JPH07123329A - テレビジョン受信機 - Google Patents

テレビジョン受信機

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Publication number
JPH07123329A
JPH07123329A JP26259693A JP26259693A JPH07123329A JP H07123329 A JPH07123329 A JP H07123329A JP 26259693 A JP26259693 A JP 26259693A JP 26259693 A JP26259693 A JP 26259693A JP H07123329 A JPH07123329 A JP H07123329A
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JP
Japan
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screen
video
aspect ratio
display screen
video signal
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Application number
JP26259693A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Koike
雅俊 小池
Hidenao Kubota
秀直 久保田
Yoji Hara
陽司 原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号に含まれる任意の縦横比の映像画面
の映像を、映像内容や縦横比を大きく損なうことなく、
違和感を抑えて表示画面全体に表示可能とする。 【構成】 受信された映像信号は映像処理回路3で処理
されてブラウン管12に供給されるが、偏向回路4はブ
ラウン管12の表示画面でのこの映像信号の映像画面の
垂直,水平サイズの拡大率や画面中央部と周辺部とのリ
ニアリティの変化率や糸巻形歪の補正量や映像画面の垂
直方向の位置を複数段階に切り換えることができる。そ
こで、設定手段1で映像信号の縦横比3:4とは異なる
縦横比の映像画面に対して最適と思われる画面設定モー
ドを選択することにより、これに応じて制御回路2は偏
向回路4を制御し、これにより、この映像画面の映像
を、その内容や画面中央での縦横比を大きく損なうこと
なく、違和感を抑えて縦横比9:16の表示画面全体に
表示させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示画面とは異なる縦
横比の映像信号に含まれるこの縦横比とは異なる縦横比
の画面の映像を該表示画面に表示可能としたテレビジョ
ン受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図7(a)に示すように、縦横
比3:4の既存方式の映像信号に縦横比9:21の画面
となる映像が含まれている場合、この映像信号の映像を
そのまま縦横比9:16の表示画面全体に表示しように
すると、図7(b)に示すように、映像画面は非常に横
長に表示されて映像が水平方向に扁平となり、かつ表示
画面の上下に映像がない暗い空白部が大きく生ずる。そ
こで、映像画面を垂直方向に拡大して表示される縦横比
をもとの9:21にしようとすると、図7(c)に示す
ように、映像の扁平はなくなるが、やはり表示画面の上
下に映像がない空白部が残ることになる。さらに映像画
面を垂直方向に拡大してその縦横比を表示画面に等しく
9:16とすると、図7(d)に示すように、表示画面
の上下方向の空白部はなくなるが、垂直方向のサイズ拡
大率が大きすぎて映像が垂直方向に扁平なものとなる。
【0003】また、図8(a)に示すように、上記のよ
うな映像信号において、映像画面の下側に台詞などの字
幕が付されるようにしたものもある。このような映像信
号の映像をそのまま縦横比9:16の表示画面全体に表
示しようにすると、図8(b)に示すように、図7
(b)で示したのと同様の映像が表示されるとともに、
字幕も水平方向に扁平に表示されることになる。そこ
で、映像画面を垂直方向に拡大して表示される縦横比を
もとの9:21にしようとすると、図8(c)に示すよ
うに、映像の扁平はなくなるが、表示画面の上部に空白
部が残るとともに、字幕の一部が欠けてしまうことにな
り、さらに垂直方向に拡大して空白部をなくそうとする
と、図7(d)と同様になって字幕は完全になくなって
しまう。
【0004】さらに、図9(a)に示すように、縦横比
が3:4の既存のNTSC方式映像信号に縦横比が9:
16の映像画面の映像が含まれ、かつこの映像画面の下
側に字幕がある場合、この映像信号の映像と字幕とをそ
のまま縦横比9:16の表示画面全体に表示しようにす
ると、図9(b)に示すように、映像画面と字幕とを含
む部分が9×4/3:16の縦横比となり、映像画面の
映像と字幕とが水平方向に扁平に表示され、かつ表示画
面の上部に空白部生ずることになる。そこで、かかる水
平方向の扁平表示と空白部とをなくそうとすると、図9
(c)に示すように、字幕は全く除かれて表示されるこ
とになる。
【0005】なお、以上のような映像信号としては、映
画などをビデオカセットに記録した映画ソフトなどがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、NTS
C方式などのテレビジョン方式とは異なる縦横比の映像
画面を含む映像信号の映像を、これらとは異なる縦横比
のブラウン管の表示画面で表示しようとすると、映像が
全体として扁平に表示されたり、表示画面の一部に空白
部が現われたり、字幕情報が一部または全部欠落してし
まうといった問題があり、見る人に違和感を起こさせて
いた。
【0007】本発明の目的は、かかる問題を解消し、受
信された映像信号の映像を、その画像内容や画面中央部
での縦横比を大きく損なうことなく、かつ違和感なく表
示画面全体に表示することができるようにしたテレビジ
ョン受信機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、偏向回路を制御することにより、表示画
面での映像信号の映像画面さらには字幕の垂直,水平サ
イズの拡大率や、画面中央部分と上下左右の周辺部分と
のリニアリティ変化率,糸巻形歪の補正量,映像画面の
垂直位置を複数段階に切換え可能とする。
【0009】
【作用】受信される映像信号の映像画面の縦横比に応じ
て、偏向回路を適宜制御し、垂直,水平サイズの拡大率
や画面中央部分と上下左右の周辺部分のリニアリティの
変化率,糸巻形歪の補正量,表示画面の垂直位置を適宜
設定することにより、この映像信号の映像画面を、その
映像内容,字幕や画面中央部での縦横比を大きく損なわ
ず、かつ違和感を抑えて表示画面全体に表示させること
ができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明によるテレビジョン受信機の一実施例の全
体構成を示すブロック図であって、1は設定手段、2は
制御回路、3は映像処理回路、4は偏向回路、5はアン
テナ、6はチューナ、7は映像/音声IF回路、8は音
声処理回路、9は音声出力回路、10,11はスピー
カ、12はブラウン管である。
【0011】同図において、アンテナ5でテレビジョン
RF信号が受信され、チューナ6により、使用者が所望
とするチャンネルのテレビジョンRF信号が選択されて
IF(中間周波)信号に変換される。このIF信号は映
像/音声IF回路7で映像信号と音声信号とに検波され
る。映像/音声IF回路7から出力される音声信号は音
声処理回路8で左右チャンネルの音声信号に復調され、
夫々音声出力回路9で増幅されてスピ−カ10,11に
供給される。また、映像/音声IF回路7から出力され
る映像信号は映像処理回路3で増幅などの処理がなさ
れ、偏向回路4によってビームが偏向されるブラウン管
12に供給される。
【0012】ここでは、受信された映像信号は縦横比
3:4の現行標準方式の映像信号であって、そこに縦横
比9:21または9:16の画面となる映像が含まれて
いるものとし、ブラウン管12の表示画面の縦横比をこ
れとは異なる9:16とする。また、この映像信号は、
図8,図9に示したように、映像画面の下側に字幕が出
るようなものであってもよい。
【0013】設定手段1は使用者が所望の表示画面設定
モ−ドを選択指定するためのものであって、制御回路2
は設定手段1からの指定された表示画面設定モ−ドに応
じた設定信号に基づいて偏向回路4を制御し、ブラウン
管12のビーム偏向状態を切り換えて使用者が指定する
表示画面設定モ−ドの映像画面表示を行なわせる。な
お、設定手段1でn個(但し、nは2以上の整数)の表
示画面設定モ−ドを選択可能であり、電源を投入した初
期状態では、そのうちの予め決められた表示画面設定モ
−ドの映像表示が行なわれる。
【0014】図2は図1における偏向回路4の一具体例
を示すブロック図であって、41は垂直サイズ拡大手
段、42は垂直リニアリティ補正手段、43は巻線形歪
補正手段、44は水平サイズ拡大手段、45は水平リニ
アリティ補正手段、46は画面垂直移動手段、47,4
8は出力端子であり、図1に対応する部分には同一符号
を付けている。
【0015】図2において、偏向回路4は、スイッチS
11〜S1nで回路11〜1nを切り換えることによっ
てn段階に映像画面の垂直サイズ拡大率を切り換えられ
る垂直サイズ拡大手段41と、スイッチS21〜S2n
で回路21〜2nを切り換えることによってn段階に画
面中央部と周辺部との垂直リニアリティの変化率を切り
換えられる垂直リニアリティ補正手段42と、スイッチ
S31〜S3nやスイッチS41〜S4nで回路31〜
3nを切り換えることによってn段階に巻線形歪の補正
量を切り換えられる巻線形歪補正手段43と、スイッチ
S51〜S5nで回路41〜4nを切り換えることによ
ってn段階に映像画面の水平サイズ拡大率を切り換えら
れる水平サイズ拡大手段44と、スイッチS61〜S6
nで回路51〜5nを切り換えることによってn段階に
画面中央部と周辺部との水平リニアリティの変化率を切
り換えられる水平リニアリティ補正手段45と、スイッ
チS61〜S6nで回路51〜5nを切り換えることに
よってn段階に映像画面の表示画面での垂直方向の位置
を切り換えられる画面垂直移動手段46を有しており、
夫々の切換えは制御回路2により設定手段1からの設定
信号に応じて行なわれる。
【0016】垂直サイズ拡大手段41から出力される所
定垂直サイズ拡大率の鋸波状の垂直偏向電流は、垂直リ
ニアリティ補正手段42と巻線形歪補正手段43と画面
垂直移動手段46からの補正信号によって波形が補正さ
れ、出力端子47からブラウン管12(図1)の垂直偏
向コイルに供給される。また、水平サイズ拡大手段44
から出力される所定水平サイズ拡大率の鋸波状の水平偏
向電流は、水平リニアリティ補正手段45と巻線形歪補
正手段43からの補正信号によって波形が補正され、出
力端子48からブラウン管12の水平偏向コイルに供給
される。
【0017】ここで、各手段41〜46の1つずつの回
路からなる組合せをn通り適宜設定してn個の表示画面
設定モ−ドに夫々対応させ、設定手段1での表示画面設
定モードに応じてそのうちの1つの組合せが選択される
ようにする。例えば、回路1i,2i,……,6i(但
し、i=1,2,……,n)の6個の回路を組合せとす
ると、n個の組合せができる。これにより、ブラウン管
12の表示画面には、指定された表示画面設定モードに
応じた水平,垂直サイズ拡大率、中央部と周辺部の水
平,垂直リニアリテイの変化率及び巻線形歪の補正量,
画面垂直移動量で映像画面が表示される。かかるn個の
組合せの特定の1つ、上記の例では、例えば回路11,
21,31,41,51,61の組合せを初期設定のと
きの組合せとする。
【0018】図3は、図2に示した具体例により、表示
画面設定モードの1つを指定して縦横比9:16の表示
画面に上記の映像信号の映像を表示したときの表示例を
示すものである。
【0019】図3(a)は上記映像信号に含まれる映像
画面の縦横比が9:21で、字幕がない場合に、その映
像内容を縦横比9:16の表示画面全体に違和感なく表
示した例を示すものである。
【0020】この場合には、垂直サイズ拡大手段41で
適当な回路が選択されることによって映像画面を垂直方
向に70%拡大するとともに、画面垂直移動手段46で
適当な回路が選択されることによって映像画面の垂直方
向の位置を調整し、上下に空白部が生じないようにして
いる。また、水平サイズ拡大手段44で適当な回路が選
択されることによって映像画面の水平方向が表示画面の
水平方向に一杯となるようにし、垂直リニアリテイ補正
手段42と水平リニアリテイ補正手段45で適当な回路
が選択されることによって映像画面の中央付近の映像を
水平方向に引き延ばして縦横比を損なわないようにし、
水平方向両側に向かって圧縮するようにしている。この
とき、糸巻形歪補正手段43で適当な回路が選択される
ことによって所定の補正がなされる。
【0021】図3(b)は上記映像信号に含まれる映像
画面の縦横比が9:16で、その映像画面の下側に字幕
がある場合に、その映像内容と字幕とを最大限のサイズ
で縦横比9:16の表示画面全体に違和感なく表示した
例を示すものである。
【0022】この場合には、垂直サイズ拡大手段41で
適当な回路が選択されることによって映像画面を垂直方
向に約10%〜約20%拡大し、かつ画面垂直移動手段
46で適当な回路が選択されて映像画面の垂直方向の位
置を調整することにより、表示画面の上部に空白部が現
われないようにするとともに、表示画面の下部に字幕
が、全く損なわれないように、表示されるようにする。
また、水平サイズ拡大手段44で適当な回路が選択され
ることによって映像画面の水平方向が表示画面の水平方
向に一杯となるようにし、水平リニアリテイ補正手段4
5で適当な回路が選択されることによって映像画面の中
央付近の映像を水平方向に引き延ばして縦横比を損なわ
ないようにし、水平方向両側に向かって圧縮するように
している。このとき、糸巻形歪補正手段43で適当な回
路が選択されることによって所定の補正がなされる。
【0023】図3(c)は上記映像信号に含まれる映像
画面の縦横比が9:21で、その映像画面の下側に字幕
がある場合に、その映像内容と字幕とを最大限のサイズ
で縦横比9:16の表示画面全体に違和感なく表示した
例を示すものである。
【0024】この場合には、垂直サイズ拡大手段41と
水平サイズ拡大手段44で適当な回路が選択されること
によって映像画面を垂直,水平方向に約30%拡大し、
かつ画面垂直移動手段46で適当な回路が選択されて映
像画面の垂直方向の位置を調整することにより、表示画
面の上部に空白部が現われないようにするとともに、表
示画面の下部に字幕が、全く損なわれないように、表示
されるようにする。このとき、糸巻形歪補正手段43で
適当な回路が選択されることによって所定の補正がなさ
れる。また、水平,垂直のリニアリテイは画面全体にわ
たって均一とする。
【0025】図3(d)は、図3(b)と同様に、上記
映像信号に含まれる映像画面の縦横比が9:21で、そ
の映像画面の下側に字幕がある場合であるが、字幕は読
み取り可能な程度とし、映像内容を最大限のサイズで縦
横比9:16の表示画面に違和感なく表示した例を示す
ものである。
【0026】この場合には、垂直サイズ拡大手段41で
適当な回路が選択されることによって映像画面を垂直方
向に拡大し、かつ画面垂直移動手段46で適当な回路が
選択されて映像画面の垂直方向の位置を調整することに
より、表示画面の上部に空白部が現われないようにする
とともに、垂直リニアリテイ補正回路42で適当な回路
が選択されることによって表示画面部分では垂直方向に
伸長され、字幕部分では字幕内容の読取りが可能な範囲
で垂直方向に圧縮されるように、垂直リニアリテイ補正
量が設定される。また、水平サイズ拡大手段44で適当
な回路が選択されることによって映像画面の水平方向が
表示画面の水平方向に一杯となるようにし、水平リニア
リテイ補正手段45で適当な回路が選択されることによ
って映像画面の中央付近の映像を水平方向に引き延ばし
て縦横比を損なわないようにし、水平方向両側に向かっ
て圧縮するようにしている。このとき、糸巻形歪補正手
段43で適当な回路が選択されることによって所定の補
正がなされる。
【0027】以上のようにして、映像信号に含まれる映
像画面の縦横比に応じて所望の水平,垂直サイズ拡大率
や水平,垂直リニアリテイ補正量、巻線形歪補正量、画
面の垂直方向移動量を設定することができ、表示画面全
体に、映像,字幕の内容や画面中央部での縦横比を損な
うことなく、かつ違和感なく、映像を表示することがで
きる。
【0028】図4は本発明によるテレビジョン受信機の
他の実施例を示すブロック図であって、13は設定手段
であって、図1に対応する部分には同一符号を付けて重
複する説明を省略する。
【0029】同図において、設定手段13は映像/音声
IF回路から出力される映像信号を取り込んで、この映
像信号に含まれる映像の画面の縦横比を自動的に検出
し、検出したこの縦横比に応じた表示画面設定モードの
設定信号を制御回路2に出力する。この縦横比は、例え
ば、映像信号の輝度信号レベル分布から検出することが
できる。これを図5によって説明する。
【0030】映像信号を水平走査期間毎にサンプリング
してそのサンプル点の値を輝度信号レベルとし、横軸を
輝度信号レベル、縦軸を各輝度信号レベルの存在頻度に
夫々取ったグラフを作成すると、例えば図5(a),
(b),(c)に示すような輝度信号レベルの分布が得
られる。図5(a)は映像情報がある水平走査期間の場
合、図5(b)は字幕情報がある水平走査期間の場合、
図5(c)は映像情報も字幕情報もない走査期間の場合
である。但し、図5(c)の場合、黒い線の映像である
場合もあり得るので、適宜設定した所定レベルA以下の
輝度信号レベルの存在頻度が適宜設定した所定値B以上
となる斜線でハッチングした領域に入るときには、その
水平走査期間は暗い線と認識し、さらに、水平走査線m
本のサンプル中n本を暗い線と判断すると、その水平走
査期間には映像情報や字幕情報が存在しないと判断す
る。そして、このような判断から表示画面での映像画面
が存在しない部分を検出し、これにより、映像画面の縦
横比を検出する。
【0031】以上のようにして、この実施例では、受信
された映像信号に含まれる映像の画面の縦横比が自動的
に検出され、図3に示したようなこの縦横比に応じた表
示が可能となる。
【0032】さらに、図6に示すように、図1での設定
手段と図4での設定手段13とを併用するようにするこ
ともできる。この場合には、制御回路2は、通常、設定
手段13からの設定信号を取り込んでそのときの映像信
号に含まれる映像の画面の縦横比に対して設定されてい
る表示モードで映像画面の表示が行なわれているが、設
定手段1を操作することにより、この映像画面の表示を
他の表示モードに手動で変更することが可能となる。
【0033】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0034】例えば、上記実施例では、映像信号はアン
テナから受信されたものであったが、ビデオテープレコ
ーダやレーザディスクプレーヤなど外部機器からの映像
信号であってもよい。
【0035】勿論、偏向回路4での水平,垂直のサイズ
拡大率やリニアリテイの変化率,巻線形歪の補正量の組
合せは適宜設定できるものであり、また、一旦設定され
た組合せを変更することも可能である。さらに、使用者
の所望する表示画面設定モ−ドがない場合は、偏向手段
4での各手段41〜46中の回路を、設定手段1によ
り、各手段41〜45毎に独立に連続して切り換えられ
るようにすることも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
映像信号に含まれる映像の画面の縦横比が表示装置の表
示画面の縦横比と異なっても、該映像画面を最大限のサ
イズで、かつ映像内容や画面中央付近の縦横比を大きく
損なうことなく、該映像画面を該表示画面全体に違和感
なく表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレビジョン受信機の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1での偏向回路の一具体例を示すブロック図
である。
【図3】図2に示した具体例によって縦横比3:4の映
像画面の映像信号に含まれるこれとは異なる縦横比の映
像を縦横比9:16の表示画面に表示したときの表示例
を示す図である。
【図4】本発明によるテレビジョン受信機の他の実施例
を示すブロック図である。
【図5】図4における設定手段の動作説明図である。
【図6】本発明によるテレビジョン受信機のさらに他の
実施例を示すブロック図である。
【図7】従来のテレビジョン受信機での縦横比9:16
の表示画面に縦横比3:4の映像信号に含まれる縦横比
9:21の映像画面を表示したときの表示例を示す図で
ある。
【図8】従来のテレビジョン受信機での縦横比9:16
の表示画面に縦横比3:4の映像信号に含まれる縦横比
9:21の映像画面と字幕とを表示したときの表示例を
示す図である。
【図9】従来のテレビジョン受信機での縦横比9:16
の表示画面に縦横比3:4の映像信号に含まれる縦横比
9:16の映像画面と字幕とを表示したときの表示例を
示す図である。
【符号の説明】
1 設定手段 2 制御手段 4 偏向手段 12 ブラウン管 13 設定手段 41 垂直サイズ拡大手段 42 垂直リニアリテイ補正手段 43 巻線形補正手段 44 水平サイズ拡大手段 45 水平リニアリテイ補正手段 46 画面垂直移動手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面とは異なる縦横比の映像信号に
    含まれるこの縦横比とは異なる縦横比の映像画面の映像
    を該表示画面に表示可能としたテレビジョン受信機にお
    いて、 該表示画面での該映像画面の垂直サイズの拡大率を複数
    段階に切換え可能な垂直拡大手段と、該表示画面での該
    映像画面中央部と周辺部との垂直リニアリティの変化率
    を複数段階に切換え可能な垂直リニアリティ補正手段
    と、該表示画面での該映像画面の水平サイズの拡大率を
    複数段階に切換え可能な水平拡大手段と、該表示画面で
    の該映像画面中央部と周辺部の水平リニアリティとの変
    化率を複数段階に切換え可能な水平リニアリティ補正手
    段と、該表示画面での該映像画面の糸巻形歪の補正量を
    複数段階に切換え可能な糸巻形歪の補正手段と、該映像
    画面の垂直方向の位置を複数段に切換え可能な画面垂直
    移動手段とを含み、ブラウン管の電子ビ−ムの走査を制
    御する偏向手段と、 複数の画面表示モードを選択的に設定することができ、
    該画面表示モードに応じた設定モード信号を発生する設
    定手段と、 該設定モード信号に応じて該偏向手段が含む上記各手段
    を切換制御する制御手段とを備え、表示モードの選択設
    定により、該表示画面とは縦横比が異なる映像画面の映
    像信号の映像を、その内容や画面の縦横比を大きく損な
    うことなく、かつ違和感を抑えて該表示画面全体に表示
    することができるように構成したことを特徴とするテレ
    ビジョン受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記設定手段は、使用者の手動によって前記画面表示モ
    ードを設定可能とすることを特徴とするテレビジョン受
    信機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記設定手段は、前記映像信号の水平走査期間毎に輝度
    信号レベルを検出し、該輝度レベルから映像内容や文字
    情報が存在しない領域を検出することによって前記映像
    画面の縦横比を判別し、判別された該縦横比に応じた前
    記設定信号を出力することを特徴とするテレビジョン受
    信機。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記表示画面の縦横比は9:16、前記映像信号の縦横
    比は3:4であって、前記映像信号に含まれる映像の画
    面の縦横比が9:21であり、該映像の画面中央付近で
    の縦横比が損なわれず、かつ映像情報量を損なわない範
    囲で画面サイズを設定することを特徴とするテレビジョ
    ン受信機。
  5. 【請求項5】 請求項2または3において、 前記表示画面の縦横比は9:16、前記映像信号の縦横
    比は3:4であって、前記映像信号に含まれる映像の画
    面の縦横比が9:16であり、該映像の画面中央付近で
    の縦横比が損なわれず、かつ映像情報量を損なわない範
    囲で画面サイズを設定することを特徴とするテレビジョ
    ン受信機。
  6. 【請求項6】 請求項2または3において、 前記表示画面の縦横比は9:16、前記映像信号の縦横
    比は3:4であって、前記映像信号に含まれる映像の画
    面の縦横比が9:21であり、かつ該映像の画面外に字
    幕が付されており、該映像の画面中央付近での縦横比が
    損なわれず、かつ映像情報量と字幕内容とを損なわない
    範囲で画面サイズを設定することを特徴とするテレビジ
    ョン受信機。
  7. 【請求項7】 請求項2または3において、 前記表示画面の縦横比は9:16、前記映像信号の縦横
    比は3:4であって、前記映像信号に含まれる映像の画
    面の縦横比が9:16であり、かつ該映像の画面外に字
    幕が付されており、該映像の画面中央付近での縦横比が
    損なわれず、かつ映像情報量と字幕内容とを損なわない
    範囲で画面サイズを設定することを特徴とするテレビジ
    ョン受信機。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記映像の画面部分と前記字幕の部分とで垂直リニアリ
    テイの変化率を異ならせ、画面中央部付近の縦横比を損
    なわない範囲で前記映像の画面のサイズを最大限に設定
    し、かつ映像情報量と字幕内容とを損なわない範囲で画
    面サイズを設定することを特徴とするテレビジョン受信
    機。
JP26259693A 1993-10-20 1993-10-20 テレビジョン受信機 Pending JPH07123329A (ja)

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