合して駆動軸5がその軸方
向,即ち、方向N1に移動する。この移動の際、楔状片
4の傾斜面4bにより左側のベアリング32が左方向M
2に押圧されるため、スライドカバー3は左方向M2に
所定の量だけ移動され、始めの位置まで引き戻される。
この移動した状態が多芯カードエッジコネクタの閉状態
となる。
【0025】多芯カードエッジコネクタの閉状態では、
図7(a)及び(b)に示されるように、ピン付きカー
ド7のピンコンタクト71が挿入孔33の内壁に押され
てソケットコンタクト22の一対の接続部22b間の隙
間22cに進入し、接続部22bに接触することによ
り、ピンコンタクト71とソケットコンタクト22との
接続が図られる。この後、左側の駆動軸5から駆動ハン
ドル53を取り外す。
【0026】この多芯カードエッジコネクタの場合、駆
動ハンドル53を回わす操作力に対し、ピンコンタクト
71が一対の接続部22b間の隙間22cに進入すると
きに生じる抵抗力は殆ど無視できる程小さいので、ZI
F式で接続を行い得る。
【0027】一方、ピン付きカード7を取り外す場合に
は、駆動ハンドル53を左側の駆動軸5に取付け、この
駆動ハンドル53を反時計回わり(左回わり)に回し、
楔状片4をスライドカバー3の開口部31から引き抜
く。次に、駆動ハンドル53を右側の駆動軸5に取付
け、この駆動ハンドル53を時計回わり(右回わり)に
回してスライドカバー3を右方向M1に移動させて開状
態とした上でピン付きカード7をN2方向に沿って引き
抜けば良い。
【0028】更に、図8を参照してスライドカバー3を
移動させるための楔状片4の働きを説明する。この多芯
カードエッジコネクタにおける駆動機構では、駆動ハン
ドル53を回すことで楔状片4の挿入端4aが駆動軸5
の軸方向,即ち、ピン付きカード7の挿入方向に動いて
スライドカバー3の開口部31内に入る。この際、スラ
イドカバー3は楔状片4の傾斜面4bに押されて楔状片
4の移動方向とは垂直方向に移動する。
【0029】ここで、楔状片4の移動量をX,スライド
カバー3の移動量をYとした場合、スライドカバー3を
移動させる際に楔状片4を移動するのに要する力Fと、
スライドカバー3を移動させるのに必要な力Gとの間に
は、F=G・Y/Xなる関係が成立する。そこで、Yに
比べてXを大きくすることで、力Fを力Gに比べて非常
に小さくすることができる。駆動軸5の移動方向の力F
は、駆動ハンドル53を回すモーメントで与えられ、し
かも楔状片4によってスライドカバー3を駆動軸5の移
動方向とは直角な方向の力Gに変換するという楔倍力効
果を用いることで、ピンコンタクト71とソケットコン
タクト22との接触を非常に小さな力で行わせることが
できる。従って、この多芯カードエッジコネクタの場
合、ピンコンタクト71の数が多数であっても、ソケッ
トコンタクト22に対する挿抜を手動で容易に行い得
る。
【0030】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の多芯カード
エッジコネクタによれば、駆動機構における駆動ハンド
ルの回転操作によってネジ受け溝及びネジ溝の螺着によ
る強力な推進力を得た楔状片が移動してベアリングに係
合し、スライド部を移動させるという楔倍力効果を利用
してZIF式でカードを挿抜できるようになるため、多
数のピンコンタクトが設けられたピン付きカードを対象
にしても、相手方接続部に設けられるソケットコンタク
トとの間における挿抜を手動によって非常に小さな操作
力で容易に行い得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多芯カードエッジコネ
クタの要部を一部破断して示した斜視図である。
【図2】図1に示す多芯カードエッジコネクタのカード
挿入前の状態を示した平面図である。
【図3】図1に示す多芯カードエッジコネクタのカード
挿入後の状態を示した平面図である。
【図4】図1に示す多芯カードエッジコネクタの他の要
部を一部破断して示した斜視図である。
【図5】図1に示す多芯カードエッジコネクタの各部に
おける要部構成を示したもので、(a)はカードの平面
図、(b)はスライドカバーの断面側面図、(c)はバ
ックプレーンの断面側面図、(d)はカードの断面側面
図、(e)はバックプレーンの他の方向からの断面側面
図である。
【図6】図1に示す多芯カードエッジコネクタによるピ
ン付きカードに対する接触前の要部構成を示したもの
で、(a)はその要部構成を示した断面側面図、(b)
は更にピンコンタクトとソケットコンタクトとの位置関
係を示したものである。
【図7】図1に示す多芯カードエッジコネクタによるピ
ン付きカードに対する接触後の要部構成を示したもの
で、(a)はその要部構成を示した断面側面図、(b)
は更にピンコンタクトとソケットコンタクトとの位置関
係を示したものである。
【図8】図1に示す多芯カードエッジコネクタにおける
スライドカバーを移動させるための楔状片の働きを説明
するためのものである。
【図9】従来の多芯カードエッジコネクタを示したもの
で、(a)はその上面図、(b)はその側面図、同図
(c)はその正面図である。
【図10】図9(a)中のA−A´線方向における断面
正面図である。
【図11】図9(a)〜(c)に示す多芯カードエッジ
コネクタによって接続されるカードの一部を示した平面
図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 バックプレーン 3 スライドカバー 4 楔状片 4a 挿入端 4b 傾斜面 5 駆動軸 6 ガイドレール 7 ピン付きカード 22 ソケットコンタクト 22a,120a 実装部 22b,120b 接続部 22c 隙間 31 開口部 32 ベアリング 33 挿通孔 51 ネジ溝 53 駆動ハンドル 71 ピンコンタクト 110 インシュレータ 111 挿入穴 120 コンタクト 130 カード 131 接触パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅里 昌司 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 山田 昌広 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−113567(JP,A) 実開 平3−101883(JP,U) 実開 平4−102587(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 23/00 H01R 23/68 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続相手側のカードのピンコンタクトに
    対応するソケットコンタクトを挿着したバックプレーン
    を保持した枠体と、前記枠体に支持されて前記カードと
    前記ソケットコンタクトとの間に配置されたスライド部
    とを含み、前記スライド部は、前記ピンコンタクトが挿
    通される挿通孔を有し、且つ両端部が前記枠体の両端に
    設けられた保持孔に挿入規制されることによって該挿通
    孔の孔軸と交差する所定方向に移動自在であり、更に、
    前記挿通孔に前記ピンコンタクトが挿通された状態で前
    記スライド部を前記所定方向に移動させることで該ピン
    コンタクトが前記ソケットコンタクトに挿通されるよう
    に構成された多芯カードエッジコネクタにおいて、前記
    スライド部の両端部に設けられた開口部に挿抜される楔
    状片を一端に有すると共に、該楔状片に結合されて中途
    部分が前記枠体の前記保持孔近傍の前記カード側に設け
    られた突出部内部のネジ受け溝に螺着するネジ溝を有す
    る駆動軸を含み、且つ他端側で回転操作用に供される駆
    動ハンドルを該駆動軸端部に着脱可能であって、前記挿
    通孔の孔軸と平行な孔軸方向に移動自在な駆動機構を備
    え、前記スライド部の両端部には前記開口部の外側縁を
    規定して前記楔状片に係止される係合部としてのベアリ
    ングが形成され、前記駆動ハンドルの回転操作によって
    前記楔状片を前記孔軸方向へ移動させて前記ベアリング
    に係合させることで前記スライド部が前記所定方向に移
    動される構成であることを特徴とする多芯カードエッジ
    コネクタ。
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JP3101883U (ja) * 2003-11-25 2004-06-24 力特光電科技股▲分▼有限公司 液晶表示器に応用される位相偏差補償装置

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