JP3101883U - 液晶表示器に応用される位相偏差補償装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高対比と高画質と広い視野角度範囲を有する液晶表示器を提供する。
【解決手段】複数層の位相偏差補償層を有する上位相偏差補償セットと、複数層の位相偏差補償層を有する下位相偏差補償セットとを備え、前記上位相偏差補償セットと下位相偏差補償セットとの間に液晶チップ層を有する液晶表示器に応用される位相偏差補償装置を提供する。
【選択図】図8

Description

本考案は、液晶表示器に応用される位相偏差補償装置に係わり、特に、そのポーラライゼーション・プレートを高対比と超ワイド・アングルのMVALCDに応用することによって製品の対比と視野角度を向上できるようにした位相偏差補償装置に関するものである。
ここ十年来、光電気産業の盛んな発展と共に、コンピュータの関連設備も光電気産業の発展に従って軽量化と薄型化と電気エネルギー節約化などの方向へ発展していく傾向がある。従来のCRT表示器は体積が嵩み、重く、且つ輻射の課題を有するので、最近のすべてが軽量化と薄型化とを要求する必要性に正しく対応していない。液晶表示器(Liquid Crystal Display、以下LCDと略称する)はこの目的に向かって開発されている表示技術である。
最初提案された液晶表示器は位相差の補償技術が未成熟であり、所謂ゴースト・イメージを生じる場合があると共に、色彩も相互に沁み込むような現象が見られる。これらは現像技術の分野では極ディストーションと言う。所謂位相差は大まかに解釈すると、LCDスクリーンの中間層(LCD結晶粒子層)が通電後に結晶粒子の配列が傾斜状を呈し、そのため、光の回折や異なる材質を通過することによる屈折現象などを生じ、位相の偏り状態を形成する。しかしながら、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)や平板型コンピュータ(Tablet PC)などの出現によって、更には液晶テレビの出現に従って、高画質のLCD表示器のニ一ズが益々多くなっている。
液晶表示器(LCD)においてよく問われる課題の一つが、その狭い観覧角度と厳しい色彩偏差などの現象にある。これらの問題に対しては、研究人員がここ数年間既に複数種のそれぞれ異なる表示器を開発して、その狭い観覧角度の課題を改善している。
そのうちのある種は多区域垂直配列(MVA,Multi-domain Vertical Alignment)の薄膜液晶表示器(TFTLCD,Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)であり、これは一種の新たな垂直配列の概念であり、それらは視角方面のワイド・ビジュアル・アングルを提供し、表示色彩の方面では高対比と高色彩飽和度と表示方面の迅速的反応時間などの品質を提供している。
以下に、Mr. Yoshio KoikeとDr. Kenji Okamotoの著作した文献“Super High Quality MVATFT Liquid Crystal Display”の言及する従来技術の三種類のLCDシステムについて論述する。図1の(A)乃至(C)に示すものは、三種類の従来のLCDの単一結晶粒子の配列の説明図である。
これら三種類のLCDは図1の(A)に示すツイスト・ネマチック・タイプのシステムのLCDと、図1の(B)に示すIPS(In-plane-switching、面内転換タイプ)システムのLCDと、図1の(C)に示すVA(Vertically Aligned,垂直配列タイプ)システムのLCDである。しかしながら、これらはそれぞれ異なるオペレーション・ルールによるものである。従来のツイスト・ネマチック・タイプ内において、未通電時に、即ち図1の(A)の点線の左側の図形に示す状態にある場合、LCD結晶粒子の配列がその前基材と後基材とが同一の平面内に実施されるものである。しかしながら、複数個の棒状の結晶粒子が二つの基材の間に配列される時に、殆どが相互に傾斜する状態を呈し、それらのますます傾斜する角度が上基材から下基材へ至ってトータル90度の傾斜偏差を呈する。電界の通過印加がない場合、光線が上基板のポーラライゼーション・プレートと前記上,下基板間の結晶粒子層と下基板のポーラライゼーション・プレートを通過する。そのため、光線が表示器において白色をアピールする。電界の通過印加がある場合に、傾斜して歪んだ結晶粒子配列構造が破壊され、結晶粒子が基板に対し直交するようになり、入射するポーラライゼーション・ライトが現在では旋回されないまま結晶粒子層を通過する。即ち旋回されることはなく、また、光線が下基板の裏のポーラライゼーション・プレートを通過する際に阻止される。そのため、表示器に黒色をアピールする。TN LCDの中で、全部の電圧がそこに印加される場合、図1の(A)の点線の右側の図形に示すようにLCD結晶粒子が不完全な直交状態を呈し、そのため、暗い状態では黒色があまり黒くならない。即ち光線漏れ出し現象を生じる。且つ、中間電圧を印加する場合、LC結晶粒子が多元化のポーラライゼ一ション・アライメントの中で、異なる角度が異なるイメージを生成する。即ち、観覧者が正面以外の角度より観覧する場合にディストーションを生じる場合がある。
図1の(B)に示すように、IPSシステムにおいては、結晶粒子の配列が基材と同一の面に設定され、且つその傾斜または旋回の角度が印加される電圧の多少によって決められるので、こうした場合では、マルチ・ポーラライゼーションの結晶粒子の配列によって視野角度が狭過ぎる課題を解消している。
しかしながら、IPSにおいては、雑波長が分布していることが避けられず、そのため、色彩が異なることで通り抜けも異なるようになると共に、当該システムの反応はかなり遅く、それはLC結晶粒子が電界がかなり弱い二つの基材面間において旋回するためであり、当該電界が一対の精緻な型によって成形される電極間に生成され、それらの二つの電極の間隔が二つの基材同士間の間隔より大きく形成されることで、従来のLCDの反応速度を算出できる。
図1の(C)に示すように、VAシステムはTNとIPSシステムと異なっており、VAシステム内において、電圧が印加されない場合、図1の(C)の点線の左側の図形に示すように、LC結晶粒子の配列が基材と直交するようになり、LCD表示器に黒色のイメージをアピールする。電圧が印加される場合、図1の(C)の点線の左側の図形に示すように結晶粒子が水平の位置へ移動し、白色のイメージをアピールする。電荷が印加されない場合、すべてのLC結晶粒子が、基材縁部におけるものを含み、すべて垂直状になる。
このような状態では、ポーラライゼーション・ライトが前記上,下基材間のLC結晶粒子層を通過する際に、阻止されることがない。しかしながら、前ポーラライゼーション・プレートに阻止され、これが完全性のある光線の阻隔であるので、黒色を生成する際に純粋な黒色を生成し、且つ上下左右の視野角度から観覧する場合、すべてが同程度の黒色である。当該システムは迅速的反応速度を有するが、ツイストまたは傾斜の構造をもたず、且つLC結晶粒子が単に垂直と水平の調整の間で特性を変更するだけである。しかしながら、一般のTN LCDのように、VAシステムの視野角度の大きさは単に中間程度の等級にある。
図2の(A)および(B)に示すものは、従来技術の単一区域垂直配列LCDの単一の結晶粒子と従来技術の多区域垂直配列のLCDの単一結晶粒子との比較説明図である。
図2の(A)の従来技術のVA技術がLC結晶粒子をすべて均一に傾斜するようにし、中間程度の灰色等級をアピールする。均一に傾斜するように配列されることで、その明るさがその視野角度に左右される。前方より観察する場合、観覧者が見られる光線が僅か一部でしかなく、それは前方から観覧する場合、傾斜した結晶粒子のダブル屈折反応は単に一部の視覚を生成する。
もしも、傾斜の方向からこのベース組織を見た場合、ダブル屈折反応は消えてしまい、この区域が黒くなる。他方では、傾斜角度が垂直の角度より観覧する場合、ダブル屈折反応は最大限度まで発揮され、高い明るさ効果を生成する。
この課題を解決するために、多区域(domain)技術が開発された。図2の(B)において、左右両側の結晶粒子が反対する方向にアレンジされて傾斜を呈し、相同方向の傾斜を定義する場合、その区域が極小さい区域であり、これらの小さい区域を結合すると、明るさと視野角度を大幅に向上できる。
図3の(A)および(B)に示すものは、従来技術の多区域IC結晶粒子層の配列を示す説明図である。最近では既に一種の摩擦方向配列(rubbing)を必要としない新しいLC配列技術が提案され、新しい技術は基材に複数個の突起(ridge)を形成させ、結晶粒子に傾斜配列させる条件を提供し、電位差が二つの基材を通過する際、突起の周囲の傾斜電界においてLC結晶粒子を傾斜させ、図3の(A)に示すようになる。この方法は区域を形成するモードを提供し、傾斜電界と突起における傾斜配列の結晶粒子とが方向が合うためである。この方法を利用すると、LC結晶粒子が自動的に二つの区域に区分され、且つ反対する視野角度の特性を有するので、ワイド視野角度の結晶粒子組織を生成する。このような配列技術が「区域自動形成様態(ADF:Automatic Domain Formation)」と称されるものである。
また、図3の(B)に示すように、さらにLC区域を安定化するために、それぞれ上下両基材に複数の突起が設定され、この技術が提案されたことで、突起の基材における配置を変更することによって任意のLC区域の取得することが手軽になる。特に一種の複数本のリブ状の突起構造が好適である。図3の(B)に示すように、突起を製造して各種の区域の格子分けを実践するものがその一種の設計であり、また、基材において一つまたは複数の凹槽を形成する設計がある。当該凹槽の設計は同じような効果を有する。近年では、二種類の設計を合併して使用する場合があるようになっててきおり、こうすると、さらに優れた作用を提供できる。
図4に示すのは、従来技術のTFT−LCDに応用される複数本の帯状の突起を示す説明図である。既にMVA LCDを開発したわれわれに対しては、四つの区域がMVA LCDの機能を最も大きく発揮でき、この種のジグザグ状の突起の設計は四つの区域の形式のMVA LCDを採用することができた。
これを例として、ポーラライゼーション・ピースの吸収軸とLC結晶粒子の長軸の間にある角度が45度であるため、光線の使用効率が最大限である。
図5に示すのは、従来技術の単一区域の垂直配列のLCDと従来技術の多区域垂直配列LCDの視野角度が零度である場合に、対比値(CR)が50であり、視野角度が80度である場合に対比値(CR)が10であることを開示する図面であり、下図の多区域垂直配列LCDの表示の視野角度がゼロである場合に、対比値(CR)が300であり、80度である場合に対比値(CR)が10である。下図の深い灰色と浅い灰色との区域の分布が非常に均一的であり、それは位相差がかなり均一であることを意味し、スクリーンに表示された場合、異なる角度のアピールの色彩の差がかなり小さい。それに対して上図においては、その深い灰色と浅い灰色の区域の分布がかなり不均一である。
前記のように、現有の多区域垂直配列LCD(MVA−LCD,Multi-domain Vertical Alignment Liquid Crystal Display)の視野角度と対比は、そのポーラライゼーション・プレートとして双軸延伸ポーラライゼーション・プレートを使用することによって位相差補償を実行し、その光学的測量結果は対比が効果的に増大されることをアピールし、対比が10である区域が視野角度を80度まで拡大する機能を有する。しかしながら、現有の光学補償方法は視野角度を全視野まで拡大できるが、対比の分布が効果的な拡大効果を持たず、特に視野角度45度乃至225度の方向と135度乃至315度の方向では、依然として効果的に対比値を20を超えさせるようにすることが実践できない。そのため、どのようにして位相差補償の方式を開発して、前記二つの視野角度の範囲における対比値が20を超えことができるようにするかは、本考案の検討と解決しようとする課題になっている。
本考案は、液晶表示器に応用される位相偏差補償装置に関するものであり、その主要な目的は、一種の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置を提供することにあり、当該装置はそのポーラライゼーション・プレートを高対比と超ワイド・ビジュアル・アングルのMVA LCDに応用することで、製品の対比と視野角度を向上する目的が図れる。例えば、ワイド・アングル・スクリーンと液晶テレビが視野角度45度乃至225度、且つ135度乃至315度の方向の対比値を20以上に向上することができる。
本考案には、上位相偏差補償セットを有し、当該上位相偏差補償セットには複数層の位相偏差補償層を有し、その配列が上から下へ順次に例えば透明基板とポーラライゼーション素子と透明基材となる配列であり、また、本考案には、下位相偏差補償セットを有し、当該下位相偏差補償セットには上から下へ順次に例えば第一層の双軸延伸膜と第二層の双軸延伸膜とポーラライゼーション素子と透明基材となる配列であり、且つ上位相偏差補償セットと下位相偏差補償セットとの間に液晶チップ層を有し、前記上位相偏差補償セットと下位相偏差補償セットとの最も外方の層面にはそれぞれ一層の表面処理層が形成されているものである。
本考案による液晶表示器に応用される位相偏差補償装置によれば、高対比値と広い視野角度を有する液晶表示器を提供できる。
以下に、添付図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態を詳細的で具体的に説明する。
図6の(A)乃至(F)に示すものは、本考案のよる補償膜の物理特性を示す説明図である。
図6の(A)に示すものは座標位置決め図であり、x,y,z方向を定義する。一般に、補償膜には三種類の膜があり、一種は図6の(B)と図6の(C)に示すA−プレートであり、他種は図6の(E)と図6の(F)に示すC一プレートであり、またの一種は双軸延伸膜で、例えば図6の(D)に示すようなものである。
また、A−プレートは図6の(B)に示すようなp−A−プレート(positive A−プレート)と図6の(C)に示すようなn−A−プレート(negative A−プレート)とに分けられ、その物理特性は下記式(1),(2)で定義される。
(1)p-A-plate:nx>ny=nz
(2) n-A-plate:nz=nx>ny
また、C−プレートは図6の(F)に示すようなp−C−プレート(positive C−プレート)と、図6の(E)に示すようなn−C−プレート(negative C−プレート)に分けられ、その物理特性が下記式(3),(4)で定義される。
(3)p−C−plate:nz>nx=ny
(4)n-C-plate:nx=ny>nz
また、双軸延伸膜が図6の(D)に示すように、その備える物理特性は下記式(5)で定義される。
(5)nx>ny>nz
である。上記(1)乃至(5)式中のnxはx軸の屈折率であり、nyはy軸の屈折率であり、nzはz軸の屈折率である。
これらのことから、下記式(6)で平面屈折ROと厚さ屈折率Rthを定義される。即ち、
(6)RO=(nx-ny)*d,Rth=(((nx+ny)/2)-nz)*dまたはRth=(nx-nz)*d
であり、その式中、dは光線がある介在質を通る経路の長さである。
前記の説明から分かるように、p−A−プレートがx方向においての屈折率が最も大きく、且つyとz方向の屈折率が相同であり、n−A−プレートがzとx方向においての屈折率が相同であり、y方向の屈折率が最も小さく、p−C−プレートがz方向の屈折率が最も大きく、xとy方向の屈折率が相同であり、また、n−C−プレートがxとy方向の屈折率が相同で、z方向の屈折率が最も小さく、また、双軸延伸膜は、x方向の屈折率が最も大きく、y方向の屈折率が二位にあり、z方向の屈折率が最も小さい。
図7の(A)および(B)に示すように、それは多区域LC結晶粒子層の配列状態を示す説明図である。これはMVA−LCD結晶粒子層における結晶粒子の垂直及び傾斜の状態である。電流が流されない場合では、即ち、図7の(A)に示すように、電界が不存在の場合では、それぞれの結晶粒子がすべて垂直ぐらいの角度をなすように立っており、この時も暗い状態を形成する状態であり、もし、電流を流すと、即ち、図7の(B)に示すように、電界が存在する場合、それぞれの結晶粒子がすべて傾斜する角度で立っており、この時も明るい状態を形成する状態である。
図8に示すものは、本考案の好適な実施例である。図6において開示されるLC結晶粒子層が、この時、中間部位に位置するLC結晶粒子層15であり、本考案は、LC結晶粒子層15の明るい状態と暗い状態の場合の生成する位相偏差に対し補償を実行するものである。本実施例の主な配列は、液晶スクリーン表示層を組成するものであり、その組成の順序は、上表面処理層11と、第一TAC12と第一PVA13と第二TAC14とを含む上ポーラライゼーション・プレートと、LC結晶粒子層15と、第一双軸延伸膜16と第二双軸延伸膜17と第二PVA18と第三TAC19を含む下ポーラライゼーション・プレートと、下表面処理層20とを備える。LC結晶粒子層15が暗い状態を呈する場合に、結晶粒子が直立状を呈し、この時、厚さ方向の屈折を生じ、他の補償膜によってその厚さ方向の屈折量を補償する必要があり、即ち、Rthの部分である。そのため、配置される第二TAC14と第一双軸延伸膜16と第二双軸延伸膜17がLC結晶粒子層15の生成するRthを補償し、LC結晶粒子層15が明るい状態を呈する場合に、結晶粒子が傾斜しており、この時、平面方向の屈折を生じ、他の補償膜によってその平面方向の位相差を補償する必要がある。即ち、ROの部分であり、そのため、配置される第一双軸延伸膜16と第二双軸延伸膜17がLC結晶粒子層15の生成するROを補償できるようになる。こうすると、すべての屈折誤差が全部補償される。他の関連する部材は、例えば上表面処理層11と下表面処理層20が保護性と防眩性と反射防止性と耐磨耗性と耐汚染性と耐静電性を有する。第一TAC12と第三TAC19とが保護性を有し、第一PVA13と第二PVA18とがポーラライゼーション・プレートであり、光線をろ過する機能を有し、光線を純粋化する機能を発揮できる。
前記に述べるのは本考案における好適な実施例である。しかしながら、第一TAC12と第一PVA13と第二TAC14と第一双軸延伸膜16と第二双軸延伸膜17と第二PVA18と第三TAC19とが他の配列組成を有する。即ち、他の異なる実施例を有し、例えば、第2実施例の上ポーラライゼーション・プレートが上から下へ順次にTAC、PVA、第一層の双軸延伸膜、TACの配列であり、且つ下ポーラライゼーションープレートは上から下へ順次に第二層の双軸延伸膜、PVA、TACの配列である。
第3の実施例として、上から下へ上ポーラライゼーション・プレートは順次にTAC、PVA、第一層の双軸延伸膜、第二層の双軸延伸膜の配列であり、かつその下ポーラライゼーション・プレートは上から下へ順次にTAC、PVA、TACの配列である。
前述したように、第1の好適な実施例において、その下位相偏差補償セットには二層の双軸延伸膜を有するので、当該位相偏差補償装置が視野角度を増加、全視野角度の場合の対比を向上、飽和度を向上する機能を有する。前記二層の双軸延伸膜の補償により、暗い状態の場合ではその灰色度が低減され、特に45度乃至225度の場合と135度乃至315度の場合の方向の補償が好ましい。そのため、全視野角度の場合では対比値が20を越えるようになり、他方では、二層の双軸延伸膜の補償も色彩飽和度を向上する。
本考案は、優れる実施例を前記のように開示したが、それらは本考案を制限するものではなく、当該分野における技術者が、本考案の要旨と実用新案登録請求の範囲内において各種の変更と修飾を実行できるが、それらは本考案の主張する実用新案登録請求の範囲に包含されるべきことは言うまでもないことである。
(A)ないし(C)は三種類の従来のLCDの単一結晶粒子の配列を示す説明図である。 (A)と(B)が従来の単一区域垂直配列LCDの単一の結晶粒子と従来の多区域垂直配列LCDの単一結晶粒子を示す比較図である。 (A)と(B)は従来技術の多区域LC結晶粒子層の配列状態を示す説明図である。 従来技術がTFT-LCDに応用される場合の複数本の帯状突起を示す説明図である。 従来の単一区域垂直配列LCDと従来の多区域垂直配列LCDの視野角度と対比値の比較図である。 (A)ないし(F)は補償膜の物理特性を示す説明図である。 (A)と(B)は多区域LC結晶粒子の配列を示す説明図である。 本考案の好適な実施の形態を示す説明図である。
符号の説明
11 上表面処理層
12 第一のTAC
13 第一のPVA
14 第二のTAC
15 LC結晶粒子層
16 第一の双軸延伸膜
17 第二の双軸延伸膜
18 第二のPVA
19 第三のTAC
20 下表面処理層

Claims (13)

  1. 複数層の位相偏差補償層を有する上位相偏差補償セットと、
    複数層の位相偏差補償層を有する下位相偏差補償セットとを備え、
    前記上位相偏差補償セットと前記下位相偏差補償セットとの間に液晶チップ層を有することを特徴とする液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  2. 前記上位相偏差補償セットの上面部に表面処理層が設けられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  3. 前記下位相偏差補償セットの上面部に表面処理層が設けられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  4. 前記表面処理層が防眩性を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  5. 前記表面処理層が反射防止性を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  6. 前記表面処理層が耐摩耗性を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  7. 前記表面処理層が汚染防止性を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  8. 前記表面処理層が耐静電性を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  9. 前記上位偏差補償セットの複数枚の位相偏差補償層の配列方式は、上から下へ、順次に透明基材と、ポーラライゼーション素子と、透明基材となる配列であると共に,
    前記下位相偏差補償セットの複数枚の位相偏差補償層の配列方式は、上から下へ、順次に第一層の双軸延伸膜と、第二層の双軸延伸膜と、ポーラライゼーション素子と、透明基材となる配列であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  10. 前記上位相偏差補償セットの複数枚の位相偏差補償層の配列方式は上から下へ順次に透明基材と、ポーラライゼーション素子と、第一層の双軸延伸膜と、透明基材となる配列であると共に、前記下位相偏差補償セットの複数枚の位相偏差補償層の配列方式は、上から下へ順次に第二層の双軸延伸膜と、ポーラライゼーション素子と、透明基材となる配列であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  11. 前記上位相偏差補償セットの複数枚の位相偏差補償層の配列方式は上から下へ順次に透明基材とポーラライゼーション素子と第一層の双軸延伸膜と第二層の双軸延伸膜となる配列であると共に、前記下位相偏差補償セットの複数枚の位相偏差補償層の配列方式は、上から下へ順次に透明基材とポーラライゼーション素子と透明基材となる配列であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  12. 前記透明基材の材質としてTACやPCやCOCより選択的に採用することを特徴とする請求項9ないし請求項11に記載のいずれか1項に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
  13. ポーラライゼーション素子の材質としてPVAを採用することを特徴とする請求項9ないし請求項11に記載のいずれか1項に記載の液晶表示器に応用される位相偏差補償装置。
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