JPH075154Y2 - コンクリート型枠用セパレータ - Google Patents

コンクリート型枠用セパレータ

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JPH075154Y2
JPH075154Y2 JP1989048630U JP4863089U JPH075154Y2 JP H075154 Y2 JPH075154 Y2 JP H075154Y2 JP 1989048630 U JP1989048630 U JP 1989048630U JP 4863089 U JP4863089 U JP 4863089U JP H075154 Y2 JPH075154 Y2 JP H075154Y2
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正男 奥田
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正男 奥田
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンクリート型枠を組み立てる場合に使用さ
れる金具に係わり、詳しくはコンクリート型枠を所望の
間隔に保持するコンクリート型枠用セパレータに関す
る。
[従来の技術] コンクリート型枠用セパレータはコンクリート型枠工事
において、互いに向かい合ったせき板を所望の間隔に保
持する金具であって、その構造および使用方法を第2図
および第3図に従って説明する。
第2図はコンクリート型枠用セパレータ(以下単にセパ
レータという。)の側面図を示す。セパレータは保持杆
10と型枠係止片18からなり、保持杆10は真っ直ぐな金属
棒であって、両端に締付金具係止用膨大頭部12、12が一
体的に形成されている。この保持杆10の両端から所定の
距離を隔てた内側には、型枠係止片18を係止する突出部
14、14が形成されており、さらにこの突出部14、14の内
側には、保持杆10を折り取るための環状溝16、16が形成
されている。また、型枠保持杆10の膨大頭部12と突出部
14の間には型枠係止片18、18が遊嵌されている。
第3図は型枠を組み立ててコンクリートを打設した状態
の横断面図を示す。型枠として対設されたせき板20、20
には保持杆10の膨大頭部12が貫通する透孔22、22が設け
られ、保持杆10の膨大頭部12、12がそれぞれ挿通されて
いる。型枠係止片18は、保持杆10の膨大頭部12がせき板
20の透孔22に挿通されることにより、せき板20により、
内側に押されるが、突出部14により係止されるので、せ
き板20、20は所定の間隔で保持される。
締付金具24は第4図の斜視図に示す通りであって、帯状
部材をコ字状に折り曲げて形成されたものである。この
締付金具24の平行に相対する脚片26、26は一方が他方よ
りやや長くなっており、それぞれの脚片26、26の先端近
くには、楔片28が挿通される楔孔30、30が設けられてい
る。また、この締付金具24の頂面32の中心から一方の脚
片26の基部にかけては保持杆10が遊嵌できる幅の係着孔
34が穿設されており、この係着孔34の脚片側の一端34a
は、保持杆10の膨大頭部12が嵌挿されるよう拡大部とな
っている。
締付金具24を保持杆10に係着するには、締付金具24の係
着孔34の拡大部34aに、せき板20の透孔22を貫通した保
持杆10の膨大頭部12を挿入した後、締付金具24の頂面32
がせき板20に対向するように回動し、膨大頭部12を係着
孔34の頂面側の一端に係止する。
せき板20の外面には押桟36が縦に押し当てられ、この押
桟の外側からは締付金具24の2つの脚片26、26の間に挿
入された端太38が、この押桟36に直交するように添設さ
れる。さらにせき板20、押桟36および端太38を緊締する
ために、締付金具24の脚片26、26の楔孔30、30には楔片
28が打ち込まれ、型枠が組み立てられた後、コンクリー
ト42が打設される。なお、保持杆10の両端の締付金具係
止部は膨大頭部12であるものを示したが、この係止部を
ねじ部とし端太38を保持金具を用いてボルトで緊締する
式のものが用いられる場合もある。
[考案が解決しようとする課題] 以上説明した従来のセバレータの型枠保持杆10の膨大頭
部12と突出部14の間に遊嵌される型枠係止片18は円盤状
であって、単にせき板20を係止するとともに透孔22を塞
ぐだけのものであるため、第6図の部分拡大縦断面図で
示したように、締付金具24および端太38の重さや、楔片
28を打ち込むときの衝撃で下に垂れ下がり、膨大頭部12
を透孔22の中心に挿通したとしても、保持杆10が透孔22
の下端に当接することとなる。そのため、コンクリート
打設後にせき板20を取り外す際に、保持杆10の膨大頭部
12が透孔22に引っ掛かり、せき板20を破損したり、透孔
22が必要以上に大きくなり、使用できなくなるという問
題点がある。
本考案は、コンクリート型枠工事において使用されるセ
パレータの型枠保持杆に嵌挿される型枠係止片の前記の
ごとき問題点を解決すべくなされたものであって、せき
板の透孔に挿通した保持杆が型枠を組み立てた後におい
ても、透孔の中心に保持され、型ばらしの際にせき板を
破損することのないコンクリート型枠用セパレータを提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のコンクリート型枠用セパレータは、両端に締付
金具係止用の膨大頭部(12)が一体的に形成され前記膨
大頭部(12)から所定の距離を隔てた内側に型枠係止片
(18)を係止する突出部(14)を形成しさらにその内側
に折り取り用の環状溝(16)を設けた型枠保持杆(10)
と、前記型枠保持杆(10)の前記膨大頭部(12)と前記
突出部(14)の間に遊嵌される型枠係止片(18)であっ
て前記保持杆(10)の膨大頭部(12)を貫通させるため
にせき板(20)に設けた透孔(22)の口縁に型枠の内側
から接触する鍔部(46)を設け中心に前記型枠保持杆
(10)に遊嵌される中心孔(42)を有し前記鍔部(46)
の内縁から前記膨大頭部(12)に向けて隆起し前記せき
板(20)の前記透孔(22)に嵌入する隆起部(44)を形
成した型枠係止片(18)とからなることを要旨とする。
[作用] セパレータの型枠係止片の中心孔には保持杆が嵌挿さ
れ、型枠係止片は保持杆の頭部と突出部の間に遊嵌され
る。型枠を構成するせき板の透孔にセパレータの保持杆
の膨大頭部が挿通されると、型枠係止片はせき板に押さ
れて内側に押されるが、突出部により係止される。これ
により、中心孔の回りの隆起部がせき板の透孔に嵌入す
るとともに、鍔部がせき板を係止しせき板が所定の間隔
で保持される。
型枠組み立てにより隆起部が透孔に嵌入すると、型枠係
止片は左右上下いずれの方向にもずれることがないの
で、保持杆は型枠組み立ての際に荷重や衝撃を受けて
も、透孔の中心に保持される。これにより、型枠を取り
外す際に膨大頭部によりせき板が破損することがなくな
る。
[実施例] 本考案の好適な一実施例を図面に従って説明する。第1
図は本考案の一実施例の斜視図である。
セパレータを構成する型枠係止片18の中心には、保持杆
10が遊嵌する中心孔42が設けられ、中心孔42の回りに
は、せき板20に設けた透孔22に嵌入する大きさの隆起部
44が設けられている。また、この隆起部44の外周には鍔
部46が設けられている。
型枠係止片18の中心孔42には保持杆10が嵌挿され、第2
図の側面図に示すように、型枠係止片18は保持杆10の頭
部12と突出部14の間に遊嵌されてセパレータが組立られ
る。次に、本実施例の型枠係止片18を用いたセパレータ
により型枠を組み立てた例を第5図に基づいて説明す
る。
第5図は第3図の型枠組み立て図のV−V線における縦
断面図を示す。型枠を構成するせき板20の透孔22にセパ
レータの保持杆10の膨大頭部12が挿通されると、型枠係
止片18はせき板20に押されて内側に押される。型枠係止
片18が突出部14まで後退するとこの突出部14により係止
されるので、中心孔42の回りの隆起部44がせき板20の透
孔22に嵌入するとともに、鍔部46がせき板を係止するの
で、せき板20が所定の間隔で保持される。
次に、締付金具24の係着孔34の拡大部34aに、せき板20
の透孔22を貫通した保持杆10の膨大頭部12を挿入した
後、締付金具24の頂面32がせき板20に対向するように回
動し、膨大頭部12を係着孔34の頂面側の一端に係止す
る。
せき板20の外面には押桟36が縦に押し当てられ、この押
桟の外側からは締付金具24の2つの脚片26、26の間に挿
入された端太38が、この押桟36に直交するように添設さ
れる。さらにせき板20、押桟36および端太38を緊締する
ために、締付金具24の脚片26、26の楔孔30、30には楔片
28が打ち込まれ、型枠が組み立てられる。
この型枠組み立てにより型枠係止片18の隆起部44が透孔
22に嵌入することにより、型枠係止片18は締付金具24、
端太38の重さや、楔片の打ち込みによる衝撃によって
も、左右上下いずれの方向にもずれるとがない。そのた
めセパレータの保持杆10は型枠係止片18によりコンクリ
ート40の打設が終わるまで透孔22の中心に保持される。
なお、本実施例では保持杆10に型枠係止片18のみを遊嵌
したものを示したが、第7図に示すように、突出部14と
の間に半球状または釣鐘状のコーン48を介在させても良
い。かかる半球状または釣鐘状のコーン48を介在させる
ことにより、保持杆10の折り取り端を深くでき、打設コ
ンクリートの中にモルタルで埋設することができる。ま
た、このコーン48は型枠係止片18と一体のものとしても
良い。また、型枠係止片18の隆起部44の形状は実施例に
示した帽子形に限らず、半球状、釣鐘状、円錐状、角錐
状等随意の形状とすることができる。
[考案の効果] 本考案のコンクリート型枠用セパレータは、以上説明し
たように、両端に締付金具係止用の膨大頭部(12)が一
体的に形成され前記膨大頭部(12)から所定の距離を隔
てた内側に型枠係止片(18)を係止する突出部(14)を
形成しさらにその内側に折り取り用の環状溝(16)を設
けた型枠保持杆(10)と、前記型枠保持杆(10)の前記
膨大頭部(12)と前記突出部(14)の間に遊嵌される型
枠係止片(18)であって前記保持杆(10)の膨大頭部
(12)を貫通させるためにせき板(20)を設けた透孔
(22)の口縁に型枠の内側から接触する鍔部(46)を設
け中心に前記型枠保持杆(10)に遊嵌される中心孔(4
2)を有し前記鍔部(46)の内縁から前記膨大頭部(1
2)に向けて隆起し前記せき板(20)の前記透孔(22)
に嵌入する隆起部(44)を形成した型枠係止片(18)と
からなるものであって、型枠係止片の中心孔の回りの隆
起部がせき板の透孔に嵌入するとともに、鍔部がせき板
を係止し、せき板が所定の間隔で保持されるが、型枠組
み立てにより隆起部が透孔に嵌入することにより、型枠
係止片は左右上下いずれの方向にもずれることがないの
で、保持杆は型枠組み立ての際に荷重や衝撃を受けて
も、透孔の中心に保持される。これにより、型枠を取り
外す際に膨大頭部によりせき板が破損することがなくな
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のセパレータの型枠係止片の一実施例の
斜視図、第2図は第1図の実施例の型枠係止片を保持杆
に遊嵌しセパレータを組み立てた状態の側面図、第3図
は従来のセパレータを使用して型枠を組み立てた状態の
横断面図、第4図は締付金具の斜視図、第5図は第2図
の本考案の実施例のセパレータを使用した第3図のV−
V線における縦断面図、第6図は従来のセパレータを使
用した第3図のV−V線における縦断面図、第7図は他
の実施例の側面図である。 10……保持杆、12……膨大頭部、14……突出部、16……
環状溝、18……型枠係止片、20……せき板、22……透
孔、24……締付金具、42……中心孔、44……隆起部、46
……鍔部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に締付金具係止用の膨大頭部(12)が
    一体的に形成され前記膨大頭部(12)から所定の距離を
    隔てた内側に型枠係止片(18)を係止する突出部(14)
    を形成しさらにその内側に折り取り用の環状溝(16)を
    設けた型枠保持杆(10)と、前記型枠保持杆(10)の前
    記膨大頭部(12)と前記突出部(14)の間に遊嵌される
    型枠係止片(18)であって前記保持杆(10)の膨大頭部
    (12)を貫通させるためにせき板(20)に設けた透孔
    (22)の口縁に型枠の内側から接触する鍔部(46)を設
    け中心に前記型枠保持杆(10)に遊嵌される中心孔(4
    2)を有し前記鍔部(46)の内縁から前記膨大頭部(1
    2)に向けて隆起し前記せき板(20)の前記透孔(22)
    に嵌入する隆起部(44)を形成した型枠係止片(18)と
    からなることを特徴とするコンクリート型枠用セパレー
    タ。
JP1989048630U 1989-04-25 1989-04-25 コンクリート型枠用セパレータ Expired - Lifetime JPH075154Y2 (ja)

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JPH02139265U JPH02139265U (ja) 1990-11-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4427050Y1 (ja) * 1968-05-27 1969-11-12
JPS5244428U (ja) * 1975-09-25 1977-03-29
JPS5852245U (ja) * 1981-10-02 1983-04-08 花田 卓蔵 型枠用緊結金具

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