JPH0511989U - 業務用テレビゲーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 業務用テレビゲーム装置の表示画面の大形化
を図ると共に、表示画面を操作者の見易い位置や客にア
ピールできる位置に配置できるようにする。 【構成】 操作卓５のテレビゲーム用制御回路８と前記
操作卓５と分離されたプロジェクションテレビ６のＳ映
像入力１１とを、ＲＧＢ／Ｓ映像入力エンコーダ９を介
してケーブル１０で接続する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、操作卓と、プロジェクションテレビとの配置を自由に変更できる ようにした業務用テレビゲームに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、業務用テレビゲーム装置には、例えば図３に示すように、ＣＲＴ表示器 １と操作盤２とを筐体３に取り付け、この筐体３に座席４を設けたものがある。 このものでは、操作者は座席４に腰掛け、筐体３内部に設けられた制御回路８に よってＣＲＴ表示器１に表示される表示画面を見ながら操作盤２の操作スイッチ を操作してゲームをする。

【０００３】 ところで近年、ゲームの臨場感を高めるため、上記ゲーム装置の表示画面の大 形化が図られている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記のように表示画面の大形化を図ったものでは、操作者と表 示画面とが近いと見づらい。一方、表示画面と操作盤とを離すと、上記装置の大 きさが大きくなり過ぎ、ゲーム場での設置場所が限定され、表示画面を客にアピ ールできるように効果的にレイアウトすることが難かしい。

【０００５】 そこで、この考案では、表示画面の大形化を図りながらも上記の問題を解決す ることを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するため、テレビゲーム用制御回路と操作スイッチとを有す る操作卓と、その操作卓と分離されたプロジェクションテレビとをケーブルで接 続した構成としたのである。

【０００７】 また、このとき、上記テレビゲーム用制御回路のＲＧＢビデオ出力をＲＧＢ／ Ｓ映像入力エンコーダを介して上記プロジェクションテレビのＳ映像入力に入力 することもできる。

【０００８】 なお、上記プロジェクションテレビは、映像入力端子としてビデオ入力とＳ映 像入力を有しているものとする。

【０００９】

【作用】

このように構成される業務用テレビゲーム装置では、操作卓とプロジェクショ ンテレビの設置位置を接続ケーブルの範囲内で変更する。

【００１０】 一方、制御回路のＲＧＢビデオ出力を、ＲＧＢ／Ｓ映像入力エンコーダを介し てプロジェクションテレビのＳ映像入力に入力するようにしたものでは、ＲＧＢ ／Ｓ映像入力エンコーダにより、制御回路のＲＧＢビデオ出力から、輝度信号（ Ｙ）と色副搬送波で変調された色信号（Ｃ）とを合成し、その信号を別々に直接 Ｓ映像入力へ入力するため、両信号の混入による、クロスカラーやドット妨害等 をプロジェクションテレビの映像に生じさせない。

【００１１】

【実施例】

以下、この考案の実施例を図１及び図２に基づいて説明する。 図１に示すように、この分離型業務用テレビゲーム装置は、操作卓５とその操 作卓５と分離した市販の５０インチプロジェクションテレビ６とをケーブル１０ で接続したものである。

【００１２】 この実施例では、上記ゲーム装置は、２人の操作者が得点を争うことができる ようになっている。このため、操作卓５には、２組の操作スイッチ７が設けられ 、また、操作卓５に連設された座席７も２人掛け用となっている。この座席７に は、ゲーム音楽を体感できるようボディソニック用のスピーカーが内蔵されてい る。

【００１３】 一方、操作卓５内部には、制御回路８が設けられている。制御回路８は前記操 作スイッチ７と接続され、操作スイッチ７からの入力データにより、内部メモリ に書き込まれたゲームプログラムを実行し、その結果を映像データとして出力す る。この出力信号は、ＲＧＢビデオ信号で、図２に示すように、音声信号及びビ デオ同期信号（ＳＹＮＣ）と共に、ＲＧＢ／Ｓ映像入力エンコーダ９に入力され ている。ＲＧＢ／Ｓ映像入力エンコーダ９は、前記ＲＧＢビデオ信号から、輝度 信号（Ｙ）と色副搬送波で変調された色信号（Ｃ）とを合成し、両信号を別々に プロジェクションテレビ６のＳ映像入力端子１１に出力する。

【００１４】 Ｓ映像入力端子１１は、プロジェクションテレビ６のＹ／Ｃ分離回路をバイパ スして直接色差復調回路と接続されている。このため、プロジェクションテレビ ６は、Ｓ映像入力端子１０に別々に入力された輝度信号（Ｙ）と色信号（Ｃ）と を各々別個に処理し、クロスカラーやドット妨害がなく、にじみやチラツキの少 ない、大迫力の映像を映し出す。

【００１５】 このように、このテレビゲーム装置は、操作卓５とプロジェクションテレビ６ とをケーブル１０で接続したため、両者をケーブル１０長の範囲内で自由に動か すことができる。このため、設置の際、両者の位置を調整し、プロジェクション テレビ６をたやすく操作者の見易い位置に配置することができる。また、表示画 面も客にアピールするように効果的にレイアウトすることができる。

【００１６】 さらに、両者を分けて運べるため、ゲーム場への搬入も容易に行なえる。

【００１７】

【効果】

この考案は、以上のように構成し、プロジェクションテレビと操作卓との配置 をケーブル長の範囲で自由に変更できるようにしたので、プロジェクションテレ ビを、操作者の見易い位置に簡単に移動して配置することができる。また、表示 画面の効果的なレイアウトも容易にできる。

【００１８】 さらに、ＲＧＢ／Ｓ映像入力エンコーダを用いたものでは、プロジェクション テレビに鮮明な映像を表示させることができる。また、このとき、プロジェクシ ョンテレビに改造、例えばＲＧＢ入力端子を設ける必要もないため、コスト的に も有利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の斜視図

【図２】実施例のブロック図

【図３】従来例の斜視図

【符号の説明】

５ 操作卓 ６ プロジェクションテレビ ７ 操作スイッチ ８ 制御回路 ９ ＲＧＢ／Ｓ映像入力エンコーダ １０ ケーブル １１ Ｓ映像入力端子

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 テレビゲーム用制御回路と操作スイッチ
   とを有する操作卓と、その操作卓と分離されたプロジェ
   クションテレビとをケーブルで接続した業務用テレビゲ
   ーム装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の業務用テレビゲーム装置
   において、上記テレビゲーム用制御回路のＲＧＢビデオ
   出力をＲＧＢ／Ｓ映像入力エンコーダを介して上記プロ
   ジェクションテレビのＳ映像入力に入力した業務用テレ
   ビゲーム装置。