JPH10198324A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JPH10198324A
JPH10198324A JP9001100A JP110097A JPH10198324A JP H10198324 A JPH10198324 A JP H10198324A JP 9001100 A JP9001100 A JP 9001100A JP 110097 A JP110097 A JP 110097A JP H10198324 A JPH10198324 A JP H10198324A
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screen
display
screen display
video
input
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JP9001100A
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English (en)
Inventor
Shoichiro Nishimura
昭一郎 西村
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力ソースとは別個に決められた手順に従っ
てグラフィックパターンを表示させているだけであり、
面白味に欠けていた。 【解決手段】 1chipIC10が映像表示を実行し
ているときに、その音声出力をパワーアンプ40を介し
て直流化してマイコン30のA/D入力ポート31に入
力させることにより、音声の大小をリアルタイムで20
段階の分解能で判別でき、同検出した音声の入力電圧S
Lに応じて画面上の両側で表示するマスクパターンの幅
をリアルタイムで変更するため(ステップS102,1
04,106)、本来であれば入力ソースとは無関係に
表示されるオンスクリーン表示が同入力ソースに同期し
て変動表示され、面白味を増すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像表示装置に関
し、特に、オンスクリーン表示が可能な映像表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の映像表示装置では、画面
上にチャンネル表示や音量表示、あるいは各種の設定を
行うためのメニュー表示を行うものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の映像表
示装置においては、入力ソースとは別個に決められた手
順に従ってグラフィックパターンを表示させているだけ
であり、入力ソースとは独立した表示を行っているので
面白味に欠けるという課題があった。
【0004】一方、画面の迫力を増加させるために音声
などに応じて画面を大きくしたり小さくしたりすること
が考えられるものの、リアルタイムで画面の大きさを変
更することは高圧回路に与える負担が大きく、現実的で
はない。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもの
で、入力ソースに応じて表示に面白味を増すことが可能
な映像表示装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、入力ソースに基づく映像
を画面上に表示可能な映像表示手段と、この映像表示手
段にて上記入力ソースに基づく映像とは別個の所定のグ
ラフィックパターンを上記画面上に表示するオンスクリ
ーン表示手段と、上記入力ソースに基づいてこのオンス
クリーン表示手段の表示を制御するオンスクリーン表示
制御手段とを具備するする構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、オンスクリーン表示手段は入力ソースと
は別個に所定のグラフィックパターンを映像表示手段に
おける画面上に表示することが可能であるが、オンスク
リーン表示制御手段が同入力ソースに基づいてこのオン
スクリーン表示手段を制御し、入力ソースに対応してグ
ラフィックパターンを表示させる。すなわち、映像表示
手段における画面上には入力ソースに基づく映像と同入
力ソースに基づいて表示が制御されるグラフィックパタ
ーンとが表示される。
【0007】ここにおいて、映像表示手段は広義に解釈
し、いわゆる映像を表示可能なものであればよい。例え
ば、テレビ放送を受信して表示するテレビジョン受像機
であったり、テレビジョンチューナやビデオ、LD、テ
レビゲーム機などに接続するビデオモニタであったり、
コンピュータに接続するCRTモニタであったり、ある
いはアーケードゲーム機器における表示装置などに適用
可能である。むろん、音声を同時に再生可能なものであ
っても良いが、少なくとも入力ソース中に含まれる映像
を再生できればよい。
【0008】オンスクリーン表示手段は映像表示手段に
て所定のグラフィックパターンを表示するものであれば
よい。ここにおいて、グラフィックパターンは広義に解
釈し例えばキャラクタ単位で表示可能なものでも構わな
い。むろん、グラフィックパターンでキャラクタ表示す
るものについては言うに及ばない。また、必ずしもオン
スクリーン表示手段が独立した一部品である必要はな
く、画面制御の一機能を利用して画面上に入力ソースと
は別個の表示を行なうようなものであっても良い。
【0009】オンスクリーン表示制御手段は、上記入力
ソースに基づいてこのオンスクリーン表示手段の表示を
制御する。すなわち、オンスクリーン表示手段が画面上
に表示するグラフィックパターンの表示を適宜変更し、
入力ソースに基づく映像とグラフィックパターンとが連
携するようにして表示せしめる。連携せしめる情報源は
上記入力ソースであり、各種の情報を利用可能である。
その一例として、請求項2にかかる発明は、上記請求項
1に記載の映像表示装置において、上記オンスクリーン
表示制御手段は、上記入力ソースにおける音声に応じて
上記オンスクリーン表示手段の表示を制御する構成とし
てある。
【0010】映像表示手段が入力ソースに基づく映像を
表示する一方、上記入力ソースにおける音声の情報に応
じてグラフィックパターンの表示を変化させる。音声の
情報のより具体的な一例として、請求項3にかかる発明
は、上記請求項2に記載の映像表示装置において、上記
オンスクリーン表示制御手段は、上記音声の大小に応じ
て上記オンスクリーン表示手段の表示を制御する構成と
してある。すなわち、音声の大小を検知し、同検知した
情報に応じてオンスクリーン表示手段の表示を制御す
る。音声の大小を検知するためには、例えば、音声信号
を整流してから平滑し、その電圧信号を利用することで
可能である。
【0011】むろん、音声の質であったり、内容の種類
を分析して利用しても良い。また、このような音声自体
である他、二カ国語であるとかステレオであるとかの情
報に基づいて制御するようにしても良い。さらに、連携
せしめる情報源は入力ソース中の映像表示信号であって
も良い。例えば、赤成分が強いであるとか、緑成分が強
いとかいった情報に応じてオンスクリーン表示の表示色
を連携して変えるなどといったことも可能である。
【0012】このオンスクリーン表示制御手段が表示を
制御する態様の一例として、請求項4にかかる発明は、
上記請求項1〜請求項3に記載の映像表示装置におい
て、上記オンスクリーン表示制御手段は、上記オンスク
リーン表示手段によって画面の周縁部に画面を狭めるよ
うにしてマスク状の表示を行わせるとともに、上記入力
ソースに基づいてこのマスク部分を拡大したり狭めたり
する構成としてある。例えば、音声の大小によって表示
を制御しようとするのであれば、音声が大きくなればマ
スク状の表示を狭めることによって画面が大きくなり、
音声が小さくなればマスク状の表示を拡大することによ
って画面が小さくなる。従って、音声の大きさに応じて
画面自体が拡大、縮小し、迫力が増す。
【0013】このように画面を拡大させたり縮小させる
ことを通常の画面の幅と高さの調整で行おうとする場
合、高圧回路に対する負担が大きく、現実的には不可能
に近い。なお、ワイド画面と普通表示画面の切替を行う
ものもあるが、このようなものでもチャンネルの切替時
などに実現するにとどまっている。しかしながら、オン
スクリーン表示でマスク部分を形成することにより、高
圧回路に負荷を与えることなく実現可能となる。むろ
ん、マスク部分の拡大や縮小を他の情報源に基づいて実
行することも可能である。
【0014】このようなマスク部分の拡大や縮小を含め
てグラフィックパターンを変更する方法として、請求項
5にかかる発明は、上記請求項1〜請求項4に記載の映
像表示装置において、上記オンスクリーン表示手段は、
予め設定された複数のパターンで表示可能であるととも
に、上記オンスクリーン表示制御手段は、上記入力ソー
スに基づいてこの複数のパターンを選択して表示を制御
する構成としてある。
【0015】一般にグラフィックパターンをドット単位
の制御で行おうとする場合には負荷が大きくなったりす
るため、オンスクリーン表示手段に予めいくつかのパタ
ーンを用意しておき、オンスクリーン表示制御手段はこ
のパターンを選択して変化させることによって処理の軽
減が可能となる。また、パターンの例としては、いくつ
かの文字セットのようなキャラクタパターンを用意して
おき、データに応じてどれかのキャラクタパターンを選
択するというようにして簡易にパターンを変化させるこ
とも可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力ソー
スに応じてオンスクリーン表示を制御するようにしてい
るため、入力ソースに基づく映像表示に加えてより迫力
を増したり、面白味を増したりすることが可能な映像表
示装置を提供することができる。また、請求項2にかか
る発明によれば、音声に基づいてオンスクリーン表示を
変化させるため、映像の変化に音声の変化を加えさせ、
面白味を増すことができる。
【0017】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
音声の大小によってオンスクリーン表示を変化させるた
め、構成を簡易にすることが可能となる。特に、音声の
大小は画面の迫力と大きな関係があるため、容易に画面
の面白味を増すことが可能となる。さらに、請求項4に
かかる発明によれば、高圧回路の負担を大きくすること
なくオンスクリーン表示で画面の大きさを拡大させたり
縮小させるため、リアルタイムに画面の拡大や縮小を実
現できる。特に、請求項3に基づいて音声の大小によっ
て画面を拡大させたり縮小させることにより、簡易に迫
力を増すことができる。
【0018】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
予め用意されているパターンを選択してグラフィック表
示を変化させるため、制御の負担を小さくすることがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる映像表示装置をブロック図により示している。同図
において、1chipIC(以下、単にICと呼ぶ)1
0はカラーテレビジョン受像機の小信号処理回路を1チ
ップのICで構成したものであり、外部の図示しないチ
ューナに接続されるとともに、内部には映像中間周波増
幅回路、音声信号処理回路、カラー信号処理回路、映像
信号処理回路、偏向信号処理回路などが備えられてい
る。
【0020】図においてはほとんどの信号端子を省略し
ているが、上記チューナに接続される入力端子ととも
に、映像信号処理回路の出力となるビデオ信号端子
(V)、カラー信号処理回路の出力となるクロマ信号端
子(CR,CG,CB)、および偏向信号処理回路の出
力となる垂直出力端子(SV)と水平出力端子(SH)
などの映像関係出力端子が備えられている。そして、図
示しない高圧回路を介してブラウン管20に対して所定
の映像を表示可能となっている。従って、本実施形態に
おいては、このIC10、ブラウン管20および図示し
ない高圧回路などによって映像表示手段を構成してい
る。
【0021】本実施形態においては、映像表示手段の一
例としてテレビジョン受像機をあげているが、テレビジ
ョンに限られる必要はなく、映像表示可能な他のモニタ
などであってもよい。このIC10には上述した信号端
子の他に、オンスクリーン表示用の入力端子(OSD
R,OSDG,OSDB,OSDY)が備えられてい
る。各入力端子は、それぞれ赤信号(OSDR)、緑信
号(OSDG)、青信号(OSDB)に対応しており、
ハイレベルとローレベルの入力に対応している。また、
ブリンク信号(OSDY)についてもハイレベルとロー
レベルの入力に対応しており、各入力端子のレベルに関
わらず、ブリンク信号がハイレベルとなったとき映像の
表示に優先してオンスクリーン表示が黒色表示となる。
この状況を図2および図3に示している。すなわち、前
後に水平同期信号を伴う映像信号(V)に対していずれ
かのオンスクリーン表示用の入力端子(OSDR,OS
DG,OSDB,OSDY)には画面の両端でハイレベ
ルとなる信号が入力されたとする。図2に示すように、
ブリンク信号(OSDY)がハイレベルであればテレビ
の映像信号は図2のような画像の映像信号V’となる
が、図3に示すように、オンスクリーン表示用の信号に
同期してブリンク信号(OSDY)がハイレベルとなる
と、その間だけオンスクリーン表示(黒色表示)が優先
された映像信号V’となる。従って、画面の両端にはオ
ンスクリーン表示(黒色表示)の映像が映され、それ以
外の中央部分でテレビの映像信号に対応した映像が表示
される。
【0022】これらの入力端子(OSDR,OSDG,
OSDB,OSDY)にはマイコン30におけるオンス
クリーン用の出力端子(R,G,B,Y)が接続されて
おり、マイコン30は上述したオンスクリーン表示用の
信号を出力可能となっている。このようなオンスクリー
ン表示用の信号を出力するため、マイコン30には水平
同期信号入力端子(SH)と垂直同期信号入力端子(S
V)とを備えてあり、上記IC10から水平同期信号と
垂直同期信号とを入力している。そして、マイコン30
は後述するオンスクリーン表示プログラムに従い、入力
ソースに対応した映像信号に同期してオンスクリーン表
示用の信号を形成する。
【0023】オンスクリーン表示では、図4に示すよう
に画面を水平方向に100ドット、垂直方向に60ドッ
トというドットマトリクスに分割し、各画素単位に赤緑
青を要素としてドットをオン・オフさせてグラフィック
パターンを形成するようになっている。各画素について
赤緑青を要素として画像形成するため、マイコン30の
内部には赤プレーン(VRAM−R)、緑プレーン(V
RAM−G)、青プレーン(VRAM−B)に対応する
VRAMが備えられており、各プレーンごとに所定画素
に対応してデータを書き込むと、図示しない同期回路が
水平同期信号と垂直同期信号に同期して図2および図3
に示すようなオンスクリーン表示用の信号を形成する。
なお、説明の便宜上、グラフィックパターンの表示位置
は、ドットマトリクスに対応した水平ドット座標(「1
〜100」)と垂直ドット座標(「1〜60」)の二次
元座標で表示することにする。
【0024】従って、本実施形態においては、これらの
IC10およびマイコン30とが共同してオンスクリー
ン表示手段を構成している。このオンスクリーン表示手
段は、本来的に映像表示手段に対する入力ソースに基づ
く映像とは別個のグラフィックパターンを画面上に表示
することができればよく、その具体的構成は本実施形態
のものに限られない。例えば、IC10やマイコン30
とは別個にオンスクリーン表示専用のチップを備えてお
いて表示させることも可能である。また、名称的には異
なるものの実質的には同じ機能となるスーパーインポー
ズの機能として実現するものであっても良い。
【0025】IC10は音声出力端子(AFOUT)も
備えられており、パワーアンプ40の入力41に接続さ
れている。同パワーアンプ40の出力42はスピーカ4
3に接続されるとともに抵抗51,52の直列回路に接
続され、その中間の接続点にて電圧を低下させるととも
にダイオード53とコンデンサ54を介して直流化し、
さらに抵抗55を介してマイコン30のA/D入力ポー
ト31に接続されている。マイコン30のA/D入力ポ
ート31は入力信号電圧に対して20段階の分解能力を
持ち、直流化した音声信号レベルに対応したデータを出
力可能となっている。この間の信号の変化を図5(a)
〜(c)に示している。
【0026】一方、このマイコン30は図6および図7
に示すフローチャートに対応したオンスクリーン表示制
御用プログラム(グラフィックパターン処理、ブリンク
信号処理)を実行している。また、オンスクリーン表示
の具体的態様を図8および図9に示している。端的に説
明するならば、音声信号の大小に応じて画面の両端を覆
う幕状の表示(以下、マスクパターンと呼ぶ)の幅を変
えるものであり、音声信号が小さいときには図8に示す
ようにマスクパターンの幅を大きくして画面を覆う範囲
を多くし、音声信号が大きいときには図9に示すように
マスクパターンの幅を狭くして画面を覆う範囲を小さく
するというものである。これを実現するため、グラフィ
ックパターン処理のステップS102にてA/D入力ポ
ート31の検出電圧レベルを入力電圧SLに保存し、ス
テップS104にてマスク幅MWを次式に基づいて演算
する。
【0027】 MW=20−SL …(1) 音声信号が大きいときほどマスクパターンの幅を狭める
ため、このようにしてマスク幅MWを演算している。マ
スク幅MWを得られたら、ステップ106にてマスクパ
ターンを形成する。このマスクパターンは図4に示すマ
イコン30内部の赤プレーン(VRAM−R)、緑プレ
ーン(VRAM−G)、青プレーン(VRAM−B)に
データを書き込む作業を指しており、マスク幅MWに対
応して水平ドット座標の「1〜MW」と「(100−M
W)〜100」にオンドットのデータを書き込み、
「(MW+1)〜(100−MW)−1」にオフドット
のデータを書き込む。なお、このマスクパターンでは垂
直方向に同一のデータを書き込むことになる。むろん、
赤のマスク表示をするのであれば赤プレーン(VRAM
−R)にのみデータの書き込みを行なうし、合成色の場
合は複数のVRAMにデータを書き込むといったように
書き込むプレーンを選択する。
【0028】ただし、VRAMに所定のマスクパターン
を書き込んだとしても、それだけではIC10は映像を
表示しており、マイコン30はオンスクリーン表示を優
先させる。このため、図6に示すフローチャートのブリ
ンク信号処理に従ってブリンク信号(Y)を形成する。
すなわち、この場合であればマスクパターンに対応して
当該マスクパターンを表示させるタイミングに同期して
ブリンク信号(Y)をハイレベルにして出力するし(ス
テップS204)、表示しないときにはブリンク信号
(Y)をいわゆるローレベルにして出力する(ステップ
S206)。
【0029】以上のようにして入力ソースの一つである
音声信号レベルの大小に応じてオンスクリーン表示する
グラフィックパターンが変化するため、これを実現する
パワーアンプ40、各種電子素子51〜55、マイコン
30およびその制御プログラムなどによってオンスクリ
ーン表示制御手段を構成している。本実施形態において
は、いわゆるソフトウェアでオンスクリーン表示の態様
を変えているが、むろんこれに限定される必要はなく、
ハードウェアロジックで構成することも可能である。ま
た、オンスクリーン表示についても、幕状のマスクパタ
ーンの幅を拡大したり狭めたりする態様としているが、
むろんこれに限定される必要もない。
【0030】例えば、グラフィックパターンの形成につ
いて、本実施形態においてはドットマトリクスの各画素
単位で変更可能としているが、予め用意されている複数
のキャラクタパターンから選択可能にしておいても良
い。例えば、図10にはグラフィックパターンのデータ
MDに対応して5種類のキャラクタパターンを形成可能
なオンスクリーン表示装置を備えた例である。図11に
示すように、同オンスクリーン表示装置はデータMDに
対応したキャラクタパターンを画面の上下に帯状に表示
可能となっている。従って、上述した例でいえばマイコ
ン30などが音声の大小を5段階で判別し、データMD
を「0」〜「4」の範囲で設定すれば上下のマスクパタ
ーンの厚みを音声に応じてリアルタイムに変更すること
ができる。
【0031】一方、オンスクリーン表示制御手段が入力
ソースとして利用するのは音声の大小だけに限定される
ものではない。例えば、音声の質を利用するようにして
も良く、図13に示す例では、パワーアンプ40の出力
をフィードバックする経路に図14に示す通過特性を示
すハイパスフィルタ44を設置してある。このようにす
ると、A/D入力ポート31での入力電圧SLは図15
に示すようになり、所定の周波数よりも高音が入った場
合に出力信号が検出され、グラフィックパターンが変化
するようになる。むろん、ローパスフィルタを採用して
低音域の音声に応じてグラフィックパターンを変化させ
るといったことも可能である。
【0032】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。図示しないチューナなどを使用しつつテレ
ビジョン放送を受信している場合に、IC10のビデオ
信号端子(V)とクロマ信号端子(CR,CG,C
B)、および垂直出力端子(SV)と水平出力端子(S
H)などの映像関係出力端子から出力される各種の映像
信号に基づいてブラウン管20にはテレビジョン放送の
画像が表示されるし、音声出力端子(AFOUT)から
出力される音声信号はパワーアンプ40にて増幅されて
スピーカ43より音声として出力される。また、これと
並行して図5(a)に示すようなパワーアンプ40の出
力信号は、同図(b)に示すように直流化されてマイコ
ン30のA/D入力ポート31に入力される。そして、
マイコン30はA/D入力ポート31にて同図(c)に
示すように入力信号を20段階の分解能で判別する。例
えば、この音声が小さく、A/D入力ポート31での入
力電圧SLが「0」であったとする。すると、オンスク
リーン表示のためにマイコン30が実施しているプログ
ラムのステップS102にて同入力電圧SLを入力した
後、ステップS104にて(1)式に基づいてマスク幅
を演算し、同マスク幅MWは「20」となる。マスク幅
MWが「20」ということは、ステップS106にてマ
スクパターンを形成するときに水平ドット座標の「1〜
20」と「81〜100」のドットを表示させることを
意味する。このようなマスクパターンがVRAMに書き
込まれるとともに、図7に示すプログラムのステップS
204にて同マスクパターンを表示させるブリンク信号
(Y)が形成されるため、実際の画面上の表示は図8に
示すように、両側部分に幕を引いたような画面となる。
そして、テレビジョン放送の映像は水平ドット座標の
「21〜80」の範囲でのみ表示される。
【0033】これに対し、音声が大きく、A/D入力ポ
ート31での入力電圧SLが「19」であったとする
と、マイコン30はステップS102にて同入力電圧S
Lを入力するとともにステップS104にてマスク幅を
求め、同マスク幅MWは「1」となる。マスク幅MWが
「1」ということは、ステップS106にてマスクパタ
ーンを形成するときに「1」と「100」のドットを表
示させることを意味する。そして、実際の画面上の表示
は図9に示すように、両側の端部をわずかに覆うような
画面となる。そして、テレビジョン放送の映像は水平ド
ット座標で表すところの「2〜99」の範囲で表示され
る。
【0034】このようなマスクパターンの変化は大きな
音の時に画面を横幅方向に広げ、小さな音の時に画面が
狭められたようになり、テレビジョン放送を鑑賞してい
る者にとっては音声が大きいと画面の幅が同期して広が
り、迫力を増す効果が生じる。これはテレビゲームなど
を実行しているときにも効果があり、炸裂音などに同期
して画面幅広がるとゲームの面白味をより倍増させるこ
とになる。このように、1chipIC10が映像表示
を実行しているときに、その音声出力をパワーアンプ4
0を介して直流化してマイコン30のA/D入力ポート
31に入力させることにより、音声の大小をリアルタイ
ムで20段階の分解能で判別でき、同検出した音声の入
力電圧SLに応じて画面上の両側で表示するマスクパタ
ーンの幅をリアルタイムで変更するため(ステップS1
02,104,106)、本来であれば入力ソースとは
無関係に表示されるオンスクリーン表示が同入力ソース
に同期して変動表示され、面白味を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる映像表示装置の回
路図である。
【図2】映像表示装置にてオンスクリーン表示が無効の
状態の波形図である。
【図3】映像表示装置にてオンスクリーン表示が有効の
状態の波形図である。
【図4】映像表示装置におけるオンスクリーン表示のた
めのVRAMの概念を示す図である。
【図5】音声信号の変化状態を示す波形図である。
【図6】映像表示装置におけるオンスクリーン表示のた
めの制御プログラムに対応したフローチャートである。
【図7】映像表示装置におけるオンスクリーン表示のた
めの制御プログラムに対応したフローチャートである。
【図8】音声の入力電圧レベルと画面表示の対応を示す
図である。
【図9】音声の入力電圧レベルと画面表示の対応を示す
図である。
【図10】予め用意されたグラフィックパターンを示す
図である。
【図11】同グラフィックパターンを使用した画面表示
の例を示す図である。
【図12】同グラフィックパターンを使用した画面表示
の例を示す図である。
【図13】変形例にかかる映像表示装置の回路図であ
る。
【図14】同変形例に使用するハイパスフィルタの通過
特性を示す図である。
【図15】同変形例にかかる入力電圧レベルを示す図で
ある。
【符号の説明】
10…1chipIC 20…ブラウン管 30…マイコン 31…A/D入力ポート 40…パワーアンプ 41…入力 42…出力 43…スピーカ 44…ハイパスフィルタ 51,52…抵抗 53…ダイオード 54…コンデンサ 55…抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ソースに基づく映像を画面上に表示
    可能な映像表示手段と、 この映像表示手段にて上記入力ソースに基づく映像とは
    別個の所定のグラフィックパターンを上記画面上に表示
    するオンスクリーン表示手段と、 上記入力ソースに基づいてこのオンスクリーン表示手段
    の表示を制御するオンスクリーン表示制御手段とを具備
    することを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の映像表示装置にお
    いて、上記オンスクリーン表示制御手段は、上記入力ソ
    ースにおける音声に応じて上記オンスクリーン表示手段
    の表示を制御することを特徴とする映像表示装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の映像表示装置にお
    いて、上記オンスクリーン表示制御手段は、上記音声の
    大小に応じて上記オンスクリーン表示手段の表示を制御
    することを特徴とする映像表示装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3に記載の映像表
    示装置において、上記オンスクリーン表示制御手段は、
    上記オンスクリーン表示手段によって画面の周縁部に画
    面を狭めるようにしてマスク状の表示を行わせるととも
    に、上記入力ソースに基づいてこのマスク部分を拡大し
    たり狭めたりすることを特徴とする映像表示装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4に記載の映像表
    示装置において、上記オンスクリーン表示手段は、予め
    設定された複数のパターンで表示可能であるとともに、
    上記オンスクリーン表示制御手段は、上記入力ソースに
    基づいてこの複数のパターンを選択して表示を制御する
    ことを特徴とする映像表示装置。
JP9001100A 1997-01-08 1997-01-08 映像表示装置 Pending JPH10198324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7096318B2 (en) 2000-11-21 2006-08-22 Aspex Technology Limited Content-addressable (associative) memory devices
JP2008116555A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Sharp Corp 液晶表示装置

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