JPH0512004Y2 - - Google Patents

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JPH0512004Y2
JPH0512004Y2 JP2810089U JP2810089U JPH0512004Y2 JP H0512004 Y2 JPH0512004 Y2 JP H0512004Y2 JP 2810089 U JP2810089 U JP 2810089U JP 2810089 U JP2810089 U JP 2810089U JP H0512004 Y2 JPH0512004 Y2 JP H0512004Y2
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pandolor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄道の軌道用コンクリート枕木の型
枠に関し、パンドロール締結装置を有する枕木を
製造する場合の型枠に関する。
〔従来の技術〕
パンドロール締結装置は第9図に示すように、
軌条21とコンクリート枕木22とを締結する装
置であつて、パンドロールアンカ23の基部24
を枕木のコンクリート中に一体に埋込んでおき、
このパンドロールアンカ23の頭部のシヨールダ
25に設けられている横孔に鋼鉄製のJクリツプ
26の一端を嵌入し、このJクリツプ26の他端
が強いばね力によつて軌条21のフランジと枕木
を締結するものである。
このパンドロール締結装置は簡易な機構でレー
ルを固定する力が大きく、取付が容易でメンテナ
ンスの必要がなく、安全性、信頼性、確実性に優
れている。また、振動する軌条をしつかり押える
弾力性のある締結装置であつて、取付時に適切な
締付力が自動的に与えられトルクレンチその他の
手間のかかる器具も不要であるなどの利点があ
る。
このようなパンドロール締結装置を有するコン
クリート枕木は、その製造時にパンドロールアン
カのシヨールダ部をコンクリートから突出させて
コンクリートを打設しなければならない。この種
のコンクリート枕木は通常、枕木の下面を上面開
放側とした型枠を用いて製造され、パンドロール
アンカのシヨールダ部は型枠の底板を貫通して取
付け、コンクリートの打設をしなければならな
い。
第10図はパンドロールシヨールダ23が型枠
の底板を貫通する部分の底板のシール機構の従来
の型枠を示したもので、型枠底板にゴム板31な
どの弾性板を、押え金32、ボルト33で取り付
けていた。パンドロールシヨールダ23をこの孔
に嵌入すると、このゴム板31は先端が当接する
が、(a)図のようにゆるやかな接触ではコンクリー
ト打設時にペースト漏れを止めることができず、
(b)図のようにゴム板31の先端を押し曲げて嵌入
することとなるが、この場合も、ゴム板引がペー
スト漏れしやすい方向に曲げられること、およ
び、シヨールダ23の貫通部の隅角部はゴム板3
1が密に閉鎖することができないのでペースト漏
れを避けることができなかつた。
〔考案が解決しようとする課題〕 本考案はこのペースト漏れを完全に防止したパ
ンドロール用枕木の型枠を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、パンドロール締結装置を有するコン
クリート枕木の型枠において、パンドロールシヨ
ールダが貫通する孔の形状を、パンドロールシヨ
ールダの型枠貫通部の外形の四辺が嵌合し、かつ
隅角部の丸味半径がパンドロールシヨールダの隅
角部の丸味半径より小さい孔形とし、その内周縁
に矩形横断面の凹溝を設け、該凹溝にOリングを
嵌装したことを特徴とするパンドロール用枕木の
型枠である。
〔作用〕
パンドロールシヨールダは鋼鋳物製であつて、
型枠底面を貫通する部分の断面は隅部に丸みを付
した矩形であり、その鋳肌は機械仕上した面に比
し粗面である。
このような貫通部のシールでは、その隅角部の
シールが最も困難である。
本考案はパンドロールシヨールダの貫通部断面
の四辺が嵌入する矩形状の孔型であつて、その隅
角部はパンドロールシヨールダの隅の丸味より小
さい半径の丸味を有し、すなわち、孔型とパンド
ロールシヨールダの外形が隅角部では三日月形の
隙間を有するように貫通孔を形成し、この貫通孔
の円周面にOリングの外径より僅か幅挟の矩形断
面の凹溝を全周に亙つて設け、この凹溝にOリン
グを嵌装したので、Oリングは凹溝の壁の2面と
パンドロールシヨールダの外面との3面の間に圧
縮され、完全なシール性を保つ。特に、隅角部に
おいては、パンドロールシヨールダの外面に強く
なじみ、かつ、この面に弾性力により押圧されて
つぶれる傾向となるので、Oリングが凹溝の壁に
強く圧着され、極めて良好な完全なシールが可能
となる。
従つて、ペースト漏れを生ずることがなく、特
に従来解決することができなかつた隅角部の完全
シールが可能となつた。
また、場合によつては、貫通孔の三辺に内周面
凹溝を設け、一部を切り取つたOリングをコの字
形に嵌入してもよい。
〔実施例〕
第1図にパンドロール金物の型枠底板への取付
部の3面図を示した。また、パンドロール金物取
付部の拡大を第2図に示した。第3図は型枠の全
体図の側面図、第4図はその平面図を示したもの
である。
まず第3図、第4図を参照して枕木型枠1の全
体図を説明する。枕木型枠1はその開放上面が枕
木の底面となるもので、水平面の開放面となつて
いる。第4図中の−,−,−,−
矢視断面をそれぞれ第5図〜第8図に示した。
型枠1はU字形断面をなし、底板2、側板3、リ
ブ4、上面フランジ面5、基台6からなり、長手
方向端部は閉止してあり、隣接型枠と接続するよ
うに接続フランジ7を有している。
パンドロール金物の取付孔10の部分の平面図
を第2図aに示し、bにそのA−A断面図、cに
そのB−B断面図を示した。この孔10は、型枠
の底板2の下部に設けられたシール金物11,1
2,13,14によつて形成されその孔形はパン
ドロールシヨールダ25の外形が嵌まり込む寸法
となつており、パンドロールシヨールダ25が嵌
入したとき、パンドロールシヨールダの四辺がぴ
つたり一致するような形となつている。この孔の
内周面には矩形断面の凹溝15が内周全部に亙つ
て設けられている。この凹溝15は第2図bに見
られるように、シール金物11内に設けてもよ
く、また型枠の底板2とこれに当接する外板金物
12とによつて形成してもよい。この凹溝15に
は凹溝面より1〜2mm突出させてOリングが嵌入
される。
一例をあげると、次の通りである。
枕木:50N軌条用PC枕木、長さ 2200mm 型枠:鋼板製 3.2mm厚 パンドロールシヨールダ外形(型枠見切断
面):76mm×66.5mm×隅角部丸味5mmR(約3度の
抜き勾配つき) 貫通孔の内法寸法:76mm×67.3mm×隅角部丸味
3.5mmR 凹溝寸法:3.5mm×3.5mm Oリング太さ:5mm Oリング内径:88mm この結果ペースト漏れは皆無となり、良好な品
質の枕木を得ることができた。
〔考案の効果〕
本考案により、パンドロール用枕木の製造にお
いて型枠からのペースト漏れがなくなり、優れた
品質の枕木を得ると共に、製品のパンドロール部
の清掃などの手間を不要とし、作業場や型枠のペ
ースト汚れも防止することができ、これらの清浄
化作業を皆無とすることが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の型枠のパンドロール
金物取付部のa側面図、b正面図、c底面図、第
2図はパンドロール金物取付部近傍のa平面図、
bそのA−A矢視断面図、cそのB−B矢視断面
図、第3図は本考案の実施例の型枠の全体正面
図、第4図はその平面図、第5図、第6図、第7
図、第8図は第4図のそれぞれ−,−,
−,−矢視図、第9図はパンドロール用
枕木の使用状態を説明する斜視図、第10図は従
来のパンドロール金物のシール部の説明図であ
る。 1……型枠、2……底板、3……側板、10…
…貫通孔、11,12,13,14……シール金
物、15……凹溝、16……Oリング、23……
パンドロール金物、25……パンドロールシヨー
ルダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パンドロール締結装置を有するコンクリート枕
    木の型枠において、パンドロールシヨールダが貫
    通する孔の形状を、パンドロールシヨールダの型
    枠貫通部の外形の四辺が嵌合し、かつ隅角部の丸
    味半径がパンドロールシヨールダの隅角部の丸味
    半径より小さい孔形とし、その内周縁に矩形横断
    面の凹溝を設け、該凹溝にOリングを嵌装したこ
    とを特徴とするパンドロール用枕木の型枠。
JP2810089U 1989-03-14 1989-03-14 Expired - Lifetime JPH0512004Y2 (ja)

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JP2810089U JPH0512004Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14

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JP2810089U JPH0512004Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14

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JPH02121205U JPH02121205U (ja) 1990-10-02
JPH0512004Y2 true JPH0512004Y2 (ja) 1993-03-26

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JP2810089U Expired - Lifetime JPH0512004Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH081045Y2 (ja) * 1991-05-02 1996-01-17 正行 竹内 型枠へのインサート金具支持装置

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JPH02121205U (ja) 1990-10-02

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