JP3594596B2 - レターボックスの表示制御 - Google Patents

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Description

本出願は、1991年5月29日に出願され、米国を指定国とする出願中の国際特許出願第PCT/US91/03739号の一部継続出願である。
本発明は特定の表示フォーマット比又は縦横比のビューイング領域を有し、信号の有効な映像部分を定め、垂直方向のビューイング領域を全部利用するよう有効な映像部分を適応的に表示するコントローラを含むテレビジョン受像機に関する。画像は垂直及び水平方向にズームさせることが可能である。しかし、水平方向の寸法が水平方向のスクリーン寸法に一致しないようなズームである限り、画像は水平方向に切り取られるか、又は、垂直方向の両側の帯と共に表示される。本発明は、圧縮又は拡大(ズーム)及びパンの比率を選択的に調整し、受信された信号の有効な映像部分でビューイング領域全体を占め、又は、ビューイング領域を垂直方向に占めるため有効な映像のフォーマット比の変化に適応的に応答する。上記選択は、視聴者の嗜好に依存するか、或いは、予めプログラムすることが可能である。一つの選択肢として、視聴者は、情報の内容が部分的に切り取られることを犠牲にしてスクリーン全体を占める画像を観る。別の選択肢として、視聴者はスクリーン全体を利用しない一層小さい画像を観ることを犠牲にして完全な情報の内容を有する画像を観る。
テレビジョン受像機の表示領域は、典型的には、横方向4単位と縦方向3単位のディスプレイのフォーマット比(“4×3"又は“4:3"とも呼ばれる)、又は、従来的に「ワイドスクリーン」又は映画のフォーマット比と考えられている16×9(16:9)のフォーマット比の何れかを有する。これらの比はかなり標準的ではあるが、他の比も同様に知られている。特定フォーマットの表示比を有する受像機は、異なるフォーマット比で与えられた信号を表示し得る方法において制限される。同様に、多数の映像信号を表示すべき場合、特定の一つの信号対し利用可能なフォーマット比により、制約が与えられる可能性がある。
商業的な放送は、(比較的に縦が長く、及び/又は、横が狭い)4×3のフォーマットの表示比である場合が最も多いので、従来の4×3の受像機の表示領域の全体は、全画像で占められている。市場の殆どのビデオ製品が、かかる4×3の比を有する一方で、例えば、ワイドスクリーン用の映画を観る目的のワイドスクリーンのディスプレイ装置も周知である。映画作品は広範囲に変わるアスペクト比で入手可能であり、テレビジョン用のワイドスクリーンの標準的な比は、(かなり縦が短く、及び/又は、幅が広い)16×9の比である。
映画に関連のあるより幅の広いフォーマットの表示比よりも4×3形の表示フォーマットの方を好ましいと感じる視聴者は殆どいない。受像機がどこにあるかとは無関係に、幅の広いフォーマットの方が映画館の雰囲気を与えると認められ、幅の狭いフォーマットの方が視聴者によって家庭のテレビの視聴に関連付けられるように見える。幅の広いフォーマットのディスプレイは、例えば、テレビ映画装置、テレビ受像機のプロセッサ等によって元の映画の画像を切り取り又は歪ませることなく、映画の比の信号を全て表示するためその全体の領域を使用する。
16×9形のディスプレイ装置に4×3形の信号を表示、又は、4×3形のディスプレイ装置に16×9形の信号を表示するため、ディスプレイ装置の全体よりも小さい領域しか使用しないか、或いは、映像情報を変形する。受信された画像は、一方の次元にスクリーンを埋めるため拡大し、もう一方の次元の一部は信号から取り除いておくことが可能である。例えば、4×3形の信号の上部及び下部は切り取り、残りの部分で16×9形のフォーマットの領域を埋めることが可能であり、或いは、16×9形の信号の側部を切り取り、残りの部分によって4×3形の領域を埋めることが可能である。問題は幅と高さの比であり、全般的に信号を拡大又は縮小する必要はない。
単純に信号を切り取る代わりに、シーン内の重要な情報の損失を避けるため、自動的又はテレビ映画のオペレータ等の制御下の何れかで上下又は左右にパンさせることが周知である。表示すべき信号を歪ませることも周知であり、例えば、シネマスコープ(16×9)の映画からのスクリーンクレジットを商業(4×3)放送に表示するとき、4×3形のディスプレイ装置に表示するため16×9形の信号を水平方向に圧縮する。切り取り、パンニング、歪みのいずれもが、画像の質及び/又は内容を欠如させ、又は、悪影響を与える。
切り取り又は歪みを伴わないあるフォーマット比の有効な映像信号を異なるフォーマット比のディスプレイ装置に表示するとき、表示された信号はスクリーン上の利用可能な全領域よりも小さい領域を占める。ディスプレイ装置の使用されていない領域は、空白にされるか、或いは、背景色のマット(matte)が表示される。しかし、この境界領域は、例えば、主画像と別の画像を同時に表示するため、或いは、テキスト情報を表示するため使用してもよい。
所謂「レターボックスサイズ」のフォーマットにおいて、幅の広いフォーマット比の画像が幅の狭い方のフォーマット比のディスプレイ装置の全幅に亘って表示され、上部及び/又は下部の領域は、ともかく、暴風雨警報、ニュース警報等のテキストを表示するため使用される。視聴者はこの機能を随意に選択可能である。歪み或いは切り取りを伴うことなく商業的に放送される幅の広いフォーマットの映画は、放送者により従来の4×3形の受像機スクリーンに表示させ得るようレターボックス形のフォーマットに変換される。放送者は、空白又はマットの上部及び下部の境界を効果的に付加し、4×3形の複合画像信号に結合された画像及び境界を放送する。標準的な16×9及び4×3の比を想定する場合、各フィールドの181本の水平ラインだけが主映像に充てられ、残りのラインは、マットの灰色又は黒色の境界である。上記境界は主画像と同時に表示される第2の映像源からの画像と同質である。
フォーマット比を調整することは、特に、複数の有効な映像源を表示する必要のある場合に複雑な問題であり得る。例えば、多数の画像表示を生成するため同時に表示される非同期的な供給源から一定のタイミング信号を発生させ、走査中に多数の供給源の間で切り換え、及び/又は、高解像度の画像データ信号から低解像度の圧縮された表示を得る必要がある場合がある。
本発明の一の面は、映像源信号の有効な部分がディスプレイのスクリーンを占めるよう垂直方向に拡大され中央に置かれた場合に、所定の範囲内のあらゆるフォーマットの表示比を適合的に調節するよう映像源信号を表示する手段を自動的に調整することである。
本発明の他の面は、アスペクト比の変化に適応的に応答するため、映像源信号内の有効な映像の最初及び最後のラインを繰り返し検出し、現在の有効な映像が表示領域を埋めるズームレベルとパン位置を計算することである。
本発明の更なる面は、スプリアスなラインの読み取り、及び、空白又は他の無効なスクリーンに感応しない態様で映像信号の調整を行うことである。
本発明の配置によれば、入力信号は、ユーザの選択又はプログラミングに従って、すべての有効な映像の表示フォーマット比からスクリーン領域の利用可能な垂直方向の全体を使用する表示フォーマットに連続的かつ適応的に変換される。たとえ視聴中に、例えば、境界のレタリングがレターボックス形フォーマット信号に現われ又はその後消える場合、或いは、入力信号がレターボックスサイズから従来又は元のサイズに変わる場合に表示フォーマット比が変化しても、本発明による受像機は、連続的なフィールドに亘り調整するタイミング及び表示パラメータを再計算し、利用可能な表示領域を最適に使用する。本発明によれば、同一又は異なるフォーマット比を有する単一又は多数の非同期的な供給源から高解像度の単一及び多数の画像表示が得られ、連続的かつ適応的な進行に基づく全ての表示フォーマット比を選択することができる。
ワイドスクリーンのテレビジョンは、ここに記載する如く、例えば、16×9のフォーマットの表示比を有していてもよい。本発明によれば、より柔軟性のあるレターボックス形フォーマットで受信された信号を表示する機会が得られる。最初16×9のアスペクト比で作成され、レターボックス形画像(例えば、有効な映像の周辺に空白にされた上と下の境界を有する4×3形の画像)に変換された信号は、有効な映像でスクリーンを占めるため元のアスペクト比を維持すると共にズーム或いは拡大してもよい。
有効な映像がディスプレイのスクリーン比よりも大きいアスペクト比を有する供給源(例えば、20:9の供給源と、16:9のスクリーン)は、垂直方向でスクリーンを占め、水平方向で切り取られる。スクリーンのアスペクト比よりも小さいアスペクト比を有する供給源は、水平方向でスクリーンを占め、垂直方向に切り取られる。マットの境界に充てられた4×3形放送信号の上記部分は自動的に切り取られる。補正は適応的に行われ、状況が変わるにつれてズーム及びパンの大きさが再計算される。
本発明の配置による映像表示制御装置は、変化するフォーマットの表示比を有するレターボックスフォーマットの入力信号の検出に応じて映像表示を自動的に制御する。検出回路は映像信号中の有効な映像の最初及び最後のラインを連続的に検出する。メモリには、有効な映像の最初及び最後のラインに対応する走査線番号が記憶される。画像の高さは、有効な映像の最初及び最後のラインの走査線番号から定められる。画像の高さはレターボックス形入力のフォーマットの表示比を表わす。比較回路は、画像の高さをレターボックス入力信号の最も幅が広いと予測されるフォーマットの表示比に対応する閾値と比較する。例えば、マイクロプロセッサのような制御回路は、画像の高さが閾値を越えない限り記憶された走査線番号を連続的に更新するためメモリを作動可能にする第1の動作モードで動作可能であり、記憶された最初のラインよりも小さい、又は、記憶された最後のラインよりも大きい走査線番号に対応する映像ラインで有効な映像が検出されたとき記憶された走査線番号を更新するためメモリを作動可能にする第2の動作モードで動作可能である。表示手段上の画像サイズ及び画像切り取りの少なくとも一方は、画像の高さに応じて制御される。第2の動作モードの後に第1の動作モードを開始する回路は、自動又は手動のいずれでも動作させ得る。本装置は、レターボックスに使用された特定のアスペクト比と無関係、かつ、テキスト等によって占められた境界の広さとは無関係に利用可能な最大の表示領域、或いは、垂直方向の最大の高さで入力映像信号を適応的に表示する。
本発明の他の配置による映像表示制御装置は、第1のフォーマットの表示比を有する映像ディスプレイよりなる。画像の高さ回路は、第2のフォーマットの表示比を有する入力映像信号から有効な映像画像の高さを定める。検出回路は、映像信号中の有効な映像画像に応じてレターボックス形フォーマットを識別し、レターボックス画像のフォーマットの表示比を定める。ズーム制御回路は、画像の必然的な切り取りがあるにも係わらず、ディスプレイを実質的に全体的に占めるため画像をサイズに関し拡大する第1の動作モードで動作可能であり、ディスプレイの必然的な使用されない部分があるにも係わらず、垂直方向でディスプレイを実質的に占めるよう画像をサイズに関し拡大する第2の動作モードで動作可能である。垂直方向パン制御回路は、いずれの動作モードにおいても画像を自動的に中央に置く。検出器はレターボックス形フォーマットの画像のフォーマットの表示比を識別し得る。識別されたフォーマットの表示比に応じる回路は、拡大された画像の画像アスペクト比の歪みを制御する。偏向装置は、可変垂直走査レートによって垂直方向のサイズ、可変水平映像拡大及び縮小によって水平方向のサイズ、及び、位相の垂直方向のリセットを変えることによりパンの位置に関し制御可能である。
レターボックスの映像信号は、(有効な映像が最上部又は最下部ではなく垂直方向で中央に配置されている場合)三つの領域を有すると考えられる。A、B及びCと呼ばれる上記領域は、領域A及びCが有効な映像、或いは、ルマ又はルマの可変性の所定の閾値よりも小さいマットカラーの映像のルマレベルを含まないような領域である。これらの境界はかなり暗い、又は、単調な帯に対応する。領域Bは、有効な映像を有し、或いは、所定のルマ閾値よりも大きく、典型的に著しく変化し得る映像ルマレベルを少なくとも有し、暗い帯の間の画像に対応する。領域A、B及びCの夫々の時間間隔は、例えば、人気のある比16×9がその範囲に含まれた5×3乃至24×9の範囲で変わり得る使用された特定のレターボックスのフォーマットの関数である。
領域A及びCの水平ラインの時間間隔は、16×9形のレターボックスフォーマット毎に約20ラインである。レターボックス検出器は領域A及び/又はCのルマレベルを検査すると共に水平ラインを計数する。有効な映像、又は、少なくとも最小の映像のルマレベルが領域A及び/又はCで検出された場合、レターボックス検出器は、有効な映像の最初及び最後のラインをディスプレイのスクリーンの所定の点に置く変換比を再計算するため、現在の水平走査ライン数を記憶する出力信号を発生する。上記所定の点は、通常、最上部及び最下部、或いは、スクリーンの水平方向の幅全体が埋め尽くされる夫々の高さのいずれかである。好ましくは、ユーザは、装置がディスプレイに与える影響を選択することが可能であり、例えば、ユーザは必要があれば空白の境界の表示、切り取り、縮小、拡大、又はこれらの組合せを選択し得る。
検出器の動作は受信された信号のアスペクト比の変化に比例的に応答することにより改良される。特定のアスペクト比が信号の表示に対し確定され、かつ、有効な映像が表示領域の外側で検出された後(例えば、入力信号のレターボックス形の境界に表示するテキスト)、ディスプレイは多数の順次のフレームに亘って新しい比に変更される。好ましくは、上記変更は、画像が多数の順次のフレームに亘って適切に拡大又は縮小するように比の変化に対し徐々に又は比例的に応答することにより行われる。徐々に変化する量は、新しいアスペクト比に達するため必要とされる補正の大きさに関連付けることが可能である。顕著なジッター等を除去するため、補正が行われる前に最小のライン数の閾値が確定される。
最上部及び最下部の有効な映像領域は、好ましくは、映像フィールドのライン毎に二つの勾配を計算することによって検出される。二つの勾配を計算するために以下の4個の値:即ち、現在のラインの最大及び最小の値と、前のラインの最大及び大小の値が必要とされる。正の勾配と呼ばれる第1の勾配は、前のラインの最小値を現在のラインの最大値から減ずることにより形成される。負の勾配と呼ばれる第2の勾配は、現在のラインの最小値を前のラインの最大値から減ずることにより形成される。いずれの勾配もシーンの内容に依存して正或いは負の値を有する可能性があるが、両方の勾配が負の値を有する場合は無視してもよい。その理由は、同時に負であるのは一方の勾配だけであり、正の値の勾配の大きさは、常に負の値の勾配の大きさ以上であるからである。従って、勾配の絶対値を計算する必要が無くなるので回路が簡単化される。いずれかの勾配がプログラムされた閾値を越える場合、映像が現在のライン又は前のラインのいずれかに存在すると考えられる。上記の値は、映像源がレターボックス形フォーマットであるかどうかを判定し、夫々のライン番号を定めるためマイクロプロセッサによって使用することが可能である。画像を垂直方向で中央に置く手段が設けられている場合、上記計算は画像の上部(又は下部)に対してだけ行えばよい。有効な映像の検出は、ルマの絶対値ではなく勾配の関数であるが、本装置は、たとえ境界が実質的な(しかし変化しない)ルマレベルを有する場合でさえ、所定のマットの色の有効ではない境界を検出する。
同様に、水平方向で最も外側の画像の有効な領域は、順次の水平ラインの最初又は最後で順次の画素又は画素のグループに対し勾配を計算することによって定めることが可能である。画像が中央に置かれているならば、この計算も一方の側だけで行えばよい。
図1(a)乃至図1(f)はワイドスクリーンテレビジョンの種々の表示フォーマットを示す図であり、図1(d)はここで使用される用語を説明する図である。
図2は2fHの水平走査の動作に適合させた本発明の面によるワイドスクリーンテレビジョンのブロック図である。
図3は図2のテレビジョンを実現するゲートアレイの主、補助及び出力信号路を示すブロック図である。
図4は図2に示された偏向回路のブロック図と回路図を組み合わせた図である。
図5及び図6は自動レターボックス検出器の動作を説明するために有用な図である。
図7は図5及び図6と組み合わせて説明される自動レターボックス検出器のブロック図である。
図8は自動レターボックス検出器の他の回路のブロック図である。
図9は自動レターボックス検出器を含む垂直サイズ制御回路のブロック図である。
図10は本発明の配置に従って適応的なレターボックスの表示が実施される態様を説明するために有用なフローチャートである。
図11(a)及び図11(b)は、適応的なレターボックスの表示が中断後に再実施される態様を説明するため共に有用な線図及びフローチャートである。
図1の中の4個の部分は、種々の本発明の配置に従って実施し得る画像表示フォーマットの部分集合を示している。互いに重ね合わされた16×9と4×3の基本フォーマットが、異なるアスペクト比を有するフォーマットの重ね合わせの一例として示されている。本発明によれば互いに重ね合わされるフォーマットは特定のサイズに制限する必要はない。その理由は、本発明による装置は有効な映像のアスペクト比を自動的に検出しディスプレイのサイズに対し表示を最適化するからである。
図1(a)には、画像を表示し得るかなり幅の広い(例えば、16×9)フォーマットの表示比を有する、直視型又は投射型のようなテレビジョンが示されている。図1(b)に示す如く、4×3形の画像が伝送され表示されたとき、垂直方向の黒色、灰色、又は、マットの色の帯として表示された有効ではない映像領域が左右の側部に現われる。同様に、図1(c)に示す如く、16×9の画像が4×3のフォーマットのディスプレイに表示されたとき、有効ではない映像領域が水平方向の帯として上部及び下部に現われる。図1(c)に示された配置は供給源から映像信号に符号化することが可能であり、その信号は、通常レターボックス形フォーマットと呼ばれる。この例の場合、映像情報を切り取り、又は、圧縮することなく水平ラインの情報を全て表示する要求に応じて、観られる画像は利用可能な表示領域よりも垂直方向で小さい。16×9フォーマットの表示比の供給源が、4×3フォーマットのディスプレイのビューイング面の垂直方向の広がりの全体を占めるよう伝送前に変換されると想定すると、図1(b)より、情報が左及び/又は右側から切り取られるか、或いは、任意に圧縮され、これにより得られた画像が垂直方向にかなり伸長された歪みを明らかに示すことが分かる。更なる選択肢として、表示された信号をパンさせることも可能である。上記選択肢は何れも信号の性質を除去又は変更するが、特に興味を引くものはない。
本発明の自動レターボックス検出装置は、元のアスペクト比を維持したままテレビジョンのスクリーンを垂直方向に埋め尽くすため、変化し得るアスペクト比を有するレターボックスの供給源を自動的に垂直方向に拡大し中央に置く。アスペクト比が16:9よりも大きい供給源は水平方向に切り取られ、一方、アスペクト比が16:9よりも小さい供給源は両側の帯と共に表示される。垂直方向のズームは垂直走査レートを変えることにより制御され;水平方向のズームは水平拡大/圧縮を変えることにより制御され;及び、垂直パンは垂直リセットパルスの位相を変えることにより調整される。最初のズームインの後、本装置は、表示されていない画像の領域内に有効な映像が検出された場合、上記パラメータを計算、更新する。検出回路からのライン番号はスプリアスな読み取りを除去するためフィルタリングされ、空白又は無効なスクリーンは無視される。
図1(d)を参照するに、最初のライン番号(現在のフィールドで検出された有効な映像の最初のライン)はレターボックス検出回路内のレジスタから得られ、最後のラインも同様である。同様に、映像開始ライン(上方レターボックス領域と有効な映像領域の間のライン番号)と、(下方レターボックス領域の境界を画する)映像終了ラインが得られる。次いで、シーンの高さは終了ライン番号と開始ライン番号の差として計算することが可能であり、中央ライン番号は両者の平均として計算される。上記スクリーンの中央は、スクリーンの中央のライン番号であり、好ましくは、中央ライン番号が表示される箇所である。
誤差を除去するため、シーンの高さは、直面することが予想される最大のアスペクト比(典型的には24:9)に対応する最大の高さの閾値と比較される。この閾値を越える場合、現在のシーンは空白、或いは、現在のライン番号は無効であると考えられ、その値に基づく調整は行われない。
ジッターを除去するため、スクリーンのパラメータの現在及び直前の値の差は変化の閾値と比較される。その差が閾値よりも小さい場合、得られた変化によるパラメータの更新は認められない。有効な映像の最初及び最後のライン番号に対する更新された値が要求される場合、レターボックス検出器のレジスタがサンプリングされる。サンプリングは、多数のフレームの中の1フレーム当たり2回以上行われることはない。その結果は、例えば、2段のメジアンフィルタによってフィルタリングされ、有効な映像とレターボックス領域の境界を定めるため使用される。
本装置は、レターボックス映像の供給源が存在し、スクリーンを垂直方向に有効な映像で占めることが望まれる場合、ユーザによって作動される。作動された後、シーンの高さと、シーンの中央が現在のシーンの最初及び最後のライン番号から計算される。シーンの高さが最小の高さの閾値よりも小さい場合、本装置は閾値を越えるまでシーンの高さを更新し続ける。これにより、本装置は空白シーンと、誤りのある最初及び最後のライン番号を無視する。
図1(e)及び図1(f)を比較すると本発明の実際的な効果が分かる。図1(e)において、有効なレターボックス供給源の信号は幅の広いフォーマットのディスプレイを埋めるため必要な量でズームされている。図示した実施例において、(有効な映像信号のアスペクト比を維持するため比例的に一致する)水平方向及び垂直方向の両方の次元におけるズームは、ワイドスクリーンの表示領域に正確に合致するようなズームである。表示領域のアスペクト比よりも大きいアスペクト比を有する有効な映像信号が受けられ、垂直方向の領域を埋めることにより水平方向の画像の縁が切り取られる場合がある。
図1(f)に示す暴風雨警報のような有効な映像をレターボックス領域に現わす必要があるならば、有効な映像の最後のライン番号が変更される。その結果として、本装置は、新しい最後の映像ラインが表示領域の下部に現われるよう中央のライン番号とズームの大きさを更新する。この操作は、図1(f)に示す如く、変化する環境に適合するため必要に応じてズームと位置決めが適応的に決められ、ディスプレイのスクリーンを完全に埋めるので、一つのフォーマット比から別のフォーマット比に単に切り換えることとは区別される。テキストにより設けられた有効な映像の付加的な領域の影響は、その比がディスプレイの比よりも小さくなるよう有効な映像のアスペクト比を変えることである。その結果として、垂直方向に全体を占める信号が側方の帯と共に表示される。
4×3形のフォーマットの表示比の信号で搬送された16×9形のフォーマットの表示比のレターボックス画像は、ラインの2倍化、又は、ラインの追加により徐々に走査することができるので、十分な垂直解像度を有する大きな表示が得られる。本発明によるワイドスクリーンテレビジョンは、主供給源、少なくとも一つの補助供給源、又は、外部RGB源からの上記16×9形フォーマットの表示比の信号を表示し得る。
ディスプレイの有効ではない映像領域は様々に使用することが可能である。例えば、有効ではない領域は、レターボックス形フォーマットの放送において気象又はニュースの報道のようなテキスト情報のため時折使用される。有効ではない領域には、例えば、別のチャンネルを予め観るために重ね合わされる画像を付加してもよい。本発明は、有効ではない映像領域の利用法と、有効ではない領域を有する供給源をディスプレイに対し調整する際にテレビジョン受像機によって有効ではない状態にされた領域の広さには関係がない。
補助映像信号処理路内のデータサンプリングの制限は、主映像信号からの表示とサイズに関し同じ大きさの高解像度画像の生成を複雑化する。かかる複雑さを解決するため種々の方法が開発されている。
本発明の配置を組み込み、2fHの水平走査で動作するよう適合させられたワイドスクリーンテレビジョンの全体的なブロック図は図2に示され、全体的に参照符号10が付けられている。テレビジョン10は、一般的に、映像信号入力部20と、シャーシ又はTVマイクロプロセッサ216と、ワイドスクリーンプロセッサ309を有するワイドスクリーンプロセッサ30と、1fHから2fHへの変換器40と、偏向回路50と、RGBインタフェース60と、YUVからRGBへの変換器240と、受像管ドライバ242と、直視型又は投射型受像管244と、電源70とからなる。種々の回路を別々の機能ブロックに分類しているのは、説明の便宜のためであり、上記回路の相互に関して物理的な位置、パッケージング、又は、特定の結合を制限する意図ではない。
映像信号入力部20は、別々の映像源から複数の複合映像信号を受けるよう適合させられている。映像信号は、主及び補助映像信号として表示するため選択的に切り換えてもよい。RFスイッチ204は、2本のアンテナ入力ANT1及びANT2を有する。これらは、無線アンテナ受信及びケーブル受信の両方の入力を表わしている。RFスイッチ204は、いずれのアンテナ入力が第1のチューナ206及び第2のチューナ208に供給されるかを制御する。第1のチューナ206の出力は、チューニング、水平及び垂直偏向、及び、映像制御に関連する多数の機能を実行するワンチップコントローラ202の入力である。図示された特定のワンチップは、タイプTA7777と呼ばれる製品である。ワンチップで発生され、第1のチューナ206の信号から得られるベースバンド映像信号VIDEO OUTは、映像スイッチ200と、ワイドスクリーンプロセッサ30のTV1入力の両方への入力である。映像スイッチ200への別のベースバンド映像入力は、AUX1及びAUX2と呼ばれる。これらは、映像カメラ、レーザディスクプレーヤ、映像テーププレーヤ、映像ゲーム等に使用することが可能である。シャーシ又はTVマイクロプロセッサ216によって制御された映像スイッチ200の出力は、SWITCHED VIDEOと呼ばれる。SWITCHED VIDEOはワイドスクリーンプロセッサ30への別の入力である。
ワイドスクリーンプロセッサ30のスイッチSW1は、Y/Cデコーダ210への入力であるSELECTED COMP OUT映像信号用の供給源を選ぶためTV1とSWITCHED VIDEO信号を切り換える。Y/Cデコーダ210は、適応ライン櫛形フィルタとして実装してもよい。別の二つの映像源S1及びS2もY/Cデコーダ210への入力である。S1及びS2は、異なるS−VHS方式入力源を示し、各々は別個の輝度信号及び色信号よりなる。幾つかの適応ライン櫛形フィルタのようにY/Cデコーダの一部として組み込むことができ、或いは、別個のスイッチとして組み込んでもよいスイッチは、夫々Y_M信号及びC_IN信号と呼ばれる出力として1対の輝度信号及び色信号を選択するためTVマイクロプロセッサ216に応答する。選択された輝度信号及び色信号の対は、次いで主信号と見なされ、主信号路に沿って処理される。_M又は_MNを含む信号の名称は主信号路に関している。色信号C_INは、色差信号U_M及びV_Mを発生するためワイドスクリーンプロセッサによって元のワンチップ202にもう一度送られる。この点に関し、Uは(R−Y)と等価な名称であり、Vは(B−Y)と等価な名称である。Y_M、U_M及びV_M信号は、更なる信号処理のためワイドスクリーンプロセッサにおいてディジタル形式に変換される。
機能的にワイドスクリーンプロセッサ30の一部として定められた第2のチューナ208は、ベースバンド映像信号TV2を発生する。スイッチSW2は、Y/Cデコーダ220の入力のTV2とSWITCHED VIDEO信号を切り換える。Y/Cデコーダ220は、適応ライン櫛形フィルタとして実装することが可能である。スイッチSW3及びSW4は、Y/Cデコーダの輝度信号及び色信号出力と、夫々Y_EXT及びC_EXTと呼ばれる外部映像源の輝度信号及び色信号を切り換える。Y_EXT及びC_EXT信号は、S−VHSの入力S1に対応する。Y/Cデコータ220と、スイッチSW3及びSW4は、幾つかの適応ライン櫛形フィルタの形のように組み合わせてもよい。スイッチSW3及びSW4の出力は、補助信号と見なされ、補助信号路に沿って処理される。選択された輝度信号出力はY_Aと呼ばれる。_Aと、_AXと、_AUXを含む信号名称は、補助信号路に関連している。選択された色信号は色差信号U_A及びV_Aに変換される。Y_A、U_A及びV_A信号は、更なる信号処理のためディジタル形式に変換される。主及び補助信号路の映像信号源のスイッチング配置は、異なる画像表示フォーマットの別々の部分の供給源の選択の管理における柔軟性を最大限に発揮する。
Y_Mに対応する複合同期信号COMP SYNCは、ワイドスクリーンプロセッサにより同期信号分離器212に供給される。水平及び垂直同期成分H及びVは、夫々、垂直カウントダウン回路214に入力される。垂直カウントダウン回路はワイドスクリーンプロセッサ30に送られる垂直リセット信号を発生する。ワイドスクリーンプロセッサは、RGBインタフェース60に送られる内部垂直リセット出力信号INT VERT RST OUTを生成する。RGBインタフェース60は、偏向回路50に送られる選択された垂直同期成分SEL_VERT_SYNCを生成するため、内部垂直リセット出力信号と外部RGB源の垂直同期成分を切り換えるスイッチング手段を含む。補助映像信号の水平及び垂直同期信号は、ワイドスクリーンプロセッサの同期信号分離器250において発生される。
1fHから2fHへの変換器40は、インターレース映像信号を徐々に走査されるノンインターレース信号に変換する役割を担い、例えば、その変換器において各水平ラインが2回表示され、或いは、付加的な水平ラインのセットが同一フィールドの隣接する水平ラインを補間することにより生成される。直前のライン、又は、補間されたラインを選択的に使用することは、隣接するフィールド又はフレーム間で検出された動きのレベルに依存する場合がある。変換回路40は映像RAM420と共に動作する。映像RAMは、徐々に表示され得るよう1フレームの中の少なくとも1フィールドを記憶するため使用することができる。図2に信号Y_2fH、U_2fH及びV_2fHとして示される変換された映像データは、RGBインタフェース60に供給される。
RGBインタフェース60は、映像信号入力部による表示のため変換された映像データ又はRGB映像データの選択を可能にする。外部RGB信号は、2fH走査に適合させられた幅の広いフォーマットの表示比の信号であると考えられる。主信号の垂直同期成分は、INT VERT RST OUT信号としてワイドスクリーンプロセッサによってRGBインタフェースに供給され、主映像又は外部映像に対応する選択された垂直同期信号が偏向回路50で得られるようになる。ワイドスクリーンテレビジョンの動作は、内部/外部制御信号INT/EXTを発生することによりユーザが外部RGB信号を選択できるようにする。しかし、かかる外部RGB信号が存在しない場合に外部RGB信号入力を選択すると、ラスターの垂直方向に消失が生じ、陰極線管又は投影管に損傷を与える可能性がある。従って、RGBインタフェース回路は外部同期信号の存在を検出し、上記損傷を防止するため外部RGB入力が存在しない場合の選択を無効する。WSPマイクロプロセッサ(WSP μP 309)は、外部RGB信号の色と色調の制御を更に供給する。
ワイドスクリーンプロセッサ30は、補助映像信号の特別な信号処理用のピクチャーインピクチャープロセッサ301を含む場合がある。ピクチャーインピクチャーという用語は、PIP又はpix−in−pixのように時折省略される。この機能のため、ゲートアレイ300は、例えば、補助信号が主表示の領域、或いは、有効ではない映像境界の領域に表示される多様な表示フォーマットに主及び補助映像信号データを合成する。ピクチャーインピクチャープロセッサ301とゲートアレイ300は、ワイドスクリーンプロセッサ(WSP μP)の制御下にある。WSPマイクロプロセッサは、シリアルバスを介してTVマイクロプロセッサ216に応答する。シリアルバスは、データ、クロック信号、イネーブル信号及びリセット信号用の信号路を含む。ワイドスクリーンプロセッサ30は、3レベルのサンドキャッスル状信号として、複合垂直ブランキング/リセット信号を生成する。或いは、垂直ブランキング及びリセット信号は、別個の信号として生成してもよい。複合ブランキング信号は、映像信号入力部によってRGBインタフェースに供給される。
図4により詳細に示される偏向回路50は、ワイドスクリーンプロセッサから垂直リセット信号を受け、RGBインタフェース60から選択された2fH水平同期信号を受け、ワイドスクリーンプロセッサから付加的な制御信号を受ける。上記付加的な制御信号は、水平フェージング、垂直サイズ調整及び左右のピンクッション補正に関連する。上記偏向回路50は、2fHフライバックパルスをワイドスクリーンプロセッサ30と、1fHから2fHへの変換器40と、YUVからRGBへの変換器240とに供給する。
ワイドスクリーンテレビジョン全体の動作電圧は、AC主電源によって電源供給し得る電源70により発生される。
図2を更に参照するに、ワイドスクリーンプロセッサの主要な構成部品は、ゲートアレイ300と、ピクチャーインピクチャー回路301と、(図示しない)アナログ・ディジタル及びディジタル・アナログ変換器と、第2のチューナ208と、ワイドスクリーンプロセッサのマイクロプロセッサと、ワイドスクリーン出力エンコーダである。ゲートアレイ300と、内蔵された信号路及び機能は、より詳細に図3に示されている。ゲートアレイ300は、複合ワイドスクリーンの表示を実現するため主信号路と補助信号路からの映像情報を結合する機能を担い、例えば、ある場合にはピクチャーインピクチャーを有し、或いは、別の場合にはスクリーンに表示するための複数の供給源をフォーマット化する。ゲートアレイに対するクロック情報は、選択された供給源の1fH信号に追従する位相ロックドループによって与えることが可能である。主映像信号は、アナログ形式、及び、図2に示す如く、Y/Cデコーダ210及びワンチップ202からのY_M、U_M及びV_Mと呼ばれる信号のようなYUV形式でワイドスクリーンプロセッサに供給される。上記信号は、アナログ・ディジタル及びディジタル・アナログ変換器(図示しない)を使用する周知の方法で、必要に応じてディジタル操作のためにアナログからディジタル形式に変換され、その後、必要とされる映像情報を読み出すためディジタルからアナログに変換される。
色成分信号は、R−Y又はB−Y信号、或いは、I及びQ信号のいずれかに割り当てることができる一般的な名称U及びVで参照されている。サンプリングされた輝度信号のバンド幅は、装置のクロックレートが1024fH又は略16MHzであるので8MHzに制限されている。U及びV信号は、500KHz、又は、幅の広いIに対し1.5MHzに制限されているので、1台のアナログ・ディジタル変換器と、アナログスイッチを色成分データのサンプリングのため多重化し得る。ラインパルスの開始は、各水平映像ラインの先頭で多重化する配置を同期させるよう生成することが可能であり、その後、水平ラインの間でトグリングし、Y及びUVデータストリームはサンプルを正確にペアにするようシフトされる。各UVのペアは一つのベクトルを表わし、色の遷移を防止するため同一ベクトルの対応するV成分とペア化される必要がある。
PIP回路及び/又はゲートアレイは、データ圧縮にも係わらず画像に重ね合わされるべき補助データの解像度を高める手段を含んでいてもよい。例えば、ペア化された画素圧縮と、ディザリング及びデディザリングを含む多数のデータ縮小及びデータ復元機構が開発されている。その上、種々のビット数を含む種々のディザリングシーケンスと、種々のビット数を含むペア化された画素圧縮が考えられている。多数の特定のデータ圧縮及び復元機構の中の一つは、特定の種類の画像表示フォーマット毎に表示された映像の最大の解像度を得るためWSP μP309によって選択することが可能である。
ゲートアレイは、先入れ先出しメモリ又はFIFO356及び358として実装し得るラインメモリと組み合わされて動作する補間器を含む。補間器及びFIFOは、所望通りに主信号を再サンプリングするために利用される。付加的な補間器は、補助信号を再サンプリングし得る。ゲートアレイ内のクロック及び同期回路は、主及び補助信号の両方の信号のY_MX、U_MX及びV_MX成分を有する一つの出力映像信号への結合を含む両方の信号のデータ操作を制御する。かかる出力成分は、1fHから2fHへの変換器40に関連付けられたディジタル・アナログ変換器(図示しない)によってアナログ形式に変換される。Y、U及びVと呼ばれるアナログ形式の信号は、1fHから2fHへの変換器40によってノンインタレース型走査に変換される。
ユーザの要求に従って利用可能な垂直又は水平表示スパンの利点を生かすよう表示された信号のアスペクト比を調整するため、偏向回路の動作は必要に応じて調整される。偏向回路50は図4により詳細に示されている。回路500は、種々の表示フォーマットを実現するため必要とされる垂直オーバースキャンの所望量に従ってラスタの垂直サイズを調整するため設けられている。図示されているように、定電流源502は、垂直ランプキャパシタ504を変える一定電流IRAMPを発生する。トランジスタ506は垂直ランプキャパシタと並列に結合され、垂直リセット信号に応じて周期的にキャパシタを放電させる。全く調整が行なわれない場合、電流IRAMPはラスタの利用可能な最大の垂直サイズを提供する。このサイズは、拡大された4×3形フォーマットの表示比の信号源によってワイドスクリーンのディスプレイを埋めるのに必要とされる垂直オーバースキャンの大きさに一致する可能性がある。より小さい垂直ラスタサイズが必要とされる範囲に対し、調整可能な電流源508は、IRAMPから可変性の量の電流IADJを分流するので、垂直ランプキャパシタ504は一層緩やかに一層小さいピーク値に充電される。可変電流源508は、垂直サイズ調整信号に応答する。この信号はアナログ形式で与えられ、図9に示された垂直サイズ制御回路1030によって発生され、これにより、垂直サイズは、あるサイズから別のサイズに急に切り換えられるのではなく、連続的な範囲に亘り自動的に調整される。垂直サイズ調整装置500は、ポテンショメータ又はバックパネル調整ノブによって実装され得る手動垂直サイズ調整装置510とは別個のものである。何れの場合でも、垂直偏向コイル512は、適当な大きさの駆動電流を受ける。水平偏向調整も同様に設けられる。水平サイズは、位相調整回路518と、左−右のピン補正回路514と、2fH位相ロックドループ520と、水平出力回路516によって変えられる。
RGBインタフェース回路60は図2に概略的に示されている。最終的に表示されるべき信号は、1fHから2fHへの変換器40と、外部RGB入力との間で選択される。以下のワイドスクリーンテレビジョンの説明のため、外部RGB入力は幅広いフォーマットの表示比の徐々に走査される供給源であると仮定する。複合ブランキング信号は、映像信号入力部20から得ることができる。外部RGB信号の外部2fH複合同期信号は、ワイドスクリーンプロセッサ30に結合された外部同期信号検出信号を発生するため結合されている。内部又は外部同期の選択は、WSP μP309によって生成され、INT/EXTラインを介してRGBインタフェースに通知される。内部又は外部映像源の選択はユーザの自由である。しかし、ユーザが実際には動作していない外部RGB源を不注意に選択した場合、オーバライド制御信号によってその外部RGB源の選択が阻止される。RGBインタフェース60は、WSP μP309から色調及び色制御信号を受ける。
ワイドスクリーンテレビジョンは、ユーザの選択し得る範囲としてオーバースキャンの量を選択することにより、フォーマット比を調整すると共に映像信号を拡大又は縮小するよう配置することが可能である。同様に、映像解像度の調整を必要とするピクチャーインピクチャー効果のような特別の効果が実現される。ピクチャーインピクチャープロセッサには、所望の効果を得るため対応する偏向調整と共に実現される解像度への調整のため、アナログ−ディジタル変換手段と、タイミング及び制御回路と、ディジタル−アナログ変換部とが含まれる。
周知のピクチャーインピクチャープロセッサは、インディアナ州、インディアナポリス市のトムソン コンシューマ エレクトロニクス社(Thomson Consumer Electronics,Inc.)から入手可能なCTC140ピクチャーインピクチャー(CPIP)技術教育マニュアルという題名の出版物に記載されたトムソン コンシューマ エレクトロニクス社によって開発されたCPIPチップである。単一画像モード、又は、ピクチャーインピクチャーモードにおいて、ユーザは表示された複数の画像の相対的なサイズ変更、例えば、単一の画像の中の選択された部分に、例えば段階的にズームインすることが可能になる。ズームモードにおいて、ユーザは画像全体を探索又はパンさせると共に、固定フレーム(静止画像)フォーマット等で小さい、大きい、又は、拡大された画像を表示することが可能である。
ピクチャーインピクチャープロセッサは、複数の選択可能な表示モードの中の一つで映像データを非対称的に圧縮することが可能である。ある動作モードにおいて、例えば、画像は水平方向に4:1に圧縮され、垂直方向に3:1に圧縮される。非対称的な圧縮は、勿論、映像RAMに記憶されるようなアスペクト比の歪みのある画像を生成する。しかし、かかる画像が、例えば、チャンネル走査モードで通常とおり読み出される場合、16×9形フォーマットの表示比のスクリーンに対し上記画像は正確に現われる。画像はスクリーン内の必要とされる領域を占め、アスペクト比の歪みはない。ピクチャーインピクチャープロセッサによる対称的な圧縮は、外部の高速化回路を用いることなく、16×9形スクリーンに特定の表示フォーマットを生成することが可能である。
偏向回路と、主及び補助(例えば、PIP)信号に関連する解像度の調整を含む拡大と圧縮に関し、ゲートアレイ300内の主信号路304と、補助信号路306と、出力信号路312が図3にブロック図の形で示されている。ゲートアレイは、クロック/シンク回路320と、WSP μPデコーダ310とを更に有する。WSP DATAと呼ばれるWSP μPデコーダ310のデータ及びアドレス出力ラインは、ピクチャーインピクチャープロセッサ及び解像度処理回路と共に、上記の主要な回路及び路の各々に供給される。図2に示した例において、PIP301と、他の素子は、ワイドスクリーンプロセッサ30のゲートアレイ300とは別個に示されている。ゲートアレイに付加的な機能を組み込むこと、或いは、ゲートアレイとは別の回路によって実行されるべき機能を除去することは容易に行なえるので、ある回路がゲートアレイの一部として定められるか、又は、定められないかは、殆どの場合、本発明の配置の説明を容易にするための便宜上の問題であることが認められるであろう。
ゲートアレイは、種々の画像の表示フォーマットを実現するため要求があれば要求に応じて主映像チャンネルの映像データを拡大、縮小、及び、切り取る機能を担う。図3を参照するに、輝度成分Y_MNは、輝度成分の補間の特性に依存した時間の長さの間、先入れ先出し(FIFO)ラインメモリ356に記憶される。合成された輝度成分U/V_MNはFIFO358に記憶される。補助信号の輝度及び色成分Y_PIP、U_PIP、V_PIPはデマルチプレクサ355によって発生される。輝度成分は、上記の如く所望に応じて、回路357において解像度処理を受け、出力として信号Y_AUXを発生する補間器359により必要に応じて拡大される。
補助的な表示が主信号の表示と同様の大きさである場合がある。ピクチャーインピクチャープロセッサと映像RAM350に関連するメモリの制限によって、大きい表示領域を埋めるには不十分な数のデータ点又は画素しか得られない可能性がある。このような状況において、画素を補助映像信号に復元するため、即ち、データ圧縮又は削減の間に失われた画素を挿入するため、解像度処理回路357を使用することが可能である。挿入された画素は、繰り返されてもよく、又は、数個の周辺の画素の値によって定めてもよい。ディザリング/デディザリング配置を実装してもよい。
補助チャンネルは640fHのレートでサンプリングされ、主チャンネルは1024fHのレートでサンプリングされる。補助チャンネルFIFO354は、補助チャンネルサンプルレートから主チャンネルクロックレートにデータを変換する。この過程において、映像信号は、
Figure 0003594596
の圧縮を受ける。これは、補助チャンネル信号を正確に表示するため必要とされる圧縮4/3よりも大きい。従って、補助チャンネルは、4×3形の小さい画像を正確に表示するため補間器359により拡大されることが必要である。補間器359は、それ自体がWSP μP340に応答する補間器制御回路371により制御される。必要とされる補間器の拡大量は5/6である。拡大倍率Xは以下の式によって定められる:
Figure 0003594596
色成分U_PIP及びV_PIPは、出力としてU_AUX及びV_AUXを発生する回路367によって輝度成分の補間の特性に依存する時間の長さで遅延させられる。主及び補助信号のY、U及びV成分の夫々は、FIFO354、356及び358の読み出しイネーブル信号を制御することによって出力信号路312内のマルチプレクサ315、317及び319において夫々結合される。マルチプレクサ315、317及び319は、出力マルチプレクサ制御回路321に応答する。出力マルチプレクサ制御回路321は、ピクチャーインピクチャープロセッサ及びWSP μP340からのクロック信号と、ライン開始信号と、水平ラインカウンタ信号と、垂直ブランキングリセット信号と、第1のスイッチの出力とに応答する。多重化された輝度及び色成分Y_MX、U_MX及びV_MXは、夫々、ローパスフィルタが夫々後に接続されたディジタル/アナログ変換器360、362及び364に変換される。ピクチャーインピクチャープロセッサと、ゲートアレイと、データ削減回路の種々の機能は、WSP μPによって制御される。WSP μPは、シリアルバスによってそこに接続されたTV μP216に応答する。シリアルバスは、図示されるように、データ、クロック信号、イネーブル信号、及び、リセット信号を有する4線式バスである。WSP μPは、WSP μPデコーダ310を介してゲートアレイの種々の回路と通信する。
場合によっては、表示された影像アスペクト比の歪みを防止するため4×3形NTSC方式の映像を4/3の倍率で圧縮する必要がある。別の例では、映像は、通常垂直方向のズーミングを伴う水平方向のズーミング動作を実行するため拡大してもよい。圧縮を4/3未満に減少させることによって最大で33%までの水平方向のズーム動作を行なうことが可能である。S−VHS方式のフォーマットに対し最大で5.5MHzまでの輝度映像のバンド幅は、1024fHのクロックに対し8MHzであるナイキストのフォールドオーバー周波数の殆どの部分を占めるので、新しい画素位置に入力する映像を再計算するためサンプル補間が使用される。
図3に示す如く、輝度データY_MNは、映像の圧縮又は拡大に基づいてサンプル値を再計算する主信号路304の補間器337を介して送られる。スイッチ又はルート選択器323及び331の機能は、FIFO356と補間器337の相対的な位置に関して主信号路304のトポロジーを反転させることである。特に、上記スイッチは、画像の圧縮の場合に必要とされるように補間器337がFIFO356の前にあるか、或いは、画像の拡大の場合に必要とされるようにFIFO356が補間器337の前にあるかどうかを選択する。スイッチ323及び331は、それ自体がWSP μPに応答するルート制御回路335に応答する。補助映像信号は、映像RAMに記憶するため圧縮され、圧縮は実際的な目的のためにだけに必要とされる。従って、補助信号路には同等のスイッチは必要ではない。
FIFOを用いて映像圧縮を実現するため、例えば、4サンプル毎に、FIFO356への書込みを禁止してもよい。これは、4/3の圧縮を構成する。FIFOから読み出されたデータが激しく変化することなく滑らかであるように、FIFOに書き込まれている輝度信号のサンプルを再計算するのは補間器337の機能である。拡大は圧縮とは全く逆の方法で実行することが可能である。圧縮の場合、書込みイネーブル信号は禁止パルスの形で付随したクロックゲート情報を有する。データを拡大するため、クロックゲート情報は、読み出しイネーブル信号に印加される。これにより、データは、恰もFIFO356から読み出されたかのように途切れる。この例の場合、激しい変化を伴うサンプリングされたデータを滑らかにする再計算は、この処理中、FIFO336の後に接続される補間器337の機能である。拡大の場合に、データは、FIFO356から読み出され、補間器337にクロックで入力される間、途切れることが必要である。これは、データが補間器337の中を連続的にクロックで入力される圧縮の場合とは違いがある。圧縮と拡大のいずれの場合でも、クロックゲート動作は同期的な方法で容易に実現することが可能であり、即ち、システムクロック1024fHの立ち上がりエッジに基づいて事象を発生させ得る。
補助信号の補間は補助信号路306において行なわれる。PIP回路301は、入力する映像データを記憶するため映像RAM内の6ビットのY、U、V、8:1:1のフィールドメモリを操作する。この映像RAMの出力は、図3に示された4ビットから8ビットへの変換器352に結合される。映像RAMは、複数のメモリ格納場所に映像データの二つのフィールドを保有する。各メモリ格納場所には、8ビットのデータが保持されている。8ビットの格納場所の各々には、(640fHでサンプリングされた)6ビットのY(ルミナンス)サンプルと、別の2ビットがある。上記別の2ビットは、(低い方の80fHのレートでサンプリングされた)U又はVサンプルに一部を保持するために使用することが可能である。この代わりに、又は、これに加えて、上記ビットは映像RAMに書き込まれたフィールドのタイプを示すために使用してもよい。映像RAMには二つのデータフィールドが記憶され、表示周期中に全ての映像RAMが読まれるので、デイスプレイの走査中に両方のフィールドが読まれる。かくして、PIP回路301は、どちらのフィールドが表示するために読み出されるかを定める。PIP回路は、モーションティア問題(motion tear problem)を解決するため、書き込まれているフィールドのタイプとは反対のフィールドのタイプを常に読む。読まれているフィールドのタイプが表示されているフィールドのタイプとは反対のタイプである場合、映像RAMに記憶された偶数フィールドは、フィールドがメモリから読み出される際に、フィールドの先頭のラインを除去することにより反転される。これにより、モーションティアを伴わない正確なインタレースを維持する小さい画像が得られる。
クロック/シンク回路320は、FIFO354、356及び358を動作するのに必要とされる読み出し、書込み、及び、イネーブル信号を発生する。主及び補助チャンネルのFIFOは、次の表示に必要とされる映像ラインの各々の部分に対しデータの記憶装置への書込みを作動可能状態にする。データは、主又は補助チャンネルの一方から選択的に書き込まれるが、各供給源からのデータをディスプレイの同一の一つ又は複数の映像ラインに表示するために必要とされるような両方からの書き込みはない。補助チャンネルのFIFO354は、補助映像信号と同期して書き込まれるが、主映像信号と同期してメモリから読み出される。主映像信号の成分は、主映像信号と同期してFIFO356及び358に読み込まれ、主映像と同期してメモリから読み出される。読み出し機能が、主チャンネルと補助チャンネルの間で後向き及び前向きに切り換えられる回数は、格別に選択された特有の効果の関数である。
切り取られた横並びの画像のような種々の特有の効果は、ラインメモリFIFOに対し読み出し及び書込みイネーブル信号を操作することにより生成される。例えば、切り取られた画像が横並びに表示される場合、補助チャンネルの書込みイネーブル制御信号FIFO354は、切り取りを実行するためディスプレイの有効なライン周期の一部分に対し有効である。
FIFOの各々において、映像データは時間的に特定の点で読み出されるよう緩衝される。各FIFOからデータを読み出し得る時間の有効な範囲は、選択された表示フォーマットにより定められる。横並びの切り取りモードにおいて、主チャンネルの映像は、デイスプレイの左側半分に表示することが可能であり、補助チャンネルの映像は右側半分に表示することができる。波形の中の任意の映像部分は、主チャンネルと補助チャンネルに対し異なる。従って、主チャンネルFIFOの読み出しイネーブル制御信号は、有効な映像の開始と共に始まり、(直後に映像バックポーチ(video back porch)が続く)ディスプレイの表示の有効なライン周期の50%の間で有効である。補助読み出しイネーブル制御信号は、主チャンネルのイネーブル信号の立ち下がりエッジと共に始まり主チャンネルの映像フロントポーチ(video front porch)で終わるディスプレイの有効なライン周期のもう一方の50%の間、有効である。書込みイネーブル制御信号は、好ましくは、夫々のFIFO入力データ(主又は補助)と同期し、一方、読み出しイネーブル制御信号は、主チャンネルの映像と同期する。
例えば、16×9形のような幅の広いフォーマットの表示比のディスプレイに二つの信号を横並びで表示することは、別の例である。殆どのNTSC信号は、12×9に対応する4×3形のフォーマットに表わされる。二つの4×3形フォーマットの表示比のNTSC方式の画像を同一の16×9形フォーマットの表示比のディスプレイに表示することが可能である。画像の33%を切り取り、又は、圧縮する。ユーザが、必然的な画像の損失又はアスペクト比の歪みのため、この程度の切り取り又は圧縮を許容できない場合、切り取りと歪みの割合の小さい組み合わせは許容し得る場合がある。スイッチ入力及び/又はプログラミングにより選択されるようなユーザの好みに依存して、画像の切り取りとアスペクト比の歪みの割合は、両方の組み合わせに関し所望の結果が得られるよう0%と33%の限界の範囲内のいずれかに設定することが可能である。例えば、二つの横並びの画像は、16.7%の圧縮と、16.7%の切り取りとして表わすことが可能であり、これにより、夫々の悪影響は最小限に抑えられる。
16×9形フォーマットの表示比のディスプレイの水平方向の表示時間は、4×3形フォーマットの表示比のディスプレイと同じである。その理由は、双方共に62.5マイクロ秒の公称的なライン長を有するからである。NTSC方式の映像信号は、歪みのない正確なアスペクト比を維持するため4/3の倍率で高速化する必要がある。倍率4/3は二つの表示フォーマットの比として計算することができる:
Figure 0003594596
映像信号を高速化するため本発明の面に従って可変性の補間が利用される。従来、入力と出力で異なるクロックレートを有するFIFOが同様の機能を実行するため使用されている。比較として、二つのNTSC方式の4×3形フォーマットの表示比の信号が1台の4×3形フォーマットの表示比のディスプレイに表示される場合、各画像は、その50%が歪められ、又は、切り取られ、或いは、それらが組み合わされる必要がある。ワイドスクリーンの応用に必要とされる高速化と匹敵する高速化は必要ではない。
一般的に、映像表示及び偏向装置は主映像信号に同期させられる。主映像信号は、ワイドスクリーンのディスプレイを埋めるため、上記の如く、高速化する必要がある。補助映像信号は、最初の映像信号及び映像表示と垂直方向に同期させる必要がある。補助映像信号は、フィールドメモリ内のフィールド周期の一部分で遅延させることが可能であり、次いで、ラインメモリ内で拡大される。補助映像データの主映像データとの同期は、フィールドメモリとしての映像RAM350と、信号を拡大するための先入れ先出し(FIFO)ラインメモリ装置354を利用することにより実現される。
しかし、読み出し及び書込みクロックの非同期的な特性は、読み出し/書込みポインタの衝突を回避する処置が施されることを必要とする。読み出し/書込みポインタの衝突は、新しいデータがFIFOに書き込まれる機会が得られる前に古いデータがFIFOから読み出されるときに生じる。読み出し/書込みポインタの衝突は、古いデータがFIFOから読み出される機会が得られる前に新しいデータがメモリを書き換える場合にも生じる。FIFOのサイズは、読み出し/書込みポインタの衝突を回避するため必要であると合理的に考えられる最小のライン記憶容量に関連している。
ピクチャーインピクチャープロセッサは、補助映像データが入力する補助映像信号の水平同期成分にロックされた640fHのクロックでサンプリングされるように動作する。この動作により、直交的にサンプリングされたデータを映像RAMに記憶することが可能になる。データは同じ640fHのレートで映像RAMから読み出される必要がある。データは、主及び補助映像源の一般的に非同期的な特性のため、変更なしに映像RAMから直交的に表示することはできない。補助信号を主信号に容易に同期させるため、独立した書込み及び読み出しポートのクロックを有するラインメモリが映像RAMの後の補助信号路に設けられる。
補助チャンネルFIFOからのデータの読み出し及び書込みは非同期的であり、読み出しクロックレートは書込みクロックレートよりもかなり高速であるので、読み出し/書込みポインタが衝突する可能性がある。読み出し/書込みポインタの衝突は、既に読み出された古いデータが新たに書き込まれたデータによって置き換えられる前に、読み出しイネーブル信号が受信されたときに生じる。インターレースの完全性も維持する必要がある。補助チャンネルFIFOにおける読み出し/書込みポインタの衝突を回避するため、最初の例では十分大きいメモリを選択する必要がある。
幅の広いフォーマットの表示比のテレビジョンの特有の利点は、たとえ、付加的な垂直解像度を得るため信号を補間する必要があるとしても、幅の広いフォーマットの表示比のディスプレイのスクリーンを埋めるためかなり標準的な16×9形レターボックス信号を含む種々のアスペクト比の信号を拡大し得ることである。本発明の一面によれば、別のアスペクト比に従って処理された信号に搬送されたあるアスペクト比の表示を表わす有効ではない映像領域を自動的に検出するため、自動及び連続的な可変回路が設けられている。例えば、本発明の装置は、より狭い(例えば、4×3)比で表示するため伝送又は読み出された信号の幅の広い(例えば、16×9)比を有するレターボックスの上部及び下部に有効ではない映像領域が現われるのを検出し、上記の如く、ユーザの好みに応じて利用可能な表示領域の全体を使用するため、一層幅の広いフォーマットの表示比のレターボックス表示(例えば、16×9)を含むより幅の狭い表示比の信号(例えば、4×3)を自動的に拡大するよう動作可能である。同様に、水平方向の拡大は、幅の広いディスプレイの利用が可能であり、そこにより幅の狭い信号を表示する必要がある場合と同じ方法で行なわれる。拡大は、上記本発明の回路を使用して、拡大、圧縮、又は、切り取りの上記選択の範囲から何れか又は全部を使用することにより実現することが可能である。以下に、図5乃至9と共に、その例に限定されることのないかなり標準的な4×3形及び16×9形のアスペクト比を使用して自動レターボックス検出器をより詳細に説明する。
(例えば、16×9形の有効な領域と、使用されない上部と下部の帯を有する4×3形の信号のような)レターボックス信号の垂直方向の高さを増加するため、表示映像の垂直走査レートは、画像の上部及び下部の黒色又はマットの領域が除去され或いは少なくとも実質的に縮小されるよう増加される。自動レターボックス検出器は、映像信号が一般的に図5に示された形の信号に一致するという仮定に基づいている。領域A及びCは、有効な映像、又は、少なくとも所定のルマ閾値よりも小さい映像ルマレベルはなく、例えば、黒色又は灰色の信号、或いは、変わらない色の着色マットである可能性がある。領域Bは、有効な映像、又は、少なくとも所定のルマ閾値よりも高く、一般的に輝度、色飽和度及び/又は色相において実質的に変化する映像ルマレベルを有する。領域A、B及びCの夫々の時間間隔は、例えば、16×9から21×9の範囲で変化するレターボックス形フォーマットの関数である。レターボックス検出器は、領域A及び/又はCに対しルマレベルを調べる。有効な映像、又は、少なくとも最小のルマレベルが領域A及び/又はCで検出された場合、レターボックス検出器は出力信号、例えば、通常の4×3形フォーマットの表示比のNTSC方式信号源を示す論理的0を発生する。しかし、領域Bで映像が検出され、領域A及びCで検出されない場合、映像はレターボックス形信号源であると想定される。この場合、出力信号は、論理的1である。
検出器の動作は図6に概略的に示されるようにヒステリシスにより改良することが可能である。特定の有効なアスペクト比のレターボックスが検出された場合、レターボックス信号以外の信号の最小限の数の順次のフィールド、又は、異なるアスペクト比のレターボックスが、新しいアスペクト比の信号に必要とされる表示に変更される前に必要とされる。最小限の数のフィールドは、ディスプレイを幅のより広い、又は、より狭いスクリーンモードに切り換える前に必要とされる。
上記手法を実現する回路は図7に示されている。回路1000は、ラインカウンタ1004と、フィールドカウンタ1006、検出回路1002とからなり、上記アルゴリズムは映像信号を解析するため実行される。簡単に述べると、上記回路は、有効な映像の最初及び最後のラインを検出することによりシーンの高さを定め、検出された変動を考慮して、切り取り、圧縮、拡大に対するユーザが選択した選択肢を実行するため動作可能である。対象物を利用可能な垂直方向の高さの全体に拡大する必要がある場合を想定し、最初及び最後ライン番号が判定され、両者の平均は中央のライン番号を定める。次いで、レターボックス検出器は、スクリーンの利用可能な領域全体の垂直方向の中央に中央のラインを置く契機を発し、最初及び最後のラインを最上部及び最下部(又は、ユーザの他の選択場所)に置くため画像を垂直方向に直線的に拡大する。拡大の内容は有効な映像領域によって定められ、例えば、4×3と16×9の間で簡単には切り換えられないが、本装置はあらゆる表示比に適合する。
レターボックス検出器は、多数のフィールドフレームに対し1フレーム当たり1回だけ最初及び最後のラインカウントを更新するため配置することが可能である。更新の内容は、緩やかに、即ち、数フレームに亘ってディスプレイを新しいアスペクト比に拡大又は縮小し、繰り返し的な小さい変動又はノイズによって誘起される変動に起因するジッターを防止するため、フィルタリングによって制限される。このフィルタリングを実行するため、本装置は、全ての応答が行なわれる前に変化の閾値を越える変化を必要とする場合がある。本方式は、A及びCのレターボックスの領域内の有効な映像だけを探すので、両端に平坦な(かなりの空白)フィールドを有するシーンの影響を受けない。
最大の占有、又は、最大の垂直方向の占有の基準の一方に従う最大のズームで第1の動作モードを実現する本発明の配置を説明するフローチャートを図10に示す。左右の側部の帯で有効な映像を検出することが可能ではあるが、図示した実施例における検出は、有効ではない映像が存在する可能性のある上方及び下方の領域に制限されている。最初及び最後のライン番号を用いて拡大、圧縮及び切り取りパラメータを選択することにより、本発明の幾つかの利点が得られる。本装置によれば、最初に画像にズームインする際に最適なレベルを通過してズームする場合、順次のフィールドを評価されるときにそれ自体が適当に修正される。字幕、暴風雨警報、又は、同様の補完的な情報が境界の領域に現われるとき、これらは、有効な映像ラインとして検出され、ズームの量が減少した第2の動作モードで表示されるよう画像が調整される。補完的な情報が消失した場合、第1の動作モードを自動的又は手動的にもう一度実行することが可能である。補完的な情報のある場合と無い場合の有効な映像の上方及び下方の境界が図11の(a)に示されている。検出され、表示された最初及び最後の映像ラインも示されている。図11の(b)に示す如く、本装置は、最初、いずれかの埋めるための基準に従って、映像でスクリーンを埋めるためズームインする。次いで、補完的な情報が検出された場合、これを表示するため、画像は必要な限りズームアウトされる。補完的な情報が所定の時間間隔、例えば、10秒間に亘りそれ以上検出されない場合、ズームイン動作モードをもう一度実行することができる。検出された映像の最後のラインが表示された映像の最後のラインよりも小さい場合(図11の(b)に示す如く)、検出された映像の最初のラインが表示された映像の最初のラインよりも大きい場合、或いは、上記両方の場合に、再実行が行なわれる可能性がある。
検出された最初及び最後のラインは、最小/最大の許容値と比較され、最初及び最後のラインの検出された値が許容範囲を逸脱する場合に元のアスペクト比が維持される。これにより、空白のシーンのような事象に対する応答は回避される。本装置の作動後の最初のフレームに対し、初期に検出された最初及び最後のライン番号がフィルタリングされることなく単にロードされ、次いで、必要に応じてフィルタリングを適用して調整される。
有効な映像のラインを判定するため映像フィールド内の各フィールドに対し二つの勾配が計算される。2個の勾配を計算するため4個の値:現在のラインの最大及び最小の値と、前のラインの最大及び最小の値が必要とされる。正の勾配と呼ばれる第1の勾配は、前のラインの最小の値を現在のラインの最大の値から減算することにより形成される。負の勾配と呼ばれる第2の勾配は、現在のラインの最小の値を前のラインの最大の値から減算することにより形成される。上記勾配の何れかは、シーンの内容に依存して正又は負の値を有する可能性があるが、両方の勾配が負の値を有する場合は無視して構わない。その理由は、同時に負になり得るのは一つの勾配だけであり、正の値を有する勾配の大きさは負の値を有する勾配の大きさ以上だからである。これにより、勾配の絶対値を計算する必要性を除去することによって回路が簡単化される。いずれかの閾値がプログラム可能な閾値を越える正の値を有する場合、映像は現在のライン又は前のラインのいずれかに存在することが想定される。これらの値は、有効な映像の最初及び最後のラインを判定し、これにより、信号の有効な領域の特定のアスペクト比を定めるためマイクロプロセッサで使用することが可能である。上記判定により、映像源がレターボックス形フォーマットであるかどうかが定められ、要求に応じて表示された信号を変換するため必要とされる偏向回路と解像度回路に対する変化の内容の異なる計算が可能になる。上記の如く、信号が晒される切り取り又は歪み、或いは、その両方の内容を考慮するユーザの選択によって変換を部分的に定めることが可能である。
上記レターボックスの認定又は検出法を実施する回路1010は、図8にブロック図の形で示されている。回路1010は、ルマ入力フィルタと、ラインmax(最大値)検出器1020と、ラインmin(最小値)検出器1022と、出力部1024とからなる。ルマ入力フィルタは、FIR(有限インパルス応答)段1012及び1014と、加算器1016及び1018とからなる。レターボックス検出回路1010は、ワイドスクリーンプロセッサからのディジタルルマデータY_INに作用する。入力フィルタは、ノイズ性能を改善し、検出の信頼性を高めるため利用される。フィルタは、本質的に縦続された2段のFIR段からなり、以下の伝達関数を有する:
Figure 0003594596
各段の出力は直流利得1を維持するため(2で除算された)8ビットに丸められている。
ライン最大値検出器1020は、2台のレジスタを有する。第1のレジスタは、ライン周期内の現在の点で最大画素値(max pix)を有する。最大画素値は、SOL(ラインの開始)と呼ばれる1クロック幅のパルスによってライン周期毎に最初に値80hに初期化される。値80hは、2の補数形式の8ビット数の最も小さい値を表わしている(最上位ビットは符号である)。上記回路は、有効な映像ラインの略70%の大きさになるLTRBX ENと呼ばれる信号によって作動可能状態になる。第2のレジスタは、前のライン全体に対する最大画素値(max line)を含み(最大ラインレジスタ)、ライン周期当たり1回更新される。入力するルマデータY_INは、最大画素値レジスタに記憶された現在の最大画素値と比較される。ルマデータがレジスタの値を越える場合、最大画素値レジスタは次のクロックサイクルで更新される。映像ラインの最後で、最大画素値には、作動可能状態にされたラインの全体の部分に亘る最大値が含まれている。次の映像ラインの先頭で、最大画素値レジスタの値は、前のライン全体に対する最大画素値レジスタにロードされ、最大画素値レジスタには80hが再びロードされる。
ライン最小値検出器1022は、最小ラインレジスタ(min line)が前のラインに対する最小画素値を含む点を除いて同じ方法で動作する。最小画素値は、2つの補数形式の8ビット数の最も大きい画素値を表わす値7Fhに初期化される。
出力部1024は、最大ラインレジスタ値と最小ラインレジスタ値を受け、1ライン当たり1回更新される8ビットラッチにそれらを記憶する。2個の勾配、即ち、正の勾配と負の勾配が計算される。かかる勾配の何れか一方が正であり、かつ、プログラム可能な閾値よりも大きいフィールド内の最初のラインで、最初のラインのレジスタに現在のラインのカウント値をロードさせるイネーブル信号が発生される。勾配の何れか一方が正であり、かつ、プログラム可能な閾値よりも大きい全てのラインで、最後のラインのレジスタに現在のラインのカウント値をロードさせる別のイネーブル信号が発生させる。上記方法により、最後のラインのレジスタは、閾値を越えたフィールド内の最後のラインを含む。上記イネーブル信号は何れも、各フィールドのライン24と250の間だけで発生させることが許される。これにより、公開されない字幕情報及びVCRヘッドの切り換え過渡現象に基づく誤った検出は防止される。各フィールドの先頭で、回路は再び開始され、最初のライン及び最後のラインのレジスタの値は、夫々のレターボックス終端レジスタにロードされる。LTRBX_REG及びLTRBX_END信号は、レターボックス信号の先頭及び終端の夫々に印を付ける。
図9は、垂直サイズ制御回路1030の一部として自動レターボックス検出器を示す図である。垂直サイズ制御回路は、レターボックス検出器1032と、垂直表示制御回路1032と、3ステート出力装置1034とからなる。本発明の配置によれば、自動レターボックス検出回路は、要求に応じて垂直方向のズーム又は拡大を自動的に実装し、例えば、16×9形フォーマットの表示比のレターボックス表示を含む4×3形フォーマットの表示比の信号を拡大し、或いは、検出に応じて他のフォーマット表示比の信号を拡大することが可能である。出力信号VERTICAL SIZE ADJが有効になるとき、垂直偏向の高さは、典型的には垂直方向の全高である所望の垂直方向の高さをとるために必要とされる比で拡大される。これにより、4×3形信号のレターボックス部の中の16×9形の有効な映像部は、例えば、影像アスペクト比の歪みを伴うことなく、16×9形の幅の広いスクリーンを埋めることが可能になる。ディスプレイのスクリーン、又は、夫々のフォーマット比が別の特定の値を有する限り、ユーザの選択によって、望み通りにシーンを表示するため切り取り又は歪みの詳細を決めることが可能である。
自動レターボックス検出器は、有効な映像ラインの検出に完全に依存してもよく、或いは、信号をレターボックスのフォーマットとして認定するレターボックス信号源によって搬送されたコード語又は信号をデコードする回路を更に有する場合がある。これにより、本装置は、標準的ではないサイズを訂正する能力を維持すると共に標準化されたレターボックスのフォーマットに厳密に応答し得るようになる。
上記装置は、多数の供給源又は変形された(切り取られ、拡大され、等々)信号表示の非常に多数の他の形を表示することができる。WSP μP309のプログラミングには、多数の予め設定されたデフォールトの配置が含まれ、本装置は信号の合成、又は、上記方法で変形された信号を表示する。上記の形に代えて、或いは、付け加えて、例えば、個々の表示用の供給源の選択に関して説明したように、ユーザはスクリーン上のプログラミング法等を用いて選択的に表示をフォーマットすることが可能である。多数の供給源の何れか又は全ては、表示又は複合的な多数の供給源の表示においてその供給源に充てられた領域と同一のアスペクト比の有効な映像を含まない(レターボックスフォーマットを含む)特定のアスペクト比で提供されうる。WSP μP309は、夫々の供給源に対し所望の表示を得るため同質の拡大、圧縮、又は他の変形を提供するよう整備することが可能である。これは、有効な映像のラインを供給源毎に検出し、表示領域に有効な映像を適応的に置くために必要とされる表示位置に置くことだけを必要とする。

Claims (4)

  1. 第1のフォーマットの表示比を有する映像表示手段と、
    第2のフォーマットの表示比を有する入力映像信号に応答し、第3のフォーマットの表示比を有する画像が有効な映像部分によって表され、上記画像の境界を定める上方領域及び下方領域が実質的に有効ではない部分によって表されているレターボックスフォーマットが上記入力映像信号に含まれているときを識別する自動修正型の手段と、
    上記レターボックスのフォーマットが識別されたとき、上記第3のフォーマットの表示比を連続的に判定する手段と、
    上記レターボックスのフォーマットが識別されたとき、 上記第1のフォーマットの表示比及び上記第3のフォー マットの表示比に関連付けられた倍率で上記画像を寸法 的に拡大する手段と、
    を含み、
    上記倍率は上記第3のフォーマットの表示比の変化が判 定されたときに自動的に変更される倍率であり、
    上記画像を寸法的に拡大する手段は、上記画像に切り取りが生じるとしても、上記映像表示手段を実質的に完全に埋めるため上記画像を寸法的に拡大する第1の動作モード、及び、上記映像表示手段に使用されない部分が生じるとしても、上記映像表示手段を垂直方向で実質的に完全に埋めるため上記画像を寸法的に拡大する第2の動作モードを有し
    上記レターボックスのフォーマットが識別されたとき、上記第1の動作モードと上記第2の動作モードの中の一方を選択する手段が更に設けられている、
    映像表示制御装置。
  2. 第1のフォーマットの表示比を有する映像表示手段と、
    第2のフォーマットの表示比を有する入力映像信号に応答し、第3のフォーマットの表示比を有する画像が有効な映像部分によって表され、上記画像の境界を定める上方領域及び下方領域が実質的に有効ではない部分によって表されているレターボックスフォーマットが上記入力映像信号に含まれているときを識別する自動修正型の手段と、
    上記レターボックスのフォーマットが識別されたとき、上記第3のフォーマットの表示比を連続的に判定する手段と、
    上記画像の両端に水平方向の切り取りが生じるとしても、上記映像表示手段が実質的に完全に埋められるように、上記レターボックスのフォーマットが識別されたとき、上記第1のフォーマットの表示比及び上記第3のフォーマットの表示比に関連付けられた倍率で上記画像を寸法的に拡大する手段と、
    を含み、
    上記倍率は上記第3のフォーマットの表示比の変化が判 定されたときに自動的に変更される倍率である、
    映像表示制御装置。
  3. 第1のフォーマットの表示比を有する映像表示手段と、
    第2のフォーマットの表示比を有する映像信号に応答し、第3のフォーマットの表示比を有する画像が有効な映像部分によって表され、上記画像の境界を定める上方領域及び下方領域が実質的に有効ではない部分によって表されているレターボックスフォーマットが上記映像信号に含まれているときを識別する手段と、
    上記レターボックスのフォーマットが識別されたとき、上記第3のフォーマットの表示比を判定する手段と、
    上記レターボックスのフォーマットが識別されたとき、上記第1のフォーマットの表示比及び第3のフォーマットの表示比に関連付けられた倍率で上記画像を寸法的に拡大する手段と、
    上記上方領域と上記下方領域の間の垂直方向の非対称性に従って、上記映像表示手段上で上記拡大された画像の垂直方向の中央配置を制御する手段と、
    を含む映像表示制御装置。
  4. 第1のフォーマットの表示比を有する映像表示手段と、
    第2のフォーマットの表示比を有する映像信号に応答し、第3のフォーマットの表示比を有する画像が有効な映像部分によって表され、上記画像の境界を定める上方領域及び下方領域が実質的に有効ではない部分によって表され、上記上方領域又は上記下方領域には補助情報が置かれることがあるレターボックスフォーマットが上記映像信号に含まれているときを識別する手段と、
    上記レターボックスのフォーマットが識別されたとき、上記補助情報が存在する場合に上記上方領域又は上記下方領域の一方の垂直方向の寸法が上記補助情報が存在しない場合の寸法よりも小さいと判定されるように、上記第3のフォーマットの表示比を判定する手段と、
    上記レターボックスのフォーマットが識別されたとき、上記補助情報が存在する場合に上記判定された上記第3のフォーマットの表示比が垂直方向に増加するように、上記第1のフォーマットの表示比及び第3のフォーマットの表示比に関連付けられた倍率で上記画像を寸法的に拡大する手段と、
    上記上方領域と上記下方領域の間の垂直方向の非対称性に従って、上記映像表示手段上で上記拡大された画像の垂直方向の中央配置を制御する手段と、
    を含み、
    上記補助情報は、上記拡大する手段の動作及び上記制御する手段の動作の後、上記映像表示手段に可視化される、
    映像表示制御装置。
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